JPH11215519A - 動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法 - Google Patents

動きベクトル検出装置および動きベクトル検出方法

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JPH11215519A
JPH11215519A JP10009340A JP934098A JPH11215519A JP H11215519 A JPH11215519 A JP H11215519A JP 10009340 A JP10009340 A JP 10009340A JP 934098 A JP934098 A JP 934098A JP H11215519 A JPH11215519 A JP H11215519A
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英徳 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模をあまり増やさずに最適な動きベク
トルを求める。 【解決手段】 輝度、色差成分別々に動きベクトルV
y,Vcと、その時の評価値Eyy,Eccを求め(ス
テップ31,34)、その動きベクトルVy,Vcに基
づいて色差、輝度成分両方の評価値Eyc,Ecyを各
々算出し(ステップ32,35),色差、輝度成分両方
の総合評価値Ey(Eyy+Eyc),Ec(Ecc+
Ecy)を求める(ステップ33,36)。そして、色
差、輝度成分両方の総合評価値Ey,Ecとを比較し
て、Ey<Ecの場合には、Vyを動きベクトルとする
一方、Ey>Ecの場合には、Vcを動きベクトルとす
る(ステップ37)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輝度成分および色
差成分を有する被符号化画像データと、任意の参照デー
タとから上記被符号化画像データの動きベクトルを求め
る動きベクトル検出装置、および動きベクトル検出方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MPEG等の動き補償を用いた動画像符
号化方式では、輝度信号と色差信号を別々に求めて伝送
することはできない。従って、一般的には輝度信号のみ
を用いて動きベクトルを検出,伝送し、色差信号につい
てはブロックの大きさに合わせて上記動きベクトルを換
算する方法が採られている。しかし、上記方法では、輝
度信号の空間方向の変化が小さい場合には必ずしも正し
いベクトルが選択されず、画質劣化の原因となってい
た。
【0003】このような問題を解決するために、例え
ば、図12や、図13に示すように、輝度信号のみなら
ず色差信号も利用して動きベクトルを算出する方法が提
案されている。図12は、特開平8-102965号公
報に示された動きベクトル検出処理の手順を示すフロー
チャートである。この方法では、ベクトル1点1点につい
て輝度と色差の絶対差分値和等の評価値を加算し、加算
した評価値が最小となるベクトルを動きベクトルとする
方法が示されている。また、図13は、特開平5−21
9529号公報に示された動きベクトル検出処理の手順
を示すフローチャートである。この方法では、輝度と色
差の動きベクトルをそれぞれ個別に求め、あらかじめ抽
出したパラメータによってどの動きベクトルを最適動き
ベクトルとするかを判定する方法が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12に示す
従来の動きベクトル検出方法では、輝度と色差両方を合
わせた評価値を用いるため、高い符号化効率を期待でき
るが、輝度信号と色差信号の動きが異なる場合、輝度と
色差両方を合わせた評価値によって中途半端なベクトル
を選択してしまう可能性があるという問題点があった。
更に動きベクトルを得るための評価値演算器のビット幅
が増加すること等によって、回路規模が大きくなる、と
いう問題点もあった。また、図13に示す従来の動きベ
クトル検出方法では、輝度と色差のベクトルを別々に求
めるため、回路構成は簡単になるが、どのベクトルを選
択するかを評価値以外のパラメータを用いて決定してい
るため、必ずしも最適なベクトルを選択しているとは限
らない、といった問題点があった。
【0005】本発明は、以上のような問題点を解決する
ものであり、回路規模をあまり増やさずに最適な動きベ
クトルを求めることのできる動きベクトル検出装置、お
よび動きベクトル検出方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、輝度成分および色差成分を有する被符
号化画像データと、任意の参照データとから上記被符号
化画像データの動きベクトルを求めるようにした動きベ
クトル検出装置において、上記被符号化画像データと上
記参照データとから上記被符号化画像データの輝度成分
の動きベクトルと、その輝度成分の動きベクトルの評価
値とを求める輝度ベクトル側処理手段と、上記被符号化
画像データと上記参照データとから上記被符号化画像デ
ータの色差成分の動きベクトルと、その色差成分の動き
ベクトルの評価値とを求める色差ベクトル側処理手段
と、上記輝度成分の動きベクトル評価値と上記色差成分
の動きベクトル評価値とに基づいて、上記輝度成分の動
きベクトル、若しくは上記色差成分の動きベクトルを上
