JPH11222038A - ガラスラン - Google Patents

ガラスラン

Info

Publication number
JPH11222038A
JPH11222038A JP10028936A JP2893698A JPH11222038A JP H11222038 A JPH11222038 A JP H11222038A JP 10028936 A JP10028936 A JP 10028936A JP 2893698 A JP2893698 A JP 2893698A JP H11222038 A JPH11222038 A JP H11222038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass run
outer lip
lip portion
extruded
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10028936A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Toyoshima
賢之 豊嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority to JP10028936A priority Critical patent/JPH11222038A/ja
Priority to GB9902905A priority patent/GB2334064B/en
Publication of JPH11222038A publication Critical patent/JPH11222038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/70Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
    • B60J10/74Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/20Sealing arrangements characterised by the shape
    • B60J10/21Sealing arrangements characterised by the shape having corner parts or bends

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のガラスランの問題点を解消し、コンパ
クトで且つ廉価な構造で風切り音や水漏れ等のトラブル
の発生を阻止可能なガラスランを提供する。 【解決手段】 本発明のガラスランは、型成形ガラスラ
ンにおけるルーフ側のアウタリップ部の稜線に対して、
型成形ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部の稜
線と、押出成形ガラスランにおけるピラ側のアウタリッ
プ部の稜線をドアの窓ガラスに近接する方向に偏倚させ
て、所定の稜線間のズレを形成して成るので、型成形ガ
ラスランにおけるピラ側のアウタリップ部が、窓ガラス
の上昇に伴って、押出成形ガラスランにおけるピラ側の
アウタリップ部よりも小さな湾曲度合いでそのリップ部
及び稜線を前記窓ガラスの車外側表面に密着させること
を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドア窓ガ
ラス周縁を密封するためにドアパネルあるいはドアサッ
シのルーフ側及び各フロント、センタ、リアピラー側、
あるいはフロントヒンジ側に沿って配設されるガラスス
ランに関し、特に、前記ガラスランの屈曲部及びその近
傍に使用される型成形ガラスラン及び押出成形ガラスラ
ンの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記ガラスラン全体は一般に、比較的長
尺の直線部が押出成形ガラスランによって構成され、そ
の前後端部に比較的短尺の屈曲部として型成形ガラスラ
ンが接続され、対象とするドア窓ガラス周縁に適合する
ような形態に一体化されて成っている。図3は、従来の
ガラスラン10におけるル−フ側RFとフロントヒンジ側FH
間に配設され、且つ窓ガラスWGが離脱して自由状態にあ
る前記屈曲部37及びその近傍の要部を示した斜視図であ
り、図4は、前記窓ガラスWGの周縁が後述するアウタリ
ップ部22,32,32',42とインナリップ部23,33,33',43によ
って一部を除き密封状態にある前記屈曲部37及びその近
傍の要部を示した斜視図である。
