JPH11218670A - 焦点検出装置 - Google Patents
焦点検出装置Info
- Publication number
- JPH11218670A JPH11218670A JP10036586A JP3658698A JPH11218670A JP H11218670 A JPH11218670 A JP H11218670A JP 10036586 A JP10036586 A JP 10036586A JP 3658698 A JP3658698 A JP 3658698A JP H11218670 A JPH11218670 A JP H11218670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- image
- focus
- ccd camera
- focus detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な構成で、迅速に焦点検出を行なうこと
ができる焦点検出を提供すること。 【解決手段】 光源1と、前記光源からの光を物体面1
1に照射する照明光学系10と、前記物体面からの反射
光を2つの光束に分割する光分割部材22と、前記2つ
の光束を受光する受光素子23とを有し、前記受光素子
により得られる前記2つの光束の情報を比較することに
より合焦状態を検出する焦点検出装置において、前記光
分割部材22は、前記2つの光束を同一結像面の異なる
位置に結像させ、前記受光素子23の受光面は前記結像
面に対して所定角度傾いて設けられている。
ができる焦点検出を提供すること。 【解決手段】 光源1と、前記光源からの光を物体面1
1に照射する照明光学系10と、前記物体面からの反射
光を2つの光束に分割する光分割部材22と、前記2つ
の光束を受光する受光素子23とを有し、前記受光素子
により得られる前記2つの光束の情報を比較することに
より合焦状態を検出する焦点検出装置において、前記光
分割部材22は、前記2つの光束を同一結像面の異なる
位置に結像させ、前記受光素子23の受光面は前記結像
面に対して所定角度傾いて設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学顕微鏡等の光
学的観察装置における焦点検出に関する。
学的観察装置における焦点検出に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学的観察装置の焦点検出の手順
を以下に説明する。まず、対物レンズ等の光学系を介し
て物体面と共役な位置に設置してある撮像素子により物
体面を撮像する。そして、画像処理装置を用いて撮像し
た画像のエッジのシャープさの度合い又はコントラスト
を数値化し、かかる数値が最大となるよう対物レンズと
物体面を相対的に移動させて焦点位置を検出している。
を以下に説明する。まず、対物レンズ等の光学系を介し
て物体面と共役な位置に設置してある撮像素子により物
体面を撮像する。そして、画像処理装置を用いて撮像し
た画像のエッジのシャープさの度合い又はコントラスト
を数値化し、かかる数値が最大となるよう対物レンズと
物体面を相対的に移動させて焦点位置を検出している。
【0003】また、他の方式の焦点検出では、物体面か
らの反射光をハーフミラー等で2つの光束に分割し、前
記2つの光束のうち、一方の光束を物体面と共役な位置
よりわずかに手前の位置に配置された第1の撮像素子で
撮像し、前記2つの光束のうち、他方の光束を物体面と
共役な位置よりわずかに後方の位置に配置された第2の
撮像素子で撮像している。そして、第1および第2の撮
像素子で得た各々の画像について、画像処理装置を用い
てエッジのシャープさ又はコントラストを数値化し、そ
れらが等しくなるよう対物レンズと物体面を相対的に移
動させて焦点位置を検出している。
らの反射光をハーフミラー等で2つの光束に分割し、前
記2つの光束のうち、一方の光束を物体面と共役な位置
よりわずかに手前の位置に配置された第1の撮像素子で
撮像し、前記2つの光束のうち、他方の光束を物体面と
共役な位置よりわずかに後方の位置に配置された第2の
撮像素子で撮像している。そして、第1および第2の撮
像素子で得た各々の画像について、画像処理装置を用い
てエッジのシャープさ又はコントラストを数値化し、そ
れらが等しくなるよう対物レンズと物体面を相対的に移
動させて焦点位置を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術の前者の方法では、焦点位置検出を開始する際
に、対物レンズと物体面の距離間隔を大きくすべきか、
または小さくすべきかの判断が迅速に行うことができな
い。つまり、かかる判断を行うためには、最初の画像を
撮像素子で取り込み画像処理装置によりコントラスト量
等を数値化し、次に対物レンズと物体面との距離間隔を
変えて、第二回目の画像取り込みを行い、第二回目の測
定で得られたコントラスト量を最初の測定で得られたコ
ントラスト量と比較しなければならない。このため、余
分な動作が必要となり、焦点検出速度が遅くなってしま
い問題である。
従来技術の前者の方法では、焦点位置検出を開始する際
に、対物レンズと物体面の距離間隔を大きくすべきか、
または小さくすべきかの判断が迅速に行うことができな
い。つまり、かかる判断を行うためには、最初の画像を
撮像素子で取り込み画像処理装置によりコントラスト量
等を数値化し、次に対物レンズと物体面との距離間隔を
変えて、第二回目の画像取り込みを行い、第二回目の測
定で得られたコントラスト量を最初の測定で得られたコ
ントラスト量と比較しなければならない。このため、余
分な動作が必要となり、焦点検出速度が遅くなってしま
い問題である。
【0005】一方、上述の従来技術の後者の方法では上
記焦点検出速度の問題については改善されている。すな
わち後者の方法では、予め異なる光軸上の位置で物体面
