JPH11217840A - マンホールジョイント - Google Patents

マンホールジョイント

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JPH11217840A
JPH11217840A JP10213357A JP21335798A JPH11217840A JP H11217840 A JPH11217840 A JP H11217840A JP 10213357 A JP10213357 A JP 10213357A JP 21335798 A JP21335798 A JP 21335798A JP H11217840 A JPH11217840 A JP H11217840A
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band
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卓二 角田
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俊一 新井
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L19/00Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts
    • F16L19/04Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts using additional rigid rings, sealing directly on at least one pipe end, which is flared either before or during the making of the connection

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンホールの側面孔の径の誤差や変動に容易
に対応できるようにする。 【解決手段】 外筒部の一端と内筒部の一端とが連接部
を介して連なった可撓性材料製のジョイントパッキング
の外筒部の内周側に嵌め込まれる拡張バンド5につい
て、複数段の係合位置を有する両端部の係合部6を相互
に係合させた環体で、係合部6が、拡張バンド5の拡径
方向に摺り抜け可能で、しかも摺り抜け後の拡径位置で
再係合して拡張バンド5の縮径を係止可能なものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート製も
しくは樹脂製の組立マンホールと、下水道管や上水道管
等の配管との接続に用いるマンホールジョイントに関す
る。更に詳しくは、マンホールの側面孔に配管をフレキ
シブルに接続すると共に、継ぎ目からの水や土砂の侵入
をシールするマンホールジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マンホールジョイントとしては、
次のようなものが知られている。なお、説明の便宜上、
主要な部材名は本発明における部材名に合わせて説明す
る。
【0003】(1)同心円状の内筒部と外筒部の両者が
一方の端部で接合されているゴムまたは合成樹脂のジョ
イントパッキングと、該ジョイントパッキングの内筒部
と外筒部の間に挿入される切欠部を有する拡張バンドと
からなり、該拡張バンドを拡開し、広がった切欠部にく
さび片を差し込んで拡開状態に係止することにより、ジ
ョイントパッキングの外筒部をマンホールの側面孔の口
部に固定するもの(特開平8−20996号公報)。
【0004】(2)拡張バンドについて、一部を内向き
V字形に折り曲げておき、このV字形折り曲げ部をジャ
ッキ等で外方に押し伸ばすことで拡径できるようにした
もの(実開平7−4547号公報)。
【0005】(3)拡張バンドについて、両端部が重な
るように帯材を丸めたものとし、拡張バンドを拡径した
時に両端面が突き合わされて、拡径状態に係止されるよ
うにしたもの(実開平4−117043号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)〜(3)のマンホールジョイントは、いずれもマ
ンホールの側面孔の径の誤差や変動に対応しにくい問題
がある。現実的には、同じ径の配管を接続するための側
面孔であっても、メーカーによって10mm程度の差が
あり、この差に対応しにくい問題がある。
【0007】上記(1)のマンホールジョイントの場
合、予定より側面孔が小さいと、拡開しても切欠部がさ
ほど広がらず、用意していたくさび片が切欠部に入らな
いことになる。逆に側面孔が大きいと、用意していたく
さび片よりも大きく切欠部が開き、くさび片による係止
時に切欠部が狭まってしまい、結局外筒部を側面孔の口
部に強固に固定できなくなる。従って、側面孔の径の誤
差や変動に対応するためには、大きさの異なる複数のく
さび片を用意しておいて適宜選択しなければならず、準
備および作業に手間がかかる問題がある。
