JPH11215245A - 通信システムおよび通信機器 - Google Patents

通信システムおよび通信機器

Info

Publication number
JPH11215245A
JPH11215245A JP10009558A JP955898A JPH11215245A JP H11215245 A JPH11215245 A JP H11215245A JP 10009558 A JP10009558 A JP 10009558A JP 955898 A JP955898 A JP 955898A JP H11215245 A JPH11215245 A JP H11215245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
firmware
version
communication device
management server
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10009558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3886076B2 (ja
Inventor
Hiroshi Ozaki
浩 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Melco Inc
Original Assignee
Melco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Melco Inc filed Critical Melco Inc
Priority to JP00955898A priority Critical patent/JP3886076B2/ja
Publication of JPH11215245A publication Critical patent/JPH11215245A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3886076B2 publication Critical patent/JP3886076B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信機器のファームウェアのバージョンアッ
プ作業が煩わしかった。 【解決手段】 ファームウェアを備えて伝送制御を行う
ターミナルアダプタ10,20やルータ30等の通信機
器を、ディジタル回線を介して管理サーバ41と接続
し、同通信機器において所定期間毎にファームウェアの
バージョンアップの要否に関する情報を管理サーバ41
に発信し、管理サーバ41は同情報に基づいてバージョ
ンアップの要否を判断するとともに、バージョンアップ
が必要な場合に同通信機器にコールバックして新バージ
ョンのファームウェアを転送し、バージョンアップを行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
接続された通信機器と管理サーバとからなる通信システ
ムおよび通信機器に関し、特に、同通信機器のファーム
ウェアのバージョンアップに使用して好適な通信システ
ムおよび通信機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ターミナルアダプタやルータとい
った通信機器においては、ファームウェアをバージョン
アップすることがしばしばある。このような通信機器の
ファームウェアのバージョンアップについては、同通信
機器の製造元から配布される新バージョンのファームウ
ェアをフロッピーディスクやパソコン通信などにより入
手し、利用者側のパソコンを利用して行われることが多
い。
【0003】具体的なバージョンアップ作業手順は、例
えば次のようになる。まず、通信機器とパソコンとをR
S−232Cなどのシリアルインターフェイスにて接続
した後、上記新バージョンのファームウェアに添付され
たユーティリティを起動し、当該ユーティリティの指示
に従いながらパソコンを操作する。すると、パソコンは
新バージョンのファームウェアを読み込んで通信機器の
側に転送し、同通信機器の側の記憶媒体に格納された旧
バージョンのファームウェアを更新する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の通信シ
ステムにおいては、次のような課題があった。まず、製
造元の配布する新バージョンのファームウェアを入手す
る必要があるとともに、人手を介してバージョンアップ
作業を行わなければならず煩わしかった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、通信機器のファームウェアのバージョンアップを容
易、かつ低コストで行うことが可能な通信システムおよ
