JPH11221062A - 飲料の加熱殺菌方法 - Google Patents

飲料の加熱殺菌方法

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JPH11221062A
JPH11221062A JP10021899A JP2189998A JPH11221062A JP H11221062 A JPH11221062 A JP H11221062A JP 10021899 A JP10021899 A JP 10021899A JP 2189998 A JP2189998 A JP 2189998A JP H11221062 A JPH11221062 A JP H11221062A
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JP
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beverage
pressure
container
heat sterilization
water
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JP10021899A
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Toshiyuki Hayashi
敏行 林
Kazuhito Hosaka
和仁 保坂
Yasuki Okaki
泰樹 岡木
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MARUZEN FOODS CORP
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MARUZEN FOODS CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料用容器に充填密封された、加熱殺菌処理
の温度でガスが発生する炭酸水等の低沸点成分が配合さ
れた飲料に充分な加熱殺菌処理を施すことができ、且つ
装置の小型化が可能な飲料の加熱殺菌方法を提供する。 【解決手段】 アルミ缶に充填し密封した飲料に、加熱
殺菌処理を施す際に、該加熱殺菌処理の温度で炭酸ガス
が発生する炭酸飲料を充填密封したアルミ缶を収納した
コンテナ12を圧力容器10に挿入した後、炭酸ガスが
発生するガス発生温度以上に加熱した加熱水をアルミ缶
10に散布しつつ、圧力容器10内を圧縮空気によって
所定圧力に加圧して保持することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲料の加熱殺菌方法
に関し、更に詳細には飲料用容器に充填し密封した飲料
に、加熱殺菌処理を施す飲料の加熱殺菌方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料用容器に充填し密封された果
汁等の飲料は、飲料用容器に充填・密封された状態で加
熱殺菌処理が施される。かかる加熱殺菌処理は、食品衛
生法でも定められている。しかし、加熱殺菌処理温度で
ガスが発生する低沸点成分である炭酸水が配合された炭
酸飲料に対しては、通常、炭酸ガス圧力が20℃で1.
0kg/cm2 以上あり、且つ植物又は動物の組織成分
を含有しないものについては、加熱殺菌処理を施すこと
なく製品化する。炭酸ガスの作用、すなわちpH値の低
下や酸素量低下等の作用によって、微生物の増殖を抑制
できるからである。一方、その他の炭酸飲料について
は、炭酸飲料の中身の状態によっては、飲料用容器への
充填前の飲料に対する加熱殺菌処理で済む場合もある
が、飲料用容器に充填・密封した後、上限温度が80℃
の加熱殺菌処理を施すことが必要となる場合がある。飲
料用容器に充填・密封した炭酸飲料に加熱殺菌処理を施
す場合は、炭酸飲料を充填・密封した多数本の飲料用容
