JPH11212A - 装飾用貴金属チェーンおよびその製造方法 - Google Patents
装飾用貴金属チェーンおよびその製造方法Info
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- JPH11212A JPH11212A JP16812097A JP16812097A JPH11212A JP H11212 A JPH11212 A JP H11212A JP 16812097 A JP16812097 A JP 16812097A JP 16812097 A JP16812097 A JP 16812097A JP H11212 A JPH11212 A JP H11212A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】多数の内部中空球体を連結子により連鎖状に相
互にフレキシブルに連繋させた貴金属チェーンの、二次
あるいは三次加工を容易にするとともに、それぞれの内
部中空球体の装飾性・質感をより一層向上させる。 【解決手段】多数の内部中空球体を連結子により連鎖状
に相互にフレキシブルに連結合させた貴金属チェーンに
おいて、該貴金属チェーンの各球体には対称面の一部を
カットして中空内に開口させるとともに、該カットした
肉厚面を外方に露呈させてなる。 これにより該肉厚面
の審美性を引き出して、さらなる装飾性・質感の向上を
はかると同時に、球体対称部の中空内への開口部を利用
し、これに別の糸やワイヤーを引き通して貴金属あるい
は宝石類等別の装飾体を二次方向あるいはさらに三次方
向に向けて取り付けることが容易かつ可能となるところ
から、低コストでしかも豪華な最新の貴金属チェーンを
量産することができる。
互にフレキシブルに連繋させた貴金属チェーンの、二次
あるいは三次加工を容易にするとともに、それぞれの内
部中空球体の装飾性・質感をより一層向上させる。 【解決手段】多数の内部中空球体を連結子により連鎖状
に相互にフレキシブルに連結合させた貴金属チェーンに
おいて、該貴金属チェーンの各球体には対称面の一部を
カットして中空内に開口させるとともに、該カットした
肉厚面を外方に露呈させてなる。 これにより該肉厚面
の審美性を引き出して、さらなる装飾性・質感の向上を
はかると同時に、球体対称部の中空内への開口部を利用
し、これに別の糸やワイヤーを引き通して貴金属あるい
は宝石類等別の装飾体を二次方向あるいはさらに三次方
向に向けて取り付けることが容易かつ可能となるところ
から、低コストでしかも豪華な最新の貴金属チェーンを
量産することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、金、プラチナ、銀
等の高級装飾用貴金属製内部中空球体を用いたチェー
ン、およびその製造方法に関し、装飾用貴金属チェーン
の二次加工、あるいは三次加工を容易にして作業性の向
上および製造コストの低減をはかると同時に装飾性・質
感の、より一層の向上をはかることを目的とする。
等の高級装飾用貴金属製内部中空球体を用いたチェー
ン、およびその製造方法に関し、装飾用貴金属チェーン
の二次加工、あるいは三次加工を容易にして作業性の向
上および製造コストの低減をはかると同時に装飾性・質
感の、より一層の向上をはかることを目的とする。
【０００２】
【従来の技術】従来公知の金、プラチナ、銀等の貴金属
製内部中空球体を用いたネックレス等のチェーンは、外
郭形状が真円または楕円等の球体をした多数の内部中空
貴金属体にそれぞれ貫通穴を形成し、これに糸やワイヤ
ー等の線条体を通して多数フレキシブルに連繋させて構
成したものが一般的である。 また最近では図５にあら
わしたように、一定の長さを有し、しかも両端にフラン
ジ２ａ・２ｂ・・・等を有する各連結子１ａ，１ｂ・・
・を、該連結子１ａ，１ｂ・・・の各フランジ２を接続
させた状態にて、その長さ方向に連続形成した連結子バ
ー１を形成した後、これに対して貴金属製内部中空球体
３ａ・３ｂ・３ｃ・・・を取り付ける手法も開発される
に至った。
製内部中空球体を用いたネックレス等のチェーンは、外
郭形状が真円または楕円等の球体をした多数の内部中空
貴金属体にそれぞれ貫通穴を形成し、これに糸やワイヤ
ー等の線条体を通して多数フレキシブルに連繋させて構
成したものが一般的である。 また最近では図５にあら
