JPH11221895A - メラミン化粧板 - Google Patents
メラミン化粧板Info
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- JPH11221895A JPH11221895A JP10044454A JP4445498A JPH11221895A JP H11221895 A JPH11221895 A JP H11221895A JP 10044454 A JP10044454 A JP 10044454A JP 4445498 A JP4445498 A JP 4445498A JP H11221895 A JPH11221895 A JP H11221895A
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Abstract
性能の向上したメラミン化粧板を提供する。 【解決手段】 メラミン化粧板の粉砕物(粒径150ミ
クロン以下)とクラフトパルプとを混抄(添加量20%
以下)した再生クラフト紙にフェノール樹脂を含浸した
再生クラフト紙基材フェノール樹脂含浸コア層上に、紙
基材メラミン樹脂含浸パターン層を積層一体化したメラ
ミン化粧板。
Description
物を混抄したクラフト紙を使用するメラミン化粧板に関
する。
にフェノール樹脂を含浸して乾燥した紙基材フェノール
樹脂含浸コア層上に、セルローズパルプなどにチタン白
をサイジングして図柄を印刷したパターン紙にメラミン
樹脂を含浸して乾燥した紙基材メラミン樹脂含浸パター
ン紙層を積層一体化したメラミン化粧板は表面化粧材と
して利用されている。
る切断端部や裏面サンディング粉、及び使用後あるいは
ロットアウトした不良のメラミン化粧板等の廃材は、ゴ
ミ焼却炉で燃焼するか、埋め立て処分されていた。
発生する煙害やゴミ処理場の確保などの問題が生じてい
た。
有効利用法を提供することにある。
ラミン化粧板の粉砕物とクラフトパルプとを混抄した再
生クラフト紙にフェノール樹脂を含浸した再生クラフト
紙基材フェノール樹脂含浸コア層上に、紙基材メラミン
樹脂含浸パターン層を積層一体化したメラミン化粧板で
ある。
物が、粒径150ミクロン以下で、クラフトパルプに対
する添加量が20重量%以下である請求項1に記載のメ
ラミン化粧板である。
従来より公知の上記のメラミン化粧板を粉砕機で粗粉砕
し、さらに高速微粉砕機(クロスフローミル)に微粉砕
し、粒径150ミクロン以下にするのが好ましい。粒径
150ミクロンを超える粉砕物では、成形された化粧板
表面が粗面化して好ましくないからである。粒径を規定
する標準篩のメッシュを適宜選択し、100メッシュパ
ス(通過)品を使用するのが最適である。
のメラミン化粧板の裏面側でコア層(基材層)となる含
浸クラフトパルプ(紙)で、未晒もしくは晒クラフト紙
を製造する際に、上記メラミン化粧板の粉砕物とクラフ
トパルプの両者を一括混合して抄造する。抄造例として
は、粉砕物に水およびクラフトパルプを加えると共にパ
ルパーにて分散させ、その後抄造して粉砕物含有の再生
クラフト紙とする。
配合割合は、クラフトパルプ100重量部に対して粉砕
物が20重量部以下が好ましい。粉砕物の粒径が細粒で
あるほど粉砕物を多量に配合できる。しかし、粉砕物の
配合割合が多くなると、成形後のメラミン化粧板の表面
が粗面化し易くなり、曲げ強度その他の品質も劣化す
る。
脂としては、フェノールモノマーに対するホルムアルデ
ヒドのモル比が1.0〜1.5のフェノールホルムアル
デヒド初期縮合物が適用される。その硬化前の種類とし
てはレゾール型樹脂、ノボラック型樹脂のいずれでもよ
いが、レゾール型樹脂の方が自己硬化型で好ましい材料
であるといえる。、レゾール型樹脂は、フェノール樹脂
の反応中間物として、公知の紙基材フェノール樹脂積層
板やメラミン化粧板用の熱硬化性液状樹脂であり、ポリ
メチロールフェノール化合物の数平均分子量200〜7
00程度のものがよい。
法としては、フェノール樹脂液中に再生クラフト紙を浸
漬して、樹脂を塗布含浸後に、熱風乾燥機を通して水分
などの揮発分を除去してプリプレグとなし、使用に供さ
れる。樹脂含浸量としては、紙100重量部に対して、
固形樹脂分として40〜70重量部(PHR)が適当で
ある。
紙基材メラミン樹脂含浸パターン層の紙基材としては、
セルロース(パルプ)に顔料(チタン白など)をすきこ
んだ抄造紙あるいは目止め処理したサイジング紙など、
及びこれらに図柄模様を印刷したパターン紙(印刷紙)
で坪量50〜150g/m2のものが使用される。
は、メラミンに対するホルムアルデヒドのモル比が1.