【0008】上記(2)のマンホールジョイントの場
合、拡張バンドはV字形折り曲げ部で定まる一定量しか
拡径できないので、側面孔の径が予定と相違する場合、
拡張バンド自体を交換する必要を生じる。複数の拡張バ
ンドを用意することは、コスト的にも大きな負担とな
る。
【0009】上記(3)のマンホールジョイントの場合
も、拡張バンドを構成する帯材両端部の重なり長さで定
まる一定量しか拡径できないので、上記(2)と同様の
問題がある。
【0010】また、上記(1)〜(3)のマンホールジ
ョイントは、側面孔に嵌め込む外筒部がいずれも単なる
円筒形であり、しかも拡開もしくは拡径されてこの外筒
部を側面孔の内周壁部に押し付ける拡張バンドも、反り
のない平坦な円環状のものでしかない。
【0011】しかしながら、側面孔は円筒形のマンホー
ル側面にあけられているものであるため、その内周壁面
は中心軸方向に反った環形状をなす。この反りは、側面
孔の径が大きいほど大きなものとなり、拡張バンドの一
部が側面孔の内周壁面から外れて、安定した取り付けが
行いにくくなる問題がある。また、外筒部はその中心軸
方向の長さを十分にとれば安定した嵌め込み状態が得ら
れるが、その分外筒部が大きなものとなっしまう問題が
ある。
【0012】本発明は、上記従来の問題点にかんがみて
なされたもので、マンホールの側面孔の径の誤差や変動
に容易に対応できるようにすることを第1の目的とす
る。また、本発明は、大きな側面孔に対しても、確実に
安定した取り付け状態が得られるようにすることを第2
の目的とし、さらに必要最小限の大きさの外筒部で安定
した取り付け状態が得られるようにすることを第3の目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するために、マンホールの側面孔に嵌め込まれ
る外筒部の一端と、内周側に配管が嵌め込まれる内筒部
の一端とが、連接部を介して連なった可撓性材料製のジ
ョイントパッキングと、外筒部の内周側に嵌め込まれる
拡張バンドとを有し、拡張バンドが、複数段の係合位置
を有する両端部の係合部を相互に係合させた環体で、係
合部が、拡張バンドの拡径方向に摺り抜け可能で、しか
も摺り抜け後の拡径位置で再係合して拡張バンドの縮径
を係止可能であることを特徴とするマンホールジョイン
トを提供するものである。
【0014】また、本発明は、上記第2の目的を達成す
るために、拡張バンドを、側面孔の内周壁面がなす環形
状に対応する中心軸方向の反りを有するものとしている
ものである。
【0015】さらに本発明は、上記第3の目的を達成す
るために、外筒部を、側面孔の内周壁面がなす環形状に
対応する中心軸方向の反りを有するものとしているもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係るマンホールジ
ョイントの一例を説明する。
【0017】図1は、本発明の一例に係るマンホールジ
ョイントを用いてマンホール1の側面孔2に配管3を接
続した状態の断面図、図2はそのジョイントパッキング
4を示す図で、(a)は斜視図、(b)は断面図、図3
は拡張バンド5を示す図で、(a)は斜視図、(b)は
係合部6付近の内周面の拡大平面図、(c)は係合部6
付近の拡大側面図である。
【0018】本マンホールジョイントは、図1に示され
るように、マンホール1の側面孔2に嵌め込まれる外筒
部7の一端と、内周側に配管3が嵌め込まれる内筒部8
の一端とが連接部9を介して連なったジョイントパッキ
ング4と、外筒部7の内周側に嵌め込まれ、拡径される
ことで外筒部7を側面孔2の内周壁面に圧接する拡張バ
ンド5とを有するものとなっている。
【0019】ジョイントパッキング4は、可撓性材料で
構成されているもので、図1及び図2に示されるよう
に、外筒部7と内筒部8と連接部9とを有するものであ
る。
【0020】外筒部7は、マンホール1の側面孔2に嵌
め込みやすいよう、通常、側面孔2の径と同程度もしく
はこれより若干小さい径の円筒形状をなしている。
【0021】外筒部7の内周面には、例えばシリコーン
オイル、油脂類等の滑剤を塗布しておくことが好まし
い。外筒部7の内周側には後で詳述する拡張バンド5が
嵌め込まれて拡径されるが、外筒部7の内周面に滑剤を
塗布しておくと、この拡張バンド5の拡径時に拡張バン
ド5と外筒部7の内周面との間の摩擦が減って、拡張バ
ンド5を拡径しやすくなる。滑剤としては、ジョイント
パッキング4を構成する可撓性材料を劣化させにくいも
のが好ましく、この点からシリコーンオイルが適してい
る。
【0022】外筒部7の内周側には、拡張バンド5が嵌
め込まれる拡張バンド用溝10を形成しておくことが好
ましい。この拡張バンド用溝10を設けておくと、拡張
バンド5を拡径させる際の拡張バンド5の位置ずれを防
止することができ、作業性を高めることができる。拡張
バンド用溝10は、加工しやすい深さでしかも上記拡張
バンド5の位置ずれ防止を確実に図れるよう、1〜5m
mの深さであることが好ましい。拡張バンド用溝10を
設けた場合、上記滑剤は拡張バンド用溝10内に塗布し
