JPH11208884A - 被挟持物の回転受け取り機構、該物の回転供給装置及び口部材付き容器の製造装置、並びに被挟持物の回転受け渡し機構 - Google Patents
被挟持物の回転受け取り機構、該物の回転供給装置及び口部材付き容器の製造装置、並びに被挟持物の回転受け渡し機構Info
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- JPH11208884A JPH11208884A JP10010829A JP1082998A JPH11208884A JP H11208884 A JPH11208884 A JP H11208884A JP 10010829 A JP10010829 A JP 10010829A JP 1082998 A JP1082998 A JP 1082998A JP H11208884 A JPH11208884 A JP H11208884A
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Abstract
の回転受け取り機構を小型化し且つ高速化することを課
題とする。 【解決手段】 回転自在な回転体16には、少なくとも
前方側の前方挟持体22aが被挟持物1に当接する当接
状態と被挟持物1から離反する離反状態とを変化可能な
ように回動自在に設けられた挟持手段21を有してな
り、前方挟持体22aの被挟持物1に当接する当接部2
3aは、前記回転体16の回転中心20aとの相対距離
が前記離反状態から当接状態にかけて大きくなるように
移動可能に設けられてなることを解決手段とする。
Description
て受け取るための被挟持物の回転受け取り機構、該挟持
した被挟持物を一定間隔ごとに供給する被挟持物の回転
供給装置、口部材付き容器の製造装置、及び挟持した被
挟持物を受け渡すための被挟持物の回転受け渡し機構の
改良に関するものである。
機構としては、図9に示す如く、回転自在な回転体50
に、供給手段から供給される被挟持物1を受け取り位置
Sで回転方向の前後から挟持可能な挟持手段51が設け
られ、該挟持手段51が、前記回転体50の回転中心5
2から放射状に所定角度ごとに複数設けられてなるもの
が公知である。
被挟持物1を挟持すべく挟持体53を回転方向の前後に
一対備えてなる。また、該挟持体53は、先端側が被挟
持物1に当接可能に形成され、基端側が回動軸54に軸
支されてなり、該回動軸54を中心にして先端側が回動
することにより、被挟持物1に当接可能な当接部55
a,55bが被挟持物1に当接する当接状態と、被挟持
物1から当接部55a,55bが離反する離反状態とを
変化可能に設けられてなる。しかも、前方側の前方挟持
体53aの回動軸54aは、前記回転体50の回転中心
52と挟持された被挟持物1とを結ぶ直線Aから回転方
向の前方側に設けられ、後方挟持体53bの回動軸54
bは、前記直線Aから回転方向の後方側に設けられてな
る。
体53bは、前記直線Aを中心にして平面視左右対称に
配置され、該直線Aに向かって両当接部55a,55b
が互いに接近するように回動して被挟持物1を挟持する
ように構成されてなる。
50の回転によって回転中心52を中心として回転しな
がら、供給手段から供給される被挟持物1を受け取り位
置Sにて前後から受け取る。
Sの上流側に位置している状態においては、一対の挟持
体53a,53bが離反状態にあり、挟持体53a,5
3bの先端部56a,56bは、受け取り位置Sにおけ
る被挟持物1の最内点1b(挟持体53によって挟持さ
れる部分の最内点)と回転体50の回転中心52との距
離を半径とする内側軌跡円100よりも内側に位置して
いる。
転体50の回転によって受け取り位置Sに接近し、図1
0に示す如く、前方挟持体53aの先端部56aが受け
取り位置Sを通過した後に、一対の挟持体53a,53