記符号化データの動きベクトルとする動きベクトル選択
手段と、を有することを特徴とする。
【0007】また、次の発明では、上記輝度ベクトル側
処理手段は、上記被符号化画像データおよび上記参照デ
ータの輝度成分からその絶対差分値和が最小となる輝度
成分の動きベクトルと、上記最小となる輝度成分の絶対
差分値和を求めると共に、上記被符号化画像データおよ
び上記参照データの色差成分から上記輝度成分の動きベ
クトルに基づく色差成分の絶対差分値和を求め、上記輝
度成分の絶対差分値和と上記色差成分の絶対差分値和と
の和を輝度成分の動きベクトルの評価値とし、上記色差
ベクトル側処理手段は、上記被符号化画像データおよび
上記参照データの色差成分からその絶対差分値和が最小
となる色差成分の動きベクトルと、上記最小となる色差
成分の絶対差分値和を求めると共に、上記被符号化画像
データおよび上記参照データの輝度成分から上記色差成
分の動きベクトルに基づく輝度成分の絶対差分値和を求
め、上記色差成分の絶対差分値和と上記輝度成分の絶対
差分値和との和を色差成分の動きベクトルの評価値とす
ることを特徴とする。
【0008】また、次の発明では、上記輝度ベクトル側
処理手段は、上記被符号化画像データおよび上記参照デ
ータの輝度成分から整数精度で輝度成分の動きベクトル
の探索を行ない絶対差分値和が最小となる上記被符号化
画像データの輝度成分の動きベクトルを求め、輝度成分
および色差成分各々の参照データ上で上記輝度成分の動
きベクトル周辺についてハーフペル探索を行ない絶対差
分値和をそれぞれ求め、輝度成分および色差成分の絶対
差分値和の和が最小となる動きベクトルと、その絶対差
分値和の和とを、それぞれ輝度成分の動きベクトルと、
その輝度成分の動きベクトルの評価値とし、上記色差ベ
クトル側処理手段は、上記被符号化画像データおよび上
記参照データの色差成分から整数精度で色差成分の動き
ベクトルの探索を行ない絶対差分値和が最小となる上記
被符号化画像データの色差成分の動きベクトルを求め、
輝度成分および色差成分各々の参照データ上で上記色差
成分の動きベクトル周辺についてハーフペル探索を行な
い絶対差分値和をそれぞれ求め、輝度成分および色差成
分の絶対差分値和の和が最小となる動きベクトルと、そ
の絶対差分値和の和とを、それぞれ色差成分の動きベク
トルと、その色差成分の動きベクトルの評価値とするこ
とを特徴とする。
【0009】また、次の発明では、輝度成分および色差
成分を有する被符号化画像データと、任意の参照データ
とから上記被符号化画像データの動きベクトルを求める
ようにした動きベクトル検出方法において、上記被符号
化画像データの輝度成分と色差成分それぞれ個別に動き
ベクトルを求めると共に、求めた各々の動きベクトルに
対応する輝度成分と色差成分両方の参照データを用いて
評価値を算出し、上記評価値をもとに伝送する動きベク
トルを求めることを特徴とする。
【0010】また、次の発明では、輝度成分および色差
成分を有する被符号化画像データと、任意の参照データ
とから上記被符号化画像データの動きベクトルを求める
ようにした動きベクトル検出方法において、上記被符号
化画像データの輝度成分と色差成分それぞれ個別に整数
精度で動きベクトルを求め、求めた各々の動きベクトル
に対応する輝度成分と色差成分両方の参照データを用い
て上記整数精度動きベクトル周辺においてハーフペル精
度を含めた探索を行ってハーフペル精度の動きベクトル
を求めると共に、求めた各々輝度成分と色差成分のハー
フペル精度の動きベクトルの評価値を算出し、上記評価
値をもとに伝送する動きベクトルを求めることを特徴と
する。
【0011】また、次の発明では、輝度成分及び色差成
分両方の評価値を算出する際、輝度成分および色差価値
に対し、人間の視覚特性に応じた重み付けを行い、それ
らの1次結合を用いることを特徴とする。
【0012】また、次の発明では、輝度成分および色差
成分両方の評価値を求める際、輝度成分および色差成分
それぞれの評価値に対し、それぞれの信号レベルに応じ
た重み付けを行い、それらの1次結合を用いることを特
徴とする。
【0013】また、次の発明では、輝度成分および色差
成分両方の評価値を求める際、輝度成分および色差成分
それぞれの評価値に対し、輝度ブロックの大きさと色差
ブロックの大きさの違いに応じた重み付けを行い、それ
らの1次結合を用いることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
係る動きベクトル検出装置が用いられる画像符号化装置
の概略構成の一例を示している。図において、1は本発
明に係る動きベクトル検出装置の実施の形態1が適用さ
れる動きベクトル検出部、2はフレームメモリ、3はD
CT部、4は量子化部、5は可変長符号化(VLC)
部、6は逆量子化部、7は逆DCT部、8は減算器、9
は加算器である。本装置の動作を簡単に説明すると、ま
ず、入力した被符号化画像データは、減算部8で、フレ
ームメモリ2に蓄えられた任意の参照画像データとの間
でフレーム間差分をとられる。ここで、任意の参照画像
データとしたのは、参照画像は、被符号化画像データよ
り時間的に前のものでも、または両方向予測等を行なう
ためフレームの並べ替えを行なって先に符号化した時間
的に後のフレームのものでも、更に被符号化画像データ
を符号化および復号した局部復号画像データを必ずしも
用いる必要がなく原画そのもの等でもよいからである。
