JPH11215193A - マルチメディア再生システムにおけるデータ転送装置 - Google Patents

マルチメディア再生システムにおけるデータ転送装置

Info

Publication number
JPH11215193A
JPH11215193A JP2902098A JP2902098A JPH11215193A JP H11215193 A JPH11215193 A JP H11215193A JP 2902098 A JP2902098 A JP 2902098A JP 2902098 A JP2902098 A JP 2902098A JP H11215193 A JPH11215193 A JP H11215193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
media
multimedia
network
transmission speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2902098A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsufumi Sato
克文 佐藤
Atsushi Harada
敦 原田
Kazuya Kumagai
和也 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2902098A priority Critical patent/JPH11215193A/ja
Publication of JPH11215193A publication Critical patent/JPH11215193A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを介して受信したマルチメディ
アデータを、シナリオに従って、途切れることなく安定
に再生する。 【解決手段】 マルチメディアデータを蓄積したマルチ
メディアサーバ101〜104に、ネットワークを介してメデ
ィアデータを受信するデータ転送装置111を接続する。
データ転送装置111とマルチメディア再生表示端末121を
高速なLANで接続する。データ転送装置111は、ネッ
トワークのトラフィックや経路情報、時刻情報、シナリ
オを利用して、受信時点でのメディアデータの伝送速度
を算出し、再生に必要なメディアデータを先行して受信
し、バッファ141上に蓄積する。マルチメディアデータ
再生端末121上のメディアプレーヤ181〜184は、データ
転送装置111のバッファ141上に準備されたメディアデー
タを取得して再生表示する。再生時に必要なメディアデ
ータが常にアクセス可能な状態になるので、マルチメデ
ィア再生表示端末121では、再生に必要なデータを安定
して取得することができ、途切れることのない再生が実
現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチメディア再
生システムにおけるデータ転送装置に関し、特に、マル
チメディアサーバからネットワークを介してデータを受
信し、メディアプレーヤにリアルタイムにデータを転送
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク上のサーバに格納さ
れた大容量のマルチメディアデータを受信し再生するシ
ステムにおいては、マルチメディアデータを構成する動
画や音声や静止画やテキストといったデータ種別毎にメ
ディアプレーヤを具備し、ネットワークを介して受信し
たメディアデータの全てを一旦ハードディスクなどの記
憶装置に格納し、再生する方法を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信し
たマルチメディアデータの全てを一旦記憶装置に格納し
再生する従来の方法では、メディアデータの属性情報や
再生順序等を記述したシナリオとして、連続した複数の
マルチメディアデータを再生する場合に、メディアと次
のメディアの間が途切れてしまうといった問題がある。
また、ネットワークを介しての受信処理と、再生処理を
並行して行なう場合においては、ネットワークにおける
伝送速度の変動を考慮した上で、再生に先行したデータ
受信を行なわなければならないという課題がある。
【0004】本発明は、シナリオに従ってネットワーク
経由で受信したマルチメディアデータを、途切れること
なく安定して再生することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し目的を達成するため、動画、音声、静止画、テキス
トなどの各種メディアで構成され時間軸を持ったマルチ
メディアデータを蓄積してネットワーク上に送出するマ
ルチメディアサーバと、メディアデータをネットワーク
