JPH11215784A - キャプスタンモータ - Google Patents

キャプスタンモータ

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Publication number
JPH11215784A
JPH11215784A JP1732598A JP1732598A JPH11215784A JP H11215784 A JPH11215784 A JP H11215784A JP 1732598 A JP1732598 A JP 1732598A JP 1732598 A JP1732598 A JP 1732598A JP H11215784 A JPH11215784 A JP H11215784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing holder
motor
magnet
capstan
motor base
Prior art date
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Pending
Application number
JP1732598A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Saito
寛 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 モータベース21とベアリングホルダ2
2とを一体的に形成し、このベアリングホルダ22にベ
アリング12を介してキャプスタン軸35を回転自在に
取付け、このキャプスタン軸35の一端にロータヨーク
31を取付け、このロータヨーク31の外周部に周波数
発電用磁石33を取付け、モータベース21と一体的に
形成したベアリングホルダ22に磁気抵抗素子19を直
接取付けた。 【効果】 周波数発電用磁石に対し磁気抵抗素子を精度
よく取付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルビデオカセ
ットを使用したビデオカメラなどに用いるキャプスタン
モータの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のビデオカメラに用いるキャ
プスタンモータの断面図である。従来のキャプスタンモ
ータ100は、ステータ101と、このステータ101
に回転自在に取付けたロータ102とからなる。ステー
タ101は、モータベース103と、このモータベース
103に取付けたベアリングホルダ104と、このベア
リングホルダ104に取付けた上部ベアリング105
と、ベアリングホルダ104に取付けた下部ベアリング
106と、モータベース103に取付けたプリント基板
107と、このプリント基板107に取付けた駆動コイ
ル109…(…は複数個を示す。以下同じ。)と、プリ
ント基板107に取付けたホール素子111と、モータ
ベース103に取付けた磁気抵抗素子113(以下「M
R素子113」と略記する。)とからなる。モータベー
ス103は、珪素鋼板などの鉄系材料で形成したもので
ある。
【0003】ロータ102は、ロータヨーク121と、
このロータヨーク121に取付けた駆動用磁石122
と、ロータヨーク121の外周にアウト成形で取付けた
周波数発電機用磁石123(以下「FG用磁石123」
と略記する。)と、ロータヨーク121の中心にブッシ
ング124を介して取付けたキャプスタン軸125と、
このキャプスタン軸125に取付けたシール部材126
a,126bと、ロータヨーク121に取付けた外部駆
動用ギヤ127とからなる。これらのシール部材126
a,126bは、上部・下部ベアリング105,106
に含まれる油がキャプスタン軸125に流れ出し、磁気
テープ(図示せず)に付着することを防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、デジタルビ
デオカメラ用のキャプスタンモータは、従来のビデオカ
メラ用のキャプスタンモータよりも小型であるため、構
成部品であるモータも如何に小さくするかが重要であ
り、モータの厚さも極力薄くしなければならない。しか
も、回転精度は、従来のモータに比べ同等以上の性能が
要求される。従来のビデオカメラに用いるキャプスタン
モータは、図5に示す通り、珪素鋼板等からなる磁気材
料のモータベース103の中心に樹脂又は亜鉛製ベアリ
ングホルダ104と、FG信号を検出するMR素子11
3が取付けてある。制御精度を得るにはFG周波数を高
くしなければならず、FG用磁極数はできるだけ多く必
要になる。
【0005】例えば、ロータ外周径が21mmの場合、
MR素子113は、パターンピッチ140μmとの関係
から300極に着磁されたものであり、FG用磁石12
3の外周部に着磁された信号を読取り、回転制御をおこ
なうFG信号を発生するものである。MR素子113と
ロータ外周との空間距離の幅は、0.06mm以上0.
