JPH1121770A - 屋根下葺材 - Google Patents
屋根下葺材Info
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- JPH1121770A JPH1121770A JP19920997A JP19920997A JPH1121770A JP H1121770 A JPH1121770 A JP H1121770A JP 19920997 A JP19920997 A JP 19920997A JP 19920997 A JP19920997 A JP 19920997A JP H1121770 A JPH1121770 A JP H1121770A
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- JP
- Japan
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- asphalt
- water
- nonwoven fabric
- synthetic fiber
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- Granted
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- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
湿せず、釘穴シール性の良好な新規な屋根下葺材を提供
する。 【解決手段】 アスファルトを含浸させた合成繊維不織
布を芯材とし、その両面に、スチレン−ブタジエン−ス
チレン・ブロックコポリマーを1〜15%混合したアス
ファルトからなる防水兼接着層を設け、該防水兼接着層
の一方には鉱物粉粒層を、他方には溌水性を付与した合
成繊維不織布層をそれぞれ設け、高い寸法安定性や引き
裂き強度などの特性が得られるように構成した。
Description
び金属などの屋根材を施工する際に、該屋根材と野地板
との間に介在せしめて屋根の防水性を保持するための屋
根下葺材に関するものである。
は紙にアスファルトまたはピッチを含浸させたアスファ
ルトフェルトを芯材とし、その両面にフィラーを混入し
たブローンアスファルトを塗布し、粘着防止のためにタ
ルク、珪砂などの鉱物粉粒を全面に撒着させたアスファ
ルトルーフィングが多く用いられていた。
ァルト自身が優れた疎水性と、高い耐腐朽性を有するこ
とから、特に、耐水性及び耐久性には高い性能を発揮す
るものであった。
スファルトルーフィングは、芯材が紙にアスファルトな
どを含浸させたものであるため機械的強度や低温特性に
欠け、野地板の表面への施工中や施工後において強い風
に煽られるなどの外力が加わると破れることがあった
り、冬期に脆くなり、折り曲げ部に亀裂が入り易く、そ
の亀裂部位からの漏水の虞れがあった。
の吸水・吸湿のために寸法安定性が悪いばかりでなく、
釘穴シール性にも劣り、釘の周囲からの漏水の問題があ
るなど種々の問題があった。
で、機械的強度や低温特性に優れ、しかも吸水吸湿せ
ず、釘穴シール性も良好な新規な屋根下葺材を提供する
ことを目的としている。
め、本発明は、アスファルトを含浸させた合成繊維不織
布を芯材とし、その両面に、スチレン−ブタジエン−ス
チレン・ブロックコポリマーを1〜15%混合したアス
ファルトからなる防水兼接着層を設け、該防水兼接着層
の一方には鉱物粉粒層を、他方には溌水性を付与した合
成繊維不織布層をそれぞれ設け、高い寸法安定性や引き
裂き強度や低温特性に優れ、高い釘穴シール性が得られ
るように構成している。
粉粒層が、表面に白色系塗料を塗布してなるものである
ことを特徴とし、鉱物粉粒層の脱落防止や意匠性の向上
及び墨打ち性の付与など商品価値の向上が期待できるよ
うに構成している。
図面に基づいて説明する。図において、1は本願下葺
材、2は本願下葺材1の芯材である。芯材2はアスファ
ルト3を含浸させた合成繊維不織布4で構成されてい
る。
からなる防水兼接着層5を設け、該防水兼接着層5の一
方には鉱物粉粒層6を、他方には溌水性を付与した合成
繊維不織布層7をそれぞれ設けている。
繊維不織布4は、耐熱性を向上させるため、30〜10
0g/m2 厚のバインダータイプの不織布を使用し、こ
れに含浸させるアスファルトは、ストレートアスファル
ト、ブローンアスファルトであるかを問わない。また、
素材繊維としては、例えば、ビニロン、ポリエステル等
のプラスチック繊維がある。
で構成され、そのベースアスファルトは、ストレートア
スファルトであるか、ブローンアスファルトであるかを
問わない。また、ベースアスファルトには必要に応じて
タルク、消石灰等のフィラーを混入させることは自由で
ある。
ァルトには、1〜15%のスチレン−ブタジエン−スチ
レン・ブロックコポリマー(SBS)を混合する。これ
は低温時の脆性や高温時のダレの改善に優れ、低温時の
耐折性と、高温時の機械的強度を大幅に向上させ、ま
た、釘穴シール性も大幅に向上させるようになるからで
ある。
としたのは「1%未満」の場合は低温耐折性や高温時の
機械的強度を向上させることにはならいし、釘穴シール
性を高めることにはならない。一方、「15%を越え
る」とコスト高となり実用に供し得なくなる。
を構成する合成繊維不織布層7は、10〜60g/m2
厚のもので、引き裂き強度を増加させるために使用して
いるものである。
現象を改善するために溌水性を付与している。例えば、
合成繊維不織布にワックスの溶液を噴霧するなどするこ
とにより溌水性を付与することが可能である。勿論、他
の加工法により溌水性を付与してもよい。
兼接着層5の表面の付着性を防止すること、及び引き裂
き強度の低減防止のために使用するもので、アスファル
トを意図的に含浸させないことが好ましい。
を構成する鉱物粉粒層6は、前記SBS入りアスファル
トからなる防水兼接着層5の表面に珪砂その他の鉱物粉
