JPH11219158A - ビデオオーバーレイ装置 - Google Patents

ビデオオーバーレイ装置

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JPH11219158A
JPH11219158A JP10018577A JP1857798A JPH11219158A JP H11219158 A JPH11219158 A JP H11219158A JP 10018577 A JP10018577 A JP 10018577A JP 1857798 A JP1857798 A JP 1857798A JP H11219158 A JPH11219158 A JP H11219158A
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JP
Japan
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video
signal
color
graphic
area
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Application number
JP10018577A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sato
浩明 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオオーバーレイ装置において、グラフィ
ック画像領域内にビデオ画像を表示できる領域を検出し
て、前記グラフィック画像内の予め定められた領域を前
記ビデオ画像に切換える際、切換判定を誤らないように
する。 【解決手段】 第一の映像信号が映出される表示画面上
に、第二の映像信号を挿入できる挿入可能領域を設定
し、前記挿入可能領域内を予め複数の所定の色が設定さ
れたカラーマップを作成しておき、そのカラーマップに
基づき、映像表示装置の表示画面上の走査位置に同期し
て、前記挿入設定領域の各画素に対応する第一の色信号
を発生せしめ、その第一の色信号を、前記挿入設定領域
の区間のみ前記第一の映像信号に代えて置換した第三の
映像信号を作成し、その第三の映像信号と前記第一の色
信号とが一致した区間、前記第一の映像信号に代えて第
二の映像信号を前記表示画面に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のグラフィッ
ク画像のウィンドウを表示できるマルチウィンドウシス
テムを有するコンピュータシステムにおいて、特に外部
から入力されるビデオ画像あるいは、前記コンピュータ
システム内部で再生されるビデオ画像をコンピュータシ
ステムの一つのグラフィック画像のウィンドウ上にオー
バーレイ表示することのできるビデオオーバーレイシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のグラフィック画像のウィンドウを
一つのモニタ画面に表示できるコンピュータシステムに
おいて、モニタ画面上に表示される画像は、アプリケー
ション・ソフトウェアが扱うようなグラフィック画像に
加えて、外部のアナログビデオ入力端子を通じて入力さ
れ、ディジタル信号に変換されたビデオ画像や、ディジ
タルデータで圧縮記録されたビデオ画像のデータを伸長
して再生することができるようなビデオ再生アプリケー
ション・ソフトウェアの画像が多くなってきている。
【0003】前記ビデオ画像をグラフィック画像が表示
されているグラフィック画面上に、オーバーレイ表示す
るためのビデオオーバーレイシステムを図9に示し説明
する。900はコンピュータシステムであって、前記グ
ラフィック画面を制御するグラフィックブロック901
と、グラフィック画面上の特定の領域にビデオ画像をオ
ーバーレイさせることのできるビデオオーバーレイブロ
ック902で構成されている。100はビデオオーバー
レイブロック902を制御するグラフィックブロック9
01からの出力信号であるループバック信号であり、9
04はコンピュータシステム900からモニタテレビ9
05に出力される出力信号である。ビデオオーバーレイ
システムでは外部からあるいは、コンピュータシステム
