JPH11216438A - 管内面の洗浄処理方法 - Google Patents

管内面の洗浄処理方法

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JPH11216438A
JPH11216438A JP10321973A JP32197398A JPH11216438A JP H11216438 A JPH11216438 A JP H11216438A JP 10321973 A JP10321973 A JP 10321973A JP 32197398 A JP32197398 A JP 32197398A JP H11216438 A JPH11216438 A JP H11216438A
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cleaning
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Hideki Yabushita
秀記 薮下
Kazuhiko Matsuno
和彦 松野
Takuzo Hashimoto
卓三 橋本
Kanji Araki
幹士 荒木
Yuji Kawanaka
雄二 川中
Kiyoshi Araki
清 荒木
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Santec Co Ltd
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Santec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管内面の十分な洗浄又は表面処理が可能であ
り、しかも、治具を支持するワイヤー等も摩耗等し難い
管内面の洗浄処理方法を提供すること。 【解決手段】 管2内にこの管内面2cと隙間Cを有す
る治具3を挿入し、管内面2cを洗浄するための粉体を
管2の一端である上流端2aから空気により加圧供給す
る。そして、管2内に挿入した圧縮力に耐え得るワイヤ
ー等4を管2の他端である下流端2b側から操作するこ
とにより治具3を管2内で移動させることで、管内面2
cに付着するスケールS等を順次除去する。管2の下流
端からこの管2内の粉体をさらに吸引することが望まし
い。粉体を空気により送り出すのみならず、液体により
加圧供給してもよい。また、本方法は管内面2cの表面
処理にも適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管内面の付着物を
除去し又は管内面の表面を処理する管内面の洗浄処理方
法に関するものである。さらに詳しくは、原子力発電プ
ラント、石油石化プラントなど各種プラント、ビル及び
機械等に使用されている各種配管及びチューブの内面に
付着するスケールを除去する等のための洗浄方法、並び
に、管内面に改質や機械的加工等を施す等の表面処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧縮空気又は液体等を用いて
管内面に付着するスケールを除去する方法については、
「ピグ方式」及び「ノズル方式」が提唱されている。
【0003】ピグ方式では、配管等端部より入れたピグ
と呼ばれる切削刃の付いた冶具を圧縮空気又は液体にて
押し込むと共に、これに回転力を与える。そして、この
回転に伴って切削刃によりスケールを削ることで、これ
を除去しようとする方式である。本方式によれば、圧縮
空気又は液体はピグを押込・回転させるための駆動源に
過ぎず、圧縮空気等は直接的にスケール除去を行うもの
ではない。
【0004】一方、ノズル方式は、配管等の端部よりホ
ースの付いたノズルを挿入し、このノズルから液体又は
粉体を配管等の内表面に吹き付け、スケール等の洗浄除
去を行う方式である。
【0005】しかし、ピグ方式では、ピグの切削刃が配
管等に噛み込んで、逆にピグを配管などに詰まらせてし
まうおそれがあった。一方、ノズル方式では、粉体や液
体を吹き出す孔やこれら粉体等を供給するホースとの継
ぎ目が必要であるから、ノズル全長が長くなり、管路が
屈曲する配管等の場合には、その洗浄が非常に困難であ
った。しかも、加圧された粉体や液体を供給するには肉
厚があり丈夫なホースを用いる必要があるが、配管等の
内径が小さいと、粉体や液体の供給が不十分となって、
洗浄効率が低下する。
【0006】そこで、特開昭60−232285号公報
にみられるように、管の上流端より管内に延長する紐状
体に衝突体を連結し、ブラスト材混入液を衝突体に衝突
させて拡散させ、管内の洗浄を行う方法が提唱されてい
る。
【0007】しかし、同方法では、ブラスト材混入液を
十分な速度で衝突体に衝突させるために、衝突体を支持
するための紐状体にはあまり太いものを用いることがで
きないという制約がある。したがって、同方法によれ
ば、ブラスト材等により紐状体が摩耗して切断され易く