【0003】図3に示した従来のガラスラン10は、ル−
フ側RFに比較的長尺で直線状の押出成形ガラスラン20
を、フロントヒンジ側FHに比較的長尺で直線状の押出成
形ガラスラン40を、更に両者間の屈曲部37に所望する角
度で屈曲する型成形ガラスラン30を夫々配置し、型成形
同時加硫接着、接着剤等によって前記各ガラスラン20,3
0,40の各端部を接続して一体化されていた。なお、前記
両押出成形ガラスラン20,40 は、配設位置によって求め
られる機能上の差異からその横断面形状においても若干
の相違があり、即ち前記ル−フ側RFの押出成形ガラスラ
ン20は横断面形状が略U字状であり、基底部21と、前記
基底部21の両側壁上端部近傍を各稜線26,29 として該基
底部21の内側に向け互いに対向して湾曲状に突出するア
ウタリップ部22及びインナリップ部23とを具備して成っ
ていた。
【0004】一方、前記フロントヒンジ側FHの押出成形
ガラスラン40は横断面形状が略U字状であり、基底部41
と、前記基底部41の両側壁上端部を各稜線46,49 として
該基底部41の内側に向け互いに対向して湾曲状に突出す
るアウタリップ部42及びインナリップ部43とを具備し、
しかも前記インナリップ部43は前記ル−フ側RFの押出成
形ガラスラン20の前記インナリップ部23と略同等の横断
面形状を有するものの、前記アウタリップ部42は車外側
の見切りリップ44の上端縁によって形成される前記稜線
46が、若干の段差を介して低位置に設定された窓ガラス
密封用の湾曲状のシールリップ45に連続して成る点で前
記ル−フ側RFの押出成形ガラスラン20と相違する。
【0005】従って、かかる横断面形状を有する前記両
押出成形ガラスラン20,40 間に接続される前記型成形ガ
ラスラン30は、共通する基底部31及びインナリップ部3
3,33'以外の横断面形状が前記屈曲部37を境にして相違
し、即ち前記ル−フ側RFのアウタリップ部32は、前記フ
ロントヒンジ側FHにおける前記押出成形ガラスラン40の
前記アウタリップ部42と同様に、車外側の見切りリップ
34の上端縁によって形成される稜線36が、若干の段差を
介して低位置に設定された窓ガラス密封用の湾曲状のシ
ールリップ35に連続して成り、しかも前記稜線36は前記
フロントヒンジ側FHのアウタリップ部42の稜線46から前
記ル−フ側RFのアウタリップ部32' の稜線36' へ連続さ
せるために徐々に車外側へ設けられていた。
【0006】以上のように構成される従来のガラスラン
10は、図4及び図4のA-A 線に沿った断面図である図5
に示したように、前記基底部21,31,41の両側壁上端部に
おいて該基底部21,31,41の内側に向けて対設した前記ア
ウタリップ部22,32,32',42と前記インナリップ部23,33,
33',43の各湾曲面先端部によって画成される間隙内に前
記窓ガラスWGを上昇させてその周縁を挿入すると、前記
窓ガラスWGの表面に接触した前記アウタリップ部22,32,
32',42と前記インナリップ部23,33,33',43の各湾曲面
は、次第にその湾曲度合いを強めながら、換言すれば、
前記各湾曲面を前記基底部21,31,41の内部に送り込みな
がら前記窓ガラスWGの表面との密着度を増して、前記窓
ガラスWGの表面に対する良好な密封性を得ようとしてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガラスラン10は、前記型成形ガラスラン30の前記屈曲部
37前後の前記アウタリップ部32' と前記見切りリップ34
との横断面形状の相違に起因する前記窓ガラスWGの表面
及び前記基底部21,31,41の内部への湾曲、倒れ込み度合
いの相違が生じた。特に、比較的曲げ剛性が高い前記見
切りリップ34は前記ル−フ側RFのアウタリップ部32' と
同程度に湾曲、倒れ込むことが難しく、その結果、図5
に示したように前記屈曲部37の近傍で最大幅を有して前
記フロントヒンジ側FHの押出成形ガラスラン40との接続
線CLに向けてその幅が漸減する略三角形状の湾曲化不足
域Gが発生し易かった。
【0008】前記窓ガラスWGの車内側を密封する前記各
インナリップ部以上に厳しい気密性及び水密性が要求さ
れる車外側に前記各アウタリップ部、特に前記フロント
ヒンジ側FH周辺の前記見切りリップ34,44 の各稜線36,4
6 と前記シールリップ35,45間に、前述したような湾曲
化不足域Gが発生すると、風切り音による騒音や水漏れ
等のトラブルを誘発させ易かった。前記湾曲化不足域G
の発生を抑制する対策として、図6に示したような丸棒
状あるいは板状の副資材37又は38を前記アウタリップ部
