JPH11218103A - 油圧装置 - Google Patents

油圧装置

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JPH11218103A
JPH11218103A JP10328803A JP32880398A JPH11218103A JP H11218103 A JPH11218103 A JP H11218103A JP 10328803 A JP10328803 A JP 10328803A JP 32880398 A JP32880398 A JP 32880398A JP H11218103 A JPH11218103 A JP H11218103A
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pressure
circuit
valve
load pressure
load
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JP10328803A
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Naoki Ishizaki
直樹 石崎
Toyomi Kataoka
豊美 片岡
Nobusane Yoshida
伸実 吉田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷圧回路の絞り捨て量の変動に伴う問題点
を解決できる油圧装置を提供する。 【解決手段】 油圧ショベルの作業機回路行きのC吐出
路37の先には吐出路43が接続されている。吐出路4
3の先端にはパイロット減圧弁143が接続されてい
る。同減圧弁143の出側には負荷圧回路147が接続
されている。さらに、同減圧弁143にはパイロット圧
として作業機負荷圧回路126が接続されている。減圧
弁143は、吐出路43の圧力を、作業機負荷圧回路1
26のパイロット圧とほぼ同じ圧力に減圧して負荷圧回
路147に出力する。このようにすることにより、作業
機負荷圧回路126と負荷圧回路147とを分離するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、油圧ショベルの油
圧装置に代表されるような、複数のアクチュエータを備
え各アクチュエータの負荷圧に応じて供給油圧補償を行
う油圧装置に関する。特には、負荷圧が通常は高いアク
チュエータ群と負荷圧が通常は低いアクチュエータ群が
ポンプ吐出路に接続されている場合に生ずる制御上の問
題点を解決するための改良を加えた油圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルの油圧装置を例に採って従
来技術を説明する。油圧ショベルは、左右の走行モータ
と、ショベルを駆動するブームシリンダやバケットシリ
ンダ等の作業機アクチュエータを有する。この油圧装置
においては、各アクチュエータの負荷圧とは無関係に操
作弁の操作量に応じて流量分配を行う、いわゆる圧力補
償を行うものがある。
【0003】また、油圧ショベルにおいては、2台の油
圧ポンプを備え、各油圧ポンプの吐出圧油を別々に左右
走行モータに送る分離状態と、2台の油圧ポンプの吐出
圧油を一度合流してから各走行モータ及び作業機アクチ
ュエータに送る合流状態とを切り替える合分流弁を有す
る油圧装置もある。このような分離・合流切り替えを行
う油圧装置は、分離時は走行モータ毎に必要な圧油のみ
を各ポンプが出力し、合流時は多数のアクチュエータに
多量の圧油を供給するので、1台のポンプで最大流量と
最大圧を供給するよりもエネルギーロスが小さくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記の油圧シ
ョベルにおいては、油圧ポンプを1台のみ備えたもので
あれば全圧力補償弁が、油圧回路中最高の負荷圧によっ
て一律に制御されていた。油圧ポンプを2台備えたもの
であれば、ポンプ回路が分離時には油圧ポンプに接続し
たアクチュエータ群ごとに、各々の油圧回路中最高の負
荷圧によってそれぞれ一律に制御されていた。また合流
時には、全油圧回路中最高の負荷圧によって全ての圧力
補償弁が一律に制御されていた。
【0005】合流・分離の制御は、上述した通りエネル
ギーロスと必要な流量との兼ね合いで設計的に決定す
る。ここで、作業機アクチュエータを作動させる場合に
合流としたい要望がある。
【0006】合分流弁の切替制御として、コントローラ
を用いて作業機操作信号によって電磁比例制御弁を用い
て切り替える手段が広く知られている。しかしながら、
操作信号を検知した後に電気信号から油圧駆動に変換す
る切替手段では、切り替えるタイミングが最適な瞬間か
らずれる場合があった。このようなタイミングのずれは
次のような問題を生じる。すなわち、切替タイミングが
早い場合には、上述したようにエネルギーロスを生じ
る。また、切替タイミングが遅い場合には、例えば直進
走行を試みても、片側の走行モータには必要量が供給さ
れながら、他方の走行モータへの必要流量は作業機アク
チュエータにも供給され、結果として直進できず、走行
曲りを起こしてしまうことがあった。
【0007】本発明は、負荷圧が通常は高いアクチュエ
ータ群と負荷圧が通常は低いアクチュエータ群がポンプ
吐出路に接続されている場合に生ずる制御上の問題点を
解決するための改良を加えた油圧装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】第1発明
の油圧装置は、 油圧ポンプ21と、該油圧ポンプ21
の吐出圧と下記BCD負荷圧回路との差圧を一定とすべ
く該油圧ポンプ21の吐出量を制御する手段と、該油圧
ポンプ21の下流側に接続された下記B回路と、該油圧
ポンプ21の下流側にB回路と並列に接続された絞り弁
111と、該絞り弁111の下流側に互いに並列に接続
された下記C回路及びD回路と、下記CD負荷圧回路1
26及びBCD負荷圧回路147と、Cアクチュエータ
65又はDアクチュエータ65′の負荷圧に応じて信号
を出力する手段と、を具備する。B回路は、上記油圧ポ
ンプ21に接続されたB圧力補償弁171、該B圧力補
償弁171の下流側に接続されたB操作弁161を有
し、B圧力補償弁171はB操作弁161の下流側に接
続されたBアクチュエータ155の負荷圧に応じた圧力
をBCD負荷圧回路147へ出力する。C回路は、上記
絞り弁111の下流側に接続された回路46、該回路4
6に接続されたC圧力補償弁91、該C圧力補償弁91
の下流側に接続されたC操作弁81を有し、C圧力補償
弁91はC操作弁81の下流側に接続されたCアクチュ
エータ65の負荷圧に応じた圧力をCD負荷圧回路12
6へ出力する。D回路は、上記絞り弁111の下流側に
接続された回路46′、該回路46′に接続されたD圧
力補償弁91′、該D圧力補償弁91′の下流側に接続
されたD操作弁81′を有し、D圧力補償弁91′はD
操作弁81′の下流側に接続されたDアクチュエータ6
5′の負荷圧に応じた圧力をCD負荷圧回路126へ出
力する。CD負荷圧回路126は、上記C及びDアクチ
ュエータの高い方の負荷圧に応じた圧力である。BCD
負荷圧回路147は、上記B、C及びDアクチュエータ
