JPH11209791A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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- JPH11209791A JPH11209791A JP10016634A JP1663498A JPH11209791A JP H11209791 A JPH11209791 A JP H11209791A JP 10016634 A JP10016634 A JP 10016634A JP 1663498 A JP1663498 A JP 1663498A JP H11209791 A JPH11209791 A JP H11209791A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄性及び起泡性が優れており、皮膚に対す
る刺激性の低い洗浄剤組成物を得る。 【解決手段】 （ａ）ポリオキシエチレン脂肪酸アミド
エーテル硫酸塩１〜４０重量％、（ｂ）ドデシルジメチ
ルアミンオキシド等のアミンオキシド１〜４０重量％及
び（ｃ）パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪
酸アルカノールアミド１〜２０重量％を含有しており、
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）の合計含有量が５〜４０重量
％であり、残部が水である洗浄剤組成物。この洗浄剤組
成物は、特に食器用洗浄剤として好ましい。
る刺激性の低い洗浄剤組成物を得る。 【解決手段】 （ａ）ポリオキシエチレン脂肪酸アミド
エーテル硫酸塩１〜４０重量％、（ｂ）ドデシルジメチ
ルアミンオキシド等のアミンオキシド１〜４０重量％及
び（ｃ）パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド等の脂肪
酸アルカノールアミド１〜２０重量％を含有しており、
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）の合計含有量が５〜４０重量
％であり、残部が水である洗浄剤組成物。この洗浄剤組
成物は、特に食器用洗浄剤として好ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄性及び起泡性
が優れており、しかも皮膚に対する刺激性の低い、特に
食器用洗浄剤として好適な洗浄剤組成物に関する。
が優れており、しかも皮膚に対する刺激性の低い、特に
食器用洗浄剤として好適な洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】食器用
洗浄剤に含まれる界面活性剤としては、洗浄性の目安の
一つとなる起泡性の高さから、アルキルベンゼンスルホ
ネート、α−オレフィンスルホネート、アルキルサルフ
ェート、アルカンスルホネート、エトキシ化されたアル
キルエーテルサルフェート等の陰イオン界面活性剤が使
用されている。しかし、これらの陰イオン界面活性剤
は、種類により程度の差はあるものの皮膚からの脱脂
性、即ち皮膚刺激性があり、それを含む洗浄剤を継続使
用すると手荒れが起きやすいという問題がある。
洗浄剤に含まれる界面活性剤としては、洗浄性の目安の
一つとなる起泡性の高さから、アルキルベンゼンスルホ
ネート、α−オレフィンスルホネート、アルキルサルフ
ェート、アルカンスルホネート、エトキシ化されたアル
キルエーテルサルフェート等の陰イオン界面活性剤が使
用されている。しかし、これらの陰イオン界面活性剤
は、種類により程度の差はあるものの皮膚からの脱脂
性、即ち皮膚刺激性があり、それを含む洗浄剤を継続使
用すると手荒れが起きやすいという問題がある。
【０００３】一方、陰イオン界面活性剤の中でもポリオ
キシエチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩は、上記した
陰イオン界面活性剤に比べると皮膚刺激性が低いことが
知られているが、単独では洗浄性が充分に満足できる程
度ではないという問題がある。
キシエチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩は、上記した
陰イオン界面活性剤に比べると皮膚刺激性が低いことが
知られているが、単独では洗浄性が充分に満足できる程
度ではないという問題がある。
【０００４】そこで本発明は、ポリオキシエチレン脂肪
酸アミドエーテル硫酸塩を基剤として用いた場合でも、
洗浄性及び起泡性が優れており、しかも皮膚に対する刺
激が低く、特に食器用洗浄剤として好適な洗浄剤組成物
を提供することを目的とする。
酸アミドエーテル硫酸塩を基剤として用いた場合でも、
洗浄性及び起泡性が優れており、しかも皮膚に対する刺