器に大気圧下で連続して熱水を散布するパストライザー
装置が使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様に、飲料用容器
に充填・密封した炭酸飲料に加熱殺菌処理を施す場合、
炭酸飲料中に溶解している炭酸ガスがガス化し、図3に
示す如く、飲料用容器の内圧が急激に増加する。図3
は、250mlのアルミ缶において、炭酸水を充填・密
封したアルミ缶の内圧(ゲージ圧力)と、加熱温度との
関係を示すグラフであって、炭酸飲料中の炭酸ガス量を
vol %で示した。この250mlのアルミ缶での限界圧
は6.3kg/cm2(ゲージ圧)であり、加熱処理が必要な
場合は、加熱時の圧力が限界圧未満となる様に、炭酸ガ
ス量或いは加熱温度を調整する。このため、炭酸ガスの
含有量が多い炭酸飲料ほど、加熱温度を低温にしなけれ
ばならず、加熱処理温度の低温化に伴い加熱処理時間を
延長することが必要となり、生産性等が低下する。
【0004】ところで、最近、嗜好の多様化等に伴い、
炭酸飲料に果肉の切片等の固形物を混入させた固形物入
り炭酸飲料も試みられている。かかる固形物入り炭酸飲
料は、固形物が炭酸飲料に独特の食感を与えることがで
きる。しかし、炭酸水に添加する前に固形物に対し、通
常に行われている加熱殺菌処理を施すと、固形物の種類
によっては、固形物の形崩れが惹起されたり、或いは加
熱殺菌処理後の取扱いが極めて困難となったりする。一
方、固形物に対する加熱殺菌処理を、固形物の形崩れ等
が惹起されない程度とすると、固形物の加熱殺菌処理が
不充分となって固形物が添加された炭酸飲料の保存性が
低下するおそれがある。
【0005】また、固形物に対する加熱殺菌処理を施す
ことなく炭酸水に添加して得た炭酸飲料を飲料用容器に
充填・密封した後、パストライザー装置を用いて加熱殺
菌処理を施す場合、パストライザー装置では、食品衛生
法で定められている121℃で4分間の加熱殺菌処理を
施すことは実質上不可能である。このため、パストライ
ザー装置での加熱殺菌処理が可能である、上限温度が8
0℃程度の加熱殺菌処理を施しても、依然として、飲料
用容器に充填・密封した炭酸飲料の保存性が不充分とな
る場合もある。このため、上限温度が80℃程度の加熱
処理時間を延長する場合、連続式殺菌装置であるパスト
ライザー装置では、炭酸飲料が充填・密封された飲料用
容器を運搬するコンベアベルトのスピードを遅くする等
せざるを得ず、生産性等を大幅に低下させることにな
る。更に、パストライザー装置を設置する場合、装置が
大型であるため、工場のレイアウトにも制約を受ける。
そこで、本発明の課題は、飲料用容器に充填密封され
た、加熱殺菌処理の温度でガスが発生する炭酸水等の低
沸点成分が配合された飲料に充分な加熱殺菌処理を施す
ことができ、且つ装置の小型化が可能な飲料の加熱殺菌
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決すべく検討した結果、炭酸飲料が充填された飲料
用容器を所定圧力に加圧しつつ、加熱殺菌処理を施すこ
とによって、80℃以上の高温での加熱殺菌処理を安全
に施すことができることを知り、本発明に到達した。す
なわち、本発明は、飲料用容器に充填し密封した飲料
に、加熱殺菌処理を施す際に、該加熱殺菌処理の温度で
ガスが発生する炭酸水やアルコール等の低沸点成分が配
合された飲料を充填密封した飲料用容器を圧力容器に挿
入した後、前記ガスが発生するガス発生温度以上に加熱
した液状熱媒を前記飲料用容器に散布しつつ、前記圧力
容器内を圧力気体によって所定圧力に加圧して保持する
ことを特徴とする飲料の加熱殺菌方法にある。
【0007】かかる本発明において、液状熱媒としての
水を圧力容器内に所定量溜めた後、溜水中に水蒸気を吹
き込み所定温度に加熱しつつ加熱水を循環使用し、且つ
圧力気体としての圧縮空気によって圧力容器内を所定圧
