JPH11218369A - 冷媒加熱器、室外機ユニットおよび空気調和機 - Google Patents
冷媒加熱器、室外機ユニットおよび空気調和機Info
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- JPH11218369A JPH11218369A JP10022347A JP2234798A JPH11218369A JP H11218369 A JPH11218369 A JP H11218369A JP 10022347 A JP10022347 A JP 10022347A JP 2234798 A JP2234798 A JP 2234798A JP H11218369 A JPH11218369 A JP H11218369A
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- refrigerant
- heat exchanger
- combustion
- air conditioner
- combustion gas
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/02—Centrifugal separation of gas, liquid or oil
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の冷媒加熱器では、内面に複数のフィン
を備える外筒をアルミニウムで一体成形するために外筒
ひとつ当りのアルミニウムの使用量が多く、製造コスト
が嵩むといった問題があった。 【解決手段】 燃焼ガスを発生させる燃焼部40と、内
面に沿って燃焼ガスが流通される外筒53と、外筒53
の外面に添設された冷媒配管52とを備え、空気調和機
における暖房運転時に室内熱交換器11で液化されたの
ち冷媒配管52に通された冷媒と燃焼部40で発生させ
た燃焼ガスとの間で熱交換を行わせ、冷媒を加熱し気化
させる冷媒加熱器26について、外筒53の内面に長手
方向に沿って複数の溝53aを形成して凹凸を設け、さ
らに外筒53の内部に燃焼ガスを旋回させるスパイラル
プレート54aを設ける。
を備える外筒をアルミニウムで一体成形するために外筒
ひとつ当りのアルミニウムの使用量が多く、製造コスト
が嵩むといった問題があった。 【解決手段】 燃焼ガスを発生させる燃焼部40と、内
面に沿って燃焼ガスが流通される外筒53と、外筒53
の外面に添設された冷媒配管52とを備え、空気調和機
における暖房運転時に室内熱交換器11で液化されたの
ち冷媒配管52に通された冷媒と燃焼部40で発生させ
た燃焼ガスとの間で熱交換を行わせ、冷媒を加熱し気化
させる冷媒加熱器26について、外筒53の内面に長手
方向に沿って複数の溝53aを形成して凹凸を設け、さ
らに外筒53の内部に燃焼ガスを旋回させるスパイラル
プレート54aを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房運転時に、液
冷媒を加熱しガス冷媒として循環させる冷媒加熱式の空
気調和機に関するものである。
冷媒を加熱しガス冷媒として循環させる冷媒加熱式の空
気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ヒートポンプを利用して暖房を行
う空気調和機の他に、冷媒加熱方式を採用した空気調和
機が開発されている。冷媒加熱式の空気調和機は、室内
熱交換器、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁等に加え、暖
房運転時に室外熱交換器にかわって液冷媒を加熱して蒸
発気化させる冷媒加熱器を室外機ユニットに備えるもの
で、冷媒加熱器において灯油やプロパンガス等の燃料を
燃焼させて燃焼ガスを発生させ、さらにこの燃焼ガスで
液冷媒を加熱して気化させるようになっている。
う空気調和機の他に、冷媒加熱方式を採用した空気調和
機が開発されている。冷媒加熱式の空気調和機は、室内
熱交換器、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁等に加え、暖
房運転時に室外熱交換器にかわって液冷媒を加熱して蒸
発気化させる冷媒加熱器を室外機ユニットに備えるもの
で、冷媒加熱器において灯油やプロパンガス等の燃料を
燃焼させて燃焼ガスを発生させ、さらにこの燃焼ガスで
液冷媒を加熱して気化させるようになっている。
【0003】この冷媒加熱式の空気調和機には、ヒート
ポンプ式の空気調和機やファンヒータ等と比較して次の
ようなメリットがある。 (1)ヒートポンプ式の空気調和機では、特に寒冷地等で
屋外の気温が極端に低くなった場合に、室外熱交換器に
おける熱交換(液冷媒を屋外の空気で加熱して蒸発気化
させる)が十分に行われず、所望の暖房状態を実現でき
ない可能性がある。これに対し冷媒加熱式の空気調和機
では、液冷媒を冷媒加熱器によって強制的に加熱して気
化させるので、屋外の気温に左右されずに安定した暖房
運転を行って所望の暖房状態を実現することができる。 (2)ヒートポンプ式の空気調和機では、室外熱交換器に
霜が付着して熱交換が十分に行えなくなった場合に、暖
房運転を停止して一時的に冷房運転を行い、室外熱交換
器から放熱して霜を除去するいわゆるデフロスト動作が
数時間おきに行われるため、快適性が損われることがあ
る。これに対し冷媒加熱式の空気調和機では、デフロス
ト動作を行う必要がないので低温、多湿の状況下でも常
に安定した暖房運転を行って所望の暖房状態を実現する
ことができる。 (3)ファンヒータでは、燃焼ガスが室内に排気されるた
めに定期的に室内の換気を行う必要があり、暖房効率が
悪い。これに対し冷媒加熱式の空気調和機では、冷媒加
熱器が室外機ユニットに収納されており燃焼ガスは屋内
に排出されるので換気の頻度が少なくて済み、暖房効率
の向上が見込める。
ポンプ式の空気調和機やファンヒータ等と比較して次の
ようなメリットがある。 (1)ヒートポンプ式の空気調和機では、特に寒冷地等で
屋外の気温が極端に低くなった場合に、室外熱交換器に
おける熱交換(液冷媒を屋外の空気で加熱して蒸発気化
させる)が十分に行われず、所望の暖房状態を実現でき
ない可能性がある。これに対し冷媒加熱式の空気調和機
では、液冷媒を冷媒加熱器によって強制的に加熱して気
化させるので、屋外の気温に左右されずに安定した暖房
運転を行って所望の暖房状態を実現することができる。 (2)ヒートポンプ式の空気調和機では、室外熱交換器に
霜が付着して熱交換が十分に行えなくなった場合に、暖
房運転を停止して一時的に冷房運転を行い、室外熱交換
器から放熱して霜を除去するいわゆるデフロスト動作が
数時間おきに行われるため、快適性が損われることがあ
る。これに対し冷媒加熱式の空気調和機では、デフロス
ト動作を行う必要がないので低温、多湿の状況下でも常
に安定した暖房運転を行って所望の暖房状態を実現する
ことができる。 (3)ファンヒータでは、燃焼ガスが室内に排気されるた
めに定期的に室内の換気を行う必要があり、暖房効率が
悪い。これに対し冷媒加熱式の空気調和機では、冷媒加
熱器が室外機ユニットに収納されており燃焼ガスは屋内
に排出されるので換気の頻度が少なくて済み、暖房効率
の向上が見込める。
【0004】ここで冷媒加熱器について説明する。冷媒
加熱器には、屋外の空気を取り込んで後段の燃焼部に供
給する給気部と、給気部から供給された空気と燃料とを
混合して燃焼させ、高温の燃焼ガスを発生させる燃焼部
と、燃焼部において発生させた燃焼ガスにより液冷媒を
加熱する熱交換部とが設けられている。