内部で再生されたビデオ画像をループバック信号903
に適切なタイミングで出力することにより、グラフィッ
ク画面の特定の領域にビデオ画像をオーバーレイさせる
ことができる。オーバーレイ手段として、オーバーレイ
させるビデオ画像が、もし飛び越し走査方式(以下、イ
ンターレース方式)のディジタルビデオ信号なら、グラ
フィック画像信号に適合するように非飛び越し走査方式
(以下ノンインターレース方式)のビデオデータに変換
する。
【0004】さらには、グラフィック画像のモニタ画面
上のビデオウィンドウのサイズが、オーバーレイさせる
ビデオ画像のサイズと一致していなければ、適当な拡大
あるいは縮小を行い、ビデオウィンドウのサイズに適合
させる。等の処理を行った後、前記グラフィック画像信
号と前記ビデオ画像信号との位相同期を合わせて、前記
グラフィック画像のビデオウィンドウ内に前記ビデオ画
像を表示する。
【0005】一般的には、コンピュータシステムのビデ
オ再生アプリケーション・ソフトウェアでは、オーバー
レイさせるビデオウィンドウを、予め決められた色(以
下カラーキー)で塗りつぶすことにより、ビデオ表示領
域を識別できるようにしている。そこでビデオオーバー
レイブロック902では、ループバック信号100か
ら、前記カラーキーを検出すると、グラフィック画像の
カラーキーが検出されたビデオウィンドウ部分の信号を
前記ビデオ画像の信号に切換える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようなカラーキーを使用したビデオ表示領域を識別す
る方法では、例えば図10に示すように他のアプリケー
ション・ソフトウェアが再生するグラフィック画像がビ
デオ画像表示領域と重なり、前記グラフィック画像の中
にカラーキーと同じ色が存在した場合、ビデオ画像表示
領域でない部分をビデオ画像表示領域と誤判定してしま
うことがある。走査線Aに示す領域では、カラーキー区
間1109において、ビデオ画像のウィンドウ1101
のカラーキーを検出し、カラーキー判定1106がオン
している区間1111は、ビデオ画像に切換えられ、こ
の区間1111を終了するとカラーキー判定1106が
オフし、グラフィック画像の画面に切換えられるため、
モニタ画面上では正常な切換動作が行われる。
【0007】しかしながら、走査Bに示すようにグラフ
ィック画像のウィンドウ1102内にカラーキーと同色
の色が存在していた場合、カラーキー区間1110にお
いて、グラフィック画像のウィンドウ1102内に存在
するカラーキーと同色のグラフィック画像色に反応して
しまうため、カラーキー判定1108は判定ミス111
2の区間にもオンしてしまい、結果としてグラフィック
画像のウィンドウ1102上にビデオ画像を表示してし
まうことになる。
【0008】一般的にカラーキーは、アプリケーション
・ソフトウェアのグラフィック画像の画面では使用しに
くい色を選択するようにしているが、近年のようにアプ
リケーション・ソフトウェアが複雑な図形や描画を行う
場合、多くの色を使用するようになってきており、一色
のカラーキーでビデオ表示領域を識別すると誤判定をし
てしまう。
【0009】上記した不具合を緩和するために、ビデオ
再生アプリケーション・ソフトウェアからビデオオーバ
ーレイブロック902に対して、ビデオ画像表示領域の
グラフィック座標と、HSYNC、VSYNCを基点と
して時間的に一致したオーバーレイ座標を設定すること
により前記カラーキーによるビデオ画像表示領域の識別
する期間を限定することも行われている。しかし他のア
プリケーション・ソフトウェアから再生されるグラフィ
ック画像のウィンドウが前記オーバーレイ座標上にあっ
て、カラーキーと同色のグラフィック画像が存在すれ
ば、前記した誤検出は免れない。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のビデオオーバーレイ装置は、映像表示装置の
第一の映像信号が映出される表示画面上に、第二の映像
信号を映出可能な予め定められた挿入可能領域を設定
し、前記挿入可能領域内に新たに設定された挿入設定領
域に、前記第一の映像信号に代えて第二の映像信号を映
出するビデオオーバーレイ装置において、前記挿入可能
領域内の各画素に対応してそれぞれ予め複数の所定の色
