JPH1122091A - 冷凍・冷蔵倉庫の床施工法 - Google Patents

冷凍・冷蔵倉庫の床施工法

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JPH1122091A
JPH1122091A JP9181079A JP18107997A JPH1122091A JP H1122091 A JPH1122091 A JP H1122091A JP 9181079 A JP9181079 A JP 9181079A JP 18107997 A JP18107997 A JP 18107997A JP H1122091 A JPH1122091 A JP H1122091A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率及び作業の質が高く、低コスト化が
可能なラックビル式冷凍・冷蔵倉庫の床施工法を提供す
る。 【解決手段】 コンクリート杭3で囲まれた地盤1上
に、床下空間8を形成するための複数のブロック型枠9
を配置する。型枠9上に、床下空間8の上部全面を覆う
ように、単管パイプ10及びキーストンプレート11か
らなる防湿用支持部材を気密状態に載架すると共に、該
床下空間8の側部全面と、該側部全面から杭3の上部を
覆う断熱用発泡樹脂6の周辺にわたる領域の地盤1上と
を、防湿用シート14によって気密状態に覆う。シート
14上に断熱用発泡樹脂ボード15を配設すると共に、
プレート11上に断熱用発泡樹脂17を形成する。発泡
樹脂6,17及び発泡樹脂ボード15上に防水層16,
18を形成し、これらの上にコンクリートを打設してラ
ック設置用の床スラブ20を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラックビル式自動
倉庫等の冷凍あるいは冷蔵倉庫(この明細書では「冷凍
・冷蔵倉庫」と呼ぶ)において、防湿・断熱構造の床施
工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍・冷蔵倉庫では、外気に比べて倉庫
内が例えば−25℃等といった低温に冷却されるので、
床スラブ等において防湿・断熱を施す必要があることが
知られている。床スラブに防湿材や断熱材を設置する場
合、例えば、ラック式自動倉庫では、床スラブにラック
ポスト等を設置する必要上、該床スラブ上に防湿材や断
熱材を設置することが困難である。また、床スラブの躯
体中に防湿材や断熱材をサンドイッチ状に挟んで施工す
る方法も考えられるが、これらはスラブと基礎が一体に
ならず、ラック設置の際に水平力の構造的処理が困難に
なる。そこで、床スラブの下面側等に防湿材及び断熱材
を設置する床施工法が提案され、実施されている。従来
の冷凍・冷蔵倉庫における床施工法では、地盤に基礎杭
等の基礎構造体を埋設した後、この基礎構造体上にスラ
ブ型枠を設け、フーチン及びスラブ用コンクリートを打
設してラック設置用の床スラブを形成する。床スラブの
下側には、地盤の凍上を防止するために、換気用の空気
層である床下空間が設けられる。床スラブ形成後、作業
員が床下空間内に入り込み、スラブ型枠を撤去し、床ス
ラブの下面等に断熱材を吹付け、この断熱材を防湿材で
覆うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
冷凍・冷蔵倉庫における床施工法では、基礎構造体上に
スラブ型枠を設けて床スラブを形成した後、該床スラブ
の下側の床下空間に作業員が入り込み、該床スラブの下
側から断熱処理及び防湿処理を施すようにしているの
で、作業効率が低く、作業の質の向上が困難である。し
かも、スラブ型枠を解体した後、該床スラブの下側から
断熱処理及び防湿処理を行わなければならず、余分な作
業が必要となる。その上、床下作業のために充分な床下
作業スペースが必要になり、さらに床下作業のために換
気や進入口が必要になるので、コスト高になるという課
題もあった。本発明は、前記従来技術が持っていた課題
を解決し、作業効率や作業の質を向上でき、しかも低コ