なるか、それを避けようとすれば、紐状体が太くなって
衝突体近傍で十分な流速が得られずに洗浄が不十分とな
る不都合があった。また、同方法では衝突体が管内で傾
斜したり偏った生じた場合、管内面と衝突体との接触部
分に洗浄むらを生じる恐れがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の実状に鑑
みて、本発明の第一の目的は、管内面の十分な洗浄又は
表面処理が可能であり、しかも、治具を支持するワイヤ
ー等も摩耗等し難い管内面の洗浄処理方法を提供するこ
とにある。また、本発明の第二の目的は、管内面の全体
にわたって均一に洗浄・表面処理を行うことの可能な管
内面の洗浄処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る管内面の洗浄処理方法の特徴は、管内
面の付着物を除去し又は管内面を表面処理する管内面の
洗浄処理方法であって、管内にこの管内面と隙間を有す
る治具を挿入し、前記管内面を洗浄・処理するための粉
体又は液体等を含む洗浄処理体を前記管の一端である上
流端から加圧供給し、前記管内に挿入した圧縮力に耐え
得るワイヤー等を前記管の他端である下流端側から操作
することにより前記治具を前記管内で移動させることに
ある。
【0010】同特徴方法によれば、治具の上流端側にワ
イヤー等が存在しない。したがって、洗浄処理体を十分
な速度で治具に導き、洗浄効果を向上させることが可能
となる。また、ワイヤー等はその周囲の流速が若干低下
する治具の下流端側に位置するので比較的太いものとす
ることができ、したがってワイヤー等の耐摩耗性も優れ
たものとなる。
【0011】上記特徴方法を実施するに当たっては、前
記加圧供給された洗浄処理体を前記管内の流体と共に圧
縮可能なものとすることが望ましい。例えば粉体を非圧
縮流体である水により加圧供給する場合、ワイヤー等が
かなり太ければ治具の上流端側でも流速が低下すること
もあり得るからである。特に、前記洗浄処理体を気体に
より加圧供給される粉体とするとよい。気体を用いると
液体を用いる場合に比べて治具及びワイヤー等に掛かる
荷重が小さく、また管内が液体で濡れないので後処理も
容易だからである。前記治具を管内で移動させるに際し
てはワイヤー等に捩りを加えながら行うとよい。
【0012】治具が管内で回転し、管内面と治具との接
触部分を変化させて洗浄むらの生じることを防ぐことが
できるからである。このようにワイヤー等に捩りを加え
るには、前記ワイヤー等の操作がこのワイヤー等をリー
ルに巻き取ることで行われ、このリールの巻取部に接す
る平面に沿う方向の成分をもって前記ワイヤー等を屈曲
させた状態でこのワイヤー等を前記リールに巻き取るよ
うにするとよい。
【0013】前記治具には管内面に対する対向面に複数
のスペーサーを設けることが望ましい。治具が管内で傾
くか又は管の一方に片寄っても、隙間が確保できて管内
面の洗浄が可能となるからである。しかも、ワイヤー等
の捩りによる治具の回転が加わると、スペーサーの接触
する部分の洗浄むらも生じ難くなる。
【0014】また、前記治具が前記上流端側に粉体又は
流体を取り入れる取入口とこの取り入れられた粉体又は
流体を前記管内面の複数箇所に向かって吹き付ける吹出
口とを備えるように構成してもよい。吹出口から管内面
に洗浄処理体を吹き付けることによる洗浄効果も期待で
きるからである。この場合、前記治具が略円筒部とこの
略円筒部より小径で前記吹出口を有する部分とにより構
成され、前記取入口は前記略円筒部の前記上流端側にお
けるほぼ全面に開口されるようにしてもよい。大径の取
入口を上流端側に設けることで吹出口からの洗浄処理体
の吹き付け力を向上させることが可能だからである。そ
して、吹出口を螺旋状のスリットとすることで、洗浄処
理体を乱流としてより効率的に管内面に吹き付けること
が可能となる。
【0015】さらに、前記治具が前記管長手方向側に配
向した軸回りで回転する羽根付の回転部を前記上流端側
に備えるように構成することもできる。洗浄処理体は羽
根に衝突することで回転部を回転させ、その結果、乱流
となって管内面に効率よく吹き付けられるからである。
【0016】前記治具には前記上流端側に向かうほど断
面が中心線に収束する分流部を備えるとよい。管の中央
付近を流れる洗浄処理体を管内面側へ導いて衝突させる
ことができるからである。また、この分流部に対する下
流端側に管内面とほぼ平行な略円筒部をさらに備えても
よい。管に対する治具の傾きを防ぐと共に略円筒部と管
内面との隙間に洗浄処理体を高速で流通させることで洗
浄効果を向上させ得るからである。
【0017】前記管の下流端からこの管内の粉体又は液
体をさらに吸引してもよい。治具と管内面との隙間を介
し、粉体等を洗浄除去した付着物等と共に又は単独で円
滑に下流側へ流通させることが可能となるからである。
【0018】前記管の下流端に前記ワイヤー等を挿通す
るワイヤー孔と前記管内をさらに吸引するための吸引孔
