JPH11213555A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH11213555A
JPH11213555A JP983398A JP983398A JPH11213555A JP H11213555 A JPH11213555 A JP H11213555A JP 983398 A JP983398 A JP 983398A JP 983398 A JP983398 A JP 983398A JP H11213555 A JPH11213555 A JP H11213555A
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recording
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rate
recorded
signal
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JP983398A
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Yuji Shimizu
勇治 清水
Tadashi Noguchi
義 野口
Takahiro Horiuchi
崇弘 堀内
Shinichi Nagahara
信一 永原
Toru Kanee
徹 鐘江
Kunihiko Horikawa
邦彦 堀川
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一の記録媒体への情報の記録と再生を同時に
実行することにより利便性を向上させることが可能な情
報記録再生装置を提供する。 【解決手段】 所定の入力レートで入力される情報信号
Sinを圧縮して記録信号Srを生成し、上記入力レート
よりも高い記録レートで光ディスク1に記録する情報記
録部Rと、光ディスク1に記録された記録信号Srを所
定の検出レートで検出して伸長し、検出レートよりも低
い出力レートで外部へ出力する情報再生部Pと、上記記
録レートと入力レートの差に起因して生じる記録信号S
rの記録が行われない期間に、情報信号Sinの入力を継
続しつつ光ディスク1に記録されている記録信号Srを
再生すると共に、上記検出レートと出力レートの差に起
因して生じる記録信号Srの検出が行われない期間に、
伸長された記録信号Srの外部への出力を継続しつつ未
記録の記録信号Srの記録を行うように情報記録部R及
び情報再生部Pを夫々制御するCPU14と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体からの情
報の再生と当該記録媒体への情報の記録とが共に可能な
情報記録再生装置の技術分野に属し、より詳細には、当
該情報の再生と記録の制御の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像等の情報の記録及び再生の双
方が共に可能な情報記録再生装置としては、いわゆるV
TR(Video Tape Recorder)が広く一般化してい
る。
【0003】ここで、当該従来のVTRでは、記録及び
再生を行うヘッドは一つであり、当該ヘッドを用いて一
つのビデオテープに対して情報の記録及び再生を実行す
る構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のVTRの構成では、一のヘッドを用いて情報の記録
及び再生を行っているので、情報の記録と再生を同時に
行うことはできなかった。
【0005】従って、例えば、情報の記録中にそれまで
記録されていた情報を始めから再生したいときは、その
時点で記録を中止して再生するか、又はすべての情報の
記録を終了してからそれを再生する必要があった。
【0006】この場合、途中で記録を終了するとそれ以
降の情報を記録することができず、また、記録が終了す
るまで待っていると、再生したいときにできないという
問題点が生じる。
【0007】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
為されたもので、その課題は、一の記録媒体に対して情
報の記録と再生を行う情報記録再生装置において、当該
記録と再生を同時に実行することにより利便性を向上さ
せることが可能な情報記録再生装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、予め設定された所定の
入力レートで外部から入力されてくる情報を加工して記
録用の記録情報を生成すると共に、当該生成された記録
情報を前記入力レートよりも高い記録レートで記録媒体
に記録する情報記録部等の情報記録手段と、前記記録媒
体に記録されている前記記録情報を予め設定された所定
の検出レートで当該記録媒体から検出すると共に、当該
検出された記録情報を再加工して再生し、前記検出レー
トよりも低い出力レートで外部へ出力する情報再生部等
の情報再生手段と、前記記録レートと前記入力レートの
差に起因して生じる前記記録情報の記録が行われない期
間に、それまでに前記記録媒体に記録されている前記記
録情報を再生するように前記情報再生手段を制御するC
PU等の制御手段と、を備える。
【0009】請求項1に記載の発明の作用によれば、情
報記録手段は、所定の入力レートで外部から入力されて
くる情報を加工して記録情報を生成すると共に、当該生
成された記録情報を入力レートよりも高い記録レートで
記録媒体に記録する。
【0010】一方、情報再生手段は、記録媒体に記録さ
れている記録情報を所定の検出レートで当該記録媒体か
ら検出すると共に、当該検出された記録情報を再加工し
て再生し検出レートよりも低い出力レートで外部へ出力
する。
【0011】このとき、制御手段は、記録レートと入力
レートの差に起因して生じる記録情報の記録が行われな
い期間に、それまでに記録媒体に記録されている記録情
報を再生するように情報再生手段を制御する。
【0012】よって、記録レートと入力レートの差に起
