JPH11210976A - 管端部閉塞装置 - Google Patents

管端部閉塞装置

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JPH11210976A
JPH11210976A JP10008476A JP847698A JPH11210976A JP H11210976 A JPH11210976 A JP H11210976A JP 10008476 A JP10008476 A JP 10008476A JP 847698 A JP847698 A JP 847698A JP H11210976 A JPH11210976 A JP H11210976A
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JP
Japan
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plug
pipe
elastic sealing
shaft member
center shaft
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Pending
Application number
JP10008476A
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English (en)
Inventor
Fumio Tsukimoto
文雄 月本
Keizo Iwao
敬三 巌
Terumasa Morishita
照政 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Osaka Gas Co Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
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Publication of JPH11210976A publication Critical patent/JPH11210976A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/10Means for stopping flow from or in pipes or hoses

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の所定の位置に対して閉塞プラグを迅速
確実に取付けることができる管端部閉塞装置を提供す
る。 【解決手段】 閉塞すべき配管1の内部に挿入自在なプ
ラグ本体2と、プラグ本体2の外周部分に外挿させ、配
管1の内周面の全周に密接可能な弾性封止部材3と、プ
ラグ本体2の外周部の雄ねじ部7に螺合可能な雌ねじ部
を有し、弾性封止部材3に押圧して弾性封止部材3を配
管1の径方向Zに拡径させる押えナット4とからなる閉
塞プラグPを設け、更に、押えナット4に係合してプラ
グ本体2と押えナット4とを相対回転させる操作具Tを
設けた管端部閉塞装置Sであって、閉塞プラグPの挿入
方向Xの任意の位置に閉塞プラグPを押し引きしつつ位
置合せできるよう、操作具Tを、押えナット4に係合自
在な外筒部材13とプラグ本体2に係合自在な中軸部材
12とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、閉塞すべき配管の
内部に挿入自在なプラグ本体と、当該プラグ本体の外周
部分に外挿させ、かつ、前記配管の内周面の全周に亘っ
て密接可能な弾性封止部材と、前記プラグ本体の外周部
に形成した雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部を有すると共
に、前記弾性封止部材に押圧力を付与して前記弾性封止
部材を前記配管の径方向に拡径変形させる押えナットと
からなる閉塞プラグを設け、前記押えナットに係合し
て、前記プラグ本体と前記押えナットとを相対回転させ
る操作具を設けてある管端部閉塞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管端部閉塞装置Sには例