び通信機器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、通信回線を介して接続さ
れた通信機器と管理サーバとからなる通信システムであ
って、同通信機器は、所定のファームウェアを備えて伝
送制御を行う伝送制御手段と、同ファームウェアのバー
ジョンアップの要否に関する情報を発信する発信手段
と、同ファームウェアのバージョンアップが必要な場合
に上記管理サーバから転送される新バージョンのファー
ムウェアに更新する更新手段とを備え、上記管理サーバ
は、上記通信機器から発信されるバージョンアップの要
否に関する情報に基づいてバージョンアップの要否を判
断してバージョンアップが必要な場合に同通信機器にコ
ールバックして新バージョンのファームウェアを転送す
る更新制御手段を備えた構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、通信機器は伝送制御手段にて所定のファ
ームウェアを備えて伝送制御を行っており、管理サーバ
との間では通信回線を介して接続されている。通信機器
は、発信手段にて自己のファームウェアのバージョンア
ップの要否に関する情報を管理サーバに発信する。管理
サーバは、更新制御手段にて同バージョンアップの要否
に関する情報に基づいてバージョンアップが必要か否か
を判断する。そして、バージョンアップの必要があるも
のと判断された場合、更新制御手段は同通信機器に対し
てコールバックして新バージョンのファームウェアを転
送する。すると、通信機器の側では、更新手段にてこの
新バージョンのファームウェアを受け取って自己のファ
ームウェアを更新する。
【0008】ここにおいて、通信機器とは、ファームウ
ェアの制御に従って通信回線上の伝送制御を行うもので
あれば、あらゆる種類のものを適用可能であって、特に
限定されることはない。従って、例えばルータやターミ
ナルアダプタなどがこれに該当する。また、上記バージ
ョンアップの要否に関する情報とは、更新制御手段にて
バージョンアップの要否が判断できるものであればいか
なる内容であってもよい。例えば、かかる情報として通
信機器におけるファームウェアのバージョンナンバーを
発信手段にて発信するとともに、更新制御手段にて同通
信機器におけるファームウェアの最新バージョンナンバ
ーを記憶しておく。そして、最新バージョンナンバー
と、通信機器から発信されるバージョンナンバーが一致
するか否かでバージョンアップの要否を判断するなどし
てもよい。むろん、管理サーバに接続される通信機器が
多機種にわたることもあるが、このような場合には各通
信機器の機種名を上記バージョンアップの要否に関する
情報に含めればよい。
【0009】通信機器と管理サーバとが通信回線にて接
続されている以上、回線使用料がかかることになる。上
述したように、新バージョンのファームウェアが転送さ
れてくるときは、管理サーバにてコールバックしてから
行われるため、少なくともこのときの回線使用料は利用
者側の負担とはならない。回線使用料が利用者側の負担
となるのは、バージョンアップの要否に関する情報を発
信する時であり、この発信時の回線使用料の負担を軽減
することができれば好適である。一般的に、利用者は通
信データ量に応じて回線使用料が加算される回線契約を
締結していることが多く、この場合には単純に通信デー
タ量を低減すれば回線使用料も軽減されることになる。
【0010】そこで、請求項2にかかる発明は、請求項
1に記載の通信システムにおいて、上記発信手段は、一
のパケットにて上記バージョンアップの要否に関する情
報を発信する構成としてある。すなわち、発信手段は、
一のパケットに管理サーバがバージョンアップの要否を
判断するのに必要な情報を含めて送出する。
【0011】この発信手段が、発信を行うタイミングと
しては、各種の態様が考えられる。例えば、電源投入時
も含めたリセット時に発信するようにしてもよいし、専
用の操作キーを備えて当該操作キーが操作されたときに
発信するようにしてもよい。
【0012】また、別の好適な一例として、請求項3に
かかる発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記
載の通信システムにおいて、上記発信手段は、所定のタ
イマ手段を備えて一定期間の経過毎に上記バージョンア
ップの要否に関する情報を発信する構成としてある。上
記のように構成した請求項3にかかる発明においては、
発信手段は、所定のタイマ手段を備えており、当該タイ
マ手段にて計時を行って一定期間の経過を検知したら上
記バージョンアップの要否に関する情報を発信する。こ
こにおいて、発信を行う期間を利用者側などで可変設定
できるようにしておいてもかまわない。
【0013】通信機器はファームウェアに従って伝送制
御を行っているため、途中でファームウェアが更新され