因して生じる記録情報の記録が行われない期間にそれま
でに記録媒体に記録されていた記録情報が再生されるの
で、見かけ上、情報の記録とそれまで記録された情報の
再生を同時に進行させることができる。
【0013】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、予め設定された所定の入力レートで外部
から入力されてくる情報を加工して記録用の記録情報を
生成すると共に、当該生成された記録情報を前記入力レ
ートよりも高い記録レートで記録媒体に記録する情報記
録部等の情報記録手段と、前記記録媒体に記録されてい
る前記記録情報を予め設定された所定の検出レートで当
該記録媒体から検出すると共に、当該検出された記録情
報を再加工して再生し前記検出レートよりも低い出力レ
ートで外部へ出力する情報再生部等の情報再生手段と、
前記検出レートと前記出力レートの差に起因して生じる
前記記録情報の検出が行われない期間に、未記録の前記
記録情報の記録を行うように前記情報記録手段を制御す
るCPU等の制御手段と、を備える。
【0014】請求項2に記載の発明の作用によれば、情
報記録手段は、所定の入力レートで外部から入力されて
くる情報を加工して記録情報を生成すると共に、当該生
成された記録情報を入力レートよりも高い記録レートで
記録媒体に記録する。
【0015】一方、情報再生手段は、記録媒体に記録さ
れている記録情報を所定の検出レートで当該記録媒体か
ら検出すると共に、当該検出された記録情報を再加工し
て再生し検出レートよりも低い出力レートで外部へ出力
する。
【0016】このとき、制御手段は、検出レートと出力
レートの差に起因して生じる記録情報の検出が行われな
い期間に、未記録の記録情報の記録を行うように情報記
録手段を制御する。
【0017】よって、検出レートと出力レートの差に起
因して生じる記録情報の検出が行われない期間に未記録
の記録情報が記録されるので、見かけ上、情報の記録と
それまで記録された情報の再生を同時に進行させること
ができる。
【0018】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、予め設定された所定の入力レートで外部
から入力されてくる情報を加工して記録用の記録情報を
生成すると共に、当該生成された記録情報を前記入力レ
ートよりも高い記録レートで記録媒体に記録する情報記
録部等の情報記録手段と、前記記録媒体に記録されてい
る前記記録情報を予め設定された所定の検出レートで当
該記録媒体から検出すると共に、当該検出された記録情
報を再加工して再生し前記検出レートよりも低い出力レ
ートで外部へ出力する情報再生部等の情報再生手段と、
前記記録レートと前記入力レートの差に起因して生じる
前記記録情報の記録が行われない期間に、外部からの前
記情報の入力を継続しつつそれまでに前記記録媒体に記
録されている前記記録情報を再生すると共に、前記検出
レートと前記出力レートの差に起因して生じる前記記録
情報の検出が行われない期間に、前記再加工された記録
情報の外部への出力を継続しつつ未記録の前記記録情報
の記録を行うように前記情報記録手段及び前記情報再生
手段を夫々制御するCPU等の制御手段と、を備える。
【0019】請求項3に記載の発明の作用によれば、情
報記録手段は、所定の入力レートで外部から入力されて
くる情報を加工して記録情報を生成すると共に、当該生
成された記録情報を入力レートよりも高い記録レートで
記録媒体に記録する。
【0020】一方、情報再生手段は、記録媒体に記録さ
れている記録情報を所定の検出レートで当該記録媒体か
ら検出すると共に、当該検出された記録情報を再加工し
て再生し検出レートよりも低い出力レートで外部へ出力
する。
【0021】このとき、制御手段は、記録レートと入力
レートの差に起因して生じる記録情報の記録が行われな
い期間に、外部からの情報の入力を継続しつつそれまで
に記録媒体に記録されている記録情報を再生すると共
に、検出レートと出力レートの差に起因して生じる記録
情報の検出が行われない期間に、検出された記録情報の
外部への出力を継続しつつ未記録の記録情報の記録を行
うように情報再生手段及び情報記録手段を夫々制御す
る。
【0022】よって、外部からの情報の入力を継続しつ
つそれまでに記録媒体に記録されていた記録情報が再生
されると共に、検出された記録情報の外部への出力を継
続しつつ未記録の記録情報が記録されるので、見かけ
上、情報の記録とそれまで記録された情報の再生を同時
に進行させることができる。
【0023】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
情報記録再生装置において、前記情報記録手段は、前記
入力レートで入力された前記情報を加工して前記記録情
報を生成する圧縮回路等の加工手段と、前記生成された
記録情報を一時的に記憶する記録バッファメモリ等の記
録情報記憶手段と、前記記憶されている記録情報を読み
出し、前記記録レートで前記記録媒体に記録するピック
アップ等の記録手段と、を含み、前記制御手段は、前記
記録情報を前記記録情報記憶手段に記憶中の期間であっ
て前記記録媒体への当該記録情報の記録を実行しないと
きに、外部からの前記情報の入力を継続するように前記
情報記録手段を制御しつつそれまでに前記記録媒体に記
録されている前記記録情報を検出するように前記情報再
生手段を制御するように構成される。
【0024】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1から3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、情報記録手段内の加工手段は、入力レートで入力さ
れた情報を加工して記録情報を生成する。
【0025】そして、情報記録手段内の記録情報記憶手
段は、生成された記録情報を一時的に記憶する。
【0026】更に、情報記録手段内の記録手段は、記憶
されている記録情報を読み出し、記録レートで記録媒体
に記録する。
【0027】このとき、制御手段は、記録情報を記録情