激が低く、特に食器用洗浄剤として好適な洗浄剤組成物
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため研究を重ねた結果、洗浄剤基剤としての
ポリオキシエチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩ととも
に、特定の異なる２種の非イオン界面活性剤を特定割合
で組み合わせることにより、３成分が相乗的に作用し、
皮膚に対する低刺激性をさらに高められると同時に、洗
浄性及び起泡性も高められることを見出し、本発明を完
成したものである。
を達成するため研究を重ねた結果、洗浄剤基剤としての
ポリオキシエチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩ととも
に、特定の異なる２種の非イオン界面活性剤を特定割合
で組み合わせることにより、３成分が相乗的に作用し、
皮膚に対する低刺激性をさらに高められると同時に、洗
浄性及び起泡性も高められることを見出し、本発明を完
成したものである。
【０００６】即ち本発明は、（ａ）下記一般式（１）： Ｒ1ＣＯＮＨ（ＣＨ2ＣＨ2Ｏ）nＳＯ3Ｍ （１） [式中、Ｒ1は炭素数７〜２１のアルキル基又はアルケニ
ル基を示し、ｎは平均で２〜１０の数を示し、Ｍはアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又は有機
アミン類に由来する基を示す。]で表されるポリオキシ
エチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩 １〜４０重量
％、（ｂ）下記一般式（２）：
ル基を示し、ｎは平均で２〜１０の数を示し、Ｍはアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又は有機
アミン類に由来する基を示す。]で表されるポリオキシ
エチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩 １〜４０重量
％、（ｂ）下記一般式（２）：
【０００７】
【化３】
【０００８】[式中、Ｒ2は炭素数８〜１８の直鎖もしく
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Ｒ3、
Ｒ4は同一又は異なった炭素数のアルキル基、アルケニ
ル基又はアルカノール基を示す。]で表されるアミンオ
キシド １〜４０重量％及び（ｃ）下記一般式（３）：
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Ｒ3、
Ｒ4は同一又は異なった炭素数のアルキル基、アルケニ
ル基又はアルカノール基を示す。]で表されるアミンオ
キシド １〜４０重量％及び（ｃ）下記一般式（３）：
【０００９】
【化４】
【００１０】[式中、Ｒ5は炭素数７〜１９の直鎖もしく
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、ｐは平
均値が０〜５の数を示し、ｑは平均値が１〜５の数を示
す。]で表される脂肪酸アルカノールアミド １〜２０
重量％を含有しており、（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）の合
計含有量が５〜４０重量％であり、残部が水であること
を特徴とする洗浄剤組成物を提供する。
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、ｐは平
均値が０〜５の数を示し、ｑは平均値が１〜５の数を示
す。]で表される脂肪酸アルカノールアミド １〜２０
重量％を含有しており、（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）の合
計含有量が５〜４０重量％であり、残部が水であること
を特徴とする洗浄剤組成物を提供する。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤組成物で用いる
（ａ）成分は、一般式（１）で表されるポリオキシエチ
レン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩である。
（ａ）成分は、一般式（１）で表されるポリオキシエチ
レン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩である。
【００１２】一般式（１）において、Ｒ1で示されるア
ルキル基又はアルケニル基としては、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、
パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸等に由来するものを
挙げることができる。また、一般式（１）において、ｎ
