JPH11221918A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH11221918A
JPH11221918A JP2474198A JP2474198A JPH11221918A JP H11221918 A JPH11221918 A JP H11221918A JP 2474198 A JP2474198 A JP 2474198A JP 2474198 A JP2474198 A JP 2474198A JP H11221918 A JPH11221918 A JP H11221918A
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JP
Japan
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ink
recording head
jet recording
pressure chamber
ink reservoir
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JP2474198A
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English (en)
Inventor
Shin Sato
伸 佐藤
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Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクタンク交換後および回復動作後にイン
ク溜まりを常に気泡のない状態のインクで充填し、イン
ク溜まりの残留気泡が圧力室に混入することで不吐出を
起こす不具合を防ぐことで、高印字品質を実現可能なイ
ンクジェット記録ヘッドを提供する。 【解決手段】 共通流路6を介してインク溜まり5にイ
ンクを充填し、この充填されたインクを、インク溜まり
5に形成された供給口4を介して圧力室3の先に形成さ
れたノズル孔から吐出するインクジェット記録ヘッドに
おいて、インク溜まり5に形成された気泡抜き孔8と、
気泡抜き孔8と外部とを接続する気泡抜き溝7とを有
し、インク溜まり5内に混入してくる気泡を、気泡抜き
孔8、及び気泡抜き溝7を介してスムーズに外部に排出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
ヘッドに関し、特にインク溜まりに混入している気泡を
スムーズに排出することが可能なインクジェット記録ヘ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、様々な情報を記録するための装置
としてプリンタが多用されているが、中でもノズルから
紙にインクを吹きつけて記録を行うインクジェットプリ
ンタが有用なものとされている。
【0003】インクジェットプリンタは、インクを吐出
するインクジェット記録ヘッドを有し、このインクジェ
ット記録ヘッドは、インクタンク等からインクを供給す
る共通流路と、この共通流路を介してインクが充填され
るインク溜まりと、このインク溜まりに充填されたイン
クを吐出するための圧力室と、この圧力室から吐出され
るインクの吐出口となる、ノズルプレートに形成された
ノズル孔とを主要部材として構成されるのが一般的であ
る。
【0004】また、この従来のインクジェット記録ヘッ
ドにおいては、インクタンク交換時、及び不吐出を回復
させるために、ポンプ機構によりノズルプレートにキャ
ップを被せこれを介して負圧によりを吸引を行うことに
より、インクと共にノズル孔より吐出に不具合を起こさ
せる気泡を強制的に排出させる動作(ヘッド回復動作)
を行うことが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のインクジェット記録ヘッドにおいては、イ
ンク溜まり内を流れるインクの流れが弱い場合、インク
タンクより混入する気泡や、元よりインク溜まり内に残
っていた気泡は、上記気泡を強制的に排出させる動作を
行った場合においてもインク溜まりに残留してしまうと
いう問題点を有する。
【0006】従って、プリント動作の際に、インク吐出
中にインク溜まりの残留気泡が圧力室に混入することが
あり、気泡により吐出に必要な圧力波パワーが吸収され
てしまい、不吐出を起こし、印字の低下を招くという問
題点がある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、インクタンク交換後および回復動作後にインク溜
まりを常に気泡のない状態のインクで充填し、インク溜
まりの残留気泡が圧力室に混入することで不吐出を起こ
す不具合を防ぐことで、高印字品質を実現可能なインク
ジェット記録ヘッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
共通流路を介してインク溜まりにインクを充填し、該充
填されたインクを、前記インク溜まりに形成された供給
口を介して圧力室先に形成されたノズル孔から吐出する
インクジェット記録ヘッドにおいて、前記インク溜まり
に形成された気泡抜き孔と、前記気泡抜き孔と外部とを
接続する気泡抜き溝とを有し、前記インク溜まり内に混
入してくる気泡を、前記気泡抜き孔、及び前記気泡抜き
溝を介してスムーズに外部に排出することを特徴とす
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記気泡抜き孔が、前記気泡抜き溝の1つ
に対して少なくとも2以上形成されていることを特徴と
する。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、前記気泡抜き孔が、前記インク溜
まりにおいて、前記共通流路から充填されるインクの流
れの終端部に形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれかに記載の発明において、前記気泡抜き孔の径
が、前記供給口の径よりも大きいことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載の発明において、前記気泡抜き溝の幅
が、前記圧力室の幅よりも大きいことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれかに記載の発明において、前記圧力室と交互に形
成され、前記インク溜まりに非接続のダミー溝を有する
ことを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれかに記載の発明において、前記インク溜まりの容
量が、前記圧力室1つに対して、0.1mm3 以上0.