えば図5に示すものがあった。即ち、閉塞プラグPを配
管1の内部に挿入し、プラグ本体2を回転させないよう
に前記プラグ本体2の端部に設けた四角孔40に中軸部
材12の係合端部を係入しつつ、押えナット4に係合さ
せた外筒部材13を回転させて押えナット4をプラグ本
体2に対して螺進させ、前記プラグ本体2に外挿させて
ある弾性封止部材3を、前記プラグ本体2の端部に形成
したフランジ部41と前記押えナット4とで圧縮して拡
径させることで、前記配管1の内部を閉塞するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の管
端部閉塞装置Sにあっては次のような問題があった。即
ち、前記プラグ本体2の四角孔40に中軸部材12を係
入させるのは、前記外筒部材13を操作して押えナット
4を回転させる際に、前記プラグ本体2の共回りを防止
するためである。しかし、図5に示すごとく、従来の装
置Sにおける前記中軸部材12は前記プラグ本体2に対
して単に差し込む構成であった。よって、例えば、前記
押えナット4を回転させる際に、当該押えナット4を配
管1の奥側に押圧するような力が過大に加わった場合に
は、前記プラグ本体2も配管1の奥側に押し込まれて、
前記中軸部材12から外れることがあった。この結果、
前記押えナット4を回転させても、プラグ本体2が押え
ナット4と共回りすることとなって、前記弾性封止部材
3は前記配管1の径方向Zに拡径変形することができ
ず、配管1の閉塞が適切に行えないという不都合が生じ
ていた。また、前記閉塞プラグPが配管1の奥側に過度
に移動した場合には、閉塞プラグPの位置を修正する必
要がある。しかし、前記中軸部材12および前記外筒部
材13は何れも前記閉塞プラグPを押し込む方向に係合
するよう構成されていたから、閉塞プラグPを配管1の
開口側に引き戻すことが困難であるという問題もあっ
た。
【0004】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、配管の所定の位置に対して閉塞プラグを迅
速確実に取付けることができる管端部閉塞装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴構成を、図1〜図4に示した例を参考に
説明する。 (構成1)本発明の管端部閉塞装置Sは、請求項1に記
載したごとく、配管1に対する閉塞プラグPの挿入方向
Xに沿った任意の位置に前記閉塞プラグPを位置合せす
る場合に、前記閉塞プラグPを押し引きできるよう、操
作具Tを、押えナット4に係合自在な外筒部材13とプ
ラグ本体2に係合自在な中軸部材12とで構成した点に
特徴を有する。 (作用・効果)本構成であれば、操作具を操作する場合
に、当該操作具から閉塞プラグが脱落することがなく、
前記操作具を配管の長手方向に沿って押し引きすること
で、前記閉塞プラグの固定位置を適宜設定することがで
きる。
【0006】(構成2)本発明の管端部閉塞装置Sは、
請求項2に記載したごとく、前記プラグ本体2と前記中
軸部材12との係合部を、前記プラグ本体2の端部に設
けた略J字状の第1凹部8と、当該第1凹部8に係合・
離脱自在で、且つ、前記中軸部材12の先端部において
前記中軸部材12の軸芯径方向Zに突出形成した第1凸
部15とで構成することができる。 (作用・効果)本構成のごとく、略J字状の第1凹部
と、前記中軸部材に突出形成した第1凸部とを係合させ
るものとすれば、閉塞プラグを配管に固定する場合に
は、前記第1凸部を前記第1凹部に挿入したのち、前記
中軸部材を僅かに回転させるだけで双方を係合すること
ができ、また、閉塞プラグの取付けが終了した場合に
も、前記中軸部材の取り外しは容易である。このよう
に、本構成であれば、閉塞プラグの取付け作業を迅速に
行うことができる。
【0007】(構成3)本発明の管端部閉塞装置Sは、
請求項3に記載したごとく、前記プラグ本体2と前記中
軸部材12とを係合させた状態で、前記外筒部材13を
前記押えナット4に当接付勢させて係合させる付勢手段
17を、前記外筒部材13と前記中軸部材12とに亘っ
て設けることができる。 (作用・効果)本構成のごとく、前記外筒部材を前記押