てしまうと不都合が生じることがある。そこで、かかる
不都合を回避する好適な構成の一例として、請求項4に
かかる発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
通信システムにおいて、上記伝送制御手段は、リセット
時にフラッシュROMに格納されたファームウェアを所
定のワークエリアに読み込んで実行することにより伝送
制御を行い、上記更新手段は、上記ファームウェアのバ
ージョンアップが必要な場合に上記フラッシュROMに
格納されたファームウェアを上記新バージョンのファー
ムウェアに更新した後に自己リセットを行う構成として
ある。
【0014】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、伝送制御手段は、リセット時にフラッシ
ュROMに格納されたファームウェアを所定のワークエ
リアに読み込んで実行することにより伝送制御を行って
いる。ここにおいて、バージョンアップの要否に関する
情報を発信した結果、バージョンアップの必要があるも
のと判断された場合に、上述したように新バージョンの
ファームウェアが通信機器の側に転送され、更新手段は
転送されたファームウェアを受け取ってフラッシュRO
Mに格納されたファームウェアを更新する。むろん、こ
の時点ではワークエリア上のファームウェアは保持され
たままであり、通常の動作には支障はない。そして、フ
ラッシュROMに格納されたファームウェアの更新が終
了したら、更新手段は自己リセットを行う。すると、フ
ラッシュROMに格納された新バージョンのファームウ
ェアがワークエリアに読み込まれて伝送制御に反映され
る。また、自己リセットを行う前に当該通信機器に接続
されたパソコン等に確認メッセージを表示し、了承され
た場合にのみ自己リセットを行うようにしてもかまわな
い。
【0015】ところで、発明が通信機器と管理サーバか
ら構成される通信システムである場合、その構成物であ
る通信機器または管理サーバのいずれもが独立した発明
となり得ることはいうまでもない。そこで、請求項5に
かかる発明は、通信機器から発信されるファームウェア
のバージョンアップの要否に関する情報に基づいてバー
ジョンアップの要否を判断してバージョンアップが必要
な場合に同通信機器にコールバックして新バージョンの
ファームウェアを転送する管理サーバに対して通信回線
を介して接続可能な通信機器であって、所定のファーム
ウェアを備えて伝送制御を行う伝送制御手段と、同ファ
ームウェアのバージョンアップの要否に関する情報を発
信する発信手段と、同ファームウェアのバージョンアッ
プが必要な場合に上記管理サーバから転送される新バー
ジョンのファームウェアに更新する更新手段とを備えた
構成としてある。
【0016】すなわち、通信システムの構成物である通
信機器のみであっても有効に機能することに相違はな
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、通信機器
から発信されるバージョンアップの要否に関する情報に
対して、管理サーバにてバージョンアップの要否を判断
し、バージョンアップが必要な場合に、管理サーバから
コールバックして新バージョンのファームウェアを転送
し、通信機器のファームウェアを更新するようにしたた
め、通信機器のファームウェアのバージョンアップを容
易、かつ低コストで行うことが可能な通信システムを提
供することができる。
【0018】また、請求項2にかかる発明によれば、一
のパケットにてバージョンアップの要否に関する情報を
発信するようにしたため、発信時の回線使用料を軽減す
ることができる。
【0019】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
一定期間の経過毎に自動的にバージョンアップの要否に
関する情報を発信するようにしたため、バージョンアッ
プをし忘れることはない。
【0020】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
フラッシュROMに格納されたファームウェアをワーク
エリアに読み込んで実行しつつ伝送制御を行い、バージ
ョンアップの更新時にはフラッシュROMのファームウ
ェアを更新するようにしたため、動作中にファームウェ
アの更新を行っても何ら支障が生じることはない。
【0021】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
同様にしてファームウェアのバージョンアップを容易、
かつ低コストで行うことが可能な通信機器を提供するこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にかか
る通信システムの一例を概略構成図により示している。
インターネット等の広域ネットワーク利用者が、ディジ