が設定されたカラーマップを作成しておき、そのカラー
マップに基づき、前記映像表示装置の表示画面上の走査
位置に同期して、前記挿入設定領域の各画素に対応する
前記の定められた所定の色を順次示す第一の色信号を発
生せしめ、その第一の色信号を、前記挿入設定領域の区
間のみ前記第一の映像信号に代えて置換した第三の映像
信号を作成し、前記挿入設定領域に前記第二の映像信号
を映出する際に、その第三の映像信号と前記第一の色信
号とが一致した区間、前記第一の映像信号に代えて第二
の映像信号を前記表示画面に表示することを特徴とした
ものである。
【0011】本発明によれば、ビデオオーバーレイ装置
のビデオ画像挿入設定領域内に他のグラフィック画像が
描画されたとしても、予め前記ビデオ画像挿入可能領域
内に描画されたカラーマップと、ビデオ画像挿入設定領
域とのカラーとの一致を見なければビデオ画像表示領域
と判定しないので、前記グラフィック画像が表示されて
いる領域にビデオ画像を表示してしまうことのないビデ
オオーバーレイ装置を提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載する発明
は、映像表示装置の第一の映像信号が映出される表示画
面上に、第二の映像信号を映出可能な予め定められた挿
入可能領域を設定し、前記挿入可能領域内に新たに設定
された挿入設定領域に、前記第一の映像信号に代えて第
二の映像信号を映出するビデオオーバーレイ装置におい
て、前記挿入可能領域内の各画素に対応してそれぞれ予
め複数の所定の色が設定されたカラーマップを作成して
おき、そのカラーマップに基づき、前記映像表示装置の
表示画面上の走査位置に同期して、前記挿入設定領域の
各画素に対応する前記の定められた所定の色を順次示す
第一の色信号を発生せしめ、その第一の色信号を、前記
挿入設定領域の区間のみ前記第一の映像信号に代えて置
換した第三の映像信号を作成し、前記挿入設定領域に前
記第二の映像信号を映出する際に、その第三の映像信号
と前記第一の色信号とが一致した区間、前記第一の映像
信号に代えて第二の映像信号を前記表示画面に表示する
ことを特徴としたものであり、ビデオオーバーレイ装置
のビデオ画像挿入設定領域内に他のグラフィック画像が
描画されたとしても、予め前記ビデオ画像挿入可能領域
内に描画されたカラーマップと、ビデオ画像挿入設定領
域とのカラーとの一致を見なければビデオ画像表示領域
と判定しないので、前記グラフィック画像が表示されて
いる領域にビデオ画像を表示してしまうことがなくなる
という作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、第三の映像信号
と前記第一の色信号とが予め定められた画素数連続して
一致したとき、その区間を前記第三の映像信号と前記第
一の色信号とが一致した区間とすることを特徴としたも
のであり、前記区間をビデオ画像挿入設定領域であると
認識させることができるため、前記ビデオ画像挿入設定
領域内にマウスカーソルや各種アイコンが入ってきても
先端部がつぶれたり、グラフィック画面内に前記第三の
映像信号とたとえ同色の色が存在するようなことがあっ
ても、前記グラフィック画面がちらついて見えるという
ことがなくなるという作用を有する。
【0014】(実施の形態1)以下、本発明の請求項に
記載された実施の形態について、図1から図9を用いて
説明する。尚従来例と同一信号、同一回路構成には同一
番号を付し説明を省略する。ビデオオーバーレイブロッ
クの構成を図1に示し説明する。図1の100は、図9
に示したコンピュータシステム900のグラフィックブ
ロック901から出力されるループバック信号であっ
て、同期信号のVSYNC101とHSYNC102を
有すると共に、グラフィック画像信号の赤信号(以後R
信号と略す)103、緑信号(以後G信号と略す)10
4、青信号(以後B信号と略す)105を有する。
【0015】R_A/D106、G_A/D107、B
_A/D108は、ループバック信号100からアナロ
グ信号で入力されるR信号103、G信号104、B信
号105を、それぞれ8ビットのディジタルデータの信
号に変換してRディジタル信号124、Gディジタル信
号125、Bディジタル信号126として出力するA/
D変換器である。132は、前記ループバック信号10