えナットの側に付勢させるように、外筒部材と中軸部材
とに付勢手段を設けておけば、前記中軸部材によって閉
塞プラグを配管の開口側に引っ張りつつ、前記外筒部材
を前記押えナットに押圧して係合させることができ、前
記中軸部材および前記外筒部材によって前記閉塞プラグ
をガタなく確実に保持することができる。この結果、前
記押えナットを確実に回転させることができるうえに、
前記中軸部材を配管の長手方向に沿って押し引きする際
に、前記閉塞プラグの固定位置を正確に決定することが
できる。
【0008】(構成4)本発明の管端部閉塞装置Sは、
請求項4に記載したごとく、前記プラグ本体2と前記押
えナット4とを相対回転させることで、前記弾性封止部
材3が前記プラグ本体2の外周面に対して摺動し、当該
摺動に伴って前記弾性封止部材3が拡径するよう前記外
周面を略円錐状に形成することができる。 (作用・効果)本構成であれば、前記押えナットの回転
によって、前記弾性封止部材が前記略円錐状の外周面上
を拡径しつつ摺動する。この時の前記弾性封止部材の変
形は主にその周方向に沿った伸びが支配的であるから、
配管の内面に当接するまで容易に拡径することができ
る。このように、本構成であれば、一つのサイズの閉塞
プラグが対応し得る配管内径の範囲を大きく設定するこ
とができる。
【0009】尚、上記課題を解決するための手段の説明
中、図面を参照し、図面との対照を便利にするために符
号を記すが、当該記入により本発明が添付図面の構成に
限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】(概要)本発明に係る管端部閉塞装置S
(以下、単に「装置S」と称する)を図1乃至図3に示
す。図1は、当該装置Sの構成を表す分解斜視図であ
る。図2は、当該装置Sの取り付け前の側断面図であ
り、図3は、当該装置Sの取り付け後の側断面図であ
る。当該装置Sは、例えばガス配管あるいは水道配管等
の各配管1の端部を閉塞処理するためのものである。当
該装置Sは、主に、閉塞プラグPと操作具Tとで構成さ
れる。このうち、閉塞プラグPは、配管1の内部に固定
して前記配管1の端部を閉塞するための部材であり、前
記操作具Tは、前記閉塞プラグPを配管1に固定するた
めの工具である。
【0012】(閉塞プラグ)前記閉塞プラグPは、主
に、プラグ本体2、および、弾性封止部材3、押えナッ
ト4、噛込み部材5とで構成される。図1に示すごと
く、前記プラグ本体2は略円柱状をなす。当該プラグ本
体2の挿入方向Xの奥側端部近傍における外周面には、
前記奥側ほど拡径する円錐状の面を有する傾斜部6が形
成してある。一方、前記プラグ本体2の外周面のうち、
前記挿入方向Xに沿った略中央部には雄ねじ部7を形成
してある。当該雄ねじ部7には、筒状の前記押えナット
4が螺合する。前記プラグ本体2の両端部のうち、前記
傾斜部6と反対側の端部には、図1および図4(イ)
(ロ)に示すごとく、前記操作具Tが係合可能な略J字
状の第1凹部8を設けてある。また、前記押えナット4
の両端部のうち、前記弾性封止部材3を押圧する側とは
反対側の端部にも、操作具Tが係合可能な第2凹部9を
設けてある。プラグ本体2および押えナット4は、例え
ば快削黄銅などで構成する。
【0013】前記傾斜部6の基端部には環状の弾性封止
部材3を外挿させてある。当該弾性封止部材3は、例え
ば、ニトリルゴム(NBR)などの各種ゴムあるいは樹
脂などで構成することができる。当該弾性封止部材3
は、前記閉塞プラグPの挿入方向Xと平行に前記プラグ
本体2の外周面に対して摺動自在である。つまり、前記
押えナット4を前記プラグ本体2に対して螺入させるこ
とで、弾性封止部材3は傾斜部6の拡径側に慴動して自
身の外径を拡大させ、配管1の内周面に当接する。この
場合に、前記弾性封止部材3の変形は、主に自身の周方
向Yに沿った伸びにより生じる。
【0014】図1乃至図3に示すごとく、弾性封止部材
3に対してさらに奥側の前記傾斜部6には噛込み部材5
を外挿させてある。当該噛込み部材5はC形状を有する
弾性部材である。当該噛込み部材5は、例えば、一般の
鋼材あるいはステンレス鋼等で構成する。当該噛込み部
材5は、前記押えナット4の螺進によって、前記弾性封