32の湾曲内面又は前記基底部31の裏面に付着して車外側
の剛性を高めることが試行されたが、風切り音の原因に
なる前記湾曲化不足域Gを皆無にすることは困難であ
り、前記窓ガラスWGの昇降作動の抵抗が増加するので、
前述したトラブルを解消する手段として不適当なもので
あった。また、副資材37又は38を使用することによりコ
ストアップも避けられなかった。
【0009】本発明は、従来のガラスランの問題点を解
消し、コンパクトで且つ廉価な構造で風切り音や水漏れ
等のトラブルの発生を阻止可能なガラスランを提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
自動車のドアパネル又はドアサッシのルーフ側及び各フ
ロント、センタ、リアピラー側に沿った窓ガラス周縁の
屈曲部及びその近傍に使用される型成形ガラスラン及び
押出成形ガラスランを一体的に接続して成るガラスラン
において、前記型成形ガラスランにおけるルーフ側のア
ウタリップ部の稜線に対して、前記型成形ガラスランに
おけるピラ側のアウタリップ部の稜線と、前記押出成形
ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部の稜線をド
アの窓ガラスに近接する方向に偏倚させて、所定の稜線
間のズレを形成して成ることを特徴とするガラスランに
よって達成される。
【0011】更に、本発明のかかる目的は、前記型成形
ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部の稜線が、
前記押出成形ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ
部の稜線に連続し、それらの上端部付近で前記ドアの窓
ガラスに更に近接する方向に偏倚して、前記型成形ガラ
スランにおけるルーフ側のアウタリップ部の稜線に対し
前記稜線間に略一定した、あるいは前記型成形ガラスラ
ンにおけるルーフ側のアウタリップ部に向けて漸増する
ズレを形成して成ることを特徴とするガラスランによっ
て達成される。
【0012】更に、本発明のかかる目的は、前記型成形
ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部の稜線及び
前記押出成形ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ
部の稜線が、各見切りリップの各上端縁によって形成さ
れ、且つ段差を介して若干の低位置で車外側の前記窓ガ
ラスWGの表面に向けて突出する各湾曲状のシールリップ
と連続して成ることを特徴とするガラスランによって達
成される。
【0013】更に、本発明のかかる目的は、前記型成形
ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部及び前記押
出成形ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部が、
フロントヒンジ側FHに配設されて成ることを特徴とする
ガラスランによって達成される。
【0014】更に、本発明のかかる目的は、前記稜線間
のズレdが、2mm〜6mmの範囲内に設定されることを特
徴とするガラスランによって達成される。
【0015】
【作用】本発明のガラスランは、自動車のドアパネル又
はドアサッシのルーフ側及び各フロント、センタ、リア
ピラー側、あるいはフロントヒンジ側に沿った窓ガラス
周縁の屈曲部及びその近傍に使用される型成形ガラスラ
ン及び押出成形ガラスランを一体的に接続して成るガラ
スランにおいて、前記型成形ガラスランにおけるルーフ
側のアウタリップ部の稜線に対して、前記型成形ガラス
ランにおけるピラ側のアウタリップ部の稜線と、前記押
出成形ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部の稜
線をドアの窓ガラスに更に近接する方向に偏倚させて、
所定の稜線間のズレを形成して成るので、前記型成形ガ
ラスランにおけるピラ側のアウタリップ部が、前記窓ガ
ラスの上昇に伴って、前記押出成形ガラスランにおける
ピラ側のアウタリップ部よりも小さな湾曲度合いでその
リップ部及び稜線が前記窓ガラスの車外側表面に密着す
る。
【0016】更に、本発明のガラスランは、前記型成形
ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部の稜線が、
前記押出成形ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ
部の稜線と共に略同一線上で一定した、あるいは前記型
成形ガラスランにおけるルーフ側のアウタリップ部に向
