JP4283356B2 - 管内面の洗浄処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管内面の付着物を除去し又は管内面の表面を処理する管内面の洗浄処理方法に関するものである。さらに詳しくは、原子力発電プラント、石油石化プラントなど各種プラント、ビル及び機械等に使用されている各種配管及びチューブの内面に付着するスケールを除去する等のための洗浄方法、並びに、管内面に改質や機械的加工等を施す等の表面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、圧縮空気又は液体等を用いて管内面に付着するスケールを除去する方法については、「ピグ方式」及び「ノズル方式」が提唱されている。
【0003】
ピグ方式では、配管等端部より入れたピグと呼ばれる切削刃の付いた冶具を圧縮空気又は液体にて押し込むと共に、これに回転力を与える。そして、この回転に伴って切削刃によりスケールを削ることで、これを除去しようとする方式である。本方式によれば、圧縮空気又は液体はピグを押込・回転させるための駆動源に過ぎず、圧縮空気等は直接的にスケール除去を行うものではない。
【0004】
一方、ノズル方式は、配管等の端部よりホースの付いたノズルを挿入し、このノズルから液体又は粉体を配管等の内表面に吹き付け、スケール等の洗浄除去を行う方式である。
【0005】
しかし、ピグ方式では、ピグの切削刃が配管等に噛み込んで、逆にピグを配管などに詰まらせてしまうおそれがあった。一方、ノズル方式では、粉体や液体を吹き出す孔やこれら粉体等を供給するホースとの継ぎ目が必要であるから、ノズル全長が長くなり、管路が屈曲する配管等の場合には、その洗浄が非常に困難であった。しかも、加圧された粉体や液体を供給するには肉厚があり丈夫なホースを用いる必要があるが、配管等の内径が小さいと、粉体や液体の供給が不十分となって、洗浄効率が低下する。
【0006】
そこで、特開昭60−232285号公報にみられるように、管の上流端より管内に延長する紐状体に衝突体を連結し、ブラスト材混入液を衝突体に衝突させて拡散させ、管内の洗浄を行う方法が提唱されている。
【0007】
しかし、同方法では、ブラスト材混入液を十分な速度で衝突体に衝突させるために、衝突体を支持するための紐状体にはあまり太いものを用いることができないという制約がある。したがって、同方法によれば、ブラスト材等により紐状体が摩耗して切断され易くなるか、それを避けようとすれば、紐状体が太くなって衝突体近傍で十分な流速が得られずに洗浄が不十分となる不都合があった。また、同方法では衝突体が管内で傾斜したり偏った生じた場合、管内面と衝突体との接触部分に洗浄むらを生じる恐れがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の実状に鑑みて、本発明の第一の目的は、管内面の十分な洗浄又は表面処理が可能であり、しかも、治具を支持するワイヤー等も摩耗等し難い管内面の洗浄処理方法を提供することにある。また、本発明の第二の目的は、管内面の全体にわたって均一に洗浄・表面処理を行うことの可能な管内面の洗浄処理方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る管内面の洗浄処理方法の特徴は、管内面の付着物を除去し又は管内面を表面処理する管内面の洗浄処理方法であって、管内にこの管内面と隙間を有する治具を捻りスプリング状のワイヤーの一端に設けてこの管の一端である下流端から挿入し、前記管内面を洗浄・処理するための粉体を含む洗浄処理体を前記管の他端である上流端から圧縮空気を用いて加圧供給し、前記管内に挿入した前記ワイヤーを前記管の下流端側から操作することにより前記ワイヤーに捩りを加えながら前記治具を前記管内で移動させることにある。
【0010】
同特徴方法によれば、治具の上流端側にワイヤー等が存在しない。したがって、洗浄処理体を十分な速度で治具に導き、洗浄効果を向上させることが可能となる。また、ワイヤー等はその周囲の流速が若干低下する治具の下流端側に位置するので比較的太いものとすることができ、したがってワイヤー等の耐摩耗性も優れたものとなる。
【0011】