の最も高い負荷圧に応じた圧力である。上記絞り弁11
1は、該絞り弁111下流側圧力で遮断方向へ、CD負
荷圧回路126の圧力で連通方向へ駆動される。さら
に、CD負荷圧回路126の圧油はBCD負荷圧回路1
47への流入を許容され、BCD負荷圧回路147の圧
油はCD負荷圧路147への流入を遮断される手段が設
けられている。
【0009】すなわち、B、C、Dの各回路で、絞り弁
111を用いることでB回路とそれ以外を区分すること
とした。したがってCまたはDアクチュエータへの負荷
に応じて信号を出力することで、合分流弁の切替タイミ
ングが確保できる。なお本明細書中で広義に用いる『負
荷圧』とは、アクチュエータの負荷圧そのものと、アク
チュエータの負荷圧に応じてポンプ吐出圧を減圧して出
力した圧力(アクチュエータの負荷圧とは分離された信
号圧)をも含むものとする。
【0010】第2発明の油圧装置は、第1発明の油圧装
置において、 CD負荷圧回路126の圧油はBCD負
荷圧回路147への流入を許容しBCD負荷圧回路14
7の圧油はCD負荷圧路147への流入を遮断される上
記手段が、上記CD負荷圧回路126とBCD負荷圧回
路147との間に配置された、CD負荷圧をパイロット
圧としてポンプ吐出路43の元を減圧してBCD負荷圧
回路147に出力する減圧弁143であることを特徴と
する。
【0011】つまり、CD回路(例えば油圧ショベルの
作業機回路)へ流量を供給するC吐出路37には吐出路
43が接続されている。吐出路43にはパイロット減圧
弁143が接続されている。同減圧弁143の下流側に
はBCD負荷圧回路147が接続されている。さらに、
同減圧弁143にはパイロット圧としてCD負荷圧回路
126が接続されている。
【0012】この減圧弁143は、吐出路43の圧力
を、CD負荷圧回路126のパイロット圧と同等の圧力
に減圧してBCD負荷圧回路147に出力する。つま
り、CD負荷圧回路126の圧力をBCD負荷圧回路1
47に出力する。なお、CD負荷圧回路126よりBC
D負荷圧回路147の圧力の方が高いときは同弁は閉と
なる。このようにすることにより、CD負荷圧回路12
6とBCD負荷圧回路147とを区分することができ
る。
【0013】その結果、いかなる状態でもCD負荷圧回
路126とBCD負荷圧回路147の間に油の流れはな
い。CD負荷圧を合分流弁201切り替えにパイロット
圧として使うこともでき(回路121→123→切替弁
261)、切替タイミングの正確な合分流制御を行うこ
とができる。
【0014】なお上記の負荷圧回路の区分に減圧弁に代
えてチェック弁を用いてもほぼ同等の機能を果たす。し
かしながらチェック弁を用いた場合は、CD負荷圧回路
126の圧油をBCD負荷圧回路147へ出力する際、
当然に圧油の流れを生じる。この流出した圧油を補充す
べく、CまたはD圧力補償弁が圧油を出力するが、この
ときCD負荷圧回路126の圧力が変動しやすくなる。
またチェック弁を通過する前後で圧力損失を生じる。し
たがって、チェック弁を用いた場合の出力圧は、チェッ
ク弁上流側圧力であるCD負荷圧回路126の圧力を超
えることができない。これに対し減圧弁143を用いた
場合は、CD負荷圧回路126の圧油は減圧弁143へ
パイロット圧として供給されるのみであり、BCD負荷
圧回路147へは完全に遮断されているため圧油の流れ
は少なくなる。したがってCD負荷圧回路126の圧力
は安定する。
【0015】また、減圧弁143を用いた場合は、その
出力圧の上限値は減圧弁上流側圧力であるポンプ21の
出力であるが、少なくともCD負荷圧回路126の圧力
を超える場合を設定することができる。したがって減圧
弁143の出力圧は信号としての自由度が高くなる。
【0016】第3発明の油圧装置は、以下のA、B、C
及びD回路を具備する。A回路は第1の油圧ポンプ21
−1と、該油圧ポンプ21−1の吐出圧とA負荷圧回路
211との差圧を一定とすべく該油圧ポンプ21−1の
吐出量を制御する制御手段と、該油圧ポンプ21−1に
接続された下記合分流弁201を介して接続されたA操
作弁241及びA圧力補償弁251とを有し、該A圧力
補償弁251はA操作弁241の下流側に接続されたA
アクチュエータ235の負荷圧に応じた圧力をA負荷圧
回路211へ出力するものである。B回路は第2の油圧
ポンプ21−2と、該油圧ポンプ21−2の吐出圧とB
CD負荷圧回路147との差圧を一定とすべく該油圧ポ
ンプ21−2の吐出量を制御する制御手段と、該油圧ポ
ンプ21−2に接続された下記合分流弁201を介して
接続されたB操作弁161及びB圧力補償弁171とを
有し、該B圧力補償弁171はB操作弁161の下流側
に接続されたBアクチュエータ155の負荷圧に応じた
圧力をB負荷圧回路147へ出力するものである。上記
油圧ポンプ21−1の吐出量を制御する制御手段と、上
記油圧ポンプ21−2の吐出量を制御する制御手段とは
共通の単一の制御手段である。下記合分流弁201の下
流側管路31に接続された絞り弁111を備える。C回
路は上記絞り弁111の下流側に接続されたC操作弁8
1及びC圧力補償弁91を有し、該C圧力補償弁91は
C操作弁81の下流側に接続されたCアクチュエータ6
5の負荷圧に応じた圧力をC負荷圧回路126に出力す
るものである。D回路は上記絞り弁111に対して上記
C回路と並列であり、上記絞り弁111の下流側に接続
されたD操作弁81′及びD圧力補償弁91′を有し、
D圧力補償弁91′はD操作弁81′の下流側に接続さ
れたDアクチュエータ65′の負荷圧に応じた圧力をC
D負荷圧回路126へ出力するものである。上記CD負
荷圧回路126は、上記C及びDアクチュエータのうち
高い方の負荷圧に応じた圧力である。上記BCD負荷圧
回路147は、上記B、C及びDアクチュエータのうち
最も高い負荷圧に応じた圧力である。上記第1の油圧ポ
ンプ21−1の吐出管路であるA吐出路25と上記第2
の油圧ポンプ21−2の吐出管路であるB吐出路23と
を合流・分離するとともに、上記A負荷圧回路211と
BCD負荷圧回路147とを合流・分離する合分流弁2
01を備える。上記CD負荷圧回路126の圧油は上記
BCD負荷圧回路147への流入を許容され、該BCD
負荷圧回路147の圧油は該CD負荷圧回路126への
流入を遮断される手段を備える。上記絞り弁111が遮
断位置であるときに上記CD負荷圧回路126の圧油を
上記合分流弁201を合流位置とするための信号圧とし
て供給する。
【0017】この第3発明の油圧装置においては、次の
ように作動する。操作弁を動かすことにより、Cまたは
Dアクチュエータに対して作動指示を行う。このとき、
まず操作弁が連通位置に切り替わる。その後にCまたは
Dアクチュエータに負荷圧が生じる。このアクチュエー
タの負荷圧により圧力補償弁の減圧部95または95′
からCD負荷圧回路126へ圧油が供給される。このと
き絞り弁111はまだ遮断状態にある。この出力圧油を
信号圧として供給することで合分流弁201を切り替え
ると同時に、ポンプ21の吐出量制御手段へ出力圧油が
供給されポンプ21の吐出量を増大させようとする。そ
の後、ポンプ吐出量が増大して吐出管路23及び合分流
弁201の下流側管路31の圧力が増大する。その後、
絞り弁111が連通状態となり圧油が圧力補償弁のチェ