の画像を同時に第1および第2の撮像素子を用いて各々
取り込むことができる。したがって、焦点検出時におけ
る対物レンズと物体面との距離間隔が小さいのか、また
は大きいのかは検出時の物体面と対物レンズの距離を変
えて再度測定を行わなくても、二つの撮像素子で撮像さ
れた画像のコントラスト量を比較することで判断でき
る。
記焦点検出速度の問題については改善されている。すな
わち後者の方法では、予め異なる光軸上の位置で物体面
の画像を同時に第1および第2の撮像素子を用いて各々
取り込むことができる。したがって、焦点検出時におけ
る対物レンズと物体面との距離間隔が小さいのか、また
は大きいのかは検出時の物体面と対物レンズの距離を変
えて再度測定を行わなくても、二つの撮像素子で撮像さ
れた画像のコントラスト量を比較することで判断でき
る。
【0006】しかしながら、後者の方法では撮像素子が
2つ必要であり、コストがかかるという問題や、さらに
光軸を引き回すためのスペースや光学素子が必要である
という問題がある。
2つ必要であり、コストがかかるという問題や、さらに
光軸を引き回すためのスペースや光学素子が必要である
という問題がある。
【0007】また、両者の方法とも物体面が例えばガラ
スや鏡面といった場合は、幾何学的パターンが物体面に
存在しないため、その面を撮像してもコントラストの違
いやエッジといった画像情報をまったく得られないとい
う問題がある。
スや鏡面といった場合は、幾何学的パターンが物体面に
存在しないため、その面を撮像してもコントラストの違
いやエッジといった画像情報をまったく得られないとい
う問題がある。
【0008】本発明は、上記問題にかんがみてなされた
ものであり、簡便な構成で、迅速に焦点検出を行なうこ
とができる焦点検出を提供することを目的とする。
ものであり、簡便な構成で、迅速に焦点検出を行なうこ
とができる焦点検出を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、光源1と、前記光源からの
光を物体面11に照射する照明光学系10と、前記物体
面11からの反射光を2つの光束に分割する光分割部材
22と、前記2つの光束を受光する受光素子23とを有
し、前記受光素子により得られる前記2つの光束の情報
を比較することにより合焦状態を検出する焦点検出装置
において、前記光分割部材22は、前記2つの光束を同
一結像面の異なる位置に結像させ、前記受光素子23の
受光面は前記結像面に対して所定角度傾いて設けられて
いることを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、光源1と、前記光源からの
光を物体面11に照射する照明光学系10と、前記物体
面11からの反射光を2つの光束に分割する光分割部材
22と、前記2つの光束を受光する受光素子23とを有
し、前記受光素子により得られる前記2つの光束の情報
を比較することにより合焦状態を検出する焦点検出装置
において、前記光分割部材22は、前記2つの光束を同
一結像面の異なる位置に結像させ、前記受光素子23の
受光面は前記結像面に対して所定角度傾いて設けられて
いることを特徴とする。
【0010】また、請求項2記載の発明は、前記受光素
子23の前記受光面は、前記2つの光束のうち、いずれ
か1つの光束を結像した状態で、前記結像面に対して傾
いて設けられていることを特徴とする。
子23の前記受光面は、前記2つの光束のうち、いずれ
か1つの光束を結像した状態で、前記結像面に対して傾
いて設けられていることを特徴とする。
【0011】また、請求項3記載の発明は、前記物体面
に指標像を形成するための指標部材3をさらに有し、前
記指標像からの光束を前記光分割部材22で少なくとも
2つの光束に分割することを特徴とする。
に指標像を形成するための指標部材3をさらに有し、前
記指標像からの光束を前記光分割部材22で少なくとも
2つの光束に分割することを特徴とする。
【0012】また、請求項4記載の発明は、前記指標像
はスリット像であり、前記受光素子23はCCDカメラ
であり、前記CCDカメラの焦点深度をd、前記CCD
カメラの撮像面における前記スリット像の線幅をl、前
記結像面に対する前記CCDカメラの撮像面の傾き角度
をθとしたとき、 l・tanθ≦d の条件を満足することを特徴とする。
はスリット像であり、前記受光素子23はCCDカメラ
であり、前記CCDカメラの焦点深度をd、前記CCD
カメラの撮像面における前記スリット像の線幅をl、前
記結像面に対する前記CCDカメラの撮像面の傾き角度
をθとしたとき、 l・tanθ≦d の条件を満足することを特徴とする。
【0013】また、請求項5記載の発明は、前記光分割
部材22は前記照明光学系10のほぼ瞳位置に設けられ
ていることを特徴とする。
部材22は前記照明光学系10のほぼ瞳位置に設けられ
ていることを特徴とする。
【0014】また、請求項6記載の発明は、前記結像面
は、前記光分割部材22の光軸に対して直交し、前記撮
像面は前記光分割部材22の光軸に対して傾いているこ
とを特徴とする。 (作用)請求項1記載の発明では、バイプリズムなどの
光分割部材により物体からの光束を2つに分割し、同一
結像面の異なる位置に結像させている。また、受光素子
の受光面が前記結像面に対して傾いている。このため、
一つの受光素子で2つの光束を結像状態が異なった状態
で取り込むことができる。そして、該2つの光束の画像
特徴情報を後述するように検出処理すれば、物体面での
合焦状態を認識することができる。したがって、簡便な
構成で、迅速な焦点検出を行なうことができる。
は、前記光分割部材22の光軸に対して直交し、前記撮
像面は前記光分割部材22の光軸に対して傾いているこ
とを特徴とする。 (作用)請求項1記載の発明では、バイプリズムなどの
光分割部材により物体からの光束を2つに分割し、同一
結像面の異なる位置に結像させている。また、受光素子
の受光面が前記結像面に対して傾いている。このため、