bが互いに接近する方向に回動し始めて、受け取り位置
Sに供給された被挟持物1に両当接部55a,55bが
当接することにより、該被挟持物1を前後から挟持して
受け取って、回転体50の回転により受け取り位置Sか
ら離脱していく。
から離脱した後に、次の挟持手段51も同様にして離反
状態から当接状態に回動して被挟持物1を受け取り、か
かる動作を回転体50の回転に応じて順次繰り返すこと
により、供給手段から連続供給される被挟持物1を連続
的に受け取る。
持物の回転受け取り機構にあっては、前方挟持体53a
の回動軸54aが、前記直線Aから前方側に設けられて
当接部55aが大回りして当接状態となるために、離反
状態から当接状態までの挟持体53の回動範囲が大きく
なるのである。
態に変化する際には、図11に示すように、当接部55
aと回転体50の回転中心52との距離は、離反状態か
ら一旦大きくなった後に、当接状態になる前において逆
に徐々に小さくなる。
て、当接部55aの回動軌跡を回転体50の回転運動を
除いて考えると、図11に示すように、中心点は、回動
軸54aを中心として、離反状態における点P1から当
接状態における点P2まで円弧状の軌跡を描き、該回動
軌跡は、点P1と点P2の間の点P3において、受け取
り位置Sにおける被挟持物1の中心1aと回転体50の
回転中心52との距離を半径とする中心軌跡円101
(挟持された被挟持物1の中心1aが回転体50の回転
によって描く軌跡円)と交差する。
回転体50の回転中心52との距離が大きくなるが、点
P3から点P2までの間では中心軌跡円101よりも外
側を回るために、点P3から一旦距離が大きくなった
後、点P2の手前では、逆に回転中心52との距離が小
さくなる。また、逆に当接状態から離反状態に向かって
回動する際には、一旦中心軌跡円101から外側に向か
って回動した後に、点P3から該円101の内側に入っ
て離反状態となる。即ち、点P3から点P2までの間
は、当接部55aが回転中心52を基準に考えると大回
りしていることになる。尚、後方挟持体53bの当接部
55bについても同様である。
くなることによって、挟持手段51自体が大型化し、そ
の結果、従来の回転受け取り機構においては、受け取り
機構全体が大型化するという問題があった。しかも、挟
持体53の回動範囲が大きいために、個々の挟持手段5
1の回動動作を高速化できず、機構自体の受け取りに要
する時間の高速化も図れないという問題点もあった。
ィーダ等の供給手段60から回転体50の回転中心52
に向かって該回転体50の半径方向に被挟持物1が受け
取り位置Sに供給されて、該受け取り位置Sにて被挟持
物1が待っているような場合には、上述したように、前
方挟持体53aの先端部56aを前記内側軌跡円100
の内側まで離反させて前方挟持体53aとの干渉を防止
する必要があり、前方挟持体53aの回動範囲が大きく
なって、挟持手段51全体のサイズが大型化する結果、
回転受け取り機構自身の小型化や高速化が極めて困難と
なる。
0の接線方向に被挟持物1を供給する場合にあっても、
供給速度が回転体50の回転速度に対して相対的に遅い
場合には、同様に、挟持体53の回動範囲が大きくな
り、離反状態から当接状態までの回動時間が長くなるた
めに、供給手段60における被挟持物1の供給ピッチも
長くせざるを得ず、結果的に、回転受け取り機構の受け
取り間隔が大きくなって、受け取りの高速化が図れない
という問題がある。
挟持物1が方向性を有する場合に特に重要な問題であ
る。例えば、図13に示す如く、被挟持物1が平面視略
長方形状のものである場合に、該被挟持物1を短手方向
Cに挟持させたいことがある。しかしながら、一般的な
リードスクリュー型のパーツフィーダ60は、被挟持物
1を長手方向Bに送るものであるために、被挟持物1を
回転体50の接線方向に供給し且つ短手方向Cに挟持さ