0の同期信号であるVSYNC101、HSYNC10
2の立ち上がりエッジを検出してVSYNC101から
VS133と、HSYNC102からHS134を出力
する波形整形である。
【0016】110は、入力されてくるRディジタル信
号124、Gディジタル信号125、Bディジタル信号
126と各々比較するRコンパレート信号127、Gコ
ンパレート信号128、Bコンパレート信号129を生
成する判定データ制御ブロックと、前記グラフィックブ
ロック901から出力されるグラフィック画像信号のグ
ラフィック座標の水平方向及び垂直方向のブランキング
の区間をピクセルクロック123とHS134をカウン
トすることによって求めるブランキング制御ブロックか
ら成る判定データ回路であって、前記Rコンパレート信
号127、Gコンパレート信号128、Bコンパレート
信号129は、前記Rディジタル信号124、Gディジ
タル信号125、Bディジタル信号126と判定回路1
09で比較され、画素単位でカラーが一致しているかど
うかが判定される。
【0017】111は前記ピクセルクロック123を生
成するピクセルクロック生成回路であって、このピクセ
ルクロック123は、HSYNC102と、R信号10
3、G信号104、B信号105の画素信号に同期する
ように周波数を設定しなければならないため、このピク
セルクロック生成回路111ではHSYNC102を基
準信号にしてPLL回路(図示しない)により所定の前
記周波数に設定している。尚PLL回路の周波数の設定
は、ビデオ再生アプリケーション・ソフトウェアにビデ
オオーバーレイ調整モードを設け使用者が調整画面を見
ながらホストバス116を介して、ピクセルクロック生
成回路111に設定する。
【0018】113は、前記判定回路109から出力さ
れる切換え信号130が前記R信号、G信号、B信号よ
り1画素遅れて出てくるため、ループバック信号100
から送られてくるR信号、G信号、B信号を、ピクセル
クロック123によるサンプルホールド回路(図示しな
い)で、1画素遅延させるようにした遅延回路であり、
この遅延回路113の出力信号は、オーバーレイされる
時に、外部ビデオ信号の出力信号であるビデオR11
7、ビデオG118、ビデオB119の信号に切換え回
路114によって切換えられRモニタ信号120、Gモ
ニタ信号121、Bモニタ信号122として出力され
る。
【0019】以上のように構成されたオーバーレイ装置
において、ビデオオーバーレイ制御部112の動作を図
2、図3を用い具体的に説明する。図2において、入力
されてくる外部ビデオ信号115が、例えばITU−R
601のディジタルビデオフォーマットの信号であれ
ば、YUV422ビデオ信号と垂直同期信号と水平同期
信号とから成る信号が、ビデオプロセッシング部205
に入力される。ビデオプロセッシング部205では、ホ
ストバス116を通じてビデオ再生アプリケーション・
ソフトウェアから、ビデオオーバーレイに適したビデオ
画像に調整設定される。例えば、外部ビデオ信号がイン
ターレース信号であればコンピュータシステムのグラフ
ィック画像信号に適合するようにノンインターレース信
号に変換し、グラフィック画像が表示されている画面上
のビデオ表示サイズと、外部ビデオ信号115のビデオ
サイズと一致しなければ、適合するように拡大、縮小の
処理を行う。
【0020】このとき、画像の拡大、縮小を行うと画素
間の補完処理や、画素データの間引き処理が発生する
が、ビデオ画像の品質を劣化させないためにフィルタリ
ングを自動的に行って、ビデオオーバーレイメモリ20
4に記憶する。ビデオオーバーレイメモリ204に記憶
されたデータは、オーバーレイ座標カウンタ206の座
標値によって、適当なタイミングでビデオR117、ビ
デオG118、ビデオB119のビデオ出力信号として
出力される。オーバーレイ座標カウンタ206には、ピ
クセルクロック123と、HSYNC134と、VSY
NC133が入力され、水平方向にはピクセルクロック
123を、垂直方向にはHSYNC134をカウントす
ることにより、前記外部ビデオ信号115の挿入可能領
域であるビデオオーバーレイ画面の座標位置を示すこと
ができる。
【0021】次に前記外部ビデオ信号115の挿入可能
