JPH1121615A - 真空脱ガス装置用浸漬管 - Google Patents
真空脱ガス装置用浸漬管Info
- Publication number
- JPH1121615A JPH1121615A JP19177297A JP19177297A JPH1121615A JP H1121615 A JPH1121615 A JP H1121615A JP 19177297 A JP19177297 A JP 19177297A JP 19177297 A JP19177297 A JP 19177297A JP H1121615 A JPH1121615 A JP H1121615A
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- JP
- Japan
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- brick
- end part
- vacuum degassing
- mgo
- castable refractory
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- Pending
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
斜状態で支持固定することと、上部外周部に鉄帯を配す
る特徴である。しかし、下端部のハイアルミナ質キャス
タブルとMgO−C質6との境界部では、下端部のハイ
アルミナ質との接着性が低く、使用早期に両者の境界部
の目地へ地金やスラグが浸入し易く、損傷が大きくなっ
ていると考えられる。そこでスラグライン部に配設した
MgO−C質定形れんが6と下端キャスタブル2との境
界部を凹凸状にし、さらに凸部を下端部方向に向って末
広がりとし、下端部キャスタブル2の密着性を増し、下
端部キャスタブル2の欠落と両材質間の目地溶損を抑制
することを考えた。 【効果】 浸漬管はスムーズに一体化しており、かつ下
端部の亀裂、欠落もなく良好な損傷プロフィールが得ら
れ、大きな耐用寿命の延長ができた。
Description
浸漬管の外周部分の損傷を抑制し、寿命延長を目的とし
たものである。
を行うRH、DH脱ガス装置用浸漬部は浸漬管と称され
る。その最も一般的な従来の形状を図1に示す。詳細は
この一般的な構造の浸漬管を図1を用いて説明する。浸
漬管は、一般的に内張れんがはマグネシア−クロム質れ
んが(以後、マグクロれんがと称す)、一方外周部は、
ハイアルミナ質キャスタブルが配設されている。その損
傷要因は、内張りマグクロれんが1の溶鋼流による摩
耗、熱サイクルによるスポーリング、及び外周部キャス
タブル2のスラグラインの損傷、下端部の脱落等が挙げ
られる。内張りれんが1の損傷ついてはマグクロれんが
の材質的改善によって対応されているが、外周および下
端部は、構造的な問題もあり満足される状態には無い。
そこで、外周部に定形のMgO−C質れんがを配設する
浸漬管が考案され多く使用されつつある(特開平7−3
4119)。しかし、この考案はスラグラインの溶損と
いう問題を解決し、かつ内張りれんがを支える鉄芯4の
変形抑制することから、下端部のキャスタブルの脱落を
抑制する傾向にある。しかし、まだその効果は不十分で
スラグライン部の定形れんが1と外周部下端キャスタブ
ル2の目地部にスラグまたは地金が浸入し、ハイアルミ
ナ質キャスタブルが欠落するトラブルが発生し、スラグ
ライン部に配設したMgO−C質れんがの効果が十分に
生かされていない為である。これは、スラグライン部に
配設したMgO−C質れんが6と、下端部に配設したハ
イアルミナ質キャスタブルの熱伝導率や熱膨張率の大き
な相違から両材質の境界部の目地が拡大し、損傷を大き
くしていた。その対策として、浸漬管の下端部までMg
O−C質れんが6の延長案も幾つか出願されている。し
かし、実炉においての効果は何れも全く不十分であっ
た。
管の外周部の定形MgO−C質れんが6と、下端部のハ
イアルミナ質キャスタブルとの接着性(結合性)を増
し、両材質間の目地部に生じる目地溶損、または、目地
部への地金浸入からキャスタブルの欠落での耐用律速す
る事の抑制を課題とした。
示される外周定形れんがの押さえ構造は、上下方向より
定形れんがを上下両端を傾斜状態で支持固定すること
と、上部外周部に鉄帯を配することが特徴である(図
2)。しかし、下端部のハイアルミナ質キャスタブルと
MgO−C質れんが6との境界部では、下端部のハイア
ルミナ質との接着性(結合性)が低く、使用早期に両者
の境界部の目地へ地金やスラグが浸入し易く、損傷が大
きくなっていると考えられる。そこで、スラグライン部
に配設したMgO−C質定形れんが6と下端キャスタブ
ル2との境界部を凹凸状にし、更に図4のように凸部を
下端部方向に向かって末広がりとし、下端部キャスタブ
ル2との密着性を増し、下端部キャスタブル2の欠落と
両材質間の目地溶損を抑制することを考えた。
5、図6の如く製造した。内張りマグクロれんが1を鉄
芯内部に配設し、外周部に下端部キャスタブル2との接
合面を凹凸状にした定形MgO−C質れんが6を配設
し、且つ、この定形MgO−C質れんがの凸凹部の凸部
は下端方向に末広がりの構造をなしており、外周下端部
ハイアルミナ質キャスタブル2が下端方向に離れないよ
うになっている。そこへ、外周のハイアルミナ質キャス
タブルを流鋳込み施工した。
管を実炉使用した。従来は、MgO−C質れんがとハイ
アルミナ質キャスタブルの境界部の損傷が生じていた
が、本発明の浸漬管はスムーズに一体化しており、且つ
下端部の亀裂、欠落もなく、良好な損傷プロフィールが
得られ、従来の耐用100ch程度が150chまで寿
命を延長することができ、大きな効果が得られることが
できた。
る。
ある。
置用浸漬管の外周部目地構造である。
構造である。
置用浸漬管の外周れんが形状である。
形状である。
Claims (2)
- 【請求項1】 真空脱ガス装置であるRH、DH用浸漬
管において内張りれんがを支える鉄芯外周部のスラグラ
イン部に定形れんがを配設し、かつ定形れんがの下端部
にAl2O3−MgO系、またはAl2O3−Spinel
系キャスタブルを配設したことを特徴とする真空脱ガス
装置用浸漬管。 - 【請求項2】 上記の浸漬管で鉄芯の外周部に配設する
定形れんがの構造は、一体物または縦方向に分割された
構造で下端のキャスタブルとの接合面は凹凸形状となっ
ており、また凸形状部は下方向に幅広がりの形状となっ
ていることを特徴とする請求項1記載の真空脱ガス装置
用浸漬管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19177297A JPH1121615A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 真空脱ガス装置用浸漬管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19177297A JPH1121615A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 真空脱ガス装置用浸漬管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1121615A true JPH1121615A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16280278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19177297A Pending JPH1121615A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 真空脱ガス装置用浸漬管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1121615A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009235506A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Kurosaki Harima Corp | 浸漬管 |
JP2011032523A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 真空脱ガス炉の浸漬管 |
JP2017203204A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | 東京窯業株式会社 | 浸漬管 |
-
1997
- 1997-07-01 JP JP19177297A patent/JPH1121615A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009235506A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Kurosaki Harima Corp | 浸漬管 |
JP2011032523A (ja) * | 2009-07-31 | 2011-02-17 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 真空脱ガス炉の浸漬管 |
JP2017203204A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | 東京窯業株式会社 | 浸漬管 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040701 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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