と有する下流端治具を装着し、前記ワイヤー孔から前記
管外部の流体が吸引される程度に前記管内の粉体又は液
体を前記吸引孔を介して吸引するとよい。かかる吸引
で、ワイヤー孔から粉体等が外部に流出することを防止
できる。
【0019】
【発明の効果】このように、上記本発明に係る管内面の
洗浄処理方法の特徴によれば、治具の操作用ワイヤー等
を管の下流端から挿入してあるので、上述の如く、洗浄
処理体を十分な速度で治具に導くことができ、管内面の
洗浄・表面処理を十分効率的に行うことができるように
なった。加えて、上述の如くワイヤー等の耐摩耗性を優
れたものとすることで、管内面の洗浄・表面処理の作業
性をも向上させ得るに至った。
【0020】また、上述の如く治具にスペーサーを設け
たり、ワイヤー等に捩りを加えて治具を回転させること
で、管内面の全体にわたって均一に洗浄・表面処理を行
うことが可能となった。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図5を参照しながら
本発明の第一実施形態について説明する。図1は、本発
明に係る管内面を洗浄する方法を実施するための洗浄処
理装置1の概要を示す。管2は、図2に示すように、管
内面2cにスケールSの付着した配管やチューブであ
り、直管の他エルボ等の存在する屈曲した管であるか否
かを問わない。この管2の内部には、上流端2bから下
流端2c側へ流れる洗浄処理体たる粉体(ブラスト材)
Pを管内面2cの全周に分流又は変流(偏流)させるた
めの治具3が挿入されている。また、この治具3は、下
流端2bから上流方向Uへ向かって挿入されるワイヤー
4に接続されている。ワイヤー4の後端側は、図示省略
する駆動源に接続されたリール5により巻き付けられて
いる。
【0022】管2は、上流端2aから下流端2bに至る
その全管路において密閉され、各上流端2a及び下流端
2bにはそれぞれ上流端治具6及び下流端治具7が嵌め
込まれている。上流端治具6には、加圧ポンプ8a及び
加圧管8bを介して圧縮された空気を送通可能である。
加圧ポンプ8aと上流治具6の間の加圧管8bには、空
気取入口9bによって外気を導入可能な粉体供給タンク
9が粉体供給路9aを介して接続されている。そして、
粉体供給路9a内部の粉体Pが、加圧管8bを介して管
2内に管内面2cを洗浄すべく導入されるようになって
いる。
【0023】下流端2b側の下流治具7には、ワイヤー
4を送通するためのワイヤー孔7aと、管2内部の粉体
Pを空気と共に吸引するための吸気孔7bとが形成され
ている。この吸気孔7bは、吸気管10b,粉体トラッ
プ11及び排気管10cを介して吸気ポンプ10aに接
続されている。粉体トラップ11は、使用済粉体P’を
分別するためのフィルタ11aを備えており、吸気ポン
プ10aを介して外部に空気のみが排出される。
【0024】図1〜3に示すように、治具3は、上流端
2aに向かうほど中心線Lに収束する円錐型の分流部3
aと、この分流部3aの下流側に連続する管内面2cと
ほぼ平行な略円筒部3bとを備えてなる。略円筒部3b
の直径は、管2の内径よりも小さく、これら両者の間に
は隙間Cが形成される。そして、上流端2aより空気と
共に供給される粉体Pは、分流部3aで管内面2cの全
周にわたって反射・分流又は変流(偏流)され、分流部
3aの上流側において管内面2cに当たると共に隙間C
部分で加速されて、管内面2cに付着したスケールSを
除去する。換言すると、分流部3aは変流部又は偏流部
ともいえる。
【0025】治具3の下流側である後端には、雌ねじ部
3cが形成してあり、ワイヤー4先端の雄ねじに螺合さ
せることでワイヤー4に対して着脱可能となっている。
このワイヤー4としては、下流端2b側からの治具3の
押込が可能であるように圧縮力と回転トルクとに耐える
捻りスプリング状のワイヤーを用いている。このワイヤ
ー4は、ある程度の引っ張り力にも耐え得るようになっ
ており、治具3が管内面2cに引っ掛かってもワイヤー
4の操作で引っ掛かりを解除できる。さらに、略円筒部
3bは、中心線L方向に対するある程度の長さを有する
ことで、押込による治具3全体の傾きを防いでいる。な
お、従来のノズル方式に比較して略円筒部3bの中心線
L方向の長さは格段に短いので、図4の如く管2の管路
がエルボ等により例え屈曲していても、分流部3を管2
内部で自由に移動させることが可能となっている。
【0026】リール5は、図示しない駆動源によりワイ
ヤー4を巻き取って分流部3を下流端2b側へ移動させ
る。リール5はワイヤー孔7aを貫通するワイヤー4の
中心線Mと平行に配置したリール中心軸5a周りで駆動
回転する。ワイヤー4は、ワイヤー係止部5cを支点と
して屈曲し、リール5の巻取部5dに対して巻き取られ
る。そして、リール巻取部5dに接する平面に沿う方向
の成分をもってワイヤー4を屈曲させることで、ワイヤ
ー4へ巻取時に捩りを加え、その結果、治具3にトルク