12mm以下と極めて狭いため、FG信号を検出するた
めのロータ外周面の振れは、10μmm以内に収める必
要がある。しかし、一般に樹脂磁石の成形後の寸法精度
は、約0.1mmの公差があり、10μm以内を満足で
きない。このため、樹脂成形後にロータ102を回転し
ながら外周面を0.05〜0.15mm切削加工をし、
外周振れを修正する。実際の組立おいては、ステータに
取付けたFG検出素子であるMR素子113が規定のF
G出力信号を発生するように調整し、更に、目視でロー
タ102との接触を回避して0.1mm以下の精度で調
整している。
【0006】すなわち、キャプスタンモータ100は、
MR素子113面にロータヨーク121の外周に取付け
たFG用磁石123を通過させることで、ロータ102
の回転数に比例した周波数のFG(frequency generat
or)信号を発生させ、このFG信号を図示せぬ制御回路
にフィードバックしてロータ102の回転数を制御する
ものである。従って、FG用磁石123とMR素子11
3との隙間は極めて高い精度が必要である。隙間が大き
すぎるとFG信号が低下してロータ102の回転数を十
分に制御することができない。また、隙間が小さすぎる
とMR素子113面にFG用磁石123が接触する虞れ
がある。
【0007】しかし、上記構造では、ベアリングホルダ
104をモータベース103に取付け、このモータベー
ス103にMR素子113を取付けたため、FG用磁石
123とMR素子113とで構成する隙間は、ベアリン
グホルダ104及びモータベース103の取付けのばら
つきにモータベース103及びMR素子113の取付け
のばらつきが加算される。従って、FG用磁石123に
対しMR素子113を十分に精度よく取付けることがで
きない。
【0008】そこで、本発明の目的は、磁気抵抗素子を
精度よく取付けることができるキャプスタンモータを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、モータベースにベアリングホルダを取付
け、このベアリングホルダにベアリングを介してキャプ
スタン軸を回転自在に取付け、このキャプスタン軸の一
端にロータヨークを取付け、このロータヨーク側の磁石
とモータベース側のコイルとの磁気作用でロータを回転
させるものであって、ロータヨークの外周部に周波数発
電用磁石を取付け、この周波数発電用磁石を磁気抵抗素
子で検出することで回転数を制御する形式のキャプスタ
ンモータにおいて、モータベースとベアリングホルダと
を一体的に形成し、このベアリングホルダに磁気抵抗素
子を直接取付けたことを特徴とする。
【0010】モータベースとベアリングホルダとを一体
的に形成し、このベアリングホルダにベアリングを介し
てキャプスタン軸を回転自在に取付け、このキャプスタ
ン軸の一端にロータヨークを取付け、このロータヨーク
の外周部に周波数発電用磁石を取付け、モータベースと
一体的に形成したベアリングホルダに磁気抵抗素子を直
接取付けることで、周波数発電用磁石に対し磁気抵抗素
子を精度よく取付ける。
【0011】請求項2は、モータベースとベアリングホ
ルダとを亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金で形成したことを特徴とする。モータベースとベ
アリングホルダとを、亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム又
はアルミニウム合金で形成し、さらに磁気抵抗素子の取
付け精度を向上させる。
【0012】請求項3は、モータベースとベアリングホ
ルダとを樹脂で形成したことを特徴とする。モータベー
スとベアリングホルダとを樹脂で形成し、キャプスタン
モータの軽量化を図る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るキャプスタンモータの
斜視図である。キャプスタンモータ1は、ステータ10
と、このステータ10に回転自在に取付けたロータ30
とからなる。
【0014】図2は図1の2−2線断面図であり、本発
明に係るキャプスタンモータ1の断面を示す。ステータ
10は、モータハウジング11と、このモータハウジン
グ11に取付けたベアリング12,12と、モータハウ
ジング11に磁性板14を介して取付けたプリント基板
16と、このプリント基板16に取付けたコイルとして
の駆動コイル17…と、プリント基板16に取付けたホ
ール素子18と、モータハウジング11に取付けた磁気
抵抗素子19(以下「MR素子19」と略記する。)と
からなる。
【0015】モータハウジング11は、プリント基板1
6及びMR素子19を支持するためのモータベースとし
てのモータベース部21と、ベアリング12,12を支
持するためのベアリングホルダとしてのベアリングホル
ダ部22とを一体的に形成したものである。磁性板14
はMR素子19を貫通させるための孔14aを備え、プ
リント基板16は同様にMR素子19を貫通させるため
の孔16aを備える。MR素子19は、ホルダ19aに
MR素子本体19bを組込み、このMR素子本体19b
から接続端子19c…(1本のみ示す。)をプリント基
板16に接続したものである。
【0016】ロータ30は、ロータヨーク31と、この
ロータヨーク31に取付けた磁石としてのネオジ系材料
を使用した駆動用磁石32と、ロータヨーク31の外周
に取付けたバリュムフェライト樹脂の周波数発電機用磁
石33(以下「FG用磁石33」と略記する。)と、ロ
ータヨーク31の中心にブッシング34を介して取付け
たキャプスタン軸35と、このキャプスタン軸35に取
付けたシール部材36a,36bと、ブッシング34を
介してキャプスタン軸35に取付けた外部駆動用ギヤ3
7とからなる。なお、FG用磁石33は、デジタルビデ
オカセットを使用する機器を薄型化できるよう外周下部
をテーパ面38にした。
【0017】図3は図1の3矢視図であり、本発明に係
