JPH11208981A - 記録媒体排出装置 - Google Patents

記録媒体排出装置

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JPH11208981A
JPH11208981A JP1368698A JP1368698A JPH11208981A JP H11208981 A JPH11208981 A JP H11208981A JP 1368698 A JP1368698 A JP 1368698A JP 1368698 A JP1368698 A JP 1368698A JP H11208981 A JPH11208981 A JP H11208981A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置から排出された用紙を、高速で
仕分けおよび収納し得る記録媒体排出装置を提供するこ
とにある。 【解決手段】 所定の画像が形成された用紙は、導入路
21から受け入れられ、搬送ローラ24および切換フラ
ッパ25によって、複数の排紙ローラ22のうちの特定
の排紙ローラ22に搬送され、搬送されてきた用紙は、
その排紙ローラ22によって、その排紙ローラ22に対
応して設けられている特定のビン23に排出される。そ
のため、導入路21から受け入れられた用紙は、搬送ロ
ーラ24、切換フラッパ25および排紙ローラ22によ
って、その搬送速度が落ちることなく、確実に各ビン2
3に収容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体排出装
置、詳しくは、プリンタなどの画像形成装置から排出さ
れる用紙などの記録媒体を受けて、仕分け、収納する記
録媒体排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機、プリンタ、ファクシ
ミリなどの画像形成装置から排出される用紙などの記録
媒体を受けて、仕分け、収納するための記録媒体排出装
置が知られている。この種の記録媒体排出装置として、
たとえば、特開平1−197277号公報には、用紙を
収容する複数のビンと、画像形成装置から排出される用
紙を受け取って所定の排出位置へ排出する1組の搬送ロ
ーラ対とを備え、固定された搬送ローラ対の排出位置
に、複数のビンが上下に昇降移動することによって、各
ビンに用紙が仕分けされるものが記載されている。ま
た、特開平8−259093号公報には、固定された複
数のビンと、画像形成装置から排出される用紙を、複数
のビンの整列方向に搬送する移動ベルトと、各ビン毎に
対応して設けられ、移動ベルトによる用紙の搬送方向を
変更して対応するビンに用紙を案内するゲートとを備え
たものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、画像形
成処理の高速化が要求されるにつれて、画像形成装置か
ら排出される用紙の仕分け、収納処理の高速化が要求さ
れている。一方、固定された搬送ローラ対の排出位置
に、複数のビンが上下に昇降移動するものでは、ビンの
昇降に時間がかかり、仕分け、収納処理の高速化を図る
ことが困難である。また、画像形成装置から排出される
用紙を、移動ベルトによって搬送し、ゲートによって搬
送方向を変更して各ビンに排出するものでは、移動ベル
トから各ビンへ用紙を送り出すときの用紙とビンとの間
の抵抗が大きいと、用紙の後端部を確実にビンへ排出で
きないおそれがあり、用紙の詰まりなどを生ずる可能性
がある。
【0004】本発明は、上記した問題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、画像形
成装置から排出された用紙等の記録媒体を、高速でかつ
確実に仕分けおよび収納し得る記録媒体排出装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、所定の画像が形成された
記録媒体を受け入れる導入部と、受け入れられた前記記
録媒体を排出するための複数の排出手段と、前記排出手
段によって排出された前記記録媒体を収容するために、
各前記排出手段に対応してそれぞれ設けられる複数の収
容部と、前記導入部から受け入れられた前記記録媒体を
各前記排出手段に搬送するための搬送手段と、前記導入
部から受け入れられた前記記録媒体を特定の前記排出手
段に向けて搬送するために、搬送方向を切り換える切換
手段とを備えていることを特徴としている。
【0006】このような構成によると、所定の画像が形
成された記録媒体は、導入部から受け入れられ、搬送手
段および切換手段によって、複数の排出手段のうちの特
定の排出手段に搬送され、搬送されてきた記録媒体は、
その排出手段によって、その排出手段に対応して設けら
れている収容部に排出される。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の発明において、各前記収容部が着
脱自在に設けられていることを特徴としている。各収容
部が着脱自在であると、たとえば、通常時は各収容部を
装着しておいて、仕分け処理用として使用できるととも
に、多数の記録媒体を積載したいときには、任意の収納
部を取り外すことによって、その収容部が取り外された
空間を記録媒体が収容される空間として使用することが
でき、より多くの記録媒体を収容するスタッカーとして
使用することができる。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、各前記収容部によって収容さ
れる前記記録媒体が、当該収容部において所定量となっ
たことを検知する収容量検知手段をさらに備え、前記導
入部から受け入れられた前記記録媒体が、前記搬送手段
および前記切換手段によって特定の排出手段に搬送さ
れ、特定の収容部に収容される状態において、その特定
の収容部に収容された前記記録媒体が所定量となったこ
とを前記収容量検知手段が検知した場合に、前記記録媒
体が所定量となったことを検知していない他の収容部
に、前記記録媒体を搬送するように前記切換手段を切り
換える、排出制御手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0008】このような構成によると、特定の収容部に
収容される記録媒体が所定量となった時には、その所定