を与えて回転させている。この様なワイヤー4の捩りを
発生させるには、ワイヤー中心線Mとリール巻取方向線
5bとが平面視で直交しない配置とすればよい。本例で
は、リール巻取部5dに接する平面内でワイヤー中心線
Mとリール巻取方向線5bとが交差するようにワイヤー
4を屈曲させている。
【0027】上述したように管2内ではワイヤー4は図
4の如く螺旋状に蛇行しており、治具3も同図の如く傾
くことも生じ得る。図5(a)の場合は治具3の略円筒
部3bの前後端がそれぞれ管2内面の上下に接触してい
るので、接触部において洗浄むらが生じ易い。そこで、
図4の如くワイヤー41に捩りを加えることで図5
(a)(b)の如く治具3に管2の長手方向に沿う軸回
りでの回転を与えて、接触部における洗浄むらの発生を
防いでいる。
【0028】粉体Pの外部流出を防ぐためには、ワイヤ
ー孔7aをできるだけ小さくすることが望ましい。ま
た、本実施形態では、ワイヤー孔7aから管2外部の空
気が吸引される程度に、吸気ポンプ10aの出力を調整
している。なお、スケールSの付着量によって抵抗の変
動が生じるので、スケールSが付着していないか又は非
常に少ない管2の部分に治具3を位置させて、ワイヤー
孔7aから外気が吸収される程度に吸気ポンプ10aの
出力を調整することが望ましい。
【0029】実施に際しては、まず、管2のうちスケー
ルSの付着した部分を送通可能な直径の略円筒部3bを
選択し、ワイヤー4に取り付ける。この分流部3aを下
流端2b側から管2内に挿入し、上流端2a近傍へ至る
まで押し込む。次いで、上流端治具6,下流端治具7を
上流端2a及び下流端2bにそれぞれ嵌合させ、加圧ポ
ンプ8a,吸気ポンプ10aを駆動させて粉体Pを空気
と共に管2へ送り込む。そして、適当な速度でリール5
によりワイヤー4を巻き取って、治具3を上流端2aか
ら下流端2b側に移動させる。この移動に伴って、治具
3の上流方向Uや略円筒部3bと管内面2cとの間の隙
間Cにおいて、乱流や高圧流により、管内面2cに付着
したスケールSが除去されることとなる。また、吸気ポ
ンプ10aによる管2内部の吸引で、除去されたスケー
ルSも隙間Cを介して円滑に下流側へ廃棄されることと
なる。なお、図面では各管端2a,2bに各治具6,7
を外嵌させているが、各管端2a,2bに各治具6,7
を内嵌させてもよい。
【0030】上述の構成によれば、洗浄・処理を行う管
そのものを、粉体又は液体の供給ホースとして利用す
る。したがって、管の内径が小さくても、供給ホースを
使用する場合に比較して、高圧状態で十分な流量の粉体
又は液体を供給することが可能となる。また、治具は管
内部の流れを変えて管内面に粉体等を当てることができ
れば足りるので、ノズルを利用する場合に比較して、治
具の全長は短くてもよく、屈曲する管路を有する管への
挿入も容易である。
【0031】ここに発明者らの行った実験の一例を挙げ
る。管2としては、長年使用されてスケールの固着した
内径約20mmのチューブを用いた。分流部3aの先端
角は中心軸Lを基準に45度であり、略円筒部3bの中
心軸L方向の長さは約15mm、直径約12mmのもの
を用いた。粉体Pには炭酸カルシュウム粉末を用い、圧
力3kg/cm2で上流側から加圧した。治具3の引っ
張り速度は4.0m/分とした。かかる条件で、チュー
ブ内のスケールは十分に除去された。もちろん、本発明
の範囲はこれら具体的数値に限定されるものでない。
【0032】スケールSの付着量が多ければ上述のごと
く管2内に治具3を挿入することが困難となる場合も生
じる。そこで、このような場合には、治具3を管2に挿
入せずに前処理として粉体を管2にあらかじめ加圧供給
することでスケールSを全体的に減少させ、治具3の管
2内への挿入を可能としてもよい。前処理を行わない場
合には、前記治具3を外したワイヤー4を下流端2bか
ら管2に挿入し、上流端2aに到達したワイヤー4の先
端に治具3を装着する。そして、その後、下流端2b側
からワイヤー4の後端側を操作することにより、治具3
を管2内に引き込むようにしてもよい。または、リール
5からワイヤー4を外し、上流端2aからワイヤー4の
後端を挿入した後、下流端2b側からワイヤー4の後端
側を操作することにより、治具3を管2内に引き込むよ
うにしてもよい。
【0033】次に、図6〜図21を参照しながら治具の
改変例について説明する。なお、以下の説明において
は、上記実施形態と基本的に異なる部分についてのみ言
及し、上記実施形態と同様の部材には同様の符号を付し
ておく。
【0034】図6に示す治具3では、略円筒部3bとこ
の下流側の平坦面との間に後角側曲面3dを設けてあ
る。この後角側曲面3dを設けることで略円筒部3bの
下流側での乱流の発生を防ぐと共に、下流側へ治具3が
移動する際のスケールS等への引っ掛かりを防いでい
る。
【0035】分流部3aは、粉体Pを含む空気ないし気
体又は液体を管内面2cの周面方向に円滑に分流すると