わしたように、一定の長さを有し、しかも両端にフラン
ジ２ａ・２ｂ・・・等を有する各連結子１ａ，１ｂ・・
・を、該連結子１ａ，１ｂ・・・の各フランジ２を接続
させた状態にて、その長さ方向に連続形成した連結子バ
ー１を形成した後、これに対して貴金属製内部中空球体
３ａ・３ｂ・３ｃ・・・を取り付ける手法も開発される
に至った。
【０００３】すなわち、上記連結子バー１における各フ
ランジ２ｂと２ｃ、２ｄと２ｅ、２ｆと２ｇ・・・の接
続部を囲むように、それぞれ貴金属製内部中空球体３ａ
・３ｂ・３ｃを加工して取り付けた後、連結子バー１の
左右両端を図５において、相互に相反する矢印方向に引
っ張ることにより、各連結子１ａ・１ｂ・１ｃ・・・の
両端のフランジ２ｂと２ｃ、２ｄと２ｅ、２ｆと２ｇ、
２ｈと２ｉ、２ｊと２ｋ・・・とがそれぞれ分離して離
れ、各フランジ２ｂ・２ｃ・２ｄ・２ｅ・２ｆ・・・・
・がそれぞれ貴金属製内部中空球体３ａ・３ｂ・３ｃ…
…の内壁面に当接するまで連結穴４ａ〜４ｊ・・・から
外方に引き出されてチェーンを形成する（図６参照）最
新のチェーン製造方法も知られてきた。
ランジ２ｂと２ｃ、２ｄと２ｅ、２ｆと２ｇ・・・の接
続部を囲むように、それぞれ貴金属製内部中空球体３ａ
・３ｂ・３ｃを加工して取り付けた後、連結子バー１の
左右両端を図５において、相互に相反する矢印方向に引
っ張ることにより、各連結子１ａ・１ｂ・１ｃ・・・の
両端のフランジ２ｂと２ｃ、２ｄと２ｅ、２ｆと２ｇ、
２ｈと２ｉ、２ｊと２ｋ・・・とがそれぞれ分離して離
れ、各フランジ２ｂ・２ｃ・２ｄ・２ｅ・２ｆ・・・・
・がそれぞれ貴金属製内部中空球体３ａ・３ｂ・３ｃ…
…の内壁面に当接するまで連結穴４ａ〜４ｊ・・・から
外方に引き出されてチェーンを形成する（図６参照）最
新のチェーン製造方法も知られてきた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たネックレス等のチェーンは外観が比較的単調であり、
より一層の豪華性が要求される近時のデザイン風潮には
遅れがちである。 そこで最近では前記した金、プラチ
ナ、銀等の貴金属製内部中空球体を単に一次方向に連鎖
状に連結合させるばかりでなく、特定の貴金属製内部中
空球体の左右対称面に穴をあけて、この穴に別の糸やワ
イヤーを引き通して貴金属あるいは宝石類等別の装飾体
を二次方向あるいはさらに三次方向に向けて取り付けた
ものもみかけるようになった。 しかしこの場合には貴
金属製内部中空球体に対する別方向の穴あけ加工に著し
く手間がかかり、しかもコストの上昇は避けられない。
たネックレス等のチェーンは外観が比較的単調であり、
より一層の豪華性が要求される近時のデザイン風潮には
遅れがちである。 そこで最近では前記した金、プラチ
ナ、銀等の貴金属製内部中空球体を単に一次方向に連鎖
状に連結合させるばかりでなく、特定の貴金属製内部中
空球体の左右対称面に穴をあけて、この穴に別の糸やワ
イヤーを引き通して貴金属あるいは宝石類等別の装飾体
を二次方向あるいはさらに三次方向に向けて取り付けた
ものもみかけるようになった。 しかしこの場合には貴
金属製内部中空球体に対する別方向の穴あけ加工に著し
く手間がかかり、しかもコストの上昇は避けられない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、多
数の貴金属製内部中空球体を連結子により連鎖状に相互
にフレキシブルに連繋させた貴金属チェーンにおける二
次加工あるいは三次加工を容易にするばかりでなく、二
次加工または三次加工のために各球体にカットした肉厚
面を外部に露呈させることによって、該肉厚面の審美性
を引き出すことにより、さらなる装飾性・質感の向上を
はかることをも可能にしたものであって、具体的には、
前記した図５〜６にあらわされている最新の手法によ
り、多数の貴金属製内部中空球体を連結子により連鎖状
に相互にフレキシブルに連繋させた貴金属チェーンにお
いて、該貴金属チェーンの各球体には対称面の一部をカ
ットして中空内に開口させるとともに、該カットした肉
厚面を外方に露呈させてなることを特徴とした装飾用貴
金属チェーンに関する。
は、上記した従来技術における種々の課題を解決し、多
数の貴金属製内部中空球体を連結子により連鎖状に相互
にフレキシブルに連繋させた貴金属チェーンにおける二
次加工あるいは三次加工を容易にするばかりでなく、二
次加工または三次加工のために各球体にカットした肉厚