量となったことが収容量検知手段によって検知され、次
いで、排出制御手段によって、その所定量となった収容
部から、記録媒体が所定量となったことが検知されてい
ない収容部、つまり、記録媒体が所定量に満たない収容
部に記録媒体が搬送されるように切換手段が切り換えら
れる。そのため、記録媒体が搬送されている特定の収容
部が所定量となれば、自動的に、順次、所定量に満たな
い収容部に記録媒体が搬送される。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記複数の収容部は、整列状態で配置
され、その整列方向に並ぶ収容部の順番に、前記記録媒
体が順次搬送されるように前記切換手段を切り換える、
順排出制御手段をさらに備えていることを特徴としてい
る。順排出制御手段によって、記録媒体が搬送されてい
る特定の収容部が所定量となれば、整列方向に並ぶ収容
部の順番に、記録媒体が順次搬送され、各収容部に収容
されていくので、収容される記録媒体は、複数の収容部
にランダム状態で収容されることなく、整理された状態
で収容できる。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の記録媒体排出装置を、画像形成装
置と組み合わせて使用することを特徴としている。画像
形成装置と組み合わされて使用されることにより、画像
形成装置から排出される記録媒体を、高速かつ円滑に仕
分けおよび収納することができる。請求項6に記載の発
明は、請求項5に記載の発明において、前記画像形成装
置は、所定の画像が形成された記録媒体を排出するため
の排出部と、前記排出部から排出される記録媒体を受け
取る受け部と、前記受け部で受け取られた記録媒体が所
定量となったことを検知する受け量検知手段とを備え、
前記導入部は前記排出部に連結されるとともに、前記受
け部に収容された前記記録媒体が所定量となったことを
前記受け量検知手段が検知した場合に、前記記録媒体の
排出方向を前記導入部に切り換える、選択排出手段をさ
らに備えていることを特徴としている。
【0011】このような構成によると、所定の画像が形
成された記録媒体が、画像形成装置の受け部に排出され
ているときに、その受け部に受けられる用紙が所定量と
なり、その所定量となったことが受け量検知手段によっ
て検知された場合には、選択排出手段によって、記録媒
体の排出方向が記録媒体排出装置の導入部に切り換えら
れる。そのため、画像形成装置の受け部が所定量となれ
ば、記録媒体排出装置の収容部に記録媒体を収容するこ
とができる。また、選択排出手段は記録媒体排出装置に
備えられているので、記録媒体の排出方向を決める部材
をすべて記録媒体排出装置側において構成できる。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、前記画像形成装置は、所定の画像が形
成された記録媒体を排出するための排出部と、前記排出
部から排出される記録媒体を受け取る受け部と、前記受
け部で受け取られた記録媒体が所定量となったことを検
知する受け量検知手段と、前記受け部に収容された前記
記録媒体が所定量となったことを前記受け量検知手段が
検知した場合に、前記記録媒体の排出方向を前記導入部
に切り換える、選択排出手段とを備え、前記導入部は前
記排出部に連結されていることを特徴としている。
【0013】このような構成によると、所定の画像が形
成された記録媒体が、画像形成装置の受け部に排出され
ているときに、その受け部に受けられる用紙が所定量と
なり、その所定量となったことが受け量検知手段によっ
て検知された場合には、選択排出手段によって、記録媒
体の排出方向が記録媒体排出装置の導入部に切り換えら
れる。そのため、画像形成装置の受け部が所定量となれ
ば、記録媒体排出装置の収容部に記録媒体を収容するこ
とができる。また、選択排出手段は、画像形成装置に備
えられているので、記録媒体排出装置側の装置構成の簡
略化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の記録媒体排出装
置としての排紙装置1を備える、画像形成装置としての
レーザプリンタ2の一実施形態を示す要部側断面図であ
る。図1において、レーザプリンタ2の下部には、記録
媒体としての用紙を積層状に収納するための用紙カセッ
ト3が設けられている。用紙カセット3には、用紙を積
層状に受ける受け板10と、受け板10を上方へ付勢す
るばね131が設けられている。受け板10の一端近傍
には、受け板10上に積層される用紙を1枚ずつ分離し
て送り出す搬送ローラ11および摩擦分離パッド132
が設けられており、カセット3内に積層された用紙を、
後述する画像形成ユニット4側に搬送するようにしてい
る。
【0015】用紙の搬送方向において用紙カセット3の
下流側には、帯電後の感光体ドラムがレーザスキャナ1
33により画像情報に従って露光されることにより形成
される静電潜像をトナーによって現像しトナー画像を形
成するための画像形成ユニット4と、その画像形成ユニ
ット4の下流側に、用紙に転写されたトナーを定着させ
るための定着ユニット5とが配設されている。画像形成
ユニット4は、感光体ドラム6、図示しない現像装置お
よび帯電装置等を備え、感光体ドラム6の帯電後、レー
ザスキャナ133の露光走査によって形成される静電潜
像をトナーにより現像し、トナー画像を形成する。感光
体ドラム6の下方には、感光体ドラム6上に形成された
トナー画像を用紙に転写するための転写ローラ7が設け
られている。一方、定着ユニット5は、加熱ローラ8
と、この加熱ローラ8に対向して配設される押圧ローラ
9とを備えている。そして、カセット3から搬送される
用紙は、画像形成ユニット4の感光体ドラム6と転写ロ
ーラ7との間に送られて、トナー画像が転写され、その
後、定着ユニット5の加熱ローラ8と押圧ローラ9との
間に送られて、転写されたトナー画像が定着され、次に
述べる排出ローラ15に送られる。
【0016】また、用紙の搬送方向において、定着ユニ
ット5の下流側には、用紙を排出するための排出部27
が設けられている。この排出部27は、用紙を排出する
ための排出ローラ15と、排出ローラ15から排出され
る用紙を、次に述べる排出トレイ16側に排出するため
の排出トレイ側案内路18と、後述する排紙装置1の導
