JPH1120899A - 出荷装置 - Google Patents

出荷装置

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JPH1120899A
JPH1120899A JP17461897A JP17461897A JPH1120899A JP H1120899 A JPH1120899 A JP H1120899A JP 17461897 A JP17461897 A JP 17461897A JP 17461897 A JP17461897 A JP 17461897A JP H1120899 A JPH1120899 A JP H1120899A
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hatch
loading
arm
loading arm
tank truck
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JP17461897A
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Kazuhiko Saotome
和彦 早乙女
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は油液の積込みが行われるハッチ番号
の設定操作に手間がかかることを課題とする。 【解決手段】 出荷装置1は、各機器を制御する出荷制
御装置2と、油液の積み込みを行う出荷ステージ3と、
出荷ステージ3に設けられたローディングアーム4と、
ローディングアーム4の回動位置を検出するアーム回動
角度検出装置5と、ローディングアーム4の回動角度に
基づいてローディングアーム4が挿入されたハッチのハ
ッチ番号を求めるハッチ番号検出装置6とより構成され
ている。出荷制御装置2は、ローディングアーム4の動
作位置から油液が積み込まれるハッチ挿入口のハッチ番
号を判別し、あるいは停止位置検出装置18により検出
されたタンクローリ車7の停止位置に応じてローディン
グアーム4の動作位置を補正して油液が積み込まれるハ
ッチ挿入口のハッチ番号を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は出荷装置に係り、特
に油液が供給されるドロップパイプをタンクローリ車の
ハッチに挿入させて油液を積み込むよう構成した出荷装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】油槽所からガソリンスタンド等へ油液を
配送するための配送手段としては、一般にタンクローリ
車が使用されている。タンクローリ車のタンクは複数の
ハッチに仕切られており、各ハッチには配送先の注文に
応じて例えば1番のハッチにはガソリン、2番のハッチ
には軽油、3番のハッチには灯油といった具合に各ハッ
チごとに異なる油種の油液を積込むことができる。
【0003】一方、タンクローリ車に油液を積み込むた
めの油槽所には、油液の出荷状況を各タンクローリ車毎
に管理するホストコンピュータが設けられている。ま
た、油槽所には、ホストコンピュータに登録された予約
データに基づいてタンクローリ車の各ハッチに液種、数
量をどの様に積み込むかを割り付けるハッチ設定器が設
置されている。
【0004】そして、タンクローリ車が出荷ステージに
到着すると、タンクローリ車の車番カードをカードリー
ダに挿入して車番コードを読み取らせる。これにより、
油槽所のホストコンピュータからは、この車番コードに
対応するタンクローリ車について、タンクのハッチ別に
設定された予約数量からなる予約データが、複数の出荷
ステージの出荷制御装置に出力される。
【0005】次に、作業者はタンクローリ車にアース装
置を接続した後、出荷ステージに油液の液種毎に複数設
けられたローディングアームのうちタンクの各ハッチに
積み込むべき液種のローディングアームを挿入し、この
ローディングアームに設けられているハッチカードリー
ダに当該ハッチのハッチ挿入口に鎖等で取り付けられて
いるハッチカードを読み取らせる。
【0006】続いて、作業者は、ローディングアームの
積込量設定スイッチにより積込量を設定操作し出荷開始
スイッチを操作すれば、出荷制御装置は、ローディング