けて漸増するズレを形成して前記ドアの窓ガラスに近接
する方向に偏倚して成るので、前記ピラ側の各アウタリ
ップ部が前記窓ガラスの車外側表面に対して略均等な湾
曲度合いで密着する。
【0017】更に、本発明のガラスランは、前記稜線間
のズレが、2mm〜6mmの範囲内に設定されるので、前記
湾曲化不足域Gの発生阻止、騒音防止及び密封性維持等
をより確実に保証する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のガラスランの一実施態様
について、添付した図面に基づき以下に詳述する。図1
は本発明のガラスラン50におけるル−フ側RFとフロント
ヒンジ側FH(フロントドアのドアミラ部近傍から立下が
り部)間に配設され、且つ窓ガラスWGが離脱して自由状
態にある屈曲部67及びその近傍の要部を示した斜視図で
あり、図2は図1のB-B 線に沿って切断した断面図であ
る。
【0019】本発明のガラスラン50は、ル−フ側RFに比
較的長尺で直線状の押出成形ガラスラン20を、フロント
ヒンジ側FHに比較的長尺で直線状の押出成形ガラスラン
70を、更に両者間の屈曲部67に所望する角度で屈曲する
型成形ガラスラン60を夫々配置し、型成形同時加硫接
着、接着剤等によって前記各ガラスラン20,60,70の各端
部を接続して一体化されている。なお、前記両押出成形
ガラスラン20,70 は、配設位置によって求められる機能
上の差異からその横断面形状においても若干の相違があ
り、即ち前記ル−フ側RFの押出成形ガラスラン20は横断
面形状が略U字状であり、基底部21と、前記基底部21の
両側壁上端部近傍を各稜線26,29 として該基底部21の内
側に向け互いに対向して湾曲状に突出するアウタリップ
部22及びインナリップ部23とを具備して成っている。
【0020】一方、前記フロントヒンジ側FHの押出成形
ガラスラン40は横断面形状が略U字状であり、基底部41
と、前記基底部41の両側壁上端部を各稜線46,49 として
該基底部41の内側に向け互いに対向して湾曲状に突出す
るアウタリップ部42及びインナリップ部43とを具備し、
しかも前記インナリップ部43は前記ル−フ側RFの押出成
形ガラスラン20の前記インナリップ部23と略同等の横断
面形状を有するものの、前記アウタリップ部42は車外側
の見切りリップ44の上端縁によって形成される前記稜線
46が、若干の段差を介して低位置に設定された窓ガラス
密封用の湾曲状のシールリップ45に連続して成る点で前
記ル−フ側RFの押出成形ガラスラン20と相違する。
【0021】従って、かかる横断面形状を有する前記両
押出成形ガラスラン20,40 間に接続される前記型成形ガ
ラスラン60は、共通する基底部61及びインナリップ部6
3,63'以外の横断面形状が前記屈曲部67を境にして相違
し、即ち前記ル−フ側RFのアウタリップ部62は、前記フ
ロントヒンジ側FHにおける前記押出成形ガラスラン40の
前記アウタリップ部42と同様に、車外側の見切りリップ
64の上端縁によって形成される稜線66が、若干の段差を
介して低位置に設定された窓ガラス密封用の湾曲状のシ
ールリップ65に連続して成っている。
【0022】更に、本発明のガラスラン50は、前記型成
形ガラスラン60における前記ルーフ側のアウタリップ部
62' の前記稜線66' に対して、前記型成形ガラスラン60
における前記ピラ側のアウタリップ部62の前記稜線66
と、前記押出成形ガラスラン40における前記ピラ側のア
ウタリップ部42の前記稜線46を前記ドアの窓ガラスWGに
近接する方向に偏倚させて、所定の前記稜線間のズレd
を形成して成っている。
【0023】更に好ましくは、前記型成形ガラスラン60
における前記ピラ側のアウタリップ部62の前記稜線66
が、前記押出成形ガラスラン40における前記ピラ側のア
ウタリップ部42の前記稜線46と共に略同一線上で前記ド
アの窓ガラスWGに近接する方向に偏倚して、前記型成形
ガラスラン60における前記ルーフ側のアウタリップ部6
2' の前記稜線66' に対し前記稜線66,46 間に一定した
ズレdを形成させる。なお、前記稜線66,46 間のズレd
は、前記型成形ガラスラン60におけるルーフ側のアウタ
リップ部62' の稜線66' に対し漸増するズレdを形成さ
せ、且つ前記型成形ガラスラン60における前記ピラ側の
アウタリップ部62の前記稜線66の高さを、前記窓ガラス
WGの挿入時に前記型成形ガラスラン60における前記ルー
フ側のアウタリップ部62' の傾斜面に向けて漸減せしめ
ることも可能である。
【0024】前記型成形ガラスラン60における前記ピラ
側のアウタリップ部62及び前記押出成形ガラスラン40に
