JPH11219757A - シールド電線の端末処理構造及び端末処理方法 - Google Patents

シールド電線の端末処理構造及び端末処理方法

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JPH11219757A
JPH11219757A JP10019709A JP1970998A JPH11219757A JP H11219757 A JPH11219757 A JP H11219757A JP 10019709 A JP10019709 A JP 10019709A JP 1970998 A JP1970998 A JP 1970998A JP H11219757 A JPH11219757 A JP H11219757A
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wire
shielded
terminal
core wire
insulating
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JP10019709A
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Kei Sato
慶 佐藤
Heiji Takase
平二 高瀬
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for soldered or welded connections
    • H01R43/0207Ultrasonic-, H.F.-, cold- or impact welding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮むきして露出した編組線が芯線と接触する
ことを簡単な構造で防止する。 【解決手段】 芯線16と、芯線16を被覆する絶縁内
皮17と、絶縁内皮17の周囲に配置された編組線18
と、編組線18を被覆する絶縁外皮19とからなるシー
ルド電線15を皮むきして露出した前記芯線16を端子
24と接続し、この状態でシールド電線15をコネクタ
ハウジング20内に設置する構造であって、コネクタハ
ウジング20内に、シールド電線の皮むき部分における
編組線18と芯線16との間を遮蔽する遮蔽壁36を設
ける。遮蔽壁36が編組線を封じ込めるため、簡単に絶
縁することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド電線の端
末処理構造及び端末処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、特開平6−349532号公
報に記載された従来のシールド電線の端末処理構造を示
す。シールド電線1は、芯線2に端子3が接続された状
態でコネクタハウジング4の端子収容室5に収容され
る。コネクタハウジング4には、シールド端子6が取り
付けられており、シールド電線1はコネクタハウジング
4への挿入によって編組線7がシールド端子6と接続さ
れる。
【0003】この編組線7とシールド端子6との接続を
行うため、シールド電線1に対して次のような処理が行
われる。まず、シールド電線1の端末部の皮むきを行っ
て編組線7を露出させ、金属リングからなる編組線押さ
え部材8に編組線7を挿入する。この編組線押さえ部材
8をシールド電線1の絶縁外皮9側にスライドさせて露
出している編組線7を縮小させる。
【0004】そして、縮小した編組線部分を挟むよう
に、シールド管11にシールド電線1を挿入する。この
挿入は、編組線7の両側の絶縁内皮10及び絶縁外皮9
にシールド管11が掛け渡されるように行い、その後、
シールド管11を加締めて、編組線7とシールド管11
とを接触させる。この状態で端子収容室5に挿入するこ
とにより、シールド管11がシールド端子6と接触し、
編組線7とシールド端子6との接続を行うことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の端末処理に用い
られる編組線押さえ部材8は、編組線7が芯線2側に延
びて芯線2と接触しないようにするものである。このた
め、従来では、編組線7と芯線2との接触を防止するた
め、編組線押さえ部材8が必要であり、部品点数が多く
なっている。
【0006】また、編組線押さえ部材8はシールド電線
1の挿入の後、スライドさせて編組線7を縮小させる必
要があり、取り付けのための操作が複雑で、面倒となっ
ている。
【0007】さらに、編組線押さえ部材8及びシールド
管11は、シールド電線1の太さに合わせたものを選択
する必要があり、汎用性がなく、選択も面倒となる問題
を有している。
【0008】そこで、本発明は、少ない部品点数で、し
かも簡単な構造及び簡単な操作によって編組線と芯線と
の接触を防止することができ、しかもシールド電線の太
さに関係なく適用することができるシールド電線の端末
処理構造及び処理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、芯線と、芯線を被覆する絶縁内
皮と、絶縁内皮の周囲に配置された編組線と、編組線を
被覆する絶縁外皮とからなるシールド電線を皮むきして
露出した前記芯線を端子と接続し、この状態で前記シー
ルド電線をコネクタハウジング内に設置する構造であっ
て、前記コネクタハウジング内に、前記皮むき部分にお
ける編組線と芯線との間を遮蔽して絶縁する遮蔽壁を設
けたことを特徴とする。