報記憶手段に記憶中の期間であって記録媒体への当該記
録情報の記録を実行しないときに、外部からの情報の入
力を継続するように情報記録手段を制御しつつそれまで
に記録媒体に記録されている記録情報を検出するように
情報再生手段を制御する。
【0028】よって、記録情報記憶手段への記録情報の
記憶中にそれまでに記録されている記録情報を検出する
ので、簡易な構成で情報の記録と再生を同時進行させる
ことができる。
【0029】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の
情報記録再生装置において、前記情報再生手段は、前記
記録媒体から前記検出レートで前記記録情報を検出する
ピックアップ等の検出手段と、前記検出された記録情報
を一時的に記憶する再生バッファメモリ等の記憶手段
と、前記記憶されている記録情報を読み出すと共に再加
工して再生し、前記出力レートで外部に出力する伸長回
路等の再加工手段と、を含み、前記制御手段は、前記記
録情報を前記記憶手段から読み出して再加工して再生し
ている期間であって前記記録媒体からの当該記録情報の
検出を実行しないときに、当該再加工された前記情報の
外部への出力を継続するように前記情報再生手段を制御
しつつ未記録の前記記録情報を前記記録媒体に記録する
ように前記情報記録手段を制御するように構成される。
【0030】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項1から4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、情報再生手段内の検出手段は、記録媒体から検出レ
ートで記録情報を検出する。
【0031】そして、情報再生手段内の記憶手段は、検
出された記録情報を一時的に記憶する。
【0032】更に、情報再生手段内の再加工手段は、記
憶されている記録情報を読み出すと共に再加工して再生
し、出力レートで外部に出力する。
【0033】このとき、制御手段は、記録情報を記憶手
段から読み出して再加工して再生している期間であって
記録媒体からの当該記録情報の検出を実行しないとき
に、当該再生された情報の外部への出力を継続するよう
に情報再生手段を制御しつつ未記録の記録情報を記録媒
体に記録するように情報記録手段を制御する。
【0034】よって、記憶手段からの記録情報の読み出
し中に未記録の記録情報を記録するので、簡易な構成で
情報の記録と再生を同時進行させることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明
する実施の形態は、光学的に情報の記録及び再生が可能
なディスク状の記録媒体(以下、単に光ディスクと称す
る。)に対して情報の記録及び再生が可能な情報記録再
生装置に対して本発明を適用した場合の実施形態であ
る。
【0036】始めに、図1を用いて、実施形態に係る情
報記録再生装置の構成について説明する。
【0037】図1に示すように、実施形態の情報記録再
生装置Sは、記録手段及び検出手段としてのピックアッ
プ2と、A/D(アナログ/ディジタル)コンバータ3
と、加工手段としての圧縮回路4と、記録情報記憶手段
としての記録バッファメモリ5と、エンコーダ6と、記
録回路7と、再生回路8と、デコーダ9と、記憶手段と
しての再生バッファメモリ10と、再加工手段としての
伸長回路11と、D/A(ディジタル/アナログ)コン
バータ12と、スピンドルモータ13と、制御手段とし
てのCPU14と、サーボ回路15と、操作部16と、
表示部17とにより構成されている。
【0038】上記の構成のうち、ピックアップ2、A/
Dコンバータ3、圧縮回路4、記録バッファメモリ5、
エンコーダ6及び記録回路7が情報記録手段としての情
報記録部Rを構成している。
【0039】また、ピックアップ2、再生回路8、デコ
ーダ9、再生バッファメモリ10、伸長回路11及びD
/Aコンバータ12が情報再生手段としての情報再生部
Pを構成している。
【0040】次に、各構成部材個々の概要動作を説明す
る。
【0041】始めに、外部からの記録すべき情報を記録
媒体としての光ディスク1に記録する場合について説明
する。
【0042】外部から記録すべき情報(当該記録すべき
情報としては、具体的には、画像情報又は音声情報或い
はその双方が含まれる。)に対応する情報信号Sin(ア
ナログ信号)が予め設定された入力レートMrで入力さ
れてくると、A/Dコンバータ3は当該情報信号Sinを
ディジタル化し、ディジタル情報信号Sdを生成して圧
縮回路4へ出力する。
【0043】そして、圧縮回路4は、CPU14から出
力されている制御信号S5に基づいて、入力されてくる
ディジタル情報信号Sdを圧縮し、圧縮情報信号Spdを
生成して記録バッファメモリ5へ出力する。このとき、
当該ディジタル情報信号Sdを圧縮する際には、例え
ば、MPEG2(Moving Picture coding ExpertsGr
oup 2)方式等の圧縮方式が用いられる。
【0044】次に、記録バッファメモリ5は、入力され
てくる圧縮情報信号Spdをそのまま一時的に記憶する。
このとき、当該記録バッファメモリ5は蓄積された圧縮
情報信号Spdのデータ量を示すデータ量信号Smrを常に
CPU14に出力している。
【0045】次に、エンコーダ6は、CPU14から出
力されている制御信号S4に基づいて、一時的に記録バ
ッファメモリ5に記録されている圧縮情報信号Spdを上
記情報信号Sinの入力レートMrよりも高い記録レート
Rrで読み出し、これをエンコード(符号化)してエン
コード信号Sedを生成して記録回路7へ出力する。
【0046】そして、記録回路7は、CPU14から出
力されている制御信号S2に基づいて、入力されてくる
エンコード信号Sedを記録用の記録信号Srに変換し、
ピックアップ2へ出力する。このとき記録回路7におい
ては、記録すべき情報に正確に対応した形状のピットを
後述の光ディスク1上に形成すべく、エンコード信号S
edに対していわゆるライトストラテジ処理等が施され
る。
【0047】次に、ピックアップ2は、記録回路7から