は平均で２〜１０の数であるが、好ましくは２〜６の数
である。ｎが平均で２以上であると皮膚への刺激性を低
くすることができ、１０以下であると起泡性を高くする
ことができる。さらに、一般式（１）において、Ｍで示
される有機アミンに由来する基としては、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン
に由来する基を挙げることができる。Ｍとしては、ナト
リウム、カリウム等のアルカリ金属が好ましい。
ルキル基又はアルケニル基としては、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、
パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸等に由来するものを
挙げることができる。また、一般式（１）において、ｎ
は平均で２〜１０の数であるが、好ましくは２〜６の数
である。ｎが平均で２以上であると皮膚への刺激性を低
くすることができ、１０以下であると起泡性を高くする
ことができる。さらに、一般式（１）において、Ｍで示
される有機アミンに由来する基としては、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン等のアルカノールアミン
に由来する基を挙げることができる。Ｍとしては、ナト
リウム、カリウム等のアルカリ金属が好ましい。
【００１３】（ａ）成分の組成物中における含有量は、
１〜４０重量％であり、好ましくは５〜３０重量％であ
り、特に好ましくは１０〜２５重量％である。（ａ）成
分の含有量が１重量％以上であると、（ｂ）及び（ｃ）
成分とともに相乗的に作用して洗浄力及び起泡力を高め
ることができ、４０重量％以下であると、（ｂ）及び
（ｃ）成分とともに相乗的に作用して皮膚への刺激性を
低くすることができる。
１〜４０重量％であり、好ましくは５〜３０重量％であ
り、特に好ましくは１０〜２５重量％である。（ａ）成
分の含有量が１重量％以上であると、（ｂ）及び（ｃ）
成分とともに相乗的に作用して洗浄力及び起泡力を高め
ることができ、４０重量％以下であると、（ｂ）及び
（ｃ）成分とともに相乗的に作用して皮膚への刺激性を
低くすることができる。
【００１４】本発明の洗浄剤組成物で用いる（ｂ）成分
は、一般式（２）で表されるアミンオキシドである。
は、一般式（２）で表されるアミンオキシドである。
【００１５】一般式（２）において、Ｒ2としては炭素
数８〜１６の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアル
カノール基が好ましく、Ｒ3、Ｒ4としては同一炭素数の
アルキル基又はアルカノール基が好ましい。これらの中
でも、（ｂ）成分のアミンオキシドとしては、一般式
（２）中のＲ2が炭素数１２〜１４のアルキル基であ
り、Ｒ3及びＲ4がメチル基であるアルキルジメチルアミ
ンオキシドが好ましい。
数８〜１６の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアル
カノール基が好ましく、Ｒ3、Ｒ4としては同一炭素数の
アルキル基又はアルカノール基が好ましい。これらの中
でも、（ｂ）成分のアミンオキシドとしては、一般式
（２）中のＲ2が炭素数１２〜１４のアルキル基であ
り、Ｒ3及びＲ4がメチル基であるアルキルジメチルアミ
ンオキシドが好ましい。
【００１６】（ｂ）成分の組成物中における含有量は、
１〜４０重量％であり、好ましくは３〜３０重量％であ
り、特に好ましくは５〜２０重量％である。（ｂ）成分
の含有量が１重量％以上であると、（ａ）及び（ｃ）成
分とともに相乗的に作用して洗浄力及び起泡力を高める
ことができ、４０重量％以下であると、（ａ）及び
（ｃ）成分とともに相乗的に作用して皮膚への刺激性を
低くすることができる。
１〜４０重量％であり、好ましくは３〜３０重量％であ
り、特に好ましくは５〜２０重量％である。（ｂ）成分
の含有量が１重量％以上であると、（ａ）及び（ｃ）成
分とともに相乗的に作用して洗浄力及び起泡力を高める
ことができ、４０重量％以下であると、（ａ）及び
（ｃ）成分とともに相乗的に作用して皮膚への刺激性を
低くすることができる。
【００１７】本発明の洗浄剤組成物で用いる（ｃ）成分
は、一般式（３）で表される脂肪酸アルカノールアミド
である。
は、一般式（３）で表される脂肪酸アルカノールアミド
である。
【００１８】（ｃ）成分の脂肪酸アルカノールアミドと
しては、一般式（３）中のＲ5ＣＯ−が、天然のパーム
核油に由来する脂肪酸から選ばれる脂肪酸残基であるも
のが好ましい。パーム核油脂肪酸は脂肪酸の混合物であ
り、その代表的な脂肪酸組成は下記に示すようなもので
ある。また、一般式（３）の脂肪酸アルカノールアミド
は、パーム核油の分解反応工程において生成するグリセ
リンを約０．１〜１５重量％含有していてもよい。