【0010】この構造では、芯線が皮むきされたシール
ド電線をコネクタハウジング内に設置することにより、
コネクタハウジングの遮蔽壁が皮むき部分の編組線と芯
線とを遮蔽する。このため編組線が芯線と接触すること
がなく、これらを確実に絶縁することができる。
【0011】この構造において、絶縁を行う遮蔽壁は、
コネクタハウジングの成形時にコネクタハウジングと同
時に成形することができ、その成形のための処理が不要
となり、簡単に成形することができる。また、遮蔽壁に
よる絶縁は、シールド電線のコネクタハウジングへの設
置と同時に行うことができる。このため、編組線、絶縁
内皮、絶縁外皮などに対する加工や処理を行う必要がな
く、編組線と芯線との絶縁を簡単に行うことができると
共に、且つ迅速な処理が可能となる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記遮蔽壁を、前記芯線が設置される芯線収容
孔と絶縁外皮が設置される外皮収容孔との間に設けたこ
とを特徴とする。
【0013】この構造では、芯線収容室と外皮収容室と
の間に遮蔽壁を設けるため、芯線及び絶縁外皮の間の編
組線と遮蔽壁とが確実に対応し、編組線が芯線と接触す
ることを防止することができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
発明であって、前記遮蔽壁は、少なくとも前記絶縁内皮
又は絶縁外皮の先端部外周に密着することを特徴とす
る。
【0015】遮蔽壁が絶縁内皮又は絶縁外皮の先端部外
周に密着することにより、コネクタハウジング内でのシ
ールド電線の軸方向への移動が拘束される。このため、
編組線自体の軸方向の移動がなくなり、芯線との接触を
防止することができる。特に、遮蔽壁が絶縁内皮の先端
部外周に密着した状態では、編組線が絶縁内皮を乗り越
えることができず、絶縁内皮前方の芯線との接触を確実
に防止できる。
【0016】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の発明であって、前記遮蔽壁は、前記外皮収容
孔から前記芯線収容孔に向かって径が連続的に小さくな
るテーパ状となっていることを特徴とする。
【0017】このようなテーパ状の遮蔽壁では、シール
ド電線をコネクタハウジングに設置すると、シールド電
線と遮蔽壁とが必ず接触するため、遮蔽壁が編組線と芯
線とを遮蔽し、これらの絶縁が可能となる。
【0018】請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の発明であって、前記遮蔽壁は、前記外皮収容
孔から芯線収容孔に向かって径が段階的に小さくなる階
段状となっていることを特徴とする。
【0019】このような階段状の遮蔽壁では、いずれか
の径の階段部分がシールド電線の絶縁内皮又は絶縁外皮
と当接する。そして、当接した階段部分が編組線と芯線
との絶縁を行う。この構造では、いずれかの階段部分が
絶縁外皮又は絶縁内皮と必ず当接するため、シールド電
線と遮蔽壁との間に寸法のズレがあっても、編組線と芯
線との絶縁を確保することができる。
【0020】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の発明であって、前記芯線収容孔及び外皮収容
孔の径は、前記コネクタハウジングに設置される異なっ
た太さのシールド電線の内、最大径の芯線及び最大径の
絶縁外皮のそれぞれの外径に合わせた寸法となってお
り、前記絶縁外皮及び/又は絶縁内皮の皮むき長さをシ
ールド電線の太さに合わせて調整してコネクタハウジン
グ内に設置することを特徴とする。
【0021】この構造では、芯線収容孔及び外皮収容孔
の径をシールド電線の内の最大太さに合わせているた
め、すべての太さのシールド電線を設置することがで
き、汎用性が向上する。これに対し、シールド電線 の
皮むき長さを調整することにより、絶縁内皮又は絶縁外
皮が遮蔽壁と接触するため、いずれの太さのシールド電
線であっても、編組線と芯線とが遮蔽される。このた
め、これらの絶縁を行うことができる。
【0022】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載の発明であって、前記遮蔽壁は、少なくとも前
記絶縁外皮又は/及び絶縁内皮の外周面に喰い込む突起
を有していることを特徴とする。
【0023】突起が絶縁外皮又は絶縁内皮に喰い込むこ
とにより、シールド電線の位置ズレを防止するため、シ
ールド電線を確実にコネクタハウジングに設置すること
ができる。また、シールド電線が位置ズレしないため、
編組線と芯線との接触もなくなる。
【0024】請求項8の発明は、請求項7記載の発明で
あって、前記突起は、シールド電線の抜け止め方向に傾
斜していることを特徴とする。
【0025】突起がシールド電線の抜け止め方向に傾斜
することにより、突起がシールド電線の抜け方向の位置
ズレを防止する。このため、シールド電線の抜けがなく
なると共に、シールド電線が位置ズレしないため、位置
ズレに起因した編組線と芯線との接触も防止することが
できる。
【0026】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かに記載の発明であって、前記コネクタハウジングは、
前記遮蔽壁の下半分を有した本体部と、遮蔽壁の上半分
を有し、前記本体部に被せられるカバーとによって形成
されていることを特徴とする。
【0027】この構造では、カバーの開放状態でシール
ド電線を本体部に設置し、その後、カバーを閉じること