次に、その差分値は、DCT部3でDCT変換、量子化
部4で量子化され、さらにVLC部5で可変長符号化お
よび多重化されて、ビットストリーム(Bitstream)と
して伝送路側へと送り出され、復号側へ伝送される。一
方、量子化部4で量子化されたデータは、いわゆる局所
復号されるよう逆量子化部6にも送られ、逆量子化部6
で逆量子化され、IDCT部7で逆DCT変換され、さ
らに加算部9でフレームメモリ2に蓄えられた参照画像
データとの間でフレーム間加算されて新たな参照画像デ
ータを生成する。尚、動き検出部1で検出された動きベ
クトルは、VLC部5に出力され、VLC部5でビット
ストリーム(Bitstream)に多重化される。
【0015】図2に、本発明に係る動きベクトル検出装
置の実施の形態1が適用された動き検出部1の構成を示
す。図において、11は被符号化画像データ(図中で
は、被符号化データとする。)の輝度成分の動きベクト
ル(以下、輝度ベクトルという。)を探索する輝度ベク
トル探索部、12は色差成分の動きベクトル(以下、色
差ベクトルという。)を探索する色差ベクトル探索部、
13は輝度色差複合評価値演算部、14は動きベクトル
選択部、15は輝度ベクトル担当部、16は色差ベクト
ル担当部、17,18は加算部である。また、21はフ
レームメモリ2に格納された参照画像フレーム(図中で
は、参照フレームとする。)の輝度成分中で動きベクト
ル検索範囲のデータを示すサーチウィンドウデータ(S
W)の輝度成分、22は被符号化画像データの輝度成
分、23はフレームメモリ2に格納された参照画像フレ
ームの色差成分中で動きベクトル検索範囲のデータを示
すサーチウィンドウデータ(SW)の色差成分、24は
被符号化画像データの色差成分、25はフレームメモリ
2に格納された参照画像フレームの色差成分のうちで後
述する輝度ベクトルVyにより特定される色差データ、
26はフレームメモリ2に格納された参照画像フレーム
の輝度成分のうちで後述する色差ベクトルVcにより特
定される輝度データ、27は動きベクトル検出部1が最
終的にVLC部5へ出力する動きベクトルVである。
尚、実施の形態1では、輝度ベクトル探索部11、輝度
ベクトル担当部15および加算部17が本発明の輝度ベ
クトル側処理手段に該当し、色差ベクトル探索部12、
色差ベクトル担当部16および加算部18が色差ベクト
ル側処理手段に該当する。
【0016】次に、この実施の形態1の動き検出部1に
よる動き検出処理の動作を説明する。図3は、この実施
の形態1の動き検出部1による動きベクトル検出処理を
フローチャートにより示しており、図4は、この動き検
出部1による動きベクトル検出処理をフレームおよびデ
ータにより示している。まず、輝度ベクトルVyおよび
その評価値Eyを求める側の処理から説明すると、まず
最初のステップ31により、輝度ベクトル探索部11が
被符号化フレームの輝度成分から16×16画素からな
るマクロブロックからなる被符号化画像データの輝度成
分22を入力すると共に、フレームメモリ2に格納され
た参照画像フレームの輝度成分からサーチウィンドウデ
ータ(SW)の輝度成分21を入力して、輝度ベクトル
の探索を行なう。輝度ベクトルの探索は、サーチウィン
ドウデータ(SW)の輝度成分21中で被符号化画像デ
ータの輝度成分22との間で絶対差分値和が最小となる
参照データ21aを探索することにより行い、絶対差分
値和が最小となる輝度成分の参照データ21aが探索で
きた場合、被符号化画像データの輝度成分22と参照デ
ータ21aとの間の輝度ベクトルをVy、その絶対差分
値和をEyyとして出力する。
【0017】次のステップ32では、輝度色差複合評価
値演算部13の輝度ベクトル担当部15が、被符号化フ
レームの色差成分のうちで被符号化データの輝度成分2
2と位置が対応する被符号化画像データの色差成分24
と、輝度ベクトル探索部11から出力された輝度ベクト
ルVyにより特定される参照画像フレームの色差成分で
ある色差データ25とを入力して、被符号化画像データ
の色差成分24と色差データ25との絶対差分値和Ey
cを求める。
【0018】次のステップ33では、加算部17が輝度
ベクトル探索部11からの輝度成分の絶対差分値和Ey
yと、輝度ベクトル担当部13からの色差成分の絶対差
分値和Eycとを加算して、輝度ベクトルに基づく総合
的な評価値Eyを得る。
【0019】次に、色差ベクトルVcおよびその評価値
Ecを求める側の処理を説明すると、まず、ステップ3
4により、色差ベクトル探索部12が被符号化フレーム
の色差成分から被符号化画像データの色差成分24を入
力すると共に、フレームメモリ2に格納された参照画像
フレームの色差成分からサーチウィンドウデータ(S
W)の色差成分23を入力して、色差成分の動きベクト
ルの探索を行なう。色差成分の動きベクトルの探索は、
サーチウィンドウデータ(SW)の色差成分23中で被
符号化画像データの色差成分24との間で絶対差分値和
が最小となる輝度成分の参照データ23aを探索するこ
とにより行い、絶対差分値和が最小となる輝度成分の参
照データ23aが探索できた場合、被符号化画像データ
の色差成分24と輝度成分の参照データ23aとの間の
色差ベクトルをVc、その絶対差分値和をEccとして
出力する。
【0020】次のステップ35では、輝度色差複合評価
値演算部13の色差ベクトル担当部16が、被符号化画
像データの輝度成分22と、色差ベクトル探索部12か