アームの液種、積込量と予約データの当該ハッチに対応
する予約液種、予約数量とが一致しているのを条件に当
該ハッチへの油液の積み込みを行う。これにより、出荷
ステージの当該ローディングアームに連通されたポンプ
起動及び定量弁の開弁がなされ、タンクローリ車の各ハ
ッチの油液の積み込みが行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
出荷装置では、油液の積込みが行われるハッチのハッチ
番号を認識させるため、ローディングアームに設けられ
たハッチカードリーダに当該ハッチのハッチカードを読
み取らせるハッチカード挿入作業が必要であり、その分
作業者の作業が煩雑となって出荷開始までの準備作業に
手間がかかるといった問題があった。
【0008】また、ハッチカード及びハッチカードリー
ダの代わりにイメージセンサ等により各ハッチ挿入口の
位置を直接検出して油液の積込みを行うハッチ番号を自
動的に検出できるようにしてハッチカード及びハッチカ
ードリーダを不要にすると共に、ハッチカード挿入作業
を無くして出荷装置の省力化を促進することが検討され
ているが、このようなハッチ番号検出方法では、コンピ
ュータにより各ハッチ挿入口を識別させるための画像処
理を行うソフトウエアを開発しなければならず、しかも
ハッチ挿入口の位置を正確に認識するようにするには、
イメージセンサにより各ハッチ挿入口を真上から撮像さ
せる必要があり、ハッチ挿入口位置を正確に求めること
は難しい。
【0009】そこで、本発明は上記問題を解決した出荷
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
の発明は、タンクローリ車のハッチに油液を積み込む出
荷ステージと、一端が油液を給液する給液管路に連通さ
れ、他端が該タンクローリ車のハッチに挿入される挿入
管路とを有する出荷装置において、前記挿入管路の動作
位置を検出する挿入管路位置検出手段と、該挿入管路位
置検出手段により検出された前記挿入管路の動作位置か
ら油液が積み込まれるハッチ挿入口のハッチ番号を判別
するハッチ番号判別手段と、を備えたことを特徴とする
ものである。
【0011】従って、請求項1によれば、挿入管路位置
検出手段により検出された挿入管路の動作位置から油液
が積み込まれるハッチ挿入口のハッチ番号を判別するこ
とができるため、ハッチカード及びハッチカードリーダ
による面倒なハッチ番号の入力作業が不要になり、油液
の積込みを行うハッチ番号が自動的に判別されて油液の
積み込み作業の合理化を図ることができる。また、作業
者の負担を軽減できると共に積込み作業効率をより高め
て積込み時間を短縮できる。
【0012】また、上記請求項2の発明は、前記請求項
1記載の出荷装置であって、前記タンクローリ車が停止
した位置を検出する停止位置検出手段と、該停止位置検
出手段により検出された前記タンクローリ車の停止位置
と該挿入管路位置検出手段により検出された前記挿入管
路の動作位置から油液が積み込まれるハッチ挿入口のハ
ッチ番号を判別するハッチ番号判別手段と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0013】従って、請求項2によれば、タンクローリ
車の停止位置と挿入管路の動作位置から油液が積み込ま
れるハッチ挿入口のハッチ番号を判別するため、タンク
ローリ車の停止位置がずれてハッチ挿入口の位置が変動
しても自動的にハッチ挿入口の位置を補正することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は出荷装置の一実施例の概
略構成図である。油槽所に設置された出荷装置1は、大
略、各機器を制御する出荷制御装置2と、油液の積み込
みを行う出荷ステージ3と、出荷ステージ3に設けられ
たローディングアーム(挿入管路)4と、ローディング
アーム4の回動位置を検出するアーム回動角度検出装置
(挿入管路位置検出手段)5と、アーム回動角度検出装
置5により検出されたローディングアーム4の回動角度
に基づいてローディングアーム4が挿入されたハッチの
ハッチ番号を求めるハッチ番号検出装置(ハッチ番号判
別手段)6とより構成されている。
【0015】また、出荷制御装置2のメモリ2aには、
後述するようにアーム回動角度検出装置5により検出さ
れたローディングアーム4の動作位置から油液が積み込