により、カバー及び本体部によって遮蔽壁が形成され、
編組線と芯線との絶縁が行われる。このため、シールド
電線のコネクタハウジングへの設置を簡単に行うことが
できる。
【0028】請求項10の発明は、請求項1〜9のいず
れかに記載の発明であって、前記シールド端子は、コネ
クタハウジングが嵌合する相手コネクタ内の相手タブ端
子と弾性的に接触する弾性接触片を有しており、前記コ
ネクタハウジングは、相手コネクタとの不完全嵌合で前
記弾性接触片と相手端タブ子との接触を回避すると共
に、相手コネクタとの完全嵌合で弾性接触片と相手タブ
端子との接触を許容する接触調整壁を備えていることを
特徴とする。
【0029】この構造の接触調整壁は、コネクタハウジ
ングが相手コネクタと嵌合していないときには、弾性接
触片が相手タブ端子と接触しておらず、コネクタハウジ
ングが完全に嵌合したときにだけ、弾性接触片を相手タ
ブ端子と接触させる。このため、相手コネクタとの完全
嵌合の有無によって、シールド端子と相手タブ端子との
接触の有無を検知することができる。
【0030】請求項11の発明は、請求項1〜10のい
ずれかに記載の発明であって、前記芯線が端子と接続さ
れており、この端子がシールド電線の設置方向と交差す
る方向に配置されていることを特徴とする。
【0031】この構造では、芯線に接続される端子がシ
ールド電線の設置方向と交差するため、これらを収容す
るコネクタハウジングが角度を有して屈曲した構造とな
る。このため、コネクタハウジングが長くなることがな
く、狭いスペース内への配置を簡単に行うことができ
る。
【0032】請求項12の発明は、請求項1〜11のい
ずれかに記載の発明であって、前記編組線とシールド端
子とを、前記絶縁外皮に対するコネクタハウジング外側
からの超音波加振によって導通接続したことを特徴とす
る。
【0033】コネクタハウジングの外側からの超音波加
振によって、絶縁外皮が溶融して、内部の編組線とシー
ルド端子とが接続されるため、これらを接続するための
加締め等が不要となり、接続を簡単に行うことができ
る。また、コネクタハウジングの外側からの超音波加振
のため、接続の操作性が向上する。
【0034】請求項13の発明の処理方法は、芯線と、
芯線を被覆する絶縁内皮と、絶縁内皮の周囲に配置され
た編組線と、編組線を被覆する絶縁外皮とからなるシー
ルド電線を皮むきして露出した前記芯線を端子と接続
し、この状態で前記シールド電線をコネクタハウジング
内の芯線収容孔及び外皮収容孔との間に掛け渡し状に設
置することによって、皮むき部分の編組線と芯線との間
をコネクタハウジングの遮蔽壁により遮蔽して絶縁する
ことを特徴とする。
【0035】この方法では、皮むきによって芯線が露出
したシールド電線をコネクタハウジングに設置すること
により、遮蔽壁が皮むき部分の編組線と芯線との絶縁を
行うため、簡単な操作でこれらを絶縁することができ
る。
【0036】請求項14の発明は、請求項13記載の発
明であって、前記絶縁外皮又は/及び絶縁内皮の皮むき
長さをシールド電線の太さに合わせて調整した後、シー
ルド電線をコネクタハウジング内に設置することを特徴
とする。
【0037】絶縁外皮又は絶縁内皮の皮むき長さを調整
することにより、絶縁内皮又は絶縁外皮が遮蔽壁と接触
するため、いずれの太さのシールド電線であっても、編
組線と芯線とを絶縁することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
により具体的に説明する。なお、各実施形態において同
一の部材は同一の符号によって対応させてある。
【0039】第1の実施形態 図1〜図11は、本発明の第1の実施形態を示す。この
実施形態の端末処理構造は、シールド電線15と、図1
〜図4に示すコネクタハウジング20と、図5に示すシ
ールド端子21とを備えている。
【0040】シールド電線15は、図10に示すよう
に、芯線16と、芯線16を被覆する絶縁内皮17と、
絶縁内皮17の周囲に配置された編組線18と、芯線1
6、絶縁内皮17及び編組線18を被覆する絶縁外皮1
9とからなっている。このシールド電線15は、絶縁外
皮19及び絶縁内皮17を皮むきして芯線16を露出さ
せ、露出した芯線16に端子24を接続した状態で端末
処理される。
【0041】コネクタハウジング20は、図1〜図5に
示すように、端子収容部22及び電線収容部23が直交
した交差状となっており、これらが一体的に形成されて
いる。このように、端子収容室22及び電線収容部23
が交差状となっていることにより、コネクタハウジング
20の全体が長くならないため、狭い設置スペース内へ
の配置が可能となる。
【0042】端子収容部22は、図7に示すようにシー
ルド電線15の芯線16と接続された端子24を収容す
る端子収容室25を有している。端子収容部22の前面
壁27には、図1及び図4に示すように、相手コネクタ
からの端子(図示省略)が侵入するための端子挿入窓2
6が形成されている。
【0043】電線収容部23は、シールド電線15を収
容するものであり、図3及び図7に示すように、本体部
28と、本体部28に被せられるカバー29とを備えて
いる。
【0044】本体部28及びカバー29は矩形筒体を斜
めに2分割した半割体となっており、カバー29を本体
部28に被せることにより、半割体が突き合わされて矩
形筒体状の電線収容部23が形成される。
【0045】カバー29はヒンジ30を介して本体部2
8に連結されており、ヒンジ30を中心に回動すること
により、本体部28を開閉する。カバー29を本体部2
8に対して閉じるため、カバー29及び本体部28に