ら出力された色差ベクトルVcにより特定される参照画
像フレームの輝度成分である輝度データ26とを入力し
て、被符号化画像データの輝度成分22と参照画像フレ
ームの輝度データ26との絶対差分値和Ecyを求め
る。
【0021】次のステップ36では、加算部18が色差
ベクトル探索部12からの輝度成分の絶対差分値和Ec
cと、色差ベクトル担当部16からの色差成分の絶対差
分値和Ecyとを加算して、色差ベクトルに基づく総合
的な評価値Ecを得る。
【0022】そして、最後のステップ37では、動きベ
クトル選択部14が評価値Ey,Ec、および輝度,色
差ベクトルVy,Vcを入力して、評価値Eyと、Ec
とを比較し、Ey<Ecの場合には、値の小さいEyに
対応したVyを動きベクトルVとして選択して、可変長
符号化(VLC)部5に出力する一方、Ey>Ecの場
合には、値の小さいEcに対応したVcを動きベクトル
Vとして選択して、可変長符号化(VLC)部5に出力
するようにする。
【0023】従って、この実施の形態1の動きベクトル
検出装置によれば、先に輝度,色差成分別々に動きベク
トルを求め、輝度,色差成分別々に求めた動きベクトル
に基づいてそれぞれ輝度,色差成分両方の評価値を算出
し、これをもとに輝度,色差成分いずれか一方の動きベ
クトルを選択して出力するようにしたので、輝度成分と
色差成分の動きが異なる場合でも、中途半端なベクトル
を選択することがなくなり、回路の規模をあまり増やさ
ずに最適な動きベクトルを検出することができる。
【0024】実施の形態2.図5に、本発明に係る動き
ベクトル検出装置の実施の形態2が適用された動き検出
部1の構成を示す。なお、この実施の形態2の動き検出
部1は、実施の形態1と同様に、図1に示す画像符号化
装置に適用されるものとして説明する。図において、4
1は輝度ベクトル探索部、42は色差ベクトル探索部、
43は輝度色差複合ハーフペル探索部、44は動きベク
トル選択部、45は輝度ベクトル担当部、46は色差ベ
クトル担当部である。また、51はフレームメモリ2に
格納された参照画像フレームの輝度成分中で動きベクト
ル検索範囲のデータを示すサーチウィンドウデータ(S
W)の輝度成分、52は被符号化画像データの輝度成
分、53は上記参照画像フレームの色差成分中で動きベ
クトル検索範囲のデータを示すサーチウィンドウデータ
(SW)の色差成分、54は被符号化画像データの色差
成分、55,56はそれぞれ上記参照画像フレームのう
ちで後述する輝度ベクトルViyにより特定されるハー
フペルSWの輝度,色差成分、57,58はそれぞれ上
記参照画像フレームのうちで後述する色差ベクトルVi
cにより特定されるハーフペルSWの輝度,色差成分で
ある。尚、実施の形態2では、輝度ベクトル探索部41
および輝度ベクトル担当部45が本発明の輝度ベクトル
側処理手段に該当し、色差ベクトル探索部42および色
差ベクトル担当部46が色差ベクトル側処理手段に該当
する。
【0025】図6に、図5に示す輝度ベクトル担当部4
5および色差ベクトル担当部46の構成を示す。図にお
いて、47は輝度成分評価値算出部、48は色差成分評
価値算出部、49は制御部、50は加算部である。
【0026】次に、この実施の形態2の動き検出部1に
よる動き検出処理の動作を説明する。図7は、この実施
の形態2の動き検出部1による動きベクトル検出処理を
フローチャートにより示しており、図8は、この実施の
形態2の動き検出部1による輝度成分の動きベクトル検
出処理をフレームおよびデータにより示し、図9は、輝
度ベクトル担当部45の処理を詳細にフレームおよびデ
ータにより示し、図10は、この実施の形態2の動き検
出部1による色差成分の動きベクトル検出処理をフレー
ムおよびデータにより示している。まず、輝度ベクトル
Vhyおよびその評価値Eyを求める側の処理から説明
すると、ステップ61により、図8に示すように、輝度
ベクトル探索部41が被符号化フレームの輝度成分から
被符号化画像データの輝度成分52を入力すると共に、
フレームメモリ2に格納された参照画像フレームの輝度
成分からサーチウィンドウデータ(SW)の輝度成分5
1を入力して、整数精度で輝度ベクトルの探索、すなわ
ちサーチウィンドウデータ(SW)の輝度成分51中で
被符号化画像データの輝度成分52との間で絶対差分値
和が最小となる参照データ51aを整数精度で探索す
る。絶対差分値和が最小となる輝度成分の参照データ5
1aが探索できた場合、被符号化画像データの輝度成分
52と参照データ51aとの間の輝度ベクトルをViy
として出力する。
【0027】次のステップ62では、輝度色差複合ハー
フペル探索部43の輝度ベクトル担当部45が、輝度ベ
クトルViyに基づいてその輝度ベクトルViy周辺±1画
素分のハーフペルSWの輝度成分55と、被符号化画像
データの輝度成分52と、ハーフペルSWの輝度成分5
5に対応するハーフペルSWの色差成分56と、被符号
化画像データの輝度成分52に対応する被符号化画像デ
ータの色差成分54とを入力して、図9に示すようにハ
ーフペルSWの輝度成分55および色差成分56上で輝
度ベクトルViyに基づいてハーフペル探索を行ない、ハ
ーフペルSWの輝度成分55と被符号化画像データの輝
度成分52との間の絶対差分値和Eyy■を求める共
に、ハーフペルSWの色差成分56と色差成分の被符号
化画像データ54と間の絶対差分値和Eyc■を求め
る。なお、絶対差分値和Eyy■は、図6に示すように
