JPH08155631A - 溶融金属容器の内張り構造 - Google Patents
溶融金属容器の内張り構造Info
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- JPH08155631A JPH08155631A JP32979194A JP32979194A JPH08155631A JP H08155631 A JPH08155631 A JP H08155631A JP 32979194 A JP32979194 A JP 32979194A JP 32979194 A JP32979194 A JP 32979194A JP H08155631 A JPH08155631 A JP H08155631A
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- Japan
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 不定形耐火物による炉壁の内張りがもつ施工
性を損なうことなく、スラグライン部の耐用性を向上さ
せる。 【構成】 スラグライン部の側壁をMgO含有不定形耐
火物にて内張りした溶融金属容器において、炭素含有定
形耐火物を間隙をもって該不定形耐火物間に埋没した。
定形耐火物による亀裂進展阻止により、スラグライン部
の剥離損傷を防止する。この定形耐火物は不定形耐火物
中に間隙をもって埋没し、しかも炉壁に固定していない
から、施工が迅速、かつ容易である。また、定形耐火物
の配置がスラグライン部に限定されることで、定形耐火
物が不定形耐火物の流し込み施工時に弊害とならない。
性を損なうことなく、スラグライン部の耐用性を向上さ
せる。 【構成】 スラグライン部の側壁をMgO含有不定形耐
火物にて内張りした溶融金属容器において、炭素含有定
形耐火物を間隙をもって該不定形耐火物間に埋没した。
定形耐火物による亀裂進展阻止により、スラグライン部
の剥離損傷を防止する。この定形耐火物は不定形耐火物
中に間隙をもって埋没し、しかも炉壁に固定していない
から、施工が迅速、かつ容易である。また、定形耐火物
の配置がスラグライン部に限定されることで、定形耐火
物が不定形耐火物の流し込み施工時に弊害とならない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不定形耐火物による溶
融金属容器の内張り構造に関するものである。
融金属容器の内張り構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鉄産業における溶融金属容器の内張り
は、施工の省力化などを目的とし、従来のれんが積みに
代えて流し込み施工によるアルミナスピネルを主体とす
る不定形耐火物が使用されるようになった。例えば特開
平1−87577号公報などに見られるとおりである。
は、施工の省力化などを目的とし、従来のれんが積みに
代えて流し込み施工によるアルミナスピネルを主体とす
る不定形耐火物が使用されるようになった。例えば特開
平1−87577号公報などに見られるとおりである。
【0003】耐食性が要求されるスラグライン部用不定
形耐火物は、品質改善が著しいとはいえ、このアルミナ
スピネルはスラグ浸透による構造的スポーリングを起因
とする剥離を伴った損耗により、その耐用性は十分なも
のではない。また、MgO含有不定形耐火物は前記構造
的スポーリングによる剥離には強い反面、熱による膨張
・収縮が大きく、このままでは使用できないものであっ
た。そこで、不定形耐火物による内張りの場合も、スラ
グライン部は従来と同様にれんが積みを行っているのが
実情である。
形耐火物は、品質改善が著しいとはいえ、このアルミナ
スピネルはスラグ浸透による構造的スポーリングを起因
とする剥離を伴った損耗により、その耐用性は十分なも
のではない。また、MgO含有不定形耐火物は前記構造
的スポーリングによる剥離には強い反面、熱による膨張
・収縮が大きく、このままでは使用できないものであっ
た。そこで、不定形耐火物による内張りの場合も、スラ
グライン部は従来と同様にれんが積みを行っているのが
実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このスラグラ
イン部のれんが積みによってオール不定形耐火物化が阻
止され、内張り施工の省力化において問題を残してい