おける前記ピラ側のアウタリップ部42が、フロントヒン
ジ側FHに配設されることによって前述した風切り音の発
生防止に最も効果を発揮するが、前記フロントヒンジ側
FHのみに限定されることなく、センタ及びリアピラ側に
適用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように構成される本発明のガラス
ランは、次に記すような新規な効果を奏するものであ
る。即ち、本発明のガラスランは、自動車のドアパネル
又はドアサッシのルーフ側及び各フロント、センタ、リ
アピラー側、あるいはフロントヒンジ側に沿った窓ガラ
ス周縁の屈曲部及びその近傍に使用される型成形ガラス
ラン及び押出成形ガラスランを一体的に接続して成るガ
ラスランにおいて、前記型成形ガラスランにおけるルー
フ側のアウタリップ部の稜線に対して、前記型成形ガラ
スランにおけるピラ側のアウタリップ部の稜線と、前記
押出成形ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部の
稜線をドアの窓ガラスに近接する方向に偏倚させて、所
定の稜線間のズレを形成して成るので、前記型成形ガラ
スランにおけるピラ側のアウタリップ部が、前記窓ガラ
スの上昇に伴って、前記押出成形ガラスランにおけるピ
ラ側のアウタリップ部よりも小さな湾曲度合いでそのリ
ップ部及び稜線を前記窓ガラスの車外側表面に密着させ
ることが可能になった。
【0026】更に、本発明のガラスランは、前記型成形
ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ部の稜線が、
前記押出成形ガラスランにおけるピラ側のアウタリップ
部の稜線に連続し、それらの上端部付近で前記ドアの窓
ガラスに更に近接する方向に偏倚して、前記型成形ガラ
スランにおけるルーフ側のアウタリップ部の稜線に対し
前記稜線間に略一定した、あるいは前記型成形ガラスラ
ンにおけるルーフ側のアウタリップ部に向けて漸増する
ズレを形成して成るので、前記ピラ側の各アウタリップ
部を前記窓ガラスの車外側表面に対して略均等な湾曲度
合いで密着させることが可能になった。
【0027】更に、本発明のガラスランは、前記稜線間
のズレが、2mm〜6mmの範囲内に設定されるので、前記
湾曲化不足域Gの発生阻止、騒音防止及び密封性維持等
をより確実に保証することが可能になった。又、本発明
のガラスランは、前記各稜線間のズレを形成するだけの
構成の変更によって、所期の目的を達成できるので原
料、成形加工、組み込み作業等のコストの増加を抑制す
ることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のガラスランにおけるル−フ側と
フロントヒンジ側間に配設され、且つ窓ガラスが離脱し
て自由状態にある屈曲部及びその近傍の要部を示した斜
視図である。
【図2】図1のB-B 線に沿って切断した断面図である。
【図3】従来のガラスランにおけるル−フ側とフロント
ヒンジ側間に配設され、且つ窓ガラスが離脱して自由状
態にある前記屈曲部及びその近傍の要部を示した斜視図
である。
【図4】従来のガラスランにおいて窓ガラスWGが一部を
除き密封状態にある屈曲部及びその近傍の要部を示した
斜視図である。
【図5】図4のA-A 線に沿って切断した断面図である。
【図6】図4のA-A 線に沿って切断した変更例の断面図
である。
【符号の説明】 10 従来のガラスラン 20 ルーフ側の押出成形ガラスラン 21 基底部 22 アウタリップ部 23 インナリップ部 26 アウタリップ部の稜線 29 インナリップ部の稜線 30 従来の型成形ガラスラン 31 フロントヒンジ側の基底部 32 フロントヒンジ側のアウタリップ部 33 フロントヒンジ側のインナリップ部 34 フロントヒンジ側の見切りリップ 35 フロントヒンジ側のシールリップ 36 フロントヒンジ側の見切りリップの稜線 37 副資材 38 副資材 39 ルーフ側のインナリップ部の稜線 32' ルーフ側のアウタリップ部 33' ルーフ側のインナリップ部 36' フロントヒンジ側の見切りリップの稜線 39' ルーフ側のインナリップ部の稜線 50 本発明のガラスラン 40 本発明のフロントヒンジ側の押出成形ガラスラン 41 フロントヒンジ側の基底部 42 フロントヒンジ側のアウタリップ部 43 フロントヒンジ側のインナリップ部 44 フロントヒンジ側の見切りリップ 45 フロントヒンジ側のシールリップ 46 フロントヒンジ側の見切りリップの稜線 47 屈曲部 50 本発明のガラスラン 60 本発明のフロントヒンジ側の型成形ガラスラン 61 