面を外部に露呈させることによって、該肉厚面の審美性
を引き出すことにより、さらなる装飾性・質感の向上を
はかることをも可能にしたものであって、具体的には、
前記した図５〜６にあらわされている最新の手法によ
り、多数の貴金属製内部中空球体を連結子により連鎖状
に相互にフレキシブルに連繋させた貴金属チェーンにお
いて、該貴金属チェーンの各球体には対称面の一部をカ
ットして中空内に開口させるとともに、該カットした肉
厚面を外方に露呈させてなることを特徴とした装飾用貴
金属チェーンに関する。
【０００６】また本発明は、多数の貴金属製内部中空球
体を連結子により連鎖状に相互にフレキシブルに連繋さ
せた貴金属チェーンにおいて、該貴金属チェーンの各貴
金属製内部中空球体には対称面に、それぞれ一部を中空
内に開口させた略Ｖ字またはＵ字状あるいは凹皿面状も
しくは逆円錐・逆角錐状のカットが施されていることを
特徴とした装飾用貴金属チェーンにも関する。 さらに
本発明は、多数の貴金属製内部中空球体を連結子により
連鎖状に相互にフレキシブルに連繋させて貴金属チェー
ンを機械的に連続加工する工程中において、貴金属チェ
ーンの各貴金属製内部中空球体の対称面に、それぞれ一
部を内部中空球体内に開口させたところの、断面が略Ｖ
字またはＵ字状あるいは凹皿面状もしくは逆円錐・逆角
錐状をしたカットを施すようにしたことを特徴とする装
飾用貴金属チェーンの製造方法にも関する。
体を連結子により連鎖状に相互にフレキシブルに連繋さ
せた貴金属チェーンにおいて、該貴金属チェーンの各貴
金属製内部中空球体には対称面に、それぞれ一部を中空
内に開口させた略Ｖ字またはＵ字状あるいは凹皿面状も
しくは逆円錐・逆角錐状のカットが施されていることを
特徴とした装飾用貴金属チェーンにも関する。 さらに
本発明は、多数の貴金属製内部中空球体を連結子により
連鎖状に相互にフレキシブルに連繋させて貴金属チェー
ンを機械的に連続加工する工程中において、貴金属チェ
ーンの各貴金属製内部中空球体の対称面に、それぞれ一
部を内部中空球体内に開口させたところの、断面が略Ｖ
字またはＵ字状あるいは凹皿面状もしくは逆円錐・逆角
錐状をしたカットを施すようにしたことを特徴とする装
飾用貴金属チェーンの製造方法にも関する。
【０００７】上記した構成において、連鎖状に連結され
たそれぞれの貴金属製内部中空球体の対称面に施された
ところの、一部をカットして中空内に開口させるととも
に、該カットした肉厚面を外方に露出させた部分が、そ
れ自体として過去に類例をみないチェーン全体としての
独特の審美的デザインを発揮するのみならず、任意の球
体に施されているカット部分の中空内開口部分に糸やワ
イヤーを引き通し、これに別の装飾体を連繋させて二次
方向、あるいは三次方向への加工を容易におこなうこと
ができる。
たそれぞれの貴金属製内部中空球体の対称面に施された
ところの、一部をカットして中空内に開口させるととも
に、該カットした肉厚面を外方に露出させた部分が、そ
れ自体として過去に類例をみないチェーン全体としての
独特の審美的デザインを発揮するのみならず、任意の球
体に施されているカット部分の中空内開口部分に糸やワ
イヤーを引き通し、これに別の装飾体を連繋させて二次
方向、あるいは三次方向への加工を容易におこなうこと
ができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の内容を説
明すると、多数の貴金属製内部中空球体を連結子により
連鎖状に相互にフレキシブルに連繋させる手法そのもの
については、図５〜６にあらわされている最新の手法に
より製造するものとするために、この部分についての詳
細な説明については省略するものとし、ただその製造過
程において、一定の長さを有し、しかも両端にフランジ
を有する各連結子を、該連結子の各フランジを接続させ
た状態にて、その長さ方向に連続形成した連結子バーを
形成するとともに、該連結子バーにおける各フランジの
接続部を囲むように、それぞれ貴金属製内部中空球体を
加工して取り付ける際に、該貴金属製内部中空球体の対
称面に、それぞれ一部を内部中空に開口させたところ
の、断面が略Ｖ字またはＵ字状をしたカットを施し、し
かもこのカットした肉厚面を外方に露呈させるようにし
たものである。
明すると、多数の貴金属製内部中空球体を連結子により
連鎖状に相互にフレキシブルに連繋させる手法そのもの