スト化が可能な冷凍あるいは冷蔵倉庫の床施工法を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの請求項1に係る発明では、冷凍ある
いは冷蔵倉庫の床施工法において、冷凍あるいは冷蔵倉
庫の床施工箇所の地盤に基礎構造体を埋設し、前記基礎
構造体で囲まれた前記地盤上に、所定の高さの床下空間
を形成するための複数のブロック型枠を配置し、前記複
数のブロック型枠上に、前記床下空間の上部全面を覆う
ように複数の防湿用支持部材を気密状態に載架すると共
に、該床下空間の側部全面と該床下空間の周囲の前記地
盤上とを、防湿層によって気密状態に覆い、前記防湿層
上に断熱材を配設すると共に、該断熱材で囲まれた前記
支持部材上に断熱層を形成し、前記断熱材及び前記断熱
層上に防水層を形成し、該防水層上に前記基礎構造体で
支持されるフーチン及びスラブ用コンクリートを打設し
てラック設置用の床スラブを形成するようにしている。
請求項2に係る発明では、冷凍あるいは冷蔵倉庫の床施
工法において、冷凍あるいは冷蔵倉庫の床施工箇所の地
盤に基礎構造体を埋設し、該基礎構造体の地盤埋設箇所
の外周を、所定の深さでかつ所定の厚さの断熱部材で覆
い、前記基礎構造体で囲まれた前記地盤上に、所定の高
さの床下空間を形成するための複数のブロック型枠を配
置し、前記複数のブロック型枠上に、前記床下空間の上
部全面を覆うように複数の防湿用支持部材を気密状態に
載架すると共に、該床下空間の側部全面と該側部全面か
ら前記断熱部材周辺にわたる領域の前記地盤上とを、防
湿層によって気密状態に覆い、前記防湿層上に断熱材を
配設すると共に、該断熱材で囲まれた前記支持部材上に
断熱層を形成し、前記断熱部材、前記断熱材及び前記断
熱層上に防水層を形成し、該防水層及び前記基礎構造体
上にフーチン及びスラブ用コンクリートを打設してラッ
ク設置用の床スラブを形成するようにしている。このよ
うな請求項1及び2の構成を採用したことにより、基礎
杭等の基礎構造体が地盤に埋設された後、上方向に向っ
て、防湿用支持部材、防湿層、断熱材、及び断熱層によ
って防湿処理及び断熱処理が施され、これらの上から防
水層を介してラック設置用の床スラブが形成される。
【0005】請求項3に係る発明では、請求項1または
2の冷凍あるいは冷蔵倉庫の床施工法において、前記床
下空間の高さと、前記断熱層、前記断熱部材及び前記断
熱材の材質及び厚さとは、前記冷凍あるいは冷蔵倉庫内
の冷却温度が前記地盤方向に伝導して該地盤の温度が凍
上防止可能な温度以上に上昇する温度勾配特性を有する
ように設定される。このような構成を採用したことによ
り、床下空間の高さを必要以上に高くすることなく、適
切な材質及び厚さの防湿・断熱材料を用いて効率良く凍
上防止が行える。請求項4に係る発明では、請求項1ま
たは2の冷凍あるいは冷蔵倉庫の床施工法において、前
記防湿用支持部材は、前記複数のブロック型枠上に載置
される複数の単管パイプと、前記複数の単管パイプ上に
固定され接合箇所に気密処理が施される複数の波形プレ
ートとで、構成される。このような構成を採用したこと
により、複数のブロック型枠上に複数の単管パイプを載
置し、この上に複数の波形プレートが固定され、かつ各
波形プレート間の接合箇所に気密処理が施され、防湿用
支持部材が形成される。請求項5に係る発明では、請求
項3の冷凍あるいは冷蔵倉庫の床施工法において、前記
断熱層及び前記断熱部材が発泡樹脂で形成され、前記断
熱材が発泡樹脂ボードで形成される。このような構成を
採用したことにより、防湿層上に発泡樹脂ボードが配設
され、この発泡樹脂ボードで囲まれた支持部材上に、発
泡樹脂の吹付け等によって断熱層が形成され、断熱処理
が施される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示すラ
ックビル式冷凍あるいは冷蔵倉庫における床構造の要部
の縦断面図、図2(a),(b)は図1を含む床構造の
全体の縦断面図、図3は図1中のブロック型枠部分の拡
大縦断面図である。さらに、図4(a),(b)は図1
中の防湿用支持部材部分の図であり、同図(a)は斜視
図、及び同図(b)は各キーストンプレート間の接合箇
所の断面図である。本実施形態のラックビル式冷凍ある