フロントヒンジ側の基底部 62 フロントヒンジ側のアウタリップ部 63 フロントヒンジ側のインナリップ部 64 フロントヒンジ側の見切りリップ 65 フロントヒンジ側のシールリップ 66 フロントヒンジ側の見切りリップの稜線 69 ルーフ側のインナリップ部の稜線 62' ルーフ側のアウタリップ部 63' ルーフ側のインナリップ部 66' フロントヒンジ側の見切りリップの稜線 69' ルーフ側のインナリップ部の稜線 RF ルーフ側 FH フロントヒンジ側 G 湾曲化不足域 WG 窓ガラス CL 接続部分 d 稜線間のズレ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアパネル又はドアサッシのル
    ーフ側及び各フロント、センタ、リアピラー側に沿った
    窓ガラス周縁の屈曲部及びその近傍に使用される型成形
    ガラスラン及び押出成形ガラスランを一体的に接続して
    成るガラスランにおいて、 前記型成形ガラスラン(60) におけるルーフ側のアウタ
    リップ部(62') の稜線(66') に対して、 前記型成形ガラスラン(60) におけるピラ側のアウタリ
    ップ部(62)の稜線(66)と、前記押出成形ガラスラン(40)
    におけるピラ側のアウタリップ部(42)の稜線(46)をドア
    の窓ガラスWGに近接する方向に偏倚させて、 所定の稜線間のズレdを形成して成ることを特徴とする
    ガラスラン。
  2. 【請求項2】 前記型成形ガラスラン(60) におけるピ
    ラ側のアウタリップ部(62)の稜線(66)が、前記押出成形
    ガラスラン(40)におけるピラ側のアウタリップ部(42)の
    稜線(46)に連続し、それらの上端部付近で前記ドアの窓
    ガラスWGに更に近接する方向に偏倚して、前記型成形ガ
    ラスラン(60) におけるルーフ側のアウタリップ部(6
    2') の稜線(66') に対し前記稜線(66,46) 間に略一定し
    た、あるいは前記型成形ガラスラン(60) におけるルー
    フ側のアウタリップ部(62') に向けて漸増するズレdを
    形成して成ることを特徴とする請求項1に記載のガラス
    ラン。
  3. 【請求項3】 前記型成形ガラスラン(60) におけるピ
    ラ側のアウタリップ部(62)の稜線(66)及び前記押出成形
    ガラスラン(40)におけるピラ側のアウタリップ部(42)の
    稜線(46)が、各見切りリップ(64,44) の各上端縁によっ
    て形成され、且つ段差を介して若干の低位置で車外側の
    前記窓ガラスWGの表面に向けて突出する各湾曲状のシー
    ルリップ(65,45) と連続して成ることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のガラスラン。
  4. 【請求項4】 前記型成形ガラスラン(60) におけるピ
    ラ側のアウタリップ部(62)及び前記押出成形ガラスラン
    (40)におけるピラ側のアウタリップ部(42)が、フロント
    ヒンジ側(FH)に配設されて成ることを特徴とする請求項
    1から3の何れか1項に記載のガラスラン。
  5. 【請求項5】 前記稜線間のズレdが、2mm〜6mmの範
    囲内に設定されることを特徴とする請求項1から4の何
    れか1項に記載のガラスラン。
JP10028936A 1998-02-10 1998-02-10 ガラスラン Pending JPH11222038A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028936A JPH11222038A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 ガラスラン
GB9902905A GB2334064B (en) 1998-02-10 1999-02-09 Glass run

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10028936A JPH11222038A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 ガラスラン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11222038A true JPH11222038A (ja) 1999-08-17

Family