は、相互に係脱自在に係合するフック片31及びフック
突起32が設けられている。
【0046】このような電線収容部23の内部には、シ
ールド電線15の絶縁外皮19を収容する外皮収容孔3
3及び芯線16を収容する芯線収容孔34が形成されて
いる。この場合、外皮収容孔33は大径で、芯線収容孔
34は小径となっており、これらの間には、これらを連
通する連通孔35が形成されている。
【0047】この実施形態では、上述したように、共に
半割体となっている本体部28とカバー29とによって
電線収容部23が形成されているため、外皮収容孔3
3、芯線収容孔34及び連通孔35も共に半割り状態で
形成されている。図5及び図6において、33a、34
a、35aは本体部28側に形成された外皮収容孔3
3、芯線収容孔34及び連通孔35の半割体、33b、
34b、35bはこれらの対向するようにカバー29に
形成された外皮収容孔33、芯線収容孔34、連通孔3
5の半割体である。
【0048】この実施形態において、連通孔35を構成
する壁部は、遮蔽壁36によって形成されている。遮蔽
壁36は、外皮収容孔33側が大径で、芯線収容孔34
に向かって径が連続的に小さくなるテーパ状に形成され
ている。このようなテーパ状に形成することにより、後
述するように、皮むき部分の編組線18を連通孔35に
封じ込めることができ、編組線18が芯線16側に延び
て接触することを防止することができる。図5及び図6
において、36aは本体部28側に形成された遮蔽壁3
6の半割体、36bはカバー29側に形成された遮蔽壁
36の半割体である。
【0049】以上の本体部28及びカバー29は、樹脂
成形型内でそれぞれが成形されるものであり、このた
め、外皮収容孔33、芯線収容孔34、連通孔35及び
遮蔽壁36がこれらと一体的に成形される。このため、
これらを簡単に成形することができる。
【0050】シールド端子21は、図5に示すように、
平面コ字形に形成されており、一端側が平坦状の接触子
37となっている。この接触子37には、連結部38が
横方向に連設され、連結部38の先端に弾性接触片39
が連設されている。接触子37はシールド電線15の編
組線18に接続されるものであり、この接続は後述する
ように、絶縁外皮19上への超音波加振によって行われ
る。弾性接触片39には、図11に示すように相手コネ
クタ40のタブ端子41が接触してタブ端子41との接
続が行われる。
【0051】このシールド端子21は、電線収容部23
の本体部28に取り付けられる。このため、シールド端
子21の連結部38が本体部28の底面42に挟み込ま
れる。この挟み込み状態では、弾性接触片39は端子収
容室25の下方側に位置している。また、接触子37は
本体部28に形成されている載置凹部43に載置されて
固定される。この載置凹部43は外皮収容孔33に位置
するように設けられている。
【0052】次に、この実施形態の端末処理方法を説明
する。
【0053】図5に示すように、カバー29を開いた状
態で、接触子37及び弾性接触片39をコネクタハウジ
ング20に向けた状態でシールド端子21を本体部28
にセットする。このセットにより、図6に示すように、
シールド端子21の接触子37が載置凹部43に固定さ
れると共に、弾性接触片39が端子収容室25の下方に
位置する。
【0054】一方、図7に示すように、シールド電線1
5は絶縁外皮19及び絶縁内皮17を皮むきして芯線1
6を露出させ、露出した芯線16に端子24の接続部4
4をろう付けによって接続する。図中符号45は、接続
部44に連設され、相手端子が接触する接触部である。
この場合、端子24はその長さ方向がシールド電線15
の長さ方向と直交するように接続する。なお、シールド
電線15の皮むきにより、編組線18が絶縁外皮19か
ら部分的に露出するが、露出した編組線18に対しては
何の処理を施すことなく、次の工程に移行する。
【0055】この接続状態で端子24を端子収容室25
に挿入する。かかる挿入によってシールド電線15は、
外皮収容孔33及び芯線収容孔34に掛け渡し状に設置
される。すなわち、絶縁外皮19が外皮収容孔33内に
位置し、芯線16が芯線収容孔34内に位置し、これに
より、絶縁内皮17及び上述した皮むき部分で部分的に
露出している編組線18が連通孔35内に位置する。ま
た、シールド端子21の接触子37は絶縁外皮19と重
なっている。
【0056】その後、編組線18とシールド端子21と
の接続を行う。この接続は、図8に示すように、シール
ド端子21の接触子37と絶縁外皮19との重なり部分
に対し、超音波ホーン46から超音波加振することによ
り行う。超音波ホーン46は本体部28の外側及びシー
ルド電線15を上下から挟み、この挟み状態で超音波加
振を行う。この超音波加振によって絶縁外皮19が部分
的に溶融して内部の編組線18が露出するため、接触子
37と接続される。このような接続では、皮むきして編
組線18を露出させる必要がないため、簡単に接続で
き、端末処理を迅速に行うことができる。
【0057】なお、編組線18とシールド端子21との
接続は、半田こてによる加熱によっても行うことが可能
である。
【0058】このような接続の後、カバー29を閉じて
フック片31とフック突起32を係合させ、図9に示す
ようにカバー29を本体部28と結合させる。
【0059】このようにしてカバー29を閉じることに
より、連通孔35を囲む遮蔽壁36が形成される。この
遮蔽壁36は、図10(a)、(b)で示すように、絶
縁内皮17及び/又は絶縁外皮19の先端部外周に密着