せたい場合には、受け取り位置Sに到達する前に被挟持
物1を90度回転させる方向変換手段が別途必要になる
のである。
的なパーツフィーダ60で長手方向Bに供給し且つ、短
手方向Cに挟持する場合には、回転体50へ接線方向で
はなく半径方向に供給させる必要が生じ、その結果、上
述のように、前方挟持体53aが受け取り位置Sに到達
する前に既に被挟持物1が受け取り位置Sで待っている
状態となって、前方挟持体53aを前記内側軌跡円10
0の内側まで予め大きく回動させて被挟持物1との干渉
を防止する必要が生じるのである。
り機構にあっては、何れにしても、前方挟持体53aの
回動軸54aを前記直線Aから前方側に設けて、当接部
55aが回転体50に対して大回りして回動するもので
あるために、離反状態から当接状態までの回動範囲が大
きくなって、機構の小型化と高速化が図れないという問
題点を有していたのである。
1を複数一定角度で設けているものについて、特に重大
な問題である。即ち、挟持手段51を複数設ける主目的
は、被挟持物1を連続的に受け取ることができるように
するためと、該受け取り間隔を短くして高速化を図るた
めであるが、従来の受け取り機構では、個々の挟持手段
51のサイズが大きくなる結果、隣の挟持手段51との
干渉のために、回転体50自体の大型化若しくは挟持手
段51の配置個数の減少という問題が生じ、しかも、各
挟持手段51の間隔が広いために、連続受け取りの高速
化にも一定の限界が生じていた。
け取り位置Sで受け取った被挟持物1を被供給手段に供
給する被挟持物の回転供給装置においても同様に生じる
ものである。該回転供給装置においては、供給手段60
からの被挟持物1の連続供給に対応して被供給手段へ連
続的に被挟持物1を供給する必要があるうえに、該供給
間隔の高速化もより一層要求されるものである。また、
上述した被挟持物1が方向性を有する場合の供給方向の
問題が、被挟持手段との関係において発生しやすいこと
からも、上記問題点は、より一層重要性が高いものとな
る。
り位置Sの問題のみならず、受け渡し位置においても共
通して発生するものである。即ち、受け渡し位置で回転
方向の前後に離反して被挟持物1を被供給手段に受け渡
しする挟持手段51が回転体50に設けられている被挟
持物の回転受け渡し機構が公知であるが、該従来の回転
受け渡し機構にあっては、受け渡し位置で被挟持物1を
受け渡した後に、被供給手段に受け渡した被挟持物1と
の干渉を防止する必要があるために、上記回転受け取り
機構とは反対に、後方側の後方挟持体53bを回転方向
の後方側へ大きく回動させて逃がす必要が生じるのであ
る。従って、該受け渡し機構の場合であっても、同様に
機構自体の小型化と受け渡しの高速化が図れないという
問題があった。
てなされたもので、挟持手段を小型化することにより、
被挟持物の回転受け取り機構を小型化し且つ高速化する
ことを第一の課題とし、被挟持物の回転供給装置の小型
化と高速化を第二の課題とし、被挟持物として口部材を
使用する口部材付き容器の製造装置の小型化と高速化を
第三の課題とし、且つ、被挟持物の回転受け渡し機構の
小型化と高速化を第四の課題とする。
回転受け取り機構は、上記第一の課題を解決すべくなさ
れたもので、回転自在な回転体16には、供給手段60
から供給される被挟持物1を受け取り位置S1で回転方
向の前後から挟持可能な挟持手段21が設けられてな
り、しかも、該挟持手段21は、少なくとも前方側の前
方挟持体22aが被挟持物1に当接する当接状態と被挟
持物1から離反する離反状態とを変化可能なように回動
自在に設けられてなる被挟持物の回転受け取り機構にお
いて、前記前方挟持体22aの被挟持物1に当接する当
接部23aは、前記回転体16の回転中心20aとの相
対距離が前記離反状態から当接状態にかけて大きくなる
ように移動可能に設けられてなることを特徴とする。