た。本発明は、MgO含有不定形耐火物による炉壁の内
張りがもつ施工性を損なうことなく、スラグライン部の
耐用性を向上させることを目的とする。
イン部のれんが積みによってオール不定形耐火物化が阻
止され、内張り施工の省力化において問題を残してい
た。本発明は、MgO含有不定形耐火物による炉壁の内
張りがもつ施工性を損なうことなく、スラグライン部の
耐用性を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の手段1は、側壁
をMgO含有不定形耐火物にて内張りした溶融金属容器
において、スラグライン部に炭素含有定形耐火物をパー
マネントれんがに固定することなく、かつ該炭素含有定
形耐火物相互を間隙をもって埋設したものであり、さら
に、手段2は前記炭素含有定形耐火物の間隙を100〜
500mmとしたことを特徴とする溶融金属容器の内張
り構造にある。
をMgO含有不定形耐火物にて内張りした溶融金属容器
において、スラグライン部に炭素含有定形耐火物をパー
マネントれんがに固定することなく、かつ該炭素含有定
形耐火物相互を間隙をもって埋設したものであり、さら
に、手段2は前記炭素含有定形耐火物の間隙を100〜
500mmとしたことを特徴とする溶融金属容器の内張
り構造にある。
【0006】
【作用】図は、本発明による溶融金属容器の内張り構造
を模式的に示したものである。図1は、側壁上部の側面
断面図である。図2は、側壁上部の正面図である。図に
おいて溶融金属容器の側壁(1)は、鉄皮(2)の内面
にパーマネントれんが(3)を介して不定形耐火物
(4)が内張りされている。点線は不定形耐火物の流し
込み施工時に使用される中子型枠(5)である。
を模式的に示したものである。図1は、側壁上部の側面
断面図である。図2は、側壁上部の正面図である。図に
おいて溶融金属容器の側壁(1)は、鉄皮(2)の内面
にパーマネントれんが(3)を介して不定形耐火物
(4)が内張りされている。点線は不定形耐火物の流し
込み施工時に使用される中子型枠(5)である。
【0007】本発明では、不定形耐火物(4)による内
張りにおいて、スラグライン部(6)に定形耐火物
(7)を間隙をもって設けることによりスラグライン部
の不定形耐火物を分割構造とすることから、冷却時のM
gO含有不定形耐火物の収縮量を低減でき、収縮起因で
発生するハクリ損耗を抑制することができる。さらに定
形耐火物(7)は、亀裂進展阻止によってスラグライン
部(6)の剥離損傷を防止する効果をもつ。
張りにおいて、スラグライン部(6)に定形耐火物
(7)を間隙をもって設けることによりスラグライン部
の不定形耐火物を分割構造とすることから、冷却時のM
gO含有不定形耐火物の収縮量を低減でき、収縮起因で
発生するハクリ損耗を抑制することができる。さらに定
形耐火物(7)は、亀裂進展阻止によってスラグライン
部(6)の剥離損傷を防止する効果をもつ。
【0008】本発明では、定形耐火物(7)を牽引固定
することもなく、不定形耐火物(4)中に適当な間隙で
埋設するので、れんが積みに見られるような熟練技術の
必要もない。さらに、定形耐火物(7)はパーマネント
れんがに固定されていないことから、炉壁の上下方向の
膨脹の際に不定形耐火物(4)に追随して移動すること
からセリ割れによるハクリ損耗の発生も抑制することが
できる。
することもなく、不定形耐火物(4)中に適当な間隙で
埋設するので、れんが積みに見られるような熟練技術の
必要もない。さらに、定形耐火物(7)はパーマネント
れんがに固定されていないことから、炉壁の上下方向の
膨脹の際に不定形耐火物(4)に追随して移動すること
からセリ割れによるハクリ損耗の発生も抑制することが
できる。
【0009】本発明において、スラグライン部(6)へ
の定形耐火物(7)の埋設方法は、例えば中子型枠
(5)とパーマネントれんが(3)との間に側壁を構成
する不定形耐火物(4)をスラグライン部(6)の下端
まで流し込んだ後、定形耐火物(7)をほぼ等間隔で周
方向に配置し、その上に不定形耐火物を流し込む。定形
耐火物(7)を図のように複数段に設ける場合は、この
定形耐火物(7)の配置と不定形耐火物の流し込みをく
り返す。定形耐火物(7)の先端部分は炉壁の内周に露
出してもよいが、図のように埋設させると施工が容易で
ある。
の定形耐火物(7)の埋設方法は、例えば中子型枠
(5)とパーマネントれんが(3)との間に側壁を構成