いは冷蔵倉庫における床施工法では、以下の(1)〜
(5)の工事が行われる。 (1) 基礎工事 図2(a),(b)に示すように、冷凍あるいは冷蔵倉
庫の床施工箇所の地盤1を掘削すると共に、この掘削箇
所にデープウエル2や基礎杭(例えば、コンクリート
杭)3等の基礎構造体を打込む等して埋設する。図1に
示すように、コンクリート杭3の上部を所定の高さに根
伐する。コンクリート杭3の上部外周の地盤1を所定の
深さだけ掘削し、この掘削箇所4に、防熱工事によって
枠部材(例えば、スチール枠)5で該コンクリート杭3
の上部外周を囲む。防熱工事によってスチール枠5内に
断熱部材(例えば、ウレタン等の発泡樹脂)6を注入
し、該発泡樹脂6によってコンクリート杭3の上部を所
定の深さでかつ所定の厚さで覆う。スチール枠5の外周
の掘削箇所4の地盤1を埋戻す。その後、露出した地盤
1の表面を捨てコン7で覆う。
【0007】(2) 型枠の設置及び防湿処理 コンクリート杭3の周辺の捨てコン7上に、所定の高さ
(例えば、500mm程度)の床下空間8を形成するため
の複数のブロック型枠9を配置する。ブロック型枠9
は、図3及び図4に示すように、凹部9aを有するコン
クリートブロックを複数段積み上げた状態で配置され
る。床下空間8の上部全面を覆うように、複数のブロッ
ク型枠9上に複数の防湿用支持部材が気密状態に載架さ
れる。防湿用支持部材は、例えば、複数の単管パイプ1
0と、防湿層としての機能を有する複数の波形プレート
(例えば、キーストンプレート)11とで構成されてい
る。このような防湿用支持部材を設ける場合、複数のブ
ロック型枠9の凹部9a上に複数の単管パイプ10を載
置し、これらの単管パイプ10上に複数のキーストンプ
レート11の凹部が嵌合するように、これらのキースト
ンプレート11を該単管パイプ10上に並べていく。各
キーストンプレート11間の接合箇所では、これらの凹
部または凸部を一部重ね合わせて防湿効果を向上させ
る。キーストンプレート11の横ずれを防止するため、
このキーストンプレート11を固定手段(例えば、溶
接)によって単管パイプ10上に固定し、これらの溶接
箇所12をコーキングする。さらに、各キーストンプレ
ート11間の接合箇所には、防湿テープ13を貼着して
気密処理を施す。これにより、床下空間8の上部全面が
キーストンプレート11によって気密状態で覆われる。
さらに、床下空間8の側部全面と、該側部全面からスチ
ール枠5周辺にわたる領域の捨てコン7上とを、防熱工
事によって防湿層(例えば、ゴムアスシート)14で気
密状態に覆う。
【0008】(3) 断熱処理 防熱工事によってゴムアスシート14上に、所定の厚さ
の断熱材(例えば、複数枚のウレタン等の発泡樹脂ボー
ド)15を配設する。さらに、発泡樹脂ボード15上及
び発泡樹脂6上に、防熱工事によって防水層(例えば、
砂付きアスファルト)16を形成する。次に、発泡樹脂
ボード15で囲まれたキーストンプレート11上に、防
熱工事によって所定の厚さの断熱層(例えば、ウレタン
等の発泡樹脂)17を吹付け等で形成する。 (4) 防水処理 砂付きアスファルト16の水平領域上及び発泡樹脂17
上に、防水層(例えば、捨てコン)18を形成する。 (5) コンクリート打設 床下空間8と外気とを連通する換気用の通気管19を適
宜設けておき、コンクリート杭3及び捨てコン18上
に、配筋等を行って所定の厚さのフーチン用コンクリー
ト20aを打設し、さらにその上にスラブ用コンクリー
ト20bを打設してラック設置用の床スラブ20を形成
する。そして、床スラブ20のまわりを囲む形で壁21
を構築し、この壁21の内側にウレタン等の断熱材22
を設け、さらに該床スラブ20にラックポスト等を設置
すれば、冷凍あるいは冷蔵倉庫の構築が完了する。
【0009】以上のように、本実施形態における冷凍あ
るいは冷蔵倉庫の床施工法では、次の(a)〜(d)の
ような効果がある。 (a) 地上側から防湿処理と断熱処理を行った後に床
スラブ20を形成するので、作業がしやすく、作業効率
が高くなって作業の質を向上できる。さらに、従来の床
施工法では、防湿処理及び断熱処理が床下作業のため、
換気及び進入口が必要になったり、スラブ型枠の解体等