輝度成分評価値算出部47が算出し、絶対差分値和Ey
c■は、図6に示すように色差成分評価値算出部48が
算出する。また、図9におけるEyy、Eycは、それ
ぞれ、次のステップ63の処理により求められるベクト
ルVhyのときの、すなわちEyy■+Eyc■が最小
となるときのEyy■、Eyc■である。
【0028】次のステップ63では、ステップ62で求
めた輝度成分の絶対差分値和Eyy■と、色差成分の絶
対差分値和Eyc■とが輝度ベクトル担当部45内の加
算部50で加算され、その和Eyy■+Eyc■が輝度
ベクトル担当部45内の制御部49に入力し、制御部4
9はその和Eyy■+Eyc■が最小となるベクトルV
hyを求めて動きベクトルとして出力する。また、この
時の上記絶対差分値和Eyy■とEyc■との和を評価
値Eyとして出力する。
【0029】次に、色差ベクトルVhcおよびその評価
値Ecを求める側の処理を説明すると、まず、ステップ
64により、色差ベクトル探索部42が被符号化フレー
ムの色差成分から被符号化画像データ54を入力すると
共に、フレームメモリ2に格納された参照画像フレーム
の色差成分からサーチウィンドウデータ(SW)の色差
成分53を入力して、図10に示すように、サーチウィ
ンドウデータ(SW)の色差成分53中で被符号化画像
データ54との間で絶対差分値和が最小となる参照デー
タ53aを整数精度で探索する。絶対差分値和が最小と
なる色差成分の参照データ53aが探索できた場合、被
符号化画像データ54と参照データ53aとの間の色差
ベクトルをVicとして出力する。
【0030】次のステップ65では、輝度色差複合ハー
フペル探索部43の色差ベクトル担当部46が、色差ベ
クトルVicに基づいてその色差ベクトルVic周辺±1
画素分のハーフペルSWの輝度成分57と、被符号化画
像データの輝度成分52と、ハーフペルSWの輝度成分
57に対応するハーフペルSWの色差成分58と、被符
号化画像データの輝度成分52に対応する被符号化画像
データの色差成分54とを入力して、図9に示す場合と
同様に、ハーフペルSWの輝度成分57および色差成分
58上で色差ベクトルVicに基づいてハーフペル探索
を行ない、ハーフペルSWの輝度成分57と被符号化画
像データの輝度成分52との間の絶対差分値和Ecy■
を求める共に、ハーフペルSWの色差成分58と色差成
分の被符号化画像データ54と間の絶対差分値和Ecc
■を求める。なお、絶対差分値和Ecy■は、図6に示
すように輝度成分評価値算出部47が算出し、絶対差分
値和Ecc■は、図6に示すように色差成分評価値算出
部48が算出する。
【0031】次のステップ66では、ステップ65で求
めた輝度成分の絶対差分値和Ecy■と、色差成分の絶
対差分値和Ecc■とが色差ベクトル担当部46内の加
算部50で加算され、その和Ecy■+Ecc■が色差
ベクトル担当部46内の制御部49に入力し、制御部4
9はその和Ecy■+Ecc■が最小となるベクトルV
hcを求めて動きベクトルとして出力する。また、この
時の上記絶対差分値和Ecy■とEcc■との和をEc
として出力する。
【0032】そして、最後のステップ67では、動きベ
クトル選択部44が評価値Ey,Ecおよび輝度,色差
ベクトルVhy,Vhcを入力して、評価値Eyと、E
cとを比較し、Ey<Ecの場合には、値の小さいEy
に対応したVhyを選択して動きベクトルVとし、可変
長符号化(VLC)部5に出力する一方、Ey>Ecの
場合には、値の小さいEcに対応したVhcを選択して
動きベクトルVとし、可変長符号化(VLC)部5に出
力するようにする。
【0033】従って、この実施の形態2の動きベクトル
検出装置によれば、先に輝度,色差成分別々に整数精度
で動きベクトルを求め、求めた動きベクトル周辺に対
し、輝度,色差両方の成分を用いてハーフペルを含めた
演算を行い、この演算をもとに輝度,色差成分いずれか
一方の動きベクトルを選択して出力するようにしたの
で、輝度成分と色差成分の動きが異なる場合でも、中途
半端なベクトルを選択することがなくなり、回路の規模
をあまり増やさずに最適な動きベクトルを検出すること
ができる。
【0034】ところで、上述の実施の形態1,2の説明
では、色差ベクトルを1種類として説明してきたが、色
差成分が、例えばCb(青色系),Cr(赤色系)のよう
に複数に分けられるような場合は、図3に示す実施の形
態1のステップ34、および図7に示す実施の形態2の
ステップ64において、Cb,Crそれぞれの色差成分に
ついて色差ベクトルを求め、複数の色差ベクトルを出力
するようにしても構わない。このようにした場合、Cb,
Crそれぞれの色差成分について、実施の形態1では、
図3に示すステップ34〜36の処理が必要になり、ス
テップ37では、1つの輝度ベクトルと2つの色差ベク
トルのうちから1つを動きベクトルを選択する一方、実
施の形態2では、図7に示すステップ64〜66の処理
が必要になり、ステップ67では、1つの輝度ベクトル
と2つの色差ベクトルのうちから1つを動きベクトルを
選択することになる。
【0035】実施の形態3.実施の形態3の動きベクト
ル検出装置は、図8に示す実施の形態1のステップ3
3,36、または図10に示す実施の形態2のステップ
63,66において、人間の視覚特性に応じて輝度,色
差それぞれの信号成分の絶対差分値和に重み付けを行っ