ておけば足る。また、外筒部7は、拡張バンド5を拡径
させて側面孔2の内周壁面に押し付けた際に、当該内周
壁面の不陸を吸収して止水性を向上できるよう、厚めに
設定しておくことが好ましい。特に拡張バンド用溝10
を設けた場合、外筒部7全体の肉厚を大きくしておく必
要はなく、拡張バンド用溝10の位置に対応する外筒部
7の肉厚さえ大きくしておけば上記不陸吸収機能を持た
せることができる。
【0023】外筒部7には、連接部9とは反対側の端部
に、差し込み深さ合わせ用のストッパー11を外方に突
設しておくことが好ましい。図示されるストッパー11
は、外筒部7の端部全周に亙るフランジ状のものとなっ
ているが、周方向に部分的に(例えば等間隔に3箇所ま
たは4箇所)に突設してもよい。このストッパー11を
設けておくことにより、外筒部7を側面孔2に嵌め込む
際に、ストッパー11が側面孔2周囲のマンホール11
外面に当接し、ジョイントパッキング4を押し込み過ぎ
てマンホール1内に脱落させてしまうことがなくなると
共に、差し込み深さ合わせを容易に行うことができ、作
業性が向上する。
【0024】内筒部8は、前述したように、内周側に、
例えば硬質塩化ビニル管、ヒューム管、陶管等の配管3
が嵌め込まれるもので、挿入される配管3の外径と同程
度の内径の円筒形状のものとなっている。また、この内
筒部8への配管3の接続は、内筒部8の外周側に縮径可
能な締結バンド12を嵌め込み、締結バンド12を縮径
して、内筒部8を配管3に対して締め付け圧着させるこ
とで行えるようにしておくと、シール性が向上し、接続
が確実となるので好ましい。締結バンド12としては、
一般に使用されているステンレススチール製のもの等を
用いることができる。この締結バンド12を用いる場
合、図1及び図2に示されるように、内筒部8の外周側
には、締結バンド12が嵌め込まれる締結バンド用溝1
3を設けておくことが好ましい。締結バンド用溝13を
設けておくと、締結バンド12の位置決めが容易とな
り、作業性が向上する。
【0025】連接部9は、後述する施工方法から明らか
になるように、作業性を向上させるために、内筒部8を
容易に中心軸方向に反転させて裏返しにできる状態で外
筒部7と一連一体に連結するものであることが好まし
い。具体的には、図示されるよに、中心軸方向に屈曲さ
れた断面形状としておくことが好ましい。このようにし
ておくと、連接部を径方向に伸長又は圧縮することで、
ジョイントパッキング4の中心軸位置を接続すべき配管
3の位置に合わせて上下左右に微調整することができ
る。
【0026】ジョイントパッキング4は、通常、可撓性
材料のプレス成形品または射出成形品として得ることが
できる。可撓性材料としては、例えば加硫ゴム(天然ゴ
ム、合成ゴム)、合成樹脂等を用いることができる。一
般的には天然ゴムまたは合成ゴムで、合成ゴムとして
は、例えばエチレン−プロピレンゴム(EPR,EPD
M)、ブチルゴム(IIR)、クロロプレンゴム(C
R)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等を用いる
ことができる。また、可撓性材料は、ジョイントパッキ
ング4として要求される弾力性、柔軟性、耐久性等を満
たす上で、ゴム硬度(JIS−A)が40〜70の範囲
のものであることが好ましく、さらに好ましくはゴム強
度が45〜60の範囲のものである。
【0027】拡張バンド5は、周方向に複数段の係合位
置を有する両端部の係合部6を相互に係合させた環体
で、係合部6が、拡張バンド5の拡径方向に摺り抜け可
能で、これによって拡張バンド5の拡径を許容し、しか
も摺り抜け後の拡径位置で再係合して拡張バンド5の縮
径を係止可能なものである。
【0028】本例の拡張バンド5は、特に図3に示され
るように、両端部が中央部の幅の約1/2の幅となって
拡張バンド5の中心軸方向にオーバーラップされてお
り、このオーバーラップ部分に形成された係合部6が、
拡張バンド5の中心軸方向に向き合って互いに係合する
複数の鋸刃状突起14で構成されている。各鋸刃状突起
14は、拡張バンド5の拡径方向に当接する面が斜面、
拡張バンド5の縮径方向に当接する面が立ち上げ面で、
拡張バンド5の拡径方向には斜面同士が摺り抜け可能で
その拡径を許容するが、拡張バンド5の縮径方向には立
ち上げ面同士が当接してその縮径を係止するものとなっ
ている。また、拡張バンド5は、縮径方向に弾性的に付
勢されていて、この付勢力によって係合部6の係合が維
持されて、開環部のない一連の環体をなすものとなって
いると、取り扱いやすく、しかも係合部6の不用意なず
れによる係合不良も生じにくいので好ましい。
【0029】本例の係合部6は、互いに係合する複数の
鋸刃状突起14が設けられていることにより、鋸刃状突
起14の1ピッチ毎の複数段の係合位置を有するものと
なっている。即ち、鋸刃状突起14の1ピッチ毎の多段
に拡張バンド5を拡径可能であり、しかも拡径後は、こ
の各拡径位置における鋸刃状突起14の再係合により、
拡張バンド5の縮径が係止されることになる。従って、