共に管内面2cに当てることができれば足り、図7に示
す分流部3eのごとき円弧面でもよい。
【0036】また、 図8に示す如く、その先端に平坦
部3gを有するように分流部3fを構成することも可能
である。分流部による圧縮空気又は圧縮液体の円滑な管
内面2cへの反射・分流を考慮しなければ、図9に示す
ような平坦部3hを略円筒部3bの上流側に設けるだけ
でもよい。
【0037】図10は、半円弧状の上流側の分流部3e
と半円弧状の下流側の後端球面3iとを有する球形とし
て治具3を構成したものである。この形状によれば、治
具3の中心線Lに対する傾きは全く問題がない。
【0038】図11に示すように、上流側の分流部3j
を円錐及び円弧面により形成すると共に先の後流側を先
の後端球面3iとして形成してもよい。すなわち、全体
を球及び円錐の組み合わせにより形成してもよい。同構
成によっても中心線Lに対する治具3の傾きは、ある程
度許容されることとなる。
【0039】特に、これら図10及び図11の実施形態
は、管路の屈曲する曲率の小さな配管に対して好適に実
施することが可能である。なお、図示省略するが、略円
筒部3bを有さずに上述の分流部3aのみにより構成さ
れる円錐形状として、治具3を作成することも可能であ
る。
【0040】図12(a)に示す治具3は、略円筒部3
bの長手方向に沿ってこの略円筒部3bの周りの4箇所
に羽根3mを設けてスペーサーを構成している。この羽
根3mによれば、同図(b)(c)に示すように治具3
が管2の長手方向に対して傾いた場合でも管内面2cと
の間に隙間を確保できて、傾きによる洗浄不良を低減で
きる。また、上述の如く、ワイヤー4に回転トルクを与
えて治具3を同図(c)の矢印の如く回転させること
で、スペーサーの接触部における洗浄不良も防止するこ
とができる。なお、治具3に対するワイヤー4の連結用
雄ねじにロックナット4aを螺合させて治具3側に締め
付けることで、ワイヤー4による治具3の回転時におけ
る両者の離脱をより確実に防ぐことが可能である。
【0041】図13に示す治具3は、略円筒部3bの周
りの4箇所に突起3nを設けてスペーサーを構成してい
る。これら各突起3nはねじであり、回転により出退量
の調節が可能である。
【0042】図14に示す治具3は、分流部3aの先端
から内部に伸びる粉体等の取入口3oを有している。ま
た、略円筒部3bの周りの4箇所には取入口3oに連通
する粉体等の吹出口3pを有している。そして、吹出口
3pから粉体等を吹き出すことで洗浄効果を高めると共
に、略円筒部3bの管内面2cへの接触を防いでいる。
【0043】図15に示す治具30は、ワイヤー4に固
定される基部31と軸ねじ33回りで基部31に対し相
対回転する回転部32とを有している。軸ねじ33は、
回転部32の貫通孔32bを貫通して基部31の筒状部
31aに形成した雌ねじ部31bに雄ねじ部33aが螺
合する。回転部32は上流端側に向かうほど断面が中心
線Lに収末する分流部32cを備えており、この分流部
32cの上面には、螺旋状の螺旋羽根32aが形成され
ている。また、基部31は上述の略円筒部31cを有し
ている。管内を流れる粉体等を受けて螺旋羽根32aは
回転部32を同図(c)の矢印の如く回転させ、粉体等
を拡散させて洗浄効果を向上させている。
【0044】図16に示す治具40は、分流部41a,
42a及び略円筒部41b,42bをそれぞれ有する大
きさの異なる前小治具41及び後小治具42をワイヤー
4と同様の43により連結してなる。前小治具41と後
小治具42との間隔が短い場合や、管2が直線的な場合
は43は屈曲可能でも構わない。本治具40は、スケー
ルSが厚く付着して大きな治具が使用できない場合に有
効であり、本治具40は下流側から上流側に向かって洗
浄を行う場合に使用する。下流側から上流方向Vへ向か
って洗浄を行うには、もちろん図18に示す如く第一実
施形態と同様の治具3を用いても構わない。
【0045】図17に示す治具50は、分流部51a,
52a及び略円筒部51b,52bをそれぞれ有する大
きさの異なる前大治具51と後大治具52とを図16の
場合と同様に53により連結したものである。本治具5
0は、上流側から下流側に向かって洗浄を行う場合に使
用する。
【0046】図19(a)(b)に示す治具60は略円
筒部61とこれより小径の後円筒部62とを備えてい
る。略円筒部61、後円筒部62はそれぞれ内部に第一
流路61b、第二流路62aを有する円筒形を呈し、略
円筒部61は上流端側のほぼ全面に大径の取入口61a
を有している。後円筒部62はその後端に形成した雌ね
じ部62bにワイヤー4の雄ねじを螺合させてワイヤー
4の先端に連結してある。後円筒部62には一本の螺旋
状吹出口63を第二流路62aに連通させて形成してあ
る。上流端側から加圧供給され治具60まで導かれた粉
体の一部は略円筒部61の外面と管内面2cとの隙間を
通過してスケールSを除去する。また、粉体の残りは取
入口61aに導入され、矢印に示す如く螺旋状吹出口6