出力されている記録信号Srに基づいて、当該ピックア
ップ2内の図示しない半導体レーザ等の光源を駆動して
レーザ光等の光ビームBを生成して光ディスク1の情報
記録面に照射し、当該記録信号Srに対応するピットを
形成することにより上記記録レートRrに対応する速度
で情報信号Sinを光ディスク1上に記録する。このと
き、当該光ディスク1は、後述するスピンドル制御信号
Ssmに基づいて駆動されるスピンドルモータ13により
所定の回転数で回転されている。なお、当該光ディスク
1上では、例えば、相変化方式により記録信号Srに対
応するピットが形成されて情報信号Sinが記録される。
【0048】次に、光ディスク1に記録されている情報
を再生する場合の動作について説明する。
【0049】再生時においては、先ず、ピックアップ2
が再生用の光ビームBを回転する光ディスク1に照射
し、その反射光に基づいて光ディスク1上に形成されて
いるピットに対応する検出信号Spを検出レートRpで生
成し、再生回路8に出力する。
【0050】次に、再生回路8は、CPU14から出力
されている制御信号S1に基づいて、出力された検出信
号Spを所定の増幅率で増幅すると共にその波形を整形
し、再生信号Sppを生成してデコーダ9に出力する。
【0051】そして、デコーダ9は、CPU14から出
力されている制御信号S3に基づいて、上記エンコーダ
6におけるエンコード方式に対応するデコード(復号)
方式により再生信号Sppをデコードし、デコード信号S
ddを生成して上記検出レートRpに対応する速度で再生
バッファメモリ10へ出力する。
【0052】次に、再生バッファメモリ10は、入力さ
れてくるデコード信号Sddをそのまま一時的に記憶す
る。このとき、当該再生バッファメモリ10は蓄積され
たデコード信号Sddのデータ量を示すデータ量信号Smp
を常にCPU14に出力している。
【0053】次に、伸長回路11は、CPU14から出
力されている制御信号S6に基づいて、一時的に再生バ
ッファメモリ10に記憶されているデコード信号Sddを
上記検出信号Spの検出レートRpよりも低い出力レート
Mpで読み出し、当該読み出したデコード信号Sddに対
して上記圧縮回路4における圧縮処理に対応する伸長処
理を施し、伸長信号Soを生成してD/Aコンバータ1
2に出力する。
【0054】そして、D/Aコンバータ12は、伸長信
号Soをアナログ化し、上記情報信号Sinに対応する出
力信号Soutを生成して外部に出力する。
【0055】以上説明した情報記録及び情報再生の動作
に伴って、CPU14は上記データ量信号Smp又はSmr
に基づいて、後述のフローチャートで示す処理を実行す
るように上記各制御信号S1乃至S6を夫々出力する。こ
のとき、操作部16は、使用者等により為された操作に
対応する指示信号ScをCPU14に出力し、当該指示
信号Scに基づいてCPU14が上記各制御信号S1乃至
6を夫々出力する。
【0056】これと並行して、CPU14は、スピンド
ルモータ13及びピックアップ2をサーボ制御するため
の制御信号Ssを生成してサーボ回路15に出力し、当
該サーボ回路15は、制御信号Ssに基づいてスピンド
ルモータ13の回転を制御するための上記スピンドル制
御信号Ssmを生成して当該スピンドルモータ13に出力
すると共に、ピックアップ2におけるいわゆるトラッキ
ングサーボ制御及びフォーカスサーボ制御のためのピッ
クアップ制御信号Sspを生成して当該ピックアップ2に
出力する。そして、ピックアップ2は、当該ピックアッ
プ制御信号Sspに基づき、光ビームBに対してトラッキ
ングサーボ制御及びフォーカスサーボ制御を施しつつ上
記記録信号Sr(情報信号Sin)の記録又は検出信号Sp
の検出を行う。
【0057】なお、上述した情報記録再生装置Sの動作
を使用者が制御するために必要な情報は、CPU14か
らの表示信号Sdpに基づいて表示部17に表示される。
【0058】次に、上記構成を有する情報記録再生装置
Sにおける本発明に係る記録再生動作について図2を用
いて説明する。なお、図2において、ステップS1乃至
S8が情報再生のみを実行する際の処理を示し、ステッ
プS25乃至S32が情報記録のみを実行する際の処理
を示し、ステップS10乃至S18が情報記録と情報再
生を(見かけ上)同時に実行する際の処理を示してい
る。
【0059】始めに、当初再生中であったときに同時記
録が指定された場合の動作について説明する。
【0060】情報記録再生装置Sにおいて、光ディスク
1からの情報再生が指示されると、先ず、再生すべき記
録信号Srが記録されている光ディスク1上の位置を検
索し、当該検索した位置に光ビームBの光スポットを移
動して検出レートRpで検出信号Spの生成を開始し(ス
テップS1)、その後、生成された検出信号Spに対す
るデコーダ9によるデコードを開始する(ステップS
2)。このデコードが開始されると、上記検出レートS
pに対応する速度で再生バッファメモリ10にデコード
信号Sddが蓄積されていく。
【0061】次に、CPU14は、再生バッファメモリ
10からのデータ量信号Smpに基づいて、当該再生バッ
ファメモリ10の空き容量が予め設定された第1の所定
量以下となったか否かを判定する(ステップS3)。こ
こで、当該第1の所定量は、デコード信号Sddにおける
最小デコード単位(例えば、デコード信号Sddにおける
一つのECC(Error Collecting Code)ブロックと
等しいデータ量)とされる。
【0062】ステップS3の判定において、再生バッフ
ァメモリ10の空き容量が上記第1の所定量以下となっ
たときは(ステップS3;yes)、それ以上検出信号
Spの生成を継続すると再生バッファメモリ10が満杯
になってしまうとしてピックアップ2を一時的に停止さ
せ検出信号Spの生成を停止させて(ステップS4)ス
テップS6へ移行する。
【0063】一方、ステップS3の判定において、再生
バッファメモリ10の空き容量が上記第1の所定量以下
でないときは(ステップS3;no)、引き続き記録信
号Srを検出して検出信号Spを生成し(ステップS