図1に示されるマンホール1の側面孔2の径に誤差や変
動があっても、拡張バンド5の拡径量を鋸刃状突起14
の1ピッチ毎に調節することで、容易に適切な拡径量が
得られ、ジョイントパッキング4の外筒部7を確実に側
面孔2の内周壁面に圧接させることができる。また、本
例の拡径バンド5は、拡張バンド5の中心軸方向に向き
合って互いに係合する複数の鋸刃状突起14で係合部6
を構成しているので、拡径バンド5の外周面に段差を生
じず、拡径バンド5の外周面全面で外筒部7を押圧する
ことができる。
【0030】鋸刃状突起14の立ち上げ面は、図3
(b)に示されるように、拡張バンド5の縮径方向に5
〜25度の立ち上げ角度αをもって当接するものである
ことが好ましい。このような立ち上げ角度αを持たせて
おくと、拡張バンド5の縮径方向の係合時に、鋸刃状突
起14間の噛み合いが深くなって外れにくくなる。立ち
上げ角度αが5度未満ではこのような作用に薄く、25
度を超えると鋸刃状突起4の強度を維持するために鋸刃
状突起4のピッチを大きくしなければならなくなって、
拡張バンド5の細かな拡径量の調整がしにくくなる。
【0031】鋸刃状突起14のピッチは、1〜7mmで
あることが好ましく、さらに好ましくは3〜5mmであ
る。ピッチが1mm未満では、鋸刃状突起14の高さを
強度維持のために十分とりにくく、鋸刃状突起14同士
の係合が不安定になりやすい。ピッチが7mmを超える
と、拡張バンド5の細かな拡径量の調整がしにくくな
る。
【0032】係合部6の長さ(拡径バンド5の周方向長
さ)は、外筒部7の外径の0.05倍〜0.3倍の長さ
であることが好ましい。係合部6の長さが短過ぎると、
拡張バンド5の拡径量の調整範囲が狭く、側面孔2の径
の誤差や変動への対応幅が狭くなり、係合部6の長さが
長過ぎると、不必要な長さに亙る係合部6の形成による
製造コストの無駄を生じる。
【0033】拡張バンド5には、その拡径をジャッキ等
の器具を用いて容易に行うことができるよう、内周側
に、周方向に係合部6を挟んで拡径力作用部15を設け
ておくことが好ましい。図3(b)に示される拡径力作
用部15は、拡張バンド5の内周面に取り付けられたブ
ロック片16側面の溝として設けられているが、使用す
る器具からの拡径力を受け止められるものであれば、
孔、凹部、段差部等であってもよい。
【0034】特に、拡張バンド5両端部の係合部6が、
拡張バンド5の中心軸方向に向き合って互いに係合する
複数の鋸刃状突起14で構成されている場合、拡径力作
用部15は、図3(b)に示されるように、鋸刃状突起
14を互いに押し付ける分力f2 を生じる位置に設定さ
れていることが好ましい。
【0035】すなわち、図3(b)に示されるように、
周方向に係合部6を挟んで設けられる拡径力作用部15
の位置を、それぞれ当該拡径力作用部15が設けられる
側の鋸刃状突起14の刃先側に片寄らせて設定しておく
と、この拡径力作用部15間に器具で拡径力Fを作用さ
せた時に、分力f1 とf2 を生じる。分力f1 は拡張バ
ンド5の周方向に生じ、鋸刃状突起14の係合を拡径方
向にずらす力として作用し、分力f2 は拡張バンド5の
径方向に生じ、鋸刃状突起14を対向方向に相互に押し
付け合う力として作用する。そして、この分力f2 が存
在すると、鋸刃状突起14の拡張バンド5の拡径方向へ
の摺り抜けがこの分力f2 に抗して行われると共に、摺
り抜けた後の鋸刃状突起14の再係合が分力f2 によっ
て確実にもたらされることになる。
【0036】拡張バンド5は、通常、帯板の環体で、例
えばポリカーボネイト、ABS樹脂、強化スチレン樹
脂、硬質塩化ビニル樹脂、高強度ポリエチレン等の合成
樹脂の射出成形品や金属帯板材の曲げ加工品として得る
ことができるが、耐久性、耐食性の点から、ステンレス
スチール製が好ましい。
【0037】次に、上記マンホールジョイントによる施
工方法を図1及び図4〜図7で説明する。
【0038】まず、図4に示されるように、ジョイント
パッキング4の外筒部7を、マンホール1の外側からそ
の側面孔2内嵌め込む。この時、ストッパー11が設け
られていると、このストッパー11がマンホール1の外
面に当接する位置まで嵌め込めばよく、嵌め込み作業が
容易となる。
【0039】次に、図5に示されるように、内筒部8を
中心軸方向に反転させて裏返し、マンホール1の内部へ
押し出す。この内筒部8の反転は、外筒部7を側面孔2
へ嵌め込む前に行っておいてもよい。内筒部8を中心軸
方向に反転させてマンホール1内へ押し出しておくこと
により、次の拡張バンド5のセットおよび拡張バンド5
の拡径作業が容易となる。
【0040】上記内筒部8の反転後、図6に示されるよ
うに、拡張バンド5を外筒部7の内周側に嵌め込み、拡
張バンド5の拡径を行う。この拡張バンド5の拡径は、
例えば図7に示されるように、蝶番部17を支点として
2本のアーム18をV字形に組んだ器具を用い、各アー
ム18の先端を図3(b)で説明した拡径力作用部15
に掛けると共に、ジャッキ19で蝶番部17を押して、
蝶番部17を支点にアーム18を押し広げることで行う