領域であって、オーバーレイさせるグラフィック画像の
グラフィック座標と外部から入力されるビデオ画像を表
示するビデオオーバーレイ座標の関係を図3に示し具体
的に説明する。外部ビデオ信号115から入力されてき
たビデオ画像をタイミングよく外部ビデオ信号115の
挿入可能領域であるグラフィック画面311にオーバー
レイさせるためには、グラフィック座標312と、ビデ
オオーバーレイ座標328がHSYNC300とVSY
NC301の同期信号を基準に時間的に整合していなけ
ればならない。
【0022】グラフィック座標312上には、HSYN
C134とVSYNC133から、レフトブランキング
302と、トップブランキング305の分シフトして、
グラフィック座標312の基点のグラフィック基点30
8が存在する。外部ビデオ信号115の挿入設定領域で
あるグラフィックビデオ領域307はビデオ表示アプリ
ケーション・ソフトウェアによってグラフィック座標3
12上の任意の位置に開かれたウィンドウで、水平方向
のレフト座標Xgl309とライト座標Xgr313、
垂直方向のトップ座標Ygt310とボトム座標Ygb
314は、ビデオ表示アプリケーション・ソフトウェア
が任意に指定、あるいは認識することができる座標であ
る。
【0023】またビデオオーバーレイ座標328では、
HSYNC134とVSYNC133の立ち上がり部を
基点として、オーバーレイビデオ領域327の水平方向
のレフト座標Xol325、ライト座標Xor329に
は、適正な周波数とタイミングに設定されたピクセルク
ロック123をカウントし、垂直方向のトップ座標Yo
t326、ボトム座標Yob330にはHSYNC13
4をオーバーレイ座標カウンタ206でカウントするこ
とにより、グラフィック画面311上に描画させるオー
バーレイビデオ領域327の位置を特定することができ
る。
【0024】オーバーレイビデオ領域327は、グラフ
ィックビデオ領域307に、HSYNC134とVSY
NC133を基点として、同じタイミングで出力し、グ
ラフィックビデオ領域307を検出して、検出されたこ
のグラフィックビデオ領域307を、前記ビデオオーバ
ーレイ制御部112のビデオ出力であるビデオR11
7、ビデオG118、ビデオB119の信号に、切換え
回路114によって切換えると、グラフィック画面31
1上のグラフィックビデオ領域307に外部から入力さ
れたビデオ画像を表示できるようになる。
【0025】次にビデオ再生アプリケーション・ソフト
ウェアでグラフィック画面311上に外部入力ビデオ信
号115をオーバーレイする手段について、図4から図
8を参照し説明する。図4に示す410は前記グラフィ
ック画面311を描画するデータのカラーマップを示
す。402は図3に示すグラフィック座標312の基点
308に対応し、水平方向400は前記グラフィック座
標312の水平方向に対応し、垂直方向401は同様に
垂直方向に対応する。またグラフィック画面311に表
示されるグラフィック画像の1画素が各カラーマップ4
10の1つのデータの組み合わせに対応する。
【0026】403はR信号のデータを、404はG信
号のデータを、405はB信号のデータをそれぞれ示し
ている。411は、R信号のデータ403とG信号のデ
ータ404を水平、垂直方向に0から255までのデー
タとして繰り返し割り振るようにし、そのときのカラー
のマッピングを示すブロックカラーマップである。
【0027】B信号のデータ405のデータは、R信号
のデータ403とG信号のデータ404の0から255
までのデータで表されるブロック単位に0から255ま
でのデータを割り振る。したがってカラーマップ410
の描画範囲は、水平方向に4096画素、垂直方向に4
096画素になる。本発明の実施の形態ではディスプレ
イの表示色数をTrue Color(24ビットカラ
ー)にしているため、データとして0から255まで割
り振ることができる。もし、ディスプレイの表示色数を
16ビットカラーなどに設定すると、当然カラーマップ
も変更する必要がある。
【0028】ビデオ再生アプリケーション・ソフトウェ
アでは、現在開いているビデオ画像表示領域のウィンド
ウ内を、グラフィック座標312上の座標位置の指定に
従って前記カラーマップ410に対応したカラーで描画
する。本発明の実施の形態では、ビデオ画像表示領域の