は、回転体16が回転すると共に前方挟持体22aが回
動して、受け取り位置S1における被挟持物1を挟持手
段21が回転方向の前後から挟持して受け取るものであ
る。
体22aが離反状態から回動すると、当接部23aは、
回転中心20aとの相対距離が小さくなることなく離反
状態から当接状態にかけて移動する。そして、前方挟持
体22aが当接状態になって挟持手段21が受け取り位
置S1において回転方向の前後から被挟持物1を挟持し
て受け取る。
2aの回動中心24aを、前記回転体16の回転中心2
0aと挟持された被挟持物1とを結ぶ直線A上から回転
方向の後方側に設けることにより、前方挟持体22aの
回動によって、当接部23aが回動中心24aを中心と
して円弧状に移動しながら当接状態となって被挟持物1
を受け取る。従って、当接部23aと回転体16の回転
中心20aとの相対距離は、離反状態から徐々に大きく
なって当接状態において最大値となり、前方挟持体22
aを回動させることのみで、該相対距離が小さくなるこ
となく当接部23aを移動させることができるのであ
る。
回転供給装置は、上記第二の課題を解決すべくなされた
もので、回転自在な回転体16には、供給手段60から
供給される被挟持物1を受け取り位置S1で回転方向の
前後から挟持可能な挟持手段21が、回転体16の回転
中心20aから放射状に所定角度ごとに複数設けられて
なり、且つ、該挟持手段21は、少なくとも前方側の前
方挟持体22aが被挟持物1に当接する当接状態と被挟
持物1から離反する離反状態とを変化可能なように回動
自在に設けられてなり、しかも、前記供給手段60から
受け取り位置S1で受け取った被挟持物1を被供給手段
12に供給する被挟持物の回転供給装置において、前記
前方挟持体22aの被挟持物1に当接する当接部23a
は、前記回転体16の回転中心20aとの相対距離が前
記離反状態から当接状態にかけて大きくなるように移動
可能に設けられてなることを特徴とする。
っては、回転中心20aとの相対距離が小さくなること
なく当接部23aが離反状態から当接状態にかけて移動
して、挟持手段21が供給手段60から受け取り位置S
1で被挟持物1を受け取り、その後、該挟持手段21が
挟持した被挟持物1を被供給手段12に供給すると共
に、該挟持手段21より回転方向の後方側の挟持手段2
1も同様に受け取り位置S1において次の被挟持物1を
受け取る。
回転体16の回転によって、順次受け取り位置S1で被
挟持物1を受け取ると共に、挟持した被挟持物1を順次
被供給手段12に供給することによって、供給手段60
から一定間隔で被挟持物1を受け取ると共に、被供給手
段12に前記一定間隔で連続的に被挟持物1を供給す
る。
りに際して、前方挟持体22aが隣の挟持手段21と干
渉することなく、前方挟持体22aの当接部23aが、
離反状態から当接状態にかけて回転体16の回転中心2
0aとの相対距離を大きくしながら移動することができ
る。
容器の製造装置は、上記第三の課題を解決すべくなされ
たもので、被収容物を収容可能な容器本体2に口部材1
を装着して口部材付き容器9を形成する容器形成部12
と、回転自在な回転体16を有して前記容器形成部12
に前記口部材1を受け渡し位置T1において受け渡し且
つ、口部材1を供給手段60から受け取り位置S1にお
いて受け取る口部材供給部11と、回転自在な回転体1
6を有して前記容器形成部12から口部材付き容器9を
受け取り位置S2において受け取り且つ、該口部材付き
容器9を排出位置T2において排出する容器排出部13
とを備えてなり、前記回転体16には、受け取り位置S
1,S2で口部材1を回転方向の前後から挟持可能な挟
持手段21が、回転体16の回転中心20aから放射状
に所定角度ごとに複数設けられてなり、しかも、前記口
部材供給部11の挟持手段21と容器排出部13の挟持
手段21のうち少なくとも一方の挟持手段21は、少な