する。このため、皮むき部分で露出している編組線18
が遮蔽壁36によって遮蔽されて芯線収容孔34まで到
達することがなく、芯線16と接触する不都合がなくな
る。
【0060】このように本実施形態では、カバー29を
閉じるだけで遮蔽壁36が形成され、この遮蔽壁36に
よって皮むき部分で露出している編組線18を連通孔3
5に封じ込めることができる。このため、編組線18に
対して金属リングを嵌めて芯線16との接触を防止する
面倒な処理が不要となり、芯線16との絶縁を簡単に、
しかも確実に行うことができる。
【0061】図11は、以上の処理が行われて作製され
たコネクタ47を相手コネクタ40に嵌合する手順を示
す。コネクタ47には、図11(a)で示すように、第
1及び第2の接触調整壁48、49が形成されている。
第1の接触調整壁48は、コネクタハウジング20の上
面に突出するように形成されており、第2の接触調整壁
49はコネクタハウジング20の内部に突出するように
形成されている。
【0062】第1の接触調整壁48は相手コネクタ40
に係合するものである。第2の接触調整壁49は、第1
の接触調整壁48の下方に位置するように設けられてお
り、シールド端子21の弾性接触片39が弾性的に当接
している。
【0063】このようなコネクタ37を相手コネクタ4
0内に嵌合すると、嵌合当初の不完全嵌合では、図11
(b)で示すように、第1の接触調整壁48が相手コネ
クタ40の上面内壁50と接触して押されるため、弾性
接触片39が相手コネクタ40内のタブ端子41と接触
することがない。
【0064】コネクタ47をさらに押し込んで、第1の
接触調整壁48が相手コネクタ40の上面内壁50を通
過すると、図11(c)で示すように、コネクタ47が
水平な完全嵌合状態となる。この状態では、コネクタ4
7内に相手コネクタ40のタブ端子41が侵入してお
り、弾性接触片39がタブ端子41と弾性的に接触する
ため、シールド端子21とタブ端子41とが導通する。
【0065】このように接触調整壁48、49を設ける
ことにより、相手コネクタ40との完全嵌合とシールド
端子21とタブ端子41との接触とを同期させることが
でき、コネクタ47、40の完全嵌合を検知することに
より、シールド端子21とタブ端子41との導通を検知
することができる。
【0066】第2の実施形態 図12〜図15は、本発明の第2の実施形態を示す。こ
の実施形態においても、コネクタハウジング20におけ
る外皮収容孔33及び芯線収容孔34(図13、14参
照)の間には、連通孔35が形成されると共に、連通孔
35が遮蔽壁36によって囲まれている。また、遮蔽壁
36は外皮収容孔33から芯線収容孔34に向かって径
が連続的に小さくなるテーパ状となっている。
【0067】この実施形態では、太さの異なるシールド
電線15への汎用性を拡大するものであり、最も太いシ
ールド電線15の芯線16の半径をaとし、その絶縁外
皮19の半径をbとした場合、図14に示すように、コ
ネクタハウジング20の芯線収容孔34の径をa、外皮
収容孔33の径をbと設定する。
【0068】従って、最も太いシールド電線15では、
図15(d)で示すように、芯線16が芯線収容孔34
に充満し、絶縁外皮19が外皮収容孔33に充満する。
このとき、絶縁内皮17及び皮むきによって露出してい
る編組線18は、連通孔35内に位置し、皮むき部分の
編組線18が遮蔽壁36によって連通孔35内に封じ込
まれるため、芯線16と接触することがない。
【0069】一方、これよりも細いシールド電線15で
は、図12に示すように、絶縁内皮17の皮むき長さc
及び芯線16の皮むき長さdをそのシールド電線15の
太さに合わせて調整する。この調整は、図13に示すよ
うに、絶縁内皮17が連通孔35、すなわち遮蔽壁36
内に位置するように行うものであり、このためには、シ
ールド電線15の径が太くなるに従って、芯線16の皮
むき長さdを大きく設定する。
【0070】図15(c)は、2番目に太いシールド電
線15を、同図(b)は3番目に太いシールド電線15
を示し、芯線16が長く露出するように皮むきを行うこ
とにより、芯線16に続く絶縁内皮17及び絶縁外皮1
9が連通孔35内に位置し、これらが遮蔽壁36に密着
している。このため、皮むき部分の編組線18が遮蔽壁
36によって連通孔35内に封じ込まれ、編組線18が
芯線16と接触することがない。
【0071】図15(a)は、最も細いシールド電線1
5であり、この場合は芯線16が短く露出するように皮
むきを行う。このような皮むきによって、絶縁外皮19
が連通孔35内に位置し、連通孔35を囲む遮蔽壁36
に密着し、それ以上移動することがない。従って、編組
線18は連通孔35内に封じ込まれるため、芯線16と
接触することがなくなる。
【0072】このような実施形態では、異なった太さの
シールド電線であっても、その皮むき長さをシールド電
線の太さによって調整するだけで同一のコネクタハウジ
ングに適用することができる。このため、汎用性を拡大
することができる。
【0073】第3の実施形態 図16及び図17は、第3の実施形態を示す。この実施
形態においては、コネクタハウジング20の本体部28
に形成されている連通孔35(図17参照)が階段状と
なっている。すなわち、図16及び図17(a)に示す
ように、外皮収容孔33と芯線収容孔34との間に段差
を形成することによって、第1の階段部51、第2の階
段部52が形成されている。これらの階段部51、52
によって遮蔽壁が構成されるものである。第1の階段部
51は外皮収容孔33側に位置し、第2の階段部52は