を介して受信するとともにメディアデータの属性情報や
再生順序などを記述したシナリオに従ってリアルタイム
に再生表示するメディアプレーヤを備えたマルチメディ
ア再生表示端末との間に設けられたマルチメディア再生
システム用データ転送装置を、一定量のメディアデータ
を保持できるバッファと、前記マルチメディアサーバや
前記メディアプレーヤとのネットワークを介した通信を
行なう通信手段と、シナリオを解析して受信すべきメデ
ィアデータを決定するシナリオ解析手段と、前記マルチ
メディアサーバとのネットワークにおける通信の伝送速
度と時刻を定期的に取得して伝送速度統計情報として保
持する伝送速度統計手段と、前記伝送速度統計手段を制
御して前記伝送速度統計情報と現在時刻に基づいて現時
点でのネットワークの伝送速度を算出し、前記シナリオ
解析手段を制御して前記メディアプレーヤでの再生準備
のために前記バッファ内に格納すべきデータ量を求め、
前記伝送速度と前記データ量から再生に先行してデータ
受信を開始する時刻を決定して前記通信手段の実行を制
御する実行制御手段とを備えた構成とした。
【0006】このように構成したことにより、ネットワ
ークにおける過去の伝送速度の統計情報や経路情報を用
いて算出した伝送速度の予測値と、メディアプレーヤが
再生を開始するために必要なデータ量から、先行して受
信すべきメディアデータの伝送時間を求めて、シナリオ
で規定された再生開始時刻までに、再生に必要なメディ
アデータをバッファ内に保持し、途切れることのない安
定した再生を実現できる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、動画、音声、静止画、テキストなどの各種メディア
で構成され時間軸を持ったマルチメディアデータを蓄積
してネットワーク上に送出するマルチメディアサーバ
と、メディアデータをネットワークを介して受信すると
ともにメディアデータの属性情報や再生順序などを記述
したシナリオに従ってリアルタイムに再生表示するメデ
ィアプレーヤを備えたマルチメディア再生表示端末との
間に設けられたマルチメディア再生システム用データ転
送装置において、一定量のメディアデータを保持できる
バッファと、前記マルチメディアサーバや前記メディア
プレーヤとのネットワークを介した通信を行なう通信手
段と、シナリオを解析して受信すべきメディアデータを
決定するシナリオ解析手段と、前記マルチメディアサー
バとのネットワークにおける通信の伝送速度と時刻を定
期的に取得して伝送速度統計情報として保持する伝送速
度統計手段と、前記伝送速度統計手段を制御して前記伝
送速度統計情報と現在時刻に基づいて現時点でのネット
ワークの伝送速度を算出し、前記シナリオ解析手段を制
御して前記メディアプレーヤでの再生準備のために前記
バッファ内に格納すべきデータ量を求め、前記伝送速度
と前記データ量から再生に先行してデータ受信を開始す
る時刻を決定して前記通信手段の実行を制御する実行制
御手段とを備えたデータ転送装置であり、伝送速度統計
情報から算出した伝送速度と再生開始に必要なデータ量
とに基づいて、メディアデータの再生に先行してデータ
受信を開始する時間を決定することにより、メディアプ
レーヤでの安定したメディアデータの再生を可能とする
という作用を有する。
【0008】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載のデータ転送装置において、前記マルチメディア
サーバとの通信におけるネットワーク上の経路情報を取
得する経路情報解析手段と、前記経路情報解析手段によ
り取得した全ての経路における伝送速度を定期的に取得
して伝送速度統計情報として保持する伝送速度統計手段
と、伝送速度統計情報に基づいて現時点での予想伝送速
度を算出し、前記メディアプレーヤの再生準備のために
前記バッファ内に格納すべきデータ量と前記予想伝送速
度から先行受信時間を決定し、再生開始時刻より前記先
行受信時間だけ先行して前記マルチメディアサーバから
の受信を開始するように前記通信手段における通信を制
御する実行制御手段とを備えたものであり、ネットワー
クの経路情報と伝送速度統計情報から算出した伝送速度
と再生開始に必要なデータ量に基づいて、メディアデー
タの再生に先行してデータ受信を開始する時間を決定す
ることにより、メディアプレーヤでの安定したメディア
データの連続再生を可能とするという作用を有する。
【0009】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載のデータ転送装置において、シナリオの先頭に記
述されたメディアデータをマルチメディアサーバから受
信する際に、マルチメディア再生表示端末上のメディア
プレーヤが再生開始可能なデータ量を受信するために要
する時間を提示する手段を備えたものであり、メディア