しては、一般式（３）中のＲ5ＣＯ−が、天然のパーム
核油に由来する脂肪酸から選ばれる脂肪酸残基であるも
のが好ましい。パーム核油脂肪酸は脂肪酸の混合物であ
り、その代表的な脂肪酸組成は下記に示すようなもので
ある。また、一般式（３）の脂肪酸アルカノールアミド
は、パーム核油の分解反応工程において生成するグリセ
リンを約０．１〜１５重量％含有していてもよい。
【００１９】（パーム核油脂肪酸組成） カプリル酸（Ｃ８） ： ３〜４重量％ カプリン酸（Ｃ１０） ： ３〜７重量％ ラウリン酸（Ｃ１２） ： ４６〜５２重量％ ミリスチン酸（Ｃ１４） ： １４〜１７重量％ パルミチン酸（Ｃ１６） ： ６．５〜１０重量％ ステアリン酸（Ｃ１８） ： １〜２．５重量％ オレイン酸（Ｃ１８；１）： １３〜１９重量％ リノール酸（Ｃ１８；２）： ０．３〜２重量％ 不ケン化物 ： １重量％以下。
【００２０】一般式（３）において、ｐとしては０〜２
が好ましく、ｑとしては１〜３が好ましい。
が好ましく、ｑとしては１〜３が好ましい。
【００２１】（ｃ）成分の組成物中における含有量は、
１〜２０重量％であり、好ましくは２〜１５重量％であ
り、特に好ましくは３〜１０重量％である。（ｃ）成分
の含有量が１重量％以上であると、（ａ）及び（ｂ）成
分とともに相乗的に作用して洗浄力及び起泡力を高める
ことができ、２０重量％以下であると、（ａ）及び
（ｂ）成分とともに相乗的に作用して皮膚への刺激性を
低くすることができる。
１〜２０重量％であり、好ましくは２〜１５重量％であ
り、特に好ましくは３〜１０重量％である。（ｃ）成分
の含有量が１重量％以上であると、（ａ）及び（ｂ）成
分とともに相乗的に作用して洗浄力及び起泡力を高める
ことができ、２０重量％以下であると、（ａ）及び
（ｂ）成分とともに相乗的に作用して皮膚への刺激性を
低くすることができる。
【００２２】本発明の洗浄剤組成物においては、
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）の合計含有量が５〜４０重量
％であり、好ましくは１０〜４０重量％であり、特に好
ましくは１５〜４０重量％である。この合計配合量が５
重量％以上であると、（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）成分が
相乗的に作用して洗浄性及び起泡性を高めることがで
き、４０重量％以下であると、（ａ）、（ｂ）及び
（ｃ）成分が相乗的に作用して皮膚への刺激性を低くす
ることができる。
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）の合計含有量が５〜４０重量
％であり、好ましくは１０〜４０重量％であり、特に好
ましくは１５〜４０重量％である。この合計配合量が５
重量％以上であると、（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）成分が
相乗的に作用して洗浄性及び起泡性を高めることがで
き、４０重量％以下であると、（ａ）、（ｂ）及び
（ｃ）成分が相乗的に作用して皮膚への刺激性を低くす
ることができる。
【００２３】本発明の洗浄剤組成物には、さらに必要に
応じて他の界面活性剤を配合することができる。他の界
面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル等の非イオン界面活性剤、アルキルベタイン、アルキ
ルスルホベタイン等の両性界面活性剤を挙げることがで
きる。他の界面活性剤の配合量は、組成物中において３
〜１０重量％が好ましい。
応じて他の界面活性剤を配合することができる。他の界
面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル等の非イオン界面活性剤、アルキルベタイン、アルキ
ルスルホベタイン等の両性界面活性剤を挙げることがで
きる。他の界面活性剤の配合量は、組成物中において３
〜１０重量％が好ましい。
【００２４】本発明の洗浄剤組成物には、さらに必要に
応じて可溶化剤を配合することができる。この可溶化剤
としては、エタノール、イソプロパノール等の低級アル
コール類、エチレングルコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコール類、
ｐ−トルエンスルホン酸塩、ｍ−キシレンスルホン酸塩
等の芳香族スルホン酸塩類等を挙げることができる。可
溶化剤の配合量は、組成物中において１〜１０重量％が
好ましい。
応じて可溶化剤を配合することができる。この可溶化剤
としては、エタノール、イソプロパノール等の低級アル
コール類、エチレングルコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコール類、
ｐ−トルエンスルホン酸塩、ｍ−キシレンスルホン酸塩