特に、前記洗浄処理体を気体により加圧供給される粉体とするとよい。気体を用いると液体を用いる場合に比べて治具及びワイヤー等に掛かる荷重が小さく、また管内が液体で濡れないので後処理も容易だからである。しかも、前記治具を管内で移動させるに際しワイヤーに捩りを加えながら行うことで、治具が管内で回転し、管内面と治具との接触部分を変化させて洗浄むらの生じることを防ぐことができる。
【0012】
このようにワイヤーに捩りを加えるには、前記ワイヤーの操作がこのワイヤーをリールに巻き取ることで行われ、このリールの巻取部に接する平面に沿う方向の成分をもって前記ワイヤーを屈曲させた状態でこのワイヤーを前記リールに巻き取るようにするとよい。
【0013】
前記治具が前記管内面と前記隙間を有する略円筒部とこの略円筒部より小径の後円筒部とにより構成され、前記略円筒部は前記上流端側から粉体を取り入れる取入口を備え、前記後円筒部は前記取入口から取り入れられた粉体を前記管内面の複数箇所に向かって吹き付ける吹出口を備え、前記取入口は前記略円筒部の前記上流端側におけるほぼ全面に開口してあり、前記吹出口は螺旋状のスリットであり、前記洗浄処理体の一部は前記隙間を通過すると共に残りの洗浄処理体は前記取入口に導入され前記吹出口から前記管内面に吹き付けられるとよい。吹出口から管内面に洗浄処理体を吹き付けることによる洗浄効果も期待できるからである。また、大径の取入口を上流端側に設けることで吹出口からの洗浄処理体の吹き付け力を向上させることができる。そして、吹出口を螺旋状のスリットとすることで、洗浄処理体を乱流としてより効率的に管内面に吹き付けることが可能となる。係る場合、前記螺旋状のスリットを独立して複数個形成してあることが望ましい。
【0019】
【発明の効果】
このように、上記本発明に係る管内面の洗浄処理方法の特徴によれば、治具の操作用ワイヤー等を管の下流端から挿入してあるので、上述の如く、洗浄処理体を十分な速度で治具に導くことができ、管内面の洗浄・表面処理を十分効率的に行うことができるようになった。加えて、上述の如くワイヤー等の耐摩耗性を優れたものとすることで、管内面の洗浄・表面処理の作業性をも向上させ得るに至った。
【0020】
また、上述の如く治具にスペーサーを設けたり、ワイヤー等に捩りを加えて治具を回転させることで、管内面の全体にわたって均一に洗浄・表面処理を行うことが可能となった。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、図1〜図5を参照しながら本発明の第一実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る管内面を洗浄する方法を実施するための洗浄処理装置1の概要を示す。管2は、図2に示すように、管内面2cにスケールSの付着した配管やチューブであり、直管の他エルボ等の存在する屈曲した管であるか否かを問わない。この管2の内部には、上流端2bから下流端2c側へ流れる洗浄処理体たる粉体(ブラスト材)Pを管内面2cの全周に分流又は変流(偏流)させるための治具3が挿入されている。また、この治具3は、下流端2bから上流方向Uへ向かって挿入されるワイヤー4に接続されている。ワイヤー4の後端側は、図示省略する駆動源に接続されたリール5により巻き付けられている。
【0022】
管2は、上流端2aから下流端2bに至るその全管路において密閉され、各上流端2a及び下流端2bにはそれぞれ上流端治具6及び下流端治具7が嵌め込まれている。上流端治具6には、加圧ポンプ8a及び加圧管8bを介して圧縮された空気を送通可能である。加圧ポンプ8aと上流治具6の間の加圧管8bには、空気取入口9bによって外気を導入可能な粉体供給タンク9が粉体供給路9aを介して接続されている。そして、粉体供給路9a内部の粉体Pが、加圧管8bを介して管2内に管内面2cを洗浄すべく導入されるようになっている。
【0023】
下流端2b側の下流治具7には、ワイヤー4を送通するためのワイヤー孔7aと、管2内部の粉体Pを空気と共に吸引するための吸気孔7bとが形成されている。この吸気孔7bは、吸気管10b,粉体トラップ11及び排気管10cを介して吸気ポンプ10aに接続されている。粉体トラップ11は、使用済粉体P’を分別するためのフィルタ11aを備えており、吸気ポンプ10aを介して外部に空気のみが排出される。
【0024】