まれるハッチ挿入口のハッチ番号を判別するハッチ番号
判別プログラム(ハッチ番号判別手段)、及び停止位置
検出装置18により検出されたタンクローリ車7の停止
位置に応じてアーム回動角度検出装置5により検出され
たローディングアーム4の動作位置を補正して油液が積
み込まれるハッチ挿入口のハッチ番号を判別するハッチ
番号判別プログラム(ハッチ番号判別手段)とを有す
る。
【0016】油槽所に到着したタンクローリ車7の運転
者は、事務所で積込みデータ(配送先、油種、数量等)
が記載された伝票を受け取った後、タンクローリ車7を
出荷ステージ3に移動させる。そして、出荷ステージ3
の近傍に設置されたカードリーダ8に車番カード(図示
せず)を挿入すると、車番カードに記憶された車番デー
タがカードリーダ8で読み取られて出荷制御装置2に登
録される。
【0017】タンクローリ車7はタンク9内が複数のハ
ッチに仕切られており、各ハッチの容量は例えば1キロ
リットル、2キロリットル、4キロリットルといった具
合に異なっている。そして、タンクローリ車7が出荷ス
テージ3に到着すると、作業者は注文のあった油種の数
量を積込み設定器10により設定してタンク9の各ハッ
チに積み込む。
【0018】積込み設定器10には、積込量を設定する
積込量設定スイッチ10a,出荷開始させるスタートス
イッチ10b,出荷を停止させる停止スイッチ10cが
配設されている。そして、後述するようにローディング
アーム4がタンクローリ車7のハッチに挿入された後、
積込み設定器10のスタートスイッチ10bが操作され
ると油液の積込みが開始される。
【0019】出荷ステージ3には、上記出荷制御装置
2、カードリーダ8、積込み設定器10の他にリモート
スイッチボックス11,アース装置12等が設けられて
いる。リモートスイッチボックス11は、タンクローリ
車7はタンク9への積込みを開始する際に操作されるリ
モートスイッチ11aを有し、アース装置12はコネク
タ12aがタンクローリ車7の車体に接続されてタンク
ローリ車7で生じた静電気をアースするように設けられ
ている。
【0020】また、出荷ステージ3には、貯留タンク
(図示せず)に貯留された油液を給送する給液管路13
が配設されており、この給液管路13には、ポンプ1
4,ストレーナ15,流量計16,定量弁17が配設さ
れている。さらに、給液管路13の先端はローディング
アーム4に接続されている。そのため、後述するように
積込み設定器10により積込み量が設定されてスタート
スイッチ10bが操作されると、出荷制御装置2はポン
プスタータ14aに起動信号を出力してポンプ14を起
動させると共に、定量弁17を開弁させる。そして、給
液管路13の定量弁17が開弁されると、ポンプ14に
より圧送された油液は、ストレーナ15で濾過された
後、流量計16で流量を計測されて給液管路13及びロ
ーディングアーム4を介してタンクローリ車7のハッチ
に積み込まれる。
【0021】図2は出荷ステージ3の両側にタンクロー
リ車7を停止させた状態を示す平面図である。本実施例
の場合、出荷ステージ3には4本のローディングアーム
4A〜4Dが設けられている。各ローディングアーム4
A〜4Dは、出荷ステージ3上の立ち上がり部分を支点
として水平方向に旋回することができ、タンクローリ車
7はローディングアーム4A〜4Dの移動範囲A〜D
(図2中、2点鎖線で示す積込み可能範囲)内に入るよ
うに停止させる。
【0022】すなわち、タンクローリ車7の作業者は、
タンクローリ車7が停止位置検出装置18により検出さ
れる所定停止位置にタンクローリ車7を停止させると、
タンク9の上部に配設されたハッチ挿入口32a〜32
bがローディングアーム4A〜4Dの移動範囲A〜D内
に位置させることができる。また、出荷ステージ3の両
側には、タンクローリ車7が積込みのために停止する停
止エリア(ローディングアーム4の回動範囲内)が決め
られており、この停止エリアにはタンクローリ車7が油
液の積込みを行うのに適した所定の停止位置に停止した
ことを検出する停止位置検出装置(停止位置検出手段)
18が設けられている。
【0023】尚、本実施例では、停止位置検出装置18
がタンクローリ車7の運転席の前側に取り付けられたフ
ロントバンパ7aを検出する高さ位置に設けられてい
る。そのため、運転者は、タンクローリ車7のフロント