加熱器には、屋外の空気を取り込んで後段の燃焼部に供
給する給気部と、給気部から供給された空気と燃料とを
混合して燃焼させ、高温の燃焼ガスを発生させる燃焼部
と、燃焼部において発生させた燃焼ガスにより液冷媒を
加熱する熱交換部とが設けられている。
【0005】熱交換部を図10に示す。熱交換部は、燃
焼ガスによって加熱される熱交換部本体1の周囲に、室
内熱交換器で液化された高温高圧の液冷媒を流通させ圧
縮機に向けて送出する冷媒配管2が添設されて構成され
ている。熱交換部本体1は、冷媒配管2が添設される有
底円筒状の外筒3と、外筒3の内面との間に十分な間隙
を設けた状態で外筒3の内部に配置された有底円筒状の
内筒4とを備えており、外筒3の開口端を燃焼部に対向
させ、外筒3の内部で内筒4の開口端を開放した状態に
配置されている。外筒3の内側には、受熱面積を広く確
保し燃焼ガスの熱を効果的に吸収するために、複数のフ
ィン3aが長手方向に沿って設けられている。冷媒配管
2は、熱交換部本体1との接触面積をより大きく確保す
るために、外筒3の外面を長手方向に往復するように蛇
行した状態で添設されている。
焼ガスによって加熱される熱交換部本体1の周囲に、室
内熱交換器で液化された高温高圧の液冷媒を流通させ圧
縮機に向けて送出する冷媒配管2が添設されて構成され
ている。熱交換部本体1は、冷媒配管2が添設される有
底円筒状の外筒3と、外筒3の内面との間に十分な間隙
を設けた状態で外筒3の内部に配置された有底円筒状の
内筒4とを備えており、外筒3の開口端を燃焼部に対向
させ、外筒3の内部で内筒4の開口端を開放した状態に
配置されている。外筒3の内側には、受熱面積を広く確
保し燃焼ガスの熱を効果的に吸収するために、複数のフ
ィン3aが長手方向に沿って設けられている。冷媒配管
2は、熱交換部本体1との接触面積をより大きく確保す
るために、外筒3の外面を長手方向に往復するように蛇
行した状態で添設されている。
【0006】冷媒加熱器を作動させると、燃焼部で発生
した燃焼ガスは内筒4の内部に流入し、底面に当ってU
ターンし内筒4の開口端まで戻ったところで再びUター
ンする。そして、外筒3と内筒4との間隙を外筒3の底
面に向けて流れる過程で冷媒配管2を流れる液冷媒との
間で熱交換を行って液冷媒を加熱し気化させ、自らは熱
を奪われたのち排気筒(図示せず)から屋外に排出され
るようになっている。
した燃焼ガスは内筒4の内部に流入し、底面に当ってU
ターンし内筒4の開口端まで戻ったところで再びUター
ンする。そして、外筒3と内筒4との間隙を外筒3の底
面に向けて流れる過程で冷媒配管2を流れる液冷媒との
間で熱交換を行って液冷媒を加熱し気化させ、自らは熱
を奪われたのち排気筒(図示せず)から屋外に排出され
るようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の冷媒
加熱器には、次のような問題点が指摘されている。 (1)内面に複数のフィンを備える外筒をアルミニウムで
一体成形するために外筒ひとつ当りのアルミニウムの使
用量が多く、量産を前提とした場合に製造コストが嵩
む。 (2)熱交換部における熱伝達率を向上させるには、燃焼
ガスと外筒の内面との接触を向上させることが有効であ
るが、外筒をアルミニウムで一体成形する場合、外筒の
内面の突起は長手方向にしか形成できず、燃焼ガスの流
れ方向と同じとなり、突起の方向と燃焼ガスの流れが平
行となるため、両者の接触を向上させることが困難であ
る。
加熱器には、次のような問題点が指摘されている。 (1)内面に複数のフィンを備える外筒をアルミニウムで
一体成形するために外筒ひとつ当りのアルミニウムの使
用量が多く、量産を前提とした場合に製造コストが嵩
む。 (2)熱交換部における熱伝達率を向上させるには、燃焼
ガスと外筒の内面との接触を向上させることが有効であ
るが、外筒をアルミニウムで一体成形する場合、外筒の
内面の突起は長手方向にしか形成できず、燃焼ガスの流
れ方向と同じとなり、突起の方向と燃焼ガスの流れが平
行となるため、両者の接触を向上させることが困難であ
る。
【0008】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、熱交換部におけるアルミニウムの使用量低減を
図って空気調和機の製造コスト削減を実現することに加
え、熱交換部における熱伝達率の向上を図って空気調和
機の暖房能力向上を実現することを目的としている。
であり、熱交換部におけるアルミニウムの使用量低減を
図って空気調和機の製造コスト削減を実現することに加
え、熱交換部における熱伝達率の向上を図って空気調和
機の暖房能力向上を実現することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の課題を解決するために以下の構成を採用する。すなわ
ち、請求項1記載の冷媒加熱器は、屋外から取入れた空
気と燃料とを燃焼させ燃焼ガスを発生させる燃焼部と、
該燃焼部と連通状態に配設され内面に沿って燃焼ガスが
流通される円筒体と、該円筒体の外面に添設された冷媒
配管とを備え、空気調和機における暖房運転時に室内熱
交換器で液化された冷媒と燃焼部において発生させた燃
焼ガスとの間で熱交換を行わせて冷媒を加熱し気化させ
たうえで圧縮機に送出する冷媒加熱器であって、円筒体
の内面に長手方向に沿って複数の溝が形成されて凹凸が
設けられ、円筒体の内部には燃焼ガスを周方向に旋回さ
せるガス流旋回手段が設けられていることを特徴とする
ものである。
の課題を解決するために以下の構成を採用する。すなわ
ち、請求項1記載の冷媒加熱器は、屋外から取入れた空
気と燃料とを燃焼させ燃焼ガスを発生させる燃焼部と、
該燃焼部と連通状態に配設され内面に沿って燃焼ガスが
流通される円筒体と、該円筒体の外面に添設された冷媒
配管とを備え、空気調和機における暖房運転時に室内熱
交換器で液化された冷媒と燃焼部において発生させた燃
焼ガスとの間で熱交換を行わせて冷媒を加熱し気化させ
たうえで圧縮機に送出する冷媒加熱器であって、円筒体
の内面に長手方向に沿って複数の溝が形成されて凹凸が
設けられ、円筒体の内部には燃焼ガスを周方向に旋回さ
せるガス流旋回手段が設けられていることを特徴とする
ものである。
【0010】この冷媒加熱器においては、燃焼ガスがガ
ス流旋回手段によって周方向に旋回する流れを与えら
れ、円筒体の内面に設けられた凹凸に側方から吹き付け
ることで流れを乱されて流速が下がるので、円筒体の内
面に燃焼ガスが常に吹き付けられる状態となり、外筒と
の接触が向上され、また、円筒体の内面に設けられた凹
凸の側面から燃焼ガスが吹き付けられるので、円筒体と
の接触が向上され、熱伝達率の向上が得られる。また、
円筒体の内面に複数の溝を形成することで凹凸が設けら
れているので、円筒体をアルミニウムで製作した場合、
従来のフィン付き外筒に比べてアルミニウムの使用量が
低減される。
ス流旋回手段によって周方向に旋回する流れを与えら
れ、円筒体の内面に設けられた凹凸に側方から吹き付け
ることで流れを乱されて流速が下がるので、円筒体の内
面に燃焼ガスが常に吹き付けられる状態となり、外筒と
の接触が向上され、また、円筒体の内面に設けられた凹
凸の側面から燃焼ガスが吹き付けられるので、円筒体と
の接触が向上され、熱伝達率の向上が得られる。また、
円筒体の内面に複数の溝を形成することで凹凸が設けら
れているので、円筒体をアルミニウムで製作した場合、
従来のフィン付き外筒に比べてアルミニウムの使用量が
低減される。
【0011】請求項2記載の冷媒加熱器は、前記ガス流
旋回手段が、円筒体の内側に長手方向に向けて螺旋状に