一つの受光素子で2つの光束を結像状態が異なった状態
で取り込むことができる。そして、該2つの光束の画像
特徴情報を後述するように検出処理すれば、物体面での
合焦状態を認識することができる。したがって、簡便な
構成で、迅速な焦点検出を行なうことができる。
【0015】また、請求項2記載の発明では、前記受光
素子23の前記受光面は、前記2つの光束のうち、いず
れか1つの光束を結像した状態で前記結像面に対して傾
いて設けられている。したがって、結像している光束を
処理した信号を基準として合焦状態を判断することがで
きる。
素子23の前記受光面は、前記2つの光束のうち、いず
れか1つの光束を結像した状態で前記結像面に対して傾
いて設けられている。したがって、結像している光束を
処理した信号を基準として合焦状態を判断することがで
きる。
【0016】また、請求項3記載の発明は、前記物体面
に指標像を形成するための指標部材3をさらに有し、前
記指標像からの光束を前記光分割部材22で少なくとも
2つの光束に分割している。したがって、物体がコント
ラストを有しない一様な面であっても、指標像を信号処
理することで焦点検出を行なうことができる。
に指標像を形成するための指標部材3をさらに有し、前
記指標像からの光束を前記光分割部材22で少なくとも
2つの光束に分割している。したがって、物体がコント
ラストを有しない一様な面であっても、指標像を信号処
理することで焦点検出を行なうことができる。
【0017】また、請求項4記載の発明は、前記指標像
はスリット像であり、前記受光素子23はCCDカメラ
であり、前記CCDカメラの焦点深度をd、前記CCD
カメラの撮像面における前記スリット像の線幅をl、前
記結像面に対する前記CCDカメラの撮像面の傾き角度
をθとしたとき、 l・tanθ≦d の条件を満足する。かかる条件を満足することで、撮像
面におけるスリット像の巾が変化しても、正確に焦点検
出を行なうことができる。
はスリット像であり、前記受光素子23はCCDカメラ
であり、前記CCDカメラの焦点深度をd、前記CCD
カメラの撮像面における前記スリット像の線幅をl、前
記結像面に対する前記CCDカメラの撮像面の傾き角度
をθとしたとき、 l・tanθ≦d の条件を満足する。かかる条件を満足することで、撮像
面におけるスリット像の巾が変化しても、正確に焦点検
出を行なうことができる。
【0018】また、請求項5記載の発明は、前記光分割
部材22は前記照明光学系10のほぼ瞳位置に設けられ
ている。したがって、物体からの光束径の変化に関わら
ず、一定の大きさの光分割部材で光束を分割することが
できる。
部材22は前記照明光学系10のほぼ瞳位置に設けられ
ている。したがって、物体からの光束径の変化に関わら
ず、一定の大きさの光分割部材で光束を分割することが
できる。
【0019】また、請求項6記載の発明は、前記結像面
は、前記光分割部材22の光軸に対して直交し、前記撮
像面は前記光分割部材22の光軸に対して傾いている。
したがって、光学部品を効率よく配置することができ、
また、小さい傾き角度で精度よく焦点検出できる。
は、前記光分割部材22の光軸に対して直交し、前記撮
像面は前記光分割部材22の光軸に対して傾いている。
したがって、光学部品を効率よく配置することができ、
また、小さい傾き角度で精度よく焦点検出できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施形
態にかかる焦点検出装置を有する顕微鏡光学系の配置を
示す図である。発光ダイオード(LED)1から発せら
れた赤外光はコンデンサレンズ2によって集光され、指
標3を照明する。指標3には図2で示すように中央部に
長方形のスリットが形成されている。スリット部分を透
過した赤外光は、指標像として、レンズ4、ハーフミラ
ー5、可視光カットフィルタ6を通り、ダイクロイック
ミラー7で光軸を垂直方向に90度折り曲げられて、対
物レンズ10を介して、物体面11に投影される。指標
像は物体面11で一部が反射され再び対物レンズ10を
介して、ダイクロイックミラー7まで到達し、そこで水
平方向に90度反射される。そして、可視光カットフィ
ルタ6を透過したのちにハーフミラー5で光量のうち5
0%が垂直方向に反射されフィールドレンズ21を介し
て、対物レンズの瞳位置近傍に配置された光分割部材で
あるバイプリズム22に入射する。本実施形態ではバイ
プリズム22で指標像を二分割し、2つの指標像を光軸
と直交する面(結像面)に同時に結像させる。そして、
光軸に対して、撮像面が傾けられたCCDカメラ23を
配置して、前記2分割された指標像を撮像する構成であ
る。即ち、結像面に対して撮像面が傾斜する構成であ
る。傾き調整部26によりCCDカメラ23の撮像面の
光軸に対する角度を調整することができる。
の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施形
態にかかる焦点検出装置を有する顕微鏡光学系の配置を
示す図である。発光ダイオード(LED)1から発せら
れた赤外光はコンデンサレンズ2によって集光され、指
標3を照明する。指標3には図2で示すように中央部に
長方形のスリットが形成されている。スリット部分を透
過した赤外光は、指標像として、レンズ4、ハーフミラ
ー5、可視光カットフィルタ6を通り、ダイクロイック
ミラー7で光軸を垂直方向に90度折り曲げられて、対
物レンズ10を介して、物体面11に投影される。指標
像は物体面11で一部が反射され再び対物レンズ10を
介して、ダイクロイックミラー7まで到達し、そこで水
平方向に90度反射される。そして、可視光カットフィ
ルタ6を透過したのちにハーフミラー5で光量のうち5
0%が垂直方向に反射されフィールドレンズ21を介し
て、対物レンズの瞳位置近傍に配置された光分割部材で
あるバイプリズム22に入射する。本実施形態ではバイ
