JPH11221811A - パルプ系ボード及びその製造方法 - Google Patents

パルプ系ボード及びその製造方法

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JPH11221811A
JPH11221811A JP10319128A JP31912898A JPH11221811A JP H11221811 A JPH11221811 A JP H11221811A JP 10319128 A JP10319128 A JP 10319128A JP 31912898 A JP31912898 A JP 31912898A JP H11221811 A JPH11221811 A JP H11221811A
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pulp
raw material
resin
board
based board
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JP10319128A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kanzawa
泰弘 神沢
Toshio Ishida
敏夫 石田
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Kimura Chemical Plants Co Ltd
Original Assignee
Kimura Chemical Plants Co Ltd
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Publication date
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐湿性及び耐水性が良好で、しかも曲げ強度
などの特性に優れたパルプ系ボードを提供する。 【解決手段】 ポリウレタン樹脂原料であるウレタン樹
脂及びイソシアネート樹脂を、溶解指数(SP値)が7
〜13の範囲にあり、かつ、活性水素及び遊離水を含ま
ない溶剤に、2.0〜50重量%の割合で溶解した混合
原料溶液を、パルプ系ボード原料を乾式加熱プレスして
ボード状に成形した成形体の表裏の両面に付着させる。
また、ウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂を別の溶剤
に溶解した2種類の原料溶液を、ウレタン樹脂及びイソ
シアネート樹脂が混合されるような態様で成形体の表裏
の両面に付着させる。また、成形体の端面にも、ポリウ
レタン樹脂を塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明はパルプ系ボードに
関し、詳しくは、木材チップ、新聞紙、雑誌、段ボール
などの古紙、その他のパルプ系の材料を主原料とするパ
ルプ系ボード及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
木材チップや、工場、オフィス、あるいは一般家庭など
から排出される古紙を原料としたパルプ系ボードが、土
木用あるいは建築用の型枠材、壁材、床材、防水材など
の用途に広く用いられるようになっている。
【0003】しかし、従来のパルプ系ボードは、表面に
パルプ繊維が露出しているため、吸湿性があり、湿度の
高い雰囲気中で使用すると変形したり、強度が低下した
りするという問題点があり、特に直接水に濡れたりする
雰囲気中では、変形や強度低下の度合いが大きいという
問題点がある。
【0004】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、耐湿性及び耐水性が良好で、しかも曲げ強度など
の特性に優れたパルプ系ボードを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明(請求項1)のパルプ系ボードの製造方法
は、パルプ系ボード原料を、乾式加熱プレスしてボード
状に成形することにより形成されるパルプ系ボードの製
造方法であって、ポリウレタン樹脂原料であるウレタン
樹脂及びイソシアネート樹脂を、溶解指数(SP値)が
7〜13の範囲にあり、かつ、活性水素及び遊離水を含
まない溶剤に、2.0〜50重量%の割合で溶解させた