形成されたスパイラルプレートを備えることを特徴とす
るものである。
旋回手段が、円筒体の内側に長手方向に向けて螺旋状に
形成されたスパイラルプレートを備えることを特徴とす
るものである。
【0012】この冷媒加熱器においては、燃焼ガスがス
パイラルプレートに沿って流れて螺旋状の流れを形成
し、円筒体の内面に沿って周方向に旋回するので、円筒
体の内面に常に吹き付けられる状態となり、円筒体との
接触が向上され、熱伝達率の向上が得られる。
パイラルプレートに沿って流れて螺旋状の流れを形成
し、円筒体の内面に沿って周方向に旋回するので、円筒
体の内面に常に吹き付けられる状態となり、円筒体との
接触が向上され、熱伝達率の向上が得られる。
【0013】請求項3記載の室外機ユニットは、請求項
1または2記載の冷媒加熱器と、該冷媒加熱器において
気化された冷媒を吸入圧縮し室内熱交換器に送出する圧
縮機とを備えることを特徴とするものである。
1または2記載の冷媒加熱器と、該冷媒加熱器において
気化された冷媒を吸入圧縮し室内熱交換器に送出する圧
縮機とを備えることを特徴とするものである。
【0014】この室外機ユニットにおいては、小型化が
図られるとともに製造コストが削減された冷媒加熱器を
備えることで室外機ユニット自体のコンパクト化と製造
コストの削減とが可能となる。
図られるとともに製造コストが削減された冷媒加熱器を
備えることで室外機ユニット自体のコンパクト化と製造
コストの削減とが可能となる。
【0015】請求項4記載の室外機ユニットは、前記冷
媒加熱器または室外熱交換器のいずれかを選択的に作動
させ、室内熱交換器で液化された冷媒を加熱し気化させ
ることを特徴とするものである。
媒加熱器または室外熱交換器のいずれかを選択的に作動
させ、室内熱交換器で液化された冷媒を加熱し気化させ
ることを特徴とするものである。
【0016】この室外機ユニットにおいては、燃料切れ
等により冷媒加熱運転を停止せざるを得ない場合でも、
ヒートポンプ運転に切り換えて作動させることで暖房を
続行することが可能となる。
等により冷媒加熱運転を停止せざるを得ない場合でも、
ヒートポンプ運転に切り換えて作動させることで暖房を
続行することが可能となる。
【0017】請求項5記載の空気調和機は、請求項3ま
たは4記載の室外機ユニットと、暖房運転時に該室外器
ユニットから送出された冷媒を凝縮液化させることで室
内の空気を暖める室内熱交換器を有する室内機ユニット
とを備えることを特徴とするものである。
たは4記載の室外機ユニットと、暖房運転時に該室外器
ユニットから送出された冷媒を凝縮液化させることで室
内の空気を暖める室内熱交換器を有する室内機ユニット
とを備えることを特徴とするものである。
【0018】この空気調和機においては、コンパクト化
が図られるとともに製造コストが削減された室外機ユニ
ットを備えることで空気調和機自体の製造コストの削減
が可能となる。
が図られるとともに製造コストが削減された室外機ユニ
ットを備えることで空気調和機自体の製造コストの削減
が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る冷媒加熱器、室外機
ユニットおよび空気調和機の第1の実施形態を図1ない
し図8に示して説明する。図1に示す空気調和機は室内
機ユニット10と室外機ユニット20とから構成されて
いる。室内機ユニット10には、冷房運転時に低温低圧
の液冷媒を蒸発気化させて室内の空気から熱を奪い、暖
房運転時には高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて室内
の空気を暖める室内熱交換器11が具備されている。
ユニットおよび空気調和機の第1の実施形態を図1ない
し図8に示して説明する。図1に示す空気調和機は室内
機ユニット10と室外機ユニット20とから構成されて
いる。室内機ユニット10には、冷房運転時に低温低圧
の液冷媒を蒸発気化させて室内の空気から熱を奪い、暖
房運転時には高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて室内
の空気を暖める室内熱交換器11が具備されている。
【0020】室外機ユニット20には、冷房運転時に高
温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて屋外の空気に放熱す
る室外熱交換器21と、室内熱交換器11または室外熱
交換器21のいずれかから吸入されるガス冷媒を圧縮し
て高温高圧のガス冷媒として吐出する圧縮機22と、圧
縮機22に流入するガス冷媒に含まれる液状成分を貯留
するアキュムレータ23と、圧縮機22において圧縮さ
れた高温高圧のガス冷媒を室内熱交換器11または室外
熱交換器21のいずれかに選択的に送出する四方弁24
と、冷房運転時に室外熱交換器21から送出される高温
高圧の液冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とす
るキャピラリチューブ25とに加え、暖房運転時に高温
高圧の液冷媒を加熱して高温高圧のガス冷媒とする冷媒
加熱器26が具備されている。
温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて屋外の空気に放熱す
る室外熱交換器21と、室内熱交換器11または室外熱
交換器21のいずれかから吸入されるガス冷媒を圧縮し
て高温高圧のガス冷媒として吐出する圧縮機22と、圧
縮機22に流入するガス冷媒に含まれる液状成分を貯留
するアキュムレータ23と、圧縮機22において圧縮さ
れた高温高圧のガス冷媒を室内熱交換器11または室外
熱交換器21のいずれかに選択的に送出する四方弁24
と、冷房運転時に室外熱交換器21から送出される高温
高圧の液冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とす
るキャピラリチューブ25とに加え、暖房運転時に高温
高圧の液冷媒を加熱して高温高圧のガス冷媒とする冷媒
加熱器26が具備されている。
【0021】冷媒加熱器26は、暖房運転時、室外機ユ
ニット20に併設された燃料タンク27から定油面器2
8を介して電磁ポンプ29の作動により供給される灯油
やプロパンガス等の燃料を燃焼させて高温の燃焼ガスを
発生させ、この燃焼ガスで室内熱交換器11において液
化された高温高圧の液冷媒を加熱して高温高圧のガス冷
媒とするものである。
ニット20に併設された燃料タンク27から定油面器2
8を介して電磁ポンプ29の作動により供給される灯油
やプロパンガス等の燃料を燃焼させて高温の燃焼ガスを
発生させ、この燃焼ガスで室内熱交換器11において液
化された高温高圧の液冷媒を加熱して高温高圧のガス冷
媒とするものである。
【0022】冷媒加熱器26には、図2に示すように、
屋外の空気を取り込んで後段の燃焼部に供給する給気部
30と、給気部30から供給された空気と灯油やプロパ
ンガス等の燃料とを混合して燃焼させる燃焼部40と、
燃焼部40において発生させた燃焼ガスにより液冷媒を
加熱する熱交換部50とが設けられている。
屋外の空気を取り込んで後段の燃焼部に供給する給気部
30と、給気部30から供給された空気と灯油やプロパ
ンガス等の燃料とを混合して燃焼させる燃焼部40と、
燃焼部40において発生させた燃焼ガスにより液冷媒を
加熱する熱交換部50とが設けられている。
【0023】給気部30は、円筒状の円筒状のケーシン
グ31の内部に、ひとつないし複数のファン32とこれ
らファン32を回転駆動させる駆動モータ33とが収納
されて構成されている。ケーシング31の側面には屋外