ック弁部93または93′に供給され、その後このチェ
ック弁部が開口し、既に連通状態の操作弁を介してアク
チュエータへ圧油が供給される。
【0018】つまり、合分流弁201はCまたはDアク
チュエータの作動にしたがって切り替わる。したがっ
て、不必要に早く切り替わることによるエネルギーロス
を回避できる。また遅く切り替わることによる一方の流
量不足を生じて走行曲りが発生することがなくなる。
【0019】信号圧を供給する具体的構造として、絞り
弁111がスプール型である場合には、スプールのスト
ローク位置を利用して信号出力を行うロジックパイロッ
ト圧として出力することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。図1は、本発明の1実施の形態に係る油圧ショベル
の油圧装置の回路図である。
【0021】(1)回路の概要 まず、この例の油圧回路の概要を説明する。この油圧回
路は以下〜に細分する回路を備えている。 左走行回路(A回路):油圧ショベルの左側の走行
モータを駆動する回路である。この回路の構成は以下で
ある。分流時において、2フローウェイ型斜板式ピスト
ンポンプ21(以下、単にポンプ21という)の第1の
吐出口(第1のポンプ)21−1は合分流弁201に連
通する。合分流弁201はA吐出路221を介してA圧
力補償弁251のチェック弁部253に連通する。チェ
ック弁部253はA操作弁241を経て左走行油圧モー
タ(Aアクチュエータ)235に接続される。またポン
プ制御用吐出路圧回路307を介してポンプ制御回路に
連通する。なお、2フローウェイ型斜板式ピストンポン
プは、複吐出流型あるいはスプリット型ともいう。
【0022】 右走行回路(B回路):油圧ショベル
の右側の走行モータを駆動する回路である。この回路の
構成は以下である。分流時において、ポンプ21の第2
の吐出口(第2のポンプ)21−2は合分流弁201に
連通する。合分流弁201の下流側管路31を介してB
圧力補償弁171のチェック弁部173に連通する。チ
ェック弁部173はB操作弁161を経て右走行油圧モ
ータ(Bアクチュエータ)155に接続される。合流時
において、ポンプ21の第1の吐出口(第1のポンプ)
21−1は合分流弁201にて第2の吐出口(第2のポ
ンプ)21−2と連通する。合分流弁201は、合流し
たポンプ圧油をポンプ制御用吐出圧回路307を介して
後述するポンプ制御回路へ出力する。
【0023】 作業機回路(C、D回路):油圧ショ
ベルのブームシリンダやアームシリンダ等の作業機アク
チュエータを駆動する回路である。この回路の構成は以
下である。なお、図にはシリンダ65及び65′の2台
しか描かれていないが、実際には他にも同様のシリンダ
及びその駆動油圧回路が複数存在する。 C回路:分流時において、ポンプ21の第2の吐出口
(第2のポンプ)21−2は合分流弁201に連通す
る。合分流弁201の下流側管路31及びC吐出路37
を介して絞り弁111の絞り弁部113に連通する。絞
り弁部113は作業機圧油供給回路46のC圧力補償弁
91のチェック弁部93に連通する。チェック弁部93
はC操作弁回路87のC操作弁81を経て作業機シリン
ダ(Cアクチュエータ)65に接続される。
【0024】D回路:分流時において、ポンプ21の第
2の吐出口(第2のポンプ)21−2は合分流弁201
に連通する。合分流弁201の下流側管路31及びC吐
出路37を介して絞り弁111の絞り弁部113に連通
する。絞り弁部113は作業機圧油供給回路46のD圧
力補償弁91′のチェック弁部93′に連通する。チェ
ック弁部93′はD操作弁回路87′のD操作弁81′
を経て作業機シリンダ(Dアクチュエータ)65′に接
続される。
【0025】 背圧ドレン回路:符号27は背圧ドレ
ン回路を示す。この背圧ドレン回路27の末端部(図の
下端部)には、背圧チェック弁29が設置されている。
【0026】 無圧ドレン回路:符号131−1〜1
31−5は無圧ドレン回路を示す。この回路は圧油タン
ク131に開放されている。
【0027】 CD負荷圧回路(作業機負荷圧による
信号圧回路):C負荷圧回路89とD負荷圧回路89′
は各々C、Dアクチュエータの負荷圧が作用している。
符号97、121、123、125、126、127
は、CD負荷圧回路である。CD負荷圧回路の圧力は、
この回路中にある作業機アクチュエータのうち最大の負
荷圧によって決まる圧力(ロードセンシング圧、LS
圧)となる。
【0028】 BCD負荷圧回路(右走行モータ、C
D負荷圧回路による信号圧回路):右走行負荷圧回路1
63には右走行モータ155の負荷圧が作用している。
符号141、145、147、177、181、18
3、185、187は、BCD負荷圧回路である。負荷
圧部175は右走行モータ155の負荷圧を絞って出力
する。BCD負荷圧回路147の圧力は、右走行モータ
155の負荷圧と、CD負荷圧回路126の圧力によっ
て決まる作業機負荷圧抽出用パイロット減圧弁143の
出力圧のうち、高い方の圧力となる。
【0029】 A負荷圧回路(左走行モータによる信
号圧回路):A負荷圧回路243には左走行モータ23
5の負荷圧が作用している。符号203、205、20
7、209、211で示す直線は、左走行(A)負荷圧
回路である。同負荷圧回路には、分離時に左走行モータ
235の負荷圧が抽出される。合流時には、全アクチュ
エータの最高負荷圧が抽出される。
【0030】 イコライズ回路:符号179、25
7、265で示す直線は、左右の走行モータ235、1
55のイコライズ回路である。このイコライズ回路は、
左右の走行モータ235、155への流量を均一化する
ための回路である。これは、同一の流量指令値であって
も、モータの個体差や管路の長さにより実際の流量が左
右で異なる場合があるためである。なお、旋回走行時は
流量差を要する。これに対しては、管径や絞り180、
258を設計的に定める。
【0031】(2)ポンプ ポンプ21は2フローウェイ型の斜板式可変容量ポンプ
である。同ポンプ21は、図示せぬエンジンによって回
転駆動される。斜板の角度を調整することによりポンプ
吐出油の量を変化させる。斜板角度はLS圧とポンプ吐
出圧を入力として受けるポンプ斜板制御回路(公知技術
であり、図示せず)により、差圧を一定にすべく制御さ
れる。ポンプ21は1つのシリンダブロックに複数のア
キシャルピストンを有し、半分ずつが2つの吐出口21
−1と21−2に接続されている。両吐出口からは同じ
量の圧油が吐出される。
【0032】(3)合分流弁 図2は、合分流弁の詳細を示す図である。(a)は分離
状態であり、(b)は合流状態である。まず各ポートを
説明する。Fポートは右走行・作業機へのポンプ圧供給
路である下流側管路31に接続されている。Gポートは
第2のポンプ吐出口からのB吐出路23に接続されてい
る。Kポートは左走行のA吐出路221に接続されてい
る。Lポートは第1のポンプ吐出口からのA吐出路25
に接続されている。これらのポート及び吐出路を通じ
て、ポンプ21からの圧油が各アクチュエータに供給さ
れる。
【0033】(a)の分離状態では、F−Gポートが連
通するとともにK−Lポートが連通している。これによ
り、ポンプ21の片方のポンプ吐出口(第1のポンプ)
21−1から吐出される圧油は、全量がA吐出路25か