バンパ7aが停止位置検出装置18により検出されるよ
うにタンクローリ車7を停止させる。停止位置検出装置
18は、例えば3組の赤外線センサ等よりなり、赤外線
を発光する3個の赤外線発光素子18a(18a1 〜1
8a3 )と、赤外線発光素子18a(18a1 〜18a
3 )からの赤外線を受光する3個の赤外線受光素子18
b(18b1 〜18b3 )とからなる。
【0024】3個の赤外線発光素子18a(18a1
18a3 )及び赤外線受光素子18b(18b1 〜18
3 )は、例えばタンクローリ車7のフロントバンパ7
aの停止位置I〜III が0.5m間隔で3段階に設置さ
れており、タンクローリ車7の積込み位置が1.5mの
範囲で設定されている。従って、運転者は、タンクロー
リ車7の停止位置(積込み位置)を厳密に守る必要がな
く、停止位置検出装置18により検出可能な停止範囲
(1.5mの範囲)内にフロントバンパ7aが停止すれ
ば良いので、タンクローリ車7の停止位置に神経を使わ
ずに済む。
【0025】そして、各赤外線受光素子18b(18b
1 〜18b3 )は、タンクローリ車7が停止エリアに到
着するまでは赤外線発光素子18a(18a1 〜18a
3 )からの赤外線を受光しているので、オン状態であ
る。すなわち、タンクローリ車7が停止エリアの停止位
置Iで停止した場合、タンクローリ車7のフロントバン
パ7aが1番目の赤外線受光素子18b1 をオフにす
る。このとき、2番目の赤外線受光素子18b2 と3番
目の赤外線受光素子18b3 が共にオンである。
【0026】また、タンクローリ車7が停止エリアの停
止位置IIで停止した場合、タンクローリ車7のフロント
バンパ7aが2番目の赤外線受光素子18b2 をオフに
する位置で停止するため、1番目の赤外線受光素子18
1 と2番目の赤外線受光素子18b2 が共にオフで3
番目の赤外線受光素子18b3 のみがオンである。そし
て、タンクローリ車7が停止エリアの停止位置III で停
止した場合、タンクローリ車7のフロントバンパ7aが
3番目の赤外線受光素子18b3 をオフにする位置で停
止するため、全ての赤外線受光素子18b1 〜18b3
がオフとなる。
【0027】図3は油液を積み込む前の出荷ステージの
状態を示す図である。出荷ステージ3には、タンクロー
リ車7のタンク9上に乗り移るためのスイングステージ
22が設けられている。このスイングステージ22に
は、垂直状態又は水平状態であることを検出するための
スイングステージ位置検出センサ23が取り付けられて
いる。
【0028】スイングステージ22は、一端が出荷ステ
ージ3に回動自在に支持されており、タンクローリ車7
が到着するまでは垂直状態に保持されている。また、ロ
ーディングアーム4は、垂直方向に延在するドロップパ
イプ36の端部が出荷ステージ3の縁に設けられたアー
ム掛止部24に掛止されている。そして、タンクローリ
車7が出荷ステージ3の所定停止位置に到着すると、後
述するように作業者が出荷ステージ3とタンクローリ車
7のタンク8上との間を橋渡しするように水平状態に回
動される。
【0029】また、タンクローリ車7が停止する位置に
は、タンクローリ車7が所定停止位置I〜III の何れか
に到着したことを知らせる表示ランプ25と、ローディ
ングアーム4が移動中であることを知らせる表示ランプ
26と、ローディングアーム4が積込み終了後格納位置
に戻っていない場合にタンクローリ車7がローディング
アーム4を持っていかないようにローディングアーム4
の異常を報知する警報機27を有する表示部28が設け
られている。
【0030】従って、作業者は、停止位置検出センサ1
8によりタンクローリ車7が検出されて表示ランプ25
が点滅したときにタンクローリ車7を停止させると、タ
ンクローリ車7への積込みが支障なく行える。そして、
タンクローリ車7への積込みが終了して表示ランプ26
が点滅している間にローディングアーム4が積込み位置
から格納位置に戻され、表示ランプ26が消灯するとロ
ーディングアーム4がアーム掛止部24に掛止されて格
納位置に復帰したことが確認され、且つ警報機27がア
ラームを発しないときはタンクローリ車7を出車させる
ことができる。
【0031】しかし、警報機27からアラームが発せら
れたときは、タンクローリ車7を停止させてローディン