力とすることによって、排水排気の処理を容易とするこ
とができる。また、飲料用容器に充填密封した、炭酸水
等の低沸点成分と果肉の切片等の固形物とが配合された
固形物入り飲料に加熱殺菌処理を施すことによって、固
形物入り炭酸等の低沸点成分含有飲料を充分に殺菌で
き、固形物入り低沸点成分含有飲料の保存性を向上でき
る。
【0008】加熱殺菌処理の温度でガスが発生する炭酸
水等の低沸点成分を含有する飲料を充填し密封したアル
ミ缶等の飲料用容器を加熱した際に、飲料用容器に加え
られる力は飲料用容器の内外圧の圧力差に因る。このた
め、飲料用容器に加えられる外圧を大気圧以上とするこ
とによって、飲料用容器の外圧が大気圧の場合よりも、
同一加熱殺菌温度における飲料用容器の内外圧の圧力差
を小さくでき、飲料用容器に加えられる力を低減でき
る。従って、飲料用容器を加圧しつつ加熱することによ
って、飲料用容器に充填密封した炭酸水等の低沸点成分
含有飲料の加熱殺菌温度を、大気圧下で加熱殺菌処理す
る場合に比較して、高温とすることができる。かかる加
熱殺菌処理は、圧力容器に飲料用容器を挿入した状態で
行うため、従来のパストライザー装置に比較して加熱殺
菌装置を小型化できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いる加熱殺菌装置の概
略を図1に示す。図1において、圧力容器10には、炭
酸飲料が充填された飲料用容器としての多数個のアルミ
缶が収納されたコンテナ12が挿入されている。かかる
圧力容器10の底面部には、水又は水蒸気が圧力容器1
0に導入する導入口14が設けられており、導入口14
に接続された配管16には、水配管18が開閉電磁弁2
0及び逆止弁22を介して接続され、水蒸気配管24も
開閉電磁弁26及び逆止弁28を介して接続されてい
る。更に、圧力容器10の中間部に設けられた導入口3
0、32には、水配管18から分岐された分岐管34が
開閉電磁弁36を介して接続され、圧力容器10の上部
には、圧縮空気配管38が、開閉電磁弁40及び逆止弁
42を介して接続されている。
【0010】また、圧力容器10に挿入されたコンテナ
12の上方には、シャワー用受け44が設けられてい
る。このシャワー用受け44の底面板は、多数個の穴が
穿設されたシャワー板となっており、シャワー用受け4
4に注入された水はシャワー板によって、コンテナ12
に収納されたアルミ缶に均一散布される。かかるシャワ
ー用受け44には、圧力容器10の底部から配管46に
より抜き出された水がポンプ48によって、配管50を
介して注入される。このため、圧力容器10に水配管1
8から注入され、圧力容器10の底部に貯留した貯留水
Aの水を循環使用できる。尚、配管50にも、分岐管3
4が繋ぎ込まれており、配管50からも圧力容器10に
水を供給できる。
【0011】図1に示す加熱殺菌装置を使用し、アルミ
缶に充填密封された炭酸飲料に加熱殺菌処理を施す手順
を図2に示す。圧力容器10に多数個のアルミ缶が収容
されたコンテナ12を挿入した後、水配管18の開閉電
磁弁20及び分岐管34の開閉電磁弁36を開き、導入
口14、30、32から圧力容器10内に水を注入し、
圧力容器10の底部に貯留水Aを溜める〔図2
(a)〕。貯留水Aの量は、コンテナ12が貯留水Aに
浸漬されない程度とする。コンテナ12が貯留水Aに浸
漬されると、コンテナ12内に収納されたアルミ缶の間
隙に溜まった空気溜によって加熱斑ができ易くなる傾向
にある。次いで、図2(b)に示す様に、所定量の貯留
水Aが圧力容器10の底部に溜まった後、開閉電磁弁2
0、36を閉じ、水蒸気配管24の開閉電磁弁26を開
き配管16を介して水蒸気を圧力容器10の導入口14
から貯留水A中に吹き込み、貯留水Aを所定温度となる
まで昇温する。この際、ポンプ48を起動して貯留水A
の水をシャワー用受け44に注水し、シャワー用受け4
4のシャワー板によってコンテナ12のアルミ缶上に均