るキャプスタンモータ1の下面を示す。MR素子19
は、プリント基板16の孔16a及び磁性板14の孔1
4aを貫通させたことを示す。また、MR素子19の接
続端子19c…はプリント基板16に接続したことを示
す。モータハウジング11に、ベアリング12,12
(図2参照)を介してキャプスタン軸35を回転自在に
取付け、このキャプスタン軸35の一端にロータヨーク
31を取付け、このロータヨーク31の外周にFG用磁
石33を取付け、ロータヨーク31の内周にブッシング
34をアウトサートした外部駆動用ギヤ37を取付け、
一体的に形成したモータハウジング11にMR素子19
を直接取付けたことを示す。
【0018】以上述べたキャプスタンモータ1の作用を
図4で説明する。図4(a),(b)は本発明に係るキ
ャプスタンモータの作用説明図であり、(a)は比較例
を示し、(b)は実施例を示す。(a)に示すように、
キャプスタンモータ100は、ベアリングホルダ104
をモータベース103に取付け、このモータベース10
3にMR素子113を取付けたため、FG用磁石123
とMR素子113とで構成する隙間t1は、モータベー
ス103とベアリングホルダ104との間の取付けのば
らつきにモータベース103とMR素子113との間の
取付けのばらつきが加算される。従って、FG用磁石1
23に対しMR素子113を十分な精度で取付けること
ができないので、隙間寸法t1を所定の寸法に調整をす
る必要がある。
【0019】一方、(b)に示すように、キャプスタン
モータ1は、モータベース部21とベアリングホルダ部
22とを一体的に形成しモータハウジング11にMR素
子19を取付けたので、FG用磁石33とMR素子19
とで構成する隙間寸法t2は、モータハウジング11の
単品の寸法精度で決定することができる。従って、FG
磁石33に対しMR素子19を十分な精度で取付けるこ
とができるので、隙間寸法t2の調整が不用となる。
【0020】モータベース部21とベアリングホルダ部
22とを一体的に構成したモータハウジング11を、亜
鉛、亜鉛合金、アルミニウム又はアルミニウム合金で形
成することで、モータハウジング11が寸法精度よく製
作することができ、MR素子19の取付け精度をさらに
向上することができる。また、モータハウジング11を
樹脂で形成することで、キャプスタンモータの軽量化を
図ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、モータベースとベアリングホルダと
を一体的に形成し、このベアリングホルダにベアリング
を介してキャプスタン軸を回転自在に取付け、このキャ
プスタン軸の一端にロータヨークを取付け、このロータ
ヨークの外周部に周波数発電用磁石を取付け、モータベ
ースと一体的に形成したベアリングホルダに磁気抵抗素
子を直接取付けたので、周波数発電用磁石に対し磁気抵
抗素子を精度よく取付けることができる。従って、周波
数発電用磁石と磁気抵抗素子とで構成する隙間寸法の調
整を省略することができる。
【0022】請求項2は、モータベースとベアリングホ
ルダとを、亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金で一体的に形成したので、さらに磁気抵抗素子
の取付け精度を向上することができる。
【0023】請求項3は、モータベースとベアリングホ
ルダとを樹脂で一体的に形成したので、キャプスタンモ
ータの軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャプスタンモータの斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3矢視図
【図4】本発明に係るキャプスタンモータの作用説明図
【図5】従来のビデオカメラに用いるキャプスタンモー
タの断面図
【符号の説明】
1…キャプスタンモータ、12…ベアリング、17…コ
イル(駆動コイル)、19…磁気抵抗素子、21…モー
タベース(モータベース部)、22…ベアリングホルダ
(ベアリングホルダ部)、30…ロータ、31…ロータ
ヨーク、32…磁石(駆動用磁石)、33…周波数発電
用磁石、35…キャプスタン軸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータベースにベアリングホルダを取付
    け、このベアリングホルダにベアリングを介してキャプ
    スタン軸を回転自在に取付け、このキャプスタン軸の一
    端にロータヨークを取付け、このロータヨーク側の磁石
    と前記モータベース側のコイルとの磁気作用でロータを
    回転させるものであって、 前記ロータヨークの外周部に周波数発電用磁石を取付
    け、この周波数発電用磁石を磁気抵抗素子で検出するこ
    とで回転数を制御する形式のキャプスタンモータにおい
    て、 前記モータベースとベアリングホルダとを一体的に形成
    し、このベアリングホルダに前記磁気抵抗素子を直接取
    付けたことを特徴とするキャプスタンモータ。
  2. 【請求項2】 前記モータベースとベアリングホルダと
    を、亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム又はアルミニウム合
    金で形成したことを特徴とする請求項1記載のキャプス
    タンモータ。
  3. 【請求項3】 前記モータベースとベアリングホルダと
    を、樹脂で形成したことを特徴とする請求項1記載のキ
    ャプスタンモータ。
JP1732598A 1998-01-29 1998-01-29 キャプスタンモータ Pending JPH11215784A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040316

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02