らA吐出路221に送られ、左走行油圧モータに供給さ
れる。一方、ポンプ21の他方のポンプ吐出口(第2の
ポンプ)21−2から吐出される圧油は、全量がB吐出
路23から合分流弁201の下流側管路31に送られ、
右走行モータ155に供給される。詳しくは後述する
が、作業機シリンダを使っていないときは、合分流弁2
01はこの分離状態となる。
【0034】(b)の合流状態では、4つのポートF、
G、K及びLがいずれも相互に連通している。したがっ
て、第1のポンプ吐出口からの圧油と第2のポンプ吐出
口からの圧油が一度合流し、その後に左走行モータ23
5、右走行モータ155及び作業機シリンダに振り分け
られる。なお、この圧油の振り分けを望ましい状態とす
るのが、各圧力補償弁及び絞り弁並びにそれらを結ぶ負
荷圧回路の役割である。
【0035】Mポートは、回路315に接続されてい
る。回路315は、チェック弁303、311等からな
る最高ポンプ吐出圧選択回路300に接続されている。
最高ポンプ吐出圧選択回路300は、下流側管路31か
ら分岐された回路301と、回路301に接続されたチ
ェック弁303と、チェック弁303に接続された回路
305を有する。また、同選択回路300は、第1の吐
出路25から分岐された回路313と、回路313に接
続されたチェック弁311、チェック弁311に接続さ
れた回路309を有する。回路305と309及び31
5は接続されている。各チェック弁303、311は、
下流側管路31、A吐出路25方向からの圧油は通す
が、その逆方向の圧油は通さない。したがって、チェッ
ク弁303と311の間の回路305、309、315
には、A吐出路25と下流側管路31のうちの高い方の
圧力が導入される。なお、回路305、309、315
の接続点には、さらにポンプ制御用吐出路圧回路307
が接続されている。同回路307は、ポンプ21の斜板
角度制御用の回路(図示されず)に、パイロット圧とし
てポンプ吐出路圧を供給する。
【0036】Mポートは、図2(a)に示す分離状態で
は、絞り321を介してHポートと連通している。Hポ
ートは、ポンプ制御用負荷圧回路202に接続されてい
るので、同負荷圧回路202には高い方のポンプ吐出路
圧がかかる。一方、図2(b)に示す合流状態では、G
ポートはF、K、L、Mポートに連通している。合流状
態ではA吐出路221と下流側管路31の圧力は同じで
ある。その圧力をポンプ制御用吐出路圧回路307に出
力している。
【0037】Hポートは、ポンプ制御用負荷圧回路20
2に接続されている。Sポートは、右走行・作業機(B
CD)負荷圧回路187に接続されている。同負荷圧回
路187には、右走行モータ155と各作業機シリンダ
の負荷圧のうちの最高圧が抽出される。Rポートは、左
走行(A)負荷圧回路203に接続されている。Nポー
トは、無圧ドレン回路131−3に接続されている。
【0038】図2(a)に示す分離状態では、Hポート
には、上述のように、絞り321を介してMポートが連
通し、高い方の吐出路圧がポンプ制御用の負荷圧回路2
02に導入される。Sポートには、絞り323を介して
Nポートが連通する。したがって、BCD負荷圧回路1
87内の圧油は無圧ドレン回路131−3に絞りを介し
て連通する。Rポートは閉じている。
【0039】図2(b)に示す合流状態では、Hポート
とSポート及びRポートは相互に連通している。したが
って、BCD負荷圧回路187と左走行負荷圧回路20
3がつながって、これらの負荷圧回路には、両走行モー
タ及び各作業機シリンダの負荷圧のうちの最高の圧力が
抽出される。そして、その圧力がポンプ制御用負荷圧回
路202に印加される。つまり、合流状態では、各走行
モータの圧力補償弁及び作業機回路用絞り弁が、全アク
チュエータの負荷圧のうちの最高の圧力にセットされ
る。Nポートは閉じている。
【0040】合分流弁201の図2(b)の左側のパイ
ロットポートであるUポートは、背圧ドレン回路27−
13に接続されている。また、合分流弁201のスプー
ルを合流位置側とするバネ317も設けられている。U
ポートの回路27−13の背圧とバネ317により、油
圧装置中の全アクチュエータが不使用のときは、合分流
弁201は合流位置としている。
【0041】同弁201の図2(a)の右側のパイロッ
トポートであるVポート(受圧ポート)は、合分流弁切
替弁からのパイロット圧回路263に接続されている。
合分流弁201はノーマル状態で合流位置にあり、受圧
ポート263にパイロット圧がかかっているときは分離
状態となる。なお、合分流弁切替弁261は、詳しくは
後述するが、作業機負荷圧回路123の圧力をパイロッ
ト圧として作動し、作業機シリンダを使用しているとき
は合分流弁201を合流位置とし、それ以外は分離位置
とする。
【0042】(4)走行(A、B)圧力補償弁251、
171 A及びB回路の両圧力補償弁は同じ構造・作動であるの
で一緒に説明する。図3は、走行用圧力補償弁の回路詳
細図である。図5は、走行用圧力補償弁と走行モータ操
作弁の回路詳細図である。圧力補償弁251(171)
は、チェック弁部253(173)と負荷圧部255
(175)と両部をつなぐロッド254(174)を備
える。
【0043】チェック弁部253(173)において
は、Gポートがポンプからの吐出路221(33)に接
続されており、Fポートが各走行モータ操作弁への吐出
路223(35)に接続されている。後述するメカニズ
ムにより、ポンプからの吐出路221(33)のポンプ
圧PPを絞って操作弁への吐出路223(35)に出力
する。なお、操作弁の出側回路223(35)の圧力の
方がポンプからの吐出路221(33)の圧力よりも大
きいときには、チェック弁部253(173)は閉とな
って圧油の逆流を防ぐロードチェック弁の役割も果す。
チェック弁部253(173)のパイロットポートHに
は吐出路221(33)のポンプ圧PPが作用し、チェ
ック弁部253(173)は連通方向へ移動する。チェ
ック弁部253(173)のパイロットポートSにはチ
ェック弁部253(173)の下流側吐出路223(3
5)の出力圧PPAが印加される。
【0044】負荷圧部255(175)は、K、L、M
の3ポートを有する。Kポートは走行モータの負荷圧を
導入する負荷圧回路243(163)に接続されてい
る。Lポートはイコライズ回路257(179)に接続
されている。Mポートは、負荷圧回路211(177)
に接続されている。負荷圧部255(175)のパイロ
ットポートRには、負荷圧回路243(163)からの
走行モータ負荷圧PLSが印加されている。負荷圧部2
55(175)のパイロットポートSには、負荷圧回路
211(177)からの負荷圧PLSMAXが印加され
ている。なお、合流時には負荷圧回路211(177)
には、各アクチュエータの負荷圧のうち最高のものPL
SMAXが印加される。さらに、負荷圧部255(17
5)を遮断方向(図の左側位置方向)へ押すバネ255
aも設けられている。
【0045】この圧力補償弁251(171)は、各部
の圧力が次式のようにバランスするように作動する。な
おバネ力は無視する。 PP−PLSMAX=PPA−PLS したがって以下となる。 PPA=PP−(PLSMAX−PLS) つまり、操作弁241の上流側圧力を最高負荷圧PLS