混合原料溶液を、パルプ系ボード原料を乾式加熱プレス
してボード状に成形した成形体の表裏の両面に付着させ
ることを特徴としている。
【0006】ポリウレタン樹脂原料であるウレタン樹脂
及びイソシアネート樹脂を、溶解指数が7〜13の範囲
にあり、かつ、活性水素及び遊離水を含まない溶剤に、
2.0〜50重量%の割合で溶解させた混合原料溶液
を、成形体(パルプ系ボード)の表裏の両面に付着させ
た場合、混合原料溶液中の溶剤が徐々に揮発するととも
に、通常は、5〜15重量%の割合で含有されるパルプ
系ボード中の水分や大気中の水分と反応してパルプ系ボ
ードの表面で硬化が始まり、ポリウレタン樹脂がパルプ
繊維と一体化して、比較的短時間のうちに強靱な表層皮
膜を形成する。そして、この表層皮膜は、耐湿性、耐水
性に優れているとともに、硬度、曲げ強度などの物理的
特性にも優れているため、耐湿性、耐水性が良好で、し
かも曲げ強度などの物理的特性の良好なパルプ系ボード
を得ることができる。
【0007】なお、ポリウレタン樹脂原料溶液中の溶剤
の揮発や、パルプ系ボード中や大気中の水分との反応な
どによる硬化は、混合原料溶液を成形体(パルプ系ボー
ド)の表面に付着させた後の、養生や保管の工程で、比
較的短時間のうちに進行するので、ポリウレタン樹脂を
硬化させるために特別な工程を必要とすることはない。
【0008】なお、請求項1の発明において、ポリウレ
タン樹脂原料を溶解させる溶剤として、溶解指数(SP
値)が7〜13の範囲のものを用いているのは、溶剤類
のSP値がこの範囲を外れると、ポリウレタン樹脂原料
が溶解しないためであり、また、活性水素及び遊離水を
含まない溶剤を用いるようにしているのは、活性水素及
び遊離水を含む溶剤を用いると、パルプ系ボードの表面
に付着させる前に樹脂の硬化が始まってしまうため不都
合であることによる。また、本願発明においては、SP
値が8〜10の範囲の溶剤を用いることがより好まし
い。なお、好ましい溶剤としては、シクロヘキサン、ス
チレン、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン、塩
化メチレン、塩化エチレン、トリクレン、四塩化炭素、
酢酸メチル、酢酸エチルなどが例示される。
【0009】また、ポリウレタン樹脂原料を2.0〜5
0重量%の割合で溶剤に溶解するようにしたのは、2.
0重量%未満になると溶剤の揮発に長時間を要し、樹脂
の硬化が遅れて好ましくないこと、50重量%を越える
と粘度が高くなりすぎて取扱性が低下することによる。
なお、ポリウレタン樹脂原料を2.0〜50重量%の割
合で溶剤に溶解するようにした場合、刷毛塗り塗装、ロ
ールコート塗装、エアスプレー塗装などの種々の方法
で、パルプ系ボードの表面に付着させることが可能にな
る。
【0010】また、本願発明(請求項2)のパルプ系ボ
ードの製造方法は、パルプ系ボード原料を、乾式加熱プ
レスしてボード状に成形することにより形成されるパル
プ系ボードの製造方法であって、ポリウレタン樹脂原料
であるウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂を、それぞ
れ、溶解指数(SP値)が7〜13の範囲にあり、か
つ、活性水素及び遊離水を含まない溶剤に、2.0〜5
0重量%の割合で溶解させた2種類の原料溶液を、パル
プ系ボード原料を乾式加熱プレスしてボード状に成形し
た成形体の表裏の両面に供給して、ウレタン樹脂及びイ
ソシアネート樹脂が混合されるような態様で成形体の表
裏の両面に付着させることを特徴としている。
【0011】上述の請求項1の発明では、ポリウレタン
樹脂原料であるウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂の
両方を同じ溶剤に溶解させた混合溶液を用いるようにし
ているが、ウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂を、そ
れぞれ、別の溶剤に溶解させておき、2つの溶液を混合
しながら成形体(パルプ系ボード)の表裏の両面に塗布
したり、別々にパルプ系ボードの表裏の両面にスプレー
して混合させるようにしたりすることも可能である。
【0012】また、本願発明(請求項3)のパルプ系ボ
ードの製造方法は、前記ウレタン樹脂として、分子量5
