JPH11214138A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH11214138A
JPH11214138A JP1374798A JP1374798A JPH11214138A JP H11214138 A JPH11214138 A JP H11214138A JP 1374798 A JP1374798 A JP 1374798A JP 1374798 A JP1374798 A JP 1374798A JP H11214138 A JPH11214138 A JP H11214138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating coil
induction heating
pan
heating
divided
Prior art date
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Pending
Application number
JP1374798A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoaki Ishimaru
直昭 石丸
Motonari Hirota
泉生 弘田
Hidekazu Yamashita
秀和 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1374798A priority Critical patent/JPH11214138A/ja
Publication of JPH11214138A publication Critical patent/JPH11214138A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 磁束の漏れを減らした誘導加熱調理器を提供
すること。 【解決手段】 加熱コイルは外側の第一の加熱コイル1
1と内側の第二の加熱コイル12に分割され、切替操作
部17により前記第一の加熱コイル11への通電行うか
の否かを制御する。また、外側に分割配置された加熱コ
イルは、内側に分割配置されたものとは逆方向に高周波
電流を流してなることにより、内側と外側で磁束の向き
を逆にすることができる。そして、小鍋検知手段によっ
て鍋の大きさを自動的に検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱を行う誘
導加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の加熱コイル及び誘導加熱調
理器について説明する。図3において、1は高周波電流
により磁束を発生する加熱コイル、2は前記加熱コイル
1に高周波電流を流すインバータ、3は前記インバータ
2を制御する制御回路、4は前記インバータ2等の冷却
を行うファン、5は誘導加熱調理器の筐体、6は負荷を
載せるプレート、7は負荷の鍋等である。この構成にお
いて、インバータ2により高周波電流を加熱コイル1に
流す。この際加熱コイル1に磁界が発生し、この磁界に
より負荷である鍋7に励磁電流が流れ、ジュール熱によ
って負荷の鍋7自体が発熱体となり、鍋7内の調理物の
調理が行えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、小鍋などの負荷の場合、加熱コイルから
発生する磁束が漏れ、結合が悪くなり、効率も低下す
る。そこでこの磁束の漏れを低減し、かつさらに逆方向
の電流を外側コイルに流すことによって磁束の漏れを更
に低減することを特徴とした誘導加熱調理器を提供する
ことを目的としているものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、誘導加熱用の加熱コイルを備え、前記加熱
コイルは、内外周に複数に分割配置されるとともに、分
割単位毎にその通電状態が制御されてなるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、誘導加
熱用の加熱コイルを備え、前記加熱コイルは、内外周に
複数に分割配置されるとともに、分割単位毎にその通電
状態が制御されてなることにより、負荷が小鍋の場合に
は、外側の加熱コイルへの通電を停止することができる
ように作用するものである。
【0006】請求項2、3に記載の発明は、外側に分割
配置された加熱コイルは、内側に分割配置されたものと
は逆方向に高周波電流を流してなることにより、内側と
外側で磁束の向きを逆にすることができる。
【0007】請求項4に記載の発明は、小鍋検知手段に
よって鍋の大きさを自動的に検知することができる。
【0008】
【実施例】(実施例1)本発明の第1の実施例の誘導加
熱調理器について、図1を参照しながら説明する。図1
において、8は調理器筐体、9は鍋、10は鍋9をおく
プレート、11は第一の加熱コイル、12は第二の加熱
コイル、13は前記加熱コイルの切替手段、14はイン
バータ、15は制御回路、16はファン、17は切替操
作部である。
【0009】以下、本実施例の動作について説明する。
制御回路15の出力により調理工程に合わせてインバー
タ14を動作させる。インバータ14から25KHz程
度の高周波電流を第一の加熱コイル11と第二の加熱コ
イル12に流し、加熱コイルに磁界を発生させる。この
磁界によって鍋9自体に磁励電流が流れ、ジュール熱に
より鍋9自体が発熱体となる。この結果、鍋9に入れら
れた被調理物の加熱調理が行える。また筐体8内のイン
バータ14や第一及び第二の加熱コイル等の損失による
温度上昇を押さえるために、ファン16によって強制的
に冷却している。ここで標準の鍋ではなく内径が1/2
程度の小鍋が負荷として置かれた時には、切替操作部1
7の操作により小鍋モードにする。この情報が制御手段
15に入力され、切替手段内の第一の加熱コイル11を
通電しているリレーをオフし、第二の加熱コイル12の
みに高周波電流を流すようにする。よって磁束の漏れが
低減され、効率的な電磁調理器とすることができる。
【0010】(実施例2)本発明の第二の実施例である
誘導加熱調理器について、図1を参照しながら動作につ
いて説明する。
【0011】制御回路15の出力により調理工程に合わ
せてインバータ14を動作させる。インバータ14から