については、図５〜６にあらわされている最新の手法に
より製造するものとするために、この部分についての詳
細な説明については省略するものとし、ただその製造過
程において、一定の長さを有し、しかも両端にフランジ
を有する各連結子を、該連結子の各フランジを接続させ
た状態にて、その長さ方向に連続形成した連結子バーを
形成するとともに、該連結子バーにおける各フランジの
接続部を囲むように、それぞれ貴金属製内部中空球体を
加工して取り付ける際に、該貴金属製内部中空球体の対
称面に、それぞれ一部を内部中空に開口させたところ
の、断面が略Ｖ字またはＵ字状をしたカットを施し、し
かもこのカットした肉厚面を外方に露呈させるようにし
たものである。
【０００９】さらに具体的な内容について説明すると、
図１〜２には本発明の第１実施例があらわされている。
すなわち同図において１１ａ・１１ｂ・１１ｃは連結
子の一部をあらわしており、また１３ａ・１３ｂ・１３
ｃは連結子１１ａ・１１ｂ・・・により連鎖状にしかも
相互にフレキシブルに連結合されるところの貴金属製内
部中空球体の一部をあらわしている。 すなわち各連結
子１１ａ・１１ｂ・１１ｃ・・・には、その両端にフラ
ンジ１２ｂ・１２ｃ・１２ｄ・１２ｅ・１２ｆ・１２ｇ
・・・が形成されており、これらの各フランジ１２が貴
金属製内部中空球体１３ａ・１３ｂ・１３ｃのそれぞれ
の連繋穴１４を介して内部中空の内壁面１５ａ・１５ｂ
・１５ｃに保持された状態にて相互に連鎖状に、しかも
フレキシブルに連繋されるべく機械的に連続生産され
る。
図１〜２には本発明の第１実施例があらわされている。
すなわち同図において１１ａ・１１ｂ・１１ｃは連結
子の一部をあらわしており、また１３ａ・１３ｂ・１３
ｃは連結子１１ａ・１１ｂ・・・により連鎖状にしかも
相互にフレキシブルに連結合されるところの貴金属製内
部中空球体の一部をあらわしている。 すなわち各連結
子１１ａ・１１ｂ・１１ｃ・・・には、その両端にフラ
ンジ１２ｂ・１２ｃ・１２ｄ・１２ｅ・１２ｆ・１２ｇ
・・・が形成されており、これらの各フランジ１２が貴
金属製内部中空球体１３ａ・１３ｂ・１３ｃのそれぞれ
の連繋穴１４を介して内部中空の内壁面１５ａ・１５ｂ
・１５ｃに保持された状態にて相互に連鎖状に、しかも
フレキシブルに連繋されるべく機械的に連続生産され
る。
【００１０】なおここで適用される貴金属製内部中空球
体１３ａ・１３ｂ・１３ｃの材質については、プラチナ
や金、あるいは銀等の装飾用高級貴金属類が用いられ、
またこれらの形状についても、必ずしも図のような真円
状のものに限られるものではなく、このほかにも外形が
楕円型をしたナツメ状のものや瓢箪型、あるいはこれら
に近い形状のものであってもよい。 さらに各貴金属製
内部中空球体１３ａ・１３ｂ・１３ｃには、対称面の一
部を例えば既知のダイヤバイトを用いる等により断面Ｖ
字状にカット１６（図２参照）して、その一部を中空内
に開口１７させるとともに、該カット１６した肉厚面１
６ａ・１６ｂ・１６ｃ・・・を外方に露呈させている。
なお図において１９は平坦なカット面をあらわす。
体１３ａ・１３ｂ・１３ｃの材質については、プラチナ
や金、あるいは銀等の装飾用高級貴金属類が用いられ、
またこれらの形状についても、必ずしも図のような真円
状のものに限られるものではなく、このほかにも外形が
楕円型をしたナツメ状のものや瓢箪型、あるいはこれら
に近い形状のものであってもよい。 さらに各貴金属製
内部中空球体１３ａ・１３ｂ・１３ｃには、対称面の一
部を例えば既知のダイヤバイトを用いる等により断面Ｖ
字状にカット１６（図２参照）して、その一部を中空内
に開口１７させるとともに、該カット１６した肉厚面１
６ａ・１６ｂ・１６ｃ・・・を外方に露呈させている。
なお図において１９は平坦なカット面をあらわす。
【００１１】上記した第１実施例の構成において、Ｖ字
状にカットした肉厚面１６ａ・１６ｂ・１６ｃ・・・が
外方に呂露出してこれまでにない特異な審美性を発揮す
ると同時に、両側の開口１７・１７から細いワイヤー２
０を通して連結子１１の連続する方向に対して、これと
交差する二次的方向に向けて別の装飾体２１の貫通穴２
１ａにより、装飾体２１を取り付け、さらに該装飾体２
１の貫通穴２１ａと別の装飾体２２の貫通穴２２ａとの
間にワイヤー２３ａを通して三次的結合をはかることも
でき、あるいは装飾体２１又は２２に対して連結子１１
