JPH1121616A - 真空脱ガス装置用浸漬管 - Google Patents

真空脱ガス装置用浸漬管

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Publication number
JPH1121616A
JPH1121616A JP19177397A JP19177397A JPH1121616A JP H1121616 A JPH1121616 A JP H1121616A JP 19177397 A JP19177397 A JP 19177397A JP 19177397 A JP19177397 A JP 19177397A JP H1121616 A JPH1121616 A JP H1121616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brick
vacuum degassing
mgo
end part
castable refractory
Prior art date
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Pending
Application number
JP19177397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniyoshi Torii
邦吉 鳥居
Shinichi Goto
真一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TYK Corp
Original Assignee
TYK Corp
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Filing date
Publication date
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 外周定形れんがの押さえ構造は、上下方
向より定形れんがを上下両端を傾斜状態で支持固定する
ことと、上部外周部に鉄帯を配することが特徴である。
しかし下端部のハイアルミナ質キャスタブルとMgO−
C質れんが6との境界部では、下端部のハイアルミナ質
との接着性が低く、使用早期に両者の境界部の目地へ地
金やスラグが浸入し易く、損傷が大きくなっていると考
えられる。そこでスラグライン部に配設したMgO−C
質定形れんが6と下端キャスタブル2との境界部を凹凸
状にし、更に凸部を下端部方向に向かう縦目地部を凹曲
面形状とし、下端部キャスタブル2との密着性を増し、
下端部キャスタブル2の欠落と両材質間の目地溶損を抑
制することを考えた。 【効果】 浸漬管はスムーズに一体化しており、かつ下
端部の亀裂、欠落もなく、良好な損傷プロフィールが得
られ、耐用寿命の延長ができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空脱ガス装置用
浸漬管の外周部分の損傷を抑制し、寿命延長を目的とし
たものである。
【0002】
【従来の技術】主に溶鋼中の脱ガス、特に脱水素、脱炭
を行うRH、DH脱ガス装置用浸漬部は浸漬管と称され
る。その最も一般的な従来の形状を図1に示す。詳細は
この一般的な構造の浸漬管を図1を用いて説明する。浸
漬管は、一般的に内張れんがはマグネシア−クロム質れ
んが(以後、マグクロれんがと称す)、一方外周部は、
ハイアルミナ質キャスタブルが配設されている。その損
傷要因は、内張りマグクロれんが1の溶鋼流による摩
耗、熱サイクルによるスポーリング、及び外周部キャス
タブル2のスラグラインの損傷、下端部の脱落等が挙げ
られる。内張りれんが1の損傷ついてはマグクロれんが
の材質的改善によって対応されているが、外周および下
端部は、構造的な問題もあり満足される状態には無い。
そこで、外周部に定形のMgO−C質れんがを配設する
浸漬管が考案され多く使用されつつある(特開平7−3
4119)。しかし、この考案はスラグラインの溶損と
いう問題を解決し、かつ内張りれんがを支える鉄芯4の
変形抑制することから、下端部のキャスタブルの脱落を
抑制する傾向にある。しかし、まだその効果は不十分で
スラグライン部の定形れんが1と外周部下端キャスタブ
ル2の目地部にスラグまたは地金が浸入し、ハイアルミ
ナ質キャスタブルが欠落するトラブルが発生し、スラグ
ライン部に配設したMgO−C質れんがの効果が十分に
生かされていない為である。これは、スラグライン部に
配設したMgO−C質れんが6と、下端部に配設したハ
イアルミナ質キャスタブルの熱伝導率や熱膨張率の大き
な相違から両材質の境界部の目地が拡大し、損傷を大き
くしていた。その対策として、浸漬管の下端部までMg
O−C質れんが6の延長案も幾つか出願されている。し
かし、実炉においての効果は何れも全く不十分であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】真空脱ガス装置用浸漬
管の外周部の定形MgO−C質れんが6と、下端部のハ
イアルミナ質キャスタブルとの接着性(結合性)を増
し、両材質間の目地部に生じる目地溶損、または、目地
部への地金浸入からキャスタブルの欠落での耐用律速す