くとも前方側の前方挟持体22aが口部材1に当接する
当接状態と口部材1から離反する離反状態とを変化可能
なように回動自在に設けられ、且つ、該前方挟持体22
aの口部材1に当接する当接部23aは、前記回転体1
6の回転中心20aとの相対距離が前記離反状態から当
接状態にかけて大きくなるように移動可能に設けられて
なることを特徴とする。
あっては、供給手段60から口部材1を口部材供給部1
1の受け取り位置S1に順次供給し、供給された口部材
1を前記口部材供給部11の複数の挟持手段21が、受
け取り位置S1において回転体16の回転方向の前後か
ら順次一定間隔ごとに連続的に挟持して受け取る。
け取り位置S1から受け渡し位置T1まで口部材1を挟
持して移動した後に、該受け渡し位置T1において容器
形成部12に口部材1を順次受け渡し、その後、再度受
け取り位置に戻って次の口部材1を受け取る。
け渡し位置T1において受け渡された容器形成部12
は、該口部材1を容器本体2に装着して口部材付き容器
9を連続的に形成し、該口部材付き容器9を容器排出部
13の挟持手段21が受け取り位置S2において受け取
る。
21が口部材付き容器9の口部材1を挟持して、回転体
16の回転によって前記容器形成部12から口部材付き
容器9を一定間隔ごとに連続的に受け取ると共に、挟持
した口部材付き容器9を順次排出位置T2において一定
間隔ごとに排出する。
器の製造装置は、挟持手段21を回転体16に所定角度
ごとに複数設けて、口部材1及び形成された口部材付き
容器9を一定間隔ごとに連続的に搬送することにより、
一連の容器9の製造を連続して行うものである。
3のうち少なくとも一方の挟持手段21を、少なくとも
前方挟持体22aが離反状態と当接状態とを変化可能な
ように回動自在に設けて且つ、当接部23aと回転体1
6の回転中心20aとの相対距離が大きくなるように当
接部23aを移動可能に設けているので、挟持手段21
が受け取り位置S1(S2)で口部材1を挟持する際
に、前記相対距離が小さくなることなく、当接部23a
が離反状態から移動して口部材1に当接するのである。
回転受け渡し機構は、上記第四の課題を解決すべくなさ
れたもので、回転自在な回転体16には、被挟持物1を
挟持可能で且つ、受け渡し位置T1で回転方向の前後に
離反して前記被挟持物1を被供給手段12に受け渡し可
能な挟持手段21が設けられてなり、しかも、該挟持手
段21は、少なくとも後方側の後方挟持体22bが被挟
持物1に当接する当接状態と被挟持物1から離反する離
反状態とを変化可能なように回動自在に設けられてなる
被挟持物の回転受け渡し機構において、前記後方挟持体
22bの被挟持物1に当接する当接部23bは、前記回
転体16の回転中心20aとの相対距離が前記当接状態
から離反状態にかけて小さくなるように移動可能に設け
られてなることを特徴とする。
にあっては、被挟持物1を挟持した挟持手段21は、回
転体16の回転により周方向に移動すると共に後方挟持
体22bが回動し、受け渡し位置T1において当接部2
3bが被挟持物1から離反して、被供給手段12に被挟
持物1を受け渡し、且つ、離反状態にかけて回転中心2
0aとの相対距離を小さくしながら当接部23bが移動
する。即ち、当接部23bは、当接状態から離反状態に
かけて前記相対距離が大きくなることなく移動するので
ある。
て図面を参照しつつ説明するが、まず、本発明にかかる
口部材付き容器の製造装置にて製造する口部材付き容器
9について図7を参照しつつ説明する。
の包装シート3,3から被収容物を収容可能に形成され
た容器本体2と、該容器本体2に熱融着されて前記被収
容物を注出する口部材1とからなる。
3の内面同士を重ね合わせて、両側縁部2c,2cと下
縁部2bを熱融着することにより正面視略矩形の袋状に
形成されてなる。
は、前記口部材1が挿入されて、包装シート3,3の内