と並行方向に有する別の装飾体（図示省略）と相互に連
繋させる等、このようにして任意のバリエーションの装
飾的結合をはかることができる。
状にカットした肉厚面１６ａ・１６ｂ・１６ｃ・・・が
外方に呂露出してこれまでにない特異な審美性を発揮す
ると同時に、両側の開口１７・１７から細いワイヤー２
０を通して連結子１１の連続する方向に対して、これと
交差する二次的方向に向けて別の装飾体２１の貫通穴２
１ａにより、装飾体２１を取り付け、さらに該装飾体２
１の貫通穴２１ａと別の装飾体２２の貫通穴２２ａとの
間にワイヤー２３ａを通して三次的結合をはかることも
でき、あるいは装飾体２１又は２２に対して連結子１１
と並行方向に有する別の装飾体（図示省略）と相互に連
繋させる等、このようにして任意のバリエーションの装
飾的結合をはかることができる。
【００１２】さらに図３には、本発明の第２実施例があ
らわされている。 すなわちこの場合には連結子２１ｂ
により連鎖状にしかも相互にフレキシブルに連繋された
貴金属製内部中空球体２３には、連繋穴２４と異なる箇
所の対称面の一部を例えば既知のダイヤバイトを用いる
等によりカットの底部分を丸くして断面が略Ｕ字状とな
るようにカット２６して、その一部を中空２５内に開口
２７させるとともに、該カット２６した肉厚面２６ａを
外方に露呈させている。
らわされている。 すなわちこの場合には連結子２１ｂ
により連鎖状にしかも相互にフレキシブルに連繋された
貴金属製内部中空球体２３には、連繋穴２４と異なる箇
所の対称面の一部を例えば既知のダイヤバイトを用いる
等によりカットの底部分を丸くして断面が略Ｕ字状とな
るようにカット２６して、その一部を中空２５内に開口
２７させるとともに、該カット２６した肉厚面２６ａを
外方に露呈させている。
【００１３】また図４には本発明の第３実施例があらわ
されており、この場合には連結子３１により連鎖状にし
かも相互にフレキシブルに連結合された貴金属製内部中
空球体３３には、連繋穴３４と異なる箇所の対称面の一
部を例えば既知のダイヤバイトを用いる等により凹皿面
状にカット３６し、カットした底部を内部中空球体にお
ける中空３５内に開口３７させるとともに、該カット３
６した肉厚面３６ａを外方に露呈させている。
されており、この場合には連結子３１により連鎖状にし
かも相互にフレキシブルに連結合された貴金属製内部中
空球体３３には、連繋穴３４と異なる箇所の対称面の一
部を例えば既知のダイヤバイトを用いる等により凹皿面
状にカット３６し、カットした底部を内部中空球体にお
ける中空３５内に開口３７させるとともに、該カット３
６した肉厚面３６ａを外方に露呈させている。
【００１４】なお貴金属製内部中空球体に対するカット
の形状については、上記した各実施例に示したもののほ
かに、逆円錐・逆角錐その他の形状をしたカットを施す
ようにしてもよく、要するにカットした底部が球体の中
空内部に開口するとともに、カットの結果としてあらわ
れるカット面が外方に露呈されるようなものであれば、
この場合格別カットの形状については問わない。
の形状については、上記した各実施例に示したもののほ
かに、逆円錐・逆角錐その他の形状をしたカットを施す
ようにしてもよく、要するにカットした底部が球体の中
空内部に開口するとともに、カットの結果としてあらわ
れるカット面が外方に露呈されるようなものであれば、
この場合格別カットの形状については問わない。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上記した通り、多数の貴金属製
内部中空球体を連結子により連鎖状に相互にフレキシブ
ルに連繋させた貴金属チェーンにおいて、該貴金属チェ
ーンの各貴金属製内部中空球体には対称面の一部を例え
ば断面ＶまたはＵ字状あるいは凹皿面状等にカットして
中空内に開口させるとともに、該カットした肉厚面を外
方に露呈させてなるために、該肉厚面の審美性を引き出
すことにより、さらなる装飾性・質感の向上をはかるこ
とができるばかりでなく、球体対称部の中空内への開口
部を利用し、これに別の糸やワイヤーを引き通して貴金
属あるいは宝石類等別の装飾体を二次方向あるいはさら
に三次方向に向けて取り付けることが容易かつ可能とな
るところから、低コストでしかも豪華な最新の貴金属チ
ェーンを量産することができる。
内部中空球体を連結子により連鎖状に相互にフレキシブ
ルに連繋させた貴金属チェーンにおいて、該貴金属チェ