ことができる。この作業を行いやすくするためには、拡
張バンド5の係合部6(図3参照)が下側になるように
セットしておくことが好ましい。また、アーム18は真
っ直ぐなものでもよいが、その押し広げによってできる
だけ拡張バンド5の周方向に沿った拡径力を作用させる
ためには、図7に示されるように、アーム6の先端をや
や外方に屈曲させておくことが好ましい。
【0041】上記拡張バンド5の拡径により、ジョイン
トパッキング4の外筒部7は側面孔2の内周壁面に圧接
されて固定される。
【0042】拡張バンド5の拡径後、再度内筒部4を中
心軸方向に反転させてマンホール1の外へ引き出し、内
筒部8内に配管3を嵌め込んで締結バンド12で締め付
けて図1に示される状態とすることによって作業を終了
する。
【0043】図8はジョイントパッキング4の第2の例
を示す図で、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【0044】基本的には図2で説明したものと同様であ
るが、外筒部7の外周側に外径調整リング19が取り付
けられている点が相違している。
【0045】外径調整リング19は、外筒部7の外周側
に嵌め込まれるもので、この外径調整リング19の厚み
を変更することで、側面孔2(図1参照)の径の誤差や
変動に対する対応幅が増大する。この外径調整リング1
9を設ける場合、位置合わせを容易にするため、外筒部
7の外周に外径調整リング用溝20を設けておくことが
好ましい。また、この外径調整リング19を水膨張性ゴ
ムで形成しておくと、高い止水性が得やすくなる。ま
た、内筒部8の内周側にこの外径調整リング19と同様
の内径調整リング(図示されていない)を設けておく
と、配管3の径の誤差や変動に対応しやすくなる。内径
調整リングを設ける位置は、締結バンド12の位置に対
応する内周側が好ましく、更には外径調整リング用溝2
0と同様の内径調整リング用溝(図示されていない)を
設けておくことが好ましい。
【0046】図9は拡張バンド5の第2の例を示す図
で、(a)は斜視図、(b)は係合部6付近の内周面の
拡大平面図、(c)は係合部6付近の拡大側面図であ
る。
【0047】本例の拡張バンド5は、両端部が拡張バン
ド5の径方向にオーバーラップされており、このオーバ
ーラップ部分に形成された係合部6が、拡張バンド5の
径方向に向き合って互いに係合する複数の鋸刃状突起1
4で構成されている点が前述の第1の例のものと相違し
ている。この点以外は前述の第1の例の拡張バンド5と
同様である。
【0048】本例の拡張バンド5の場合、オーバーラッ
プされる両端部の幅を中央部と等しい幅にできるので、
係合部6の強度維持を図りやすい。また、本例の拡張バ
ンド5においては、外側に重なる端部は、拡張バンド5
の外周面に極端な段差を生じないよう、図示されるよう
に、先端に向かって厚みを漸減させておくことが好まし
い。さらに、本例の拡張バンド5における拡径力作用部
15は、係合部6を構成する鋸刃状突起14が拡張バン
ド5の径方向に重なるものであるので、拡張バンド5の
周方向に向き合う位置に設定しておけばよい。
【0049】図10は拡張バンド5の第3の例を示すも
ので、(a)は斜視図、(b)は係合部6を構成する爪
部22付近の拡大斜視図、(c)は係合部6を構成する
開口部23付近の拡大斜視図、(d)は係合部6付近の
拡大断面図である。
【0050】本例の拡張バンド5は、両端部が拡張バン
ド5の径方向にオーバーラップされており、このオーバ
ーラップ部分に形成された係合部6が、爪部22と開口
部23によって構成されている点が前述の第1の例のも
のと相違している。この点以外は前述の第1の例の拡張
バンド5と同様である。
【0051】爪部22は、内側に重なる端部の外周側に
形成されており、拡張バンド5の縮径方向に斜めに突出
している。また、開口部23は、外側に重なる端部に、
拡張バンド5の周方向に複数形成されていて、それぞれ
爪部22が嵌り合うものとなっている。本例の拡張バン
ド5における係合部6は、拡張バンド5の拡径方向には
斜面となった爪部22の背面によって爪部22が開口部
23から摺り抜けて拡径を許容し、拡張バンド5の縮径
方向には爪部22の先端面が開口部23の側壁と係合
し、縮径を係止するものとなっている。
【0052】本例の拡張バンド5の場合、1個の爪部2
2と複数個の開口部23を形成すれば係合部6を構成で
きるので、係合部6の加工が容易である。但し、爪部2
2は開口部23のピッチに合わせて複数個(開口部23
の数より少ない数)形成することもできる。また、本例
の拡張バンド5において、外側に重なる端部の厚みを先
端に向かって漸減させておくことが好ましいこと、さら
には、拡径力作用部15は拡張バンド5の周方向に向き
合う位置に設定しておけばよいことは上記第2の例の拡
張バンド5と同様である。
【0053】次に、本発明に係るマンホールジョイント
の他の例を説明する。
【0054】図11は、本発明の他の例に係るマンホー
ルジョイントを用いてマンホール1の側面孔2に配管3