MAXから各々のアクチュエータの負荷圧PLSを引い
た圧力だけポンプ圧PPを減圧してバランスさせるべ
く、チェック弁部253を通過する流量を絞って各操作
弁に出力する。
【0046】したがって、各操作弁におけるポンプ圧P
PAと出力圧(負荷圧)PLSとの差は以下となる。 PPA−PLS=PP−(PLSMAX−PLS)−PLS =PP−PLSMAX ここで、PP及びPLSMAXは、合分流弁が合流状態
のときは油圧回路全体で同一である。したがって、各操
作弁における差圧PPA−PLSは各アクチュエータ用
操作弁で同じとなる。その結果、各アクチュエータは、
相互の負荷圧の相違にもかかわらず、各操作弁の開度
(開口面積)に応じた圧油の供給を受ける。各操作弁
は、その開度を含めてオペレータが手動操作するが、上
記圧力補償弁の作用によって、アクチュエータの負荷圧
の大小にもかかわらず、各アクチュエータにはオペレー
タの決めた開度に応じた油量が送られ、オペレータの意
図どおりの動きをアクチュエータが示す。
【0047】負荷圧部255(175)の作動を説明す
る。PLSがPLSMAXよりも大きいとき、すなわ
ち、当該アクチュエータの負荷圧PLSが最高負荷圧と
なるべきときは、負荷圧部255(175)は図3の左
の位置となり、K、Mポートが連通して、負荷圧回路2
11(177)へ当該アクチュエータ負荷圧が抽出され
る。一方、上記と逆(PLS<PLSMAX)の場合、
負荷圧部255(175)は図3の右の位置をとる。そ
して、負荷圧回路243(163)と負荷圧回路211
(177)とは遮断される。KポートとLポートは常に
連通しており、負荷圧回路243(163)とイコライ
ズ回路257(179)とは絞り180、258を介し
て常に連通されている。
【0048】(5)作業(CDアクチュエータ)機用圧
力補償弁91 作業機用圧力補償弁91は、上述の走行用圧力補償弁2
51、171と基本的には同様の働きをするものであ
る。しかし、以下の点で異なる。 ポンプ圧を供給する吐出路47が作業機回路用絞り
弁111で一度絞られている(詳しくは絞り弁111の
説明において後述する。)。 減圧弁部95が作業機操作弁81の負荷圧回路89
からの圧をパイロット圧として受け、絞り弁111の出
力圧(作業機圧油供給回路46の圧力)を減圧して作業
機負荷圧回路97、126に出力している。なお、上記
走行用圧力補償弁及び作業機用圧力補償弁の詳細構造例
は、特開平4−244605号や特許第2668744
号公報に開示されている。
【0049】(6)走行モータ(A、B)操作弁24
1、161 両操作弁は構造・作動が同じであり、同時に説明する。
図4は、走行モータ操作弁の一方の位置(図1における
右側の位置)を拡大して示す。
【0050】操作弁のEポート及びHポートは、走行モ
ータ235(155)への回路231(151)、23
3(153)に接続されている。FポートとGポートと
は連通路351に接続されている。Kポート及びNポー
トは、それぞれ背圧ドレン回路27−17(5)、27
−19(7)に接続されている。Lポートは、圧力補償
弁出側の吐出路223(35)に接続されている。Mポ
ートは、圧力補償弁への負荷圧回路243(163)に
接続されている。
【0051】図4の位置においては、Lポートは可変絞
り353を介してGポートに連通している。Eポートは
Fポートと連通しており、FポートはGポートと連通し
ている。したがって、走行モータ回路231(151)
へは、吐出路223(35)からの圧油が送られる。H
ポートは、片方の走行モータ回路233(153)に接
続され、Nポートと連通している。したがって、走行モ
ータ回路233(153)からの戻り油は背圧ドレン回
路27−19(7)へ送られる。これにより、走行モー
タ235(155)が操作弁を切り換えることで前進又
は後進方向に回転する。
【0052】負荷圧回路243(163)に接続された
MポートにはGポートが連通している。したがって、負
荷圧回路243の圧力は走行モータ235(155)の
負荷圧である。LポートとGポートの間の可変絞り35
3はオペレータの操作に応じて開度を変える。
【0053】走行モータ操作弁241(161)の左側
の位置では、図1に示すように、モータ235(15
5)に供給する圧油及びモータからの戻り圧油の方向が
逆になり、モータ235(155)の回転が逆になる。
走行モータ操作弁241(161)の中立位置では、各
走行モータ回路231(151)、233(153)は
背圧ドレン回路27−17(27−5)、27−19
(27−7)に連通する。一方、吐出路223(35)
は閉となる。また、負荷圧回路243(163)も閉状
態となる。
【0054】(7)作業機(C、D)操作弁81 作業機操作弁81は、以下の点を除いては、走行モータ
操作弁241、161と同様のものである。 中立位置で作業機回路61、63が閉となる。な
お、作業機回路61、63に接続されているチェック弁
68、69を含む回路は、背圧チェック弁より下がった
ときに吹込弁として機能する作業機回路61、63に、
背圧ドレン回路から油を補充するためのものである。
【0055】 操作がパイロット圧回路83、85か
らのパイロット圧により行われる。このパイロット圧回
路83、85は、オペレータの操作するマニュアル操作
弁につながっている。
【0056】(8)作業機負荷圧抽出用パイロット減圧
弁143 C及びD回路へ圧油を供給する吐出路(C吐出路)37
には吐出路39、43が接続されている。吐出路43に
はパイロット減圧弁143が接続されている。同減圧弁
143の出力側にはBCD負荷圧回路(右走行・作業機
負荷圧回路)145、147が接続されている。さら
に、同減圧弁143にはパイロット圧としてCD負荷圧
回路(作業機負荷圧回路)125、126が接続されて
いる。
【0057】この減圧弁143は、吐出路43の圧力
を、CD負荷圧回路126のパイロット圧とほぼ同じ圧
力に減圧してBCD負荷圧回路147に出力する。つま
り、CD負荷圧回路126と同等の信号圧をBCD負荷
圧回路147に出力する。なお、CD負荷圧回路126
よりBCD負荷圧回路147の圧力の方が高いときは同
弁は閉となる。このようにすることにより、CD負荷圧
回路126とBCD負荷圧回路147とを完全に区分す
ることができる。
【0058】CD負荷圧回路126とBCD負荷圧回路
147とを区分することの作用・効果について説明す
る。図6は、負荷圧回路を区分する効果を説明するため
の図である。(a)は、本実施例のようにCD負荷圧回
路126とBCD負荷圧回路147とをパイロット減圧
弁143で区分した回路である。(b)は、CD負荷圧
回路126とBCD負荷圧回路147とをチェック弁で
接続した回路である。チェック弁371は、CD負荷圧
回路126からBCD負荷圧回路147への流れは許す
がその逆は遮断する。この場合、CD負荷圧回路126
の圧がAまたはB走行モータの負荷圧よりも高いときに
は、CD負荷圧回路126からチェック弁371を介し
てBCD負荷圧回路147への流れが生じ、BCD負荷
圧回路147の圧力は作業機負荷圧と同じになる。
【0059】(9)作業機圧油供給路絞り弁111 図7は、作業機圧油路に設けた絞り弁111及びその周
辺の詳細を示す図である。絞り弁111は、チェック弁