00〜7000のプレポリマーを使用することを特徴と
している。ウレタン樹脂として、分子量500〜700
0のプレポリマーを用いることにより、良好な取扱性や
望ましい硬化速度を確保することが可能になり、本願発
明を実効あらしめることができる。
【0013】また、本願発明(請求項4)のパルプ系ボ
ードの製造方法は、前記混合原料溶液又は前記2種類の
原料溶液を、前記成形体の表裏の両面に付着させた後、
付着皮膜を相対湿度が0.1〜80%の範囲にある雰囲
気中で乾燥させることを特徴としている。付着皮膜を相
対湿度が0.1〜80%の範囲にある雰囲気中で乾燥さ
せることにより、付着皮膜を迅速かつ確実に硬化させる
ことが可能になり、本願発明をより実効あらしめること
ができる。
【0014】また、本願発明(請求項5)のパルプ系ボ
ードの製造方法は、ウレタン樹脂及びイソシアネート樹
脂の付着量が、合計で前記成形体の2〜20重量%とな
るように、前記混合原料溶液又は前記2種類の原料溶液
を前記成形体の表裏の両面に付着させることを特徴とし
ている。ウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂の付着量
を、合計で成形体の2〜20重量%の範囲とすることに
より、良好な特性を有するパルプ系ボードを製造するこ
とができるようになる。なお、ウレタン樹脂及びイソシ
アネート樹脂の付着量を2〜20重量%としたのは、付
着量が2重量%未満になると、耐湿性、耐水性、曲げ強
度などに関し、所望の特性を得ることが困難になり、ま
た、20重量%を越えるとコストが増大しすぎることに
よる。
【0015】また、本願発明(請求項6)のパルプ系ボ
ードの製造方法は、前記パルプ系ボード原料に、古紙を
用いていることを特徴としている。本願発明のパルプ系
ボードの製造方法は、漫画本、雑誌、新聞紙などの古紙
を原料とするいわゆる古紙ボードの製造方法にも適用す
ることが可能であり、その場合、耐湿性、耐水性、曲げ
強度などの改善に寄与するところが大で、特に有意義で
ある。
【0016】また、本願発明(請求項7)のパルプ系ボ
ードの製造方法は、前記成形体の端面にも、(a)ポリウ
レタン樹脂原料であるウレタン樹脂及びイソシアネート
樹脂を、溶解指数(SP値)が7〜13の範囲にあり、
かつ、活性水素及び遊離水を含まない溶剤に、2.0〜
50重量%の割合で溶解させた混合原料溶液を塗布する
か、又は、(b)ポリウレタン樹脂原料であるウレタン樹
脂及びイソシアネート樹脂を、それぞれ、溶解指数(S
P値)が7〜13の範囲にあり、かつ、活性水素及び遊
離水を含まない溶剤に、2.0〜50重量%の割合で溶
解させた2種類の原料溶液を供給して、ウレタン樹脂及
びイソシアネート樹脂が混合されるような態様で付着さ
せることを特徴としている。パルプ系ボードを、例えば
コンクリート型枠用ボードとして用いるような場合、ボ
ードの端面は、打設コンクリートとは本来直接には接触
しないが、こぼれたコンクリートと接触したり、コンク
リートの養生時に発生する水分が侵入したりしやすい。
それゆえ、端面にもポリウレタン樹脂を塗布することに
より、端面からの水の侵入や吸水などを抑制、防止する
ことが可能になり、本願発明をより実効あらしめること
ができる。
【0017】また、請求項8のパルプ系ボードの製造方
法は、前記成形体の端面に、前記混合原料溶液を30〜
150g/mの割合で塗布するか、又は、前記2種類
の原料溶液を合計量が30〜150g/mとなるよう
な割合で塗布することを特徴としている。成形体の端面
に、混合原料溶液を30〜150g/mの割合で塗布
するか、又は、2種類の原料溶液を合計量が30〜15
0g/mとなるような割合で塗布することにより、端
面からの水の侵入や吸水を確実に抑制、防止することが
可能になり、信頼性を向上させることができる。なお、
混合原料溶液又は2種類の原料溶液の塗布量を、30〜
150g/mの範囲としたのは、塗布量が30g/m
未満になると、耐水性向上の効果が薄れ、また、15
0g/mを超えると、端面から表面への樹脂だれが発
生し、外観特性が低下するとともに、実用性が低下する
ことによる。
【0018】また、請求項9のパルプ系ボードの製造方
法は、前記ポリウレタン樹脂原料であるウレタン樹脂及
びイソシアネート樹脂が、硬質ポリウレタン樹脂原料用
のウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂であることを特
徴としている。端面に塗布するポリウレタン樹脂原料と
して、硬質ポリウレタン樹脂原料を用いることにより、
端面近傍が膨らんだり、端面側の稜線部などが欠けたり
することを効率よく防止して、パルプ系ボードの特性や
耐用性を向上させることが可能になる。
【0019】また、請求項10のパルプ系ボードの製造
方法は、前記混合原料溶液又は前記2種類の原料溶液の
それぞれをスプレー缶に入れておき、パルプ系ボードの
使用時に端面にスプレー施工することを特徴としてい
る。前記混合原料溶液又は前記2種類の原料溶液のそれ
ぞれをスプレー缶に入れておき、パルプ系ボードの使用
時に端面にスプレー施工するようにした場合、所定の寸
法にパルプ系ボードを切断したりする施工現場で効率よ
く端面に樹脂原料を塗布する(施工する)ことが可能に
なるとともに、使用により損傷した部分にスプレー施工
して補修することにより、さらに耐用性を向上させるこ
とが可能になる。
【0020】また、本願発明(請求項11)のパルプ系
ボードは、上記本願発明のパルプ系ボードの製造方法に
より製造されたパルプ系ボードであって、表裏の両面に
ポリウレタン樹脂とパルプ繊維が一体化した表層皮膜が
形成されていることを特徴としている。本願発明のパル
プ系ボードは、表裏の両面にポリウレタン樹脂とパルプ
繊維が一体化した強靱な表層皮膜が形成されており、こ
の表層皮膜は、耐湿性、耐水性に優れているとともに、
硬度、曲げ強度などの物理的特性にも優れているため、
耐湿性、耐水性に優れ、しかも強度の大きいパルプ系ボ
ードを得ることが可能になる。
【0021】また、請求項12のパルプ系ボードは、請
求項7〜10のいずれかの方法により製造されたパルプ
系ボードであって、端面にもポリウレタン樹脂が塗布さ
れていることを特徴としている。パルプ系ボードを、例
えばコンクリート型枠用ボードとして用いるような場
合、ボードの端面は、打設コンクリートとは本来直接に
は接触しないが、こぼれたコンクリートと接触したり、
コンクリートの養生時に発生する水分が侵入したりする
という問題点がある。それゆえ、請求項12のパルプ系
ボードのように、端面にもウレタン樹脂を塗布すること
により、端面からの水の侵入や吸水などを抑制、防止す
ることが可能になり、本願発明をより実効あらしめるこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を示
してその特徴とするところをさらに詳しく説明する。な
お、この実施形態では、漫画本(古紙)を用いてパルプ
系ボード(古紙ボード)を製造する場合を例にとって説
明する。図1は本願発明の一実施形態にかかるパルプ系
ボードの製造方法を示すフローシートである。
【0023】この実施形態のパルプ系ボードの製造方法
は、図1に示すように、主要な工程として、古紙原料
(パルプ系ボード原料)を粗粉砕する粉砕工程Aと、粗
粉砕された古紙原料を乾式解繊する乾式解繊工程Bと、
接着剤としてポリイソシアネート化合物を添加する接着
剤添加工程Cと、ポリイソシアネート化合物が添加され
た古紙原料を所定の形状、厚さに積層する(広げる)積
層工程Dと、積層された古紙原料(パルプ系ボード原
料)を予備的にプレスする予備プレス工程Eと、予備プ
レスされたパルプ系ボード原料を所定の温度に加熱しな
がら加圧してボード状に成形する成形工程(ホットプレ
ス工程)Fと、成形体の表面(表裏の両面)にウレタン
樹脂及びイソシアネート樹脂を溶剤に溶解させた混合原
料溶液を付着させる(塗布する)塗布工程Gと、成形体
を最終製品(パルプ系ボード)にまで仕上げる製品仕上
工程Hとを備えている。
【0024】粉砕工程Aは、漫画本(古紙原料)を、予
備的に粗粉砕する工程である。なお、粗粉砕された古紙
原料が供給される場合には、粉砕工程Aが不要な場合も
ある。
【0025】また、古紙原料の含水率が低く、乾式解繊
工程Bにおいて、温度が上昇して解繊時に発生する紙粉
に着火するおそれがある場合には、粉砕工程Aの後に、
解繊後の古紙原料が所定の含水率となるように水をスプ
レーする工程を設けることも可能である。
【0026】また、乾式解繊工程Bは、粗粉砕された古
紙原料を乾式解繊する工程であり、この工程で、古紙原
料が十分に解繊され、ファイバー状になる。なお、この
乾式解繊工程Bでは、大気空気により解繊対象物である
古紙原料中の水分がある程度除去される。