を接続した状態の断面図、図12はそのジョイントパッ
キング4を示す図で、(a)は側面図、(b)は断面
図、図13は拡張バンド5を示す図で、(a)は側面
図、(b)は展開状態の平面図である。
【0055】図11に示されるように、マンホール1の
側面孔2は、円筒形をなすマンホール1の側面にあけら
れた円孔であることから、その内周壁面は中心軸方向に
反った環形状をなす。本例のマンホールジョイントは、
側面孔2の内周壁面が中心軸方向に反った環形状をなす
ことを考慮し、より安定した取り付け状態が得られるよ
うにしたものである。
【0056】まず、本例におけるジョイントパッキング
4の外筒部7は、図11及び図12に示されるように、
中心軸方向に反った環形状をなす側面孔2の内周壁面の
形状に合わせ、同様の反りを有する環形状をなすものと
なっている。具体的には、側面孔2の上下に対応する部
分がマンホール1の外側方向にせり出し、側面孔2の左
右に対応する部分がマンホール1の内側方向にせり出し
た形状となっている。従って、外筒部7は、側面孔2の
内周壁面から外れる箇所なく、全体を側面孔2の内周壁
面に密着させることができ、安定した取り付け状態と高
い止水性が得られるものとなっている。
【0057】尚、本例におけるジョイントパッキング4
は、外筒部7が上記反りを有する環形状をなす点及び図
8で説明した外径調整リング用溝21を有する点を除い
て、前述した一実施例におけるジョイントパッキングと
同様である。
【0058】一方、本例における拡張バンド5は、図1
1及び図13に示されるように、上記ジョイントパッキ
ング4の外筒部7と同様に、中心軸方向に反った環形状
をなす側面孔2の内周壁面の形状に合わせ、同様の反り
を有する環形状をなすものとなっている。また、本例に
おける拡張バンド5は、この反りを有する点以外は前述
した一実施例における拡張バンド5と同様である。
【0059】このような反りを有する拡張バンド5の係
合部6を外して展開させた場合、展開状態の平面形状
は、図13(b)に示されるように、なだらかな2山の
波形形状をなしている(上記外筒部7を展開させた場合
も同様)。この波形形状は、マンホールの内側半径をR
1 、側面孔の半径をR2 とした場合、x−y軸平面に下
記式に基づいて描かれる曲線として近似的に求めること
ができる。
【0060】
【数1】
【0061】上記波形形状の帯材を図面上垂直方向に屈
曲させて環状に形成すると、前述した反りを有する環形
状の拡張バンド5とすることができる。この反りを有す
る拡張バンド5の場合、例えばマンホール1の厚みとほ
ぼ等しい幅ものもとしても、全体を側面孔2の内周壁面
に向き合わせて位置させることができ、外筒部7を側面
孔2の内周壁面へしっかり圧着させることができる。仮
に上記反りのない拡張バンド5とした場合、側面孔2の
内周壁面から部分的に外れる箇所を生じやすく、取り付
け状態が不安定になりやすい。側面孔2の内周壁面がな
す環形状の反りは、マンホール1の径が一定の場合、側
面孔2の径が大きくなるほど大きくなり、場合によって
は拡張バンド5を拡径させる時に、拡張バンド5が外れ
てしまいやすくなる。
【0062】本例においては、ジョイントパッキング4
の外筒部7と拡張バンド5の両者が反りを有する環形状
をなすものとしたが、側面孔2の内周壁面がなす環形状
の反り量を考慮し、全周に亙って必要な嵌め込み量が確
保できるよう、外筒部7はやや長めの円筒形とし、拡張
バンド5のみ反りを有するものとしてもよい。しかし、
本例のように、外筒部7と拡張バンド5の両者に反りを
持たせておくと、最小長さの外筒部7によって、当該外
筒部7をしっかり側面孔2の内周壁面に圧着させること
ができるので好ましい。
【0063】本例における拡張バンド5は、図3に明示
されるものと同様の係合部6を有するものとなっている
が、この係合部6は図9、図10で説明した係合部6と
同様のものとすることもできる。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、次の効果を奏するものである。
【0065】(1)本発明における拡張バンド5は、複
数段の係合位置を有する係合部6を備えており、係合部
が6、拡張バンド5の拡径方向に摺り抜け可能で、しか
も摺り抜け後の拡径位置で再係合して拡張バンド5の縮
径を係止可能であることから、マンホール1の側面孔2
の径の誤差や変動に容易に対応できる (2)拡張バンド5に、側面孔2の内壁面がなす環形状
に対応する中心軸方向の反りを持たせることで、大径の
側面孔2に対しても、全体を側面孔2の内周壁面に向き
合わせて位置させることができ、外筒部7を側面孔2の
内周壁面へしっかり圧着させることができる。
【0066】(3)ジョイントパッキング4の外筒部7
にも上記反りを持たせることで、必要最小限の大きさの
外筒部7で安定した取り付け状態が得られる。
【0067】(4)拡張バンド5の内周側に、周方向に
係合部6を挟んで拡径力作用部15を設けておくことに
より、拡張バンド5の拡径作業が容易となる。また、こ
の拡径力作用部15の位置を適切に定めておくことによ