の空気を取り込む空気取入口34が設けられている。フ
ァン32の回転によってケーシング31の内側に取り込
まれた空気は駆動モータ33の側面に沿って流れ、ケー
シング31に設けられた連通口35から燃焼部40に供
給されるようになっている。
グ31の内部に、ひとつないし複数のファン32とこれ
らファン32を回転駆動させる駆動モータ33とが収納
されて構成されている。ケーシング31の側面には屋外
の空気を取り込む空気取入口34が設けられている。フ
ァン32の回転によってケーシング31の内側に取り込
まれた空気は駆動モータ33の側面に沿って流れ、ケー
シング31に設けられた連通口35から燃焼部40に供
給されるようになっている。
【0024】燃焼部40は、駆動モータ33に近接する
ケーシング31の一端面に固定された円筒状のケーシン
グ41に有底円筒状の燃焼筒42が収納されて構成され
ている。ケーシング41には、図3に示すように、燃焼
筒42の周囲を旋回し、後述する空気流入孔42aに対
して鈍角をなす一方の側面から流入する空気の流れを形
成するフィン41aが連通口35に隣接して設けられて
いる。
ケーシング31の一端面に固定された円筒状のケーシン
グ41に有底円筒状の燃焼筒42が収納されて構成され
ている。ケーシング41には、図3に示すように、燃焼
筒42の周囲を旋回し、後述する空気流入孔42aに対
して鈍角をなす一方の側面から流入する空気の流れを形
成するフィン41aが連通口35に隣接して設けられて
いる。
【0025】燃焼筒42の側壁には、給気部30から供
給される空気の一部(以下、一次空気とする)を燃焼筒
42の内部に流入させる空気流入孔42aが、断面円形
の燃焼筒42の側壁に対し接線方向と平行に開通されて
いる。空気流入孔42aの開口部42bは、燃焼筒42
の外壁面側において広く、内部に向かって曲面をなしな
がら漸次収縮されるラウンド形状をなしている。
給される空気の一部(以下、一次空気とする)を燃焼筒
42の内部に流入させる空気流入孔42aが、断面円形
の燃焼筒42の側壁に対し接線方向と平行に開通されて
いる。空気流入孔42aの開口部42bは、燃焼筒42
の外壁面側において広く、内部に向かって曲面をなしな
がら漸次収縮されるラウンド形状をなしている。
【0026】空気流入孔42aには、燃焼筒42の内部
に向けて燃料を噴射する燃料供給ノズル43が挿入され
ている。燃料供給ノズル43は前述した電磁ポンプ29
に接続されており、空気流入孔42aの配設方向と平行
かつ空気流入孔42aの内面との間に間隙を設けた状態
に配置されている。
に向けて燃料を噴射する燃料供給ノズル43が挿入され
ている。燃料供給ノズル43は前述した電磁ポンプ29
に接続されており、空気流入孔42aの配設方向と平行
かつ空気流入孔42aの内面との間に間隙を設けた状態
に配置されている。
【0027】さらに、燃焼筒42の側壁には、燃焼筒4
2の内部に空気を流入させる補助空気流入孔42cが複
数設けられている。これら補助空気流入孔42cは、燃
焼筒42の内壁面のうち燃料供給ノズル43から噴射さ
れた燃料が衝突する部分に、燃焼筒42の側壁に沿って
周方向に離間して設けられており、しかもそれぞれが燃
焼筒42の側壁に対する接線と平行な方向に設けられて
いる。
2の内部に空気を流入させる補助空気流入孔42cが複
数設けられている。これら補助空気流入孔42cは、燃
焼筒42の内壁面のうち燃料供給ノズル43から噴射さ
れた燃料が衝突する部分に、燃焼筒42の側壁に沿って
周方向に離間して設けられており、しかもそれぞれが燃
焼筒42の側壁に対する接線と平行な方向に設けられて
いる。
【0028】給気部30から供給された空気は、空気流
入孔42aと燃料供給ノズル43との間に設けられた間
隙および補助空気流入孔42cを通って燃焼筒42の内
部に流入し、空気流入孔42aから流入した空気は燃焼
筒42の内壁面に沿って一方向に流れてスワール流を形
成し、各補助空気流入孔42cを通って流入した空気は
スワール流と合流して流れの勢いを強めるようになって
いる。
入孔42aと燃料供給ノズル43との間に設けられた間
隙および補助空気流入孔42cを通って燃焼筒42の内
部に流入し、空気流入孔42aから流入した空気は燃焼
筒42の内壁面に沿って一方向に流れてスワール流を形
成し、各補助空気流入孔42cを通って流入した空気は
スワール流と合流して流れの勢いを強めるようになって
いる。
【0029】また、燃焼筒42の側壁には、燃焼筒42
の内部に供給された燃料を加熱して蒸発気化させるヒー
タ44が、後述する気化室S1を取り巻くようにして埋
め込まれている。燃料供給ノズル43はヒータ44と同
一断面内に配置され、燃料供給ノズル43の噴射方向前
方に正対する位置にヒータ44が埋め込まれた状態とな
っている。
の内部に供給された燃料を加熱して蒸発気化させるヒー
タ44が、後述する気化室S1を取り巻くようにして埋
め込まれている。燃料供給ノズル43はヒータ44と同
一断面内に配置され、燃料供給ノズル43の噴射方向前
方に正対する位置にヒータ44が埋め込まれた状態とな
っている。
【0030】燃焼筒42の内側底面中央には、円柱状の
突起部45が立設されている。この突起部45の中心に
は、給気部30から供給される残りの空気(以下、二次
空気とする)を後述する燃焼室S2に向けて流通させる
空気流路45aが、燃焼筒42の軸線方向に向けて開設
されている。空気流路45aの内面には、燃焼筒42の
外側底面に位置する開口部45bにおいて狭く、突起部
45の先端に向かって漸次拡大されるテーパ面45cが
設けられている。給気部30から供給された二次空気
は、空気流路45aを通って燃焼室S2に流入するよう
になっている。
突起部45が立設されている。この突起部45の中心に
は、給気部30から供給される残りの空気(以下、二次
空気とする)を後述する燃焼室S2に向けて流通させる
空気流路45aが、燃焼筒42の軸線方向に向けて開設
されている。空気流路45aの内面には、燃焼筒42の
外側底面に位置する開口部45bにおいて狭く、突起部
45の先端に向かって漸次拡大されるテーパ面45cが
設けられている。給気部30から供給された二次空気
は、空気流路45aを通って燃焼室S2に流入するよう
になっている。
【0031】燃焼筒42の内部には、内部底面との間で
気化室S1を形成する気化室隔壁46が、燃焼筒42の
底面に対して水平に設置されている。気化室隔壁46は
燃焼筒42内部の空間に合わせて円形とされ、その中央
には突起部45の側面との間に間隙を設けた状態に形成
された筒状部46aが設けられており、突起部45の側
面と筒状部46aとの間に設けられた間隙は、予混合気
を気化室S1から燃焼室S2に流入させる流路をなしてい
る。燃焼筒42の内部に流入した一次空気は、気化室S
1において燃料と混合されて予混合気となり、突起部4
5に沿って流れて筒状部46aとの間隙を通って気化室
S1から流出するようになっている。
気化室S1を形成する気化室隔壁46が、燃焼筒42の
底面に対して水平に設置されている。気化室隔壁46は
燃焼筒42内部の空間に合わせて円形とされ、その中央
には突起部45の側面との間に間隙を設けた状態に形成
された筒状部46aが設けられており、突起部45の側
面と筒状部46aとの間に設けられた間隙は、予混合気
を気化室S1から燃焼室S2に流入させる流路をなしてい
る。燃焼筒42の内部に流入した一次空気は、気化室S
1において燃料と混合されて予混合気となり、突起部4
5に沿って流れて筒状部46aとの間隙を通って気化室
S1から流出するようになっている。
【0032】さらに、燃焼筒42の内部は、予混合気を