【0027】また、接着剤添加工程Cは、接着剤として
ポリイソシアネート化合物を添加、混合する工程であ
る。なお、ポリイソシアネート化合物としては、ここで
は、ジフェニルメタンジイソシアネートを用い、添加量
をドライベースで7重量%とした。
【0028】さらに、積層工程Dは、ポリイソシアネー
ト化合物が添加された古紙原料(パルプ系ボード原料)
を所定の形状、厚さに積層する(広げる)工程である。
【0029】また、予備プレス工程Eは、所定の形状、
厚さに積層されたパルプ系ボード原料を予備的にプレス
する工程であり、通常は、15kgf/cm以上の圧力でプ
レスが行われる。
【0030】成形工程(ホットプレス工程)Fは、予備
プレスされたパルプ系ボード原料を所定の温度に加熱し
ながら加圧して、ボード状に成形する工程であり、この
工程で、ポリイソシアネート化合物が硬化して接着剤と
しての機能を発揮する。なお、この実施形態では、18
5℃×9分,圧力20kgf/cmの条件でホットプレスを
行った。
【0031】塗布工程Gは、後述のように、ポリウレタ
ン樹脂原料であるウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂
を、キシレンなどの溶剤に合計50重量%の割合で溶解
させた混合原料溶液を、ボード状に成形された成形体の
表面(表裏の両面)に塗布する工程である。また、製品
仕上工程Hは、成形体を切断、トリミングして、所定の
寸法の最終製品(パルプ系ボード)に仕上げる工程であ
る。
【0032】この実施形態では、上記塗布工程Gにおい
て、混合原料溶液として、次のような組成の混合原料溶
液を用いた。 ウレタン樹脂プレポリマー :25重量% イソシアネート樹脂 :25重量% キシレン :40重量% 酢酸エチル : 9重量% アミン系触媒 : 1重量%
【0033】そして、この混合原料溶液を、185℃×
9分、20kgf/cmの条件で成形した成形体の表面(表
裏の両面)に刷毛を用いて塗布した。混合原料溶液は、
表1に示すように、試料番号1では、塗布量が87g/
(ドライベースで、成形体に対して1.5重量%)
となるように薄く塗布し、試料番号2では、塗布量が2
36g/m(ドライベースで、成形体に対して4.1
重量%)となるように厚く塗布した。なお、試料番号1
の塗布量は、本願発明の請求項5の塗布量(2〜20重
量%)の範囲外である。
【0034】上記のように混合原料溶液を塗布したボー
ドを、相対湿度が約50%の雰囲気中に2日間放置した
後、厚さ、密度、曲げ強度、剥離強度、含水率、吸水
率、吸水厚さ膨張率の諸特性を測定した。その結果を表
1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】なお、比較のため、混合原料溶液を塗布し
ていない母材(試料番号3)について調べた諸特性を表
1に併せて示す。表1において、曲げ強度は、150mm
スパン、50mm/min曲げ速度、の条件で測定した値で
あり、吸水率は、20℃の水の水面から約2cmの深さに
24時間浸漬した後の吸水率である。表1より、混合原
料溶液を厚塗りした試料番号2のボードでは、試料番号
3の母材に比べて曲げ強度が大幅に向上し、吸水率が大
幅に減少していることがわかる。しかし、薄塗りの試料
番号1のボードでは、諸特性が試料番号3の母材に比べ
て向上しているが、曲げ強度などは混合原料溶液を厚塗
りした試料番号2のボードに比べて劣っていることがわ
かる。
【0037】また、図2に示すように、表裏の両面に混
合原料溶液(ポリウレタン樹脂)2が塗布された成形体
1の端面に、ウレタン樹脂プレポリマーとして、湿潤硬
化型ウレタン樹脂(硬質ウレタン樹脂)を用いた混合原
料溶液を、100g/mの割合で塗布することによ
り、端面にもポリウレタン樹脂3が施工された試料を作
成した。この試料についても、相対湿度が約50%の雰
囲気中に2日間放置した後、上記実施形態の場合と同一
条件で、厚さ、密度、曲げ強度、剥離強度、含水率、吸
水率、吸水厚さ膨張率の諸特性を測定した。その結果を
表1に併せて示す。なお、端面への混合原料溶液の塗布
は、混合原料溶液をスプレー缶に入れてスプレー施工す
ることにより行った。なお、試料番号4は表裏の両面に
ポリウレタン樹脂を薄塗りした成形体の端面にポリウレ
タン樹脂を塗布したものであり、試料番号5は表裏の両