芯線収容孔34側に位置している。第1の階段部51は
絶縁外皮19よりも径が小さいが絶縁内皮17よりも径
が大きくなっており、第2の階段部52は絶縁内皮17
と同等かそれよりも小さな径となっている。
【0074】このような階段部51、52を形成するた
め、本体部28及びカバー29には、図16に示すよう
に、それぞれの半割体51a、51b、52a、52b
が形成されている。
【0075】以上のような遮蔽壁を構成する階段部5
1、52に対し、シールド電線15は絶縁内皮17が第
2の階段部52に当接し、絶縁外皮19が第1の階段部
51に当接して固定されるため、皮むき部分に露出して
いる編組線18が連通孔35から出ることがなく、芯線
16と接触することがなくなる。
【0076】また、階段部51、52はシールド電線1
5の皮むき寸法公差のばらつきを吸収するため、皮むき
寸法公差のばらつきに起因したシールド電線15の位置
ズレを防止することができる。従って、皮むき寸法公差
がばらつくことによって第1の実施形態では、図17
(b)で示すように位置ズレによって編組線18が芯線
16と接触することがあるのに比べ、階段部51、52
がこれを防止するため、さらに信頼性のある絶縁を行う
ことができる。
【0077】図18は、第2の実施形態に対応した変形
々態を示す。すなわち、この形態では、太さの異なる複
数のシールド電線15への汎用性を広げるものであり、
(b)で示すように、最大太さのシールド電線15の芯
線16の径をA、その絶縁内皮17の径をB、その絶縁
外皮19の径をCとした場合、(a)で示すように、芯
線収容孔34の径をA、階段部52、51の間の連通孔
35の径をB、外皮収容孔33の径を2Cと設定する。
【0078】太さの異なるシールド電線15が多数、存
在する場合には、以上の設定をそれぞれの太さのシール
ド電線15に対応して行うことにより、図19に示すよ
うに、外皮収容孔33から芯線収容孔34に向かって径
が段階的に小さくなる多段の階段部53a、53b、5
3c、……が形成され、この多段の階段部53a、53
b、53c、……によって連通孔35が構成される。こ
のような多段の階段部とすることにより、各種の太さの
シールド電線に対して適用することができ、汎用性が増
大する。
【0079】図20は、多段の階段部53a、53b、
53c、……を形成した場合のシールド電線15への適
用例を示し、(a)が最も細いシールド電線15を、
(d)が最も太いシールド電線15を適用した場合であ
り、(b)及び(c)はこれらの中間のシールド電線1
5を適用した場合である。いずれの場合も、対応した階
段部によってシールド電線15が移動することがなく、
編組線18と芯線16とを絶縁することができる。
【0080】第4の実施形態 図21及び図22は、第4の実施形態を示す。この実施
形態では、第3の実施形態に加えて、複数の突起54、
55、61、56を形成している。第1の突起54は、
シールド電線15の挟み込み口57に形成され、第2の
突起55は階段部51が形成される連通孔35に形成さ
れ、第3の突起61は階段部52に形成され、第4の突
起56は芯線収容孔34に形成されている。いずれの突
起54、55、61、56も、図21に示すように、半
割体54a、55a、61a、56a及び54b、55
b、61b、56bからなり、カバー29を本体部28
に被せることによって、図22(a)で示すようにリン
グ状に突出した突起となる。
【0081】このような突起54、55、61、56
は、突出することによってシールド電線15の対向部位
に喰い込む。この実施形態においては、図22(b)で
示すように、第2の突起55が絶縁外皮19の外周面に
喰い込み、第3の突起61が絶縁内皮17の外周面に喰
い込み、第1の突起51が絶縁外皮19の外周面に喰い
込み(図示省略)、第4の突起56が芯線16に喰い込
んでいる(図示省略)。このように喰い込むことによ
り、シールド電線15が位置ズレすることがなく、位置
ズレによる編組線18と芯線16との接触を防止するこ
とができる。また、カバー29を本体部28に被せる際
或いは、その後に、シールド電線15を確実に固定する
ことが可能となる。
【0082】図23は、突起の変形々態を示す。この形
態における複数の突起58、59、60はいずれも外皮
収容孔33側が傾斜した形状となっており、絶縁外皮1
9、絶縁内皮17及び芯線16の抜け止め方向からこれ
らに喰い込んでいる。このように抜け止め方向から喰い
込むことにより、シールド電線15が定位置に固定され
るばかりでなく、抜け止め方向にも抵抗力となるため、
シールド電線15が抜け止めされて安定した固定を行う
ことができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、コネクタハウジングの遮蔽壁が皮むき部分の編
組線と芯線とを遮蔽するため、芯線との接触を防止する
ためシールド電線へ加工や処理を行う必要がなく、簡単
な構造で、簡単に絶縁することができる。
【0084】請求項2の発明によれば、芯線及び絶縁外
皮の間の編組線と遮蔽壁とが対応し、確実な接触防止を
することができる。
【0085】請求項3の発明によれば、遮蔽壁がシール
ド電線の外周に密着するため、編組線と芯線との接触を
確実に防止できる。
【0086】請求項4の発明の発明によれば、遮蔽壁が
テーパ状のため、編組線を封じ込めて芯線との接触を防
止することができる。
【0087】請求項5の発明によれば、遮蔽壁が複数の
階段状のため、いずれかの径の階段部分がシールド電線
の絶縁内皮又は絶縁外皮と当接し、この当接によって編