する不定形耐火物(4)をスラグライン部(6)の下端
まで流し込んだ後、定形耐火物(7)をほぼ等間隔で周
方向に配置し、その上に不定形耐火物を流し込む。定形
耐火物(7)を図のように複数段に設ける場合は、この
定形耐火物(7)の配置と不定形耐火物の流し込みをく
り返す。定形耐火物(7)の先端部分は炉壁の内周に露
出してもよいが、図のように埋設させると施工が容易で
ある。
【0010】本発明に用いる定形耐火物とは、炭素含有
耐火物である。炭素含有耐火物は、炭素を含有しない定
形耐火物よりも耐食性、耐構造的スポーリング性、耐熱
スポーリング性に優れる。それ故に、炭素含有耐火物を
MgO含有不定形耐火物に埋設して使用した場合、該不
定形耐火物よりも損耗量が小さいために、スラグライン
部側壁表面が凸凹状となる。その結果、凸凹状の表面を
程するスラグライン部側壁に吹付補修、あるいは溶射補
修等の補修を施した場合、補修材の付着歩留りが向上
し、補修効果を最大限に発揮させることができ、さらな
る炉寿命の延長を図る事ができるからである。
耐火物である。炭素含有耐火物は、炭素を含有しない定
形耐火物よりも耐食性、耐構造的スポーリング性、耐熱
スポーリング性に優れる。それ故に、炭素含有耐火物を
MgO含有不定形耐火物に埋設して使用した場合、該不
定形耐火物よりも損耗量が小さいために、スラグライン
部側壁表面が凸凹状となる。その結果、凸凹状の表面を
程するスラグライン部側壁に吹付補修、あるいは溶射補
修等の補修を施した場合、補修材の付着歩留りが向上
し、補修効果を最大限に発揮させることができ、さらな
る炉寿命の延長を図る事ができるからである。
【0011】また、炭素含有耐火物は水と非常に濡れ難
いので、水を含有する不定形耐火物に埋設した場合に
も、炭素を含有しない定形耐火物で生じるような使用中
の水和反応による粉化現象の発生をも抑制することがで
きる。
いので、水を含有する不定形耐火物に埋設した場合に
も、炭素を含有しない定形耐火物で生じるような使用中
の水和反応による粉化現象の発生をも抑制することがで
きる。
【0012】炭素含有定形耐火物(7)の材質は、例え
ばマグネシア−カーボン系、アルミナ−カーボン系、ア
ルミナ−炭化珪素−カーボン系、アルミナ−マグネシア
−カーボン系が望ましく、焼成品、不焼成品のいずれで
もよい。
ばマグネシア−カーボン系、アルミナ−カーボン系、ア
ルミナ−炭化珪素−カーボン系、アルミナ−マグネシア
−カーボン系が望ましく、焼成品、不焼成品のいずれで
もよい。
【0013】側壁を構成するMgO含有不定形耐火物の
材質は、MgO含有量が10wt%以上のものが望まし
く、例えば従来のアルミナ−マグネシア系、マグネシア
−アルミナ系、アルミナ−スピネル−マグネシア系、マ
グネシア−ジルコン系、マグネシア−ライム系、マグネ
シア−スピネル系などの流し込み材が使用される。
材質は、MgO含有量が10wt%以上のものが望まし
く、例えば従来のアルミナ−マグネシア系、マグネシア
−アルミナ系、アルミナ−スピネル−マグネシア系、マ
グネシア−ジルコン系、マグネシア−ライム系、マグネ
シア−スピネル系などの流し込み材が使用される。
【0014】定形耐火物(7)のサイズは、例えば縦横
それぞれ50〜250mmで、長さは炉壁における不定
形耐火物(4)層の厚さ以下とする。定形耐火物(7)
同士の間隙は、上下左右において100〜500mmと
することが好ましい。間隔が狭過ぎると定形耐火物
(7)の個数が多くなって、施工性が低下する。間隔が
大き過ぎるとキレツ発達阻止の効果が少ない。
それぞれ50〜250mmで、長さは炉壁における不定
形耐火物(4)層の厚さ以下とする。定形耐火物(7)
同士の間隙は、上下左右において100〜500mmと
することが好ましい。間隔が狭過ぎると定形耐火物
(7)の個数が多くなって、施工性が低下する。間隔が
大き過ぎるとキレツ発達阻止の効果が少ない。
【0015】
【実施例】本発明の実施例および比較例を350t溶鋼
鍋において実施し、スラグライン部の耐用性および施工
性について試験した。溶鋼鍋の内張りは、厚さ95mm
のパーマネントれんがを介し、アルミナ−スピネル質流
し込み材によって厚さ170mmの不定形耐火物層を設
けた。また、この溶鋼鍋のスラグライン部の高さ方向の
幅は、約920mmである。
鍋において実施し、スラグライン部の耐用性および施工
性について試験した。溶鋼鍋の内張りは、厚さ95mm