ーンの各貴金属製内部中空球体には対称面の一部を例え
ば断面ＶまたはＵ字状あるいは凹皿面状等にカットして
中空内に開口させるとともに、該カットした肉厚面を外
方に露呈させてなるために、該肉厚面の審美性を引き出
すことにより、さらなる装飾性・質感の向上をはかるこ
とができるばかりでなく、球体対称部の中空内への開口
部を利用し、これに別の糸やワイヤーを引き通して貴金
属あるいは宝石類等別の装飾体を二次方向あるいはさら
に三次方向に向けて取り付けることが容易かつ可能とな
るところから、低コストでしかも豪華な最新の貴金属チ
ェーンを量産することができる。
【００１６】また多数の貴金属製内部中空球体を連結子
により連鎖状に相互にフレキシブルに連繋させて貴金属
チェーンを機械的に連続加工する工程中において、貴金
属チェーンの各貴金属製内部中空球体の対称面に、それ
ぞれ一部を中空内に開口させたところの、断面が略Ｖ字
またはＵ字状あるいは凹皿面状もしくは逆円錐・逆角錐
をしたカットを施すようにしたために、貴金属チェーン
化された後の手作業による加工に比べて作業が著しく効
率的で、しかも量産化ができる等、種々の有益な効果を
奏する。
により連鎖状に相互にフレキシブルに連繋させて貴金属
チェーンを機械的に連続加工する工程中において、貴金
属チェーンの各貴金属製内部中空球体の対称面に、それ
ぞれ一部を中空内に開口させたところの、断面が略Ｖ字
またはＵ字状あるいは凹皿面状もしくは逆円錐・逆角錐
をしたカットを施すようにしたために、貴金属チェーン
化された後の手作業による加工に比べて作業が著しく効
率的で、しかも量産化ができる等、種々の有益な効果を
奏する。
【図１】本発明の第１実施例である装飾用貴金属チェー
ンの部分拡大正面図、
ンの部分拡大正面図、
【図２】図１におけるＡ−Ａ線断面矢視方向の貴金属製
内部中空球体の側面図、
内部中空球体の側面図、
【図３】本発明の第２実施例である装飾用貴金属チェー
ンにおける貴金属製内部中空球体の正面図（１）、およ
び該正面図（１）におけるＢ−Ｂ線矢視方向の側面図
（２）、
ンにおける貴金属製内部中空球体の正面図（１）、およ
び該正面図（１）におけるＢ−Ｂ線矢視方向の側面図
（２）、
【図４】本発明の第３実施例である装飾用貴金属チェー
ンにおける貴金属製内部中空球体の正面図（１）、およ
び該正面図（１）におけるＣ−Ｃ線矢視方向の側面図
（２）、
ンにおける貴金属製内部中空球体の正面図（１）、およ
び該正面図（１）におけるＣ−Ｃ線矢視方向の側面図
（２）、
【図５】装飾用貴金属チェーンの製造過程をあらわした
ところの、連続させた連結子バーに対する貴金属製内部
中空球体の取り付け状態をあらわした要部断面図、
ところの、連続させた連結子バーに対する貴金属製内部
中空球体の取り付け状態をあらわした要部断面図、
【図６】装飾用貴金属チェーンの製造過程をあらわした
ところの、連続させた連結子バーの両端を対称方向に引
っ張って各連結子バーを互いに切り離して連鎖状に、し
かも相互にフレキシブルに連繋させた状態の要部断面
図、
ところの、連続させた連結子バーの両端を対称方向に引
っ張って各連結子バーを互いに切り離して連鎖状に、し
かも相互にフレキシブルに連繋させた状態の要部断面
図、
１１ 連結子 １２ フランジ １３ 貴金属製内部中空球体 １４ 連繋穴 １５ 内壁面 １６ 肉厚面 １７ 開口 １９ カット面 ２０ ワイヤー ２１ 装飾体 ２１ａ 貫通穴 ２１ｂ 連結子 ２２ 装飾体 ２３ 貴金属製内部中空球体 ２３ａ ワイヤー ２４ 連繋穴 ２５ 中空 ２６ カット ２６ａ 肉厚面 ２７ 開口 ３１ 連結子 ３３ 貴金属製内部中空球体 ３４ 連繋穴 ３５ 中空 ３６ カット ３６ａ 肉厚面 ３７ 開口
Claims (3)
- 【請求項１】多数の貴金属製内部中空球体を連結子によ
り連鎖状に相互にフレキシブルに連繋させた貴金属チェ
ーンにおいて、該貴金属チェーンの各貴金属製内部中空
球体には対称面の一部をカットして中空内に開口させる
とともに、該カットした肉厚面を外方に露呈させてなる
ことを特徴とした装飾用貴金属チェーン。 - 【請求項２】多数の貴金属製内部中空球体を連結子によ
り連鎖状に相互にフレキシブルに連繋させた貴金属チェ
ーンにおいて、該貴金属チェーンの各貴金属製内部中空
球体には対称面に、それぞれ一部を中空内に開口させた
断面が略Ｖ字またはＵ字状あるいは凹皿面状もしくは逆
