JPH11210914A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH11210914A
JPH11210914A JP2919298A JP2919298A JPH11210914A JP H11210914 A JPH11210914 A JP H11210914A JP 2919298 A JP2919298 A JP 2919298A JP 2919298 A JP2919298 A JP 2919298A JP H11210914 A JPH11210914 A JP H11210914A
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JP
Japan
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plunger
solenoid valve
solenoid
coil spring
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP2919298A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichiro Muraoka
敬一郎 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Tosok Corp
Original Assignee
Tosok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧回路の制御を消費電力の増大を招くこと
なく行うことができる三方電磁弁を提供する。 【解決手段】 三方電磁弁1の電磁弁本体5に、ボビン
10及びコイル11からなるソレノイド12を収容し、
ソレノイド12に、プランジャー13を移動自在に内嵌
する。プランジャー13の基端部をヨーク14にて包囲
し、ヨーク14を、ストッパープレート16と共に電磁
弁本体5のカシメ部17にて固定する。プランジャー1
3に有底穴28を形成し、有底穴28に、コイルスプリ
ング29を収容する。ストッパープレート16により伸
張が規制されたコイルスプリング29によりプランジャ
ー13を先端方向へ付勢し、プランジャー13のプッシ
ュロッド26により弁室35内のボール弁36を付勢す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
自動変速機における油圧回路に用いられる電磁弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の自動変速機等における油
圧回路には、図2に示すように、三方電磁弁101が用
いられていた。
【0003】この三方電磁弁101は、ケーシングを形
成する電磁弁本体102と、該電磁弁本体102の先端
に形成された凸状部103に設けられたノズル部104
とからなり、前記電磁弁本体102内には、プランジャ
ー105が移動自在に内嵌するソレノイド106が収容
されている。また、前記電磁弁本体102の基端部に
は、前記ソレノイド106により励磁されるヨーク10
7が設けられており、該ヨーク107及び前記プランジ
ャー105は、電磁弁本体102の基端に固定されたス
トッパープレート108により抜けが防止されている。
【0004】前記凸状部103と前記ノズル部104と
の間には、弁室111が形成されており、該弁室111
には、ボール弁112が収容されている。該ボール弁1
12は、ノズル部104先端へ向けて形成された入力ポ
ート113からの圧力を受けて後退することにより、該
入力ポート113と出力ポート114とを連通するよう
に構成されている。また、前記ソレノイド106の通電
に伴い前記プランジャー105が先端方向へ移動された
際には、前記ボール弁112は、前記プランジャー10
5の先端に設けられたプッシュロッド115によって先
端方向へ移動され、前記入力ポート113を閉鎖する一
方、前記出力ポート114と前記凸状部103に形成さ
れたドレンポート116とを連通させるように構成され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記三
方電磁弁101にあっては、ソレノイド106へ通電し
てプランジャー105を駆動し、入力ポート113を閉
鎖する際には、前記ソレノイド106による前記プラン
ジャー105の駆動力を、前記入力ポート113からの
圧力より大きく設定しなければならない。このため、入
力ポート113に加わる圧力が大きい高圧回路に用いる
