JPH11222040A - 自動車用ドアの窓枠構造 - Google Patents

自動車用ドアの窓枠構造

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JPH11222040A
JPH11222040A JP10044522A JP4452298A JPH11222040A JP H11222040 A JPH11222040 A JP H11222040A JP 10044522 A JP10044522 A JP 10044522A JP 4452298 A JP4452298 A JP 4452298A JP H11222040 A JPH11222040 A JP H11222040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
panel
glass run
door
notch
Prior art date
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Pending
Application number
JP10044522A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kurimoto
章弘 栗本
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアの窓枠と、ガラスランを支持するリテー
ナの一部にスポット溶接ガンの嵌入を許容させる切り欠
きを形成した場合に、この切り欠きが形成されたところ
におけるガラスランの部分と、このガラスランの部分を
支持するリテーナとの間に所定の圧接力が確保されるよ
うにして、車外の水が車体の内部に浸入しないようにす
る。 【解決手段】 窓枠12のインナフレームパネル16
と、このインナフレームパネル16に対面するリテーナ
17のインナリテーナパネル21とのそれぞれの窓開口
11側の各開口縁にスポット溶接ガンの一部の嵌入を許
容させる切り欠き29,30を形成する。上記インナリ
テーナパネル21における切り欠き30の縁部30aを
上記インナリテーナパネル21の一般部32よりもドア
4の厚さ方向で上記リテーナ17の内部側に向って偏位
させ、上記縁部30aを上記リテーナ17に嵌着させた
ガラスラン18に圧接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断面形状がほぼU
字状をなしてガラスランを保持するリテーナを備えた自
動車用ドアの窓枠構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアの窓枠構造には、従来、実
開平3‐64822号公報や、本願に添付の図5、6で
示されるものがある。
【0003】上記図5、6のものにつき説明すると、図
中符号1は、自動車の車体で、矢印Frはその前方を示
している。
【0004】上記車体1の外側壁にはサイドドア装置2
が設けられている。このサイドドア装置2は上記外側壁
に形成されるドア開口3と、このドア開口3を車体1の
外側方から開閉自在に閉じるドア4とを備え、また、こ
のドア4は、その下部を構成する板金製のドア本体6
と、上記ドア4の上部を構成するドア窓7とを備えてい
る。上記ドア本体6は車幅方向(ドア4の厚さ方向)で
対面して互いに結合させられるアウタ、インナパネルを
備え、一方、上記ドア窓7は、このドア窓7の窓開口1
1の開口縁を形成する窓枠12と、上記ドア本体6に昇
降自在となるよう支持される窓ガラス13とを備え、こ
の窓ガラス13の上記昇降動作によって上記窓開口11
が開閉自在とされている。
【0005】上記窓枠12は、車幅方向で対面する板金
製のアウタ、インナフレームパネル15,16と、これ
ら両フレームパネル15,16の間に介設されこれら両
フレームパネル15,16に沿って延び断面形状が上記
窓開口11に向って開くほぼU字状をなす板金製のリテ
ーナ17と、このリテーナ17の内面に圧接してこのリ
テーナ17に嵌着される弾性でゴム製のガラスラン18
とを備えている。
【0006】上記リテーナ17は、長尺の板材をプレス
することにより成形されたもので、上記アウタフレーム
パネル15に車幅方向で対面して接合するアウタリテー
ナパネル20と、上記インナフレームパネル16に車幅
方向で対面して接合するインナリテーナパネル21と、
上記リテーナ17の断面視における上記窓開口11から
遠い側の端縁同士を一体的に結合させる連結パネル22
とを備えている。
【0007】また、上記ガラスラン18は、上記リテー
ナ17の内面に圧接するようこのリテーナ17の内部に
着脱自在に嵌入されたガラスラン本体24と、このガラ
スラン本体24に一体成形されて上記ガラスラン本体2
4の各側部に延出したアウタ部材25およびインナ部材
26とを備え、互いに接合する上記アウタフレームパネ
ル15とアウタリテーナパネル20とが上記ガラスラン
本体24とアウタ部材25との間に弾性的に挟みつけら
れ、一方、互いに接合するインナフレームパネル16と
インナリテーナパネル21とが上記ガラスラン本体24
とインナ部材26との間に弾性的に挟みつけられ、これ
によって、上記リテーナ17にガラスラン18が嵌着さ
せられている。
【0008】互いに対面して接合する上記インナフレー
ムパネル16と、上記インナリテーナパネル21の長手
方向の各一部で、それぞれの上記窓開口11側の各開口
縁にそれぞれ切り欠き29,30が形成されている。こ
れら切り欠き29,30と、車幅方向で対向する上記ア