噴出して燃焼させる複数の炎孔47aが穿設されたバー
ナ隔壁47により、気化室S1と燃焼室S2とに分割され
ている。炎孔47aは燃焼筒42の周方向に沿って等間
隔に離間して配列されている。 気化室S1から流出し
た予混合気は、凹所47bの内面に沿って外方に拡散す
るように流れて各炎孔47aから噴出するようになって
いる。
噴出して燃焼させる複数の炎孔47aが穿設されたバー
ナ隔壁47により、気化室S1と燃焼室S2とに分割され
ている。炎孔47aは燃焼筒42の周方向に沿って等間
隔に離間して配列されている。 気化室S1から流出し
た予混合気は、凹所47bの内面に沿って外方に拡散す
るように流れて各炎孔47aから噴出するようになって
いる。
【0033】燃焼室S2には、炎孔47aから噴出され
る予混合気に点火する点火プラグ49が配設されてい
る。燃焼室S2に噴出した予混合気は点火プラグ49に
より点火され、二次空気とともに燃焼して高温の燃焼ガ
スとなって熱交換部50に流入するようになっている。
る予混合気に点火する点火プラグ49が配設されてい
る。燃焼室S2に噴出した予混合気は点火プラグ49に
より点火され、二次空気とともに燃焼して高温の燃焼ガ
スとなって熱交換部50に流入するようになっている。
【0034】熱交換部50は、ケーシング41bの燃焼
ガス流出方向側の開放端に固定された熱交換部本体51
の周囲に、室内熱交換器11で液化された高温高圧の液
冷媒を流通させ圧縮機22に向けて送出する冷媒配管5
2が、屈曲された状態で添設されて構成されている。
ガス流出方向側の開放端に固定された熱交換部本体51
の周囲に、室内熱交換器11で液化された高温高圧の液
冷媒を流通させ圧縮機22に向けて送出する冷媒配管5
2が、屈曲された状態で添設されて構成されている。
【0035】熱交換部本体51は、図4に示すように、
冷媒配管52が添設される有底円筒状の外筒(円筒体)
53と、外筒53の内面との間に十分な間隙を設けた状
態で外筒53の内部に配置された有底円筒状の内筒54
とを備えており、外筒53の開口端を燃焼部40に対向
させ、外筒53の内部で内筒54の開口端を開放した状
態に配置されている。外筒53の内面には、長手方向に
沿って複数の溝53aが形成されている。溝53aは外
筒53の内面に全周にわたって形成され、これによって
外筒53の内面に凹凸が設けられた状態となっている。
内筒54の外側面には、長手方向に向けて螺旋状に形成
されたスパイラルプレート(ガス流旋回手段)54aが
付設されている。
冷媒配管52が添設される有底円筒状の外筒(円筒体)
53と、外筒53の内面との間に十分な間隙を設けた状
態で外筒53の内部に配置された有底円筒状の内筒54
とを備えており、外筒53の開口端を燃焼部40に対向
させ、外筒53の内部で内筒54の開口端を開放した状
態に配置されている。外筒53の内面には、長手方向に
沿って複数の溝53aが形成されている。溝53aは外
筒53の内面に全周にわたって形成され、これによって
外筒53の内面に凹凸が設けられた状態となっている。
内筒54の外側面には、長手方向に向けて螺旋状に形成
されたスパイラルプレート(ガス流旋回手段)54aが
付設されている。
【0036】冷媒配管52は、熱交換部本体51との接
触面積をより大きく確保するため、外筒53の外面を周
方向に往復するように蛇行した状態で添設されている。
また、外筒53の周囲に添設された冷媒配管52には筒
状の遮熱板55が被され、外筒53の底面には熱交換部
本体51の内部を流通した燃焼ガスを屋外に向けて排出
する排気筒56が連結されている。なお、冷媒配管52
は周方向だけでなく長手方向に往復するように蛇行した
状態であってもよい。
触面積をより大きく確保するため、外筒53の外面を周
方向に往復するように蛇行した状態で添設されている。
また、外筒53の周囲に添設された冷媒配管52には筒
状の遮熱板55が被され、外筒53の底面には熱交換部
本体51の内部を流通した燃焼ガスを屋外に向けて排出
する排気筒56が連結されている。なお、冷媒配管52
は周方向だけでなく長手方向に往復するように蛇行した
状態であってもよい。
【0037】熱交換部50に流入した燃焼ガスは、内筒
54の内部に流入し底面に当ってUターンし、内筒54
の開口端まで戻ったところで再びUターンして流れの遅
い乱流状態となる。そして、外筒53と内筒54との間
をスパイラルプレート54aに沿って旋回しながら外筒
53の底面に向けて流れ、冷媒配管52を流れる液冷媒
との間で熱交換を行う。この過程で燃焼ガスの温度は1
200〜1300℃から200℃程度にまで低下し、最
終的に排気筒56から屋外に排出されるようになってい
る。
54の内部に流入し底面に当ってUターンし、内筒54
の開口端まで戻ったところで再びUターンして流れの遅
い乱流状態となる。そして、外筒53と内筒54との間
をスパイラルプレート54aに沿って旋回しながら外筒
53の底面に向けて流れ、冷媒配管52を流れる液冷媒
との間で熱交換を行う。この過程で燃焼ガスの温度は1
200〜1300℃から200℃程度にまで低下し、最
終的に排気筒56から屋外に排出されるようになってい
る。
【0038】上記のように構成された空気調和機では、
冷房運転時において、四方弁24は圧縮機22と室外熱
交換器21、室内熱交換器11とアキュムレータ23、
がそれぞれ接続された状態となっている。この状態か
ら、圧縮機22から吐出された高温高圧のガス冷媒は室
外熱交換器21に送られる。
冷房運転時において、四方弁24は圧縮機22と室外熱
交換器21、室内熱交換器11とアキュムレータ23、
がそれぞれ接続された状態となっている。この状態か
ら、圧縮機22から吐出された高温高圧のガス冷媒は室
外熱交換器21に送られる。
【0039】高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器21で
凝縮液化され、屋外の空気に放熱して高温高圧の液冷媒
となる。さらにこの高温高圧の液冷媒はキャピラリチュ
ーブ25を通過する過程で減圧されて低温低圧の液冷媒
となり、逆止弁60を経て室内機ユニット10に送られ
る。
凝縮液化され、屋外の空気に放熱して高温高圧の液冷媒
となる。さらにこの高温高圧の液冷媒はキャピラリチュ
ーブ25を通過する過程で減圧されて低温低圧の液冷媒
となり、逆止弁60を経て室内機ユニット10に送られ
る。
【0040】室内機ユニット10に送られた低温低圧の
液冷媒は室内熱交換器11で蒸発気化され、室内の空気
から熱を奪って冷却したのち、低温低圧のガス冷媒とな
り、室外機ユニット20に送られる。
液冷媒は室内熱交換器11で蒸発気化され、室内の空気
から熱を奪って冷却したのち、低温低圧のガス冷媒とな
り、室外機ユニット20に送られる。
【0041】室外機ユニット20に送られた低温低圧の
ガス冷媒は四方弁24および逆止弁61を経てアキュム
レータ23に流入し、液状成分が分離されたのち圧縮機
22に吸入される。圧縮機22に吸入されたガス冷媒は
圧縮機22の作動により圧縮され、高温高圧のガス冷媒
となって再び室外熱交換器21に送られる。
ガス冷媒は四方弁24および逆止弁61を経てアキュム
レータ23に流入し、液状成分が分離されたのち圧縮機
22に吸入される。圧縮機22に吸入されたガス冷媒は
圧縮機22の作動により圧縮され、高温高圧のガス冷媒
となって再び室外熱交換器21に送られる。
【0042】一方、暖房運転時においては、四方弁24
は圧縮機22と室内熱交換器11、室外熱交換器21と
アキュムレータ23、がそれぞれ接続された状態となっ
ている。この状態から、圧縮機22から吐出された高温