3から乱流となって管内面2cに吹き付けられ、スケー
ルSを効率良く除去する。
【0047】後円筒部62に吹出口を作成するにあたっ
ては、螺旋状吹出口63の如きものの他に丸孔を散点状
に形成してもよい。但し、吹出口を螺旋状とすること
で、洗浄・表面処理効果の高い乱流を発生させることが
できる。図20の符号64a,64b,64cに示すよ
うに、第一〜第三の螺旋状吹出口を独立して複数個形成
してもよい。なお、図21(a)(b)に示すように略
円筒部61には複数の突起65を設けて上述のスペーサ
ーとしてもよい。
【0048】ここで、比較例として上流端2a側から挿
入したワイヤー4により、治具3を支持する場合につい
て図22を参照しながら説明する。このワイヤー4は、
先の第一実施形態と同様のものを用いているが、特に牽
引力に対抗することができるワイヤーであることが必要
である。このワイヤー4は治具3の先端部に装着してあ
り、さらに、ワイヤーの後端は、駆動源に接続されたリ
ール15に巻き取られている。上流端2aに連結部16
fで嵌合する上流端治具16は、ワイヤー4を通過させ
つつ管2を外気と遮断する。リール15側に向かうワイ
ヤー4は、ワイヤー孔16aを貫通しており連結部16
fとワイヤー孔16aとの間には連結部側から順次主加
圧孔16bと副加圧孔16cとが連通している。ワイヤ
ー4を貫通させる密閉用のパッキング16dは、有孔蓋
16eによりワイヤー孔16a側に固定される。加圧ポ
ンプ8aから主加圧孔16bに至る経路は加圧管8bで
あり、さらにこの加圧管8aからは副加圧孔16cに対
して別の経路である副管8dが形成されている。加圧管
8bには第一バルブ8cが設けられ、また、副管8dに
は第二バルブ8eが設けられている。そして、第一バル
ブ8cと第二バルブ8eによる圧力調整により、主加圧
孔16bから導入された粉体Pを含む圧縮空気がワイヤ
ー孔16a側から外部に漏れることを防止している。な
お、加圧管8b,副管8eに設けられた逆止弁8f,8
dは、管2内部の粉体Pを含む圧縮空気の不測の逆流を
防ぐためのものである。
【0049】治具3の上流端2aから下流端2b側への
移動は、リール15によりワイヤーを送り出すことによ
って行われる。管路が屈曲している場合は、本比較例に
おいても先の第一実施形態と同様にワイヤー4が螺旋状
に屈曲して治具3の傾きや偏りを生じ得る。したがっ
て、先の第一実施例と同様にワイヤー4の送り出しと同
時にワイヤー4に捩りを加えて治具3を回転させる。
【0050】下流端2bに嵌合した下流端治具17は吸
気管10bにのみ接続される。そして、先の実施例同様
に粉体トラップ11を介して使用済みの使用済粉体P’
が分別された状態で、排気管10c,吸気ポンプ10a
により空気が外部に排出される。本比較例は治具3の上
流側でワイヤー4に粉体等が先の第一実施形態の場合よ
り強く当たることでワイヤー4もより摩耗しやすいこと
から、ワイヤー4が治具3の下流側に位置する先の第一
実施形態の構成が優れている。なお、図23は先の図1
3に示す治具を本比較例に適用した場合、図24は図1
7に示す治具50を本比較例に適用した場合をそれぞれ
示している。
【0051】さらに、本発明の他の実施の可能性につい
て言及する。上記各実施形態では、管2内に圧縮空気を
用いて洗浄処理体たる粉体Pを流通させたが、洗浄処理
体は液体でもよく、媒体として液体を用いて洗浄処理体
たる粉体Pや他の薬剤を流通させても構わない。また、
液体を用いる場合でも、洗浄処理体として発泡剤を用い
たり中空ビーズを分散させることで、加圧供給された洗
浄処理体が管内の液体と共に圧縮可能であるようにする
ことができる。
【0052】上記各実施形態では、ワイヤー等として屈
曲可能なワイヤーを用いたが、ワイヤー等としては、針
金を用いてもよく、また、直管の場合には屈曲不能な棒
状体を用いてもよい。
【0053】上記実施形態では、吸気ポンプ10a及び
粉体トラップ11等により下流端2b側から管2内部の
粉体Pを空気と共に吸引したが、プラント設備の一部を
用いてこれらの吸引を行うことも可能である。同様に、
加圧ポンプ8a等もプラント設備の一部で代替可能であ
る。また、外部への粉体Pや処理液も飛散を考慮する必
要がなければ、必ずしもこれらの吸引は必要でない。
【0054】上記実施形態では、本発明を管内面2cに
付着するスケールSの除去方法として実施したが、管内
面2cにサンドブラスト等の機械的な改変を加える加工
を施したり、表面処理剤を高圧で均一に注入させる等の
管内面2cの表面処理加工に本発明を適用することも可
能である。また、上記各実施形態は相互に組み合わせる
ことが可能である。
【0055】なお、特許請求の範囲の項に記入した符号
は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものに
すぎず、該記入により本発明は添付図面の構成に限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管内面の洗浄処理装置の概略図で