ウタフレームパネル15とインナリテーナパネル21の
各部分は、スポット溶接ガンMを用いたスポット溶接S
により互いに結合させられ、これによって、上記窓枠1
2にリテーナ17が支持されている。また、このリテー
ナ17は、上記両フレームパネル15,16に架設され
てこれらを互いに補強させている。
【0009】上記の場合、両切り欠き29,30は、上
記スポット溶接Sをする際のスポット溶接ガンMの一部
の嵌入を許容させて、このスポット溶接ガンMによる上
記スポット溶接Sを可能とさせている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術によれば、次のような不都合が生じるおそれがあ
る。
【0011】即ち、図6において、上記切り欠き29,
30が形成されたところでは、上記リテーナ17の内部
に嵌入させられているガラスラン18の部分は、それ自
体の弾性力で上記切り欠き29,30内に入り込みがち
となり(図6中実線図示)、一方、上記切り欠き29,
30が存在しないリテーナ17の他の部分(リテーナ1
7の一般部)に嵌着されたガラスラン18の他の部分
(図6中一点鎖線図示)は、上記リテーナ17に対しそ
の車幅方向の所定位置に支持されることとなる。
【0012】よって、上記切り欠き29,30に入り込
みがちな上記ガラスラン18の部分は、上記した他の部
分の上記所定位置と比べて車幅方向で偏位しがちとな
る。そして、この偏位が生じると、その分、上記ガラス
ラン18の部分と、このガラスラン18の部分を支持す
るリテーナ17との間の互いの圧接力が小さくなって、
これら両者18,17の間を通り車外の水が車体1の内
部に浸入するおそれを生じる。
【0013】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、ドアの窓枠と、ガラスランを支持するリ
テーナの一部にスポット溶接ガンの嵌入を許容させる切
り欠きを形成した場合に、この切り欠きが形成されたと
ころにおけるガラスランの部分と、このガラスランの部
分を支持するリテーナとの間に所定の圧接力が確保され
るようにして、車外の水が車体の内部に浸入しないよう
にすることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車用ドアの窓枠構造は、窓開口11の開
口縁を形成しドア4の厚さ方向で対面するアウタ、イン
ナフレームパネル15,16と、これら両フレームパネ
ル15,16の間に介設されてこれら両フレームパネル
15,16に沿って延び断面形状が上記窓開口11に向
って開くようほぼU字状をなすリテーナ17と、このリ
テーナ17の内面に圧接してこのリテーナ17に嵌着さ
れるガラスラン18とを備え、上記インナフレームパネ
ル16と、このインナフレームパネル16に対面する上
記リテーナ17のインナリテーナパネル21とのそれぞ
れの上記窓開口11側の各開口縁にスポット溶接ガンM
の一部の嵌入を許容させる切り欠き29,30を形成し
た自動車用ドアの窓枠構造において、
【0015】上記インナリテーナパネル21における上
記切り欠き30の縁部30aを上記インナリテーナパネ
ル21の一般部32よりも上記ドア4の厚さ方向で上記
リテーナ17の内部側に向って偏位させたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1、2の実施の
形態を説明するが、これら各実施の形態は、前記従来の
技術と構成、作用において、共通点を有するため、これ
ら共通するものについては、図面に共通の符号を付して
その重複した説明を省略し、異なる点につき説明する。
【0017】(第1の実施の形態)
【0018】図1〜3、5は、本発明の第1の実施の形
態を示している。
【0019】図において、前記リテーナ17を構成する
インナリテーナパネル21における上記切り欠き30の
縁部30aは、上記切り欠き30が存在していないイン
ナリテーナパネル21の一般部32よりも車幅方向で上
記リテーナ17の内部側に向って、偏位させられてい
る。この場合、上記切り欠き30の縁部30aの偏位は
プレス成形による折り曲げで成形され、上記インナリテ
ーナパネル21の一般部32からみて、ほぼ平行移動す
るように、偏位させられている。
【0020】上記構成によれば、切り欠き29,30が
形成されたところでは、上記リテーナ17の内部に嵌入
させられているガラスラン18の部分(ガラスラン本体
24の部分)は、それ自体の弾性力で上記切り欠き2
9,30内に入り込んで、車幅方向の内方側に偏位しが
ちとなるが、上記ガラスラン18の部分の車幅方向の内
方側への偏位は、この偏位とは逆方向に向うよう上記リ
テーナ17の内部側に向って偏位させられた切り欠き3
0の縁部30aが、上記ガラスラン18の部分に圧接す
ることによって防止される。
【0021】よって、上記切り欠き30が形成されたと
ころにおけるガラスラン18の部分は、上記切り欠き3
0が存在しないインナリテーナパネル21の一般部32
におけるガラスラン18の他の部分と同じように、リテ
ーナ17の車幅方向における所定位置に支持されること
となり、このため、上記切り欠き29,30が形成され
たところにおけるガラスラン18の部分と、このガラス
ラン18の部分を支持するリテーナ17のアウタリテー
ナパネル20との間に所定の圧接力が確保されて、車外
の水が車体の内部に浸入するということが防止される。
【0022】(第2の実施の形態)
【0023】図4は、第2の実施の形態を示している。
【0024】これによれば、上記リテーナ17の断面視