グアーム4の位置を確認する必要がある。図4はローデ
ィングアームを水平方向からみた側面図、図5はローデ
ィングアームを上方からみた平面図である。各ローディ
ングアーム4A〜4Dは、夫々同一な構成となってお
り、出荷ステージ3から起立する垂直部33と、垂直部
33の上端から水平方向に延在する第1アーム34と、
第1アーム34の先端に回動可能に連結された第2アー
ム35と、第2アーム35の先端から下方に延在しハッ
チの挿入口に挿入されるドロップパイプ36とからな
る。
【0032】第1アーム34の一端は、垂直部33の上
端にスイベル継手37を介して水平方向に回動自在に連
結されている。第1アーム34の他端には、第2アーム
35の一端がスイベル継手38,39を介して水平方向
及び上下方向に回動自在に連結されている。さらに、第
2アーム35の他端には、スイベル継手40を介してド
ロップパイプ36が垂直状態を保つように回動自在に連
結されている。そして、第2アーム35の一端とスイベ
ル継手38との間を連通する連通管35aには、第2ア
ーム35を上下方向の駆動してドロップパイプ36を昇
降させるエアシリンダ機構41が設けられている。エア
シリンダ機構41は、シリンダ41aの端部が連通管3
5aの連結部35bに連結され、シリンダ41a内を往
復移動するピストンロッド41bの端部が第2アーム3
5の中間部分35cに連結されている。
【0033】従って、エアシリンダ機構41に圧縮空気
が供給されると、ピストンロッド41bがシリンダ41
a内を往復移動して伸縮する。これにより、第2アーム
35は、ピストンロッド41bの突出長さに応じて上下
方向に回動してドロップパイプ36を昇降させる。よっ
て、ドロップパイプ36はエアシリンダ機構41により
自動的にハッチへの挿入あるいは引上げが行われる。
【0034】また、給液管路13に接続された垂直部3
3には、ローディングアーム4を水平方向に旋回したと
きの回動角度を測定するアーム回動角度検出装置5が設
けられている。このアーム回動角度検出装置5は、垂直
部33のブラケット33aに支持され第1アーム34の
回動角度(α)を検出する第1ロータリエンコーダ45
と、第1アーム34の回動を第1ロータリエンコーダ4
5に伝達する複数のギヤ46a,46b等からなる伝達
機構46と、第2アーム35の回動角度(β)を検出す
る第2ロータリエンコーダ47と、第2アーム35の回
動を第2ロータリエンコーダ47に伝達する伝達機構4
8とからなる。
【0035】そして、アーム回動角度検出装置5は、ロ
ータリエンコーダ45,47から出力されたパルスを積
算してアーム34,35の回動角度α,βを演算する回
動角度演算回路49と、回動角度演算回路49により求
められたアーム34,35の回動角度α,βを停止位置
検出装置18により検出されたタンクローリ車7の停止
位置I〜III に応じて補正する回動角度補正回路50と
を有する。
【0036】作業者は、積込み作業前に後述するように
カードリーダ8に車番カード(図示せず)を挿入し、ア
ース装置12のコネクタ12aをタンクローリ車7の車
体に接続した後、ローディングアーム4を格納位置から
積込み位置に手動操作で水平方向に旋回させる。また、
作業者は、タンクローリ車7への積込みが終了してアー
ス装置12のコネクタ12aがタンクローリ車7の車体
から外された後、ローディングアーム4を積込み位置か
ら格納位置に復帰させるように水平方向に回動操作す
る。
【0037】このように、アーム34,35が水平方向
に旋回されると、ロータリエンコーダ45,47から出
力されたパルス数によりアーム34,35の回動角度
α,βが検出され、アーム34,35の回動角度α,β
からローディングアーム4の先端で垂下方向に延在する
ドロップパイプ36の位置、すなわちドロップパイプ3
6が挿入された挿入口のハッチ番号を判別することがで
きる。
【0038】図6は出荷制御装置2に記憶されたデータ
を模式的に示す図である。出荷制御装置2の記憶部2a
には、予約データテーブル30Aと、アームデータテー
ブル30Bと、タンクローリ車7の寸法データテーブル
30Cが格納されている。予約データテーブル30Aに
は、各タンクローリ車7毎の車番、ハッチ番号、油種、
数量等のデータが記憶されており、アームデータテーブ
ル30Bには各ローディングアーム4のアーム番号、油
種が記憶されている。