一散布する。アルミ缶上に均一散布されたシャワー水
は、アルミ缶の外周面を流下しつつ熱交換され、貯留水
Aに戻り導入口14から吹き込まれる水蒸気によって再
加熱され、再度、ポンプ48によってシャワー用受け4
4に注入される。
【0012】かかる水蒸気による貯留水Aの加熱昇温の
際には、開閉電磁弁40を開き圧縮空気配管38によっ
て圧縮空気を圧力容器10に供給し、圧力容器10の内
圧を所定圧力とする。この圧力容器10の圧縮空気に因
る加圧の程度は、アルミ缶に充填密封した炭酸飲料の炭
酸ガス量及び加熱殺菌温度によって異なり、炭酸ガス量
が多くなるほど、或いは加熱殺菌温度が高温となるほど
高圧となる。この様に、圧力容器10の内圧を所定圧力
に保持しつつ貯留水Aを所定温度まで加熱昇温し所定時
間保持する。この際に、アルミ缶に加えられる力は、ア
ルミ缶の内圧とアルミ缶の外圧との圧力差となるため、
従来の大気圧下での加熱殺菌処理ではアルミ缶が破損す
るような加熱殺菌温度でも、加熱殺菌処理を行うことが
可能である。ここで、350mlのアルミ缶に、炭酸ガ
ス量が1.8vol %の炭酸飲料を充填密封し、95℃で
15分間の加熱処理を施す場合には、圧縮空気に因る圧
力容器10の加圧を2.5kg/cm2 (ゲージ圧)程
度とすることが好ましい。
【0013】所定温度で所定時間の加熱殺菌処理をアル
ミ缶に施した後、図2(c)に示す様に、開閉電磁弁2
6を閉じ導入口14から貯留水A中に吹き込む水蒸気を
停止すると共に、分岐管34の開閉電磁弁36を開き、
導入口30、32及び配管50から水を圧力容器10に
注入し冷却する。かかる冷却の際に、ポンプ48を駆動
して貯留水Aの水の循環を継続する。貯留水Aを所定温
度まで冷却した後、圧縮空気及び水の供給、貯留水Aの
水の循環を停止して排圧・排水を行い、コンテナ12を
取り出す。この様に、本発明によれば、従来、加熱殺菌
処理が極めて困難であった、100%果汁に炭酸ガス量
が3.0vol %の高果汁・高炭酸の炭酸飲料であって
も、無炭酸の果汁100%の飲料に対して食品衛生法で
規定する加熱殺菌処理条件(pH4.0以上の飲料に対
しては65℃で10分間の加熱殺菌処理条件、pH4.
0〜4.6の飲料に対しては85℃で30分間の加熱殺
菌処理条件)、又は飲料用容器に充填・密封した通常の
飲料に対する加熱殺菌処理条件(90℃以上で数分間の
加熱殺菌処理条件)を採用できる。更に、pHが4.6
以上の炭酸入り飲料(例えば炭酸入りコーヒー)であっ
ても、通常飲料と同様の殺菌処理を施すことができる。
その結果、炭酸飲料の衛生面及び保存性等を向上でき
る。また、果肉の切片等の固形物が配合された固形物入
り炭酸飲料であっても、アルミ缶に充填・密封してから
所定の加熱殺菌処理を施すことができ、固形物を単独で
加熱殺菌処理を施すことを要しないため、固形物の形崩
れ等を防止できると共に、固形物の取扱性を向上でき
る。
【0014】これまで、アルミ缶に充填密封した炭酸飲
料に加熱殺菌処理を施すことについて説明してきたが、
ウィスキー、焼酎、ワイン、或いは日本酒等の添加によ
ってアルコール成分が果汁等に添加されたアルコール含
有飲料を充填密封したアルミ缶にも、同様に、圧縮空気
によって所定圧力を加えつつアルコール含有飲料に加熱
殺菌処理を施すことができる。また、飲料用容器として
は、アルミ缶について説明してきたが、スチール缶、P
ETボトル、紙缶、パウチ等の従来から飲料用容器とし
て使用されてきたものを使用できる。
【0015】
【実施例】本発明について実施例によって更に詳細に説
明する。 実施例1 350mlのアルミ缶に、下記の炭酸飲料を充填密封し
た。 炭酸ガス量 1.8vol % 天然果汁 30 % 果肉のカット片 10 % 加熱殺菌処理を施していない果肉のカット片と天然果汁
とを予め添加したアルミ缶に、所定量の炭酸ガスが溶解
された炭酸水を2〜5℃に冷却して充填し、アルミ缶を