タル回線を利用して通信を行うにあたっては、ターミナ
ルアダプタ(TA)やルータ等の通信機器が必要であ
り、これらを介して各自のパソコンをディジタル回線に
接続する。図1においては、便宜上、ターミナルアダプ
タ10,20のそれぞれを介してパソコンPC1,PC
2がディジタル回線に接続されているとともに、ルータ
30を介してパソコンPC3,PC4などがディジタル
回線に接続されているが、システム構成としてはこの限
りではない。なお、本実施形態においては、ターミナル
アダプタ10,20のそれぞれの機種名は「TA1,T
A2」であり、ルータ30の機種名は「RT1」である
ものとする。
【0023】これらの通信機器は、所定のファームウェ
ア(FW)の制御に従って伝送制御を行うものであり、
各々のターミナルアダプタ10,20やルータ30にお
いては、伝送制御の内容は異なることがあっても、ハー
ドウェア構成としては概ね同視することができる。ここ
で、ターミナルアダプタ10を例示しつつ、かかる通信
機器のハードウェア構成について簡単に説明する。図2
は、ターミナルアダプタ10のハードウェア構成を概略
ブロック図により示している。同図において、ターミナ
ルアダプタ10は、所定のコントローラ11を介してデ
ィジタル回線の側とパソコンPC1の側に接続されてお
り、CPU12の制御に基づいて伝送制御が行われる。
具体的には、このCPU12は、電源投入時も含めたリ
セット時にフラッシュROM13に格納されたファーム
ウェア13aをRAM14に読み込んで実行することに
より伝送制御を行う。この意味において、コントローラ
11〜RAM14が伝送制御手段を構成する。
【0024】また、CPU12にはタイマ回路15が接
続されており、このタイマ回路15は電源投入と同時に
計時処理を開始する。一般的に、この種の通信機器は、
一旦電源を投入した後は、電源を落とすようなことはな
いため、タイマ回路15は電源投入時から計時処理を続
行し、「30日間」計時する毎に所定の割り込み信号を
CPU12に送出する。
【0025】この割り込み信号を検出したCPU12
は、RAM14に読み込まれたファームウェアに対して
特定の命令を送出する。ファームウェアは、このCPU
12からの命令に対して自己のバージョンナンバーとタ
ーミナルアダプタ10の機種名を戻り値として返すよう
に作り込まれており、CPU12は同ファームウェアの
バージョンナンバーと機種名を検知する。その後、CP
U12は後述する管理サーバに回線接続して、これらの
情報を一のパケットとして同管理サーバに送出し、直ち
に回線を切断する。
【0026】後述するが、同管理サーバは、各種通信機
器の機種名とファームウェアの最新バージョンナンバー
とを管理しており、ここで上記のような情報を送出する
ということは、バージョンアップの要否に関する情報を
発信することに他ならない。従って、同情報を発信する
CPU12およびタイマ回路15が発信手段を構成す
る。なお、同管理サーバの回線番号は、図示しないRO
Mに記憶されており、適宜この回線番号を利用して管理
サーバに接続するものとし、また、上記パケットにはタ
ーミナルアダプタ10が接続されるディジタル回線の発
番号も含まれている。
【0027】ここにおいて、例えばISDNを利用した
UUI接続サービスにおいては、一パケットは「128
バイト」で構成される。従って、一のパケットに発番号
やファームウェアのバージョンナンバーや機種名を収容
することは可能である。また、このUUI接続サービス
においては、通信距離にかかわらず、一パケットあたり
一律に「0.4円」の回線使用料が加算されるようにな
っており、上記のような発信時の回線使用料は軽微であ
るということができ、さらに、この発信が「30日」に
一度であることから利用者の経済的負担は極めて少ない
といえる。
【0028】かかるターミナルアダプタ10,20やル
ータ30等の通信機器のメーカー40は、ディジタル回
線に接続された管理サーバ41を備えている。この管理
サーバ41は、ハードディスク42に格納されたアプリ
ケーション(APL)42aを常駐しており、上記のよ
うにして通信機器の側から送信されたパケットの着信を
検出すると、図3のフローチャートに従って処理を実行
する。
【0029】同図において、ステップS110では、着
信パケットを解析して発番号を抽出するとともに、同パ
ケットの送信元の通信機器におけるファームウェアのバ
ージョンナンバーと機種名を抽出する。そして、次のス
テップS120において、抽出したバージョンナンバー
と機種名とからバージョンアップが必要か否かを検知す
る。具体的には、ハードディスク42には、所定のデー
タベース(DB)42bが構築されており、このデータ
ベース42bを検索してバージョンアップの要否を判断
する。
【0030】図4は、データベース42bのデータ内容
をテーブル形式で表している。同図において、各レコー