5)、次に、CPU14は操作部15を介して再生中に
おける情報記録が指示されたか否かを判定する(ステッ
プS6)。
【0064】そして、再生中における情報記録が指示さ
れていないときは(ステップS6;no)、次に全ての
再生すべき情報を再生したか否かが判定され(ステップ
S7)、全ての情報の再生が完了しているときは(ステ
ップS7;yes)、デコーダ9におけるデコードを停
止して(ステップS8)情報再生処理を終了する。
【0065】一方、ステップS7の判定において、再生
終了でないときは(ステップS7;no)ステップS3
に戻って上述した情報再生処理を繰り返す。
【0066】また、ステップS6の判定において、再生
中における情報記録が指示されたときは(ステップS
6;yes)、次に、記録バッファメモリ5に一時的に
記録されている圧縮情報信号Spd(上記ステップS6に
おいて再生中の情報記録が指示された直後に、A/Dコ
ンバータ3における入力された情報信号SinのA/D変
換及び圧縮回路4における圧縮処理が行われており、記
録バッファメモリ5には圧縮情報信号Spdが入力レート
Mrに対応する速度で蓄積されている。)を記録レート
Rrで読み出すと共にエンコーダ6における当該圧縮情
報信号Spdのエンコードを開始する(ステップS9)。
【0067】次に、CPU14は、記録バッファメモリ
5からのデータ量信号Smrに基づいて、当該記録バッフ
ァメモリ5の蓄積データ量が予め設定された第2の所定
量以上となったか否かを判定する(ステップS10)。
そして、当該蓄積データ量が第2の所定量以上であると
きは(ステップS10;yes)、それまでのピックア
ップ2による検出信号Spの生成を一時中断し(この中
段後でも、再生バッファメモリ10に蓄積されているデ
コード信号Sddの伸長及びD/A変換(出力レートMp
で実行されている。)を継続するようにCPU14が伸
長回路11及びD/Aコンバータ12を制御する。)、
次にエンコードされている(ステップS9)エンコード
信号Sedを記録すべき光ディスク1上の位置にピックア
ップ2を移動させ(ステップS11)、その後、予め設
定されている第3の所定量のエンコード信号Sed(記録
信号Sr)をピックアップ2を介して光ディスク1に記
録する(ステップS12)。
【0068】このとき、上記第2の所定量は、記録バッ
ファメモリ5の容量Brに基づいて、ステップS10に
おける判定からステップS11におけるピックアップ2
の移動までを完了して記録信号Srの記録を開始するま
でにエンコード信号Sedが記録バッファメモリ5に上記
入力レートMrで蓄積されつづけても当該記録バッファ
メモリ5が満杯にならない所定量とされている。また、
上記第3の所定量については、上記第2の所定量と同じ
としてもよいし、又は記録信号Srの記録中に新たに記
録バッファメモリ5に蓄積されるエンコード信号Sedの
量を勘案し記録バッファメモリ5に蓄積されている全て
のエンコード信号Sedを排出すべく第2の所定量よりも
多い所定量としてもよい。
【0069】そして、記録すべき記録信号Srが全て記
録されたか否かが判定され(ステップS13)、全て記
録されていないときは(ステップS13;no)、それ
までのピックアップ2による記録信号Srの記録を一時
中断し(この中段後でも、記録バッファメモリ5に対す
る圧縮情報信号Spdの蓄積を入力レートMrで継続する
するようにCPU14がA/Dコンバータ3及び圧縮回
路4を制御する。)、再生バッファメモリ10の蓄積デ
ータ量の減少に伴って再度検出信号Spの生成を開始す
べく、次に再生すべき記録信号Srが記録されている光
ディスク1上の位置にピックアップ2を移動させ(ステ
ップS14)、ステップS10に戻る。
【0070】一方、ステップS13の判定において、全
ての記録信号Srの記録が完了しているときは(ステッ
プS13;yes)エンコーダ6におけるエンコードを
終了し(ステップS19)、再度情報再生を再開すべく
次に検出すべき記録信号Srが記録されている光ディス
ク1上の位置にピックアップ2を移動させ(ステップS
20)、ステップS3に戻る。
【0071】次に、ステップS10の判定において、記
録バッファメモリ5の蓄積データ量が第2の所定量以上
でないときは(ステップS10;no)、圧縮情報信号
Spdの記録バッファメモリ5への蓄積を継続しつつ引き
続き検出信号Spの生成を継続すべく、CPU14は再
生バッファメモリ10からのデータ量信号Smpに基づい
て、当該再生バッファメモリ10の空き容量が上記第1
の所定量以下となったか否かを再度判定する(ステップ
S15)。
【0072】そして、再生バッファメモリ10の空き容
量が上記第1の所定量以下となったときは(ステップS
15;yes)、上記ステップS4と同様にピックアッ
プ2を一時的に停止させ検出信号Spの生成を停止させ
て(ステップS16)ステップS18へ移行する。な
お、この時でも、情報信号Sinの入力及びそれに伴う圧
縮情報信号Spdの記録バッファメモリ5への蓄積、並び
に再生バッファメモリ10からのデコード信号Sddの出
力及びそれに伴うD/Aコンバータ12からの出力信号
Soutの出力は継続されている。
【0073】一方、ステップS15の判定において、再
生バッファメモリ10の空き容量が上記第1の所定量以
下でないときは(ステップS15;no)、引き続き検
出レートRpで記録信号Srを検出して検出信号Spを生
成し(ステップS17)、次に全ての再生すべき情報を
再生したか否かが判定され(ステップS18)、全ての
情報の再生が完了しているときは(ステップS18;y
es)、デコーダ9におけるデコードを停止し(ステッ
プS21)、今度は記録信号Srの記録を開始すべくエ
ンコードされている(ステップS9)エンコード信号S
edを記録すべき光ディスク1上の位置にピックアップ2
を移動させ(ステップS22)、その後、後述するステ
ップS27へ移行する。なお、上記ステップS17を実
行中においても、情報信号Sinの入力及びそれに伴う圧
縮情報信号Spdの記録バッファメモリ5への蓄積は継続