【0039】また、ローディングアーム回動角度データ
テーブル30Cには、各タンクローリ車7の車番毎の各
ハッチ挿入口の位置に対するローディングアーム4のア
ーム34,35の回動角度α1 〜αn ,β1 〜βn …等
のデータが記憶されている。従って、ローディングアー
ム4の回動角度α,βを検出してローディングアーム回
動角度データテーブル30Cに記憶された回動角度α1
〜αn ,β1 〜βn と比較することによりハッチ番号を
判別することが可能になる。
【0040】図7はローディングアーム4のドロップパ
イプ36がタンクローリ車7のハッチに挿入された状態
を示す図である。積込み作業を行う際は、作業者はカー
ドリーダ8に車番カード(図示せず)を挿入して車番デ
ータを読み込ませた後、アース装置12のコネクタ12
aをタンクローリ車7の車体に接続する。その後、作業
者は、ハッチ挿入口32a〜32bの蓋を開く。そし
て、出荷制御装置2は、停止位置検出装置18からの検
出信号によりタンクローリ車7の停止位置を読み込むと
共に、カードリーダ8から出力された車番データに対応
する当該タンクローリ車7の予約データ、各ローディン
グアーム4の油種データ、ローディングアーム回動角度
データ(図6参照)を出荷制御装置2の記憶部2aから
読み出す。
【0041】その後、ドロップパイプ36がハッチ挿入
口32a〜32bのいずれかに挿入されると、ローディ
ングアーム4の回動角度(ロータリエンコーダ45,4
7により検出されたアーム34,35の回動角度α,
β)とローディングアーム回動角度データとを比較して
ハッチ番号を求め、このハッチ番号にローディングアー
ム4の油種を積込み油種として登録する。そして、積込
み設定器10のスタートスイッチ10bがオンに操作さ
れると、当該ハッチへの油液の積込みが行われる。作業
者は、全ての積込みが終了すると、ハッチ挿入口32a
〜32bの蓋を閉蓋する。
【0042】ここで、油槽所において、タンクローリ車
7のハッチに油液を積み込む際、出荷制御装置2が実行
する制御処理につき図8のフローチャートを参照して説
明する。出荷制御装置2は、図8のステップS1(以下
「ステップ」を省略する)において、タンクローリ車7
の停止位置を読み込む。すなわち、出荷ステージ3の停
止エリアに設けられた停止位置検出装置18の赤外線発
光素子18a(18a1〜18a3 )の作動状態をから
タンクローリ車7の停止位置(I〜III)を判別する。タ
ンクローリ車7の停止位置が検出されると、S2に進
み、アース装置12のコネクタ12aをタンクローリ車
7の車体に接続されたことを確認する。
【0043】次のS3では、カードリーダ8に挿入され
た車番カード(図示せず)から当該タンクローリ車7の
車番データを読み込む。そして、S4において、カード
リーダ8から読み込んだ車番データに対応する予約デー
タを記憶部2aに記憶されているか否かを判定する。S
5で車番データに対応する予約データが記憶部2aに記
憶されていることが確認されたときは、S6に進み、こ
の予約データに対応する油種のローディングアーム4を
判別する。
【0044】ここで、作業者は、積込むべき油種のロー
ディングアーム4のアーム34,35を回動操作してド
ロップパイプ36を対応するハッチのアーム挿入口32
a〜32bに挿入させる。S7で該当する油種のローデ
ィングアーム4があるときは、S8に進み、該当する油
種のローディングアーム4の回動角度、すなわちロータ
リエンコーダ45,47により検出されたアーム34,
35の回動角度α,βを読み込む。
【0045】続いて、S9に進み、アーム34,35の
回動動作が停止したことを確認すると、S10に進み、
アーム34,35の回動角度α,βを停止位置検出装置
18の赤外線受光素子18b(18b1 〜18b3 )か
ら出力信号により検出されたタンクローリ車7の停止位
置I〜III に応じて補正した後、補正されたローディン
グアーム4の回動角度(ロータリエンコーダ45,47
により検出されたアーム34,35の回動角度α,β)
とローディングアーム回動角度データ(図6参照)とを
比較してハッチ番号を求める。
【0046】このように、ハッチ番号がローディングア
ーム4の回動角度α,βに基づいて自動的に設定される
ため、従来使用していたハッチカード及びハッチカード