プリズム22で指標像を二分割し、2つの指標像を光軸
と直交する面(結像面)に同時に結像させる。そして、
光軸に対して、撮像面が傾けられたCCDカメラ23を
配置して、前記2分割された指標像を撮像する構成であ
る。即ち、結像面に対して撮像面が傾斜する構成であ
る。傾き調整部26によりCCDカメラ23の撮像面の
光軸に対する角度を調整することができる。
【0021】次に、物体観察のための照明および結像系
について説明する。水銀ランプ18から発した照明光
は、レンズ17によりほぼ平行光となり、開口絞り1
6、レンズ15、視野絞り14を透過した後、赤外カッ
トフィルタ13を通り赤外線成分が除去される。そし
て、コンデンサレンズ12で集光されたのち、物体面1
1を裏面から照明する。即ち、本実施形態では透過照明
型の顕微鏡が構成される。
について説明する。水銀ランプ18から発した照明光
は、レンズ17によりほぼ平行光となり、開口絞り1
6、レンズ15、視野絞り14を透過した後、赤外カッ
トフィルタ13を通り赤外線成分が除去される。そし
て、コンデンサレンズ12で集光されたのち、物体面1
1を裏面から照明する。即ち、本実施形態では透過照明
型の顕微鏡が構成される。
【0022】ここで、物体面11は透明な部材(例えば
ガラス)上に、半透明又は全く光を透過しない部材によ
り微細な幾何学的パターンが形成されているものとす
る。かかる物体面11を透過照明すると、物体面11を
透過した光によりパターン像が形成される。このパター
ン像は対物レンズ10を介して、ダイクロイックミラー
7、レンズ8を介してITVカメラ9上に結像される。
ガラス)上に、半透明又は全く光を透過しない部材によ
り微細な幾何学的パターンが形成されているものとす
る。かかる物体面11を透過照明すると、物体面11を
透過した光によりパターン像が形成される。このパター
ン像は対物レンズ10を介して、ダイクロイックミラー
7、レンズ8を介してITVカメラ9上に結像される。
【0023】かかる構成において、指標3と物体面11
とバイプリズム22によって2つの像が結像する結像面
とは相互に共役な関係となっている。また、CCDカメ
ラ23の撮像面は2分割された指標像を含む平面(結像
面)に対してわずかに傾きをもって配置されている。本
実施形態では、CCDカメラ23の傾きは、バイプリズ
ム22で瞳を二分割された指標像のうち、図1において
右側の指標像がCCDカメラ23の撮像面上で結像する
位置が指標3及び物体面11と共役な関係になるように
設定されている。なお、左側の指標像の結像位置に基づ
いて該設定を行なっても良い事は言うまでもない。
とバイプリズム22によって2つの像が結像する結像面
とは相互に共役な関係となっている。また、CCDカメ
ラ23の撮像面は2分割された指標像を含む平面(結像
面)に対してわずかに傾きをもって配置されている。本
実施形態では、CCDカメラ23の傾きは、バイプリズ
ム22で瞳を二分割された指標像のうち、図1において
右側の指標像がCCDカメラ23の撮像面上で結像する
位置が指標3及び物体面11と共役な関係になるように
設定されている。なお、左側の指標像の結像位置に基づ
いて該設定を行なっても良い事は言うまでもない。
【0024】かかる光学的関係にある場合、図3(B)
で示したように物体面11に対物レンズ10の焦点位置
が一致している場合は、図3(C)のように二分割され
た指標像のうち、右側指標像が CCDカメラ23上で
焦点を結ぶようになる。その結果、図3(A)で示した
とおり、CCDカメラ23で撮像された各々の二分割さ
れた指標像間の結像状態は明確に異なることになる。
で示したように物体面11に対物レンズ10の焦点位置
が一致している場合は、図3(C)のように二分割され
た指標像のうち、右側指標像が CCDカメラ23上で
焦点を結ぶようになる。その結果、図3(A)で示した
とおり、CCDカメラ23で撮像された各々の二分割さ
れた指標像間の結像状態は明確に異なることになる。
【0025】次に、図4(B)で示すように対物レンズ
10の焦点位置が物体面11より後ろにある場合は、図
4(C)のように二分割された指標像のうち左側指標像
がCCDカメラ23上で焦点を結ぶ状態となる。その結
果、図4(A)で示したとおり、CCDカメラ23で撮
像された各々の二分割された指標像間の結像状態は明確
に異なることになる。
10の焦点位置が物体面11より後ろにある場合は、図
4(C)のように二分割された指標像のうち左側指標像
がCCDカメラ23上で焦点を結ぶ状態となる。その結
果、図4(A)で示したとおり、CCDカメラ23で撮
像された各々の二分割された指標像間の結像状態は明確
に異なることになる。
【0026】また、図5(B)で示すように対物レンズ
10の焦点位置が物体面11より前にある場合は、図5
(C)のように二分割された指標像の両方ともCCDカ
メラ23上で焦点を結ばない状態となる。その結果、図
5(A)で示したとおり、CCDカメラ23で撮像され
た各々の二分割された指標像は両者とも合焦していない
状態になる。
10の焦点位置が物体面11より前にある場合は、図5
(C)のように二分割された指標像の両方ともCCDカ
メラ23上で焦点を結ばない状態となる。その結果、図
5(A)で示したとおり、CCDカメラ23で撮像され
た各々の二分割された指標像は両者とも合焦していない
状態になる。
【0027】図3乃至図5の(D)は、それぞれ上述の
3つの焦点位置状態で撮像された映像信号のうち、1画
面の中のほぼ中央部分のラスタの信号を示している。図
からも明らかなように、二分割された指標像のうち、C
CDカメラ23上に焦点を結んでいる指標像を撮像した
場合が最も信号レベルが大きく、かつ信号の立ち上がり
が鋭いことがわかる。それぞれの場合について、これら
の信号を微分したもの(以下「微分値」という)を図3
乃至図5の(E)に示す。また、図中N1乃至N3は微
分値の振幅量(大きさ)を示している。この図から信号