が必要であったが、本実施形態では、これらの余分な工
事が不要となるので、作業効率がより向上すると共にコ
ストの低減化が図れる。 (b) 従来の床施工法では、防湿処理及び断熱処理が
床下作業のため、床下空間8の高さを高くして充分な床
下作業スペースを確保する必要があった。これに対して
本実施形態では、地上側から防湿処理及び断熱処理を行
った後に床スラブ20を形成する工法であるため、凍上
防止のための換気が行われる程度の床下空間8の高さを
確保できればよいので、該床下空間8の高さを低くで
き、これによって作業量や建設資材を削減できる。さら
に、冷凍あるいは冷蔵倉庫内の冷却温度(例えば、−2
5℃程度)が地盤1方向に伝導して該地盤1の温度が凍
上防止可能な温度(例えば、0℃程度)以上に上昇する
温度勾配特性を有するように、床下空間8の高さと、防
湿処理部分及び断熱処理部分の材質及び厚さとを設定す
ることにより、作業量及び建設資材量をより少なくして
地盤1の凍上を的確に防止できる。 (c) 床下空間8の上部全面を覆うキーストンプレー
ト11は、スラブ型枠としての機能を有すると共に防湿
機能も有しているので、スラブ型枠と防湿部材とを別個
に設ける施工法に比べて、作業量と建設資材を削減でき
る。 (d) 発泡樹脂6,17及び発泡樹脂ボード15を用
いて断熱処理をしているので、作業が比較的簡単で、し
かも断熱効率が高い。さらに、キーストンプレート11
上の発泡樹脂17と防水用捨てコン18との付着が良い
ので、該捨てコン18の剥離等を防止でき、防水効率を
向上できる。
【0010】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(i)〜(v)のようなものがある。 (i) コンクリート杭3は他の基礎構造体で構成して
もよい。コンクリート杭3の上部外周を覆う発泡樹脂6
は、スチール枠5以外の他の枠部材を用いた断熱部材
や、あるいは枠部材を用いないで該断熱部材を形成する
ようにしてもよい。 (ii) ブロック型枠9は、図示以外の構造のものを用
いてもよい。さらに、このブロック型枠9上に設けられ
る単管パイプ10及びキーストンプレート11は、他の
構造の防湿用支持部材で構成してもよい。 (iii) 発泡樹脂ボード15は、他の断熱材を用いても
よい。さらに、この断熱材は、発泡樹脂の吹付け等によ
って形成するようにしてもよい。また、キーストンプレ
ート11上に形成される発泡樹脂17は、他の材料を用
いた断熱層で形成してもよい。 (iv) 捨てコン18によって防水層を形成したが、他
の材料を用いて防水層を形成してもよい。 (v) 図1では、コンクリート杭3の上部外周を発泡
樹脂6で覆い、これらの周辺に発泡樹脂ボード15を設
けているが、これは該コンクリート杭3の上部付近の凍
上を防止するためである。そのため、図2(a)に示す
ように、床下空間8と壁21との間にコンクリート杭3
が設けられていない箇所では、該床下空間8の側部の外
周に発泡樹脂ボード15等のような断熱材を設ける必要
がない。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のう
ちの請求項1及び2に係る発明によれば、地上側から、
床下空間を形成するためのブロック型枠及び防湿用支持
部材を設け、所定の防湿処理及び断熱処理を行った後に
床スラブを形成するようにしているので、防湿処理及び
断熱処理の作業が容易になり、作業効率及び作業の質を
向上できる。しかも、従来のように防湿処理及び断熱処
理を床下作業で行う床施工法に比べ、床下作業のための
換気及び進入口や、スラブ型枠の解体等が不要になり、
作業量及び建設資材を削減でき、コストを低減できる。
請求項3に係る発明によれば、床下空間の高さと、断熱
層、断熱部材及び断熱材の材質及び厚さとを、温度勾配
特性を考慮して設定するようにしたので、少ない作業量
及び建設資材で、的確に地盤の凍上を防止できる。請求
項4に係る発明によれば、単管パイプと波形プレートと
で防湿用支持部材を構成するので、作業が簡単になると
共に、波形プレートによってスラブ型枠及び防湿材とし
ての機能を発揮させることができ、これらのスラブ型枠