のパーマネントれんがを介し、アルミナ−スピネル質流
し込み材によって厚さ170mmの不定形耐火物層を設
けた。また、この溶鋼鍋のスラグライン部の高さ方向の
幅は、約920mmである。
【0016】(実施例1)スラグライン部に、半並形形
状(65×114×115mm)のマグネシア−カーボ
ン系不焼成れんがを、長さ方向を炉心に向けてコバの状
態で配置した。定形耐火物同士の間隔は、横200m
m、高さ100mmとし、高さ方向に四層に設けた。定
形耐火物間はスピネル−マグネシア系不定形耐火物を流
し込み充填した。容器の使用後のスラグライン部は、細
いキレツが分散した状態であり、大キレツの発生は認め
られなかった。50チャージ過ぎに1回ハクリが発生し
たが、それ以後のハクリはなかった。損耗速度は1.3
mm/チャージであり、後述の比較例2に比べて約3倍
の耐用性を示した。
状(65×114×115mm)のマグネシア−カーボ
ン系不焼成れんがを、長さ方向を炉心に向けてコバの状
態で配置した。定形耐火物同士の間隔は、横200m
m、高さ100mmとし、高さ方向に四層に設けた。定
形耐火物間はスピネル−マグネシア系不定形耐火物を流
し込み充填した。容器の使用後のスラグライン部は、細
いキレツが分散した状態であり、大キレツの発生は認め
られなかった。50チャージ過ぎに1回ハクリが発生し
たが、それ以後のハクリはなかった。損耗速度は1.3
mm/チャージであり、後述の比較例2に比べて約3倍
の耐用性を示した。
【0017】(実施例2)スラグライン部に、75×2
30×170mmのMgO−C系不焼成れんがを、17
0mm方向を炉心に向けてコバの状態で配置した。定形
耐火物同士の間隔は、横500mm、高さ300mmと
し、高さ方向に二層に設けた。定形耐火物間は炉壁全体
と同じスピネル−マグネシア系不定形耐火物を流し込み
充填した。実施例1と同様に大キレツの発生はなく、細
いキレツが分散した状態であった。ハクリ損傷は全くな
く、損耗速度は1.0mm/チャージであり、きわめて
良好な耐用性が得られた。
30×170mmのMgO−C系不焼成れんがを、17
0mm方向を炉心に向けてコバの状態で配置した。定形
耐火物同士の間隔は、横500mm、高さ300mmと
し、高さ方向に二層に設けた。定形耐火物間は炉壁全体
と同じスピネル−マグネシア系不定形耐火物を流し込み
充填した。実施例1と同様に大キレツの発生はなく、細
いキレツが分散した状態であった。ハクリ損傷は全くな
く、損耗速度は1.0mm/チャージであり、きわめて
良好な耐用性が得られた。
【0018】(比較例1)スラグライン部に、定形耐火
物として75×230×170mmのマグネシア−カー
ボン系不焼成れんがを、10mmの目地をもって積み付
けて配置した。耐用性は良好である。しかし、目地の隙
間が小さいために熟練した築炉技術が要求された。しか
も、通常のれんが積み工法であり、施工能率がきわめて
悪く、炉壁の不定形耐火物化による施工性向上の効果が
損なわれた。
物として75×230×170mmのマグネシア−カー
ボン系不焼成れんがを、10mmの目地をもって積み付
けて配置した。耐用性は良好である。しかし、目地の隙
間が小さいために熟練した築炉技術が要求された。しか
も、通常のれんが積み工法であり、施工能率がきわめて
悪く、炉壁の不定形耐火物化による施工性向上の効果が
損なわれた。
【0019】(比較例2)スラグライン部をスピネル−
マグネシア系不定形耐火物とし、他を上記各例と同じア
ルミナ−スピネル系不定形耐火物とした。スピネル−マ
グネシア系不定形耐火物は、耐スラグ性に優れている。
しかし、不定形耐火物であるために稼働初期から大キレ
ツが発生し、20チャージ過ぎからはハクリが繰り返し
発生した。その結果、損耗速度は3.8mm/チャージ
であり、43チャージの短寿命に終った。
マグネシア系不定形耐火物とし、他を上記各例と同じア
ルミナ−スピネル系不定形耐火物とした。スピネル−マ
グネシア系不定形耐火物は、耐スラグ性に優れている。
しかし、不定形耐火物であるために稼働初期から大キレ
ツが発生し、20チャージ過ぎからはハクリが繰り返し
発生した。その結果、損耗速度は3.8mm/チャージ
であり、43チャージの短寿命に終った。
【0020】
【発明の効果】本発明による内張り構造は、定形耐火物
によるアンカー効果および亀裂進展阻止により、スラグ
ライン部の剥離損傷を防止する。この定形耐火物は不定