てから加算し、総合的な評価値を算出するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0036】例えば、人間の目には青色よりも赤色の方
が目立つので、色差信号がCb(青色系),Cr(赤色
系)の2種類あった場合、Crの絶対差分値和の方に、
より大きい重み付けを行う。具体的には、Cb,Crそれ
ぞれの絶対差分値和をExCr,ExCb(ただし、x=y,c)と
すると、色差成分の評価値ExCは、例えば、下記の式
(1)によって求められる。尚、*は乗算を示してい
る。 Exc=A*ExCr+ExCb (A>1) (x=y,c) ・・・(1)
【0037】また、色差成分の評価値Excを求める際に
かけた係数を補正するため、下記の式(2)のように輝
度成分の絶対差分値和Exy(ただし、x=y,c)に1以上の
係数bを掛けて総合的な評価値Exを求めるようにする。 Ex=b*Exy+Exc (b≧1) (x=y,c) ・・・(2)
【0038】このようにして、輝度ベクトルおよび色差
ベクトルそれぞれに基づいて求めた総合的な評価値E
y,Ecを求め、実施の形態1のステップ37、または
実施の形態2のステップ67では、このようにして輝度
ベクトルおよび色差ベクトルそれぞれに基づいて求めた
総合的な評価値Ey,Ecを比較して、Vy,Vcどち
らからの動きベクトルを選択して伝送するようにする。
【0039】従って、この実施の形態3の動きベクトル
検出装置によれば、輝度ベクトルおよび色差ベクトルそ
れぞれに基づいて総合的な評価値を求める際、色差成分
をCb(青色系),Cr(赤色系)の2種類に分けられる
場合には、CbよりCrの絶対差分値和の方により大きい
重み付けを行ってから加算して総合的な評価値を算出す
るようにしたので、人間の視覚特性に応じた更に効率的
な動きベクトルの検出が可能である。
【0040】実施の形態4.実施の形態4の動きベクト
ル検出装置では、実施の形態1のステップ33,36、
または実施の形態2のステップ63,66において、輝
度成分,色差成分それぞれの信号レベルに応じて、それ
ぞれの信号成分の絶対差分値和に重み付けを行ってから
加算し、総合的な評価値を算出する様にしたことを特徴
とするものである。
【0041】例えば、輝度,色差成分の被符号化画像デ
ータ各ブロック内の画素平均値Ay,Acを算出し、これ
に比例した係数ay,acを下記式(3)に示すように、そ
れぞれの絶対差分値和に乗算する。 Ex=ay*Exy+ac*Exc (x=y,c) ・・・(3)
【0042】このようにして、輝度ベクトルおよび色差
ベクトルそれぞれに基づいて求めた総合的な評価値E
y,Ecを求め、実施の形態1のステップ37、または
実施の形態2のステップ67では、このようにして輝度
ベクトルおよび色差ベクトルそれぞれに基づいて求めた
総合的な評価値Ey,Ecを比較して、Vy,Vcどち
らからの動きベクトルを選択して伝送するようにする。
【0043】従って、この実施の形態4の動きベクトル
検出装置によれば、輝度成分,色差成分それぞれの信号
レベルに応じてそれぞれの信号成分の絶対差分値和に重
み付けを行ってから加算し、総合的な評価値を算出する
ようにしたので、輝度成分,色差成分それぞれの信号レ
ベルに応じた更に効率的な動きベクトルの検出が可能で
ある。
【0044】実施の形態5.実施の形態5の動きベクト
ル検出装置では、実施の形態1のステップ33,36、
または実施の形態2のステップ63,66において、輝
度信号と色差信号のブロックの大きさの違いに応じて、
それぞれの信号成分の絶対差分値和に重み付けを行って
から加算し、総合的な評価値を算出するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0045】例えば、MPEG等の符号化方式では、図
11(a)〜(c)に示すように、一般に、(a)に示
す16×16画素の輝度成分のブロック(以下、輝度ブ
ロックという。)に対して、色差成分のブロック(以
下、色差ブロックという。)の大きさ(画素数)は、
(b)の4:2:2フォーマットの色差ブロックの場
合、水平方向のみが1/2、または(c)の4:2:0
フォーマットの色差ブロックの場合、水平、垂直方向両
方に1/2となる。このため、このまま絶対差分値和を
とった場合、色差成分の絶対差分値和の最大値は、輝度
成分の1/2(図11(b)の場合)、または1/4(図
11(c)の場合)となる。しかし、輝度ブロックと色
差ブロックは、表示する際は同じ大きさに展開するの
で、下記式(4)に示すように、色差成分の絶対差分値
和に補正係数Aをかけるようにする。 Ex=Exy+A*Exc (A>1) (x=y,c) ・・・(4)
【0046】このようにして、輝度ベクトルおよび色差
ベクトルそれぞれに基づいて求めた総合的な評価値E
y,Ecを求め、実施の形態1のステップ37、または
実施の形態2のステップ67では、このようにして輝度
ベクトルおよび色差ベクトルそれぞれに基づいて求めた
総合的な評価値Ey,Ecを比較して、Vy,Vcどち
らからの動きベクトルを選択して伝送するようにする。
【0047】従って、この実施の形態5の動きベクトル
検出装置によれば、輝度信号と色差信号のブロックの大
きさの違いに応じてそれぞれの信号成分の絶対差分値和
に重み付けを行ってから加算し、総合的な評価値を算出
するようにしたので、輝度信号と色差信号のブロックの
大きさの違いに応じた更に効率的な動きベクトルの検出