り、拡張バンド5の係合部6を摺り抜けさせて拡径した
後の再係合が確実になる。
【0068】(5)外筒部7の外周側に外径調整リング
19を取り付けるようにすると、この外径調整リング1
9の厚みを変更することで、側面孔2(図1参照)の径
の誤差や変動に対する対応幅が増大する。
【0069】(6)外筒部7の内周面に滑剤を塗布して
おくと、拡張バンド5の拡径時に拡張バンド5と外筒部
7の内周面との間の摩擦が減って、拡張バンド5を拡径
しやすくなる。
【0070】(7)外筒部7の内周側に、拡張バンド5
を嵌め込む拡張バンド用溝10を設けておくと、拡張バ
ンド5を拡径させる際の拡張バンド5の位置ずれを防止
することができ、作業性を高めることができる。
【0071】(8)内筒部8の外周側に嵌め込まれる、
縮径可能な締結バンド12をするものとすると、締結バ
ンド12を縮径して、内筒部8を配管3に対して締め付
け圧着させることができ、シール性が向上し、接続が確
実となる。
【0072】(9)ストッパー11を設けておくと、外
筒部7を側面孔2に嵌め込む際に、ストッパー11が側
面孔2周囲のマンホール11外面に当接し、ジョイント
パッキング4を押し込み過ぎてマンホール1内に脱落さ
せてしまうことがなくなると共に、差し込み深さ合わせ
を容易に行うことができ、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係るマンホールジョイントを用
いてマンホールの側面孔に配管を接続した状態の断面図
である。
【図2】図1におけるジョイントパッキングを示す図で
ある。
【図3】図1における拡張バンドを示す図である。
【図4】施工方法の説明図で、ジョイントパッキングの
外筒部をマンホールの側面孔に嵌め込んだ状態を示す図
である。
【図5】施工方法の説明図で、ジョイントパッキングの
内筒部を中心軸方向に反転させて裏返した状態を示す図
である。
【図6】施工方法の説明図で、ジョイントパッキングの
外筒部の内周側に拡張バンドを嵌め込んだ状態を示す図
である。
【図7】施工方法の説明図で、ジョイントパッキングの
拡径作業状態を一例を示す図である。
【図8】ジョイントパッキングの第2の例を示す図であ
る。
【図9】拡張バンドの第2の例を示す図である。
【図10】拡張バンドの第3の例を示す図である。
【図11】本発明の他の例に係るマンホールジョイント
を用いてマンホールの側面孔に配管を接続した状態の断
面図である。
【図12】図11におけるジョイントパッキングを示す
図である。
【図13】図11における拡張バンドを示す図である。 1 マンホール 2 側面孔 3 配管 4 ジョイントパッキング 5 拡張バンド 6 係合部 7 外筒部 8 内筒部 9 連結部 10 拡張バンド用溝 11 ストッパー 12 締結バンド 13 締結バンド用溝 14 鋸刃状突起 15 拡径力作用部 16 ブロック片 17 蝶番部 18 アーム 19 ジャッキ 20 外径調整リング 21 外径調整リング用溝 22 爪部 23 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】鋸刃状突起14の立ち上げ面は、図3
(b)に示されるように、拡張バンド5の縮径方向に5
〜25度の立ち上げ角度αをもって当接するものである
ことが好ましい。このような立ち上げ角度αを持たせて
おくと、拡張バンド5の縮径方向の係合時に、鋸刃状突
起14間の噛み合いが深くなって外れにくくなる。立ち
上げ角度αが5度未満ではこのような作用に薄く、25
度を超えると鋸刃状突起14の強度を維持するために鋸
刃状突起14のピッチを大きくしなければならなくなっ
て、拡張バンド5の細かな拡径量の調整がしにくくな
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】拡張バンド5の拡径後、再度内筒部を中
心軸方向に反転させてマンホール1外へ引き出し、内筒
部8内に配管3を嵌め込んで締結バンド12で締め付け
て図1に示される状態とすることによって作業を終了す
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】基本的には図2で説明したものと同様であ
るが、外筒部7の外周側に外径調整リング20が取り付
けられている点が相違している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】外径調整リング20は、外筒部7の外周側
に嵌め込まれるもので、この外径調整リング20の厚み
を変更することで、側面孔2(図1参照)の径の誤差や
変動に対する対応幅が増大する。この外径調整リング
を設ける場合、位置合わせを容易にするため、外筒部
7の外周に外径調整リング用溝21を設けておくことが
好ましい。また、この外径調整リング20を水膨張性ゴ
ムで形成しておくと、高い止水性が得やすくなる。ま
た、内筒部8の内側にこの外径調整リング20と同様の
内径調整リング(図示されていない)を設けておくと、
配管3の径の誤差や変動に対応しやすくなる。内径調整