で、切り欠き30の縁部30aは、インナリテーナパネ
ル21の一般部32に対し傾斜するよう折り曲げられ、
上記縁部30aの面積の小さい突出端面が上記ガラスラ
ン18のガラスラン本体24の車体1内部側の面に喰い
込むように圧接させられている。
【0025】上記構成によれば、前記第1の実施の形態
と同様の効果が生じると共に、上記リテーナ17に対す
るガラスラン18の嵌着による支持がより強固とされ
て、リテーナ17からのガラスラン18の脱落がより強
固に防止される。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、窓開口の開口縁を形成
しドアの厚さ方向で対面するアウタ、インナフレームパ
ネルと、これら両フレームパネルの間に介設されてこれ
ら両フレームパネルに沿って延び断面形状が上記窓開口
に向って開くようほぼU字状をなすリテーナと、このリ
テーナの内面に圧接してこのリテーナに嵌着されるガラ
スランとを備え、上記インナフレームパネルと、このイ
ンナフレームパネルに対面する上記リテーナのインナリ
テーナパネルとのそれぞれの上記窓開口側の各開口縁に
スポット溶接ガンの一部の嵌入を許容させる切り欠きを
形成した自動車用ドアの窓枠構造において、
【0027】上記インナリテーナパネルにおける上記切
り欠きの縁部を上記インナリテーナパネルの一般部より
も上記ドアの厚さ方向で上記リテーナの内部側に向って
偏位させてある。
【0028】このため、上記切り欠きが形成されたとこ
ろでは、上記リテーナの内部に嵌入させられているガラ
スランの部分は、それ自体の弾性力で上記切り欠き内に
入り込んで、上記ドアの内方側に偏位しがちとなるが、
上記ガラスランの部分の上記したドアの内方側への偏位
は、この偏位とは逆方向に向うよう上記リテーナの内部
側に向って偏位させられた切り欠きの縁部が、上記ガラ
スランの部分に圧接することによって防止される。
【0029】よって、上記切り欠きが形成されたところ
におけるガラスランの部分は、上記切り欠きが存在しな
いインナリテーナパネルの一般部におけるガラスランの
他の部分と同じように、リテーナの車幅方向における所
定位置に支持されることとなり、このため、上記切り欠
きが形成されたところにおけるガラスランの部分と、こ
のガラスランの部分を支持するリテーナとの間に所定の
圧接力が確保されて、車外の水が車体の内部に浸入する
ということが防止される。
【0030】即ち、スポット溶接ガンの一部を嵌入させ
て、スポット溶接を可能とさせるための切り欠きを形成
した場合でも、ドアの窓枠に十分のシール性能が確保さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、図5のA‐A線矢視断面
図である。
【図2】第1の実施の形態で、サイドドア装置の部分斜
視展開図である。
【図3】第1の実施の形態で、図5のB‐B線矢視断面
図である。
【図4】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態と、従来の技術とに共用さ
れるサイドドア装置の側面図である。
【図6】従来の技術を示し、図5のA‐A線矢視断面図
である。
【符号の説明】
1 車体 4 ドア 11 窓開口 12 窓枠 13 窓ガラス 15 アウタフレームパネル 16 インナフレームパネル 17 リテーナ 18 ガラスラン 20 アウタリテーナパネル 21 インナリテーナパネル 22 連結パネル 29,30 切り欠き 30a 縁部 32 一般部 S スポット溶接 M スポット溶接ガン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓開口の開口縁を形成しドアの厚さ方向
    で対面するアウタ、インナフレームパネルと、これら両
    フレームパネルの間に介設されてこれら両フレームパネ
    ルに沿って延び断面形状が上記窓開口に向って開くよう
    ほぼU字状をなすリテーナと、このリテーナの内面に圧
    接してこのリテーナに嵌着されるガラスランとを備え、
    上記インナフレームパネルと、このインナフレームパネ
    ルに対面する上記リテーナのインナリテーナパネルとの
    それぞれの上記窓開口側の各開口縁にスポット溶接ガン
    の一部の嵌入を許容させる切り欠きを形成した自動車用
    ドアの窓枠構造において、 上記インナリテーナパネルにおける上記切り欠きの縁部
    を上記インナリテーナパネルの一般部よりも上記ドアの
    厚さ方向で上記リテーナの内部側に向って偏位させた自
    動車用ドアの窓枠構造。
JP10044522A 1998-02-10 1998-02-10 自動車用ドアの窓枠構造 Pending JPH11222040A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051524A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Nishikawa Rubber Co Ltd ガラスラン及びその組付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051524A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Nishikawa Rubber Co Ltd ガラスラン及びその組付構造

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