が可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、先に
輝度,色差成分別々に動きベクトルを求め、輝度,色差
成分別々に求めた動きベクトルに基づいてそれぞれ輝
度,色差成分両方の評価値を算出し、これをもとに輝
度,色差成分いずれか一方の動きベクトルを選択して出
力するようにしたので、輝度成分と色差成分の動きが異
なる場合でも、中途半端なベクトルを選択することがな
くなり、回路の規模をあまり増やさずに最適な動きベク
トルを検出することができる。
【0049】また、次の発明では、先に輝度,色差成分
別々に整数精度で動きベクトルを求め、求めた動きベク
トル周辺に対し、輝度,色差両方の成分を用いてハーフ
ペルを含めた演算を行い、この演算をもとに輝度,色差
成分いずれか一方の動きベクトルを選択して出力するよ
うにしたので、輝度成分と色差成分の動きが異なる場合
でも、中途半端なベクトルを選択することがなくなり、
回路の規模をあまり増やさずに最適な動きベクトルを検
出することができる。
【0050】また、次の発明では、輝度ベクトルおよび
色差ベクトルそれぞれに基づいて総合的な評価値を求め
る際、輝度成分および色差成分それぞれの評価値に対
し、人間の視覚特性に応じた重み付けを行ってから加算
して総合的な評価値を算出するようにしたので、人間の
視覚特性に応じた更に効率的な動きベクトルの検出が可
能である。
【0051】また、次の発明では、輝度成分,色差成分
それぞれの信号レベルに応じてそれぞれの信号成分の絶
対差分値和に重み付けを行ってから加算し、総合的な評
価値を算出するようにしたので、輝度成分,色差成分そ
れぞれの信号レベルに応じた更に効率的な動きベクトル
の検出が可能である。
【0052】また、次の発明では、輝度信号と色差信号
のブロックの大きさの違いに応じてそれぞれの信号成分
の絶対差分値和に重み付けを行ってから加算し、総合的
な評価値を算出するようにしたので、輝度信号と色差信
号のブロックの大きさの違いに応じた更に効率的な動き
ベクトルの検出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る動きベクトル検出装置が用られ
る画像符号化装置の概略構成の一例を示す構成図であ
る。
【図2】 本発明における動きベクトル検出装置の実施
の形態1の構成を示す構成図である。
【図3】 実施の形態1の動き検出部1による動きベク
トル検出処理を示すフローチャートである。
【図4】 実施の形態1の動き検出部1による動きベク
トル検出処理をフレームおよびデータにより示す説明図
である。
【図5】 本発明における動きベクトル検出装置の実施
の形態2の構成を示す構成図である。
【図6】 図5に示す輝度ベクトル担当部45および色
差ベクトル担当部46の構成を示す構成図である。
【図7】 実施の形態2の動き検出部1による動きベク
トル検出処理を示すフローチャートである。
【図8】 実施の形態2の動き検出部1による輝度成分
の動きベクトル検出処理をフレームおよびデータにより
示す説明図である。
【図9】 輝度ベクトル担当部45の処理を詳細にフレ
ームおよびデータにより示す説明図である。
【図10】 実施の形態2の動き検出部1による色差成
分の動きベクトル検出処理をフレームおよびデータによ
り示す説明図である。
【図11】 実施の形態5の動きベクトル検出装置で採
用するMPEG等の符号化方式の色差成分、輝度成分の
ブロックを示す図である。
【図12】 従来の動きベクトル検出方法を示すフロー
チャートである。
【図13】 従来の他の動きベクトル検出方法を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 動きベクトル検出部、2 フレームメモリ、3 D
CT部、4 量子化部、5 可変長符号化(VLC)
部、6 逆量子化部、7 逆DCT部、8 減算器、9
加算器、11 輝度ベクトル探索部、12 色差ベク
トル探索部、13輝度色差複合評価値演算部、14 動
きベクトル選択部、15 輝度ベクトル担当部、16
色差ベクトル担当部、17,18 加算部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度成分および色差成分を有する被符号
    化画像データと、任意の参照データとから上記被符号化
    画像データの動きベクトルを求めるようにした動きベク
    トル検出装置において、 上記被符号化画像データと上記参照データとから上記被
    符号化画像データの輝度成分の動きベクトルと、その輝
    度成分の動きベクトルの評価値とを求める輝度ベクトル
    側処理手段と、 上記被符号化画像データと上記参照データとから上記被
    符号化画像データの色差成分の動きベクトルと、その色
    差成分の動きベクトルの評価値とを求める色差ベクトル
    側処理手段と、 上記輝度成分の動きベクトル評価値と上記色差成分の動
    きベクトル評価値とに基づいて、上記輝度成分の動きベ
    クトル、若しくは上記色差成分の動きベクトルを上記符
    号化データの動きベクトルとする動きベクトル選択手段
    と、 を有することを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 【請求項2】 上記輝度ベクトル側処理手段は、上記被
    符号化画像データおよび上記参照データの輝度成分から