2mm3 以下であることを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1から7の
いずれかに記載の発明において、前記インク溜まり、及
び前記共通流路が、インク溜まり形成部材により、プラ
スチックモールドの一体成形で作られることを特徴とす
る。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1から8の
いずれかに記載の発明において、前記供給口が、プラス
チックモールド品、若しくはPIその他のフィルム材に
よるレーザー加工で作られた供給口形成部材に、前記供
給口分の開口を設けることにより形成されていることを
特徴とする。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項6から9
のいずれかに記載の発明において、前記充填されたイン
クが、前記圧力室、及び前記ダミー溝に電圧をかけ、圧
電効果を利用することにより前記圧力室から外部に吐出
されることを特徴とする。
【0018】従って、本発明のインクジェット記録ヘッ
ドは、インクタンク交換時等でのヘッド回復動作(例え
ばユーザによるヘッドのクリーニング動作を含む)の
際、インク溜まり内に混入してくる気泡を一方向の流れ
で終端部へ追いやることで、気泡抜き孔から気泡抜き溝
によってスムーズにノズル孔より排出することができ
る。
【0019】本発明の作用について、図面を参照してさ
らに詳細に説明する。図1に、本発明に係るインクジェ
ット記録ヘッドの第1の実施形態の上面断面図を示す。
【0020】図1において、インクタンク交換時で共通
流路6よりインクとともに混入してくる気泡は、インク
を一方向の流れで充填することで図中のインク溜まり5
内を左から右へ流れる傾向になる。
【0021】インク溜まり5の終端部には、インクの吐
出に無関係の気泡抜き溝7、気泡抜き孔8を設けており
気泡抜き溝7の先にはノズル孔(不図示)が開いてい
る。
【0022】また気泡抜き孔8の数を、望ましくは気泡
抜き溝7の1つに対して複数個、つまり、少なくとも2
個以上の複数個設けることで流路抵抗を軽減し、インク
溜まり5の終端部での淀みをなくしており、終端部に追
いやられた気泡を気泡抜き孔8、気泡抜き溝7よりスム
ーズに気泡抜き溝7の先のノズル孔から排出することが
可能となっている。
【0023】またその他にも、図2に示されるように、
気泡抜き孔8の径を供給口4の径よりも大きくし、気泡
抜き溝7の幅を圧力室3の幅よりも大きくすることによ
り、流路抵抗を低減し、インク溜まり5の終端部での淀
みを軽減し、終端部においやられた気泡をスムーズにノ
ズル孔から排出することが可能となっている。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るインクジェッ
ト記録ヘッドの実施形態について図面を参照して詳細に
説明する。
【0025】まず、本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの第1の実施形態について図面を参照して説明す
る。図1に本発明に係るインクジェット記録ヘッドの第
1の実施形態の上面断面図を示す。また、図3に、図1
に示される一点鎖線矢印方向でのインクジェット記録ヘ
ッドの横断面図を示す。
【0026】図1及び図3に示されるように、このイン
クジェット記録ヘッドは、インクタンク等からインクが
供給される流路となる共通流路6と、共通流路6から供
給されたインクが充填されるインク溜まり5と、このイ
ンク溜まり5に形成された少なくとも1以上(図1では
5個)の供給口4と、この供給口4を介してインク溜ま
り5に充填されたインクを外部に吐出するための圧力室
3と、圧力室3の排出面に形成されたノズルプレート1
と、このノズルプレート1に形成されたノズル孔2と、
インク溜まり5の終端部に形成された気泡抜き孔8と、
気泡抜き孔8と外部とを接続するための気泡抜き溝7
と、圧力室3と交互に形成されインク溜まりに非接続の
ダミー溝9とを有して構成される。
【0027】また、図3からも明らかなように、このイ
ンクジェット記録ヘッドは、固定板10上に形成され、
圧力室3を含む気泡抜き溝7の部分は圧力室形成部材1
1により形成され、供給口4を含む気泡抜き孔8の部分
は供給口形成部材12により形成され、インク溜まり5
の部分は、インク溜まり形成部材13により形成されて
いる。
【0028】図1に示されるように、インクタンク等か
ら供給されるインクは、共通流路6を通りインク溜まり
5へ充填される。インク溜まり5にはインクタンク等や
共通流路6の流路抵抗により吐出特性へ悪影響を及ぼさ
ないように、圧力室3と共通流路6の間に一定のインク
の量を常に設けていることでスムーズにインク供給が行
われる。
【0029】インク溜まり5内のインクは、吐出時には
毛管力で、インクタンク交換時には回復機構のポンプ吸
引で供給口4から圧力室3へ供給される。圧力室3の先
には、ノズルプレート1に開けられたノズル孔2が貫通
している。
【0030】圧力室3はダミー溝9と交互に配列されて
おり、ダミー溝9にはノズル孔及び供給口が開いてな
く、溝長さもインク溜まり5の手前までで圧力室3より
も短い。よってインクは充填されない。
【0031】ここで各部材の構成について図4を参照し
てさらに詳細に説明する。図4に、図1に示される各部
材の斜視図を示す。
【0032】ノズルプレート1はSUS(ステンレス合
金)、Ni等の金属プレートやPI(ポリイミド、本明
細書中において同じ)等のフィルム材が用いられ、ノズ
ル孔2は電鋳、プレス加工やエキシマレーザー加工によ
って孔加工される。
【0033】インク溜まり5、共通流路6は、インク溜
まり形成部材13によりプラスチックモールドの一体成
形で作られる。
【0034】また、供給口4は、プラスチックモールド
品またはPI等のフィルム材によるレーザー加工で作ら
れた供給口形成部材12に、供給口4の吐出ノズル分を
開口することにより形成される。
【0035】圧力室3及びダミー溝9は圧電素子をダイ
シングソーで溝加工した圧力室形成部材11に形成され
ており、圧力室3及びダミー溝9の表面にはスパッタ、
フォトリソ工程で電極パターンを形成し、電極層の上に
はインクの導電性によるショートを防止するためにCV
D(化学気相生成法:chemical vapord
eposition)で保護層が形成されている。それ
ぞれの電極パターンは駆動回路基盤14に配線される。
【0036】圧力室形成部材11及び駆動回路基盤14
はアルミ等の金属プレートの固定板10に接合される。
【0037】次に、図5を参照して、図1に示されるイ
ンクジェット記録ヘッドのインク吐出駆動原理を説明す
る。図5に、図1に示されるインクジェット記録ヘッド
の前面断面図を示し、(a)がその非駆動時を示し、
(b)がその駆動時を示す。
【0038】図5の(a)に示されるように、ダミー溝
9の内壁には共通電極16が、圧力室3の内壁には個別
電極15がそれぞれパターンニングされている。共通電
極16及び個別電極15に電圧を駆けると、圧電素子の
電歪効果により側壁が図5の(b)に示されるように変
形する。その変形の際の圧力室3内の体積変化による圧
力波のノズル部への伝搬によりインクが吐出する。
【0039】次に、図1に示されるインクジェット記録
ヘッドの動作について、以下にさらに詳細に説明する。
【0040】図1に示されるように、インク溜まり5の
終端部には、電極パターンが形成されていない吐出に無
関係の気泡抜き溝7、気泡抜き孔8が設けられている。
また図1に示されるように気泡抜き孔8は、1つの気泡
抜き溝7に対して2個以上の複数個設けられているのが
好ましい。
【0041】図1に示されるインク溜まり5の形状より
インク溜まり5内のインクの流れは左から右へ一方向の
流れとなり、インクタンク交換時のポンプ吸引でインク
タンク側から混入してくる気泡もインク溜まり5の終端
部へ流れやすくなっている。
【0042】また、気泡抜き孔8を複数個設けることに
より、流路抵抗を軽減し終端部を淀みなく、流れやすく
することで終端部に追いやられた気泡の排出を確実に行
う。
【0043】また、インク溜まり5の容量は流速に関わ
ってくる。流路抵抗により吐出に悪影響を及ぼさない程
度に、インク溜まり5の断面積を減らし流速をアップす
ることは気泡排出に有効である。
【0044】実験よりヘッド回復機構のポンプで−35
0mmHgで吸引した場合、インク溜まり5の容量が1
ノズル当たり(1圧力室当たり)で0.1mm3 〜0.
2mm3 の範囲で最も気泡の排出能力が高いことが確認
された。
【0045】次に、本発明に係るインクジェット記録ヘ
ッドの第2の実施形態について、図2を参照して説明す
る。図2に、本発明に係るインクジェット記録ヘッドの
第2の実施形態の上面断面図を示す。ただし、図2に示
される各部材のうち、図1に示される各部材と同様な部
材には、同じ番号を付す。
【0046】図2において、インク溜まり5の終端部に
は吐出に無関係の気泡抜き溝7、気泡抜き孔8を設けて
おり気泡抜き溝7の先にはノズル孔(不図示)が開いて
いる。
【0047】この第2の実施形態に係るインクジェット
記録ヘッドにおいては、気泡抜き溝7の幅を圧力室3の
幅より大きくし、かつ、気泡抜き孔8の孔径を供給口4
の孔径よりも大きくすることで流路抵抗を軽減し、イン
ク溜まり5の終端部での淀みを無くしており、終端部に
追いやられた気泡を気泡抜き孔8、気泡抜き溝7よりス
ムーズにノズル孔2から排出することを可能としてい
る。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、気泡抜き孔を設け、さらにその数を2個以上
の複数個設けることで流路抵抗を軽減し、インク溜まり
の終端部での淀みをなくしており、終端部に追いやられ
た気泡を、気泡抜き孔、気泡抜き溝よりスムーズにノズ
ル孔から排出可能にしたことにより、インクタンク交換
後のインク溜まりを常に気泡のない状態で充填すること
ができる。
【0049】よって、インク吐出中にインク溜まりの残
留気泡が圧力室に混入することで不吐出を起こす不具合
を防ぐことが可能であるので、高印字品質のインクジェ
ット記録ヘッドを提供することができる。
【0050】また、気泡抜き孔の径が供給口の径よりも
大きく、気泡抜き溝の幅が圧力室の幅よりも大きいた
め、流路抵抗を軽減し、インク溜まりの終端部での淀み
をなくしており、終端部に追いやられた気泡を気泡抜き
孔、気泡抜き溝よりスムーズにノズル孔から排出可能に
したことにより、インクタンク交換後のインク溜まりを
常に気泡のない状態で充填することができる。
【0051】よって、インク吐出中にインク溜まりの残
留気泡が圧力室に混入することで不吐出を起こす不具合
を防ぐことが可能であるので、高印字品質のインクジェ
ット記録ヘッドを提供することができる。
【0052】また、圧力室と交互に形成され、インク溜
まりに非接続のダミー溝を有することから、容易に圧力
室とダミー溝とに電圧をかけることが可能なインクジェ
ット記録ヘッドを提供することができる。
【0053】また、インク溜まりの容量が、圧力室1つ
に対して、0.1mm3 以上0.2mm3 以下であるこ
とから、ポンプで吸引した場合の気泡の排出能力を高く
することが可能なインクジェット記録ヘッドを提供する
ことができる。
【0054】また、インク溜まり、及び共通流路が、イ
ンク溜まり形成部材により、プラスチックモールドの一
体成形で作られることから、漏れがなく精度の高いイン
ク溜まり、及び共通流路を形成することが可能なインク
ジェット記録ヘッドを提供することができる。
【0055】また、供給口が、プラスチックモールド
品、若しくはPIその他のフィルム材によるレーザー加
工で作られた供給口形成部材に、供給口分の開口を設け
ることにより形成されていることから、供給口の大きさ
や形状等を所望の精度で作成することが可能なインクジ
ェット記録ヘッドを提供することができる。
【0056】さらに、充填されたインクが、圧力室、及
びダミー溝に電圧をかけ、圧電効果を利用して圧力室か
ら外部に吐出されることから、外部からの操作に応じて
正確にインクを吐出することが可能なインクジェット記
録ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの第1
の実施形態の一部上面断面図である。
【図2】本発明に係るインクジェット記録ヘッドの第2
の実施形態の一部上面断面図である。
【図3】図1に示されるインクジェット記録ヘッドの横
断面図である。
【図4】図1に示されるインクジェット記録ヘッドの構
成を示す斜視図である。
【図5】図1に示されるインクジェット記録ヘッドの駆
動原理を示す前面断面図である。
【符号の説明】
1 ノズルプレート 2 ノズル孔 3 圧力室 4 供給口 5 インク溜まり 6 共通流路 7 気泡抜き溝 8 気泡抜き孔 9 ダミー溝 10 固定板 11 圧力室形成部材 12 供給口形成部材 13 インク溜まり形成部材 14 駆動回路基板 15 個別電極 16 共通電極
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
共通流路を介してインク溜まりにインクを充填し、該充
填されたインクを、前記インク溜まりに形成された供給
口を介して圧力室先に形成されたノズル孔から吐出する
インクジェット記録ヘッドにおいて、前記インク溜まり
に形成された気泡抜き孔と、前記気泡抜き孔と外部とを
接続する気泡抜き溝とを有し、前記共通流路から前記イ
ンクを一方向から充填し、前記気泡抜き孔を前記インク
の前記一方向の流れの終端部に形成したことを特徴とす
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項記載の発明は、請求項1または2
に記載の発明において、前記気泡抜き孔の径が、前記供
給口の径よりも大きいことを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項記載の発明は、請求項1から
いずれかに記載の発明において、前記気泡抜き溝の幅