されている。
【0074】また、上記ステップS11及びS12にお
いて、新しい記録信号Srの記録位置としては、それま
での記録信号Srが記録されている領域以外の光ディス
ク1上の領域に継続して記録するようにしてもよいし、
再生が終了した記録信号Srが記録されていた領域に上
書きするようにして新しい記録信号Srを記録するよう
にしてもよい。このとき、後者の場合には、未記録の新
たな領域が使用されないので、光ディスク1における記
録可能領域を有効に活用することができる。
【0075】次に、当初記録中であったときに同時再生
が指定された場合の動作について説明する。
【0076】情報記録再生装置Sにおいて、光ディスク
1への情報記録が指示されると、先ず、記録すべき情報
信号SinのA/D変換及び圧縮処理を入力レートMrに
対応する速度で行って圧縮情報信号Spdを記録バッファ
メモリ5に蓄積すると共に、それを記録レートRrに対
応する速度で読み出してエンコーダ6におけるエンコー
ドを開始する(ステップS25)。
【0077】次に、記録すべき記録信号Srを記録する
光ディスク1上の位置を検索し、当該検索した位置に光
ビームBの光スポットを移動して記録レートRrで記録
信号Srの記録を行う(ステップS26)。
【0078】次に、CPU14は、記録バッファメモリ
5からのデータ量信号Smrに基づいて、当該記録バッフ
ァメモリ5の蓄積データ量が予め設定された第4の所定
量以上となったか否かを判定する(ステップS27)。
そして、記録バッファメモリ5の蓄積データ量が当該第
4の所定量まで達していないときは(ステップS27;
no)蓄積データ量が当該第4の所定量になるまで待機
すべくピックアップ2による記録信号Srの記録を一時
中断し(ステップS28)、ステップS30に移行す
る。なお、この時でも、情報信号Sinの入力及びそれに
伴う圧縮情報信号Spdの記録バッファメモリ5への蓄積
は継続されている。
【0079】一方、ステップS27の判定において、記
録バッファメモリ5の蓄積データ量が第4の所定量以上
であるときは(ステップS27;yes)、次に予め設
定されている第5の所定量のエンコード信号Sed(記録
信号Sr)をピックアップ2を介して記録レートRrで光
ディスク1に記録する(ステップS29)。
【0080】このとき、当該第4の所定量は、上記第2
の所定量以下のデータ量であればいずれのデータ量であ
ってもよい。また、第5の所定量についても、上記第3
の所定量以下のデータ量であればいずれのデータ量であ
ってもよい。
【0081】次に、CPU14は、操作部15を介して
記録中における情報再生が指示されたか否かを判定する
(ステップS30)。
【0082】そして、記録中における情報再生が指示さ
れていないときは(ステップS30;no)、次に全て
の記録すべき情報を記録したか否かが判定され(ステッ
プS31)、全ての情報の記録が完了しているときは
(ステップS31;yes)、エンコーダ6におけるエ
ンコードを停止して(ステップS32)情報記録処理を
終了する。
【0083】一方、ステップS31の判定において、記
録終了でないときは(ステップS31;no)ステップ
S27に戻って上述した情報記録処理を繰り返す。
【0084】また、ステップS30の判定において、記
録中における情報再生が指示されたときは(ステップS
30;yes)、次に、それまでのピックアップ2によ
る記録信号Srの記録を一時中断し(この中段後でも、
情報信号SinのA/D変換及び圧縮処理を継続するよう
にCPU14がA/Dコンバータ3及び圧縮回路4を制
御しており、生成された圧縮情報信号Spdの記録バッフ
ァメモリ5への入力レートMrでの蓄積は継続されてい
る。)、次に再生すべき記録信号Srが記録されている
光ディスク1上の位置を検索し、当該検索した位置に光
ビームBの光スポットを移動して検出レートRpでの検
出信号Spの生成を開始し(ステップS33)、その
後、生成された検出信号Spに対するデコーダ9による
デコードを開始する(ステップS34)。このデコード
が開始されると、上記検出レートSpに対応する速度で
再生バッファメモリ10にデコード信号Sddが蓄積され
ていく。
【0085】その後は、上記ステップS10に移行し、
記録バッファメモリ5及び再生バッファメモリ10の蓄
積データ量を夫々監視しつつ上記ステップS10乃至S
22が実行され、情報記録中における情報再生が行われ
る。
【0086】次に、図2を用いて説明した情報再生及び
情報記録を、記録バッファメモリ5及び再生バッファメ
モリ10の蓄積データ量の変化を中心として図3を用い
て説明する。なお、図3は、情報再生中に情報記録が指
示された場合の各蓄積データ量の変化を示すものであ
り、更に、図3中のピックアップ2の状態を示す図のう
ち、白抜き領域で示されている時間帯は検出信号Spの
検出が実行されており、網掛け領域で示されている時間
帯は記録信号Srの記録が実行されている。
【0087】図3において、情報再生のみが実行されて
いるときは、上記ステップS1乃至S8の処理により、
再生バッファメモリ10(容量はBpである。)の蓄積
データ量は、その空き容量が上記最小デコード単位以下
のデータ量の範囲となるように変化する。すなわち、空
き容量が上記第1の所定量以上となると、再生バッファ
メモリ10の容量が
【数1】R=(検出レートRp)−(出力レートMp) で示されるレートRで増加するように記録信号Srの検
出(検出レートRp)を開始し、その後、空き容量が第
1の所定量未満となると記録信号Srの検出を停止し、
出力レートMpでの出力信号Soutの出力(出力レートM
p)のみを行うことを繰り返している。
【0088】そして、時刻t1で再生中の情報記録が指
示されると(上記ステップS6参照)、記録バッファメ
モリ5への圧縮情報信号Spdの蓄積を入力レートMrで
開始すると共に(上記ステップS9参照)、当該記録バ
ッファメモリ5の蓄積データ量を監視し(上記ステップ
S10参照)、その蓄積データ量が上記第2の所定量と
なった時刻t2においてそれまでの検出信号Spの検出動