25KHz程度の高周波電流を第一の加熱コイル11と
第二の加熱コイル12に流し、加熱コイルに磁界を発生
させる。この磁界によって鍋9自体に磁励電流が流れ、
ジュール熱により鍋9自体が発熱体となる。この結果、
鍋9に入れられた被調理物の加熱調理が行える。また筐
体8内のインバータ14や第一及び第二の加熱コイル等
の損失による温度上昇を押さえるために、ファン16に
よって強制的に冷却している。
【0012】ここで、標準の鍋ではなく内径が1/2程
度の小鍋が負荷として置かれた時には、切替操作部17
の操作により小鍋モードにする。この情報が制御手段1
5に入力され、切替手段内の第一の加熱コイル11を通
電しているリレーを第一の加熱コイル11に逆方向に電
流が流れるように切り替える。この際の電流は、第二の
加熱コイルに流す電流の1/4程度である。この結果、
内側の第二の加熱コイル12から漏れる少量の磁束と第
一の加熱コイルから発生する磁束とが逆方向となるため
うち消しあい、磁束の漏れがなくなる電磁調理器とする
ことができる。
【0013】(実施例3)本発明の第三の実施例である
誘導加熱調理器について、図2を参照しながら説明す
る。図1において、8は調理器筐体、9は鍋、10は鍋
9をおくプレート、11は第一の加熱コイル、12は第
二の加熱コイル、13は前記加熱コイルの切替手段、1
4はインバータ、15は制御回路、16はファン、18
は小物検知手段である。
【0014】以下、本実施例の動作について説明する。
制御回路15の出力により調理工程に合わせてインバー
タ14を動作させる。インバータ14から25KHz程
度の高周波電流を第一の加熱コイル11と第二の加熱コ
イル12に流し、加熱コイルに磁界を発生させる。この
磁界によって鍋9自体に磁励電流が流れ、ジュール熱に
より鍋9自体が発熱体となる。この結果、鍋9に入れら
れた被調理物の加熱調理が行える。また、筐体8内のイ
ンバータ14や第一及び第二の加熱コイル等の損失によ
る温度上昇を押さえるために、ファン16によって強制
的に冷却している。
【0015】ここで、標準の鍋ではなく内径が1/2程
度の小鍋が負荷として置かれた時には、小物検出手段1
8の赤外線センサが作動し自動的に検知する。この情報
が制御手段15に入力され、切替手段内の第一の加熱コ
イル11を通電しているリレーをオフし、第二の加熱コ
イル12のみに高周波電流を流すようにする。よって自
動的に磁束の漏れが低減され、効率的な電磁調理器とす
ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、磁束の漏れの少ない、効率的な電磁調理器を実現
できるのものである。
【0017】また、請求項2記載の発明によれば、互い
に逆方向の磁束を発生させることにより、磁束の漏れの
をより少なくすることができる。
【0018】また、請求項3記載の発明によれば、外側
に位置する加熱コイルへの電流量を内側のものより小さ
くすることにより、鍋と対応しない箇所の漏洩磁束に対
応した逆向きの磁束を同等レベルで発生させることがで
きる。
【0019】また、請求項4記載の発明によれば、自動
的に鍋の大小を判別できるので、磁束の漏れの少ない効
率的な電磁調理器を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2の実施例の誘導加熱調理器
の構成図
【図2】本発明の第3の実施例の誘導加熱調理器の構成
【図3】従来の誘導加熱調理器の構成図
【符号の説明】
1 加熱コイル 2、14 インバータ 3、15 制御回路 4、16 ファン 5、8 筐体 6、10 プレート 7、9 鍋 11 第一の加熱コイル 12 第二の加熱コイル 13 切替手段 17 切替操作部 18 小鍋検知手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱用の加熱コイルを備え、前記加
    熱コイルは、内外周に複数に分割配置されるとともに、
    分割単位毎にその通電状態が制御されてなる誘導加熱調
    理器。
  2. 【請求項2】 外側に分割配置された加熱コイルは、内
    側とは逆方向に高周波電流を流してなる請求項1記載の
    誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 逆方向に流す高周波電流の大きさを、そ
    の内側より小さくしてなる請求項2記載の誘導加熱調理
    器。
  4. 【請求項4】 鍋の大きさを検知する小鍋検知手段を備
    え、前記小鍋検知手段の出力に応じて加熱コイルへの通
    電状態を制御してなる請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の誘導加熱調理器。
JP1374798A 1998-01-27 1998-01-27 誘導加熱調理器 Pending JPH11214138A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005353458A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Toshiba Corp 誘導加熱調理器
JP2008117638A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱装置
WO2010101202A1 (ja) 2009-03-06 2010-09-10 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器
JP2011070873A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Panasonic Corp 誘導加熱装置ならびにそれを用いた誘導加熱調理器
JP2015228351A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 日立アプライアンス株式会社 誘導加熱装置および誘導加熱装置の制御方法
JP2016536951A (ja) * 2013-09-11 2016-11-24 株式会社東芝 制御装置および送電装置

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