止部材3を介して前記傾斜部6の大径側に摺動させられ
るが、ある程度慴動して拡径した時点で配管1の内面に
当接し、それ以上の前記摺動が阻止される。この状態か
ら、さらに、前記押えナット4を螺進させると、前記弾
性封止部材3が、前記噛込み部材5と前記押えナット4
とによって圧縮・拡径して前記配管1の内面に当接す
る。尚、当該押えナット4のさらなる螺進によって、配
管1内面に対する前記噛込み部材5の噛み込み程度も向
上するから、配管1に対する閉塞プラグPの固定状態は
より強固なものとなる。
【0015】前記弾性封止部材3の変形に注目すると、
前記噛込み部材5が前記傾斜部6に沿って慴動している
最中は、前記弾性封止部材3の変形は自身の周方向Yに
沿う伸びが支配的である。しかし、前記噛込み部材5の
摺動が終了した後の前記弾性封止部材3の変形は、前記
噛込み部材5と前記押えナット4との挟持による径方向
Zへの変形が支配的となる。即ち、本発明の装置Sにお
いては、前記弾性封止部材3が配管1の内周面に当接す
るまでは比較的変形が容易な伸びを利用するものであ
り、最終的な配管1内周面への押圧は、強い当接力が期
待できる弾性封止部材3の圧縮変形を利用するものであ
る。このように、本発明の構成であれば、弾性封止部材
3の拡径範囲を広く設定することができるうえに、配管
1の内周面に対する密着度を高めることができる。
【0016】尚、前記押えナット4と前記弾性封止部材
3との間には第1ワッシャ10を設けてあり、前記弾性
封止部材3と前記噛込み部材5との間には、第2ワッシ
ャ11を設けてある。前記第1ワッシャ10は 主に、
前記押えナット4の回転が弾性封止部材3に伝達されて
弾性封止部材3が共回りするのを阻止すべく設けてあ
る。一方、前記第2ワッシャ11は、弾性封止部材3と
噛込み部材5との変形程度が異なる点を考慮して、特
に、弾性封止部材3の変形を円滑ならしめるために設け
てある。これら第1ワッシャ10および第2ワッシャ1
1は、例えば通常の鋼板、あるいは、各種の樹脂などで
構成することができる。
【0017】(操作具)前記プラグ本体2と前記押えナ
ット4とを相対回転させるための前記操作具Tは、図1
に示すごとく、主に、中軸部材12、および、外筒部材
13、回転操作部材14とで構成する。これらの部材
は、前記閉塞プラグPを保持すると共に、前記プラグ本
体2と前記押えナット4とを相対回転させるための部材
である。
【0018】〈中軸部材および外筒部材〉前記中軸部材
12は、図1乃至図3に示すごとく棒状の部材から成
る。前記中軸部材12の先端部には、当該中軸部材12
の軸芯12Xに対して径方向Zに突出した第1凸部15
を設けてある。この第1凸部15は、例えば、前記中軸
部材12の先端部に棒状の部材を貫通させて構成する。
この第1凸部15は、前記プラグ本体2の第1凹部8に
係合可能である。以降においては、これら第1凸部15
と第1凹部8とを合わせて中軸係合部Aと称する。
【0019】前記中軸部材12の外側には外筒部材13
を略同軸芯となるように外挿させてある。これら両者
は、前記軸芯12Xの回りに相対回転自在であり、前記
軸芯12Xの延出方向に沿って相対移動可能である。前
記外筒部材13の両端部のうち前記押えナット4と当接
する側の端部には、前記押えナット4を回転させるべ
く、前記押えナット4の第2凹部9と係合可能な第2凸
部16を設けてある。以降においては、これら第2凸部
16と第2凹部9とを合わせて外筒係合部Bと称する。
【0020】前記外筒部材13を回転させる場合には、
前記中軸係合部Aを係合させた状態で行う。図2に示す
ごとく、前記外筒部材13の内周面に設けた段部13a
と、前記中軸部材12の中央部外周面に設けた段部12
aとの間には、コイルばね等で構成する付勢手段17を
設けてある。この付勢手段17によって、前記外筒部材
13は前記押えナット4の側に付勢される。つまり、前
記中軸係合部Aによって前記プラグ本体2を配管1の開
口端部18の側に引っ張りつつ、前記外筒部材13を前
記押えナット4に押圧して前記外筒係合部Bを係合させ
ることができ、前記中軸係合部Aおよび前記外筒係合部
Bでの係合状態がガタのない確実なものとなる。この結
果、前記押えナット4を確実に回転させることができる