場合、磁気吸引力を増すためにソレノイド106を大き
くする必要が有る。また、ソレノイド106を大きくせ
ずに、コイル抵抗を下げて消費電力を増せば、大型化を
避けることができるが、電力消費とともにコイル発熱が
大きくなり、耐熱性が落ちる恐れがあった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、高圧回路の制御をソレノイドの大
型化または消費電力の増大を招くことなく行うことがで
きる三方電磁弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、入力ポートから流入する流体の圧
力を受けて開作動する弁体が、ソレノイドにおける磁力
の発生に伴い駆動されるプランジャーにより、前記入力
ポートを閉鎖する閉鎖方向へ付勢される電磁弁におい
て、前記弁体を前記閉鎖方向へ付勢する付勢部材を備え
た。
【0008】すなわち、ソレノイドへ通電してプランジ
ャーを駆動し、入力ポートから流入する流体の圧力を受
けた弁体を、前記圧力に抗して前記入力ポートを閉鎖す
る閉鎖方向へ移動する際には、前記弁体を前記閉鎖方向
へ付勢する前記ソレノイドへの通電に伴う付勢力は、付
勢部材による付勢力によって補助される。
【0009】また、前記付勢部材をコイルスプリングに
より構成するとともに、前記プランジャーに、前記コイ
ルスプリングが収容される収容穴を形成した。
【0010】この場合、電磁弁組立時において、前記プ
ランジャーに形成された収容穴にコイルスプリングを収
容することにより、前述と同様に、前記弁体を前記閉鎖
方向へ付勢する前記ソレノイドへの通電に伴う付勢力
は、コイルスプリングによる付勢力によって補助され
る。また、前記プランジャーは、コイルスプリングが収
容される収容穴が形成されることにより、軽量化が図ら
れる。
【0011】
【実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面にし
たがって説明する。図1は、本実施の形態にかかる三方
電磁弁1を示すものであり、該三方電磁弁1は、従来例
と同様に自動車の自動変速機における油圧回路に用いら
れている。
【0012】この三方電磁弁1のケーシングを形成する
電磁弁本体5は、筒状部6と、該筒状部6の先端側(図
中左方側)を閉鎖する先端壁7と、該先端壁7より突出
した凸状部8とにより形成されており、該凸状部8に
は、ノズル部9が固定されている。前記電磁弁本体5内
には、ボビン10及び該ボビン10に巻かれたコイル1
1からなるソレノイド12が収容されており、該ソレノ
イド12内には、プランジャー13が移動自在に内嵌さ
れている。該プランジャー13は、その基端部がリング
状のヨーク14に包囲されており、該ヨーク14は、中
央部が外方へ突出するとともに、中央に円形穴15が設
けられた円板状のストッパープレート16と共に、前記
電磁弁本体5端部のカシメ部17にて固定されている。
【0013】前記プランジャー13は、円柱状のプラン
ジャー本体21からなり、該プランジャー本体21の先
端には、当該プランジャー本体21の先端面22に当接
するとともに、電磁弁本体5の前記先端壁7に形成され
た貫通穴23を貫通する貫通部24を備えるとともに、
該貫通部24より延出し、電磁弁本体5の前記凸状部8
に形成された連通穴25に遊嵌した状態で挿通するプッ
シュロッド26が設けられている。前記プランジャー本
体21には、基端側へ開口するとともに、平坦な底面2
7を有した収容穴としての有底穴28が形成されてお
り、該有底穴28には、付勢部材としてのコイルスプリ
ング29が収容されている。これにより、前記有底穴2
8に収容され、前記ストッパープレート16により伸張
が規制された前記コイルスプリング29は、前記プラン
ジャー13を先端方向へ付勢するように構成されてい
る。
【0014】前記ノズル部9は、電磁弁本体5の前記凸
状部8に外嵌する大径部31と、該大径部31より先端
側へ突出するとともに、大径部31より小径の小径部3
2とにより一体形成されており、前記大径部31及び前
記小径部32の外周面には、Oリング33,33が外嵌
される溝部34,34が形成されている。また、前記電
磁弁本体5の凸状部8の先端と、この先端に対向した前
記ノズル部9の部位との間には、弁室35が形成されて
おり、該弁室35には、ボール弁36が収容されてい
る。
【0015】該ボール弁36は、前記弁室35よりノズ
ル部9先端へ向けて形成された入力ポート41からの圧
力を受けて後退した際に、図1中矢印A側に示すよう
に、該入力ポート41と、前記小径部32基端に開設さ
れた出力ポート42とを弁室35を介して連通させる一