面にポリウレタン樹脂を厚塗りした成形体の端面にポリ
ウレタン樹脂を塗布したものでありものである。
【0038】表1に示すように、端面にポリウレタン樹
脂(硬質ポリウレタン樹脂)を塗布したボード(試料番
号4,5)においては、表裏の両面にのみ樹脂を塗布し
たボード(試料番号1,2)に比べて、さらに特性が向
上していることがわかる。
【0039】なお、上記実施形態では、古紙原料とし
て、漫画本を用いた場合について説明したが、新聞紙、
段ボールなどを古紙原料として用いることも可能であ
る。また、本願発明は、古紙を原料とするものに限ら
ず、木材チップを原料とするパルプ系ボードの製造方法
にも適用することが可能であり、その場合も上記実施形
態の場合と同様の効果を得ることができる。
【0040】また、上記実施形態では、混合原料溶液を
刷毛を用いて塗布するようにした場合について説明した
が、ローラーを用いて塗布したり、スプレーすることに
より成形体の表面(表裏の両面)に付着させたりするこ
とも可能である。
【0041】また、上記実施形態では、ポリウレタン樹
脂原料であるウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂の混
合原料溶液を塗布するようにした場合について説明した
が、ウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂を別々の溶剤
に溶解しておき、これを成形体の表面(表裏の両面、あ
るいは端面)に供給して、ウレタン樹脂及びイソシアネ
ート樹脂が混合されるような態様で成形体の表面(表裏
の両面、あるいは端面)に付着させるようにすることも
可能である。なお、ウレタン樹脂及びイソシアネート樹
脂が混合されるような態様で成形体の表面に付着させる
方法としては、2種類の原料溶液をそれぞれ別のスプレ
ーノズルから成形体に噴霧する方法などが例示される。
【0042】本願発明は、さらにその他の点においても
上記実施形態に限定されるものではなく、溶剤の種類、
ポリウレタン樹脂原料溶液の濃度、ポリウレタン樹脂原
料溶液の塗布量などに関し、発明の要旨の範囲内におい
て、種々の応用、変形を加えることが可能である。
【0043】
【発明の効果】上述のように、本願発明(請求項1)の
パルプ系ボードの製造方法は、ポリウレタン樹脂原料で
あるウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂を溶剤に溶解
させた混合原料溶液を、成形体(パルプ系ボード)の表
裏の両面に付着させるようにしているので、原料溶液中
の溶剤が徐々に揮発するとともに、パルプ系ボード中の
水分や大気中の水分と反応してパルプ系ボードの表面で
硬化し、ポリウレタン樹脂がパルプ繊維と一体化して、
比較的短時間のうちに強靱な表層皮膜を形成するため、
耐湿性、耐水性が良好で、しかも曲げ強度などの物理的
特性の良好なパルプ系ボードを得ることができる。
【0044】また、本願発明(請求項2)のパルプ系ボ
ードの製造方法は、ウレタン樹脂及びイソシアネート樹
脂を別の溶剤に溶解させた2種類の原料溶液を、ウレタ
ン樹脂及びイソシアネート樹脂が混合されるような態様
で成形体の表裏の両面に付着させるようにしているの
で、あらかじめ混合原料溶液を調製しておかなくても、
成形体の表面に強靱な表層皮膜を形成して、耐湿性、耐
水性に優れ、しかも曲げ強度などの物理的特性の良好な
パルプ系ボードを得ることができる。
【0045】また、本願発明(請求項3)のパルプ系ボ
ードの製造方法のように、ウレタン樹脂として、分子量
500〜7000のプレポリマーを用いた場合、良好な
取扱性や望ましい硬化速度を確保することが可能にな
り、本願発明を実効あらしめることができる。
【0046】また、本願発明(請求項4)のパルプ系ボ
ードの製造方法のように、付着皮膜を相対湿度が0.1
〜80%の範囲にある雰囲気中で乾燥させることによ
り、付着皮膜を迅速かつ確実に硬化させることが可能に
なり、本願発明をより実効あらしめることができる。
【0047】また、本願発明(請求項5)のパルプ系ボ
ードの製造方法のように、ウレタン樹脂及びイソシアネ
ート樹脂の付着量を、合計で成形体の2〜20重量%の
範囲とすることにより、良好な特性を有するパルプ系ボ
ードを確実に製造することができるようになる。
【0048】また、本願発明のパルプ系ボードの製造方