ウィンドウ座標から各画素のデータを求めている。或い
は、前記カラーマップ410をビデオ再生アプリケーシ
ョン・ソフトウェアがデータとして最初に作っておき、
前記ビデオ画像表示領域の座標を求めて、対応する画素
を描画しても同じ結果が得られる。
【0029】次に上記のカラーマップ410に対応した
R信号、G信号、B信号のそれぞれのデータを回路上で
実現する判定データ回路110の制御ブロックの構成図
を図5に示し、図1と図5を参照して具体的に説明す
る。Rカウンタ500、Gカウンタ501、Bカウンタ
502はそれぞれ8ビットのバイナリカウンタである。
Rカウンタ500はブランキング信号区間でオフになる
BL135がオンするとピクセルクロック123のカウ
ントを開始し、Rコンパレート信号127を出力する。
そしてHS134によってカウンタクリアされる。Gカ
ウンタ501は、HS134をカウントし、Gコンパレ
ート信号128を出力する。そしてVS133でカウン
タクリアされる。
【0030】Bカウンタ502は、上位4ビット、下位
4ビットのバイナリカウンタ2つで構成されている。下
位4ビットカウンタはRカウンタ500のキャリー信号
R_CY509でカウントアップし、上位4ビットカウ
ンタはGカウンタ501のキャリー信号G_CY510
でカウントアップする。カウント値はBコンパレート信
号129として出力される。
【0031】次に前記カラーマップ410に対応した前
記BL135のデータを、回路上で実現する判定データ
回路110の制御ブロックの構成図を図6に示し説明す
る。水平ブランクカウンタ600は、水平ブランクレジ
スタ601の設定値をHS134のタイミングでロード
し、ピクセルクロック123をカウントする。水平方向
のブランキング区間を示すために、水平RSフリップフ
ロップ608をHS134でセットし、ビデオ再生アプ
リケーション・ソフトウェアからホストバス116を介
して設定される水平ブランクレジスタ601のキャリー
信号である水平CY611でリセットする。
【0032】また、垂直ブランクカウンタ602は、垂
直ブランクレジスタ603の設定値をVS133のタイ
ミングでロードし、HS134をカウントする。垂直ブ
ランキング区間を示すために、垂直RSフリップフロッ
プ609はVS133でセットされ、上記同様にビデオ
再生アプリケーション・ソフトウェアからホストバス1
16を介して設定される垂直ブランクレジスタ603の
キャリー信号である垂直CY612でリセットされる。
ブランキング区間BL135は、水平RSフリップフロ
ップ608と垂直RSフリップフロップ609の出力を
論理和して出力する。
【0033】次に上述の図1で示した判定回路109の
構成図を図7に示し具体的に説明する。Rコンパレータ
700はRディジタル信号124とRコンパレート信号
127を比較して一致していれば出力をオンし、Gコン
パレータ701もGディジタル信号125とGコンパレ
ート信号128を比較して一致していれば出力をオンす
る。さらにはBコンパレータ702もBディジタル信号
126とBコンパレート信号129を比較して一致して
いれば出力をオンする。
【0034】出力されたRコンパレータ700、Gコン
パレータ701、Bコンパレータ702の出力信号を論
理積することにより、カラーが一致しているかどうかの
判定を行い、カラー一致信号709を出力する。
【0035】しかしこのカラー一致信号709をそのま
まグラフィック信号とオーバーレイするビデオ画像の信
号の切換えに使用すると、比較する対象が有限のカラー
数であることから、画素単位でビデオ画像の表示エリア
の判定を行っていても誤判定を免れることはできない。
そこで1画素の誤判定については、参照画素の前後の画
素の判定結果により多数を占める判定を有効判定とす
る。
【0036】710、711はDフリップフロップで2
画素分の遅延を行う。717は参照画素、718は前画
素、そしてカラー一致信号709は参照画素717に対
して直後の画素判定となる。これらの判定結果を多数決
回路712で多数決判定する。さらに最終判定のAND
回路713では、前記多数決回路712の出力と前記参
照画素717とブランキング区間BL135の論理積を
とってグラフィックビデオ領域307の信号をオーバー