作を一時中断し、新たな記録信号Srの記録位置をサー
チして、時刻t3から記録信号Srの記録を開始する(上
記ステップS11及びS12参照)。このときでも、再
生バッファメモリ10からのデコード信号Sddの出力は
継続されている。
【0089】そして、時刻t4で上記第3の所定量だけ
記録信号Srの記録が終了すると、次に、再び検出信号
Spの検出を行うべく次の検出位置にピックアップ2を
移動し(上記ステップS14参照)、時刻t5から記録
バッファメモリ5の蓄積データ量が第2の所定量以上と
なるまで(すなわち、時刻t6まで)検出信号Spの検出
を行う。
【0090】そして、記録バッファメモリ5の蓄積デー
タ量が第2の所定量以上となったとき以降、上記記録位
置へのピックアップ2の移動及び記録信号Srの記録を
行う(上記ステップS11及び12参照)。
【0091】これ以後は、記録すべき情報信号Sinを全
て記録し終わるまで上述した動作が繰り返されることと
なる。
【0092】このとき、各バッファメモリの蓄積データ
量については、再生バッファメモリ10では、記録位置
へのピックアップ2の移動及び実際の記録信号Srの記
録並びに検出位置へのピックアップ2の移動を実行して
いる期間(すなわち、時刻t 2からt5までの期間)は、
その蓄積データ量は出力レートMpで減少し、再度検出
信号Spの検出が再開されたときは、その蓄積データ量
は上記レートRで増加することを繰り返す。
【0093】一方、記録バッファメモリ5については、
再生中の情報記録が指示されてから記録位置へのピック
アップ2の移動が完了するまでの期間(すなわち、時刻
1からt3までの期間)は、その蓄積データ量は入力レ
ートMrで増加し、次に実際に記録信号Srが記録されて
いるときは、その蓄積データ量は
【数2】R’=(入力レートMr)−(記録レートRr) で示されるレートR’で減少する。そして、再度検出信
号Spの検出処理が再開されたとき、情報信号Sinの入
力は継続されているので、その蓄積データ量は再び入力
レートMrで増加し、以後、この変化を繰り返す。
【0094】以上説明したように、実施形態の情報記録
再生装置Sの動作によれば、外部からの情報の入力を継
続しつつそれまでに光ディスク1に記録されていた記録
信号Srが再生されると共に、検出された記録信号Srの
外部への出力を継続しつつ未記録の記録信号Srが記録
されるので、情報記録再生装置S全体として見た場合、
見かけ上、情報の記録とそれまで記録された情報の再生
を同時に進行させることができる。
【0095】また、記録バッファメモリ5への圧縮情報
信号Spdの記憶中にそれま記録されている記録信号Sr
を検出すると共に、再生バッファメモリ10からのデコ
ード信号Sddの読み出し中に未記録の記録信号Srを記
録するので、簡易な構成で情報の記録と再生を同時進行
させることができる。
【0096】なお、上述した実施形態は、記録媒体とし
て光ディスク1を用いた場合について説明したが、これ
以外に、情報の読み書きが共に可能でありランダムアク
セスが可能な記録媒体であれば、例えば、半導体メモリ
等にも適用することができる。
【0097】更に、上述した実施形態では、圧縮処理及
び伸長処理を行う情報の記録再生に対して本発明を適用
した場合について説明したが、これ以外に、外部からの
情報の入力レートが当該情報の記録媒体への記録レート
よりも低く、更に記録媒体からの情報の検出レートが外
部への当該情報の出力レートよりも高い情報の記録再生
を行う情報記録再生装置であれば、本発明を広く適用す
ることができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、記録レートと入力レートの差に起因して
生じる記録情報の記録が行われない期間にそれまでに記
録媒体に記録されていた記録情報が再生されるので、見
かけ上、情報の記録とそれまで記録された情報の再生を
同時に進行させることができる。
【0099】従って、情報記録再生装置の利便性を向上
させることができる。
【0100】請求項2に記載の発明によれば、検出レー
トと出力レートの差に起因して生じる記録情報の検出が
行われない期間に未記録の記録情報が記録されるので、
見かけ上、情報の記録とそれまで記録された情報の再生
を同時に進行させることができる。
【0101】従って、情報記録再生装置の利便性を向上
させることができる。
【0102】請求項3に記載の発明によれば、外部から
の情報の入力を継続しつつそれまでに記録媒体に記録さ
れていた記録情報が再生されると共に、検出された記録
情報の外部への出力を継続しつつ未記録の記録情報が記
録されるので、見かけ上、情報の記録とそれまで記録さ
れた情報の再生を同時に進行させることができる。
【0103】従って、情報記録再生装置における利便性
が向上する。
【0104】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、記
録情報記憶手段への記録情報の記憶中にそれまでに記録
されている記録情報を検出するので、簡易な構成で情報
の記録と再生を同時進行させることができる。
【0105】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、記
憶手段からの記録情報の読み出し中に未記録の記録情報
を記録するので、簡易な構成で情報の記録と再生を同時
進行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の情報記録再生装置の概要構成を示す
ブロック図である。
【図2】実施形態の情報記録再生の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】各バッファメモリの蓄積データ量の変化を示す