入部側に排出するための導入路側案内路19とを有して
いる。
【0017】排出トレイ側案内路18の下流側には、排
出ローラ15によって排出される用紙を受けて、用紙を
積層状にスタックする受け部としての排出トレイ16が
設けられている。この排出トレイ16は、レーザプリン
タ2の上部に形成された凹所に設けられ、下流側端部が
回動可能に支持され、上流側は、ばね134により上方
へ付勢されている。排出トレイ16は用紙が積載されて
いくと、その重量が増加していくのに従って徐々に下方
へ回動していくため、大量の用紙を整列した状態で積載
することができる。さらに、その排出トレイ16の上流
側上方には、積層される用紙の量が満杯となったこと、
つまり満レベルを検知する、受け量検知手段としての排
出トレイレベルセンサ17が取付けられている。排出ト
レイレベルセンサ17は、回動可能な検知片を有し、用
紙が仮想線Fで示す位置まで積載され、検知片が用紙上
面と当接して、仮想線で示す位置より下方に回動しなく
なったとき、満レベルを検知する。
【0018】なお、排出トレイ側案内路18には、用紙
のそりを取るためのカール取り用ローラ20が設けられ
ている。また、このレーザプリンタ2には、手差し用の
トレイ13と、その手差し用トレイ13上に置かれた用
紙を搬送するための搬送ローラ14とが設けられてい
る。排紙装置1は、このように構成されたレーザプリン
タ2の上部に着脱可能に取り付けられている。図2は、
図1における排紙装置1を拡大して示す要部断面図であ
る。
【0019】次に、図2を参照して排紙装置1を説明す
る。図2において、この排紙装置1は、そのケーシング
26内に、画像形成装置2によって所定の画像が形成さ
れた用紙を受け入れる導入部としての導入路21と、用
紙を排紙するための排出手段としての複数の排紙ローラ
22と、各排紙ローラ22によって排紙された用紙を収
容するために、各排紙ローラ22に対応してそれぞれ設
けられる収容部としての複数のビン23と、導入路21
から受け入れられた用紙を各排紙ローラ22に搬送する
ための搬送手段としての搬送ローラ24と、導入路21
から受け入れられた用紙を特定の排紙ローラ22に向け
て搬送するために、搬送方向を切り換える切換手段とし
ての複数の切換フラッパ25とを備えている。
【0020】ケーシング26は、排紙ローラ22、複数
のビン23、搬送ローラ24および切換フラッパ25な
どが設けられる上部ケーシング28と、導入路21が設
けられる下部ケーシング29とに分割可能に形成されて
おり、下部ケーシング29が、レーザプリンタ2の上部
に着脱可能に取り付けられて、導入路21が排出部27
の導入路側案内路19に接続されている。
【0021】下部ケーシング29には、レーザプリンタ
2の排出ローラ15によって排出される用紙を上部ケー
シング28側に送るために、下部ケーシング29内を上
下方向に貫通する導入路21が形成されている。また、
下部ケーシング29には、導入路21の途中位置に、用
紙のそりを取るためのカール取り用ローラ30と、その
下流側に用紙の通過を検知するためのカウントレバー3
1が設けられている。
【0022】さらに、下部ケーシング29には、その下
部ケーシング29から下方に突出し、下部ケーシング2
9がレーザプリンタ2の上部に取り付けられた場合に、
レーザプリンタ2の排出部27内に挿入される、選択排
出手段としての選択フラッパ12が設けられている。こ
の選択フラッパ12は、排出ローラ15によって送られ
る用紙を、排出トレイ16側に排出するか、または導入
路21側に排出するかの排出方向を切り換えるもので、
排出トレイ16側に用紙を案内する排出トレイ側案内位
置(図1において仮想線で示される位置)と、導入路2
1側に用紙を案内する導入路側案内位置(図1において
実線で示される位置)とに揺動可能に設けられている。
排出ローラ15によって送られる用紙は、この選択フラ
ッパ12の揺動動作によって、排出トレイ側案内路18
または導入路側案内路19に選択的に送られる。なお、
この選択フラッパ12は、後述する選択フラッパ用ソレ
ノイド77(図10参照)によって作動される。このよ
うな選択フラッパ12を排紙装置1側に設けておくと、
用紙の排出方向を決める部材をすべて排紙装置1側にお
いて構成できるので、レーザプリンタ2側の装置構成の
簡略化を図ることができる。また、選択フラッパ12
は、排紙装置1側ではなく、レーザプリンタ2側に設け
てもよい。この場合には、排紙装置1側の装置構成の簡
略化を図ることができる。
【0023】上部ケーシング28は、その一側が開放さ
れた箱体からなり、その開放側には、用紙を収容するた
めの複数のビン23が上下方向に整列状態で配置されて
いる。この複数のビン23は、最下位から最上位まで、
順次、第1ビン41、第2ビン42、第3ビン43、第
4ビン44および第5ビン45の順に並んだ状態で配設
されている。
【0024】また、各ビン23の後端部には、排紙ロー
ラ22がそれぞれ設けられている。なお、各排紙ローラ
22は1対として設けられ、一方が駆動され他方が従動
される。また、上部ケーシング28には、その一端が下
部ケーシング29の導入路21に接続され、他端が各排
紙ローラ22に臨む搬送路32が形成されている。この
搬送路32は、上部ケーシング28の上下方向に形成さ
れた上下方向搬送路33と、この上下方向搬送路33か
ら各排紙ローラ22に向かうように分岐する複数の排紙
用搬送路34とを有し、導入路21に受け入れられた用
紙を各排紙ローラ22に案内できるようにしている。
【0025】また、上下方向搬送路33から各排紙用搬
送路34に分岐される位置には、各排紙ローラ22に対
応して、切換フラッパ25がそれぞれ設けられている
(以下、第1ビン41ないし第5ビン45にそれぞれ対
応する切換フラッパ25を互いに区別したいときは、第
1フラッパ35ないし第5フラッパ39という)。この
切換フラッパ25は、用紙を上下方向に案内する上下方
向案内位置(図2における第3切換フラッパ37以外の
切換フラッパ25が示す位置)と、用紙を対応する排紙
ローラ22に案内する排紙方向案内位置(図2における
第3切換フラッパ37が示す位置)とに揺動可能に支持
されている。上部ケーシング28内に導入された用紙
は、切換フラッパ25の揺動動作によって、上下方向搬