レイビデオ領域327の信号へ切換える切換え信号13
0としている。
【0037】さらに図8を用いて切換え信号130を生
成するまでの過程のタイムチャートを示し説明する。A
/Dデータ801は、A/D変換後のR、G、Bディジ
タル信号を示し、コンパレータデータ802は、比較デ
ータである前記R、G、Bコンパレート信号を示す。A
/Dデータ801の斜線の部分の809は、カラーマッ
プのカラーと一致していない画素であり、ビデオ表示領
域以外のグラフィック画素を示す。また区間A810は
ビデオ表示領域内に1画素だけグラフィック画像が含ま
れた状態であり、区間B811はグラフィック領域に1
画素だけビデオ表示領域のカラーマップと一致する画素
が存在する場合を示してある。
【0038】前述のように参照画素と前後の画素を多数
決判定した場合は、多数決回路712に示すように区間
A、区間Bにおいて1画素の変化による切換えを無視す
る。そして最終的な切換え信号130は、判定807が
示すように、参照画素717と多数決回路712の出力
の論理積をとるので、区間A810の1画素の切換えの
み行われることになる。区間Aの場合、ビデオ画像の表
示エリア内に含まれる1画素のグラフィック画像である
ことから、このグラフィック画像はビデオ画像の表示領
域上にくるマウスカーソルや各種アイコンの飛び出した
先端である可能性が高く、多数決判定で切換えを行わな
ければ先端がつぶれてしまい、ユーザから見るとグラフ
ィック画像が変形してしまい好ましくない。
【0039】また区間B811で起こる現象は、グラフ
ィック画像の領域内に偶然カラーマップと同じ色の画素
が存在する場合である。この画素が表示されてしまうと
グラフィック画像内のカラーマップと一致する画素から
ビデオ画像が見えることになり、グラフィック画像のよ
うな静止画の中にたとえ1画素でも上記現象が発生する
と、時間とともに画素の輝度が変化するビデオ画像が見
え、ちらついて見えることになり好ましくない。したが
って区間Bのような場合は1画素では切換えないように
している。
【0040】また判定807の切換え信号130が現在
の画素より1画素遅れて出てくるため、上述のループバ
ック信号100から入力されてくるグラフィック画像の
信号を1画素分遅らせる必要があるため、ピクセルクロ
ック123によるサンプルホールド回路を有する遅延回
路113で遅延させるようにしたが、アナログ回路の遅
延回路や遅延線などを用いても同じ効果が得られる。
【0041】従って、図1の判定回路109の出力信号
は、切換え回路114でループバック信号100のR信
号103、G信号104、B信号105を1画素遅延さ
せたグラフィック画像信号と、ビデオオーバーレイ制御
部112のビデオ出力信号とが切換えられ、外部ビデオ
信号115がオーバーレイされてモニタに表示されるこ
とになる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、ビデオ
オーバーレイ装置のビデオ画像挿入設定領域内に他のグ
ラフィック画像が描画されたとしても、予め前記ビデオ
画像挿入可能領域内に描画されたカラーマップと、前記
ビデオ画像挿入設定領域とのカラーとの一致を見なけれ
ばビデオ画像表示領域であると判定しないので、前記グ
ラフィック画像が表示されている領域にビデオ画像を表
示してしまうことがなくなる。
【0043】また、前記ビデオ画像挿入設定領域の色信
号と前記ビデオ画像挿入可能領域内に予め設定された色
信号とが、予め定められた画素数連続して一致した区間
をビデオ画像挿入設定領域であると認識させることがで
きるため、前記ビデオ画像挿入設定領域内にマウスカー
ソルや各種アイコンが入ってきても先端部がつぶれた
り、グラフィック画面内に前記ビデオ画像挿入設定領域
の色信号とたとえ同色の色が存在するようなことがあっ
ても、前記グラフィック画面がちらついて見えるという
ことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるビデオオーバーレ
イ装置の構成図
【図2】同ビデオオーバーレイ装置の制御部の構成図
【図3】同ビデオオーバーレイ装置のグラフィック座標
とビデオオーバーレイ座標の位置関係を示す図
【図4】同ビデオオーバーレイ装置のビデオオーバーレ