ドは、「機種名」、「最新バージョン」、「ファームウ
ェアファイル」の各フィールドから構成される。ここに
おいて、「機種名」は、各通信機器の機種名を表してお
り、例えば上述したような「TA1,TA2,RT1」
などが該当し、「最新バージョン」は、現時点での各通
信機器のファームウェアに対する最新バージョンナンバ
ーを表している。また、同最新バージョンに対応した各
通信機器のファームウェアは、管理サーバ41において
ファイル化されており、「ファームウェアファイル」と
は、同ファイル化されたファームウェア42cのファイ
ル名を表している。むろん、ここにおけるファイル名と
は、管理サーバ41上のファイルが所定のオペレーティ
ングシステムにより階層構造で管理されている場合は、
そのパス名も含めたファイル名を表している。このよう
なデータベース42bやファイル化されたファームウェ
ア42cのセットアップは、ファームウェアのバージョ
ンアップがある毎にメーカー40の側のシステム管理者
により行われる。
【0031】すなわち、ステップS120では、上記の
ように構成したデータベース42bをステップS110
で抽出した機種名で検索し、該当するレコードにおい
て、同様にステップS110で抽出したバージョンナン
バーと「最新バージョン」とが一致するか否かを検知す
る。ここで、両者が一致しなければ、パケット送信元の
通信機器におけるファームウェアのバージョンが古いも
のと判断する。そして、次のステップS130にて、ス
テップS110で抽出した発番号に対してコールバック
により回線接続した後、ファームウェアの更新を表すパ
ケットを送信してその旨を通信機器の側に通知し、ステ
ップS140で対応するファームウェアファイルを転送
して転送終了後に回線を切断する。従って、管理サーバ
41は、アプリケーション42aによりバージョンアッ
プの要否の判断と、ファームウェアの転送を行ってお
り、アプリケーション42aとこのアプリケーション4
2aを実行するハードウェアとが全体として更新制御手
段を構成する。
【0032】一方、このファームウェアの転送先がター
ミナルアダプタ10であるものとすると、CPU12は
上記パケットからファームウェアの更新であることを検
知し、受信したファームウェアをフラッシュROM13
に転送して旧バージョンのファームウェア13aを最新
バージョンのファームウェアに更新する。このとき、R
AM14には、旧バージョンのファームウェアが保持さ
れており、そのままでは同ファームウェアの制御に従っ
て伝送制御が行われることになる。そこで、CPU12
は、フラッシュROM13におけるファームウェア13
aの更新が終了したら、自己リセットを行って新たにフ
ラッシュROM13からファームウェア13aを読み込
んでRAM14の内容も更新する。従って、CPU12
が更新手段を構成する。
【0033】ここにおいて、利用者は通信機器の自己リ
セットを後回しにして、旧バージョンのファームウェア
のままでも通信機器を利用したいということも想定し得
る。特に、ルータなどでは多くのパソコン等が接続され
ることが予想されるため、いずれかのパソコンにて通信
中であり、リセットにより通信が途切れてしまうと不都
合が生じることがある。このような場合には、通信機器
に接続されたパソコンの側に所定の制御信号を送信する
とともに、パソコン側で自己リセットが了承されるまで
自己リセットの実行を保留しておく。他方、パソコンの
側では専用のアプリケーションを常駐しておき、通信機
器の側からの制御信号を受信したときに、画面上にポッ
プアップするなどして利用者に自己リセットの可否を選
択させるようにしておけばよい。また、パソコンにて通
信を行うことの少ない深夜などに、上記のような情報を
発信してバージョンアップを行うようにしておいてもよ
い。
【0034】さらに、例えばフラッシュROM13内の
ファームウェア13aの更新中に回線障害などにより管
理サーバ41との通信が途絶えてしまうと、フラッシュ
ROM13内のファームウェア13aが破壊されてしま
い、リセット後に正常に動作しないことになりかねな
い。そこで、かかる更新が正常終了しなかった場合に
は、RAM14に保持されたファームウェアにてフラッ
シュROM13の内容を書き直してもよいし、転送され
て来るファームウェアを所定のバッファに一時記憶し、
正常に転送が終了した後にフラッシュROM13の内容
を更新するようにしてもよい。
【0035】ところで、管理サーバ41から通信機器の
側にファームウェアを転送するときは、管理サーバ41
の側から再接続して行っているため、このときの回線使
用料はメーカー40の側の負担となる。とすれば、メー
カー40の側で一方的に経済的な負担を抱え込むように
も思える。しかし、このときの回線使用料を見越して通
信機器の販売価格に上乗せしたり、保守料金を別途請求
することにより、メーカー40の側と利用者との間で経
済的負担の均衡を保つことも可能である。
【0036】次に、上記のように構成した本発明の動作
について図5に示すタイミングチャートを参照しつつ説
明する。例えば、利用者がターミナルアダプタ10を購
入し、ディジタル回線とパソコンPC1に接続してセッ
トアップを終了させた後に電源を投入する。すると、C
PU12は、フラッシュROM13に格納されたファー
ムウェア13aをRAM14に読み込んで伝送制御を開
始するとともに、タイマ回路15は計時処理を開始す
る。そして、タイマ回路15は、「30日間」計時した
ところでCPU12に対して所定の割り込み信号を送出
する。
【0037】この割り込み信号を検出したCPU12
は、RAM14に読み込まれたファームウェアに対して
特定の命令を送出し、同ファームウェアのバージョンナ
ンバーとターミナルアダプタ10の機種名(TA1)を
戻り値として検知する。その後、CPU12はターミナ
ルアダプタ10のメーカー40の所有する管理サーバ4
1に回線接続してこれらの情報を一のパケットとして管
理サーバ41に発信し、直ちに回線を切断する。むろ
ん、同パケットには発番号も含まれている。
【0038】管理サーバ41は、アプリケーション42
aを常駐してパケットの着信を監視しており、上記パケ
ットの着信を検出すると、着信パケットから発番号を抽
出するとともに、同パケットの送信元であるターミナル
アダプタ10の機種名およびバージョンナンバーを抽出
する(ステップS110)。そして、データベース42
bを同機種名で検索し、該当するレコードにおいて、抽
出したバージョンナンバーとデータベース42b上の
「最新バージョン」とが一致するか否かを検知する(ス
テップS120)。ここで、両者が一致しなければ、タ
ーミナルアダプタ10のファームウェアのバージョンが
古いものと判断するが、本例において最初の発信時に
は、両者は一致したものとする。すると、ターミナルア
ダプタ10のファームウェアはバージョンアップされる
ことなくそのまま終了する。
【0039】ターミナルアダプタ10が最初の発信を行
った後に、ターミナルアダプタ10についてのファーム
ウェアのバージョンアップがあった場合、メーカー40
のシステム管理者は、管理サーバ41のデータベース4
2bにおいて、機種名「TA1」のレコードについて
「最新バージョン」および「ファームウェアファイル」
の項目を更新するとともに、同「ファームウェアファイ
ル」の項目に指定されるようにファームウェアをファイ
ル化してハードディスク42に格納しておく。
【0040】このファームウェアのバージョンアップの
後、ターミナルアダプタ10が前回の発信を行ってから
「30日間」計時すると、同様にして管理サーバ41に
対して発信する。すると、管理サーバ41は、同様にし
て着信パケットの解析を行い(ステップS110)、バ
ージョンアップの要否を判断する(ステップS12
0)。ここにおいて、着信パケットから抽出されたバー
ジョンナンバーと、データベース42bに記憶されたタ
ーミナルアダプタ10に対する「最新バージョン」とが
不一致となるため、管理サーバ41はバージョンアップ
が必要であると判断する。
【0041】そして、着信パケットから抽出したターミ
ナルアダプタ10の発番号にコールバックにより回線接
続した後、ファームウェアの更新を表すパケットを送信
してその旨をターミナルアダプタ10に通知し(ステッ
プS130)、対応するファームウェアファイルを転送
して転送終了後に回線を切断する(ステップS14
0)。
【0042】一方、ターミナルアダプタ10の側では、
CPU12は上記パケットからファームウェアの更新で
あることを検知すると、受信したファームウェアをフラ
ッシュROM13に転送して旧バージョンのファームウ
ェア13aを最新バージョンのファームウェアに更新す
る。そして、CPU12はフラッシュROM13におけ
るファームウェア13aの更新が終了したら、自己リセ
ットを行って新たにフラッシュROM13からファーム
ウェア13aを読み込んでRAM14の内容を更新す
る。すると、ターミナルアダプタ10は、最新バージョ
ンのファームウェアに従って伝送制御を行うことにな
る。
【0043】このように、ファームウェアを備えて伝送
制御を行うターミナルアダプタ10,20やルータ30
等の通信機器を、ディジタル回線を介して管理サーバ4
1と接続し、同通信機器において所定期間毎にファーム
ウェアのバージョンアップの要否に関する情報を管理サ
ーバ41に発信し、管理サーバ41は同情報に基づいて
バージョンアップの要否を判断するとともに、バージョ
ンアップが必要な場合に同通信機器にコールバックして
新バージョンのファームウェアを転送し、バージョンア
ップを行うようにしたため、通信機器のファームウェア