図1〜3に示すように、治具3は、上流端2aに向かうほど中心線Lに収束する円錐型の分流部3aと、この分流部3aの下流側に連続する管内面2cとほぼ平行な略円筒部3bとを備えてなる。略円筒部3bの直径は、管2の内径よりも小さく、これら両者の間には隙間Cが形成される。そして、上流端2aより空気と共に供給される粉体Pは、分流部3aで管内面2cの全周にわたって反射・分流又は変流(偏流)され、分流部3aの上流側において管内面2cに当たると共に隙間C部分で加速されて、管内面2cに付着したスケールSを除去する。換言すると、分流部3aは変流部又は偏流部ともいえる。
【0025】
治具3の下流側である後端には、雌ねじ部3cが形成してあり、ワイヤー4先端の雄ねじに螺合させることでワイヤー4に対して着脱可能となっている。このワイヤー4としては、下流端2b側からの治具3の押込が可能であるように圧縮力と回転トルクとに耐える捻りスプリング状のワイヤーを用いている。このワイヤー4は、ある程度の引っ張り力にも耐え得るようになっており、治具3が管内面2cに引っ掛かってもワイヤー4の操作で引っ掛かりを解除できる。さらに、略円筒部3bは、中心線L方向に対するある程度の長さを有することで、押込による治具3全体の傾きを防いでいる。なお、従来のノズル方式に比較して略円筒部3bの中心線L方向の長さは格段に短いので、図4の如く管2の管路がエルボ等により例え屈曲していても、分流部3を管2内部で自由に移動させることが可能となっている。
【0026】
リール5は、図示しない駆動源によりワイヤー4を巻き取って分流部3を下流端2b側へ移動させる。リール5はワイヤー孔7aを貫通するワイヤー4の中心線Mと平行に配置したリール中心軸5a周りで駆動回転する。ワイヤー4は、ワイヤー係止部5cを支点として屈曲し、リール5の巻取部5dに対して巻き取られる。そして、リール巻取部5dに接する平面に沿う方向の成分をもってワイヤー4を屈曲させることで、ワイヤー4へ巻取時に捩りを加え、その結果、治具3にトルクを与えて回転させている。この様なワイヤー4の捩りを発生させるには、ワイヤー中心線Mとリール巻取方向線5bとが平面視で直交しない配置とすればよい。本例では、リール巻取部5dに接する平面内でワイヤー中心線Mとリール巻取方向線5bとが交差するようにワイヤー4を屈曲させている。
【0027】
上述したように管2内ではワイヤー4は図4の如く螺旋状に蛇行しており、治具3も同図の如く傾くことも生じ得る。図5(a)の場合は治具3の略円筒部3bの前後端がそれぞれ管2内面の上下に接触しているので、接触部において洗浄むらが生じ易い。そこで、図4の如くワイヤー41に捩りを加えることで図5(a)(b)の如く治具3に管2の長手方向に沿う軸回りでの回転を与えて、接触部における洗浄むらの発生を防いでいる。
【0028】
粉体Pの外部流出を防ぐためには、ワイヤー孔7aをできるだけ小さくすることが望ましい。また、本実施形態では、ワイヤー孔7aから管2外部の空気が吸引される程度に、吸気ポンプ10aの出力を調整している。なお、スケールSの付着量によって抵抗の変動が生じるので、スケールSが付着していないか又は非常に少ない管2の部分に治具3を位置させて、ワイヤー孔7aから外気が吸収される程度に吸気ポンプ10aの出力を調整することが望ましい。
【0029】
実施に際しては、まず、管2のうちスケールSの付着した部分を送通可能な直径の略円筒部3bを選択し、ワイヤー4に取り付ける。この分流部3aを下流端2b側から管2内に挿入し、上流端2a近傍へ至るまで押し込む。次いで、上流端治具6,下流端治具7を上流端2a及び下流端2bにそれぞれ嵌合させ、加圧ポンプ8a,吸気ポンプ10aを駆動させて粉体Pを空気と共に管2へ送り込む。そして、適当な速度でリール5によりワイヤー4を巻き取って、治具3を上流端2aから下流端2b側に移動させる。この移動に伴って、治具3の上流方向Uや略円筒部3bと管内面2cとの間の隙間Cにおいて、乱流や高圧流により、管内面2cに付着したスケールSが除去されることとなる。また、吸気ポンプ10aによる管2内部の吸引で、除去されたスケールSも隙間Cを介して円滑に下流側へ廃棄されることとなる。なお、図面では各管端2a,2bに各治具6,7を外嵌させているが、各管端2a,2bに各治具6,7を内嵌させてもよい。