レベルが大きく、かつ信号の立ち上がりが鋭いほど微分
したときの振幅が大きくなることがわかる。
3つの焦点位置状態で撮像された映像信号のうち、1画
面の中のほぼ中央部分のラスタの信号を示している。図
からも明らかなように、二分割された指標像のうち、C
CDカメラ23上に焦点を結んでいる指標像を撮像した
場合が最も信号レベルが大きく、かつ信号の立ち上がり
が鋭いことがわかる。それぞれの場合について、これら
の信号を微分したもの(以下「微分値」という)を図3
乃至図5の(E)に示す。また、図中N1乃至N3は微
分値の振幅量(大きさ)を示している。この図から信号
レベルが大きく、かつ信号の立ち上がりが鋭いほど微分
したときの振幅が大きくなることがわかる。
【0028】図6は、微分値の振幅量と、対物レンズ1
0と物体面11間の距離Dとの関係を示す図である。具
体的には、対物レンズ10と物体面11間との距離d1
乃至d3を横軸、該距離における図3乃至図5(E)の
微分値の振幅量を縦軸にとり、右側指標像の微分値から
得られる関係を実線の微分値波形、左側指標像の微分値
から得られる関係を破線の微分値波形でそれぞれ示した
図である。CCDカメラ23をわずかに傾けた結果、C
CDカメラ23上に結像された2つの指標像から得られ
る微分値波形はまったく同じ形状でありながら、対物レ
ンズ10と物体面11間の距離d1乃至d3の相違に比
例して、わずかにその方向にずれた曲線となる。したが
って、この二つの曲線で求められる微分値振幅量のう
ち、左側指標像で求められるものをNL,右側指標像で
も求められるものをNRとすると、距離Dは(NL−N
R)に対応する値となる。なお、該NR,NLは、図3
乃至図6に示す左右指標像の微分値振幅量N1、N2、
N3に対応する値である。そこで、Fを変数(NL−N
R)を有する所定の関数として、対物レンズ10と物体
面11との距離Dは次式、 D=F(NL−NR) で算出することができる。
0と物体面11間の距離Dとの関係を示す図である。具
体的には、対物レンズ10と物体面11間との距離d1
乃至d3を横軸、該距離における図3乃至図5(E)の
微分値の振幅量を縦軸にとり、右側指標像の微分値から
得られる関係を実線の微分値波形、左側指標像の微分値
から得られる関係を破線の微分値波形でそれぞれ示した
図である。CCDカメラ23をわずかに傾けた結果、C
CDカメラ23上に結像された2つの指標像から得られ
る微分値波形はまったく同じ形状でありながら、対物レ
ンズ10と物体面11間の距離d1乃至d3の相違に比
例して、わずかにその方向にずれた曲線となる。したが
って、この二つの曲線で求められる微分値振幅量のう
ち、左側指標像で求められるものをNL,右側指標像で
も求められるものをNRとすると、距離Dは(NL−N
R)に対応する値となる。なお、該NR,NLは、図3
乃至図6に示す左右指標像の微分値振幅量N1、N2、
N3に対応する値である。そこで、Fを変数(NL−N
R)を有する所定の関数として、対物レンズ10と物体
面11との距離Dは次式、 D=F(NL−NR) で算出することができる。
【0029】この結果、画像処理装置でNL−NRを演
算し、その値を任意関数Fに入力することにより、対物
レンズ10の焦点検出時の位置を認識することが可能で
ある。さらに、その情報に基づきZ軸制御ユニット37
はモータ20を動かし、Z軸ステージ19を駆動するこ
とで対物レンズ10を上下動させる。この結果、物体面
11に焦点が合う位置に対物レンジ10を制御し合焦を
行うことができる。図6中で実線と破線で示すような二
つの微分値波形上に載った状態の微分信号が得られる状
態にあれば、対物レンズと物体面との相対的距離を常時
認識することができる。したがって、一度画像処理を行
うことにより、物体面より前に合焦している状態か、又
は後に合焦している状態かはZ軸を駆動することなく判
断できるので、瞬時に焦点位置近傍に対物レンズを移動
させることができる。
算し、その値を任意関数Fに入力することにより、対物
レンズ10の焦点検出時の位置を認識することが可能で
ある。さらに、その情報に基づきZ軸制御ユニット37
はモータ20を動かし、Z軸ステージ19を駆動するこ
とで対物レンズ10を上下動させる。この結果、物体面
11に焦点が合う位置に対物レンジ10を制御し合焦を
行うことができる。図6中で実線と破線で示すような二
つの微分値波形上に載った状態の微分信号が得られる状
態にあれば、対物レンズと物体面との相対的距離を常時
認識することができる。したがって、一度画像処理を行
うことにより、物体面より前に合焦している状態か、又
は後に合焦している状態かはZ軸を駆動することなく判
断できるので、瞬時に焦点位置近傍に対物レンズを移動
させることができる。
【0030】また、上記手順にしたがって、対物レンズ
を焦点位置近傍へ移動させた場合に、ステージ19等の
対物レンズ移動機構部の機械的バックラッシュ等の機械
的なあそび(ガタ)の影響により対物レンズの位置合わ
せに誤差を生ずる場合もある。このため、本実施形態で
は、対物レンズを合焦するように移動させた後において
も、再度上記手順による焦点状態検出を行うことが好ま
しい。これにより、さらに正確に対物レンズを焦点位置
へ移動させることができる。このように、画像処理の回
数を既存の方法と比較して格段に少なくすることができ
るので、画像処理装置を用いても、1画面を撮像する程
度の時間の二回分程度(例えば、標準テレビ方式のCC
Dカメラを用いた場合は1/15秒)でほぼリアルタイ
ムで焦点検出および焦点位置合わせが可能となる。
を焦点位置近傍へ移動させた場合に、ステージ19等の
対物レンズ移動機構部の機械的バックラッシュ等の機械
的なあそび(ガタ)の影響により対物レンズの位置合わ
せに誤差を生ずる場合もある。このため、本実施形態で
は、対物レンズを合焦するように移動させた後において
も、再度上記手順による焦点状態検出を行うことが好ま