送路33から任意の排紙用搬送路34に案内される。
【0026】さらに、上下方向搬送路33には、用紙を
上下方向に搬送するための搬送ローラ24が各切換フラ
ッパ25の間に設けられている。なお、各搬送ローラ2
4は1対として設けられ、一方が駆動され他方が従動さ
れる。このように構成された排紙装置1において、レー
ザプリンタ2から、排出された用紙は、以下のように各
ビン23に収容される。
【0027】すなわち、レーザプリンタ2の排出部27
において、選択フラッパ12が導入路側案内位置(図1
において実線で示される位置)に切り換えられると、所
定の画像が形成された用紙は、排出ローラ15から、こ
の選択フラッパ12によって、排紙装置1の下部ケーシ
ング29に形成される導入路21に受け入れられる。導
入路21に受け入れられた用紙は、カール取り用ローラ
30でそりが除去された後、カウントレバー31を押動
し、上部ケーシング28側の搬送路32に導入される。
なお、カウントレバー31が押動されると検知信号が出
力され、後述するCPU40によって、排紙装置1への
用紙の進入の有無が判断される。
【0028】搬送路32に導入された用紙は、上下方向
搬送路33内を、搬送ローラ24の回転駆動によって搬
送される。そして、排紙方向案内位置に位置された切換
フラッパ25に達したときには、その切換フラッパ25
に案内されて、その切換フラッパ25に対応する排紙ロ
ーラ22に案内される。さらに、詳述すると、第1ない
し第5フラッパ35ないし39は、後述するCPU40
(図10参照)によって制御され、収容したいビン23
に対応する排紙ローラ22に向かう特定の切換フラッパ
25のみが、排紙方向案内位置に位置され、その他の切
換フラッパ25は、上下方向案内位置に位置される。な
お、この切換フラッパ25の切り換えは、後述する図3
および図10に示す切換フラッパ用ソレノイド64の作
動によって行なわれる。
【0029】図2においては、用紙を第3ビン43に収
容するために、第3フラッパ37以外の第1、第2、第
4および第5フラッパ35、36、38および39が上
下方向案内位置に位置され、第3フラッパ37のみが、
排紙方向案内位置に位置される例を示している。この図
2の例において、用紙が搬送路21に導入されると、第
1切換フラッパ35および第2切換フラッパ36は、上
下方向案内位置に位置されているので、用紙は、上下方
向搬送路33内を搬送ローラ24によって上方に送ら
れ、排紙方向案内位置に位置された第3フラッパ37に
達すると、搬送方向が排紙用搬送路34へと切り換えら
れて、第3ビン43に対応する排紙ローラ22に送ら
れ、この排紙ローラ22によって排出され、その用紙は
第3ビンに収容される。なお、全ての排紙ローラ22お
よび搬送ローラ24は、後述する図3に示すモータ65
から、駆動軸78および図示しないギヤ列を介して駆動
される。
【0030】このような構成によると、導入路21から
受け入れられた用紙は、特定の切換フラッパ25に達す
るまでは、搬送ローラ24によって、その速度が落ちる
ことなく上下方向搬送路33内を搬送され、特定の切換
フラッパ25によって搬送方向が切り換えられた後も、
排紙ローラ22によって、その速度が落ちることなく、
用紙の先端部から後端部が排出されるまで、その排紙ロ
ーラ22に対応するビン23に向かって排出される。し
たがって、レーザプリンタ2によって画像が形成された
用紙は、高速かつ確実に仕分けおよび収納される。
【0031】また、この排紙装置1では、複数のビン2
3は、上部ケーシング28に着脱自在に設けられてい
る。図3は、複数のビン23のうちの1つを上方から見
たときの要部上断面図、図4および図5は、ビン23の
着脱状態を示す説明図、図6は、第2ないし第4ビン4
2ないし44を取り外した状態を示す、図2に対応する
要部断面図である。図3ないし図6を参照して、ビン2
3の着脱について説明する。
【0032】図3に示すように、各ビン23は、用紙を
受ける受けトレイ部54と、図4および図5に示すよう
に、受けトレイ部54の幅方向両端から、それぞれ垂直
状に立ち上がるガイド部55および56とを備えてい
る。両ガイド部55および56には、円柱状の側部突起
46および47がそれぞれその幅方向に突出状に形成さ
れるとともに、その後端部には、後部突起48が後方向
に突出状に形成されている。一方、図3に示すように、
上部ケーシング28には、側部突起46および47に対
向して側部受入溝49および50が形成されるととも
に、図4および図5に示すように、後部突起48に対向
して後部受入孔51が形成されている。側部受入溝49
および50は、前後方向に延びる長溝部分52とその後
側下部に側部突起46および47を固定するための円弧
状の係止部分53とを有している。
【0033】ビン23を上部ケーシング28に装着する
ときには、図4に示すように、側部突起46および47
を、長溝部分52の開口部から挿入して、図5に示すよ
うに、この側部突起46および47を係止部分53に落
とし込むと同時に、後部突起48を、後部受入孔51に
挿入する。するとビン23は、突起46および47を中
心に自重により図5の反時計方向に回動し、後部突起4
8の上部が後部受入孔51の上部に係止されることによ
り固定される。取り外すときには、この逆、すなわち、
長溝部分52の開口部から側部突起46および47を引
き出せばよい。
【0034】このように、各ビン23が着脱自在である
と、たとえば、通常時は、各ビン23を装着しておい
て、仕分け処理用として使用できる(図2に示す状態)
とともに、多数の用紙を積載したいときには、任意のビ
ン23を取り外すことによって、そのビン23が取り外
された空間(図2にSで示す)を用紙が収容される空間
として使用することができ、より多くの用紙を収容する
スタッカーとして使用することができる。図6は、この
ようなスタッカーとして使用する態様を例として示した
もので、図6においては、第1ビン41および第5ビン
45のみを装着し、第2ないし第4ビン42ないし44
を取り外したものである。図6においては、第2ないし
第4ビン42ないし44がない分だけ、より多くの用紙
を第1ビン41にスタックしている状態が示されてい
る。
【0035】また、各ビン23には、各ビン23に収容
される用紙が満杯となったこと、つまり満レベルを検知