データの受信開始から再生開始までに要する時間をマル
チメディア再生表示端末に提示することにより、利用者
が再生開始までの待ち時間を把握することを可能にする
という作用を有する。
【0010】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2記載のデータ転送装置において、シナリオの2番目以
降に記述されたメディアデータをマルチメディアサーバ
から受信する際に、マルチメディア再生表示端末上のメ
ディアプレーヤが再生開始可能なデータ量を受信するた
めに要する先行受信時間を取得し、現在再生しているメ
ディアデータが終了する時間より前記先行受信時間だけ
先行して受信を開始する手段を備えたものであり、メデ
ィアデータの受信開始から再生開始までに要する時間を
算出し、メディアデータの再生時刻に先行して受信を開
始することにより、連続した複数のメディアデータを途
切れることなく再生するという作用を有する。
【0011】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
2記載のデータ転送装置において、メディアプレーヤか
ら要求されたメディアデータを受信する際に、前記バッ
ファ内のデータを解析する手段と、前記メディアデータ
のうち前記バッファ内に存在しない部分のみを前記マル
チメディアサーバに対して要求する手段とを備えたもの
であり、メディアプレーヤから要求されたメディアデー
タのうち、バッファに存在しないもののみをマルチメデ
ィアサーバに要求することで、ネットワークにおける負
荷を軽減するという作用を有する。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図6を参照しながら、詳細に説明する。
【0013】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、メディアデータを保持するバッファと、ネッ
トワークを介した通信を行なう通信手段と、シナリオ解
析手段と、伝送速度統計手段と、これらを制御する実行
制御手段とを備え、伝送速度の統計データと再生開始に
必要なデータ量とに基づいて、再生に先行してデータ受
信を開始する時刻を決定して、マルチメディア再生シス
テムにおける安定したメディアデータの再生を可能にす
るデータ転送装置である。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るデータ転送装置のブロック図である。図1において、
101〜104は、動画、音声、静止画、テキストなどの各種
メディアで構成されたメディアデータを蓄積し、ネット
ワーク上に一定の伝送速度で送出を行なうマルチメディ
アサーバである。121はマルチメディア再生表示端末で
あり、181〜184のメディアプレーヤからなる。111はデ
ータ転送装置であり、データ転送装置111は、通信手段1
31と、通信手段132と、バッファ141と、シナリオ解析手
段161と、伝送速度統計手段171と、実行制御手段151と
からなる。
【0015】通信手段131は、ネットワークを介してマ
ルチメディアサーバとの通信を行なう手段である。通信
手段132は、同様にネットワークを介してメディアプレ
ーヤとの通信を行なう手段である。バッファ141は、マ
ルチメディアサーバ101〜104から受信したメディアデー
タを一時的に格納するメモリである。シナリオ解析手段
161は、シナリオを解析して、受信すべきメディアデー
タを決定する手段である。伝送速度統計手段171は、定
期的にマルチメディアサーバ101〜104とのネットワーク
における伝送速度と時刻を取得して統計データとして保
持する手段である。実行制御手段151は、現在時刻に基
づいて伝送速度統計情報から現時点でのネットワークの
伝送速度を算出し、メディアプレーヤでの再生準備のた
めにバッファ内に格納すべきデータ量により、再生に先
行してデータ受信を開始する時刻を決定し、通信手段13
1、132、シナリオ解析手段161、伝送速度統計手段171の
実行を制御する。
【0016】図2は、図1のブロック図に示した第1の
実施の形態におけるデータ転送装置111の処理フローで
ある。なお、図2中の201、202、・・・、209は処理手
順の番号を示す。データ転送装置111が起動すると、実
行制御手段151が処理を開始し(ステップ201)、通信手
段131に対してマルチメディアサーバ101〜104とのネッ
トワークにおける伝送速度の取得を要求し、返送された
伝送速度を伝送速度統計手段171が統計データとして保
持する(ステップ202)。同時に通信手段132に対してメ
ディアプレーヤ181〜184からの再生リクエストを受信し
たかどうか確認し(ステップ203)、再生リクエストを
受信していなければ、伝送速度の取得を繰り返し実行す