等の芳香族スルホン酸塩類等を挙げることができる。可
溶化剤の配合量は、組成物中において１〜１０重量％が
好ましい。
【００２５】本発明の洗浄剤組成物には、さらに必要に
応じて一般的な洗浄剤への配合成分、例えば、香料、色
素、防腐・防カビ剤、増粘剤を配合することができる。
応じて一般的な洗浄剤への配合成分、例えば、香料、色
素、防腐・防カビ剤、増粘剤を配合することができる。
【００２６】本発明の洗浄剤組成物は、上記した各成分
とともに水を含有するもので各種用途に使用することが
できるものであるが、特に食器用洗浄剤として好まし
い。
とともに水を含有するもので各種用途に使用することが
できるものであるが、特に食器用洗浄剤として好まし
い。
【００２７】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【００２８】実施例１〜５、比較例１〜５ 表１に示す組成の洗浄剤組成物を製造した。なお、残部
の水として水道水を使用した。各洗浄剤組成物につい
て、下記の各試験を行った。結果を表１に示す。
の水として水道水を使用した。各洗浄剤組成物につい
て、下記の各試験を行った。結果を表１に示す。
【００２９】（洗浄性試験）油溶性赤色色素（スダンII
I）０．１重量％で着色したモデル油汚れ（牛脂とナタ
ネ油を１／１の重量比で混合したもの）１．５ｇを、磁
器製の皿（直径２５cm）に均一に塗布し、さらに室温で
３時間以上放置した。この皿を、１．０重量％の洗浄剤
組成物溶液（水温２５℃の３．５゜ＤＨ硬水を使用）３
０ｇをしみ込ませたスポンジを使用してこすり洗いし
た。洗浄性の評価は、油汚れが目視的に完全に取り除け
るまでの皿の枚数により行った。
I）０．１重量％で着色したモデル油汚れ（牛脂とナタ
ネ油を１／１の重量比で混合したもの）１．５ｇを、磁
器製の皿（直径２５cm）に均一に塗布し、さらに室温で
３時間以上放置した。この皿を、１．０重量％の洗浄剤
組成物溶液（水温２５℃の３．５゜ＤＨ硬水を使用）３
０ｇをしみ込ませたスポンジを使用してこすり洗いし
た。洗浄性の評価は、油汚れが目視的に完全に取り除け
るまでの皿の枚数により行った。
【００３０】（起泡性試験）洗浄剤組成物溶液（濃度
０．５重量％；水温２５℃の３．５゜ＤＨ硬水を使用）
に、汚れ成分として市販のバターを０．１重量％となる
ように添加した試験溶液を用い、次の方法により起泡量
を測定し、起泡性を評価した。起泡量は、直径５cmのガ
ラス製円筒に前記試験溶液４０mlを入れ、２０℃で１５
分間回転攪拌を行い、停止直後の泡の高さ（mm）を測定
した。
０．５重量％；水温２５℃の３．５゜ＤＨ硬水を使用）
に、汚れ成分として市販のバターを０．１重量％となる
ように添加した試験溶液を用い、次の方法により起泡量
を測定し、起泡性を評価した。起泡量は、直径５cmのガ
ラス製円筒に前記試験溶液４０mlを入れ、２０℃で１５
分間回転攪拌を行い、停止直後の泡の高さ（mm）を測定
した。
【００３１】（皮膚刺激性試験）洗浄剤組成物溶液（濃
度５重量％；水道水を使用）を３０℃に保ち、２０分間
手を浸したのち、よく水道水で洗浄した。この操作を１
日１回とし、計３日間繰り返した。４日後に被験者５人
の手荒れの状態を目視により観察し、下記の基準により
皮膚刺激性を評価した。結果は５人の平均点により示し
た。平均点が４以上であれば、通常の使用状態において
実用上満足できる程度であると認められる。 ５：手荒れ（皮膚への刺激性）がほとんど認められない ４：手荒れ（皮膚への刺激性）がわずかに認められる ３：手荒れ（皮膚への刺激性）が少し認められる ２：手荒れ（皮膚への刺激性）がかなり認められる １：手荒れ（皮膚への刺激性）が著しく認められる
度５重量％；水道水を使用）を３０℃に保ち、２０分間
手を浸したのち、よく水道水で洗浄した。この操作を１
日１回とし、計３日間繰り返した。４日後に被験者５人
の手荒れの状態を目視により観察し、下記の基準により
皮膚刺激性を評価した。結果は５人の平均点により示し
た。平均点が４以上であれば、通常の使用状態において
実用上満足できる程度であると認められる。 ５：手荒れ（皮膚への刺激性）がほとんど認められない ４：手荒れ（皮膚への刺激性）がわずかに認められる ３：手荒れ（皮膚への刺激性）が少し認められる ２：手荒れ（皮膚への刺激性）がかなり認められる １：手荒れ（皮膚への刺激性）が著しく認められる
【００３２】
【表１】
【００３３】実施例と比較例１、２との比較から明らか
なとおり、（ａ）成分に（ｂ）及び（ｃ）成分を加える
ことにより、洗浄性、起泡性、皮膚刺激性のいずれにお
いても優れた結果が得られた。さらに、実施例と、
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）成分のいずれかを含んでいな
い比較例３〜５との比較から明らかなとおり、（ａ）、