ID=12262301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10028936A Pending JPH11222038A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 ガラスラン

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH11222038A (ja)
GB (1) GB2334064B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3931023B2 (ja) 2000-07-06 2007-06-13 豊田合成株式会社 ドアガラスラン
JP6726167B2 (ja) 2014-07-10 2020-07-22 コーニング インコーポレイテッド 冷間成形ガラスアップリケ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5176420A (en) * 1989-12-25 1993-01-05 Tokiwa Chemical Industries Co., Ltd. Molding for front glass for vehicle
EP0482901B1 (en) * 1990-10-23 1996-09-18 Tokai Kogyo Kabushiki Kaisha Automobile windshield molding and the method of producing the same
EP0511871B1 (en) * 1991-04-30 1998-08-12 Tokai Kogyo Kabushiki Kaisha Automobile windshield molding and the method of producing the same
JPH06144003A (ja) * 1992-11-04 1994-05-24 Nifco Inc フロントガラス用モールディング
US6106047A (en) * 1996-08-21 2000-08-22 Kinugawa Rubber Ind. Co., Ltd. Window molding, method and apparatus for producing same

Also Published As

Publication number Publication date
GB9902905D0 (en) 1999-03-31
GB2334064A (en) 1999-08-11
GB2334064B (en) 2002-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20010008058A1 (en) Front door weather strip and manufacturing method therefor
JP3164340B2 (ja) ウインドモールにおけるコーナー部の断面形状
JP3713547B2 (ja) 自動車用ガラスラン
EP0133529B1 (en) Construction of door in motor vehicle
JPH11222038A (ja) ガラスラン
JP2002103985A (ja) シールリップ付ドアウエザーストリップ
JP2002127756A (ja) ドアウェザーストリップ
CN218197866U (zh) 车门总成及车辆
JP2000085373A (ja) 自動車用ドアガラスラン
JP3606111B2 (ja) ガラスラン取付け構造
JP4061848B2 (ja) 自動車用シール部材
JP3168160B2 (ja) グラスランのコーナー部接合構造
JP3420053B2 (ja) 自動車のドアシール構造
CN217778321U (zh) 外水切组件、车门和车辆
JP2000016089A (ja) 自動車用ドアガラスラン
JP3666272B2 (ja) 自動車用ドアガラスラン
JP2791759B2 (ja) ガラスラン
JP2006335295A (ja) 車両用グラスラン
JP2000043581A (ja) ヒドンサッシ型ウェザストリップ
JP3499615B2 (ja) 自動車ドアのグラスラン
JP3281198B2 (ja) グラスランの型成形部
JP2003118390A (ja) 自動車のドアシール構造
JP2022074296A (ja) ガラスランチャンネル及びその取付構造
JPH10181351A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2002187434A (ja) グラスランのコーナー部接合構造