方、前記プッシュロッド26を介して前記プランジャー
13を後退させ、前記プッシュロッド26が遊嵌した前
記連通穴25を閉鎖するように構成されている。また、
前記ソレノイド12が通電され、該ソレノイド12の磁
力によって前記プランジャー13が先端方向へ移動され
た際には、図1中矢印B側に示すように、前記ボール弁
36は、前記プランジャー13先端のプッシュロッド2
6によって先端方向へ移動され、前記入力ポート41を
閉鎖する一方、前記連通穴25を開放し、前記出力ポー
ト42と、前記凸状部8の側方へ向けて形成されたドレ
ンポート43とを、前記連通穴25を介して連通させる
ように構成されている。
【0016】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、比較的圧力の高いオイルを制御する高圧用の三方電
磁弁1を組み立てる際には、電磁弁本体5にソレノイド
12及びヨーク14を収容するとともに、該ソレノイド
12にプランジャー13を内嵌させる。次に、このプラ
ンジャー13の有底穴28にコイルスプリング29を収
容し、該コイルスプリング29をストッパープレート1
6により縮小させつつ、該ストッパープレート16を、
前記ヨーク14と共に、前記電磁弁本体5の端部をかし
めて固定する。そして、電磁弁本体5の凸状部8の先端
に、ボール弁36をセットし、前記凸状部8にノズル部
9を外嵌させて固定し、該ノズル部9と前記凸状部8と
の間に、ボール弁36が収容された弁室35を形成す
る。
【0017】このようにして形成された三方電磁弁1に
あっては、前記プランジャー13が前記コイルスプリン
グ29により先端方向へ付勢され、ノズル部9に形成さ
れた入力ポート41を開閉するボール弁36が、前記プ
ランジャー13の先端に設けられたプッシュロッド26
により前記先端方向、すなわち、前記入力ポート41を
閉鎖する閉鎖方向へ付勢される。このため、前記ソレノ
イド12へ通電してプランジャー13を駆動し、前記入
力ポート41からの油圧を受けたボール弁36を、前記
油圧に抗して前記閉鎖方向へ移動する際には、前記ボー
ル弁36を前記閉鎖方向へ付勢する前記ソレノイド12
への通電に伴う付勢力を、前記コイルスプリング29に
よる付勢力によって補助することができる。
【0018】したがって、入力ポート41から流入する
オイルの油圧に抗して移動されるボール弁36が、前記
ソレノイド12への通電に伴う付勢力のみによって付勢
される従来の三方電磁弁と比較して、入力ポート41に
加わる油圧の増大に伴うソレノイド12の大型化を防止
することができる。または、前記ソレノイド12におけ
る消費電力を押さえることができる。
【0019】一方、比較的圧力の低いオイルを制御する
低圧用の三方電磁弁1を組み立てる際には、プランジャ
ー13の有底穴28にコイルスプリング29を収容せず
に、ストッパープレート16をヨーク14と共に、電磁
弁本体5に固定する。この場合、入力ポート41からの
油圧に抗して移動されるボール弁36を、前記ソレノイ
ド12への通電に伴う付勢力のみによって付勢すること
ができる。これにより、入力ポート41から流入するオ
イルの圧力が比較的低い低圧回路に適した三方電磁弁1
を形成することができる。
【0020】このように、三方電磁弁1を形成する電磁
弁本体5、ソレノイド12、及びノズル部9等の構成部
品を変更することなく、プランジャー13の有底穴28
にコイルスプリング29を収容するか否かにより、高圧
回路に適した三方電磁弁1と、低圧回路に適した三方電
磁弁1とを形成することができる。さらには、三方電磁
弁1を組み立てる際に、前記プランジャー13の有底穴
28に収容されるコイルスプリング29を、付勢力の異
なるコイルスプリング29に変更することにより、その
適用範囲を広げることができる。したがって、低圧用の
三方電磁弁1から高圧用の三方電磁弁1において、構成
部品の共用化を図ることができる。
【0021】そして、前記プランジャー13には、前記
コイルスプリング29が収容される有底穴28が形成さ
れることにより軽量化が図られるので、ソレノイド12
通電時における応答性が向上する。これにより、三方電
磁弁1の作動特性を向上させることができる。
【0022】なお、本実施の形態にあっては、プランジ
ャー13に有底穴28を形成するとともに、該有底穴2
8にコイルスプリング29を収容した場合を例に挙げて
説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、
プランジャー13の抜けを阻止するストッパープレート
16を板バネにより構成し、該ストッパープレート16