組線と芯線との絶縁を行うと共に、シールド電線と遮蔽
壁との間に寸法のズレがあっても、編組線と芯線との絶
縁を確保することができる。
【0088】請求項6の発明によれば、すべての太さの
シールド電線に対して適用することができるため、汎用
性が増大する。
【0089】請求項7の発明によれば、突起が絶縁外皮
又は絶縁内皮に喰い込んでシールド電線の位置ズレを防
止するため、シールド電線を確実にコネクタハウジング
に設置することができ、編組線と芯線との接触もなくな
る。
【0090】請求項8の発明によれば、突起がシールド
電線の抜け方向の位置ズレを防止するため、シールド電
線の抜けがなくなり、しかもシールド電線が位置ズレし
ないため、位置ズレに起因した編組線と芯線との接触も
防止することができる。
【0091】請求項9の発明によれば、カバーを閉じる
ことにより、カバー及び本体部によって遮蔽壁が形成さ
れて、編組線と芯線との絶縁が行われため、シールド電
線のコネクタハウジングへの設置を簡単に行うことがで
きる。
【0092】請求項10の発明によれば、接触調整壁を
有しているため、相手コネクタとの完全嵌合の有無によ
って、シールド端子と相手タブ端子との接触の有無を検
知することができる。
【0093】請求項11の発明によれば、コネクタハウ
ジングが角度を有して屈曲した構造となるため、コネク
タハウジングが長くなることがなく、狭いスペース内へ
の配置を簡単に行うことができる。
【0094】請求項12の発明によれば、コネクタハウ
ジングの外側からの超音波加振によって、編組線とシー
ルド端子とを接続するため、これらの接続を接続を簡単
に行うことができ、しかも操作性が向上する。
【0095】請求項13の発明によれば、シールド電線
をコネクタハウジングに設置することにより、遮蔽壁が
皮むき部分の編組線と芯線との絶縁を行うため、簡単な
操作でこれらを絶縁することができる。
【0096】請求項14の発明によれば、絶縁外皮又は
絶縁内皮の皮むき長さを調整することにより、遮蔽壁と
接触するため、いずれの太さのシールド電線であって
も、編組線と芯線とを絶縁することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるシールド電線
を設置したコネクタハウジングの正面図である。
【図2】第1の実施形態のコネクタハウジングの平面図
である。
【図3】コネクタハウジングのカバーの開閉を示す図1
の右側面図である。
【図4】カバーを閉じた状態のコネクタハウジングの斜
視図である。
【図5】カバーの開放状態のコネクタハウジングに対し
てシールド端子を配置する状態の分解斜視図である。
【図6】コネクタハウジングにシールド端子を取り付け
た状態を示す斜視図である。
【図7】端子を接続したシールド電線をコネクタハウジ
ングに配置する状態の分解斜視図である。
【図8】シールド電線の編組線とシールド端子の接触子
とを超音波加振によって接続する状態の側面図である。
【図9】シールド電線を取り付けた後に、カバーを閉じ
た状態のコネクタの斜視図である。
【図10】コネクタハウジング内のシールド電線の状態
を示し、(a)は断面図、(b)は部分拡大断面図であ
る。
【図11】(a)は組立後のコネクタを相手コネクタに
嵌合する前の断面図、(b)は嵌合途中の断面図、
(c)は完全嵌合状態の断面図である。
【図12】本発明の第2の実施形態におけるシールド電
線の皮むきの寸法関係を示す斜視図である。
【図13】第2の実施形態におけるシールド電線の太さ
に対する寸法関係を示す断面図である。
【図14】第2の実施形態における外皮収容孔と芯線収
容孔との寸法関係を示す断面図である。
【図15】(a)〜(d)は、第2の実施形態での太さ
の異なったシールド電線への適用を示す断面図である。
【図16】第3の実施形態におけるカバーを開放した状
態のコネクタハウジングの斜視図である。
【図17】(a)は第3の実施形態の作用を示す断面
図、(b)は第1の実施形態の不都合を示す断面図であ
る。
【図18】(a)は第3の実施形態における芯線収容
孔、連通孔、外皮収容孔の寸法関係を示す断面図、
(b)は(a)に対するシールド電線における寸法関係
を示す側面図である。
【図19】太さの異なった数多くのシールド電線に対し
て適用するために多段の階段部を形成した断面図であ
る。
【図20】(a)〜(d)は、第3の実施形態での太さ
の異なったシールド電線への適用を示す断面図である。
【図21】本発明の第4の実施形態におけるカバーを開
放した状態のコネクタハウジングの斜視図である。
【図22】(a)は第4の実施形態における部分断面
図、(b)はその作用を示す拡大断面図である。
【図23】第4の実施形態の変形々態の部分断面図であ
る。
【図24】従来のシールド電線の端末処理を示す断面図
である。
【符号の説明】
15 シールド電線 16 芯線 17 絶縁内皮 18 編組線 19 絶縁外皮 20 コネクタハウジング 21 シールド端子 24 端子 28 本体部 29 カバー 33 外皮収容孔 34 芯線収容孔 35 連通孔 36 遮蔽壁 37 接触子 39 弾性接触片 40 相手コネクタ 41 タブ端子 46 超音波ホーン 48 49 接触調整壁 51 52 階段部 54 55 56 58 59 60 61 突起

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯線と、芯線を被覆する絶縁内皮と、絶
    縁内皮の周囲に配置された編組線と、編組線を被覆する