リングを設ける位置は、締結バンド12の位置に対応す
る内周側が好ましく、更には外径調整リング用溝21
同様の内径調整リング用溝(図示されていない)を設け
ておくことが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】上記波形形状の帯材を図面上垂直方向に屈
曲させて環状に形成すると、前述した反りを有する環形
状の拡張バンド5とすることができる。この反りを有す
る拡張バンド5の場合、例えばマンホール1の厚みとほ
ぼ等しい幅のものとしても、全体を側面孔2の内周壁面
に向き合わせて位置させることができ、外筒部7を側面
孔2の内周壁面へしっかり圧着させることができる。仮
に上記反りのない拡張バンド5とした場合、側面孔2の
内周壁面から部分的に外れる箇所を生じやすく、取り付
け状態が不安定になりやすい。側面孔2の内周壁面がな
す環形状の反りは、マンホール1の径が一定の場合、側
面孔2の径が大きくなるほど大きくなり、場合によって
は拡張バンド5を拡径させる時に、拡張バンド5が外れ
てしまいやすくなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】(5)外筒部7の外周側に外径調整リング
20を取り付けるようにすると、この外径調整リング
の厚みを変更することで、側面孔2(図1参照)の径
の誤差や変動に対する対応幅が増大する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】(9)ストッパー11を設けておくと、外
筒部7を側面孔2に嵌め込む際に、ストッパー11が側
面孔2周囲のマンホール外面に当接し、ジョイントパ
ッキング4を押し込み過ぎてマンホール1内に脱落させ
てしまうことななくなると共に、差し込み深さ合わせを
容易に行うことができ、作業性が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡村 常雄 茨城県猿島郡総和町大字丘里10番地3 栗 本ヒューム管株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールの側面孔に嵌め込まれる外筒
    部の一端と、内周側に配管が嵌め込まれる内筒部の一端
    とが、連接部を介して連なった可撓性材料製のジョイン
    トパッキングと、 外筒部の内周側に嵌め込まれる拡張バンドとを有し、 拡張バンドが、複数段の係合位置を有する両端部の係合
    部を相互に係合させた環体で、係合部が、拡張バンドの
    拡径方向に摺り抜け可能で、しかも摺り抜け後の拡径位
    置で再係合して拡張バンドの縮径を係止可能であること
    を特徴とするマンホールジョイント。
  2. 【請求項2】 拡張バンドが、側面孔の内周壁面がなす
    環形状に対応する中心軸方向の反りを有することを特徴
    とする請求項1のマンホールジョイント。
  3. 【請求項3】 外筒部が、側面孔の内周壁面がなす環形
    状に対応する中心軸方向の反りを有することを特徴とす
    る請求項2のマンホールジョイント。
  4. 【請求項4】 拡張バンドが、内周側に、周方向に係合
    部を挟んで拡径力作用部を有しており、この拡径力作用
    部に拡径力を作用させることで拡径されるものであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3いずれかのマンホールジョ
    イント。
  5. 【請求項5】 拡張バンド両端部の係合部が、拡張バン
    ドの中心軸方向に向き合って互いに係合する複数の鋸刃
    状突起で構成され、拡径力作用部が、鋸刃状突起を互い
    に押し付ける分力を生じる位置に設定されていることを
    特徴とする請求項4のマンホールジョイント。
  6. 【請求項6】 外筒部の外周側に、外径調整リングが取
    り付けられていることを特徴とする請求項1〜5いずれ
    かのマンホールジョイント。
  7. 【請求項7】 外筒部の内周面に滑剤が塗布されている
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれかのマンホールジ
    ョイント。
  8. 【請求項8】 外筒部の内周側に、拡張バンドが嵌め込
    まれる拡張バンド用溝が形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜7いずれかのマンホールジョイント。
  9. 【請求項9】 内筒部の外周側に嵌め込まれる、縮径可
    能な締結バンドを有することを特徴とする請求項1〜8
    いずれかのマンホールジョイント。
  10. 【請求項10】 内筒部との連接側とは反対側の外筒部
    の端部に、ストッパーが外方に突設されていることを特
    徴とする請求項1〜9いずれかのマンホールジョイン
    ト。
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