法は、請求項6のように、漫画本、雑誌、新聞紙などの
古紙を原料とするいわゆる古紙ボードの製造方法に適用
することが可能であり、その場合、耐湿性、耐水性、曲
げ強度などに優れた高品質の古紙ボードを得ることが可
能になるため特に有意義である。
【0049】また、請求項7のパルプ系ボードの製造方
法のように、成形体の端面にもポリウレタン樹脂を塗布
するようにした場合、さらに特性を向上させることが可
能になり、特に、本願発明のパルプ系ボードをコンクリ
ート型枠用ボードとして用いる場合に有意義である。
【0050】また、請求項8のパルプ系ボードの製造方
法のように、成形体の端面に、ポリウレタン樹脂原料の
混合原料溶液を30〜150g/mの割合で塗布する
か、又は、2種類の原料溶液を合計量が30〜150g
/mとなるような割合で塗布することにより、端面か
らの水の侵入や吸水を確実に抑制、防止することが可能
になり、信頼性を向上させることができる。
【0051】また、請求項9のパルプ系ボードの製造方
法のように、端面に塗布するポリウレタン樹脂原料とし
て、硬質ポリウレタン樹脂用の原料を用いた場合、端面
に硬質ポリウレタン樹脂層を形成して、端面近傍が膨ら
んだり、端面側の稜線部などが欠けたりすることを効率
よく防止し、パルプ系ボードの特性や耐用性を向上させ
ることが可能になる。
【0052】また、請求項10のパルプ系ボードの製造
方法のように、混合原料溶液又は2種類の原料溶液のそ
れぞれをスプレー缶に入れておき、パルプ系ボードの使
用時に端面にスプレー施工するようにした場合、所定の
寸法にパルプ系ボードを切断したりする施工現場で効率
よく端面に樹脂原料を塗布する(施工する)ことが可能
になるとともに、使用により損傷した部分にスプレー施
工して補修することにより、さらに耐用性を向上させる
ことが可能になる。
【0053】また、本願発明(請求項11)のパルプ系
ボードは、表裏の両面にポリウレタン樹脂とパルプ繊維
が一体化した強靱な表層皮膜が形成されており、この表
層皮膜は、耐湿性、耐水性に優れているとともに、硬
度、曲げ強度などの物理的特性にも優れているため、耐
湿性、耐水性に優れ、しかも強度の大きいパルプ系ボー
ドを得ることが可能になる。
【0054】また、パルプ系ボードを、例えばコンクリ
ート型枠用ボードとして用いるような場合、ボードの端
面は、打設コンクリートとは本来直接には接触しないも
のの、こぼれたコンクリートと接触したり、コンクリー
トの養生時に発生する水分が侵入したりしやすいが、請
求項12のように、端面にもポリウレタン樹脂を塗布す
ることにより、端面からの水の侵入や吸水などを抑制、
防止することが可能になり、本願発明をより実効あらし
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態にかかるパルプ系ボード
(古紙ボード)の製造方法を示すフローシートである。
【図2】成形体の表裏の両面と端面にポリウレタン樹脂
を塗布したパルプ系ボードを示す断面図である。
【符号の説明】
A 粉砕工程 B 乾式解繊工程 C 接着剤添加工程 D 積層工程 E 予備プレス工程 F 成形工程(ホットプレス工程) G 塗布工程 H 製品仕上工程 1 成形体 2 ポリウレタン樹脂 3 端面に塗布されたポリウレタン樹脂

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルプ系ボード原料を、乾式加熱プレスし
    てボード状に成形することにより形成されるパルプ系ボ
    ードの製造方法であって、 ポリウレタン樹脂原料であるウレタン樹脂及びイソシア
    ネート樹脂を、溶解指数(SP値)が7〜13の範囲に
    あり、かつ、活性水素及び遊離水を含まない溶剤に、
    2.0〜50重量%の割合で溶解させた混合原料溶液
    を、パルプ系ボード原料を乾式加熱プレスしてボード状
    に成形した成形体の表裏の両面に付着させることを特徴
    とするパルプ系ボードの製造方法。
  2. 【請求項2】パルプ系ボード原料を、乾式加熱プレスし
    てボード状に成形することにより形成されるパルプ系ボ
    ードの製造方法であって、 ポリウレタン樹脂原料であるウレタン樹脂及びイソシア
    ネート樹脂を、それぞれ、溶解指数(SP値)が7〜1
    3の範囲にあり、かつ、活性水素及び遊離水を含まない