部113と、絞り弁部115とを備える。チェック弁部
113は、作業機に流量を供給するメインポートとして
の入力側Eポート及び出力側Fポートと、パイロットポ
ートとしてのGポート及びHポートを有する。Fポート
は作業機の吐出路45に接続されている。Eポートは作
業機回路46に接続されている。Gポートは吐出路45
の圧力PP(ポンプ吐出圧)を印加されている。Hポー
トはチェック弁部113出力側の作業機回路圧PPRを
印加されている。
【0060】絞り弁部115は、メインポートとしての
Sポート、Jポート及びKポート、並びに、パイロット
ポートとしてのLポート及びMポートを有する。Kポー
トは吐出路41に接続されている。SポートはCD負荷
圧回路121、126に接続されている。Jポートは合
分流弁切替パイロット弁261へ圧力を出力するCD負
荷圧回路123に接続されている。Lポートは、CD負
荷圧回路121の作業機負荷圧(複数の作業機アクチュ
エータの負荷圧の中の最高のもの)PLS′が印加され
ている。MポートはBCD負荷圧回路141、147に
接続されており最高負荷圧PLSMAXが印加されてい
る。
【0061】この絞り弁111は、次式のように圧力が
バランスを保つように作動する。なおバネ力は無視す
る。 PP−PLSMAX=PPR−PLS′ したがって以下となる。 PPR=PP−(PLSMAX−PLS′) つまり、操作弁241の上流側圧力を最高負荷圧PLS
MAXから作業機アクチュエータの最高負荷圧PLS′
を引いた圧力だけポンプ圧PPを減圧してバランスさせ
るべく、チェック弁部253を通過する流量を絞って作
業機圧油供給回路46に出力する。
【0062】一方、C圧力補償弁91においては、上述
のように、以下の式で表される圧力補償が行われる。な
お、PPRは圧力補償弁上流側回路圧=絞り弁下流側回
路圧である。PLSはCアクチュエータの負荷圧であ
る。PPAはC圧力補償弁下流側の圧力であって作業機
操作弁への入力圧である。PLS′はCD負荷圧回路の
圧力である。 PPR−PLS′=PPA−PLS 前段落の式をPPRに代入すると以下となる。 PP−(PLSMAX−PLS′)+PLS=PPA+
PLS′ これから以下となる。 PPA−PLS=PP−PLSMAX
【0063】このことは、各作業機への圧力補償作動
は、各作業機圧力補償弁91が絞り弁111を介して行
っていることを意味する。これに対し、走行モータの圧
力補償作動は、圧力補償弁251、171各々単体での
みに行っている。負荷圧回路を区分し、作業機側の負荷
圧信号を独立して出力させるためである。
【0064】絞り弁111のチェック弁部113の回路
記号を説明する。ここでは、2つの独立した機能を同時
に示している。左端と右端で圧力バランスのための流量
制御を行う。左端と中間で作業機中立時の油洩れ補完を
行う。なお、この絞り弁111のチェック弁部113に
も、前述の圧力補償弁91のチェック弁部93同様に、
作業機回路46の逆流を防止する逆止機能を備えてい
る。
【0065】次に、絞り弁111の絞り弁部115につ
いて説明する。回路記号上は、左端位置がKJポート連
通、Sポート閉位置である。この位置では、合分流弁2
01の下流側管路31に接続したポンプ吐出路41の圧
油はKポートからJポート、合分流切替回路123へと
流れる。ポンプ吐出路圧が合分流弁切替弁261のパイ
ロットポートに印加される。これにより、合分流弁20
1は合流に切り替わる(詳しくは後述する)。
【0066】絞り弁111の図7中右端の位置は、Kポ
ート閉、SJポート連通である。この位置では、CD負
荷圧回路の圧油が、回路126からSポート、Jポー
ト、回路123を通って合分流弁切替弁261のパイロ
ットポートに印加される。このとき作業機の負荷圧はゼ
ロである。合分流弁切替弁261のパイロットポートの
圧力がゼロとなるため、合分流弁は分離位置となる。こ
こで、作業機を使用するとCD負荷圧回路126に負荷
に応じた圧力が発生する。この圧力が回路123を通じ
て合分流弁切替弁261に印加され、合分流弁201は
速やかに合流位置に切り替わる。
【0067】ここで、絞り弁111が図7中の左端位置
に切り替わってからのみ合分流弁切替パイロット弁26
1にロジックパイロット圧が供給される絞り弁を想定す
る。絞り弁111の図7中右端が全閉の場合である。既
に左右走行モータが同一流量で駆動している(直進走
行)時に、操作弁81または81′を動かすことにより
CまたはDアクチュエータ65または65′に対して作
動指示を行う。このとき、まず操作弁81または81′
が連通位置に切り替る。その後にCまたはDアクチュエ
ータ65または65′に負荷圧が生じる。このアクチュ
エータの負荷圧により圧力補償弁の減圧弁部95または
95′からCD負荷圧回路126へ圧油が出力される。
この出力圧油を信号圧としてポンプ21の吐出量制御手
段へ圧油が供給されポンプ21−2の吐出量を増大させ
ようとする。その後、ポンプ吐出量は増大してB吐出路
23、及びまだ遮断状態である合分流弁201の下流側
管路31の圧力が増大する。ここでポンプ吐出量制御手
段がポンプ21−1とポンプ21−2の単一のものであ
るため、管路221へも下流側管路31と同一流量が供
給される。下流側管路31は右走行モータ155とCま
たはDアクチュエータ65または65′へ流量を供給
し、管路21は左走行モータ235へ流量を供給する。
すると、左右の走行モータ235、155は要求流量が
同じであるため、必然的に流量差を生じて走行曲りを起
こしてしまう。
【0068】しかしながら、本実施例の絞り弁111で
は、CまたはDアクチュエータ65または65′の作動
によってポンプ21の吐出流量が増大する前に合分流弁
201が合流状態となるため、走行曲りを起こすことが
ない。上述した通り、不必要に早く切り替わることもな
いため、エネルギーロスを回避できる。
【0069】なお、実際の回路設計では、合分流弁切替
回路123に常にCD負荷圧回路126を連通させてお
き、絞り弁111が切り替わった後もポンプ吐出路41
の圧力を合分流弁切替回路123に導入しないことも考
えられる。しかしながら負荷は変動するので、合分流弁
201の位置を安定して保つためにはこの例の回路のよ
うにしたほうがよい。ところで、絞り弁111の絞り弁
部115のS−Jポート間の連通路に、図8に示すよう
なチェック弁116を設けることもできる。これによ
り、ポンプ圧とLS圧の切り替えではなく、常時連続し
てロジックパイロット圧を出力できるという利点があ
る。
【0070】(10)CD負荷圧回路 次に、CD負荷圧回路について説明する。CD負荷圧回
路は、図1に示すように、回路97、122、125、
126、127、97′等からなる。回路97、97′
の一端は、C及びD作業機圧力補償弁91、91′の減
圧弁部95、95′のパイロットポートに接続されてい
る。同部において、CD負荷圧回路89、89′の圧力
をパイロット圧として、作業機圧油供給回路46、4
6′の圧力を減圧してCD負荷圧回路へ出力している。
回路97には、回路126、122、127等が接続し
ている。回路127は絞り129を介して無圧ドレイン
回路131−1に接続し、絞り捨て回路を構成してい
る。回路126は、回路97、97′を接続することで