る(ステップ202)。通信手段132から再生リクエストを
受信した旨を通知された場合は、伝送速度統計手段171
に伝送速度の算出依頼を通知する。伝送速度統計手段17
1は、現在時刻を取得し、それに基づいて統計情報から
伝送速度を算出し、実行制御手段151に返答する(ステ
ップ204)。
【0017】次に、実行制御手段151はシナリオ解析手
段161に対し、シナリオの取得と解析を要求する(ステ
ップ205)。その返答に基づいて、メディアプレーヤ181
〜184に対し、再生可能なデータ量の受信に要する時間
を通知するとともに、通信手段131にメディアデータの
受信を要求する(ステップ206)。通信手段131は、受信
したメディアデータを逐次バッファ141に格納する。実
行制御手段151は通信制御手段131に対して受信したデー
タ量を確認し(ステップ207)、再生可能なデータ量の
受信が完了すると、通信手段132に対し、メディアプレ
ーヤ181〜184へのデータ送信を指示し(ステップ20
8)、通信手段131への受信データ量の確認を継続して、
データ受信が完了したかどうか確認する(ステップ20
9)。メディアデータの受信が完了していなければメデ
ィアデータの受信処理を繰り返し(ステップ206)、完
了した場合は伝送速度の取得処理を再開する(ステップ
202)。
【0018】上記のように、本発明の第1の実施の形態
では、マルチメディア再生システムにおけるデータ転送
装置を、バッファと、通信手段と、シナリオ解析手段
と、伝送速度統計手段と、実行制御手段とを備え、伝送
速度の統計データと再生開始に必要なデータ量とに基づ
いて、再生に先行してデータ受信を開始する時刻を決定
し、メディアデータを先行して受信してバッファ上に蓄
積する構成としたので、途切れることのない安定したメ
ディアデータの再生が可能となる。
【0019】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、通信手段と、バッファと、シナリオ解析手段
と、経路情報解析手段と、伝送速度統計手段と、実行制
御手段とを備え、経路情報と伝送速度統計情報から算出
した予想伝送速度と、シナリオ解析結果から算出した再
生準備に必要なデータ量とから先行受信時間を決定し、
再生開始時刻より先行受信時間だけ先行してマルチメデ
ィアサーバからの受信を開始することにより、メディア
プレーヤでの安定したメディアデータの連続再生を可能
とするデータ転送装置である。第2の実施の形態が第1
の実施の形態と異なるところは、経路情報解析手段を設
けて、経路情報と伝送速度統計情報から予想伝送速度を
求める点である。
【0020】図3は、本発明の第2の実施の形態におけ
るデータ転送装置のブロック図である。図3において、
301〜304は、動画、音声、静止画、テキストなどの各種
メディアで構成されたメディアデータを蓄積し、ネット
ワーク上に一定の伝送速度で送出を行なうマルチメディ
アサーバである。321はマルチメディア再生表示端末で
あり、391〜394のメディアプレーヤからなる。311はデ
ータ転送装置であり、通信手段331と、通信手段332と、
バッファ341と、シナリオ解析手段361と、伝送速度統計
手段371と、経路情報解析手段381と、実行制御手段351
とからなる。
【0021】通信手段331は、ネットワークを介してマ
ルチメディアサーバとの通信を行なう手段である。通信
手段332は、同様にネットワークを介してメディアプレ
ーヤとの通信を行なう手段である。バッファ341は、マ
ルチメディアサーバ301〜304から受信したメディアデー
タを一時的に格納するメモリである。シナリオ解析手段
361は、シナリオを解析し受信すべきメディアデータを
決定する手段である。伝送速度統計手段371は、定期的
にマルチメディアサーバ301〜304とのネットワークにお
ける伝送速度と時刻を取得して統計データとして保持す
る手段である。経路情報解析手段381は、定期的にマル
チメディアサーバとのネットワークにおける経路情報を
取得する手段である。実行制御手段351は、現在時刻に
基づいて伝送速度統計情報から現時点でのネットワーク
の伝送速度を算出し、メディアプレーヤ391〜394での再
生準備のためにバッファ341内に格納すべきデータ量に
より、再生に先行してデータ受信を開始する時刻を決定
し、通信手段331、332、シナリオ解析手段361、伝送速
度統計手段371の実行を制御する手段である。
【0022】図4は、図3のブロック図に示した第2の
実施の形態におけるデータ転送装置311の処理フローで
ある。なお、図4中の401、402、・・・、410は処理手
順の番号を示す。データ転送装置311が起動すると、実
行制御手段351が処理を開始し(ステップ401)、通信手
段331に対してマルチメディアサーバ301〜304とのネッ