するための収容量検知手段としてのビンレベルセンサ5
7がそれぞれ備えられている。図7ないし図9は、この
ビンレベルセンサ57の作動状態を示す説明図である。
図3および図7ないし図9を参照して、ビンレベルセン
サ57の動作を説明する。
【0036】図3において、このビンレベルセンサ57
は、断面コ字状に形成され、このコ字状の内側に発光部
および受光部を有する光センサ58と、用紙の積載量に
よって、光センサ58の光を通過または遮断させる揺動
杆59とによって構成されている。揺動杆59は、ビン
23の後方において回転可能に軸支される枢支軸60
と、枢支軸60の一端からビン23の受けトレイ部54
に臨み、受けトレイ部54に収容される最上位の用紙に
当接される用紙当接杆61と、枢支軸60の他端から光
センサ58のコ字状内に臨み、発光部から受光部へ向か
う光を通過させ、または遮断する光センサ進入杆62と
を有している。
【0037】そして、ビン23内に用紙が収容されてい
ないときには、図7に示すように、用紙当接杆61は自
重により最下位置に下がった状態であって、それに対応
して、光センサ進入杆62は光センサ58よりも下方で
保持される。次に、図8に示すように、用紙が排紙ロー
ラ22によってビン23に排出されるときには、用紙当
接杆61は排出される用紙(図8においては仮想線63
で示されている)によって、跳ね上げられ、それに対応
して光センサ58の上方で保持される。そして、用紙が
最後まで排出されると、再び、図7に示す状態に戻り、
ビン23が排出される用紙で満杯になるまで、この揺動
杆59の上下揺動が繰り返される。なお、用紙当接杆6
1が跳ね上げられるときとその位置から図7に示す状態
に戻るときには、それに対応して光センサ進入杆62が
一瞬光センサ58を遮るが、後述するCPU40によっ
て、この一瞬の時間は、光センサ58が満レベルを検知
したものではないと判断されるように制御しておく。次
に、ビン23において、排出される用紙が満杯となった
ときには、図9に示すように、用紙当接杆61が満杯と
なった一番上の用紙に当接し、それに対応して、光セン
サ進入杆62が光センサ58のコ字状内で保持される。
このとき、光センサ58の発光部から受光部へ向かう光
は、光センサ進入杆62によって遮られ続ける状態とな
り、これが、そのビン23において用紙が満杯となった
ことを示す検知信号、つまり満レベル信号として、後述
するCPU40に出力される。
【0038】このようなビンレベルセンサ57が各ビン
23に備えられた本実施形態の排紙装置1では、排出さ
れる用紙が特定のビン23において満杯になったことが
ビンレベルセンサ57によって検知された場合には、満
レベルが検知されていない他のビン23に用紙を搬送す
るように切換フラッパ25を切り換えるように制御され
ている。
【0039】図10は、このような制御を行なうための
制御系を示すブロック図である。先ず、図10を参照し
て、この排紙装置1およびレーザプリンタ2の制御系に
ついて説明する。レーザプリンタ2の制御系では、CP
U40、RAM66、ROM67、各種センサ68、プ
リンタ側ドライバ回路69、操作部70、PC入出力用
インターフェイス71および排紙装置入出力用インター
フェイス72の各部が接続されている。RAM66は、
一時記憶のためのメモリで、たとえば、外部のパーソナ
ルコンピュータ(以下、PCという)73からPC入出
力用インターフェイス71を介して入力される受信デー
タや受信データに従って作成されるビットマップデータ
等が格納される。ROM67は、各種の実行プログラム
が格納されており、たとえば、RAM66内に格納され
た受信データをビットマップデータに変換するための変
換プログラム、後述する選択排出制御プログラム、排出
制御プログラム、順排出制御プログラムなどが格納され
ている。各種センサ68には、前述したようなカウンタ
レバー31や排出トレイレベルセンサ17が含まれてい
る。プリンタ側ドライバ回路69は、CPU40の指令
に従って、レーザプリンタ2の電気的駆動部材、たとえ
ば、各種ローラを駆動するためのモータ、レーザスキャ
ナ133、画像形成ユニット4や定着ユニット5などを
駆動制御する。操作部70には、各種の入力スイッチな
どが設けられている。
【0040】一方、排紙装置1の制御系は、プリンタ入
出力用インターフェイス74に、制御回路75、各ビン
23毎に設けられたビンレベルセンサ57および排紙装
置側ドライバ回路76が接続されている。制御回路75
は、プリンタ入出力用インターフェイス74および排紙
装置入出力用インターフェイス72を介して、レーザプ
リンタ2のCPU40からの指令に従って排紙装置側ド
ライバ回路76を制御するとともに、ビンレベルセンサ
57の検出状態をレーザプリンタ2のCPU40に伝え
る。なお、排紙装置側ドライバ回路76は、制御回路7
5の指令に従って、排紙装置1の電気的駆動部材、たと
えば、モータ65、選択フラッパ用ソレノイド77およ
び切換フラッパ用ソレノイド64などを駆動する。
【0041】次に、このような制御系によって、外部の
PC73から受信データがレーザプリンタ2に受信され
た場合に、ROM67に格納された実行プログラムに従
って、CPU40によって実行される所定の画像を形成
して排出するまでの処理を、図11ないし図13のフロ
ー図を参照して説明する。まず、図11を参照して、外
部のPC73からPC入出力用インターフェイス71を
介してRAM66内に受信データが受信される(S1:
YES)と、その受信データに排紙するビン23の指
定、つまり、第1ビン41ないし第5ビン45のうちの
特定のビン23に排紙するための指定があるか否かが判
断される(S2)。このビン23の指定がある場合(S
2:YES)は、排紙装置1を、特定の者が複数のビン
23のうち、割り当てられた自己のビン23のみを使用
する、いわゆるメイルボックスとして使用するためのメ
イルボックルモード処理が実行される。また、特定のビ
ン23の指定がない場合(S2:NO)、排紙装置1
を、所定の画像が形成された用紙を順次収容するスタッ
カーとして使用するためのスタッカーモード処理が実行
される。
【0042】次に、図12を参照して、排出するビン2
3の指定があった場合(S2:YES)に実行される、
メイルボックスモード処理について説明する。まず、指