【0030】
上述の構成によれば、洗浄・処理を行う管そのものを、粉体又は液体の供給ホースとして利用する。したがって、管の内径が小さくても、供給ホースを使用する場合に比較して、高圧状態で十分な流量の粉体又は液体を供給することが可能となる。また、治具は管内部の流れを変えて管内面に粉体等を当てることができれば足りるので、ノズルを利用する場合に比較して、治具の全長は短くてもよく、屈曲する管路を有する管への挿入も容易である。
【0031】
ここに発明者らの行った実験の一例を挙げる。管2としては、長年使用されてスケールの固着した内径約20mmのチューブを用いた。分流部3aの先端角は中心軸Lを基準に45度であり、略円筒部3bの中心軸L方向の長さは約15mm、直径約12mmのものを用いた。粉体Pには炭酸カルシュウム粉末を用い、圧力3kg/cm2で上流側から加圧した。治具3の引っ張り速度は4.0m/分とした。かかる条件で、チューブ内のスケールは十分に除去された。もちろん、本発明の範囲はこれら具体的数値に限定されるものでない。
【0032】
スケールSの付着量が多ければ上述のごとく管2内に治具3を挿入することが困難となる場合も生じる。そこで、このような場合には、治具3を管2に挿入せずに前処理として粉体を管2にあらかじめ加圧供給することでスケールSを全体的に減少させ、治具3の管2内への挿入を可能としてもよい。前処理を行わない場合には、前記治具3を外したワイヤー4を下流端2bから管2に挿入し、上流端2aに到達したワイヤー4の先端に治具3を装着する。そして、その後、下流端2b側からワイヤー4の後端側を操作することにより、治具3を管2内に引き込むようにしてもよい。または、リール5からワイヤー4を外し、上流端2aからワイヤー4の後端を挿入した後、下流端2b側からワイヤー4の後端側を操作することにより、治具3を管2内に引き込むようにしてもよい。
【0033】
次に、図6〜図21を参照しながら治具の改変例について説明する。
なお、以下の説明においては、上記実施形態と基本的に異なる部分についてのみ言及し、上記実施形態と同様の部材には同様の符号を付しておく。
【0034】
図6に示す治具3では、略円筒部3bとこの下流側の平坦面との間に後角側曲面3dを設けてある。この後角側曲面3dを設けることで略円筒部3bの下流側での乱流の発生を防ぐと共に、下流側へ治具3が移動する際のスケールS等への引っ掛かりを防いでいる。
【0035】
分流部3aは、粉体Pを含む空気ないし気体又は液体を管内面2cの周面方向に円滑に分流すると共に管内面2cに当てることができれば足り、図7に示す分流部3eのごとき円弧面でもよい。
【0036】
また、 図8に示す如く、その先端に平坦部3gを有するように分流部3fを構成することも可能である。分流部による圧縮空気又は圧縮液体の円滑な管内面2cへの反射・分流を考慮しなければ、図9に示すような平坦部3hを略円筒部3bの上流側に設けるだけでもよい。
【0037】
図10は、半円弧状の上流側の分流部3eと半円弧状の下流側の後端球面3iとを有する球形として治具3を構成したものである。この形状によれば、治具3の中心線Lに対する傾きは全く問題がない。
【0038】
図11に示すように、上流側の分流部3jを円錐及び円弧面により形成すると共に先の後流側を先の後端球面3iとして形成してもよい。すなわち、全体を球及び円錐の組み合わせにより形成してもよい。同構成によっても中心線Lに対する治具3の傾きは、ある程度許容されることとなる。
【0039】
特に、これら図10及び図11の実施形態は、管路の屈曲する曲率の小さな配管に対して好適に実施することが可能である。なお、図示省略するが、略円筒部3bを有さずに上述の分流部3aのみにより構成される円錐形状として、治具3を作成することも可能である。
【0040】
図12(a)に示す治具3は、略円筒部3bの長手方向に沿ってこの略円筒部3bの周りの4箇所に羽根3mを設けてスペーサーを構成している。この羽根3mによれば、同図(b)(c)に示すように治具3が管2の長手方向に対して傾いた場合でも管内面2cとの間に隙間を確保できて、傾きによる洗浄不良を低減できる。また、上述の如く、ワイヤー4に回転トルクを与えて治具3を同図(c)の矢印の如く回転させることで、スペーサーの接触部における洗浄不良も防止することができる。なお、治具3に対するワイヤー4の連結用雄ねじにロックナット4aを螺合させて治具3側に締め付けることで、ワイヤー4による治具3の回転時における両者の離脱をより確実に防ぐことが可能である。