トワークにおける伝送速度と経路情報の取得を要求し、
返送された経路情報を経路情報解析手段381が解析し
(ステップ402)、その解析結果と通信手段331から返送
された伝送速度を伝送速度統計手段371が統計データと
して保持する(ステップ403)。同時に通信手段332に対
してメディアプレーヤ391〜394からの再生リクエストを
受信したかどうか確認し(ステップ404)、再生リクエ
ストを受信していなければ、伝送速度と経路情報の取得
を繰り返し実行する(ステップ402、403)。通信手段33
2から再生リクエストを受信した旨を通知された場合
は、伝送速度統計手段371に伝送速度の算出依頼を通知
する。伝送速度統計手段371は、現在時刻を取得し、そ
れに基づいて統計情報から伝送速度と先行受信を開始す
る時刻を算出し実行制御手段351に返答する(ステップ4
05)。
【0023】次に、実行制御手段351はシナリオ解析手
段361に対し、シナリオの取得と解析を要求する(ステ
ップ406)。その返答に基づいて、メディアプレーヤ391
〜394に対し再生可能なデータ量の受信に要する時間を
通知するとともに、通信手段331にメディアデータの受
信を要求(407)する。通信手段331は、受信したメディ
アデータを逐次バッファ341に格納する。実行制御手段3
51は通信制御手段331に対して受信したデータ量を確認
し(ステップ408)、再生可能なデータ量の受信が完了
すると、通信手段332に対し、メディアプレーヤ391〜39
4へのデータ送信を指示し(ステップ409)、通信手段33
1への受信データ量の確認を継続して、データ受信が完
了したかどうか確認する(ステップ410)。メディアデ
ータの受信が完了していなければメディアデータの受信
処理を繰り返し(ステップ407)、完了した場合は伝送
速度取得し(ステップ402)、経路情報取得処理を再開
する(ステップ403)。
【0024】上記のように、本発明の第2の実施の形態
では、データ転送装置に、経路情報解析手段を設け、経
路情報と伝送速度統計情報とから予想伝送速度を算出
し、予想伝送速度と再生準備に必要なデータ量とに基づ
いて先行受信時間を決定し、再生開始時刻より先行受信
時間だけ先行してマルチメディアサーバからの受信を開
始する構成としたので、安定したメディアデータの連続
再生が可能となる。
【0025】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、シナリオの先頭のメディアデータを受信する
際に、メディアプレーヤの再生開始に要する時間を提示
して利用者に待ち時間を知らせるとともに、2番目以降
のメディアデータを受信する際には、次のデータを必要
な時間だけ先行して受信開始することで、連続した複数
のメディアデータを途切れることなく再生できるように
するデータ転送装置である。
【0026】図5は、本発明の第3の実施の形態におけ
るメディアデータの受信と再生のタイムチャートを示し
たものである。第3の実施の形態の装置構成は、第2の
実施の形態と同じであるので、図3のブロック図および
図5のタイムチャートを参照しながら説明する。
【0027】マルチメディア再生表示端末321が再生す
るシナリオに、メディア種別が同一であるメディア1
(501)とメディア2(502)が記述されていると仮定す
る。この2つのメディアデータは、それぞれメディアプ
レーヤ391とメディアプレーヤ392で再生される。メディ
アプレーヤ391はメディアデータを受信してから再生を
開始するまでの待ち時間503が必要である。
【0028】シナリオの先頭に記述されたメディア1
(501)の受信を開始する際に、メディアプレーヤ391
は、実行制御手段351から通知された再生待ち時間503を
表示することにより、利用者が待ち時間を把握すること
を可能にする。
【0029】シナリオの2番目以降に記述されたメディ
アデータを、マルチメディアサーバから受信して再生す
る場合について説明する。シナリオ解析手段361は、シ
ナリオを解析して、メディア1の再生終了時刻504を求
め、実行制御手段351に通知する。実行制御手段351は、
メディア1の再生終了時刻504から、メディア2の再生
待ち時間505を差し引いた時刻を、メディア2の先読み
開始時刻506とする。その時点で、メディア2の受信処
理を開始する。このようにして、メディア1の再生が終
了すると同時に、メディア2の再生を開始することが可
能になる。
【0030】上記のように、本発明の第3の実施の形態
では、データ転送装置がシナリオの先頭のメディアデー
タを受信する際に、メディアプレーヤが再生開始に要す
る時間を提示する手段を設けた構成としたので、利用者
に待ち時間を知らせることができる。また、シナリオの
2番目以降のメディアデータを受信する際に、メディア