定されたビン23のビンレベルセンサ57の満レベルの
検知の有無が判断される(S3)。指定されたビン23
のビンレベルセンサ58が満レベルを検知していない場
合(S3:NO)には、先ず、選択フラッパ用ソレノイ
ド77を作動させ、選択フラッパ12を導入路側案内位
置に揺動動作させて、用紙を導入路側案内路19から導
入路21内に案内可能にするとともに、切換フラッパ用
ソレノイド64を作動させて、指定されたビン23に対
応する切換フラッパ25のみを排紙方向案内位置に揺動
動作させ、それ以外のフラッパ25を上下方向案内位置
に揺動動作させて(S4)、用紙を指定されたビン23
に対応する排紙ローラ22に案内可能な状態にする。次
に、排紙装置1のモータ65を駆動させて排紙ローラ2
2および搬送ローラ24を回転駆動させる(S5)。そ
して、レーザプリンタ2に画像形成動作を実行させ、所
定の画像が形成された用紙を排出させる。レーザプリン
タ2から排出された用紙は排紙装置1に導入され、指定
されたビン23に排出される(S6)。この処理(S3
からS6までの処理)が、受信データに含まれる全ての
頁の画像を形成するまで、すなわち、最終頁まで繰り返
され(S7:NO)、最終頁の処理が終わると(S7:
YES)、モータ65の駆動を停止させて(S8)処理
を終了する。
【0043】一方、排紙装置1の指定されたビン23の
ビンレベルセンサ58が満レベルを検知した場合(S
3:YES)には、排紙装置1のモータ65の駆動が停
止される(S9)。そして、レーザプリンタ2の排出ト
レイ16の満レベルを検知する排出トレイレベルセンサ
17の満レベルの検知の有無が判断される(S10)。
排出トレイレベルセンサ17の満レベルが検知されてい
ない場合(S10:NO)には、選択フラッパ用ソレノ
イド77が作動され、選択フラッパ12を排出トレイ側
案内位置に揺動動作させて、用紙が排出トレイ側案内路
18へ案内されるようにする(S11)。次に、レーザ
プリンタ2に画像形成動作を実行させ、所定の画像が形
成された用紙を、排出トレイ16上に排出させる(S1
2)。この処理(S10からS12までの処理)が、最
終頁まで繰り返され(S13:NO)、最終頁の処理が
終わると(S13:YES)、処理を終了し、次のジョ
ブの待機状態となる。なお、排出トレイレベルセンサ1
7の満レベルが検知されている場合(S10:YES)
には、排紙装置1の指定されたビン23にも、レーザプ
リンタ2の排出トレイ16にも用紙を排出することがで
きないため、画像形成動作を実行させることなく、用紙
の排出ができないことを報知するための所定のエラー処
理が実行される。
【0044】本実施形態においては、排紙装置1の指定
されたビン23が満杯になり用紙が収容できない場合、
レーザプリンタ2の排出トレイ16が満杯でなければ排
出トレイ16に引き続き用紙が排出されるため、指定さ
れたビン23が満杯になるたびに画像形成動作を中断す
る場合に比べて、中断の頻度が低減される。次に、図1
3を参照してスタッカーモード処理について説明する。
この処理は、ROM67内に格納された選択排出制御プ
ログラム、排出制御手段としての排出制御プログラム、
および順排出制御手段としての順排出制御プログラムに
よって処理される。図11において、排紙するビン23
の指定がない場合(S2:NO)には、図13に示すス
タッカーモード処理が実行される。スタッカーモード処
理では、まずレーザプリンタ2の排出トレイ16の満レ
ベルを検知する排出トレイレベルセンサ17による満レ
ベルの検知の有無が判断される(S14)。排出トレイ
レベルセンサ17の満レベルが検知されていない場合
(S14:NO)には、選択フラッパ用ソレノイド77
を作動させ、選択フラッパ12を排出トレイ側案内位置
に揺動動作させて、用紙を排出トレイ側案内路18へ案
内されるようにする(S15)。次に、レーザプリンタ
2に画像形成動作を実行させ、所定の画像が形成された
用紙を、排出トレイ16上に排出させる(S16)。こ
の処理(S14からS16までの処理)が、最終頁まで
繰り返され(S17:NO)、最終頁の処理が終わると
(S17:YES)、処理を終了する。
【0045】一方、排出トレイレベルセンサ17が満レ
ベルを検知した場合(S14:YES)には、レーザプ
リンタ2の排出トレイ16に用紙を排出できないため、
次に排紙装置1の最下位の第1ビン41に対応するビン
レベルセンサ57が、満レベルを検知しているか否かが
判断される(S18)。第1ビン41に対応するビンレ
ベルセンサ57が、満レベルを検知していない場合(S
18:NO)には、先ず、選択フラッパ用ソレノイド7
7を作動させ、選択フラッパ12を導入路側案内位置に
揺動動作させて、用紙を導入路側案内路19から導入路
21内に案内可能にするとともに、各切換フラッパ用ソ
レノイド64を作動させ、第1フラッパ35のみを排紙
方向案内位置に揺動動作させ、それ以外の第2ないし第
5フラッパ36ないし39を上下方向案内位置に揺動動
作させて(S19)、用紙を第1ビン41に対応する搬
送ローラ22に案内可能な状態にする。次に、排紙装置
1のモータ65を駆動させて排紙ローラ22および搬送
ローラ24を回転駆動させる(S20)。そして、レー
ザプリンタ2に画像形成動作を実行させ、所定の画像が
形成された用紙を排出させる。レーザプリンタ2から排
出された用紙は、排紙装置1に導入され、第1ビン41
に排出される(S21)。この処理(S18からS21
までの処理)が、最終頁まで繰り返され(S22:N
O)、最終頁の処理が終わると(S22:YES)、モ
ータ65の駆動を停止させて(S23)処理を終了す
る。
【0046】次に、排紙装置1の第1ビン41に対応す
るビンレベルセンサ57が、満レベルを検知している場
合(S18:YES)には、レーザプリンタ2の排出ト
レイ16および排紙装置1の最下位の第1ビン41に用
紙を排出できないため、次に排紙装置1の下から2番目
の第2ビン42に対応するビンレベルセンサ57が、満
レベルを検知しているか否かが判断される(S24)。
第2ビン42に対応するビンレベルセンサ57が、満レ
ベルを検知していない場合(S24:NO)には、第1
ビン41の場合と同様に、先ず、選択フラッパ用ソレノ
イド77を作動させ、選択フラッパ12を導入路側案内
位置に揺動動作させて、用紙を導入路側案内路19から