各作業機アクチュエータの負荷圧のうち最大のものによ
るLS圧を抽出する回路となっている。CD負荷圧回路
126の走行回路側の端部にはチェック弁128を介し
て背圧ドレイン回路27−6が接続されている。チェッ
ク弁128は背圧ドレイン回路27−6からCD負荷圧
回路126の方向へは圧油を通し、その逆は遮断する。
【0071】CD負荷圧回路122からは、回路12
5、121、パイロット圧回路120が分岐している。
回路125は、減圧弁143のパイロットポートに接続
されている。回路121及びパイロット圧回路は絞り弁
111に接続されている。これらの作用は前述のとおり
である。
【0072】(11)BCD負荷圧回路 右走行負荷圧回路は、回路141、145、147、1
77、181、183、185等の回路からなる。回路
141は絞り弁111の絞り弁部115にパイロット圧
を供給する。回路145、回路147及び回路177は
連通している。これらの回路は、減圧弁143からの出
力圧と右走行圧力補償弁171からの出力圧のうちの高
い方の圧力となる。すなわち、回路147は、作業機ア
クチュエータと右走行モータの負荷圧のうちの最高の圧
力に応じた圧力の回路である。
【0073】回路147は回路181、183に接続さ
れている。回路181は絞り182を介して無圧ドレイ
ン回路131−1に接続され絞り捨て回路を構成してい
る。回路183は、回路187を介して合分流弁201
に接続している。合分流弁201が合流状態となるとB
CD負荷圧回路183、147とA負荷圧回路203、
207、211が連通する。これにより左走行、右走行
及び作業機の各アクチュエータの負荷圧のうちの最高の
圧力に応じた圧力がこれらの回路に導入される。
【0074】(12)A負荷圧回路 A負荷圧回路は、回路203、205、207、20
9、211等からなる。回路209は絞り210を介し
て無圧ドレン回路131−5に接続され絞り捨て回路を
構成している。回路211は右走行圧力補償弁251に
接続されている。これらのA負荷圧回路211等には、
分離状態で左走行モータ235の負荷圧が導入され、合
流状態で上述のように全アクチュエータのうちの最高負
荷圧に応じた信号圧が導入される。なお、全てのアクチ
ュエータが中立であるときは、BCD負荷圧回路14
7、A負荷圧回路211等の圧力は、絞り捨て回路を経
由して無圧ドレン回路に接続しているので、ほとんどゼ
ロとなる。
【0075】(13)イコライズ回路 イコライズ回路は、左走行圧力補償弁251の負荷圧部
255の出力側回路257と、右走行圧力補償弁171
の負荷圧部175から出力する回路179が、絞り18
0及び258を介して合流したものである。このイコラ
イズ回路は、上記したイコライズ回路179、257、
265と同様に、モータの個体差や管路長さの違いによ
る流量差を吸収して均一にするものである。左走行側の
回路257には、左走行モータ235を駆動する時に同
モータの負荷圧が作用する。右走行側の回路179に
は、右走行モータ155を動かす時に同モータの負荷圧
が作用する。
【0076】イコライズ回路の圧力は、回路265、合
分流弁切替弁261、回路263を通って合分流弁20
1のパイロットポートに印加される。同ポートに圧力が
印加されると、合分流弁201は分離に切り替わる。こ
のようにイコライズ回路圧を合分流弁切替弁261の分
離用パイロット圧に利用することにより、最も単純に回
路を構成することができる。なお、合分流弁201はノ
ーマル状態では合流としている。
【0077】(14)合分流弁切替弁 同切替弁261は、合分流弁201へのパイロット圧回
路263内のイコライズの出力とタンク圧を切り替える
弁である。すなわち、同弁261が図1の上の位置のと
きは、回路263の圧油を背圧ドレン回路27−11に
抜く。一方、同弁261が図中下の位置では、回路26
3にイコライズ回路265の出力圧を導入する。切替弁
261の位置を切り替えるロジックパイロット圧は、絞
り弁111からの回路123から導入される。同回路1
23は、絞り弁111が図中左端位置にあるとき、すな
わちCまたはDアクチュエータが作動しているときは、
ポンプ21からの吐出路41と連通する。一方、絞り弁
111が図1の右端位置にあるときは、回路123は、
CD負荷圧回路121、126と連通する。これによる
作用は、絞り弁の説明において上述したとおりである。
【0078】(15)分離時の回路全体の動作 作業機アクチュエータを使用せず、左右の走行モータ2
35、155のみを使用している場合は、合分流弁20
1は分離状態である。そして、ポンプ21の各ポンプか
らは別々に左走行と右走行に圧油が送られる。また、こ
のとき、合分流弁201からのポンプ斜板制御用信号圧
回路202にはポンプ圧が出力される。図示しない斜板
角制御装置は吐出圧と信号圧の差圧を一定にすべく作用
する。したがって斜板は最も傾いた位置となってポンプ
吐出量は最大となる。
【0079】(16)合流時の回路全体の動作 CまたはDアクチュエータ65または65′を使用する
と、上述の回路123を通ってロジックパイロット圧が
合分流切替弁261に印加され、合分流弁201のパイ
ロットライン263はタンクに連通する。そのため、合
分流弁201はノーマル位置である図の左の合流位置と
なる。こうなると、ポンプ21の両吐出口21−1及び
21−2から吐出される圧油は合分流弁201で合流
し、左右走行モータ235、155とC、Dアクチュエ
ータ65、65′に要求流量に応じて分配される。
【0080】また、A負荷圧回路203、211等とB
CD負荷圧回路187、147等も合流する。これらの
ラインの圧力は、A負荷圧回路とBCD負荷圧回路のう
ちの最高の圧力となる。そして、各アクチュエータの圧
力補償弁及び作業機回路の絞り弁が上述の圧力補償作用
をなし、各アクチュエータにはその負荷圧の高低にかか
わらず各操作弁の開度に応じた圧油が供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態に係る油圧ショベルの油
圧装置の回路図である。
【図2】合分流弁の詳細を示す回路図である。(a)は
分離状態であり、(b)は合流状態である。
【図3】走行圧力補償弁の詳細を示す回路図である。
【図4】走行モータ操作弁の、図1における右側の位置
の詳細を示す回路図である。
【図5】走行圧力補償弁と走行操作弁周りの回路の詳細
を示す。
【図6】負荷圧回路区分の効果を説明するための図であ
る。(a)が本実施例の回路である。(b)は、チェッ
ク弁を用いた比較例の回路である。
【図7】作業機回路絞り弁及びその周辺の詳細を示す回
路図である。
【図8】絞り弁の変形例を示す回路図である。
【符号の説明】
21 ポンプ 23 B吐出路 25 A吐出路 27 背圧ドレン回
路 29 背圧チェック弁 31 下流側管路 37 C吐出路 65、65′ 作業機シリンダ(C、Dアクチュエー
タ) 68、69 チェック弁 81 作業機(C、D)操作弁 83、85 パイロ
ット圧回路 89、89′ 作業機(C、D)負荷圧回路 91 作業機(C、D)圧力補償弁 93、93′ チェック弁部 94 ロッド 95、95′ 減圧弁部 111 作業機回路絞り弁 113 チェック弁