【0041】
図13に示す治具3は、略円筒部3bの周りの4箇所に突起3nを設けてスペーサーを構成している。これら各突起3nはねじであり、回転により出退量の調節が可能である。
【0042】
図14に示す治具3は、分流部3aの先端から内部に伸びる粉体等の取入口3oを有している。また、略円筒部3bの周りの4箇所には取入口3oに連通する粉体等の吹出口3pを有している。そして、吹出口3pから粉体等を吹き出すことで洗浄効果を高めると共に、略円筒部3bの管内面2cへの接触を防いでいる。
【0043】
図15に示す治具30は、ワイヤー4に固定される基部31と軸ねじ33回りで基部31に対し相対回転する回転部32とを有している。軸ねじ33は、回転部32の貫通孔32bを貫通して基部31の筒状部31aに形成した雌ねじ部31bに雄ねじ部33aが螺合する。回転部32は上流端側に向かうほど断面が中心線Lに収末する分流部32cを備えており、この分流部32cの上面には、螺旋状の螺旋羽根32aが形成されている。また、基部31は上述の略円筒部31cを有している。管内を流れる粉体等を受けて螺旋羽根32aは回転部32を同図(c)の矢印の如く回転させ、粉体等を拡散させて洗浄効果を向上させている。
【0044】
図16に示す治具40は、分流部41a,42a及び略円筒部41b,42bをそれぞれ有する大きさの異なる前小治具41及び後小治具42をワイヤー4と同様の43により連結してなる。前小治具41と後小治具42との間隔が短い場合や、管2が直線的な場合は43は屈曲可能でも構わない。本治具40は、スケールSが厚く付着して大きな治具が使用できない場合に有効であり、本治具40は下流側から上流側に向かって洗浄を行う場合に使用する。下流側から上流方向Vへ向かって洗浄を行うには、もちろん図18に示す如く第一実施形態と同様の治具3を用いても構わない。
【0045】
図17に示す治具50は、分流部51a,52a及び略円筒部51b,52bをそれぞれ有する大きさの異なる前大治具51と後大治具52とを図16の場合と同様に53により連結したものである。本治具50は、上流側から下流側に向かって洗浄を行う場合に使用する。
【0046】
図19(a)(b)に示す治具60は略円筒部61とこれより小径の後円筒部62とを備えている。略円筒部61、後円筒部62はそれぞれ内部に第一流路61b、第二流路62aを有する円筒形を呈し、略円筒部61は上流端側のほぼ全面に大径の取入口61aを有している。後円筒部62はその後端に形成した雌ねじ部62bにワイヤー4の雄ねじを螺合させてワイヤー4の先端に連結してある。後円筒部62には一本の螺旋状吹出口63を第二流路62aに連通させて形成してある。上流端側から加圧供給され治具60まで導かれた粉体の一部は略円筒部61の外面と管内面2cとの隙間を通過してスケールSを除去する。また、粉体の残りは取入口61aに導入され、矢印に示す如く螺旋状吹出口63から乱流となって管内面2cに吹き付けられ、スケールSを効率良く除去する。
【0047】
後円筒部62に吹出口を作成するにあたっては、螺旋状吹出口63の如きものの他に丸孔を散点状に形成してもよい。但し、吹出口を螺旋状とすることで、洗浄・表面処理効果の高い乱流を発生させることができる。図20の符号64a,64b,64cに示すように、第一〜第三の螺旋状吹出口を独立して複数個形成してもよい。なお、図21(a)(b)に示すように略円筒部61には複数の突起65を設けて上述のスペーサーとしてもよい。
【0048】