（ｂ）及び（ｃ）成分が相乗的に作用することにより、
比較例３〜５の各試験の合計の平均値と比べると、洗浄
性、起泡性、皮膚への刺激性のすべてが大幅に向上して
いることが確認された。
なとおり、（ａ）成分に（ｂ）及び（ｃ）成分を加える
ことにより、洗浄性、起泡性、皮膚刺激性のいずれにお
いても優れた結果が得られた。さらに、実施例と、
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）成分のいずれかを含んでいな
い比較例３〜５との比較から明らかなとおり、（ａ）、
（ｂ）及び（ｃ）成分が相乗的に作用することにより、
比較例３〜５の各試験の合計の平均値と比べると、洗浄
性、起泡性、皮膚への刺激性のすべてが大幅に向上して
いることが確認された。
【００３４】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物によれば、
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）の３成分を併用することによ
り、洗浄性及び起泡性を高めることができ、しかも皮膚
に対する刺激性を低くすることができる。
（ａ）、（ｂ）及び（ｃ）の３成分を併用することによ
り、洗浄性及び起泡性を高めることができ、しかも皮膚
に対する刺激性を低くすることができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｃ１１Ｄ 1:52）
Claims (4)
- 【請求項１】 （ａ）下記一般式（１）： Ｒ1ＣＯＮＨ（ＣＨ2ＣＨ2Ｏ）nＳＯ3Ｍ （１） [式中、Ｒ1は炭素数７〜２１のアルキル基又はアルケニ
ル基を示し、ｎは平均で２〜１０の数を示し、Ｍはアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又は有機
アミン類に由来する基を示す。]で表されるポリオキシ
エチレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩 １〜４０重量
％、 （ｂ）下記一般式（２）： 【化１】 [式中、Ｒ2は炭素数８〜１８の直鎖もしくは分岐鎖のア
ルキル基又はアルケニル基を示し、Ｒ3、Ｒ4は同一又は
異なった炭素数のアルキル基、アルケニル基又はアルカ
ノール基を示す。]で表されるアミンオキシド １〜４
０重量％及び （ｃ）下記一般式（３）： 【化２】 [式中、Ｒ5は炭素数７〜１９の直鎖もしくは分岐鎖のア
ルキル基又はアルケニル基を示し、ｐは平均値が０〜５
の数を示し、ｑは平均値が１〜５の数を示す。］で表さ
れる脂肪酸アルカノールアミド １〜２０重量％を含有
しており、 （ａ）、（ｂ）及び（ｃ）の合計含有量が５〜４０重量
％であり、残部が水であることを特徴とする洗浄剤組成
物。 - 【請求項２】 （ｂ）成分が、一般式（２）中のＲ２が
アルキル（Ｃ１２〜１４）ジメチルアミンオキシドであ
る請求項１記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項３】 （ｃ）成分において、一般式（３）中の
Ｒ5ＣＯ−が天然のパーム核油に由来するパーム核油脂
肪酸残基である請求項１又は２記載の洗浄剤組成物。 - 【請求項４】 食器用洗浄剤である請求項１、２又は３
記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10016634A JPH11209791A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10016634A JPH11209791A (ja) | 1998-01-29 | 1998-01-29 | 洗浄剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-01-29 JP JP10016634A patent/JPH11209791A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006055570A1 (en) * | 2004-11-15 | 2006-05-26 | The Procter & Gamble Company | Liquid detergent composition for improved low temperature grease cleaning |
| WO2006055569A1 (en) * | 2004-11-15 | 2006-05-26 | The Procter & Gamble Company | Liquid detergent composition for improved low temperature grease cleaning |
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