導入路21内に案内可能にするとともに、各切換フラッ
パ用ソレノイド64を作動させ、第2フラッパ36のみ
を排紙方向案内位置に揺動動作させ、それ以外の第1お
よび第3ないし第5フラッパ35、37ないし39を上
下方向案内位置に揺動動作させて(S25)、用紙を第
2ビン42に対応する排紙ローラ22に案内可能な状態
にする。次に、排紙装置1のモータ65を駆動させて排
紙ローラ22および搬送ローラ24を回転駆動させる
(S26)。そして、レーザプリンタ2に画像形成動作
を実行させ、所定の画像が形成された用紙を排出させ
る。レーザプリンタ2から排出された用紙は排紙装置1
に導入され、第2ビン42に排出される(S27)。こ
の処理(S24からS27までの処理)が、最終頁まで
繰り返され(S28:NO)、最終頁の処理が終わると
(S28:YES)、モータ65の駆動を停止させて
(S29)処理を終了する。
【0047】次に、排紙装置1の第2ビン42に対応す
るビンレベルセンサ57が、満レベルを検知している場
合(S24:YES)には、次に下から3番目の第3ビ
ン43に対応するビンレベルセンサ57が、満レベルを
検知しているか否かが判断され、第3ビン43に対応す
るビンレベルセンサ57が、満レベルを検知していない
場合には、前述した第1ビン41および第2ビン42と
同様の処理によって、第3ビン43に用紙が排出され
る。さらに、第3ビン43に対応するビンレベルセンサ
57が、満レベルを検知した場合には、次に下から4番
目の第4ビン44に用紙が排出される。そして、第4ビ
ン44に対応するビンレベルセンサ57が、満レベルを
検知した場合には、最上位の第5ビン45に対応するビ
ンレベルセンサ57が、満レベルを検知しているか否か
が判断され(S30)、満レベルを検知していない場合
(S30:NO)には、前述した第1ないし第4ビン4
1ないし44と同様の処理によって、第5ビン45に用
紙が排出される(S30ないしS35)。なお、第5ビ
ン45に対応するビンレベルセンサ57が満レベルを検
知した場合(S30:YES)には、レーザプリンタ2
の排出トレイ16および排紙装置1の全てのビン41な
いし45に排紙ができないため、画像形成動作を実行さ
せることなく用紙の排出ができないことを報知するため
の所定のエラー処理が実行される。
【0048】以上述べたように、スタッカーモードにお
いて、このような制御がなされていると、所定の画像が
形成された用紙が、排出トレイ16上に排出されている
ときに、その排出トレイ16が満杯となった時には、排
出トレイレベルセンサ17が満レベルを検知して、選択
排出制御プログラムによって、選択フラッパ12が自動
的に切り換えられて、用紙を排紙装置1の導入路21に
案内するため、排出トレイ16上に用紙が所定の収容量
を超えて積載されることがなく、その量を超えた用紙を
良好にビン23に収容させることができる。
【0049】そして、排出制御プログラムによって、用
紙が搬送されている特定のビン23に収容される用紙が
満杯となった時には、ビンレベルセンサ57がその満レ
ベルを検知して、次いで、ビンレベルセンサ57が満レ
ベルを検知していない、つまり、用紙が満杯になってい
ない他のビン23に用紙が搬送されるように切換フラッ
パ25が切り換えられる。そのため、特定のビン23に
おいて用紙が満杯になれば、自動的に、順次、満杯でな
いビン23に用紙が搬送されるので、各ビン23におい
て所定の収容量を超えて用紙が搬送されることがなく、
良好に用紙を各ビン23に収容していくことができる。
しかも、本実施形態においては、順排出プログラムによ
って、上下方向に並ぶ第1ビン41から第5ビン45の
下から順番に用紙が順次搬送され、各ビン23に収容さ
れていくので、収容される用紙は、複数のビン23にラ
ンダム状態で収容されることなく、整理された状態で収
容でき、効率的な収容を実現できる。
【0050】さらに、排紙装置1の用紙収容量を増大さ
せるために、最下位の第1ビン41より上方の任意のビ
ン23が取り外されていても、最下位のビン41に対応
する排紙ローラ22から順次上方のビン23に対応する
排紙ローラ22へと各ビン23のビンレベルセンサ57
による満レベル検知によって用紙の排出先が切り換えら
れるため、各排紙ローラ22から排出される用紙のビン
23への落下距離が大きくならず、用紙を確実に整列し
た状態で収容することができる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、導入部から受け入れられた記録媒体が、搬
送手段、切換手段および排出手段によって、各収容部に
収容される。したがって、記録媒体を収容すべき収容部
が変更されても、収容部を昇降機構等を用いて移動させ
る必要がなく、また、切り換え手段によって搬送方向を
切り換えられた記録媒体は排出手段により対応する収容
部に確実に排出されるため、所定の画像が形成された記
録媒体を、高速かつ確実に仕分けおよび収納することが
できる。
【0052】請求項2に記載の発明によれば、各収容部
が着脱自在であるため、通常時は各収容部を装着して、
仕分け処理用として使用し、多数の記録媒体を積載した
いときには、任意の収納部を取り外して、多くの記録媒
体を収容するスタッカーとして使用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体が搬送されて
いる特定の収容部が所定量となれば、自動的に、順次、
所定量に満たない収容部に記録媒体が搬送される。した
がって、各収容部において所定量を超えて記録媒体が搬
送されることなく、良好に記録媒体を各収容部に収容し
ていくことができる。
【0053】請求項4に記載の発明によれば、搬送され
る記録媒体は、整列状態で配置された複数の収容部に、
その整列方向に並ぶ順番に収容されていく。したがっ
て、記録媒体を整理された状態で収容でき、効率的な収
容を実現できる。請求項5に記載の発明によれば、画像
形成装置と組み合わされて使用されることにより、画像
形成装置から排出される記録媒体を、高速かつ円滑に仕
分けおよび収納することができる。
【0054】請求項6に記載の発明によれば、画像形成
装置の受け部が所定量となれば、記録媒体排出装置の収
容部に記録媒体を収容することができる。したがって、
画像形成装置の受け部において所定量を超えて記録媒体