    溶剤に、2.0〜50重量%の割合で溶解させた2種類
    の原料溶液を、パルプ系ボード原料を乾式加熱プレスし
    てボード状に成形した成形体の表裏の両面に供給して、
    ウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂が混合されるよう
    な態様で成形体の表裏の両面に付着させることを特徴と
    するパルプ系ボードの製造方法。
  3. 【請求項3】前記ウレタン樹脂として、分子量500〜
    7000のプレポリマーを使用することを特徴とする請
    求項1又は2記載のパルプ系ボードの製造方法。
  4. 【請求項4】前記混合原料溶液又は前記2種類の原料溶
    液を、前記成形体の表裏の両面に付着させた後、付着皮
    膜を相対湿度が0.1〜80%の範囲にある雰囲気中で
    乾燥させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のパルプ系ボードの製造方法。
  5. 【請求項5】ウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂の付
    着量が、合計で前記成形体の2〜20重量%となるよう
    に、前記混合原料溶液又は前記2種類の原料溶液を前記
    成形体の表裏の両面に付着させることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載のパルプ系ボードの製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記パルプ系ボード原料に、古紙を用いて
    いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    パルプ系ボードの製造方法。
  7. 【請求項7】前記成形体の端面にも、 (a)ポリウレタン樹脂原料であるウレタン樹脂及びイソ
    シアネート樹脂を、溶解指数(SP値)が7〜13の範
    囲にあり、かつ、活性水素及び遊離水を含まない溶剤
    に、2.0〜50重量%の割合で溶解させた混合原料溶
    液を塗布するか、又は、 (b)ポリウレタン樹脂原料であるウレタン樹脂及びイソ
    シアネート樹脂を、それぞれ、溶解指数(SP値)が7
    〜13の範囲にあり、かつ、活性水素及び遊離水を含ま
    ない溶剤に、2.0〜50重量%の割合で溶解させた2
    種類の原料溶液を供給して、ウレタン樹脂及びイソシア
    ネート樹脂が混合されるような態様で付着させることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のパルプ系ボ
    ードの製造方法。
  8. 【請求項8】前記成形体の端面に、前記混合原料溶液を
    30〜150g/mの割合で塗布するか、又は、前記
    2種類の原料溶液を合計量が30〜150g/mとな
    るような割合で塗布することを特徴とする請求項7記載
    のパルプ系ボードの製造方法。
  9. 【請求項9】前記ポリウレタン樹脂原料であるウレタン
    樹脂及びイソシアネート樹脂が、硬質ポリウレタン樹脂
    原料用のウレタン樹脂及びイソシアネート樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項7又は8記載のパルプ系ボードの
    製造方法。
  10. 【請求項10】前記混合原料溶液又は前記2種類の原料
    溶液のそれぞれをスプレー缶に入れておき、パルプ系ボ
    ードの使用時に端面にスプレー施工することを特徴とす
    る請求項7〜9のいずれかに記載のパルプ系ボードの製
    造方法。
  11. 【請求項11】請求項1〜6のいずれかの方法により製
    造されたパルプ系ボードであって、表裏の両面にポリウ
    レタン樹脂とパルプ繊維が一体化した表層皮膜が形成さ
    れていることを特徴とするパルプ系ボード。
  12. 【請求項12】請求項7〜10のいずれかの方法により
    製造されたパルプ系ボードであって、端面にもポリウレ
    タン樹脂が塗布されていることを特徴とするパルプ系ボ
    ード。
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