JP2003516788A - コーヒー製造装置のファネル用ガスケット - Google Patents

コーヒー製造装置のファネル用ガスケット

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JP2003516788A
JP2003516788A JP2001544553A JP2001544553A JP2003516788A JP 2003516788 A JP2003516788 A JP 2003516788A JP 2001544553 A JP2001544553 A JP 2001544553A JP 2001544553 A JP2001544553 A JP 2001544553A JP 2003516788 A JP2003516788 A JP 2003516788A
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bell
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ジョーゲンセン，カルステン
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ピーアイ−デザイン アクチエンゲゼルシャフト
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    • A47J31/00—Apparatus for making beverages
    • A47J31/44—Parts or details or accessories of beverage-making apparatus
    • A47J31/4403—Constructional details

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Abstract

(57)【要約】 本発明は密閉容器中へ水を入れて沸騰させ、その沸騰水を昇水管を通してファネル中へ圧縮しつつ注ぎ込み、沸騰水が挽いたコーヒーから芳香と香味を抽出し、出来上がったコーヒー飲料をファネルの注ぎ口に取り付けたフィルターを通して密閉容器へ濾過しながら戻す方式のコーヒー製造装置のファネル用ガスケットに関し、明細書の冒頭で述べた方式のコーヒー製造装置のファネル（２）用ガスケットを提供することを目的とする。ガスケットは、圧力差を制限あるいは同一水準化するため水柱数百ミリ以上の圧力差において適当な変形を受ける。さらに、ガスケットは洗浄及び交換のため簡単に取り外しでき、コーヒーの製造中の温度や生ずる化学的条件にも耐えうる。本発明の目的は、軟質プラスチックを用いて製造され、及び昇水管（５）にぴったり嵌まる直径をもつ中心スリーブ（８）、外側のベル形を呈しかつショールダー（７）を備えたフランジ（９）、スカート（１０）、ビード（１１）、及び前記ベル形フランジ（９）のショールダー（７）を前記中心スリーブ（８）へ連結する平たい膜状の部分（１２）から構成されるガスケットにより達成される。前記ビードはファネル（２）上の対応する固定手段（３ａ）へ引っ掛けてガスケット（１）をファネル（２）上へ固定するように設計されている内側固定手段（３ｂ）を備えて作られ、前記ベル形フランジ（９）のショールダー（７）の直径はベル形フランジ（９）のスカート（１０）の直径よりも大きくがビード（１１）の直径よりも小さく作られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の技術的範囲 本発明は、密閉容器中へ水を入れて沸騰させ、その沸騰水を昇水管を通してフ
ァネル中へ圧縮しつつ注ぎ込み、沸騰水が挽いたコーヒーから芳香と香味を抽出
し、出来上がったコーヒー飲料をファネルの注ぎ口に取り付けたフィルターを通
して密閉容器へ濾過しながら戻す方式のコーヒー製造装置のファネル用ガスケッ
トに関する。
【０００２】 発明の背景 上述した構成のコーヒー製造装置用ガスケットはデンマーク特許ＤＫ９０７７
６及びＤＫ９８３１０において既知である。これら特許においては、ガスケット
は楔形のファネルとして機能する中心管上に配置され、コーヒー製造装置の密閉
容器の開口部中へと押し込まれる構成である。かかる構成において、前記ガスケ
ットは沸騰期間中における密閉容器中の過圧状態と出来上がったコーヒーを戻す
段階における密閉容器中の部分的減圧状態の保持を補助する役割を担っている。
【０００３】 しかしながら、このコーヒー製造方法には沸騰中に危険な程度に至るほど大き
な過圧状態が起こり得、かかる過圧状態にあっては密閉容器の破裂破損を引き起
こし、周囲の人達を危険に晒すことになる可能性がある等の一連の欠点がある。
また、ＤＫ９８３１０に記載されたガスケットには周縁型螺子様スロットが取り
付けられており、このスロットが密閉容器中の過圧状態の低下にある程度働いて
いると思われる。
【０００４】 技術的課題 従って、本発明の目的は冒頭で述べた方式のコーヒー製造装置のファネル用ガ
スケットであって、圧力差を制限あるいは同一水準化する観点から水柱数百ミリ
以上の圧力差において適宜変形され得る前記ガスケットを提供することである。
さらに、ガスケットは洗浄あるいは交換の観点から簡単に取り出すことができ、