高圧のガス冷媒は室内機ユニット10の室内熱交換器1
1に送られる。
は圧縮機22と室内熱交換器11、室外熱交換器21と
アキュムレータ23、がそれぞれ接続された状態となっ
ている。この状態から、圧縮機22から吐出された高温
高圧のガス冷媒は室内機ユニット10の室内熱交換器1
1に送られる。
【0043】高温高圧のガス媒体は室内熱交換器11で
凝縮液化され、室内の空気に放熱して暖めたのち、高温
高圧の液冷媒となって室外機ユニット20に送られる。
室外機ユニット20に送られた高温高圧の液冷媒は、逆
止弁60により室外熱交換器21への流入を阻止される
が、電磁弁62が開放されて冷媒加熱器26に設けられ
た冷媒配管52に流入する。
凝縮液化され、室内の空気に放熱して暖めたのち、高温
高圧の液冷媒となって室外機ユニット20に送られる。
室外機ユニット20に送られた高温高圧の液冷媒は、逆
止弁60により室外熱交換器21への流入を阻止される
が、電磁弁62が開放されて冷媒加熱器26に設けられ
た冷媒配管52に流入する。
【0044】冷媒配管52に流入した液冷媒は、燃焼ガ
スの熱により加熱された外筒53との間で熱交換を行っ
て気化され、高温高圧のガス冷媒となってアキュムレー
タ23に流入し、液状成分が分離されたのち圧縮機22
に吸入される。圧縮機22に吸入されたガス冷媒は圧縮
機22の作動により圧縮され、さらに高温高圧のガス冷
媒となって再び室内熱交換器11に送られる。
スの熱により加熱された外筒53との間で熱交換を行っ
て気化され、高温高圧のガス冷媒となってアキュムレー
タ23に流入し、液状成分が分離されたのち圧縮機22
に吸入される。圧縮機22に吸入されたガス冷媒は圧縮
機22の作動により圧縮され、さらに高温高圧のガス冷
媒となって再び室内熱交換器11に送られる。
【0045】暖房運転時の冷媒加熱器では、燃焼ガスが
スパイラルプレート54aに沿って流れて螺旋状の流れ
を形成し、外筒53の内面に沿って旋回する流れを与え
られた燃焼ガスが、円筒体の内面に形成された凹凸に側
方から吹き付けることで流れを乱されて流速が下がるの
で、燃焼ガスが外筒53の内部に長時間留まるようにな
り、熱交換部50において熱伝達率の向上が図られる。
これにより、空気調和機の暖房能力を向上させることが
できるだけでなく、少ない燃料消費量で従来と同等の暖
房能力を発揮することができる。
スパイラルプレート54aに沿って流れて螺旋状の流れ
を形成し、外筒53の内面に沿って旋回する流れを与え
られた燃焼ガスが、円筒体の内面に形成された凹凸に側
方から吹き付けることで流れを乱されて流速が下がるの
で、燃焼ガスが外筒53の内部に長時間留まるようにな
り、熱交換部50において熱伝達率の向上が図られる。
これにより、空気調和機の暖房能力を向上させることが
できるだけでなく、少ない燃料消費量で従来と同等の暖
房能力を発揮することができる。
【0046】また、上記のように構成された冷媒加熱器
によれば、外筒53の内面に複数の溝53aを形成する
ことで凹凸が設けられているので、従来のフィン付き外
筒に比べてアルミニウムの使用量が低減されており、外
筒53を製作するのに必要なアルミニウムの使用量低減
を図って空気調和機の製造コストを削減することができ
る。
によれば、外筒53の内面に複数の溝53aを形成する
ことで凹凸が設けられているので、従来のフィン付き外
筒に比べてアルミニウムの使用量が低減されており、外
筒53を製作するのに必要なアルミニウムの使用量低減
を図って空気調和機の製造コストを削減することができ
る。
【0047】なお、ガス流旋回手段としては、スパイラ
ルプレート54aの他にも次のような構成を有するもの
を採用可能である。図5に示す冷媒加熱器には、ガス流
旋回手段として、内筒54の開口端の周囲にスワールラ
イナ57が設けられている。スワールライナ57は固定
式ファンともいうべきもので、内筒54の開口端から半
径方向外方に向けて流出する燃焼ガスの流れを、複数設
けられた整流板によって内筒54の側面に沿う周方向に
変換して旋回させ、外筒53の内面に沿って流れるスワ
ール流を発生させるようになっている。
ルプレート54aの他にも次のような構成を有するもの
を採用可能である。図5に示す冷媒加熱器には、ガス流
旋回手段として、内筒54の開口端の周囲にスワールラ
イナ57が設けられている。スワールライナ57は固定
式ファンともいうべきもので、内筒54の開口端から半
径方向外方に向けて流出する燃焼ガスの流れを、複数設
けられた整流板によって内筒54の側面に沿う周方向に
変換して旋回させ、外筒53の内面に沿って流れるスワ
ール流を発生させるようになっている。
【0048】また、図6に示す冷媒加熱器では、複数の
内筒構成部品58が組み合わされて構成された内筒54
の周囲につば状に張り出す複数の仕切壁58aが階層的
に設けられ、各仕切壁58aには複数の開口58bが周
方向に離間して設けられている。開口58bは仕切壁5
8aの一部を切開して外筒53の底面側に折り込んだも
ので、折り込まれた舌片58cは仕切壁58aに沿って
流れる燃焼ガスをせき止めて下方の階層に流す役目を果
たしている。
内筒構成部品58が組み合わされて構成された内筒54
の周囲につば状に張り出す複数の仕切壁58aが階層的
に設けられ、各仕切壁58aには複数の開口58bが周
方向に離間して設けられている。開口58bは仕切壁5
8aの一部を切開して外筒53の底面側に折り込んだも
ので、折り込まれた舌片58cは仕切壁58aに沿って
流れる燃焼ガスをせき止めて下方の階層に流す役目を果
たしている。
【0049】内筒構成部品58は、図7に示すように内
筒54を輪切りにした形状を有する筒状部58dの一方
の端面から仕切壁58aが外方に張り出して構成されて
いる。これら内筒構成部品58は、開口58bの位置を
各階層ごとにオフセットした状態で、筒状部58dの他
方の端面を隣り合う内筒構成部品58の一方の端面側に
挿入して連結することによって内筒54が形成され、内
筒54の周囲に複数の仕切壁58aが階層的に配置され
ている。
筒54を輪切りにした形状を有する筒状部58dの一方
の端面から仕切壁58aが外方に張り出して構成されて
いる。これら内筒構成部品58は、開口58bの位置を
各階層ごとにオフセットした状態で、筒状部58dの他
方の端面を隣り合う内筒構成部品58の一方の端面側に
挿入して連結することによって内筒54が形成され、内
筒54の周囲に複数の仕切壁58aが階層的に配置され
ている。
【0050】内筒54の開口端から半径方向外方に向け
て流出する燃焼ガスは、図8に示すように開口58bか
ら仕切壁58a間に設けられる流路に侵入し、内筒54
の周方向に進みつつ段階的に外筒53の底面側に向けて
流れるようになっている。
て流出する燃焼ガスは、図8に示すように開口58bか
ら仕切壁58a間に設けられる流路に侵入し、内筒54
の周方向に進みつつ段階的に外筒53の底面側に向けて
流れるようになっている。
【0051】次に、本発明に係る冷媒加熱器、室外機ユ
ニットおよび空気調和機の第2の実施形態を図9に示し
て説明する。なお、前記第1の実施形態において既に説
明した構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図9に示す空気調和機は、暖房を行う際に、冷媒加熱器
26を作動させて行う冷媒加熱運転または従来のヒート
ポンプ運転のいずれかを選択的に行うことが可能ないわ
ゆる冷媒加熱式-ヒートポンプ式併用型の空気調和機で
ある。
ニットおよび空気調和機の第2の実施形態を図9に示し
て説明する。なお、前記第1の実施形態において既に説
明した構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
図9に示す空気調和機は、暖房を行う際に、冷媒加熱器
26を作動させて行う冷媒加熱運転または従来のヒート
ポンプ運転のいずれかを選択的に行うことが可能ないわ
ゆる冷媒加熱式-ヒートポンプ式併用型の空気調和機で
ある。
【0052】この空気調和機には、室外機ユニット20
に、暖房運転時に室内熱交換器11から送出される高温
高圧の液冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とす
るキャピラリチューブ70と、冷房運転時に閉塞されて
室外熱交換器21から送出される高温高圧の液冷媒の流
通を阻止し、暖房運転時には開放されて高温高圧の液冷
媒をキャピラリチューブ70に向けて流通させる電磁弁
71とが具備されている。
に、暖房運転時に室内熱交換器11から送出される高温
高圧の液冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とす
るキャピラリチューブ70と、冷房運転時に閉塞されて
室外熱交換器21から送出される高温高圧の液冷媒の流
通を阻止し、暖房運転時には開放されて高温高圧の液冷
媒をキャピラリチューブ70に向けて流通させる電磁弁
71とが具備されている。
【0053】上記のように構成された空気調和機では、
冷房運転時において電磁弁71が閉塞されるため、第1
の実施形態に示した空気調和機と同様の冷房サイクルが
実現される。
冷房運転時において電磁弁71が閉塞されるため、第1
の実施形態に示した空気調和機と同様の冷房サイクルが
実現される。
【0054】一方、暖房運転時においては、例えば燃料
タンク27内の燃料がすべて消費されてしまった場合、
電磁弁62が閉塞されるとともに電磁弁71が開放さ
れ、冷媒加熱運転が停止されてヒートポンプ運転が開始
される。すなわち、圧縮機22から吐出された高温高圧
のガス冷媒は室内機ユニット10の室内熱交換器11に
送られる。
タンク27内の燃料がすべて消費されてしまった場合、
電磁弁62が閉塞されるとともに電磁弁71が開放さ
れ、冷媒加熱運転が停止されてヒートポンプ運転が開始
される。すなわち、圧縮機22から吐出された高温高圧
のガス冷媒は室内機ユニット10の室内熱交換器11に
送られる。
【0055】高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器11で
凝縮液化され、室内の空気に放熱して暖めたのち、高温
高圧の液冷媒となって室外機ユニット20に送られる。
室外機ユニット20に送られた高温高圧の液冷媒は、逆
止弁60により室外熱交換器21への流入を阻止され、
閉塞された電磁弁62により冷媒加熱器26への流入を
阻止されるが、電磁弁71が開放されてキャピラリチュ
ーブ70を通過する過程で減圧され、低温低圧の液冷媒
となって室外熱交換器21に送られる。
凝縮液化され、室内の空気に放熱して暖めたのち、高温
高圧の液冷媒となって室外機ユニット20に送られる。
室外機ユニット20に送られた高温高圧の液冷媒は、逆
止弁60により室外熱交換器21への流入を阻止され、
閉塞された電磁弁62により冷媒加熱器26への流入を
阻止されるが、電磁弁71が開放されてキャピラリチュ
ーブ70を通過する過程で減圧され、低温低圧の液冷媒
となって室外熱交換器21に送られる。
【0056】低温低圧の液冷媒は室外熱交換器21で蒸
発気化され、屋外の空気から熱を奪って低温低圧のガス
冷媒となり、四方弁24および逆止弁61を経てアキュ
ムレータ23に流入し、液状成分が分離されたのち圧縮
機22に吸入される。圧縮機22に吸入されたガス冷媒
は圧縮されて高温高圧のガス冷媒となり、再び室内熱交
換器11に送られる。なお、冷媒加熱運転とヒートポン
プ運転との切り換えは燃料切れを検知して自動的に行わ
せるだけでなく、必要に応じて人為的に行うことも可能
である。
発気化され、屋外の空気から熱を奪って低温低圧のガス
冷媒となり、四方弁24および逆止弁61を経てアキュ
ムレータ23に流入し、液状成分が分離されたのち圧縮
機22に吸入される。圧縮機22に吸入されたガス冷媒
は圧縮されて高温高圧のガス冷媒となり、再び室内熱交
換器11に送られる。なお、冷媒加熱運転とヒートポン
プ運転との切り換えは燃料切れを検知して自動的に行わ
せるだけでなく、必要に応じて人為的に行うことも可能
である。
【0057】上記のように構成された空気調和機によれ
ば、冷媒加熱運転中に燃料切れとなっても、ヒートポン
プ運転に切り換えて作動させることで暖房を続行するこ
とができる。また、燃料切れではなくても、必要に応じ
て冷媒加熱運転とヒートポンプ運転とを切り換えること
で運転コストを削減することができる。
ば、冷媒加熱運転中に燃料切れとなっても、ヒートポン
プ運転に切り換えて作動させることで暖房を続行するこ
とができる。また、燃料切れではなくても、必要に応じ
て冷媒加熱運転とヒートポンプ運転とを切り換えること
で運転コストを削減することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る冷媒
加熱器によれば、円筒体の内面に長手方向に沿って複数
の溝を形成して凹凸を設け、円筒体の内部にはガス流旋
回手段を設けることにより、燃焼ガスがガス流旋回手段
によって周方向に旋回する流れを与えられ、円筒体の内
面に燃焼ガスが常に吹き付けられる状態となり、円筒体
との接触が向上され、また、円筒体の内面に設けられた
凹凸の側面から燃焼ガスが吹き付けられるので、円筒体
との接触が向上され、熱伝達率の向上が得られる。した
がって、空気調和機の暖房能力を向上させることができ
るだけでなく、少ない燃料消費量で従来と同等の暖房能
力を発揮することができる。また、外筒53を製作する
のに必要なアルミニウムの使用量低減を図って空気調和
機の製造コストを削減することができる。また、円筒体
の内面に複数の溝を形成して凹凸を設けることで、円筒
体をアルミニウムで製作した場合に、従来のフィン付き
外筒に比べてアルミニウムの使用量が低減されるので、
量産を前提とした空気調和機の製造コストを削減するこ
とができる。
加熱器によれば、円筒体の内面に長手方向に沿って複数
の溝を形成して凹凸を設け、円筒体の内部にはガス流旋
回手段を設けることにより、燃焼ガスがガス流旋回手段
によって周方向に旋回する流れを与えられ、円筒体の内
面に燃焼ガスが常に吹き付けられる状態となり、円筒体
との接触が向上され、また、円筒体の内面に設けられた
凹凸の側面から燃焼ガスが吹き付けられるので、円筒体
との接触が向上され、熱伝達率の向上が得られる。した
がって、空気調和機の暖房能力を向上させることができ
るだけでなく、少ない燃料消費量で従来と同等の暖房能
力を発揮することができる。また、外筒53を製作する
のに必要なアルミニウムの使用量低減を図って空気調和
機の製造コストを削減することができる。また、円筒体
の内面に複数の溝を形成して凹凸を設けることで、円筒
体をアルミニウムで製作した場合に、従来のフィン付き
外筒に比べてアルミニウムの使用量が低減されるので、
量産を前提とした空気調和機の製造コストを削減するこ
とができる。
【0059】ガス流旋回手段として、円筒体の内側に長
手方向に向けて螺旋状に形成されたスパイラルプレート
を備えることにより、円筒体の内部を流通する燃焼ガス
に周方向に旋回する流れを与えることができ、これによ
って円筒体の内面に設けられた凹凸に側方から吹き付け
て乱流状態を作り出し、熱交換部における熱伝達率の向
上を図ることができる。
手方向に向けて螺旋状に形成されたスパイラルプレート
を備えることにより、円筒体の内部を流通する燃焼ガス
に周方向に旋回する流れを与えることができ、これによ
って円筒体の内面に設けられた凹凸に側方から吹き付け
て乱流状態を作り出し、熱交換部における熱伝達率の向
上を図ることができる。
【0060】本発明に係る室外機ユニットによれば、冷
媒加熱器の小型化ならびに製造コスト削減を実現するこ
とで、この冷媒加熱器を備える室外機ユニット自体のコ
ンパクト化を図るとともに製造コストを削減することが
できる。
媒加熱器の小型化ならびに製造コスト削減を実現するこ
とで、この冷媒加熱器を備える室外機ユニット自体のコ
ンパクト化を図るとともに製造コストを削減することが
できる。
【0061】また、本発明に係る室外機ユニットによれ
ば、前記冷媒加熱器または室外熱交換器のいずれかを選
択的に作動させ、室内熱交換器で液化された冷媒を加熱
し気化させることにより、燃料切れ等により冷媒加熱運
転を停止せざるを得ない場合でも、ヒートポンプ運転に
切り換えて作動させることで暖房を続行することができ
る。さらに、燃料切れではなくても必要に応じて冷媒加
熱運転とヒートポンプ運転とを切り換えることで空気調
和機の運転コストを削減することができる。
ば、前記冷媒加熱器または室外熱交換器のいずれかを選
択的に作動させ、室内熱交換器で液化された冷媒を加熱
し気化させることにより、燃料切れ等により冷媒加熱運
転を停止せざるを得ない場合でも、ヒートポンプ運転に
切り換えて作動させることで暖房を続行することができ
る。さらに、燃料切れではなくても必要に応じて冷媒加
熱運転とヒートポンプ運転とを切り換えることで空気調
和機の運転コストを削減することができる。
【0062】本発明に係る空気調和機によれば、室外機
ユニットのコンパクト化ならびに製造コスト削減を実現
することで、この室外機ユニットを備える空気調和機自
体の製造コストを削減することができる。
ユニットのコンパクト化ならびに製造コスト削減を実現
することで、この室外機ユニットを備える空気調和機自
体の製造コストを削減することができる。
【図1】 本発明に係る冷媒加熱器、室外機ユニットお
よび空気調和機の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
よび空気調和機の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】 冷媒加熱器の側断面図である。
【図3】 図2に示す冷媒加熱器のうち、特に燃焼部を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図4】 図2に示す冷媒加熱器のうち、特に熱交換部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】 ガス流旋回手段として内筒の周囲にスワール
ライナが設けられた熱交換部を示す側断面図である。
ライナが設けられた熱交換部を示す側断面図である。
【図6】 ガス流旋回手段として内筒の周囲に複数の仕
切壁が階層的に設けられた熱交換部を示す断面斜視図で
ある。
切壁が階層的に設けられた熱交換部を示す断面斜視図で
ある。
【図7】 図6に示す熱交換部のうち、複数の内筒構成
部品からなる内筒を示す分解斜視図である。
部品からなる内筒を示す分解斜視図である。
【図8】 内筒の周囲に設けられた複数の仕切壁間を流
れる燃焼ガスの流れ方向を示す内筒の展開図である。
れる燃焼ガスの流れ方向を示す内筒の展開図である。
【図9】 本発明に係る冷媒加熱器、室外機ユニットお
よび空気調和機の第2の実施形態を示す概略構成図であ
る。
よび空気調和機の第2の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図10】 従来の冷媒加熱式の空気調和機に具備され
る冷媒加熱器のうち、熱交換部を示す斜視図である。
る冷媒加熱器のうち、熱交換部を示す斜視図である。
10 室内機ユニット 11 室内熱交換器 20 室外機ユニット 21 室外熱交換器 26 冷媒加熱器 30 給気部 40 燃焼部 50 熱交換部 51 熱交換部本体 52 冷媒配管 53 外筒(円筒体) 53a 溝 54 内筒 54a スパイラルプレート
Claims (5)
- 【請求項1】 屋外から取入れた空気と燃料とを燃焼さ
せ燃焼ガスを発生させる燃焼部と、該燃焼部と連通状態
に配設され内面に沿って燃焼ガスが流通される円筒体
と、該円筒体の外面に添設された冷媒配管とを備え、空
気調和機における暖房運転時に室内熱交換器で液化され
た冷媒と燃焼部で発生させた燃焼ガスとの間で熱交換を
行わせて冷媒を加熱し気化させたうえで圧縮機に送出す
る冷媒加熱器であって、 前記円筒体の内面に長手方向に沿って複数の溝が形成さ
れて凹凸が設けられ、円筒体の内部には燃焼ガスを周方
向に旋回させるガス流旋回手段が設けられていることを
特徴とする冷媒加熱器。 - 【請求項2】 前記ガス流旋回手段は、前記円筒体の内
側に長手方向に向けて螺旋状に形成されたスパイラルプ
レートを備えることを特徴とする請求項1記載の冷媒加
熱器。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の冷媒加熱器と、
該冷媒加熱器において気化された冷媒を吸入圧縮し室内
熱交換器に送出する圧縮機とを備えることを特徴とする
室外機ユニット。 - 【請求項4】 前記冷媒加熱器または室外熱交換器のい
ずれかを選択的に作動させ、室内熱交換器で液化された
冷媒を加熱し気化させることを特徴とする請求項3記載
の室外機ユニット。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の室外機ユニット
と、暖房運転時に該室外器ユニットから送出された冷媒
を凝縮液化させることで室内の空気を暖める室内熱交換
器を有する室内機ユニットとを備えることを特徴とする
空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10022347A JPH11218369A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 冷媒加熱器、室外機ユニットおよび空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10022347A JPH11218369A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 冷媒加熱器、室外機ユニットおよび空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11218369A true JPH11218369A (ja) | 1999-08-10 |
Family
ID=12080148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10022347A Withdrawn JPH11218369A (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | 冷媒加熱器、室外機ユニットおよび空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11218369A (ja) |
-
1998
- 1998-02-03 JP JP10022347A patent/JPH11218369A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050405 |