リーダによる面倒なハッチ番号の入力作業を不要にして
積み込み作業の合理化を図ることができる。そのため、
作業者の負担を軽減できると共に積込み作業効率をより
高めて積込み時間を短縮できる。
【0047】その後、作業者は、積込み設定器10の積
込量設定スイッチ10aを操作して当該ハッチへの積込
量を設定した後、スタートスイッチ10bをオンに操作
して当該ハッチへの積込みを開始させる。次の、S11
では、積込み設定器10で積込量が設定された後、スタ
ートスイッチ10bがオンに操作されたかどうかをチェ
ックする。S11でスタートスイッチ10bがオンに操
作されたことが確認されると、S12に進み、給液管路
13のポンプ14を駆動し、且つ定量弁17を開弁させ
て積込みを開始する。
【0048】このようにして、タンクローリ車7のハッ
チへ油液の積込みが行われる。そして、ハッチへ積み込
まれた油量は、流量計16により計測される。次のS1
3では、積込みが終了したかどうかをチェックする。す
なわち、流量計16から出力された流量パルスを積算し
て総積込み量を求め、総積込み量が当該ハッチの容量に
達した時点で、定量弁17を閉弁させて積込みを終了す
る。
【0049】そして、ハッチへの積込みが終了すると、
作業者は、ドロップパイプ36をアーム挿入口32a〜
32bから引き抜いて次の積込み作業ぬ移る。また、出
荷制御装置2は、S14に進み、当該ハッチのハッチ番
号に対応させて積み込まれた油種、積込み量を記憶部2
aに登録する。また、上記S5で車番データに対応する
予約データが記憶部2aに記憶されていないとき、ある
いはS7で該当する油種のローディングアーム4がない
ときはS15に進み、ランプ、ブザー、音声等によりエ
ラーを報知する。
【0050】次に、積込み終了後の処理につき図9のフ
ローチャートを参照して説明する。S16では、未積込
み予約があるかどうかをチェックしており、未積込み予
約が残っているときは、前述したS6に戻り、S6以降
の処理を実行する。しかし、S16で予約された油種、
数量が全て積み込まれたときは、S17に進み、全予約
を積込み完了したことを記憶させる。
【0051】そして、全ての積込みが終了すると、作業
者は、ローディングアーム4を出荷ステージ3の格納位
置に復帰させ、各ハッチ挿入口32a〜32bの蓋を閉
蓋する。その後、スイングステージ22が垂直状態にし
た後、アース装置12をタンクローリ車7から外す。次
のS18では、スイングステージ22が垂直状態に上昇
されたかどうかをチェックする。すなわち、スイングス
テージ位置検出センサ23がオンであれば、スイングス
テージ22が垂直状態であると判定してS19に進み、
アース装置12がタンクローリ車7から外されたかどう
かをチェックする。
【0052】アース装置12がタンクローリ車7から外
れていないときは、S20に移行して警報機27により
報知する。また、スイングステージ位置検出センサ23
がオンであり、且つアース装置12がタンクローリ車7
に接続されていないときは、S21に進み、ローディン
グアーム4が格納位置に戻されたかどうかをチェックす
る。すなわち、アーム34,35の回動角度α,βが格
納位置の角度α0 ,β 0 に戻されたことをロータリエン
コーダ45,47により検出されたかどうかを確認す
る。
【0053】そして、S21において、ローディングア
ーム4が格納位置に復帰されたことが確認されると、S
22に進み、表示ランプ26によりローディングアーム
4が格納されたことを報知する。その後、作業者は、タ
ンクローリ車7を出荷ステージ3から出車させる。尚、
上記実施例では、ローディングアーム4を水平方向に旋
回させる構成を用いて説明したが、これに限らず、例え
ばドロップパイプ36がX,Y方向に移動可能に吊下さ
れた天井クレーン式のものにも適用できるのは勿論であ
る。
【0054】また、上記実施例では、停止位置検出装置
18として赤外線発光素子18a(18a1 〜18
3 )と赤外線受光素子18b(18b1 〜18b3
とが設けられた構成を一例として挙げたが、これに限ら
ず、例えばタンクローリ車7のタイヤにかかる荷重を地
面に埋設されたロードセルにより検出してタンクローリ
車7の停止位置を求める構成としても良い。
【0055】
【発明の効果】上述の如く、請求項1によれば、挿入管
路位置検出手段により検出された挿入管路の動作位置か