円錐・逆角錐状のカットが施されていることを特徴とし
た装飾用貴金属チェーン。 - 【請求項３】多数の貴金属製内部中空球体を連結子によ
り連鎖状に相互にフレキシブルに連繋させて貴金属チェ
ーンを機械的に連続加工する工程中において、貴金属チ
ェーンの各貴金属製内部中空球体の対称面に、それぞれ
一部を内部中空球体内に開口させたところの、断面が略
Ｖ字またはＵ字状あるいは凹皿面状もしくは逆円錐・逆
角錐をしたカットを施すようにしたことを特徴とする装
飾用貴金属チェーンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16812097A JPH11212A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 装飾用貴金属チェーンおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16812097A JPH11212A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 装飾用貴金属チェーンおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11212A true JPH11212A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15862230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16812097A Pending JPH11212A (ja) | 1997-06-10 | 1997-06-10 | 装飾用貴金属チェーンおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11212A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4723090A (en) * | 1983-03-24 | 1988-02-02 | Sony Corporation | Cathode ray tube |
| CZ303103B6 (cs) * | 2004-02-05 | 2012-04-04 | Schonbek Worldwide Lighting Inc. | Zpusob sestavení retezu a sestava pro spojení dekoracních ozdob |
| IT201600077658A1 (it) * | 2016-07-25 | 2018-01-25 | Paco S R L | Catena a scopo ornamentale del tipo che presenta almeno un anello con incastonato un elemento decorativo e procedimento per realizzare detta catena |
-
1997
- 1997-06-10 JP JP16812097A patent/JPH11212A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4723090A (en) * | 1983-03-24 | 1988-02-02 | Sony Corporation | Cathode ray tube |
| CZ303103B6 (cs) * | 2004-02-05 | 2012-04-04 | Schonbek Worldwide Lighting Inc. | Zpusob sestavení retezu a sestava pro spojení dekoracních ozdob |
| IT201600077658A1 (it) * | 2016-07-25 | 2018-01-25 | Paco S R L | Catena a scopo ornamentale del tipo che presenta almeno un anello con incastonato un elemento decorativo e procedimento per realizzare detta catena |
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