ここで、比較例として上流端2a側から挿入したワイヤー4により、治具3を支持する場合について図22を参照しながら説明する。このワイヤー4は、先の第一実施形態と同様のものを用いているが、特に牽引力に対抗することができるワイヤーであることが必要である。このワイヤー4は治具3の先端部に装着してあり、さらに、ワイヤーの後端は、駆動源に接続されたリール15に巻き取られている。上流端2aに連結部16fで嵌合する上流端治具16は、ワイヤー4を通過させつつ管2を外気と遮断する。リール15側に向かうワイヤー4は、ワイヤー孔16aを貫通しており連結部16fとワイヤー孔16aとの間には連結部側から順次主加圧孔16bと副加圧孔16cとが連通している。ワイヤー4を貫通させる密閉用のパッキング16dは、有孔蓋16eによりワイヤー孔16a側に固定される。加圧ポンプ8aから主加圧孔16bに至る経路は加圧管8bであり、さらにこの加圧管8aからは副加圧孔16cに対して別の経路である副管8dが形成されている。加圧管8bには第一バルブ8cが設けられ、また、副管8dには第二バルブ8eが設けられている。そして、第一バルブ8cと第二バルブ8eによる圧力調整により、主加圧孔16bから導入された粉体Pを含む圧縮空気がワイヤー孔16a側から外部に漏れることを防止している。なお、加圧管8b,副管8eに設けられた逆止弁8f,8dは、管2内部の粉体Pを含む圧縮空気の不測の逆流を防ぐためのものである。
【0049】
治具3の上流端2aから下流端2b側への移動は、リール15によりワイヤーを送り出すことによって行われる。管路が屈曲している場合は、本比較例においても先の第一実施形態と同様にワイヤー4が螺旋状に屈曲して治具3の傾きや偏りを生じ得る。したがって、先の第一実施例と同様にワイヤー4の送り出しと同時にワイヤー4に捩りを加えて治具3を回転させる。
【0050】
下流端2bに嵌合した下流端治具17は吸気管10bにのみ接続される。そして、先の実施例同様に粉体トラップ11を介して使用済みの使用済粉体P’が分別された状態で、排気管10c,吸気ポンプ10aにより空気が外部に排出される。本比較例は治具3の上流側でワイヤー4に粉体等が先の第一実施形態の場合より強く当たることでワイヤー4もより摩耗しやすいことから、ワイヤー4が治具3の下流側に位置する先の第一実施形態の構成が優れている。なお、図23は先の図13に示す治具を本比較例に適用した場合、図24は図17に示す治具50を本比較例に適用した場合をそれぞれ示している。
【0053】
上記実施形態では、吸気ポンプ10a及び粉体トラップ11等により下流端2b側から管2内部の粉体Pを空気と共に吸引したが、プラント設備の一部を用いてこれらの吸引を行うことも可能である。同様に、加圧ポンプ8a等もプラント設備の一部で代替可能である。また、外部への粉体Pや処理液も飛散を考慮する必要がなければ、必ずしもこれらの吸引は必要でない。
【0054】
上記実施形態では、本発明を管内面2cに付着するスケールSの除去方法として実施したが、管内面2cにサンドブラスト等の機械的な改変を加える加工を施したり、表面処理剤を高圧で均一に注入させる等の管内面2cの表面処理加工に本発明を適用することも可能である。また、上記各実施形態は相互に組み合わせることが可能である。
【0055】
なお、特許請求の範囲の項に記入した符号は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものにすぎず、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管内面の洗浄処理装置の概略図である。
【図2】管と治具との関係を示す断面図である。
【図3】治具の斜視図である。
【図4】管内におけるワイヤーの蛇行と治具の傾く状態とを示す図である。
【図5】(a)は図4のA−A線断面図、(b)は(a)の状態からワイヤーにトルクを与えて治具を回転させる状態を示す図である。
【図6】治具の第一改変例を示すワイヤーを省略した図2相当図である。
【図7】治具の第二の改変例を示す図6相当図である。
【図8】治具の第三の改変例を示す図6相当図である。
【図9】治具の第四の改変例を示す図6相当図である。
【図10】治具の第五の改変例を示す図6相当図である。
【図11】治具の第六の改変例を示す図6相当図である。
【図12】治具の第七改変例を示し、(a)は斜視図、(b)は図2相当図、(c)はB−B線断面図である。
【図13】治具の第八改変例を示し、(a)は斜視図、(b)は図2相当図、(c)はC−C線断面図である。
【図14】治具の第九改変例を示し、(a)は斜視図、(b)は図2相当図、(c)はD−D線断面図である。
【図15】治具の第十改変例を示し、(a)は分解斜視図、(b)は図2相当図、(c)はE−E線断面図である。
【図16】治具の第十一改変例を示す図2相当図である。