しい。これにより、さらに正確に対物レンズを焦点位置
へ移動させることができる。このように、画像処理の回
数を既存の方法と比較して格段に少なくすることができ
るので、画像処理装置を用いても、1画面を撮像する程
度の時間の二回分程度(例えば、標準テレビ方式のCC
Dカメラを用いた場合は1/15秒)でほぼリアルタイ
ムで焦点検出および焦点位置合わせが可能となる。
【0031】図7は上述の信号処理を行う電気処理系を
示す図である。CCDカメラ23からの信号はバッファ
を介して信号処理装置30に入力される。該信号はA/
D変換回路31にてデジタル信号に変換され、該デジタ
ル信号を記憶するメモリ回路32、同期信号と所望の信
号を分けるための同期分離回路・カウンタ33を経た
後、ウィンドウ回路・微分演算回路34においてウィン
ドウ処理により微分に必要な部分が抽出され、微分処理
をされる。そして、差分回路35、関数回路36にて合
焦に必要な移動量が求めらる。Z軸制御ユニット37
は、物体面11に合焦するために必要な量だけレンズ1
0をモータ20等により駆動する。
示す図である。CCDカメラ23からの信号はバッファ
を介して信号処理装置30に入力される。該信号はA/
D変換回路31にてデジタル信号に変換され、該デジタ
ル信号を記憶するメモリ回路32、同期信号と所望の信
号を分けるための同期分離回路・カウンタ33を経た
後、ウィンドウ回路・微分演算回路34においてウィン
ドウ処理により微分に必要な部分が抽出され、微分処理
をされる。そして、差分回路35、関数回路36にて合
焦に必要な移動量が求めらる。Z軸制御ユニット37
は、物体面11に合焦するために必要な量だけレンズ1
0をモータ20等により駆動する。
【0032】また、本実施形態では、図8に示すよう
に、CCDカメラ23の撮像面IPにおけるスリット像
の線幅をl、結像面IPに対する前記CCDカメラの撮
像面SPの傾き角度をθとしたとき、 l・tanθ≦d の条件を満足することが好ましい。かかる条件を満足し
ているスリット幅lであれば、焦点深度内に収まってい
るので、正確な焦点検出を行なうことができる。
に、CCDカメラ23の撮像面IPにおけるスリット像
の線幅をl、結像面IPに対する前記CCDカメラの撮
像面SPの傾き角度をθとしたとき、 l・tanθ≦d の条件を満足することが好ましい。かかる条件を満足し
ているスリット幅lであれば、焦点深度内に収まってい
るので、正確な焦点検出を行なうことができる。
【0033】また、本実施形態では、指標3を用いて焦
点検出を行っているが、コントラストを有する物体を測
定する場合は前記指標を用いなくとも容易に焦点検出を
行うことができることはいうまでもない。
点検出を行っているが、コントラストを有する物体を測
定する場合は前記指標を用いなくとも容易に焦点検出を
行うことができることはいうまでもない。
【0034】また、焦点が合っている時の状態は、図3
以外の状態、即ち図4、図5の状態に適宜設定できるよ
うにしても良い。
以外の状態、即ち図4、図5の状態に適宜設定できるよ
うにしても良い。
【0035】また、CCDカメラ以外の受光素子、例え
ば光電変換素子を2次元的に配置してもよい。
ば光電変換素子を2次元的に配置してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、光分割部材により物体からの光束を2つに分割
し、同一結像面の異なる位置に結像させている。また、
受光素子の受光面が前記結像面に対して傾いている。こ
のため、一つの受光素子で2つの光束を結像状態が異な
った状態で取り込むことができる。そして、該2つの光
束の画像特徴情報を検出処理すれば、物体面での合焦状
態を認識することができる。したがって、簡便な構成
で、複数回の画像取り込みを行なうこと無く迅速な焦点
検出を行なうことができる。
明では、光分割部材により物体からの光束を2つに分割
し、同一結像面の異なる位置に結像させている。また、
受光素子の受光面が前記結像面に対して傾いている。こ
のため、一つの受光素子で2つの光束を結像状態が異な
った状態で取り込むことができる。そして、該2つの光
束の画像特徴情報を検出処理すれば、物体面での合焦状
態を認識することができる。したがって、簡便な構成
で、複数回の画像取り込みを行なうこと無く迅速な焦点
検出を行なうことができる。
【0037】また、請求項2記載の発明では、前記受光
素子の前記受光面は、前記2つの光束のうち、いずれか
1つの光束を結像した状態で前記結像面に対して傾いて
設けられている。したがって、結像している光束を処理
した信号を基準として合焦状態を容易かつ迅速に判断す
ることができる。
素子の前記受光面は、前記2つの光束のうち、いずれか
1つの光束を結像した状態で前記結像面に対して傾いて
設けられている。したがって、結像している光束を処理
した信号を基準として合焦状態を容易かつ迅速に判断す
ることができる。
【0038】また、請求項3記載の発明は、前記物体面
に指標像を形成するための指標部材をさらに有し、前記
指標像からの光束を前記光分割部材で少なくとも2つの
光束に分割している。したがって、物体がコントラスト
を有しない一様な面であっても、指標像を信号処理する
ことで焦点検出を行なうことができる。
に指標像を形成するための指標部材をさらに有し、前記
指標像からの光束を前記光分割部材で少なくとも2つの
光束に分割している。したがって、物体がコントラスト
を有しない一様な面であっても、指標像を信号処理する
ことで焦点検出を行なうことができる。
【0039】また、請求項4記載の発明は、条件式l・
tanθ≦dを満足する。かかる条件を満足すること
で、撮像面におけるスリット像の巾が変化しても、該幅
がCCDカメラの焦点深度内に収まっているので正確に
焦点検出を行なうことができる。
tanθ≦dを満足する。かかる条件を満足すること
で、撮像面におけるスリット像の巾が変化しても、該幅