プレーヤが次のデータを再生開始するために必要なデー
タ量を受信する時間だけ先行して受信開始する手段を設
けた構成としたので、連続した複数のメディアデータを
途切れることなく再生することができる。
【0031】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、バッファ内のデータを解析する手段を備え、
メディアプレーヤから要求されたメディアデータを受信
する際に、バッファ内に存在しないメディアデータのみ
をマルチメディアサーバに対して要求することで、ネッ
トワークにおける負荷を軽減するデータ転送装置であ
る。
【0032】図6は、本発明の第4の実施の形態におけ
るメディアデータを示したものである。第4の実施の形
態の装置構成は、第2の実施の形態と同じであるので、
図3のブロック図と図6を参照して説明する。
【0033】本発明の第4の実施の形態では、データ転
送装置311において、マルチメディアサーバ301〜304か
ら受信したメディアデータを、バッファ341に格納し保
持する。データ転送装置311は、メディアプレーヤ391〜
394からメディアデータを要求されると、実行制御手段3
51は、バッファ341内のデータを解析する。メディアプ
レーヤ391〜394から要求されたメディアデータ601のう
ち、バッファ341に存在しない部分603のみを、マルチメ
ディアサーバ301〜304に要求する。バッファ341に存在
する部分602については要求しないことにより、ネット
ワークの負荷の軽減を可能としている。
【0034】上記のように、本発明の第4の実施の形態
では、データ転送装置に、バッファ内のデータを解析す
る手段を設けた構成としたので、メディアプレーヤから
要求されたメディアデータを受信する際に、バッファ内
に存在しないメディアデータのみをマルチメディアサー
バに対して要求することで、ネットワークにおける負荷
を軽減することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、マル
チメディア再生システムにおけるデータ転送装置を、ネ
ットワークにおける過去の伝送速度の統計情報や経路情
報を用いて算出した伝送速度の予測値と、メディアプレ
ーヤが再生を開始するために必要なデータ量から、先行
して受信すべきメディアデータの伝送時間を求め、シナ
リオで規定された再生開始時刻までに再生に必要なメデ
ィアデータをバッファ内に保持する構成としたので、ネ
ットワークにおける伝送速度の変動に影響されることな
く、マルチメディアデータのネットワークを介した伝送
を可能とし、シナリオに記述された複数のメディアを途
切れることなく安定して再生することができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のデータ転送装置を
含むマルチメディア再生システムのブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態のデータ転送装置の
処理フロー図、
【図3】本発明の第2の実施の形態のデータ転送装置を
含むマルチメディア再生システムのブロック図、
【図4】本発明の第2の実施の形態のデータ転送装置の
処理フロー図、
【図5】本発明の第3の実施の形態のデータ転送装置の
2つのメディアデータの受信処理および再生処理のタイ
ムチャートを示す図、
【図6】本発明の第4の実施の形態のデータ転送装置の
再生対象メディアデータの存在先を示す図である。
【符号の説明】
101〜104 マルチメディアサーバ 111 データ転送装置 121 マルチメディア再生表示端末 131,132 通信手段 141 バッファ 151 実行制御手段 161 シナリオ解析手段 171 伝送速度統計手段 181〜184 メディアプレーヤ 301〜304 マルチメディアサーバ 311 データ転送装置 321 マルチメディア再生表示端末 331,332 通信手段 341 バッファ 351 実行制御手段 361 シナリオ解析手段 371 伝送速度統計手段 381 経路情報解析手段 391〜394 メディアプレーヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画、音声、静止画、テキストなどの各
    種メディアで構成され時間軸を持ったマルチメディアデ
    ータを蓄積してネットワーク上に送出するマルチメディ
    アサーバと、メディアデータをネットワークを介して受
    信するとともにメディアデータの属性情報や再生順序な
    どを記述したシナリオに従ってリアルタイムに再生表示
    するメディアプレーヤを備えたマルチメディア再生表示
    端末との間に設けられたマルチメディア再生システム用
    データ転送装置において、一定量のメディアデータを保
    持できるバッファと、前記マルチメディアサーバや前記