部 115 絞り弁部 116 チェック弁 120 パイロット圧回路 97、121、122、125、126、127 CD
負荷圧回路 123 合分流弁切替回路 128 チェック弁 129 絞り 131 無圧ドレン回路 141、145、147、177、181、183、1
85、187 BCD負荷圧回路 143 パイロット減圧弁 155 右走行油圧モータ(Bアクチュエータ) 161 右走行(B)操作弁 163 右走行負
荷圧回路 171 右走行(B)圧力補償弁 173 減圧弁部 175 負荷圧部 179、257、265 イコライズ回路 180、182、210、258 絞り 201 合分流弁 202 ポンプ制
御用信号圧回路 203、205、207、209、211 A負荷圧回
路 218、219 アンロード弁 221 A吐出路 231、233 左走行回路 235 左走行油圧モータ(Aアクチュエータ) 241 左走行(A)操作弁 243 左走行負
荷圧回路 251 左走行(A)圧力補償弁 253 チェック
弁部 255 負荷圧部 261 合分流切替パイロット弁 263 パイロッ
ト圧回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプ21と、該油圧ポンプ21の
    吐出圧と下記BCD負荷圧回路との差圧を一定とすべく
    該油圧ポンプ21の吐出量を制御する手段と、該油圧ポ
    ンプ21の下流側に接続された下記B回路と、該油圧ポ
    ンプ21の下流側にB回路と並列に接続された絞り弁1
    11と、該絞り弁111の下流側に互いに並列に接続さ
    れた下記C回路及びD回路と、下記CD負荷圧回路12
    6及びBCD負荷圧回路147と、Cアクチュエータ6
    5又はDアクチュエータ65′の負荷圧に応じて信号を
    出力する手段と、を具備することを特徴とする油圧装
    置;B回路は、上記油圧ポンプ21に接続されたB圧力
    補償弁171、該B圧力補償弁171の下流側に接続さ
    れたB操作弁161を有し、B圧力補償弁171はB操
    作弁161の下流側に接続されたBアクチュエータ15
    5の負荷圧に応じた圧力をBCD負荷圧回路147へ出
    力する、 C回路は、上記絞り弁111の下流側に接続された回路
    46、該回路46に接続されたC圧力補償弁91、該C
    圧力補償弁91の下流側に接続されたC操作弁81を有
    し、C圧力補償弁91はC操作弁81の下流側に接続さ
    れたCアクチュエータ65の負荷圧に応じた圧力をCD
    負荷圧回路126へ出力する、 D回路は、上記絞り弁111の下流側に接続された回路
    46′、該回路46′に接続されたD圧力補償弁9
    1′、該D圧力補償弁91′の下流側に接続されたD操
    作弁81′を有し、D圧力補償弁91′はD操作弁8
    1′の下流側に接続されたDアクチュエータ65′の負
    荷圧に応じた圧力をCD負荷圧回路126へ出力する、 CD負荷圧回路126は、上記C及びDアクチュエータ
    の高い方の負荷圧に応じた圧力である、 BCD負荷圧回路147は、上記B、C及びDアクチュ
    エータの最も高い負荷圧に応じた圧力である、 上記絞り弁111は、該絞り弁111下流側圧力で遮断
    方向へ、CD負荷圧回路126の圧力で連通方向へ駆動
    される、 さらに、CD負荷圧回路126の圧油はBCD負荷圧回
    路147への流入を許容され、BCD負荷圧回路147
    の圧油はCD負荷圧路147への流入を遮断される手段
    が設けられている。
  2. 【請求項2】 CD負荷圧回路126の圧油はBCD負
    荷圧回路147への流入を許容しBCD負荷圧回路14
    7の圧油はCD負荷圧路147への流入を遮断される上
    記手段が、上記CD負荷圧回路126とBCD負荷圧回
    路147との間に配置された、CD負荷圧をパイロット
    圧としてポンプ吐出路43の圧を減圧してBCD負荷圧
    回路147に出力する減圧弁143であることを特徴と
    する請求項1記載の油圧装置。
  3. 【請求項3】 A回路は第1の油圧ポンプ21−1と、
    該油圧ポンプ21−1の吐出圧とA負荷圧回路211と
    の差圧を一定とすべく該油圧ポンプ21−1の吐出量を
    制御する制御手段と、該油圧ポンプ21−1に接続され
    た下記合分流弁201を介して接続されたA操作弁24
    1及びA圧力補償弁251とを有し、該A圧力補償弁2
    51はA操作弁241の下流側に接続されたAアクチュ
    エータ235の負荷圧に応じた圧力をA負荷圧回路21
    1へ出力するものであって、 B回路は第2の油圧ポンプ21−2と、該油圧ポンプ2
    1−2の吐出圧とBCD負荷圧回路147との差圧を一
    定とすべく該油圧ポンプ21−2の吐出量を制御する制
    御手段と、該油圧ポンプ21−2に接続された下記合分
    流弁201を介して接続されたB操作弁161及びB圧
    力補償弁171とを有し、該B圧力補償弁171はB操
    作弁161の下流側に接続されたBアクチュエータ15
    5の負荷圧に応じた圧力をB負荷圧回路147へ出力す
    るものであって、 上記油圧ポンプ21−1の吐出量を制御する制御手段
    と、上記油圧ポンプ21−2の吐出量を制御する制御手
    段とは共通の単一の制御手段であり、 下記合分流弁201の下流側管路31に接続された絞り
    弁111を備え、 C回路は上記絞り弁111の下流側に接続されたC操作
    弁81及びC圧力補償弁91を有し、該C圧力補償弁9
    1はC操作弁81の下流側に接続されたCアクチュエー
    タ65の負荷圧に応じた圧力をC負荷圧回路126に出
    力するものであって、 D回路は上記絞り弁111に対して上記C回路と並列で
    あり、上記絞り弁111の下流側に接続されたD操作弁
    81′及びD圧力補償弁91′を有し、D圧力補償弁9
    1′はD操作弁81′の下流側に接続されたDアクチュ
    エータ65′の負荷圧に応じた圧力をCD負荷圧回路1
    26へ出力するものであって、 上記CD負荷圧回路126は、上記C及びDアクチュエ
    ータのうち高い方の負荷圧に応じた圧力であり、 上記BCD負荷圧回路147は、上記B、C及びDアク
    チュエータのうち最も高い負荷圧に応じた圧力であり、 上記第1の油圧ポンプ21−1の吐出管路であるA吐出
    路25と上記第2の油圧ポンプ21−2の吐出管路であ
    るB吐出路23とを合流・分離するとともに、上記A負
    荷圧回路211とBCD負荷圧回路147とを合流・分
    離する合分流弁201を備え、 上記CD負荷圧回路126の圧油は上記BCD負荷圧回
    路147への流入を許容され、該BCD負荷圧回路14
    7の圧油は該CD負荷圧回路126への流入を遮断され
    る手段を備え、 上記絞り弁111が遮断位置であるときに上記CD負荷
    圧回路126の圧油を上記合分流弁201を合流位置と
    するための信号圧として供給することを特徴とする油圧
    装置。
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