を受けることなく、良好に記録媒体を記録媒体排出装置
の収容部に収容することができる。また、選択排出手段
は記録媒体排出装置に備えられているので、記録媒体の
排出方向を決める部材をすべて記録媒体排出装置側にお
いて構成でき、画像形成装置側の装置構成の簡略化を図
ることができる。
【0055】請求項7に記載の発明によれば、画像形成
装置の受け部が所定量となれば、記録媒体排出装置の収
容部に記録媒体を収容することができる。したがって、
画像形成装置の受け部において所定量を超えて記録媒体
を受けることなく、良好に記録媒体を記録媒体排出装置
の収容部に収容することができる。また、選択排出手段
は、画像形成装置に備えられているので、記録媒体排出
装置側の装置構成の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体排出装置としての排紙装置を
備える、画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施
形態を示す要部側断面図である。
【図2】図1における排紙装置を拡大して示す要部断面
図である。
【図3】ビンを上方から見たときの要部上断面図であ
る。
【図4】図2におけるビンの着脱状態を示す説明図であ
る。
【図5】図2におけるビンの着脱状態を示す説明図であ
る。
【図6】第2ないし第4ビンを取り外した状態を示す、
図2に対応する要部断面図である。
【図7】ビンレベルセンサの作動状態を示す説明図であ
る。
【図8】ビンレベルセンサの作動状態を示す説明図であ
る。
【図9】ビンレベルセンサの作動状態を示す説明図であ
る。
【図10】レーザプリンタおよび排紙装置の制御系を示
すブロック図である。
【図11】外部のPCからレーザプリンタに受信データ
が受信された場合に、メイルボックスモードまたはスタ
ッカーモードでの処理を行なうまでのフロー図である。
【図12】メイルボックスモードでの処理を説明するフ
ロー図である。
【図13】スタッカーモードでの処理を説明するフロー
図である。
【符号の説明】
1 排紙装置 2 レーザプリンタ 16 排出トレイ 17 排出トレイレベルセンサ 21 導入路 22 排紙ローラ 23 ビン 25 切換フラッパ 27 排出部 57 ビンレベルセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画像が形成された記録媒体を受け
    入れる導入部と、 受け入れられた前記記録媒体を排出するための複数の排
    出手段と、 前記排出手段によって排出された前記記録媒体を収容す
    るために、各前記排出手段に対応してそれぞれ設けられ
    る複数の収容部と、 前記導入部から受け入れられた前記記録媒体を各前記排
    出手段に搬送するための搬送手段と、 前記導入部から受け入れられた前記記録媒体を特定の前
    記排出手段に向けて搬送するために、搬送方向を切り換
    える切換手段とを備えていることを特徴とする、記録媒
    体排出装置。
  2. 【請求項2】 各前記収容部は着脱自在に設けられてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の記録媒体排出装
    置。
  3. 【請求項3】 各前記収容部によって収容される前記記
    録媒体が、当該収容部において所定量となったことを検
    知する収容量検知手段をさらに備え、 前記導入部から受け入れられた前記記録媒体が、前記搬
    送手段および前記切換手段によって特定の排出手段に搬
    送され、特定の収容部に収容される状態において、 その特定の収容部に収容された前記記録媒体が所定量と
    なったことを前記収容量検知手段が検知した場合に、前
    記記録媒体が所定量となったことを検知していない他の
    収容部に、前記記録媒体を搬送するように前記切換手段
    を切り換える、排出制御手段を備えていることを特徴と
    する、請求項1または2に記載の記録媒体排出装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の収容部は、整列状態で配置さ
    れ、 その整列方向に並ぶ収容部の順番に、前記記録媒体が順
    次搬送されるように前記切換手段を切り換える、順排出
    制御手段をさらに備えている、請求項3に記載の記録媒
    体排出装置。
  5. 【請求項5】 画像形成装置と組み合わせて使用され
    る、請求項1ないし4のいずれかに記載の記録媒体排出
    装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置は、 所定の画像が形成された記録媒体を排出するための排出
    部と、 前記排出部から排出される記録媒体を受け取る受け部
    と、 前記受け部で受け取られた記録媒体が所定量となったこ
    とを検知する受け量検知手段とを備え、 前記導入部は前記排出部に連結されるとともに、 前記受け部に収容された前記記録媒体が所定量となった
    ことを前記受け量検知手段が検知した場合に、前記記録
    媒体の排出方向を前記導入部に切り換える、選択排出手
    段をさらに備えていることを特徴とする、請求項5に記
    載の記録媒体排出装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成装置は、 所定の画像が形成された記録媒体を排出するための排出
    部と、 前記排出部から排出される記録媒体を受け取る受け部
    と、 前記受け部で受け取られた記録媒体が所定量となったこ
    とを検知する受け量検知手段と、 前記受け部に収容された前記記録媒体が所定量となった
    ことを前記受け量検知手段が検知した場合に、前記記録
    媒体の排出方向を前記導入部に切り換える、選択排出手
    段とを備え、 前記導入部は前記排出部に連結されていることを特徴と
    する、請求項5に記載の記録媒体排出装置。
JP01368698A 1998-01-27 1998-01-27 画像形成装置 Expired - Lifetime JP4091155B2 (ja)

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