のバージョンアップを容易、かつ低コストで行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる通信システムの概
略構成図である。
【図2】ターミナルアダプタのハードウェア構成を示す
概略ブロック図である。
【図3】管理サーバにおける常駐アプリケーションの処
理内容を表すフローチャートである。
【図4】同管理サーバにおけるデータベースのデータ内
容を示すテーブルである。
【図5】実際のファームウェアの更新手順を示すタイミ
ングチャートの一例である。
【符号の説明】
10…ターミナルアダプタ 11…コントローラ 12…CPU 13…フラッシュROM 13a…ファームウェア 14…RAM 15…タイマ回路 20…ターミナルアダプタ 30…ルータ 40…メーカー 41…管理サーバ 42…ハードディスク 42a…アプリケーション 42b…データベース 42c…ファームウェア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して接続された通信機器と
    管理サーバとからなる通信システムであって、 上記通信機器は、所定のファームウェアを備えて伝送制
    御を行う伝送制御手段と、 上記ファームウェアのバージョンアップの要否に関する
    情報を発信する発信手段と、 上記ファームウェアのバージョンアップが必要な場合に
    上記管理サーバから転送される新バージョンのファーム
    ウェアに更新する更新手段とを備え、 上記管理サーバは、上記通信機器から発信されるバージ
    ョンアップの要否に関する情報に基づいてバージョンア
    ップの要否を判断してバージョンアップが必要な場合に
    同通信機器にコールバックして新バージョンのファーム
    ウェアを転送する更新制御手段を具備することを特徴と
    する通信システム。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の通信システムにお
    いて、上記発信手段は、一のパケットにて上記バージョ
    ンアップの要否に関する情報を発信することを特徴とす
    る通信システム。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の通信システムにおいて、上記発信手段は、所定
    のタイマ手段を備えて一定期間の経過毎に上記バージョ
    ンアップの要否に関する情報を発信することを特徴とす
    る通信システム。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の通信システムにおいて、上記伝送制御手段は、リセ
    ット時にフラッシュROMに格納されたファームウェア
    を所定のワークエリアに読み込んで実行することにより
    伝送制御を行い、 上記更新手段は、上記ファームウェアのバージョンアッ
    プが必要な場合に上記フラッシュROMに格納されたフ
    ァームウェアを上記新バージョンのファームウェアに更
    新した後に自己リセットを行うことを特徴とする通信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 通信機器から発信されるファームウェア
    のバージョンアップの要否に関する情報に基づいてバー
    ジョンアップの要否を判断してバージョンアップが必要
    な場合に同通信機器にコールバックして新バージョンの
    ファームウェアを転送する管理サーバに対して通信回線
    を介して接続可能な通信機器であって、 所定のファームウェアを備えて伝送制御を行う伝送制御
    手段と、 上記ファームウェアのバージョンアップの要否に関する
    情報を発信する発信手段と、 上記ファームウェアのバージョンアップが必要な場合に
    上記管理サーバから転送される新バージョンのファーム
    ウェアに更新する更新手段とを具備することを特徴とす
    る通信機器。
JP00955898A 1998-01-21 1998-01-21 通信システムおよび通信機器 Expired - Lifetime JP3886076B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00955898A JP3886076B2 (ja) 1998-01-21 1998-01-21 通信システムおよび通信機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00955898A JP3886076B2 (ja) 1998-01-21 1998-01-21 通信システムおよび通信機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11215245A true JPH11215245A (ja) 1999-08-06