うえに、前記操作具Tを配管1の長手方向に沿って押し
引きすることで、前記閉塞プラグPの固定位置を正確に
決定することができる。
【0021】〈回転操作部材〉前記中軸部材12と前記
外筒部材13とを相対回転させる際には、回転操作部材
14を用いて行う。当該回転操作部材14は、主に、内
側回転部材14aと外側回転部材14bとからなる。内
側回転部材14aは前記中軸部材12の両端部のうち、
前記第1凸部15を設けた側と反対側の端部に係合させ
る。そのためには、前記中軸部材12の端部に係合溝部
19を形成し、一方の前記内側回転部材14aの端部に
は係合頭部20を形成しておく。これら係合溝部19と
係合頭部20とはいわゆる「かま継ぎ」状に係合する。
前記中軸部材12の内部には前記係合溝部19に開口す
る中空部21を形成しておき、当該中空部21の内部に
ノッチばね22と、ノッチ部材23とを設ける。前記ノ
ッチばね22は、例えば、コイルばねで構成する。前記
ノッチ部材23は例えば金属製の球状部材で構成する。
これら双方の部材は、前記中空部21の内部に配置した
のち、前記中空部21の開口21aの周囲をかしめるこ
とで前記中空部21の内部に取付ける。尚、この場合
に、前記ノッチ部材23の一部を前記中空部21の開口
21aから突出させておく。一方、前記係合頭部20の
突端部には、前記ノッチ部材23に係合可能なノッチ凹
部24を設けておく。これにより、前記係合頭部20を
前記係合溝部19に挿入させた際に、ノッチ部材23と
ノッチ凹部24とが係合して、前記中軸部材12と前記
内側回転部材14aとは両者の軸芯を一致させた状態で
位置固定がなされる。
【0022】前記内側回転部材14aには略円筒状の外
側回転部材14bを外挿させてある。当該外側回転部材
14bは、前記内側回転部材14aに対して、相対回転
自在であり、かつ、前記内側回転部材14aの軸芯14
Xと平行な方向に相対移動可能である。当該外側回転部
材14bは前記外筒部材13の外径と略等しい外径を有
しており、前記外筒部材13の端部と係合可能である。
即ち、前記外筒部材13の端部に形成した第3凸部25
aおよび第3凹部26aに対して、前記外側回転部材1
4bの端部に形成した第3凹部26bおよび第3凸部2
5bを係合させるよう構成してある。
【0023】これら内側回転部材14aと外側回転部材
14bとを相対回転させることで、前記中軸部材12お
よび前記外筒部材13を介して前記プラグ本体2と前記
押えナット4とが相対回転される。前記内側回転部材1
4aと前記外側回転部材14bとを相対回転させる場合
には、内側回転部材14aの両端部のうち前記係合頭部
20と反対側の端部に設けた内側六角部27と、前記外
側回転部材14bの両端部のうち前記第3凸部26と反
対側の端部に設けた外側六角部28との夫々を各種のレ
ンチで保持しつつ回転させる。
【0024】図1乃至図3(イ)(ロ)に示すごとく、
前記内側回転部材14aには、押圧リング29、およ
び、リング用ばね30、端部部材31を外挿してある。
前記押圧リング29には、前記内側回転部材14aの外
周面に接当自在な固定ネジ32を、前記内側回転部材1
4aの径方向Zに螺入してある。前記リング用ばね30
は、例えばコイルばねで構成する。前記端部部材31
は、前記内側六角部27に隣接して設けてあり、当該端
部部材31および前記内側回転部材14aを貫通するピ
ン部材33によって内側回転部材14aに固定してあ
る。
【0025】前記内側回転部材14aの係合頭部20を
前記係合溝部19に係合させる際には、前記リング用ば
ね30の弾性力に抗って前記押圧リング29を前記端部
部材31の側に移動させ、前記固定ネジ32を締めつけ
て押圧リング29の位置を固定する。この状態で、前記
外側回転部材14bを前記押圧リング29の側に移動さ
せ、前記外側回転部材14bに対して前記係合頭部20
を突出させて、前記係合溝部19に前記係合頭部20を
係合させる。前記係合頭部20と前記係合溝部19とを
係合させたのち前記固定ネジ32を緩める。この結果、
リング用ばね30が押圧リング29を介して外側回転部
材14bを外筒部材13に押圧させるから、外側回転部
材14bを回転操作する際に、前記第3凸部26と第3