粒を撒着してなる。これは防水兼接着層5の付着性を防
止するためのものである。即ち、保管時のブロッキング
を防止するためのものである。
粒の脱落防止と商品価値の向上を図るために塗料8を塗
布することもある。
(従来品)を1m2 大に切断し、その四隅角部を12m
m厚のベニヤ板の上面に釘止めしたものと、アスファル
トを含浸させたポリエステル不織布の両面に、SBS1
0%を混合したアスファルトからなる防水兼接着層を総
厚で1mmになるように塗布した後、その片面に珪砂を
撒着させ、かつ、他の片面にワックスにより溌水性が付
与したポリエステル不織布を設けてなる本願品(請求項
1)を1m2 大に切断し、その四隅角部を同様の下地板
の上面に釘止めしたものを用意し、これに降雨量12m
m/(時間)に相当する散水を24時間かけた後、漏水
の有無と寸法変化を観察したところ、従来品には弛みが
目立ち、釘穴より漏水したが、本願品は殆ど変化がな
く、漏水はなかった。
速さでアスファルトルーフィング22kgの従来品と、
実施例1で示した本願品とを巻き付けた時に亀裂の入ら
ない温度を5°C間隔で測定したところ、従来品の限界
温度は+10°C、本願品の限界温度は−5°Cであっ
た。
ルトを含浸させた合成繊維不織布を芯材とし、その両面
に、スチレン−ブタジエン−スチレン・ブロックコポリ
マーを1〜15%混合したアスファルトからなる防水兼
接着層を設け、該防水兼接着層の一方には鉱物粉粒層
を、他方には溌水性を付与した合成繊維不織布層をそれ
ぞれ設けたことを特徴としているから、高い寸法安定性
や引き裂き強度などの特性が得られるとともに、優れた
低温特性と釘穴シール性を発揮できるという効果を奏す
るものである。
粉粒層が、表面に白色系塗料を塗布してなるものである
ことを特徴とし、鉱物粉粒層の脱落防止や意匠性の向上
及び墨打ち性の付与など商品価値の向上が期待できると
いう優れた効果を奏するものである。
た状態を示す要部拡大断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 アスファルトを含浸させた合成繊維不織
布を芯材とし、その両面に、スチレン−ブタジエン−ス
チレン・ブロックコポリマーを1〜15%混合したアス
ファルトからなる防水兼接着層を設け、該防水兼接着層
の一方には鉱物粉粒層を、他方には溌水性を付与した合
成繊維不織布層をそれぞれ設けたことを特徴とする屋根
下葺材。 - 【請求項2】 前記鉱物粉粒層が、表面に白色系塗料を
塗布してなるものであることを特徴とする請求項1に記
載の屋根下葺材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19920997A JP4021524B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 屋根下葺材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19920997A JP4021524B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 屋根下葺材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1121770A true JPH1121770A (ja) | 1999-01-26 |
JP4021524B2 JP4021524B2 (ja) | 2007-12-12 |
Family
ID=16403956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19920997A Expired - Lifetime JP4021524B2 (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 屋根下葺材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4021524B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2687367A1 (en) * | 2012-07-17 | 2014-01-22 | Silcart S.p.A. | Bituminous underlay structure for non-continuous coverings |
CN109441029A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-03-08 | 盐城工业职业技术学院 | 一种含拒水纤维夹层的中空防水保温建筑楼顶 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP19920997A patent/JP4021524B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2687367A1 (en) * | 2012-07-17 | 2014-01-22 | Silcart S.p.A. | Bituminous underlay structure for non-continuous coverings |
CN109441029A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-03-08 | 盐城工业职业技术学院 | 一种含拒水纤维夹层的中空防水保温建筑楼顶 |
CN109441029B (zh) * | 2018-12-20 | 2024-05-07 | 盐城工业职业技术学院 | 一种含拒水纤维夹层的中空防水保温建筑楼顶 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4021524B2 (ja) | 2007-12-12 |
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