がCCDカメラの焦点深度内に収まっているので正確に
焦点検出を行なうことができる。
【0040】また、請求項5記載の発明は、光分割部材
は照明光学系のほぼ瞳位置に設けられている。したがっ
て、物体からの光束径の変化に関わらず、一定の大きさ
の光分割部材で光束を分割することができる。
は照明光学系のほぼ瞳位置に設けられている。したがっ
て、物体からの光束径の変化に関わらず、一定の大きさ
の光分割部材で光束を分割することができる。
【0041】また、請求項6記載の発明は、結像面は、
光分割部材の光軸に対して直交し、前記撮像面は前記光
分割部材の光軸に対して傾いている。したがって、光学
部品を効率よく配置することができ、また、小さい傾き
角度で精度よく焦点検出することができる。
光分割部材の光軸に対して直交し、前記撮像面は前記光
分割部材の光軸に対して傾いている。したがって、光学
部品を効率よく配置することができ、また、小さい傾き
角度で精度よく焦点検出することができる。
【図1】本発明の実施形態にかかる装置の光学系を示す
図である。
図である。
【図2】指標3に形成されているスリット・パターンを
示す図である。
示す図である。
【図3】物体面上に指標像の焦点位置がある状態におけ
る、(A)はCCDカメラで撮像された分割された指標
像、(B)は対物レンズと物体面との位置関係、(C)
はバイプリズムとCCDカメラと指標像の光束との関
係、(D)はCCDカメラで撮像された指標像の1ラス
タ分の映像信号、(E)は前記1ラスタ分の映像信号の
微分信号を示す図である。
る、(A)はCCDカメラで撮像された分割された指標
像、(B)は対物レンズと物体面との位置関係、(C)
はバイプリズムとCCDカメラと指標像の光束との関
係、(D)はCCDカメラで撮像された指標像の1ラス
タ分の映像信号、(E)は前記1ラスタ分の映像信号の
微分信号を示す図である。
【図4】物体面上より後ろに指標像の焦点位置がある状
態における、(A)はCCDカメラで撮像された分割さ
れた指標像、(B)は対物レンズと物体面との位置関
係、(C)はバイプリズムとCCDカメラと指標像の光
束との関係、(D)はCCDカメラで撮像された指標像
の1ラスタ分の映像信号、(E)は前記1ラスタ分の映
像信号の微分信号を示す図である。
態における、(A)はCCDカメラで撮像された分割さ
れた指標像、(B)は対物レンズと物体面との位置関
係、(C)はバイプリズムとCCDカメラと指標像の光
束との関係、(D)はCCDカメラで撮像された指標像
の1ラスタ分の映像信号、(E)は前記1ラスタ分の映
像信号の微分信号を示す図である。
【図5】物体面上より前に指標像の焦点位置がある状態
における、(A)はCCDカメラで撮像された分割され
た指標像、(B)は対物レンズと物体面との位置関係、
(C)はバイプリズムとCCDカメラと指標像の光束と
の関係、(D)はCCDカメラで撮像された指標像の1
ラスタ分の映像信号、(E)は前記1ラスタ分の映像信
号の微分信号を示す図である。
における、(A)はCCDカメラで撮像された分割され
た指標像、(B)は対物レンズと物体面との位置関係、
(C)はバイプリズムとCCDカメラと指標像の光束と
の関係、(D)はCCDカメラで撮像された指標像の1
ラスタ分の映像信号、(E)は前記1ラスタ分の映像信
号の微分信号を示す図である。
【図6】本発明の実施形態の微分値波形を示す図であ
る。
る。
【図7】本発明の実施形態の電気処理系を示す図であ
る。
る。
【図8】本発明の実施形態のCCDカメラの焦点深度と
スリット像の幅との関係を示す図である。
スリット像の幅との関係を示す図である。
1 赤外LED 2、12 コンデンサレンズ 3 指標 4、8、15、17、21 レンズ 5 ハーフミラー 6 可視光カットフィルタ 7 ダイクロイックミラー 9 ITVカメラ 10 対物レンズ 11 物体面 13 赤外カットフィルター 14 視野絞り 16 開口絞り 18 水銀ランプ 19 Z軸ステージ 20 モータ 21 フイールドレンズ 22 バイプリズム 23 CCDカメラ 24 画像処理装置 26 傾き調整部 30 画像処理装置 31 A/D変換回路 32 メモリ回路 33 同期分離回路・カウンタ 34 ウィンドウ回路・微分演算回路 35 差分回路 36 関数回路 37 Z軸制御ユニット
Claims (6)
- 【請求項1】 光源と、 前記光源からの光を物体面に照射する照明光学系と、 前記物体面からの反射光を2つの光束に分割する光分割
部材と、 前記2つの光束を受光する受光素子とを有し、前記受光
素子により得られる前記2つの光束の情報を比較するこ
とにより合焦状態を検出する焦点検出装置において、 前記光分割部材は、前記2つの光束を同一結像面上の異
なる位置に結像させ、 前記受光素子の受光面は前記結像面に対して所定角度傾
いて設けられていることを特徴とする焦点検出装置。 - 【請求項2】 前記受光素子の前記受光面は、前記2つ
の光束のうち、いずれか1つの光束を結像した状態で、
前記結像面に対して傾いて設けられていることを特徴と
する請求項1記載の焦点検出装置。 - 【請求項3】 前記物体面に指標像を形成するための指
標部材をさらに有し、前記指標像からの光束を前記光分
割部材で少なくとも2つの光束に分割することを特徴と
する請求項1または2記載の焦点検出装置。 - 【請求項4】 前記指標像はスリット像であり、前記受
光素子はCCDカメラであり、前記CCDカメラの焦点
深度をd、前記CCDカメラの撮像面における前記スリ
ット像の線幅をl、前記結像面に対する前記CCDカメ
ラの撮像面の傾き角度をθとしたとき、 l・tanθ≦d の条件を満足することを特徴とする請求項3記載の焦点
検出装置。 - 【請求項5】 前記光分割部材は前記照明光学系のほぼ
瞳位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至
4のいずれか1項に記載の焦点検出装置。 - 【請求項6】 前記結像面は、前記光分割部材の光軸に