が、前記圧力室の幅よりも大きいことを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項記載の発明は、請求項1から
いずれかに記載の発明において、前記圧力室と交互に形
成され、前記インク溜まりに非接続のダミー溝を有する
ことを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項記載の発明は、請求項1から
いずれかに記載の発明において、前記インク溜まりの容
量が、前記圧力室1つに対して、0.1mm3 以上0.
2mm3 以下であることを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項7記載の発明は、請求項1から
いずれかに記載の発明において、前記インク溜まり、及
び前記共通流路が、インク溜まり形成部材により、プラ
スチックモールドの一体成形で作られることを特徴とす
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項記載の発明は、請求項1から
いずれかに記載の発明において、前記供給口が、プラス
チックモールド品、若しくはPIその他のフィルム材に
よるレーザー加工で作られた供給口形成部材に、前記供
給口分の開口を設けることにより形成されていることを
特徴とする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項記載の発明は、請求項から
いずれかに記載の発明において、前記充填されたインク
が、前記圧力室、及び前記ダミー溝に電圧をかけ、圧電
効果を利用することにより前記圧力室から外部に吐出さ
れることを特徴とする。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通流路を介してインク溜まりにインク
    を充填し、 該充填されたインクを、前記インク溜まりに形成された
    供給口を介して圧力室先に形成されたノズル孔から吐出
    するインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記インク溜まりに形成された気泡抜き孔と、 前記気泡抜き孔と外部とを接続する気泡抜き溝とを有
    し、 前記インク溜まり内に混入してくる気泡を、前記気泡抜
    き孔、及び前記気泡抜き溝を介してスムーズに外部に排
    出することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記気泡抜き孔が、 前記気泡抜き溝の1つに対して少なくとも2以上形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のインクジェッ
    ト記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記気泡抜き孔が、 前記インク溜まりにおいて、前記共通流路から充填され
    るインクの流れの終端部に形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 前記気泡抜き孔の径が、 前記供給口の径よりも大きいことを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記気泡抜き溝の幅が、 前記圧力室の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1
    から4のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記圧力室と交互に形成され、前記イン
    ク溜まりに非接続のダミー溝を有することを特徴とする
    請求項1から5のいずれかに記載のインクジェット記録
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記インク溜まりの容量が、 前記圧力室1つに対して、 0.1mm3 以上0.2mm3 以下であることを特徴と
    する請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記インク溜まり、及び前記共通流路
    が、 インク溜まり形成部材により、プラスチックモールドの
    一体成形で作られることを特徴とする請求項1から7の
    いずれかに記載のインクジェット記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記供給口が、 プラスチックモールド品、若しくはPIその他のフィル
    ム材によるレーザー加工で作られた供給口形成部材に、
    前記供給口分の開口を設けることにより形成されている
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記充填されたインクが、 前記圧力室、及び前記ダミー溝に電圧をかけ、圧電効果
    を利用することにより前記圧力室から外部に吐出される
    ことを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8882241B2 (en) 2011-09-15 2014-11-11 Ricoh Company, Ltd. Liquid-jet head and liquid-jet head device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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