る事の抑制を課題とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】特開平7−34119で
示される外周定形れんがの押さえ構造は、上下方向より
定形れんがを上下両端を傾斜状態で支持固定すること
と、上部外周部に鉄帯を配することが特徴である(図
2)。しかし、下端部のハイアルミナ質キャスタブルと
MgO−C質れんが6との境界部では、下端部のハイア
ルミナ質との接着性(結合性)が低く、使用早期に両者
の境界部の目地へ地金やスラグが浸入し易く、損傷が大
きくなっていると考えられる。そこで、スラグライン部
に配設したMgO−C質定形れんが6と下端キャスタブ
ル2との境界部を図3、図4のように凹凸状にし、更に
凸部を下端部方向に向かう縦目地部を図5、図6のよう
に凹曲面形状とし、下端部キャスタブル2との密着性を
増し、下端部キャスタブル2の欠落と両材質間の目地溶
損を抑制することを考えた。
【0005】
【実施例】80T容量の真空脱ガス装置用浸漬管を図
5、図6の如く製造した。内張りマグクロれんが1を鉄
芯内部に配設し、外周部に下端部キャスタブル2との接
合面を凹凸状にした定形MgO−C質れんが6を配設
し、且つ、この定形MgO−C質れんがの凸凹部は下端
方向50mm突出している。その縦目地部に10mmの
の凹曲面とした構造をなしており、外周下端部ハイアル
ミナ質キャスタブル方向に離れないようになっている。
そこへ、外周のハイアルミナ質キャスタブルを流鋳込み
施工した。
【0006】
【発明の効果】実施例で示された真空脱ガス装置用浸漬
管を実炉使用した。従来は、MgO−C質れんがとハイ
アルミナ質キャスタブルの境界部の損傷が生じていた
が、本発明の浸漬管はスムーズに一体化しており、且つ
下端部の亀裂、欠落もなく、良好な損傷プロフィールが
得られ、従来の耐用100ch程度が150chまで寿
命を延長することができ、大きな効果が得られることが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の真空脱ガス装置用浸漬管の縦断面図であ
る。
【図2】本発明の真空脱ガス装置用浸漬管の縦断面図で
ある。
【図3】特開平7−34119で示される真空脱ガス装
置用浸漬管の外周部目地構造である。
【図4】本発明の真空脱ガス装置用浸漬管の外周部目地
構造である。
【図5】特開平7−34119で示される真空脱ガス装
置用浸漬管の外周れんが形状である。
【図6】本発明の真空脱ガス装置用浸漬管の外周れんが
形状である。
【符号の説明】
1 内張りれんが 2 外周部キャスタブル 3 芯金 4 上部固定金物 5 MgO−C質定形れんが(短尺品) 6 MgO−C質定形れんが(長尺品) 7 本発明によるMgO−C質定形れんが(長尺品) 8 下部固定金物 9 アンカー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空脱ガス装置であるRH、DH用浸漬
    管において内張りれんがを支える鉄芯外周部のスラグラ
    イン部に定形れんがを配設し、かつ定形れんがの下端部
    にAl23−MgO系、またはAl23−Spinel
    系キャスタブルを配設したことを特徴とする真空脱ガス
    装置用浸漬管。
  2. 【請求項2】 上記の浸漬管で鉄芯の外周部に配設する
    定形れんがの構造は、一体物または縦方向に分割された
    構造で下端のキャスタブルとの接合面は凹凸形状となっ
    ており、下方向に突出した凸形状部の縦目地部で凹曲面
    形状となっていることを特徴とする請求項1記載の真空
    脱ガス装置用浸漬管。
JP19177397A 1997-07-01 1997-07-01 真空脱ガス装置用浸漬管 Pending JPH1121616A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063633A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Kurosaki Harima Corp 浸漬管
JP2009235506A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Kurosaki Harima Corp 浸漬管
CN114474303A (zh) * 2021-12-21 2022-05-13 鞍山钢铁冶金炉材科技有限公司 一种利用rh真空炉废砖制备高寿命中间包挡渣墙的方法

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JP2008063633A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Kurosaki Harima Corp 浸漬管
JP2009235506A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Kurosaki Harima Corp 浸漬管
CN114474303A (zh) * 2021-12-21 2022-05-13 鞍山钢铁冶金炉材科技有限公司 一种利用rh真空炉废砖制备高寿命中间包挡渣墙的方法

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