面とヒートシールされてなり、該上縁部2aのうちの口
部材1以外の部分は、包装シート3,3同士が前記口部
材1のヒートシールの際に同時にヒートシールされてな
る。
が表出してなり、表出している略円筒状の表出部本体4
には、一対のフランジ部5,6が形成されてなり、更
に、上フランジ部5と下フランジ部6は、上下方向に所
定間隔離間して設けられ、該一対のフランジ部5,6の
間の胴部7は、略円筒形状に形成されてなる。尚、該下
フランジ部6は、図7(ロ)に示す如く、平面視略長方
形状に形成されてなる。
成された下フランジ部6によって方向性を有してなり、
該下フランジ部6の短手方向Cが前記容器本体2の包装
シート3の厚み方向と一致し、長手方向Bが両側縁部2
c,2c方向(横方向)と一致するように容器本体2に
装着されてなる。
いて説明する。該製造装置は、図1に示す如く、前記容
器本体2に口部材1を装着して口部材付き容器9を形成
する容器形成部12と、該容器形成部12に前記口部材
1を受け渡し位置T1において受け渡し且つ、口部材1
をリードスクリュータイプのパーツフィーダ60(供給
手段)から受け取り位置S1において受け取る口部材供
給部11と、前記容器形成部12から口部材付き容器9
を受け取り位置S2において受け取り且つ、該口部材付
き容器9を排出位置T2において排出する容器排出部1
3と、前記容器形成部12に容器本体2を供給する容器
本体供給部14を備えてなる。
く、回転軸20に外嵌されて回転軸20の回転により回
転自在な回転体16と、該回転体16上に前記回転軸2
0の回転中心20aから放射状に60度ごとに六個設け
られてなる挟持手段21…とを備えてなる。
取り位置S1で回転方向の前後から挟持すべく、前後一
対の挟持体22a,22bが設けられてなる。該挟持体
22a,22bの先端側には、口部材1に当接する当接
部23a,23bが各々形成されてなり、前後一対の当
接部23a,23bは、互いに対向し且つ対称形状に形
成されてなる。尚、該当接部23a,23bは、図3に
示す如く、前記口部材1の上下フランジ部5,6の間に
入り込んで、当接部23a,23bの上面が上フランジ
5の下面に当接して円筒形状の胴部7を挟持するよう構
成されてなる。
挟持体22a,22bは、当接部23a,23bが口部
材1に当接する当接状態と口部材1から離反する離反状
態とを変化可能なように、回転体16に回動自在に設け
られてなる。
が回動軸24a,24bの上端に装着されてなり、該回
動軸24a,24bが回転することにより回動軸24
a,24bを中心にして回動するよう設けられてなる。
き位置関係を有して設けられてなる。即ち、前方側の前
方挟持体22aの回動軸24aは、回転体16の回転中
心20aと挟持された口部材1とを結ぶ直線Aから回転
方向の後方側に位置し、後方側の後方挟持体22bの回
動軸24bは、前記直線Aから回転方向の前方側に位置
して設けられ、しかも、該一対の回動軸24a,24b
は、回転体16の回転中心20aから同一距離を有して
設けられてなる。従って、当接部23a,23bと回動
軸24a,24bとは、前記直線Aを交差するように配
置されてなる。尚、前方挟持体22aは、後方挟持体2
2bの回動軸24bの外側を迂回するように平面視略コ
の字状に形成されてなる。
23a,23bに対して前記直線Aを交差するように回
動軸24a,24bを設けることにより、当接部23
a,23bは、回転体16の回転中心20aとの相対距
離が離反状態から当接状態にかけて大きくなるように移
動可能に設けられてなる。
は、図3に示す如く、回転体16に軸支されてなると共
に、回転体16を貫通して下方側に突出してなり、該回
動軸24bの下端には、回動部材25が装着されてな
る。
26が設けられ、該ローラ26の外周面は、固定部材2
7の外周に形成されたカム面28に当接してなり、該固