ある。
【図2】管と治具との関係を示す断面図である。
【図3】治具の斜視図である。
【図4】管内におけるワイヤーの蛇行と治具の傾く状態
とを示す図である。
【図5】(a)は図4のA−A線断面図、(b)は
(a)の状態からワイヤーにトルクを与えて治具を回転
させる状態を示す図である。
【図6】治具の第一改変例を示すワイヤーを省略した図
2相当図である。
【図7】治具の第二の改変例を示す図6相当図である。
【図8】治具の第三の改変例を示す図6相当図である。
【図9】治具の第四の改変例を示す図6相当図である。
【図10】治具の第五の改変例を示す図6相当図であ
る。
【図11】治具の第六の改変例を示す図6相当図であ
る。
【図12】治具の第七改変例を示し、(a)は斜視図、
(b)は図2相当図、(c)はB−B線断面図である。
【図13】治具の第八改変例を示し、(a)は斜視図、
(b)は図2相当図、(c)はC−C線断面図である。
【図14】治具の第九改変例を示し、(a)は斜視図、
(b)は図2相当図、(c)はD−D線断面図である。
【図15】治具の第十改変例を示し、(a)は分解斜視
図、(b)は図2相当図、(c)はE−E線断面図であ
る。
【図16】治具の第十一改変例を示す図2相当図であ
る。
【図17】治具の第十二改変例を示す図2相当図であ
る。
【図18】洗浄時に下流端から上流端に向かって治具を
移動させる実施形態を示す図2相当図である。
【図19】治具の第十三改変例を示し、(a)は治具の
斜視図、(b)は図2相当図である。
【図20】治具の第十四改変例を示す斜視図である。
【図21】治具の第十五改変例を示し、(a)は治具の
斜視図、(b)は治具の使用状態を示す管断面図であ
る。
【図22】本発明の比較例を示す図1相当図である。
【図23】比較例に対する治具の適用例を示し、(a)
は治具の斜視図、(b)は図2相当図である。
【図24】比較例に対する治具の適用例を示す図2相当
図である。
【符号の説明】
1 洗浄処理装置 2 管 2a 上流端 2b 下流端 2c 管内面 3 治具 3a 分流部 3b 略円筒部 3c,3c’ ねじ部 3d 後角側曲面 3e 分流部(球面状) 3f 分流部(台形) 3g 平坦部(台形) 3h 平坦部 3i 後端球面 3j 分流部(円錐及び球面) 3m 羽根(スペーサー) 3n 突起(スペーサー) 3o 取入口 3p 吹出口 4 ワイヤー 4a ロックナット 5 リール 5a リール回転軸 5b リール巻取方向線 5c ワイヤー係止部 5d 巻取部 6 上流端治具 7 下流端治具 7a ワイヤー孔 7b 吸気孔 8a 加圧ポンプ 8b 加圧管 8c 第一バルブ 8d 副管 8e 第二バルブ 8f、8g 逆止弁 9 粉体供給タンク 9a 粉体供給路 9b 空気取入口 10a 吸気ポンプ 10b 吸気管 10c 排気管 11 粉体トラップ 11a フィルタ 15 リール 16 上流端治具 16a ワイヤー孔 16b 主加圧孔 16c 副加圧孔 16d パッキング 16e 有孔蓋 16f 連結部 17 下流端治具 30 治具 31 基部 31a 筒状部 31b 雌ねじ部 31c 略円筒部 32 回転部 32a 螺旋羽根 32b 貫通孔 32c 分流部 33 軸ねじ 33a 雄ねじ部 40 治具 41 前小治具 41a 前分流部 41b 前略円筒部 42 後小治具 42a 後分流部 42b 後略円筒部 50 治具 51 前大治具 51a 前分流部 51b 前略円筒部 52 後大治具 52a 後分流部 52b 後略円筒部 60 治具 61 略円筒部 61a 取入口 61b 第一流路 62 後円筒部 62a 第二流路 62b 雌ねじ部 63 螺旋状吹出口 64a 第一螺旋状吹出口 64b 第二螺旋状吹出口 64c 第三螺旋状吹出口 65 突条(スペーサー) C 隙間 L 中心線 M ワイヤー中心線 P 粉体 P’ 使用済粉体 S スケール U 上流方向
フロントページの続き (72)発明者 橋本 卓三 大阪市西区北堀江1丁目18番14号 非破壊 検査株式会社内 (72)発明者 荒木 幹士 大阪市西成区玉出西1丁目20番地7号 株 式会社サンテック内 (72)発明者 川中 雄二 大阪市西成区玉出西1丁目20番地7号 株 式会社サンテック内 (72)発明者 荒木 清 大阪市西成区玉出西1丁目20番地7号 株 式会社サンテック内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内面(2c)の付着物(S)を除去し
    又は管内面(2c)を表面処理する管内面の洗浄処理方
    法であって、管(2)内にこの管内面(2c)と隙間
    (C)を有する治具(3,30,40,50,60)を
    挿入し、前記管内面(2c)を洗浄・処理するための粉
    体又は液体等を含む洗浄処理体(P)を前記管(2)の