イ可能領域を描画するデータのカラーマップ図
【図5】同ビデオオーバーレイ装置の判定データを制御
する制御ブロック図
【図6】同ビデオオーバーレイ装置のブランキングを制
御する制御ブロック図
【図7】同ビデオオーバーレイ装置のオーバーレイ切換
え信号を生成する判定回路図
【図8】同判定回路を説明するタイムチャート
【図9】ビデオオーバーレイ装置の構成図
【図10】従来例のビデオオーバーレイ装置の誤動作の
説明図
【符号の説明】
100 ループバック信号 101 VSYNC 102 HSYNC 103 R信号 104 G信号 105 B信号 106 R_A/D変換器 107 G_A/D変換器 108 B_A/D変換器 115 外部ビデオ信号 116 ホストバス 117 ビデオR 118 ビデオG 119 ビデオB 120 Rモニタ信号 121 Gモニタ信号 122 Bモニタ信号 124 Rディジタル信号 125 Gディジタル信号 126 Bディジタル信号 127 Rコンパレート信号 128 Gコンパレート信号 129 Bコンパレート信号 133 VS 134 HS 135 BL 302 レフトブランキング 305 トップブランキング 308 グラフィック基点 309 レフト座標Xgl 310 トップ座標Ygt 313 ライト座標Xgr 314 ボトム座標Ygb 322 ビデオオーバーレイ基点 325 レフト座標Xol 326 トップ座標Yot 329 ライト座標Xor 330 ボトム座標Yob 608 水平RSフリップフロップ 609 垂直RSフリップフロップ 611 水平CY 612 垂直CY 709 カラー一致信号 717 参照画素 718 前画素 809 ビデオ表示以外のグラフィック画素 810 区間A 811 区間B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像表示装置の第一の映像信号が映出さ
    れる表示画面上に、第二の映像信号を映出可能な予め定
    められた挿入可能領域を設定し、前記挿入可能領域内に
    新たに設定された挿入設定領域に、前記第一の映像信号
    に代えて第二の映像信号を映出するビデオオーバーレイ
    装置において、前記挿入可能領域内の各画素に対応して
    それぞれ予め複数の所定の色が設定されたカラーマップ
    を作成しておき、そのカラーマップに基づき、前記映像
    表示装置の表示画面上の走査位置に同期して、前記挿入
    設定領域の各画素に対応する前記の定められた所定の色
    を順次示す第一の色信号を発生せしめ、その第一の色信
    号を、前記挿入設定領域の区間のみ前記第一の映像信号
    に代えて置換した第三の映像信号を作成し、前記挿入設
    定領域に前記第二の映像信号を映出する際に、その第三
    の映像信号と前記第一の色信号とが一致した区間、前記
    第一の映像信号に代えて第二の映像信号を前記表示画面
    に表示することを特徴とするビデオオーバーレイ装置。
  2. 【請求項2】 第三の映像信号と前記第一の色信号とが
    予め定められた画素数連続して一致したとき、その区間
    を前記第三の映像信号と前記第一の色信号とが一致した
    区間とすることを特徴とする請求項1記載のビデオオー
    バーレイ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139866A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Micomsoft Co Ltd 映像信号処理システム
JP2012035677A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Renesas Electronics Corp 表示制御装置

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JP2007139866A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Micomsoft Co Ltd 映像信号処理システム
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