    その絶対差分値和が最小となる輝度成分の動きベクトル
    と、上記最小となる輝度成分の絶対差分値和を求めると
    共に、上記被符号化画像データおよび上記参照データの
    色差成分から上記輝度成分の動きベクトルに基づく色差
    成分の絶対差分値和を求め、上記輝度成分の絶対差分値
    和と上記色差成分の絶対差分値和との和を輝度成分の動
    きベクトルの評価値とし、 上記色差ベクトル側処理手段は、上記被符号化画像デー
    タおよび上記参照データの色差成分からその絶対差分値
    和が最小となる色差成分の動きベクトルと、上記最小と
    なる色差成分の絶対差分値和を求めると共に、上記被符
    号化画像データおよび上記参照データの輝度成分から上
    記色差成分の動きベクトルに基づく輝度成分の絶対差分
    値和を求め、上記色差成分の絶対差分値和と上記輝度成
    分の絶対差分値和との和を色差成分の動きベクトルの評
    価値とすることを特徴とする請求項1記載の動きベクト
    ル検出装置。
  3. 【請求項3】 上記輝度ベクトル側処理手段は、上記被
    符号化画像データおよび上記参照データの輝度成分から
    整数精度で輝度成分の動きベクトルの探索を行ない絶対
    差分値和が最小となる上記被符号化画像データの輝度成
    分の動きベクトルを求め、輝度成分および色差成分各々
    の参照データ上で上記輝度成分の動きベクトル周辺につ
    いてハーフペル探索を行ない絶対差分値和をそれぞれ求
    め、輝度成分および色差成分の絶対差分値和の和が最小
    となる動きベクトルと、その絶対差分値和の和とを、そ
    れぞれ輝度成分の動きベクトルと、その輝度成分の動き
    ベクトルの評価値とし、 上記色差ベクトル側処理手段は、上記被符号化画像デー
    タおよび上記参照データの色差成分から整数精度で色差
    成分の動きベクトルの探索を行ない絶対差分値和が最小
    となる上記被符号化画像データの色差成分の動きベクト
    ルを求め、輝度成分および色差成分各々の参照データ上
    で上記色差成分の動きベクトル周辺についてハーフペル
    探索を行ない絶対差分値和をそれぞれ求め、輝度成分お
    よび色差成分の絶対差分値和の和が最小となる動きベク
    トルと、その絶対差分値和の和とを、それぞれ色差成分
    の動きベクトルと、その色差成分の動きベクトルの評価
    値とすることを特徴とする動きベクトル検出装置。
  4. 【請求項4】 輝度成分および色差成分を有する被符号
    化画像データと、任意の参照データとから上記被符号化
    画像データの動きベクトルを求めるようにした動きベク
    トル検出方法において、 上記被符号化画像データの輝度成分と色差成分それぞれ
    個別に動きベクトルを求めると共に、求めた各々の動き
    ベクトルに対応する輝度成分と色差成分両方の参照デー
    タを用いて評価値を算出し、上記評価値をもとに伝送す
    る動きベクトルを求めることを特徴とする動きベクトル
    検出方法。
  5. 【請求項5】 輝度成分および色差成分を有する被符号
    化画像データと、任意の参照データとから上記被符号化
    画像データの動きベクトルを求めるようにした動きベク
    トル検出方法において、 上記被符号化画像データの輝度成分と色差成分それぞれ
    個別に整数精度で動きベクトルを求め、求めた各々の動
    きベクトルに対応する輝度成分と色差成分両方の参照デ
    ータを用いて上記整数精度動きベクトル周辺においてハ
    ーフペル精度を含めた探索を行ってハーフペル精度の動
    きベクトルを求めると共に、求めた各々輝度成分と色差
    成分のハーフペル精度の動きベクトルの評価値を算出
    し、上記評価値をもとに伝送する動きベクトルを求める
    ことを特徴とする動きベクトル検出方法。
  6. 【請求項6】 輝度成分及び色差成分両方の評価値を算
    出する際、輝度成分および色差価値に対し、人間の視覚
    特性に応じた重み付けを行い、それらの1次結合を用い
    ることを特徴とする請求項4または請求項5記載の動き
    ベクトル検出方法。
  7. 【請求項7】 輝度成分および色差成分両方の評価値を
    求める際、輝度成分および色差成分それぞれの評価値に
    対し、それぞれの信号レベルに応じた重み付けを行い、
    それらの1次結合を用いることを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5記載の動きベクトル検出方法。
  8. 【請求項8】 輝度成分および色差成分両方の評価値を
    求める際、輝度成分および色差成分それぞれの評価値に
    対し、輝度ブロックの大きさと色差ブロックの大きさの
    違いに応じた重み付けを行い、それらの1次結合を用い
    ることを特徴とする請求項4または請求項5記載の動き
    ベクトル検出方法。
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JP5804138B1 (ja) * 2014-05-21 2015-11-04 カシオ計算機株式会社 検出装置、検出方法及びプログラム

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