定部材27の内面側には前記回転軸20が軸受29を介
して軸支されてなる。即ち、回動部材25が回転体16
と共に回転することにより、カム面28の凹凸によって
回動部材25が回動軸24bを回転させ、上端の後方挟
持体22bを回動するよう構成されてなる。
は、図2に示す如く、一対の挟持体22a,22bを連
動して回動させるべく、各々同一径のギヤ30,30が
設けられてなり、該ギヤ30は、挟持体22a,22b
と回転体16との上下の間で互いに係合しつつ回転する
よう設けられてなる。尚、挟持体22a,22bは、各
々バネ(図示せず)によって当接状態側に付勢されてな
る。
は、後方挟持体22bの回動軸24bに設けられた回動
部材25の回動及び一対のギヤ30,30によって、連
動して回動するように設けられてなるが、前記固定部材
27のカム面28の回転体16に対する位相は、受け取
り位置S1から受け渡し位置T1までは挟持体22a,
22bが当接状態となり、且つ、受け渡し位置T1から
は、徐々に当接部23a,23bが離反する方向に回動
し、離反状態となった後に、受け取り位置S1にかけて
当接部23a,23bが接近する方向に回動して受け取
り位置S1で当接状態となるように設定されてなる。
両挟持体22a,22bの先端部31a,31bが内側
軌跡円100の内側(回転体16の回転中心20a側)
に位置するように、カム面28の凹凸量が設定されてな
る。尚、前記内側軌跡円100とは、回転体16の回転
中心20aを中心とし、挟持された口部材1の胴部7の
最内点7aと回転体16の回転中心20aとの距離を半
径とする円をいう。
11の外側には、口部材1を受け取り位置S1に所定間
隔ごとに順次供給するための前記パーツフィーダ60が
設けられてなる。かかるパーツフィーダ60は、口部材
1の送り方向が回転体16の回転中心20aに向かうよ
うに、回転体16の半径方向に沿って設置されてなり、
受け取り位置S1には、ガイド60aが設けられてな
る。また、該パーツフィーダ60は、口部材1を下フラ
ンジ6の長手方向B(図7(ロ)に示す)に送るように
形成されてなる。
14は、合成樹脂フィルムを筒状に形成してなる長尺状
の原反リールを所定長さの容器本体2に切断し、切断さ
れた容器本体2を吸着保持して、回転テーブル19の回
転により前記容器形成部12に容器本体2を所定間隔ご
とに順次連続的に供給するようになっている。
前記口部材供給部11及び容器本体供給部14と同期し
て所定の回転速度に制御されたロータリー装置17が設
けられてなる。該ロータリー装置17は、前記口部材供
給部11の挟持手段21から受け渡し位置T1において
受け取った口部材1を、前記容器本体供給部14から供
給される容器本体2に装着することにより、口部材付き
容器9を一定間隔ごとに連続して形成するよう構成され
てなる。
図4に示す如く、口部材供給部11の挟持手段21から
口部材1を受け渡し位置T1において受け取るための口
部材クランパー40と、受け取った口部材1を容器本体
2に装着するためのシール装置41とが、それぞれ周方
向に等間隔且つ上下に対向して複数設けられており、該
シール装置41は、容器本体2の上縁部2aと口部材1
とを加熱して熱融着した後、容器本体2と口部材1との
シール部分を冷却して、容器本体2に口部材1をヒート
シール可能に構成されてなる。
を挟持可能に設けられ、しかも、該挟持方向が下フラン
ジ部6の短手方向Cになるよう構成されてなる。また、
シール装置41も、容器本体2を包装シート3の厚み方
向にヒートシールして前記口部材1を容器本体2へ装着
するようになっている。
給部11と容器本体供給部14とから、口部材1と容器
本体2とを所定間隔ごとに連続的に供給されることによ
り、口部材1、容器本体2及び形成した口部材付き容器
9を、全て半径方向に沿って長くなるように放射状に保
持し、回転しながら連続的に口部材付き容器9を形成す