    メディアプレーヤとのネットワークを介した通信を行な
    う通信手段と、シナリオを解析して受信すべきメディア
    データを決定するシナリオ解析手段と、前記マルチメデ
    ィアサーバとのネットワークにおける通信の伝送速度と
    時刻を定期的に取得して伝送速度統計情報として保持す
    る伝送速度統計手段と、前記伝送速度統計手段を制御し
    て前記伝送速度統計情報と現在時刻に基づいて現時点で
    のネットワークの伝送速度を算出し、前記シナリオ解析
    手段を制御して前記メディアプレーヤでの再生準備のた
    めに前記バッファ内に格納すべきデータ量を求め、前記
    伝送速度と前記データ量から再生に先行してデータ受信
    を開始する時刻を決定して前記通信手段によるデータ通
    信の実行を制御する実行制御手段とを備えたことを特徴
    とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 前記マルチメディアサーバとの通信にお
    けるネットワーク上の経路情報を取得する経路情報解析
    手段と、前記経路情報解析手段により取得した全ての経
    路における伝送速度を定期的に取得して伝送速度統計情
    報として保持する伝送速度統計手段と、伝送速度統計情
    報に基づいて現時点での予想伝送速度を算出し、前記メ
    ディアプレーヤの再生準備のために前記バッファ内に格
    納すべきデータ量と前記予想伝送速度から先行受信時間
    を決定し、再生開始時刻より前記先行受信時間だけ先行
    して前記マルチメディアサーバからの受信を開始するよ
    うに前記通信手段によるデータ通信を制御する実行制御
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のデータ
    転送装置。
  3. 【請求項3】 シナリオの先頭に記述されたメディアデ
    ータをマルチメディアサーバから受信する際に、前記マ
    ルチメディア再生表示端末上のメディアプレーヤが再生
    開始可能なデータ量を受信するために要する時間を提示
    する手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のデー
    タ転送装置。
  4. 【請求項4】 シナリオの2番目以降に記述されたメデ
    ィアデータをマルチメディアサーバから受信する際に、
    前記マルチメディア再生表示端末上のメディアプレーヤ
    が再生開始可能なデータ量を受信するために要する先行
    受信時間を取得し、現在再生しているメディアデータが
    終了する時間より前記先行受信時間だけ先行して受信を
    開始する手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の
    データ転送装置。
  5. 【請求項5】 前記マルチメディア再生表示端末上のメ
    ディアプレーヤから要求されたメディアデータを受信す
    る際に、前記バッファ内のデータを解析する手段と、前
    記メディアデータのうち前記バッファ内に存在しない部
    分のみを前記マルチメディアサーバに対して要求する手
    段とを備えたことを特徴とする請求項2記載のデータ転
    送装置。
JP2902098A 1998-01-28 1998-01-28 マルチメディア再生システムにおけるデータ転送装置 Pending JPH11215193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2902098A JPH11215193A (ja) 1998-01-28 1998-01-28 マルチメディア再生システムにおけるデータ転送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2902098A JPH11215193A (ja) 1998-01-28 1998-01-28 マルチメディア再生システムにおけるデータ転送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11215193A true JPH11215193A (ja) 1999-08-06

Family

ID=12264740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2902098A Pending JPH11215193A (ja) 1998-01-28 1998-01-28 マルチメディア再生システムにおけるデータ転送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11215193A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002077857A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Hitachi Ltd マルチメディアデータの送出装置