と防湿材とを別個に設ける方法に比べ、作業量及び建設
資材を削減できる。請求項5に係る発明によれば、断熱
層及び断熱部材を発泡樹脂で形成し、断熱材を発泡樹脂
ボードで形成するようにしたので、断熱効果が高く、し
かも材料が軽いので作業が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すラックビル式冷凍ある
いは冷蔵倉庫における床構造の要部の縦断面図である。
【図2】図1を含む床構造の全体を示す縦断面図であ
る。
【図3】図1中のブロック型枠部分の拡大縦断面図であ
る。
【図4】図1中の防湿用支持部材部分の図である。
【符号の説明】
1 地盤 3 コンクリート杭 5,17 発泡樹脂 8 床下空間 9 ブロック型枠 10 単管パイプ 11 キーストンプレート 14 ゴムアスシート 15 発泡樹脂ボード 16 砂付きアスファルト 18 捨てコン 19 通気管 20 床スラブ 20a フーチン用コンクリート 20b スラブ用コンクリート 21 壁 22 断熱材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍あるいは冷蔵倉庫の床施工箇所の地
    盤に基礎構造体を埋設し、 前記基礎構造体で囲まれた前記地盤上に、所定の高さの
    床下空間を形成するための複数のブロック型枠を配置
    し、 前記複数のブロック型枠上に、前記床下空間の上部全面
    を覆うように複数の防湿用支持部材を気密状態に載架す
    ると共に、該床下空間の側部全面と該床下空間の周囲の
    前記地盤上とを、防湿層によって気密状態に覆い、 前記防湿層上に断熱材を配設すると共に、該断熱材で囲
    まれた前記支持部材上に断熱層を形成し、 前記断熱材及び前記断熱層上に防水層を形成し、該防水
    層上に前記基礎構造体で支持されるフーチン及びスラブ
    用コンクリートを打設してラック設置用の床スラブを形
    成することを特徴とする冷凍・冷蔵倉庫の床施工法。
  2. 【請求項2】 冷凍あるいは冷蔵倉庫の床施工箇所の地
    盤に基礎構造体を埋設し、該基礎構造体の地盤埋設箇所
    の外周を、所定の深さでかつ所定の厚さの断熱部材で覆
    い、 前記基礎構造体で囲まれた前記地盤上に、所定の高さの
    床下空間を形成するための複数のブロック型枠を配置
    し、 前記複数のブロック型枠上に、前記床下空間の上部全面
    を覆うように複数の防湿用支持部材を気密状態に載架す
    ると共に、該床下空間の側部全面と該側部全面から前記
    断熱部材周辺にわたる領域の前記地盤上とを、防湿層に
    よって気密状態に覆い、 前記防湿層上に断熱材を配設すると共に、該断熱材で囲
    まれた前記支持部材上に断熱層を形成し、 前記断熱部材、前記断熱材及び前記断熱層上に防水層を
    形成し、該防水層及び前記基礎構造体上にフーチン及び
    スラブ用コンクリートを打設してラック設置用の床スラ
    ブを形成することを特徴とする冷凍・冷蔵倉庫の床施工
    法。
  3. 【請求項3】 前記床下空間の高さと、前記断熱層、前
    記断熱部材及び前記断熱材の材質及び厚さとは、前記冷
    凍あるいは冷蔵倉庫内の冷却温度が前記地盤方向に伝導
    して該地盤の温度が凍上防止可能な温度以上に上昇する
    温度勾配特性を有するように設定することを特徴とする
    請求項1または2記載の冷凍・冷蔵倉庫の床施工法。
  4. 【請求項4】 前記防湿用支持部材は、前記複数のブロ
    ック型枠上に載置される複数の単管パイプと、前記複数
    の単管パイプ上に固定され接合箇所に気密処理が施され
    る複数の波形プレートとで、構成することを特徴とする
    請求項1または2記載の冷凍・冷蔵倉庫の床施工法。
  5. 【請求項5】 前記断熱層及び前記断熱部材は発泡樹脂
    で形成し、前記断熱材は発泡樹脂ボードで形成すること
    を特徴とする請求項3記載の冷凍・冷蔵倉庫の床施工
    法。
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