【図17】治具の第十二改変例を示す図2相当図である。
【図18】洗浄時に下流端から上流端に向かって治具を移動させる実施形態を示す図2相当図である。
【図19】治具の第十三改変例を示し、(a)は治具の斜視図、(b)は図2相当図である。
【図20】治具の第十四改変例を示す斜視図である。
【図21】治具の第十五改変例を示し、(a)は治具の斜視図、(b)は治具の使用状態を示す管断面図である。
【図22】本発明の比較例を示す図1相当図である。
【図23】比較例に対する治具の適用例を示し、(a)は治具の斜視図、(b)は図2相当図である。
【図24】比較例に対する治具の適用例を示す図2相当図である。
【符号の説明】
1 洗浄処理装置
2 管
2a 上流端
2b 下流端
2c 管内面
3 治具
3a 分流部
3b 略円筒部
3c,3c’ ねじ部
3d 後角側曲面
3e 分流部(球面状)
3f 分流部(台形)
3g 平坦部(台形)
3h 平坦部
3i 後端球面
3j 分流部(円錐及び球面)
3m 羽根(スペーサー)
3n 突起(スペーサー)
3o 取入口
3p 吹出口
4 ワイヤー
4a ロックナット
5 リール
5a リール回転軸
5b リール巻取方向線
5c ワイヤー係止部
5d 巻取部
6 上流端治具
7 下流端治具
7a ワイヤー孔
7b 吸気孔
8a 加圧ポンプ
8b 加圧管
8c 第一バルブ
8d 副管
8e 第二バルブ
8f、8g 逆止弁
9 粉体供給タンク
9a 粉体供給路
9b 空気取入口
10a 吸気ポンプ
10b 吸気管
10c 排気管
11 粉体トラップ
11a フィルタ
15 リール
16 上流端治具
16a ワイヤー孔
16b 主加圧孔
16c 副加圧孔
16d パッキング
16e 有孔蓋
16f 連結部
17 下流端治具
30 治具
31 基部
31a 筒状部
31b 雌ねじ部
31c 略円筒部
32 回転部
32a 螺旋羽根
32b 貫通孔
32c 分流部
33 軸ねじ
33a 雄ねじ部
40 治具
41 前小治具
41a 前分流部
41b 前略円筒部
42 後小治具
42a 後分流部
42b 後略円筒部
50 治具
51 前大治具
51a 前分流部
51b 前略円筒部
52 後大治具
52a 後分流部
52b 後略円筒部
60 治具
61 略円筒部
61a 取入口
61b 第一流路
62 後円筒部
62a 第二流路
62b 雌ねじ部
63 螺旋状吹出口
64a 第一螺旋状吹出口
64b 第二螺旋状吹出口
64c 第三螺旋状吹出口
65 突条(スペーサー)
C 隙間
L 中心線
M ワイヤー中心線
P 粉体
P’ 使用済粉体
S スケール
U 上流方向

Claims (4)

  1. 管内面の付着物を除去し又は管内面を表面処理する管内面の洗浄処理方法であって、管内にこの管内面と隙間を有する治具を捻りスプリング状のワイヤーの一端に設けてこの管の一端である下流端から挿入し、前記管内面を洗浄・処理するための粉体を含む洗浄処理体を前記管の他端である上流端から圧縮空気を用いて加圧供給し、前記管内に挿入した前記ワイヤーを前記管の下流端側から操作することにより前記ワイヤーに捩りを加えながら前記治具を前記管内で移動させる管内面の洗浄処理方法。
  2. 前記ワイヤーの操作がこのワイヤーをリールに巻き取ることで行われ、このリールの巻取部に接する平面に沿う方向の成分をもって前記ワイヤーを屈曲させた状態でこのワイヤーを前記リールに巻き取る請求項1記載の管内面の洗浄処理方法。
  3. 前記治具が前記管内面と前記隙間を有する略円筒部とこの略円筒部より小径の後円筒部とにより構成され、前記略円筒部は前記上流端側から粉体を取り入れる取入口を備え、前記後円筒部は前記取入口から取り入れられた粉体を前記管内面の複数箇所に向かって吹き付ける吹出口を備え、前記取入口は前記略円筒部の前記上流端側におけるほぼ全面に開口してあり、前記吹出口は螺旋状のスリットであり、前記洗浄処理体の一部は前記隙間を通過すると共に残りの洗浄処理体は前記取入口に導入され前記吹出口から前記管内面に吹き付けられる請求項1又は2記載の管内面の洗浄処理方法。
  4. 前記螺旋状のスリットを独立して複数個形成してある請求項3記載の管内面の洗浄処理方法。
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