US7139858B2 (en) 2001-10-30 2006-11-21 Nec Corporation Server for synchronization control, channel driver and method of linking channels
JP2016036073A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報提供システム及び情報提供方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002077857A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Hitachi Ltd マルチメディアデータの送出装置
US7139858B2 (en) 2001-10-30 2006-11-21 Nec Corporation Server for synchronization control, channel driver and method of linking channels
JP2016036073A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報提供システム及び情報提供方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5805538A (en) Method for reproducing multiple optical recording medium without interruption
US7657563B2 (en) System, method and storage medium for providing a multimedia contents service based on user's preferences
CN101060623B (zh) 运动图像再现设备和方法
JP2007080161A (ja) データ配信システム、部分コンテンツ格納サーバ、応答高速化方法、及びプログラム
JP4134164B2 (ja) メディア再生装置
KR20030094602A (ko) 대화형 광디스크 장치에서의 채팅 데이터 재생방법과,콘텐츠 제공서버에서의 채팅 데이터 제공방법
KR100744594B1 (ko) 콘텐츠 재생 시스템, 재생 장치, 재생 방법 및 분배 서버
CN110290396B (zh) 一种视频处理的方法、装置、系统、设备和存储介质
JPH09185570A (ja) マルチメディアデータ取得再生方法及びシステム
KR100992393B1 (ko) 대화형 광디스크 장치에서의 콘텐츠 정보 재생방법
JPH11215193A (ja) マルチメディア再生システムにおけるデータ転送装置
JP2002290948A (ja) ビデオコンテンツの配信/再生方法とその方法を実行させるプログラム、及びビデオコンテンツ配信/再生システム
JPWO2005062619A1 (ja) コンテンツ再生装置
JP2004104704A (ja) 映像再生装置、映像再生方法、プログラム
EP1606814B1 (en) Method of exchanging user messages among interactive disk players
JP2003209823A (ja) ストリーム送受信システムおよびストリーム送受信方法
JP2002077857A (ja) マルチメディアデータの送出装置
WO2003084284A3 (en) Trick-mode stream creation for p v recording
JP3179922B2 (ja) メディア伝達同期再生方式
JP2002354029A (ja) データ送受信システム、データ送信方法、データ再生方法、データ送信プログラムおよびデータ再生プログラム
JP3193851B2 (ja) ビデオサーバ装置
JP2003163893A (ja) 映像再生制御方法、映像再生制御システム、サーバ装置、クライアント装置、並びに、映像再生制御プログラム及びその記録媒体
JPH09186967A (ja) 動画処理方法
JP2833511B2 (ja) クライアントサーバ型マルチメディア再生方法及び再生システム
JP2003015990A (ja) 情報表示方法、装置、プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体