またコーヒーの製造中に生ずる温度や化学的条件に耐えられるものでなければな
らない。
【０００５】 解決手段 本発明によれば、上記目的は冒頭で述べた方式のコーヒー製造装置のファネル
用ガスケットによって達成できる。本ガスケットはプラスチックの１種から成り
、及び昇水管にぴったり嵌まる直径をもつ中心スリーブと、外側のベル形かつシ
ョールダーを備えるフランジと、スカートと、ビード及び前記ベル形フランジの
ショールダーを前記中心スリーブと連結する平たい膜状の部分から構成される。
前記ビードはファネル上の対応する固定手段へ引っ掛けてガスケットをファネル
上へ固定するように設計されている内側固定手段を備えて製造され、前記ベル形
フランジのショールダーの直径はベル形フランジのスカートの直径よりも大きく
、かつビードの直径より小さく作られている。
【０００６】 本ガスケットの好ましい実施態様においては、使用されるプラスチックは主と
してＥＰＤＭである。ＥＰＤＭは耐熱性であり、コーヒー中に存在する酸にもス
チーム圧に依存する温度にも耐久性であることではかかる用途には最適な性質を
もつ材料である。さらに、ＥＰＤＭは温度の上昇とともに軟化するのでガスケッ
トの変形をさらに容易にする。ＥＰＤＭは同時に有利な熟成特性をもつので、一
定条件下において減圧加圧耐久性継手としての使用に関しては総合的に考慮すれ
ば理想的な材料である。さらに、ガスケットは皿洗い機での洗浄にも適するので
好都合である。なお、前記プラスチックはシリコンゴムあるいは類似の物質であ
ってもよい。
【０００７】 本発明はファネルと密閉容器の開口部間に気密性を確保できる継手を提供して
密閉容器内と周囲環境間に圧力差を作り出すことを可能にするものである。意図
しない圧力の上昇が密閉容器内で起こった場合、かかる圧力は主にガスケットの
平らな部分に影響して、ガスケットの軸の移動を起こし、これに対応してショー
ルダーの直径の減少を引き起こす。これによりガスケットの取り出しが容易にな
り圧力の平準化へと至らしめる。
【０００８】 密閉容器内が意図することなく減圧された場合、ガスケットの平らな部分も軸
方向と反対方向に影響を受けて対応的にショールダーの直径を再度減少させる。
そのためファネルの取り外しが容易となり圧力の平準化が行われる。しかしなが
ら、この時圧力勾配は反対方向となるのでファネルの取り外しが困難となる可能
性がある。かかる理由から、密閉容器を構成するポットはその開口部の外側に一
段高い端部を備えるべきであり、ポットからファネルを取り外すためにはこの端
部の周囲へファネルを傾かせることができるようにすべきである。
【０００９】 前記ガスケットが壊れることを防止するため、ガスケットはその内側でファネ
ルアダプタにより支持される。ファネルアダプタはファネル上を固定手段から昇
水管に対して同心円状に移動する。大きな圧力差でガスケットの直径が減少する
ことを容易にするため、ショールダー内側のガスケットの直径はこの位置ではフ
ァネルアダプタの直径より大きく形成されている。これにより、圧力がガスケッ
トに影響する結果としてショールダーが半径方向へ移動するための空間が確保さ
れる。
【００１０】 ガスケットの固定手段とファネルが、ガスケット上のスロットと同スロット断
面に対応する断面をもつファネル上のビードから成ることは好都合である。かか
る固定手段は複雑なものではないので製造上コスト面で有利である。この固定手
段を差込継手のように、あるいは内螺子あるいは外螺子のように設計することも
可能である。しかし、このように設計するとガスケットの取り扱いが複雑になり
、同時に製造コストの低減もできなくなる。
【００１１】 本発明によるさらに他の好ましいガスケットの実施形態は従属クレームとして
記載する。
【００１２】 実施態様の説明 図１に示すように、本発明に係るガスケット１は冒頭で示した方式のコーヒー
製造装置のファネル２の上部に設置される。本実施態様によるガスケット１は本
願の使用目的に関して有利な特性をもつことが実証されているＥＰＤＭを用いて
形成されている。図１には、ガスケット１がビード３ａを介してファネル２へ取
り付けられた状態が示されている。ガスケット１はその内側の軸方向にファネル
アダプタ４によって支持される。ファネルアダプタ４はファネル２上を固定手段
３ａから昇水管５に対して同心円状に移動する。このファネルアダプタ４はガス
ケット１が大きな過圧状態下で簡単に壊れないように崩壊を防止すること、及び
それ以上にガスケット１の例えばプラスチックの変形による半径方向の減少を確
実にすることを目的としている。
【００１３】 大きな圧力差でのガスケット１の直径の減少を容易にするため、ショールダー
７の内側６のガスケット１の直径をその位置でのファネルアダプタ４の直径より
も大きくしている。これにより、圧力がガスケット１へ影響した結果としてショ
ールダー７が半径方向へ移動するために十分な空間が確保される。
【００１４】 図２はガスケット１の断面図であり、ガスケット１の各部分が示されている。
ガスケット１は取り付けた際に昇水管５にぴったり嵌合する中心スリーブ８、シ
ョールダー７をもつ外側のベル形をしたフランジ９、スカート１０、ビード１１
及びベル形フランジ９のショールダー７を前記中心スリーブ８へ連結する平らな
膜状の部分１２を備えて構成される。ビード１１は、ファネル２上の対応するビ