図である。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…ピックアップ 3…A/Dコンバータ 4…圧縮回路 5…記録バッファメモリ 6…エンコーダ 7…記録回路 8…再生回路 9…デコーダ 10…再生バッファメモリ 11…伸長回路 12…D/Aコンバータ 13…スピンドルモータ 14…CPU 15…サーボ回路 16…操作部 17…表示部 B…光ビーム S…情報記録再生装置 P…情報再生部 R…情報記録部 Sin…情報信号 Sd…ディジタル情報信号 Spd…圧縮情報信号 Sed…エンコード信号 Sr…記録信号 Sp…検出信号 Spp…再生信号 Sdd…デコード信号 So…伸長信号 Sout…出力信号 Smr、Smp…データ量信号 Sc…指示信号 Ss、S1、S2、S3、S4、S5、S6…制御信号 Ssp…ピックアップ制御信号 Ssm…スピンドル制御信号 Sdp…表示信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永原 信一 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 鐘江 徹 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 堀川 邦彦 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された所定の入力レートで外部
    から入力されてくる情報を加工して記録用の記録情報を
    生成すると共に、当該生成された記録情報を前記入力レ
    ートよりも高い記録レートで記録媒体に記録する情報記
    録手段と、 前記記録媒体に記録されている前記記録情報を予め設定
    された所定の検出レートで当該記録媒体から検出すると
    共に、当該検出された記録情報を再加工して再生し、前
    記検出レートよりも低い出力レートで外部へ出力する情
    報再生手段と、 前記記録レートと前記入力レートの差に起因して生じる
    前記記録情報の記録が行われない期間に、それまでに前
    記記録媒体に記録されている前記記録情報を再生するよ
    うに前記情報再生手段を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 予め設定された所定の入力レートで外部
    から入力されてくる情報を加工して記録用の記録情報を
    生成すると共に、当該生成された記録情報を前記入力レ
    ートよりも高い記録レートで記録媒体に記録する情報記
    録手段と、 前記記録媒体に記録されている前記記録情報を予め設定
    された所定の検出レートで当該記録媒体から検出すると
    共に、当該検出された記録情報を再加工して再生し前記
    検出レートよりも低い出力レートで外部へ出力する情報
    再生手段と、 前記検出レートと前記出力レートの差に起因して生じる
    前記記録情報の検出が行われない期間に、未記録の前記
    記録情報の記録を行うように前記情報記録手段を制御す
    る制御手段と、 を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 予め設定された所定の入力レートで外部
    から入力されてくる情報を加工して記録用の記録情報を
    生成すると共に、当該生成された記録情報を前記入力レ
    ートよりも高い記録レートで記録媒体に記録する情報記
    録手段と、 前記記録媒体に記録されている前記記録情報を予め設定
    された所定の検出レートで当該記録媒体から検出すると
    共に、当該検出された記録情報を再加工して再生し前記
    検出レートよりも低い出力レートで外部へ出力する情報
    再生手段と、 前記記録レートと前記入力レートの差に起因して生じる
    前記記録情報の記録が行われない期間に、外部からの前
    記情報の入力を継続しつつそれまでに前記記録媒体に記
    録されている前記記録情報を再生すると共に、前記検出
    レートと前記出力レートの差に起因して生じる前記記録
    情報の検出が行われない期間に、前記再加工された記録
    情報の外部への出力を継続しつつ未記録の前記記録情報
    の記録を行うように前記情報記録手段及び前記情報再生
    手段を夫々制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    情報記録再生装置において、 前記情報記録手段は、 前記入力レートで入力された前記情報を加工して前記記
    録情報を生成する加工手段と、 前記生成された記録情報を一時的に記憶する記録情報記
    憶手段と、 前記記憶されている記録情報を読み出し、前記記録レー
    トで前記記録媒体に記録する記録手段と、を含み、 前記制御手段は、前記記録情報を前記記録情報記憶手段
    に記憶中の期間であって前記記録媒体への当該記録情報
    の記録を実行しないときに、外部からの前記情報の入力
    を継続するように前記情報記録手段を制御しつつそれま
    でに前記記録媒体に記録されている前記記録情報を検出
    するように前記情報再生手段を制御することを特徴とす
    る情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    情報記録再生装置において、 前記情報再生手段は、 前記記録媒体から前記検出レートで前記記録情報を検出
    する検出手段と、 前記検出された記録情報を一時的に記憶する記憶手段
    と、 前記記憶されている記録情報を読み出すと共に再加工し
    て再生し、前記出力レートで外部に出力する再加工手段
    と、を含み、 前記制御手段は、前記記録情報を前記記憶手段から読み
    出して再加工して再生している期間であって前記記録媒
    体からの当該記録情報の検出を実行しないときに、当該
    再加工された前記情報の外部への出力を継続するように
    前記情報再生手段を制御しつつ未記録の前記記録情報を
    前記記録媒体に記録するように前記情報記録手段を制御
    することを特徴とする情報記録再生装置。
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