形耐火物中に間隙をもって配置し、しかも炉壁に固定し
ていないから、施工が迅速、かつ容易である。また、定
形耐火物の配置がスラグライン部に限定されることで、
定形耐火物が不定形耐火物の流し込み施工時に弊害とな
らない。本発明はこれらの効果により、不定形耐火物に
よる炉壁の内張りがもつ施工性を損なうことなく、スラ
グライン部の耐用性を向上させることができる。
によるアンカー効果および亀裂進展阻止により、スラグ
ライン部の剥離損傷を防止する。この定形耐火物は不定
形耐火物中に間隙をもって配置し、しかも炉壁に固定し
ていないから、施工が迅速、かつ容易である。また、定
形耐火物の配置がスラグライン部に限定されることで、
定形耐火物が不定形耐火物の流し込み施工時に弊害とな
らない。本発明はこれらの効果により、不定形耐火物に
よる炉壁の内張りがもつ施工性を損なうことなく、スラ
グライン部の耐用性を向上させることができる。
【図1】側壁上部の側面断面図
【図2】側壁上部の正面図
1 側壁 2 鉄皮 3 パーマネントれんが 4 不定形耐火物 5 中子型枠 6 スラグライン部 7 定形耐火物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 義和 大分県大分市大字西ノ洲1番地 新日本製 鐵株式会社大分製鐵所内 (72)発明者 吉本 敏和 兵庫県高砂市荒井町新浜1丁目3番1号 ハリマセラミック株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 スラグライン部をパーマネントれんがで
内張りし、さらにこのパーマネントれんがの内壁をMg
O含有不定形耐火物にて内張りした溶融金属容器におい
て、炭素含有定形耐火物をパーマネントれんがに固定す
ることなく、かつ該炭素含有定形耐火物相互を間隙をも
って該不定形耐火物内に設けたことを特徴とする溶融金
属容器の内張り構造。 - 【請求項2】 前記炭素含有定形耐火物の間隙を100
〜500mmとしたことを特徴とする請求項1記載の溶
融金属容器の内張り構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32979194A JPH08155631A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 溶融金属容器の内張り構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32979194A JPH08155631A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 溶融金属容器の内張り構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08155631A true JPH08155631A (ja) | 1996-06-18 |
Family
ID=18225305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32979194A Withdrawn JPH08155631A (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 溶融金属容器の内張り構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08155631A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015116571A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 昭和セラミックス株式会社 | 受湯容器及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP32979194A patent/JPH08155631A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015116571A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-25 | 昭和セラミックス株式会社 | 受湯容器及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020305 |