JP3886076B2 JP3886076B2 (ja) 2007-02-28

Family

ID=11723623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00955898A Expired - Lifetime JP3886076B2 (ja) 1998-01-21 1998-01-21 通信システムおよび通信機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3886076B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311177A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Nec Corp ネットワーク装置の設定及びファームウェアの更新方法、ネットワーク装置並びにコンピュータプログラム
JP2018186444A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 株式会社東芝 制御装置、無線端末交換方法及び通信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006311177A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Nec Corp ネットワーク装置の設定及びファームウェアの更新方法、ネットワーク装置並びにコンピュータプログラム
JP2018186444A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 株式会社東芝 制御装置、無線端末交換方法及び通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3886076B2 (ja) 2007-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6971095B2 (en) Automatic firmware version upgrade system
KR100425317B1 (ko) 원격 가전기기 업데이트 방법 및 시스템
JP2001075786A (ja) プログラムファイルダウンロードシステム
TW385401B (en) Method and apparatus to remotely configure a data processing system
JP2001075920A (ja) サービス取次装置を有するオンラインサービス提供システム
JPH11215245A (ja) 通信システムおよび通信機器
JP2003167746A (ja) ソフトウェア配布方法及びその実施システム並びにその処理プログラム
EP1623332A1 (en) A computer and remote control system using the same
KR20040109977A (ko) 무선인터넷에서 다운로드 중단된 데이터를 이어받는 방법
JPH09130426A (ja) 情報提供システム
JP3424677B2 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JPH03276338A (ja) 端末ソフトウェアの簡易保守方式
KR20030087418A (ko) 모뎀 라인을 이용한 펌웨어 갱신 방법
JPH11242588A (ja) プログラムダウンロードシステム、中央局、基地局、プログラムダウンロード方法、ファイルダウンロードシステム及び記録媒体
JP4717197B2 (ja) 手続システム
JP3465637B2 (ja) サーバ及びその制御方法
JP2004173106A (ja) 利用者状況検出型通信方法、システム及びプログラム
JPH11282818A (ja) クライアント構成情報管理システムおよびクライアント構成情報管理方式
JP3343978B2 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JP2001290663A (ja) データベース管理装置および記憶媒体
JP2504594B2 (ja) 通信端末装置
KR100595089B1 (ko) 금융 단말기 원격 관리 장치 및 방법
JP3274698B2 (ja) 通信システム
JPH10336353A (ja) パソコン通信システム
KR20040073150A (ko) 이동 단말기의 소프트웨어 업그레이드 방법 및 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131201

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term