2〜2.5のメラミンホルムアルデヒド初期縮合物が適
用される。
フェノール樹脂の含浸法と同様である。樹脂含浸量とし
ては、パターン紙100重量部に対して、固形メラミン
樹脂分として80〜150重量部(PHR)が適当であ
る。
含浸コア層上に、上記の紙基材メラミン樹脂含浸パター
ン層を積層一体化するには、成形後に所望の厚みに一体
化されるように所定枚数積み重ね、これを多段プレスま
たは連続熱圧成形プレスなどの熱圧装置を使用して積層
一体化することによりメラミン化粧板とすることができ
る。
浸コア層上に、紙基材メラミン樹脂含浸パターン層を積
層一体化したメラミン化粧板は、メラミン化粧板の粉砕
物とクラフト紙からなる再生クラフト紙をコア層として
用いており、この再生クラフト紙の抄造時にクラフトパ
ルプ繊維間に多量の前記粉砕物を保持させ得る。
脂を適量含浸し、さらに熱圧成形積層一体化した際、フ
ェノール樹脂が粉砕物とクラフトパルプを結着するの
で、前記粉砕物は確実に保持され、かつ、曲げ強度も充
分に備わり、品質の高いメラミン化粧板が得られる。
ロン以下)で、特定量(20重量以下)であると、需要
の多い鏡面仕上げ品としても化粧板表面への違和感が見
られない。
ン紙とを積層一体化したメラミン化粧板の端部の産業廃
棄物をクラッシャーに粉砕し、8〜5mm角の粗粉体と
なし、さらに粗粉体を高速粉砕機(クロスフローミル)
により微粉砕し、100メッシュの篩いを用いて分級し
て粒径150ミクロン以下の粉砕物を得た。この粉砕物
10重量部に水1000重量部とクラフトパルプ100
重量部を加える共にパルパーに分散させ、その後抄造し
て粉砕物含有の坪量約200g/m2の再生クラフト紙
とした。
ル型フェノール樹脂(アイカ工業KK社製)を含浸、乾
燥して、樹脂含浸量約50%(再生クラフト紙100重
量部に対する固形樹脂分の付着重量)の再生クラフト紙
基材フェノール樹脂含浸紙とした。
混抄紙に図柄模様を印刷した坪量100g/m2のパタ
ーン紙に、化粧板用のメラミン樹脂(アイカ工業KK社
製)を含浸し、乾燥して、樹脂含浸量約50%紙基材メ
ラミン樹脂パターン紙とした。
含浸紙4枚からなるコア層と紙基材メラミン樹脂パター
ン紙1枚とを積層して、多段熱圧プレスにセットして、
150℃、100kg/cm2、30分間の熱圧成形条
件にて積層一体化して実施例1のメラミン化粧板とし
た。
パルプのみからなる坪量約200g/m2のクラフト紙
を使用した従来のクラフト紙基材フェノール樹脂含浸紙
を使用した以外は、実施例1と同様にセット及び積層一
体化して比較例1のメラミン化粧板とした。
外観及び性能をJIS K 6902「熱硬化性樹脂化
粧板試験方法」に基づいて、耐煮沸性能(煮沸2時間後
の重量増加率及び厚み増加率)を測定し、その結果を表
1に示す。
ン化粧板は、従来のメラミン化粧板と比較して、外観は
同じであって、かつ、耐煮沸試験後の性能が向上してい
る。
有効利用法として有用である。
Claims (2)
- 【請求項1】 メラミン化粧板の粉砕物とクラフトパル
プとを混抄した再生クラフト紙にフェノール樹脂を含浸
した再生クラフト紙基材フェノール樹脂含浸コア層上
に、紙基材メラミン樹脂含浸パターン層を積層一体化し
たことを特徴とするメラミン化粧板。 - 【請求項2】 メラミン化粧板の粉砕物が、粒怪150
ミクロン以下で、クラフトパルプに対する添加量が20
重量%以下である請求項1に記載のメラミン化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04445498A JP3681886B2 (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | メラミン化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04445498A JP3681886B2 (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | メラミン化粧板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11221895A true JPH11221895A (ja) | 1999-08-17 |
JP3681886B2 JP3681886B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=12691946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04445498A Expired - Fee Related JP3681886B2 (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | メラミン化粧板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3681886B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030024350A (ko) * | 2001-09-18 | 2003-03-26 | (주)신광보드텍 | 난연성 표면 가공된 불연성 판재 및 이의 제조 방법 |
KR100443060B1 (ko) * | 2001-12-28 | 2004-08-04 | 주식회사 서한안타민 | 불연판넬 및 그 제조방법 |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP04445498A patent/JP3681886B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030024350A (ko) * | 2001-09-18 | 2003-03-26 | (주)신광보드텍 | 난연성 표면 가공된 불연성 판재 및 이의 제조 방법 |
KR100443060B1 (ko) * | 2001-12-28 | 2004-08-04 | 주식회사 서한안타민 | 불연판넬 및 그 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3681886B2 (ja) | 2005-08-10 |
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