ード３ａ中へ引っ掛けてファネル２へガスケット１を固定するように設計された
内側のスロット３ｂを備えて作られている。さらに、図２はベル形フランジ９の
ショールダー７がベル形フランジ９のスカート１０の直径よりも大きい直径をも
つこと、及びショールダー７の直径が前記ビード１１の直径よりも小さいことを
示している。
【００１５】 コーヒー製造装置の通常の使用期間中は、ガスケット１はファネル２上に置か
れていなければならない。しかし、ガスケット１の洗浄が必要となった場合は、
ビード１１をファネル２のビード３ａから捻りとって例えば皿洗い機を用いて洗
浄することが可能である。次いでガスケット１をファネル２のビード３ａへ取り
付け直せば直ぐに再使用の準備が整うことになる。
【００１６】 本実施態様は単なる例示であり、本発明は図面に示された態様に限定されるも
のではない。当業者にとっては本発明の改変及び変形を為すことは自明であり、
またこれらの改変・変形は本発明の範囲内に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
本発明の１実施態様例を図に示す。
【図１】 本発明に係るガスケットがファネル上へ置かれた状態を示す詳細
模式図。
【図２】 本発明に係るガスケットの軸方向の断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ， ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，Ｊ Ｐ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ 【要約の続き】 トにより達成される。前記ビードはファネル（２）上の 対応する固定手段（３ａ）へ引っ掛けてガスケット （１）をファネル（２）上へ固定するように設計されて いる内側固定手段（３ｂ）を備えて作られ、前記ベル形 フランジ（９）のショールダー（７）の直径はベル形フ ランジ（９）のスカート（１０）の直径よりも大きくが ビード（１１）の直径よりも小さく作られている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】密閉容器中へ水を入れて沸騰させ、その沸騰水を昇水管を通し
    てファネル中へ圧縮しつつ注ぎ込み、沸騰水が挽いたコーヒーから芳香と香味を
    抽出し、出来上がったコーヒー飲料をファネルの注ぎ口に取り付けたフィルター
    を通して密閉容器へ濾過しながら戻す方式のコーヒー製造装置のファネル用ガス
    ケットであって、 前記ガスケット（１）は軟質プラスチックを用いて製造され、及び 昇水管（５）にぴったり嵌まる直径をもつ中心スリーブ（８）、 外側のベル形のかつショールダー（７）を備えたフランジ（９）、 スカート（１０）、 ビード（１１）、及び 前記ベル形フランジ（９）のショールダー（７）を前記中心スリーブ（８）へ
    連結する平たい膜状の部分（１２）から構成され、及び 前記ビード（１１）はファネル（２）上の対応する固定手段（３ａ）へ引っ掛
    けてガスケット（１）をファネル（２）上へ固定するように設計されている内側
    固定手段（３ｂ）を備えて製造され、 前記ベル形フランジ（９）のショールダー（７）の直径はベル形フランジ（９
    ）のスカート（１０）の直径よりも大きく、かつビード（１１）の直径より小さ
    く作られていることを特徴とする前記ガスケット。
  2. 【請求項２】前記プラスチックがＥＰＤＭであることを特徴とする請求項１
    項記載のガスケット。
  3. 【請求項３】前記ガスケットは、ファネル（４）上の固定手段（３ａ）から
    昇水管（５）に対して同心円状に移動するファネルアダプタ（４）によって内側
    から支持されていることを特徴とする請求項１項または２項記載のガスケット。
  4. 【請求項４】前記ガスケット（１）及びファネル（２）上の前記固定手段（
    ３ｂ）はガスケット（１）上のスロット（３ｂ）とファネル（２）上のビード（
    ３ａ）から成り、ビード（３ａ）は前記スロット（３ｂ）に対応する断面をもつ
    ことを特徴とする前述した請求項のいずれか１項記載のガスケット。
JP2001544553A 1999-12-16 2000-12-08 コーヒー製造装置のファネル用ガスケット Pending JP2003516788A (ja)

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AU (1) AU774124B2 (ja)
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DE (1) DE60003458T2 (ja)
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ES (1) ES2198363T3 (ja)
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NZ (1) NZ519529A (ja)
PT (1) PT1237448E (ja)
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