凹部25との係合が外れる等の不都合は生じない。尚、
外側回転部材14bおよび内側回転部材14aの何れを
固定し、何れを回転させるかは任意である。また、これ
ら内側回転部材14a、および、外側回転部材14b、
押圧リング29、端部部材31等は、通常の鋼材あるい
はステンレス鋼等で構成する。
【0026】閉塞プラグPを配管1の内部に装着したの
ちは、前記内側回転部材14aを閉塞プラグPの側に押
し込みつつ回転させて、前記中軸係合部Aの第1凸部1
5と第1凹部8との係合を解除し、前記外筒部材13を
配管1から引き出す。前記外筒部材13を引き出した後
の状態を図3(ロ)に示す。この後、必要に応じて前記
配管1の内部に樹脂などを充填すれば、前記配管1の閉
塞を確実なものにすることができる。
【0027】(効果)以上のごとく、本発明の管端部閉
塞装置Sであれば、操作具Tを操作する場合に、当該操
作具Tから閉塞プラグPが脱落することがなく、前記操
作具Tを配管1の長手方向に沿って押し引きすること
で、前記閉塞プラグPの固定位置を適宜設定することが
できる等、配管1の所定の位置に対して閉塞プラグPを
迅速確実に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管端部閉塞装置の構成を示す分解斜視
【図2】本発明の管端部閉塞装置の取付け前の構造を示
す側断面図
【図3】本発明の管端部閉塞装置の取付け後の構造を示
す側断面図
【図4】本発明に係る閉塞プラグを示す説明図
【図5】従来の管端部閉塞装置の構造を示す側断面図
【符号の説明】
1 配管 2 プラグ本体 3 弾性封止部材 4 押えナット 7 雄ねじ部 8 第1凹部 12 中軸部材 13 外筒部材 15 第1凸部 17 付勢手段 P 閉塞プラグ S 管端部閉塞装置 T 操作具 X 閉塞プラグの挿入方向 Z 配管の径方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 照政 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉塞すべき配管の内部に挿入自在なプラ
    グ本体と、当該プラグ本体の外周部分に外挿させ、か
    つ、前記配管の内周面の全周に亘って密接可能な弾性封
    止部材と、前記プラグ本体の外周部に形成した雄ねじ部
    に螺合可能な雌ねじ部を有すると共に、前記弾性封止部
    材に押圧力を付与して前記弾性封止部材を前記配管の径
    方向に拡径変形させる押えナットとからなる閉塞プラグ
    を設け、 前記押えナットに係合して、前記プラグ本体と前記押え
    ナットとを相対回転させる操作具を設けてある管端部閉
    塞装置であって、 前記配管に対する前記閉塞プラグの挿入方向に沿った任
    意の位置に前記閉塞プラグを位置合せする場合に、前記
    閉塞プラグを押し引きできるよう、前記操作具を、前記
    押えナットに係合自在な外筒部材と前記プラグ本体に係
    合自在な中軸部材とで構成してある管端部閉塞装置。
  2. 【請求項2】 前記プラグ本体と前記中軸部材との係合
    部を、前記プラグ本体の端部に設けた略J字状の第1凹
    部と、当該第1凹部に係合・離脱自在で、且つ、前記中
    軸部材の先端部において前記中軸部材の軸芯径方向に突
    出形成した第1凸部とで構成してある請求項1に記載の
    管端部閉塞装置。
  3. 【請求項3】 前記プラグ本体と前記中軸部材とを係合
    させた状態で、前記外筒部材を前記押えナットに当接付
    勢させて係合させる付勢手段を、前記外筒部材と前記中
    軸部材とに亘って設けてある請求項1または2に記載の
    管端部閉塞装置。
  4. 【請求項4】 前記プラグ本体と前記押えナットとを相
    対回転させることで、前記弾性封止部材が前記プラグ本
    体の外周面に対して摺動し、当該摺動に伴って前記弾性
    封止部材が拡径するよう前記外周面を略円錐状に形成し
    てある請求項1から3の何れかに記載の管端部閉塞装
    置。
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