ら油液が積み込まれるハッチ挿入口のハッチ番号を判別
することができるため、ハッチカード及びハッチカード
リーダによる面倒なハッチ番号の入力作業が不要にな
り、油液の積込みを行うハッチ番号が自動的に判別され
て油液の積み込み作業の合理化を図ることができる。ま
た、作業者の負担を軽減できると共に積込み作業効率を
より高めて積込み時間を短縮できる。
【0056】また、請求項2によれば、タンクローリ車
の停止位置と挿入管路の動作位置から油液が積み込まれ
るハッチ挿入口のハッチ番号を判別するため、タンクロ
ーリ車の停止位置がずれてハッチ挿入口の位置が変動し
ても自動的にハッチ挿入口の位置を補正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出荷装置の一実施例を説明するための
概略構成図である。
【図2】出荷ステージの両側にタンクローリ車が停車し
た状態を示す平面図である。
【図3】油液を積み込む前の出荷ステージの状態を示す
図である。
【図4】ローディングアームを水平方向からみた側面図
である。
【図5】ローディングアームを上方からみた平面図であ
る。
【図6】出荷制御装置に記憶されたデータを模式的に示
す図である。
【図7】ローディングアームがタンクローリ車のハッチ
に挿入された状態を示す図である。
【図8】出荷制御装置が実行する制御処理のフローチャ
ートである。
【図9】図8のフローチャートに続いて実行される制御
処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 出荷装置 2 出荷制御装置 3 出荷ステージ 4 ローディングアーム 5 アーム回動角度検出装置 6 ハッチ番号検出装置 7 タンクローリ車 8 カードリーダ 9 タンク 10 積み込み設定器 11 リモートスイッチボックス 12 アース装置 13 給液管路 14 ポンプ 17 定量弁 18 停止位置検出装置 18a(18a1 〜18a3 ) 赤外線発光素子 18b(18b1 〜18b3 ) 赤外線受光素子 24 アーム掛止部 34 第1アーム 35 第2アーム 36 ドロップパイプ 45 第1ロータリエンコーダ 47 第2ロータリエンコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクローリ車のハッチに油液を積み込
    む出荷ステージと、一端が油液を給液する給液管路に連
    通され、他端が該タンクローリ車のハッチに挿入される
    挿入管路とを有する出荷装置において、 前記挿入管路の動作位置を検出する挿入管路位置検出手
    段と、 該挿入管路位置検出手段により検出された前記挿入管路
    の動作位置から油液が積み込まれるハッチ挿入口のハッ
    チ番号を判別するハッチ番号判別手段と、 を備えたことを特徴とする出荷装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の出荷装置であって、 前記タンクローリ車が停止した位置を検出する停止位置
    検出手段と、 該停止位置検出手段により検出された前記タンクローリ
    車の停止位置と該挿入管路位置検出手段により検出され
    た前記挿入管路の動作位置から油液が積み込まれるハッ
    チ挿入口のハッチ番号を判別するハッチ番号判別手段
    と、 を備えたことを特徴とする出荷装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109368586A (zh) * 2018-10-16 2019-02-22 新疆先达智控科技有限公司 一种悬臂式火车全自动鹤管自动对准罐口的方法及悬臂式火车全自动鹤管

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109368586A (zh) * 2018-10-16 2019-02-22 新疆先达智控科技有限公司 一种悬臂式火车全自动鹤管自动对准罐口的方法及悬臂式火车全自动鹤管
CN109368586B (zh) * 2018-10-16 2024-02-20 新疆先达智控科技有限公司 一种悬臂式火车全自动鹤管自动对准罐口的方法及悬臂式火车全自动鹤管

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