    絶縁外皮とからなるシールド電線を皮むきして露出した
    前記芯線を端子と接続し、この状態で前記シールド電線
    をコネクタハウジング内に設置する構造であって、前記
    コネクタハウジング内に、前記皮むき部分における編組
    線と芯線との間を遮蔽して絶縁する遮蔽壁を設けたこと
    を特徴とするシールド電線の端末処理構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記遮蔽
    壁を、前記芯線が設置される芯線収容孔と絶縁外皮が設
    置される外皮収容孔との間に設けたことを特徴とするシ
    ールド電線の端末処理構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の発明であって、前
    記遮蔽壁は、少なくとも前記絶縁内皮又は絶縁外皮の先
    端部外周に密着することを特徴とするシールド電線の端
    末処理構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明で
    あって、前記遮蔽壁は、前記外皮収容孔から前記芯線収
    容孔に向かって径が連続的に小さくなるテーパ状となっ
    ていることを特徴とするシールド電線の端末処理構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明で
    あって、前記遮蔽壁は、前記外皮収容孔から芯線収容孔
    に向かって径が段階的に小さくなる階段状となっている
    ことを特徴とするシールド電線の端末処理構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の発明で
    あって、前記芯線収容孔及び外皮収容孔の径は、前記コ
    ネクタハウジングに設置される太さの異なったシールド
    電線の内、最大径の芯線及び最大径の絶縁外皮のそれぞ
    れの外径に合わせた寸法となっており、前記絶縁外皮及
    び/又は絶縁内皮の皮むき長さをシールド電線の太さに
    合わせて調整してコネクタハウジング内に設置すること
    を特徴とするシールド電線の端末処理構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の発明で
    あって、前記遮蔽壁は、少なくとも前記絶縁外皮又は/
    及び絶縁内皮の外周面に喰い込む突起を有していること
    を特徴とするシールド電線の端末処理構造。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の発明であって、前記突起
    は、シールド電線の抜け止め方向に傾斜していることを
    特徴とするシールド電線の端末処理構造。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の発明で
    あって、前記コネクタハウジングは、前記遮蔽壁の下半
    分を有した本体部と、遮蔽壁の上半分を有し、前記本体
    部に被せられるカバーとによって形成されていることを
    特徴とするシールド電線の端末処理構造。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の発明
    であって、前記シールド端子は、コネクタハウジングが
    嵌合する相手コネクタ内の相手タブ端子と弾性的に接触
    する弾性接触片を有しており、前記コネクタハウジング
    は、相手コネクタとの不完全嵌合で前記弾性接触片と相
    手タブ端子との接触を回避すると共に、相手コネクタと
    の完全嵌合で弾性接触片と相手タブ端子との接触を許容
    する接触調整壁を備えていることを特徴とするシールド
    電線の端末処理構造。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の発
    明であって、前記芯線が端子と接続されており、この端
    子がシールド電線の設置方向と交差する方向に配置され
    ていることを特徴とするシールド電線の端末処理構造。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の発
    明であって、前記編組線とシールド端子とを、前記絶縁
    外皮に対するコネクタハウジング外側からの超音波加振
    によって導通接続したことを特徴とするシールド電線の
    端末処理構造。
  13. 【請求項13】 芯線と、芯線を被覆する絶縁内皮と、
    絶縁内皮の周囲に配置された編組線と、編組線を被覆す
    る絶縁外皮とからなるシールド電線を皮むきして露出し
    た前記芯線を端子と接続し、この状態で前記シールド電
    線をコネクタハウジング内の芯線収容孔及び外皮収容孔
    との間に掛け渡し状に設置することによって、皮むき部
    分の編組線と芯線との間をコネクタハウジングの遮蔽壁
    により遮蔽して絶縁することを特徴とするシールド電線
    の端末処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の発明であって、前記
    絶縁外皮又は/及び絶縁内皮の皮むき長さをシールド電
    線の太さに合わせて調整した後、シールド電線をコネク
    タハウジング内に設置することを特徴とするシールド電
    線の端末処理方法。
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