    一端である上流端(2a)から加圧供給し、前記管
    (2)内に挿入した圧縮力に耐え得るワイヤー等(4)
    を前記管(2)の他端である下流端(2b)側から操作
    することにより前記治具(3,30,40,50,6
    0)を前記管(2)内で移動させることを特徴とする管
    内面の洗浄処理方法。
  2. 【請求項2】 前記加圧供給された洗浄処理体(P)が
    前記管(2)内の流体と共に圧縮可能である請求項1に
    記載の管内面の洗浄処理方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄処理体(P)が気体により加圧
    供給される粉体である請求項1又は請求項2に記載の管
    内面の洗浄処理方法。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤー等(4)に捩りを加えなが
    ら、前記治具(3,30,40,50,60)を前記管
    (2)内で移動させることを特徴とする請求項1〜10
    のいずれかに記載の管内面の洗浄処理方法。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤー等(4)の操作がこのワイ
    ヤー等(4)をリール(5)に巻き取ることで行われ、
    このリール(5)の巻取部(5d)に接する平面に沿う
    方向の成分をもって前記ワイヤー等(4)を屈曲させた
    状態でこのワイヤー等(4)を前記リール(5)に巻き
    取ることを特徴とする請求項4に記載の管内面の洗浄処
    理方法。
  6. 【請求項6】 前記治具(3,30,40,50,6
    0)が管内面(2c)に対する対向面に複数のスペーサ
    ー(3m,3n,65)を有している請求項1〜5のい
    ずれかに記載の管内面の洗浄処理方法。
  7. 【請求項7】 前記治具(3,60)が前記上流端(2
    a)側に粉体又は流体(P)を取り入れる取入口(3
    o,61a)とこの取り入れられた粉体又は流体(P)
    を前記管内面(2c)の複数箇所に向かって吹き付ける
    吹出口(3p,63,64a〜64c)とを備えている
    請求項1〜6のいずれかに記載の管内面の洗浄処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記治具(60)が略円筒部(61)と
    この略円筒部(61)より小径で前記吹出口(63,6
    4a〜64c)を有する部分(62)とにより構成さ
    れ、前記取入口(61a)は前記略円筒部(61)の前
    記上流端(2a)側におけるほぼ全面に開口されている
    請求項7に記載の管内面の洗浄処理方法。
  9. 【請求項9】 前記吹出口(63,64a〜64c)が
    螺旋状のスリットである請求項7又は8のいずれかに記
    載の管内面の洗浄処理方法。
  10. 【請求項10】 前記治具(30)が前記管(2)長手
    方向側に配向した軸回りで回転する羽根付の回転部(3
    2)を前記上流端(2a)側に備えている請求項1〜6
    のいずれかに記載の管内面の洗浄処理方法。
  11. 【請求項11】 前記治具(3,30,40,50,6
    0)が前記上流端(2a)側に向かうほど断面が中心線
    (L)に収束する分流部(3a,3e,3f,32c,
    41a,42a,51a,52a)を備えていることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の管内面の洗
    浄処理方法。
  12. 【請求項12】 前記治具(3,30,40,50,6
    0)が前記分流部(3a)に対する前記下流端(2b)
    側に前記管内面(2c)とほぼ平行な略円筒部(3b,
    31c,41b,42b,51b,52b)をさらに備
    えている請求項11に記載の管内面の洗浄処理方法。
  13. 【請求項13】 前記管(2)の下流端(2b)からこ
    の管(2)内の粉体又は液体(P)をさらに吸引するこ
    とを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の管内
    面の洗浄処理方法。
  14. 【請求項14】 前記管(2)の下流端(2b)に前記
    ワイヤー等(4)を挿通するワイヤー孔(7a)と前記
    管(2)内をさらに吸引するための吸引孔(7b)と有
    する下流端治具(7)を装着し、前記ワイヤー孔(7
    a)から前記管(2)外部の流体が吸引される程度に前
    記管(2)内の粉体又は液体(P)を前記吸引孔(7
    b)を介して吸引することを特徴とする請求項13に記
    載の管内面の洗浄処理方法。
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