対して直交し、前記撮像面は前記光分割部材の光軸に対
して傾いていることを特徴とする請求項4記載の焦点検
出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10036586A JPH11218670A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 焦点検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10036586A JPH11218670A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 焦点検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11218670A true JPH11218670A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12473890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10036586A Withdrawn JPH11218670A (ja) | 1998-02-04 | 1998-02-04 | 焦点検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11218670A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014199685A1 (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-18 | 浜松ホトニクス株式会社 | 画像取得装置及び画像取得装置のフォーカス方法 |
-
1998
- 1998-02-04 JP JP10036586A patent/JPH11218670A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014199685A1 (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-18 | 浜松ホトニクス株式会社 | 画像取得装置及び画像取得装置のフォーカス方法 |
JP2014240885A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | 浜松ホトニクス株式会社 | 画像取得装置及び画像取得装置のフォーカス方法 |
CN105283791A (zh) * | 2013-06-11 | 2016-01-27 | 浜松光子学株式会社 | 图像取得装置及图像取得装置的聚焦方法 |
EP3009871A4 (en) * | 2013-06-11 | 2016-11-09 | Hamamatsu Photonics Kk | IMAGE ACQUISITION DEVICE AND IMAGE ACQUISITION DEVICE FOCUSING METHOD |
US9667858B2 (en) | 2013-06-11 | 2017-05-30 | Hamamatsu Photonics K.K. | Image acquisition device and image acquisition device focusing method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5015955B2 (ja) | 自動顕微鏡の自動焦点調節法及びシステム | |
JP3386269B2 (ja) | 光学検査装置 | |
JPH08211282A (ja) | オートフォーカス式顕微鏡 | |
TWI607253B (zh) | 自動對焦系統、方法及影像檢測儀器 | |
JP3509088B2 (ja) | 3次元形状計測用光学装置 | |
US5963366A (en) | Focus detection unit and microscope using the focus detection unit | |
JPH11218670A (ja) | 焦点検出装置 | |
JP2009222449A (ja) | レンズ系を用いた距離計測装置 | |
JP2004102032A (ja) | 走査型共焦点顕微鏡装置 | |
JP2007187809A (ja) | 自動焦点機構を備えた顕微鏡およびその調整方法 | |
JP2013088570A (ja) | 顕微鏡装置 | |
KR102058780B1 (ko) | 라인 스캐닝 방식의 공초점 현미경에서의 자동초점조절 방법 및 장치 | |
JPH0593845A (ja) | 自動焦点検出装置 | |
KR102717663B1 (ko) | 영상 획득 장치 및 이를 이용한 초점 위치 판별 방법 | |
JPH09230250A (ja) | 光学顕微鏡自動合焦点装置 | |
JP2004251984A (ja) | オートフォーカス装置 | |
JP4406873B2 (ja) | スキャン測定検査装置 | |
JPH09250912A (ja) | パターン測定装置 | |
JP2006153622A (ja) | オートフォーカス装置 | |
JP2013174709A (ja) | 顕微鏡装置およびバーチャル顕微鏡装置 | |
JPH06214150A (ja) | オートフォーカス装置 | |
JP2007148084A (ja) | 焦点検出装置 | |
JP3275407B2 (ja) | 微小寸法測定装置 | |
JPH0359410A (ja) | パターン検出装置 | |
JP3061758B2 (ja) | 顕微鏡用の自動合焦装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |