JPH11218266A - 樹脂製ホース - Google Patents

樹脂製ホース

Info

Publication number
JPH11218266A
JPH11218266A JP10033780A JP3378098A JPH11218266A JP H11218266 A JPH11218266 A JP H11218266A JP 10033780 A JP10033780 A JP 10033780A JP 3378098 A JP3378098 A JP 3378098A JP H11218266 A JPH11218266 A JP H11218266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
mold
core mold
forming
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10033780A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3474759B2 (ja
Inventor
Mitsuo Shigaraki
光男 信楽
Seiichiro Takada
誠一郎 高田
Kunihiro Fukuda
国広 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tigers Polymer Corp
Original Assignee
Tigers Polymer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=12395985&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH11218266(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Tigers Polymer Corp filed Critical Tigers Polymer Corp
Priority to JP03378098A priority Critical patent/JP3474759B2/ja
Publication of JPH11218266A publication Critical patent/JPH11218266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3474759B2 publication Critical patent/JP3474759B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量でリサイクルが可能でか
つ加硫ゴムに類似した可撓性や強度などの特性を有する
とともに、高い内面寸法精度を成形と同時に達成できる
樹脂製ホースを提供する。 【解決手段】 アンダーカットとなる蛇腹部
を有する樹脂製ホースを、ホース外面を形成するキャビ
ティ型とホース内面を形成するコア型とで形成されるキ
ャビティに熱可塑性エラストマーを射出成形して形成し
た後、蛇腹部を拡径してコア型より引抜いて脱型する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製ホース、例
えば自動車エンジンの吸気系ダクトとしてエアクリーナ
からエアをエンジンに送気するエアダクトとして用いら
れ、その長さ方向の一部に蛇腹部を設けて屈曲性を良好
にした樹脂製ホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前記の吸気系ダクトとして、可撓
性および中空形状を保持できる機械的強度を要求される
関係上、加硫ゴム材料よりなる射出成形品であるゴム製
ダクトホースが用いられている。
【0003】しかしながら、ゴム製のホースは樹脂製ホ
ースに比べて重量が重く、自動車軽量化の要請を満足さ
せることができず、組立作業時などにおける取扱いが不
便であるほか、近年資源の有効活用が重要視される状況
の下、ゴム材料はリサイクルが不可能という問題があ
る。
【0004】すなわち、ゴムの射出成形時に製品ととも
に生じるバリ、ランナー部分、スプルー部分は全く再利
用できず、さらに、使用後の製品も、産業廃棄物として
処理されるのみで再利用されていないのが実状である。
【0005】他方、前記のエアダクトとして樹脂製ホー
スが使用されている例もあるが、これはブロー成形法に
より成形されたホースで、その内面寸法精度が劣り、他
物と嵌合接続を行ううえで気密性を確保しにくいため、
ブロー成形した後に、ホースの端部内面を研磨加工する
等の二次加工により内面寸法精度を向上させる必要があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に鑑み、従来の加硫ゴムに代わって、軽量でリサイク
ルが可能でかつ加硫ゴムに類似した可撓性や強度などの
特性を有するとともに、高い内面寸法精度を成形と同時
に達成できる樹脂製ホースを提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、下記のように構成したものである。
【0008】(1)ホース外面を形成するキャビティ型
とホース内面を形成するコア型とで形成されるキャビテ
ィに熱可塑性エラストマーを射出成形して形成されたホ
ースであって、上記ホースはアンダーカットとなる蛇腹
部を有するとともに、射出成形後上記蛇腹部を拡径して
コア型より引抜いて脱型するようにしたことを特徴とす
る樹脂製ホース。
【0009】(2)硬度がH(JIS A)50〜9
5の熱可塑性エラストマーを射出成形してなる前記
(1)に記載の樹脂製ホース。
【0010】(3)蛇腹部のピッチが6〜16mmに形
成され、山部内面におけるホース内径D1/谷部内面に
おけるホース内径D2が1.1〜1.5の範囲にある前
記(1)または(2)に記載の樹脂製ホース。
【0011】本発明においては、従来のゴムの射出成形
にあたり必要とした素練り工程、配合工程、混練工程お
よび加硫工程を省略でき、熱可塑性エラストマー材料を
射出成形により効率良く成形できる。そして、成形され
た樹脂製ホースは内面寸法精度が優れるとともに、加硫
ゴムに類似した可撓性と強度を備えながら軽量でしかも
リサイクルが可能である。
【0012】また、本発明の樹脂製ホースはアンダーカ
ットとなる蛇腹部を有するが、射出成形後、蛇腹部を膨
らませて拡径することによりコア型から引抜いて脱型が
可能であり、通常のアンダーカット部を有する合成樹脂
の射出成形品の成形に用いられるスライドピンなどの複
雑な金型構造が全く不要である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1は、屈曲した形状に形成された樹脂製
ホース1の一部切り欠き図で、図示しない自動車のエン
ジン本体とエアクリーナとを連結するエアダクトとして
使用され、その両端部6,6をエンジン本体またはエア
クリーナに締付具により接続固定し、エアクリーナを通
して取り入れられた外気をエンジン本体に供給する吸気
通路の一部を構成するものである。
【0015】樹脂製ホース1は、熱可塑性エラストマー
(TPE)を成形材料として射出成形して一体に形成さ
れたもので、その長さ方向中央部付近に大径の複数の山
部3,3と小径の複数の谷部4,4がホース軸芯方向に
沿って交互に形成されてなる蛇腹部2が形成されてい
る。なお、5,5はホース1の蛇腹部2以外の外周面に
軸芯方向および円周方向に沿って一体形成された補強リ
ブである。
【0016】図2は、樹脂製ホース1の成形過程の一部
を示すもので、ホース外面形状を形成する上下一対の半
割のキャビティ型11,11とホース内面形状を形成す
るコア型12からなる射出成形型10のキャビティにT
PEを射出成形後、型開きし、コア型12周囲に成形保
持されたホース1をコア型12から無理抜きにより脱型
して製品ホースを得るものであるが、アンダーカットの
蛇腹部を図示しないエア注入具等により膨らませて径を
拡大させて無理抜きを行うようにしている。
【0017】本発明におけるホース成形樹脂材料として
は、ポリスチレン系TPE,ポリオレフィン系TPE,
ポリジエン系TPE,ポリ塩化ビニル系TPE,塩素化
ポリエチレン系TPE,ポリウレタン系TPE,ポリエ
ステル系TPE,ポリアミド系TPE,フッ素系TPE
等のTPEが用いられる。
【0018】本発明の樹脂製ホースは、上記のTPEの
硬度H(JIS A)が50〜95であるのが好まし
く、50より小さいとホースとしての機械的強度が不十
分となり、95より大きいと硬すぎてホースの無理抜き
脱型が困難になる。より好ましい硬度は60〜90程
度,特に好ましくは65〜85程度が適当であり、この
ような硬度となるように、上記TPEおよびTPEに配
合混練する可塑剤、充填剤、着色剤等の副資材の種類、
量を選定する。
【0019】図3は本実施例におけるホースの蛇腹部2
の形状を示す拡大図で、本実施例では、山部3,3間の
ピッチPを10mm,山部3内面におけるホース内径D
1を61.5mm,谷部4内面におけるホース内径D2
を55.0mmにし、波高hを6.5mmの寸法に形成
し、この蛇腹部2を一部に有するホースをコア型から引
き抜いたところ、なんら支障なく脱型できることが確認
できた。なお、ホースの肉厚dは0.5〜4.0mmの
範囲に形成することが望ましい。
【0020】コア型から脱型可能な蛇腹部の形状とし
て、ピッチPを6〜16mm、D1/D2を1.1〜
1.5の範囲に設定するのが好ましい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アンダーカットとなる蛇腹部を有するホースをTPEを
成形材料として射出成形するので、軽量化とリサイクル
を同時に実現でき、かつ、内面の寸法精度も高いので、
自動車の吸気系ダクト等の用途に利用価値の大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂製ホースの一部切欠き側面図であ
る。
【図2】本発明の樹脂製ホースの成形過程を示す図であ
る。
【図3】図1のホースの蛇腹部の拡大図である。
【符号の説明】
1 樹脂製ホース 2 蛇腹部 3 山部 4 谷部 5 補強リブ 6,6 両端部 10 射出成形型 11,11 キャビティ型 12 コア型

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース外面を形成するキャビティ型とホ
    ース内面を形成するコア型とで形成されるキャビティに
    熱可塑性エラストマーを射出成形して形成されたホース
    であって、上記ホースはアンダーカットとなる蛇腹部を
    有するとともに、射出成形後上記蛇腹部を拡径してコア
    型より引抜いて脱型するようにしたことを特徴とする樹
    脂製ホース。
  2. 【請求項2】 硬度がH(JIS A)50〜95の
    熱可塑性エラストマーを射出成形してなる請求項1に記
    載の樹脂製ホース。
  3. 【請求項3】 蛇腹部のピッチが6〜16mmに形成さ
    れ、山部内面におけるホース内径D1/谷部内面におけ
    るホース内径D2が1.1〜1.5の範囲にある請求項
    1または2に記載の樹脂製ホース。
JP03378098A 1998-01-30 1998-01-30 樹脂製ホース Ceased JP3474759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03378098A JP3474759B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 樹脂製ホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03378098A JP3474759B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 樹脂製ホース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11218266A true JPH11218266A (ja) 1999-08-10
JP3474759B2 JP3474759B2 (ja) 2003-12-08

Family

ID=12395985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03378098A Ceased JP3474759B2 (ja) 1998-01-30 1998-01-30 樹脂製ホース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3474759B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005016626A1 (ja) * 2003-08-19 2005-02-24 Tigers Polymer Corporation エラストマー製ダクトの形成方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005016626A1 (ja) * 2003-08-19 2005-02-24 Tigers Polymer Corporation エラストマー製ダクトの形成方法
JPWO2005016626A1 (ja) * 2003-08-19 2006-10-12 タイガースポリマー株式会社 エラストマー製ダクトの形成方法
JP4497546B2 (ja) * 2003-08-19 2010-07-07 タイガースポリマー株式会社 エラストマー製ダクトの形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3474759B2 (ja) 2003-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4497546B2 (ja) エラストマー製ダクトの形成方法
US5529743A (en) Methods for the manufacture of clean air ducts
JPH10115263A (ja) クリーン・エア・ダクトおよびその製造方法
JPH11336623A (ja) 吸気系ダクト
JP3481490B2 (ja) 樹脂製曲がりホース及びその成形方法
JP2567758B2 (ja) 樹脂ホース
JP2539503B2 (ja) 合成樹脂製ダストブ―ツおよびその製造方法
JP3474762B2 (ja) 樹脂製ダクト
JPH1073162A (ja) ブーツ及びその成形・脱型方法
JPH11218266A (ja) 樹脂製ホース
JPH09164586A (ja) 曲り管の製造方法
JP2880411B2 (ja) レゾネータ付きエアクリーナホース、その製造方法及びそれを製造する金型構造
JP2791857B2 (ja) ベローズ製造用金型装置
JP4782751B2 (ja) ダストカバー、及び、ダストカバーの製造方法
JP2003343488A (ja) 送風機用羽根車
JP2003127243A (ja) 空気式防舷材の製造方法
JPH07127783A (ja) 蛇腹式管継手および蛇腹式管継手成形用金型
JP2672065B2 (ja) 空気入りタイヤの製造方法
JP3085546B2 (ja) 等速ジョイントのような伝達装置のための保護ベローズの押出ブロー成形方法とその装置及びこれに使用する成形金型
JP2826721B2 (ja) ブロー成形によるバンパーレインホースメント
US11155057B2 (en) Multi-material blow molding split extrusion head and process
JP2003301856A (ja) 樹脂製ジョイントブーツ
JP4005453B2 (ja) 樹脂製ジョイントブーツの製造方法
JPH06293090A (ja) 自動車のスポイラー
JP2001032967A (ja) フレキシブルチューブ

Legal Events

Date Code Title Description
RVOP Cancellation by post-grant opposition