によってプランジャー13を付勢してもよい。
【0023】また、本実施の形態にあっては、弁体とし
てのボール弁36をプランジャー13を介してコイルス
プリング13により付勢したが、前記ボール弁36を板
バネやコイルスプリング等の付勢部材によって直接付勢
してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電磁弁にあ
っては、ソレノイドへ通電してプランジャーを駆動し、
入力ポートから流入する流体の圧力を受けた弁体を、前
記圧力に抗して前記入力ポートを閉鎖する閉鎖方向へ移
動する際には、前記弁体を前記閉鎖方向へ付勢する前記
ソレノイドへの通電に伴う付勢力を、付勢部材による付
勢力によって補助することができる。したがって、入力
ポートから流入する流体の圧力に抗して移動される弁体
が、前記ソレノイドへの通電に伴う付勢力のみによって
付勢される従来の電磁弁と比較して、入力ポートに加わ
る圧力の増大に伴うソレノイドの大型化を防止すること
ができる。又は、前記ソレノイドにおける消費電力を押
さえることができる。
【0025】また、前記付勢部材をコイルスプリングに
より構成するとともに、前記プランジャーに、前記コイ
ルスプリングが収容される収容穴を形成した場合、電磁
弁組立時において、前記プランジャーに形成された収容
穴にコイルスプリングを収容することにより、前記ソレ
ノイドへの通電に伴う付勢力を、前記コイルスプリング
による付勢力によって補助することができる。よって、
前述と同様に、入力ポートに加わる圧力の増大に伴うソ
レノイドの大型化を防止することができ、又は、ソレノ
イドにおける消費電力を押さえることができる。
【0026】一方、前記電磁弁組立時において、前記収
容穴にコイルスプリングを収容しない場合には、入力ポ
ートから流入する流体の圧力に抗して移動される弁体
を、前記ソレノイドへの通電に伴う付勢力のみによって
付勢することができる。これにより、入力ポートから流
入する流体の圧力が低い低圧回路に適した電磁弁を形成
することができる。このように、電磁弁を形成する構成
部品を変更することなく、前記収容穴にコイルスプリン
グを収容するか否かによって、高圧回路に適した電磁弁
と、低圧回路に適した電磁弁とを形成することができ
る。これにより、高圧用及び低圧用の電磁弁において、
構成部品の共用化を図ることができる。
【0027】そして、前記プランジャーは、コイルスプ
リングが収容される収容穴が形成されることにより軽量
化が図られるので、ソレノイド通電時における応答性が
向上する。これにより、電磁弁の作動特性を向上させる
ことができる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】従来の三方電磁弁を示す断面図である。
【符号の説明】
1 三方電磁弁 12 ソレノイド 13 プランジャー 28 有底穴(収容穴) 29 コイルスプリング(付勢部材) 36 ボール弁(弁体) 41 入力ポート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ポートから流入する流体の圧力を受
    けて開作動する弁体が、ソレノイドにおける磁力の発生
    に伴い駆動されるプランジャーにより、前記入力ポート
    を閉鎖する閉鎖方向へ付勢される電磁弁において、 前記弁体を前記閉鎖方向へ付勢する付勢部材を備えたこ
    とを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記付勢部材をコイルスプリングにより
    構成するとともに、前記プランジャーに、前記コイルス
    プリングが収容される収容穴を形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の電磁弁。
JP2919298A 1998-01-27 1998-01-27 電磁弁 Pending JPH11210914A (ja)

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JP2919298A JPH11210914A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 電磁弁

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JP2919298A JPH11210914A (ja) 1998-01-27 1998-01-27 電磁弁

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