密封した。かかるアルミ缶を収納した図1に示すコンテ
ナ12を圧力容器10に挿入した後、圧力容器10内に
水を注入して圧力容器10の底部に溜めた貯留水Aに、
水蒸気を導入口14から貯留水A中に吹き込みつつ、ポ
ンプ48を起動して貯留水Aの水をシャワー用受け44
に注水し、シャワー用受け44のシャワー板によってコ
ンテナ12のアルミ缶上に均一散布する。更に、圧力容
器10に圧縮空気を供給し、2.5kg/cm2 (ゲー
ジ圧)に保持して貯留水Aの水をポンプ48によって循
環しつつ、貯留水Aの温度が95℃となるまで水蒸気加
熱する。貯留水Aの温度が95℃に到達したとき、ポン
プ48によって貯留水Aの水を循環しつつ、貯留水Aの
温度を95℃に15分間保持した。その後、圧力容器1
0内に水を注水して冷却する。冷却期間中も、圧縮空気
によって内圧を2.5kg/cm2 (ゲージ圧)に保持
しつつ、ポンプ48を駆動して貯留水Aの水を循環す
る。貯留水Aの温度が室温まで冷却した後、圧縮空気及
び冷却水の供給及び貯留水Aの水の循環を停止し、排圧
・排水を行ってコンテナ12を圧力容器10から取り出
した。コンテナ12のアルミ缶の状態は、加熱殺菌処理
前と変わらなかった。また、加熱殺菌処理したアルミ缶
の保存試験においても問題なかった。
【0016】比較例1 実施例1において、圧縮空気による圧力容器10の加圧
を行うことなく大気圧下でアルミ缶の加熱殺菌処理を施
した他は、実施例1と同様に加熱殺菌処理を施した。冷
却後にコンテナ12を取り出すと、缶蓋がめくり上がっ
ているアルミ缶や破裂しているアルミ缶が見られた。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、従来、加熱殺菌処理が
不可能であったような炭酸水等の低沸点成分が大量に含
有された低沸点成分含有飲料にも充分な加熱殺菌処理を
施すことができ、低沸点成分含有飲料の安全衛生を更に
向上できる。更に、従来の殺菌方法では容易に殺菌でき
ず製造が困難な、果肉の切片等の固形物を添加した低沸
点成分含有飲料でも、飲料用容器に充填密封した後に加
熱殺菌処理を行うことができ、製造可能とすることがで
きる。また、炭酸等の低沸点成分を添加する果汁等に、
飲料用容器への充填前に施す加熱殺菌処理を省略できる
ため、炭酸飲料の製造工程の省略化及び省エネルギーも
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる加熱殺菌装置の説明する概略図
である。
【図2】図1に示す加熱殺菌装置を用いた本発明に係る
加熱殺菌方法の一例の概略を説明する手順図である。
【図3】炭酸飲料が充填されたアルミ缶の内圧と温度と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 圧力容器 12 コンテナ 14、30、32 導入口 18 水配管 24 水蒸気配管 34 分岐管 38 圧縮空気配管 20、26、36、40 開閉電磁弁 44 シャワー用受け 48 ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料用容器に充填し密封した飲料に、加
    熱殺菌処理を施す際に、 該加熱殺菌処理の温度でガスが発生する炭酸水やアルコ
    ール等の低沸点成分が配合された飲料を充填密封した飲
    料用容器を圧力容器に挿入した後、 前記ガスが発生するガス発生温度以上に加熱した液状熱
    媒を前記飲料用容器に散布しつつ、前記圧力容器内を圧
    力気体によって所定圧力に加圧して保持することを特徴
    とする飲料の加熱殺菌方法。
JP10021899A 1998-02-03 1998-02-03 飲料の加熱殺菌方法 Pending JPH11221062A (ja)

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