るよう構成されてなる。
如く、前記口部材供給部11と略同様の構成となってお
り、回転自在な回転体16と、放射状に所定角度ごとに
設けられた六個の挟持手段21…とを備えてなる。
容器形成部12と同期して所定の回転速度に制御され、
挟持手段21が容器形成部12で形成された口部材付き
容器9を受け取り位置S2において回転体16の接線方
向に受け取り且つ、挟持した口部材付き容器9を排出位
置T2から排出するようになっている。尚、該挟持手段
21の一対の挟持体22a,22bも、口部材1の上下
フランジ5,6の間の胴部7を挟持するよう形成されて
なる。
22a,22bを回動して離反状態と当接状態とを変化
可能にするために、前記口部材供給部11と同様に、回
転体16の下方にはカム面28を有する固定部材27
と、後方挟持体22bの回動軸24bに取り付けられた
回動部材25とを有してなる。
取り位置S2から排出位置T2まで当接状態となり、排
出位置T2から受け取り位置S2までは離反状態となる
ように形成されている。
は、形成された口部材付き容器9を回転体16の接線方
向に沿って排出するための排出用ガイド15が設けられ
ている。
製造装置の使用状態について説明する。図1に示す如
く、口部材供給部11、容器形成部12、容器本体供給
部14、及び容器排出部13を全て同期させ、パーツフ
ィーダ60から受け取り位置S1に順次口部材1を供給
すると、口部材供給部11の一対の挟持体22a,22
bが受け取り位置S1における口部材1の受け取りを開
始する。以下に、該受け取り動作を説明する。
方側に位置する挟持手段21は、挟持体22a,22b
の先端部31a,31bが内側軌跡円100の内側に位
置して離反状態となっており、該状態を維持して回転体
16の回転によって受け取り位置S1に近づく。
が受け取り位置S1において待機している口部材1の内
側を通過すると、回動部材25がカム面28の凹凸に沿
って回動して後方挟持体22bの回動軸24bを回転さ
せ、ギヤ30の回転によって一対の挟持体22a,22
bが連動し、両当接部23a,23bが接近する方向に
回動し始める。このように、前方挟持体22aの先端部
31aが、内側軌跡円100よりも内側に位置して離反
状態となっているために、受け取り位置S1で待ってい
る口部材1との干渉が防止できて、上述の当接部23
a,23bの接近動作に移ることができる。
動すると、当接部23a,23bは、回動軸24a,2
4bを中心にして円弧状の軌跡(回転体16の回転運動
を除く)を描きながら、離反状態から当接状態にかけて
回転体16の回転中心20aとの相対距離を徐々に大き
くしつつ移動する。
が、回転体16の回転中心20aと挟持された状態の口
部材1とを結ぶ直線Aから回転方向の後方側に設けられ
てなるので、前方挟持体22aの当接部23aは、当接
状態における当接部23aの軌跡(口部材1を挟持した
状態で当接部23a,23bが回転体16の回転によっ
て描く軌跡)よりも外側に突出して大回りすることな
く、当接状態まで移動していく。
て説明すると、図6に示す如く、離反状態における点P
1から当接状態における点P2までの間、当接部23a
の回動軌跡102は、中心軌跡円101(当接部23a
の中心点が回転体16の回転によって描く回転軌跡円)
よりも外側に位置することがなく、該中心軌跡円101
上の受け取り位置S1に向かって回動軸24aを中心に
回転運動するのである。また、後方挟持体22bにおい
ても同様である。
1の胴部7に略同時に当接することにより、バネによっ
て当接方向に付勢されている一対の挟持体22a,22
bの受け取り動作が完了する。
段21は、一対の挟持体22a,22bがバネによって
当接方向に付勢されることにより、確実に口部材1を挟
持して回転体16の回転により受け渡し位置T1に向か
う。
受け渡し位置T1にまで移動すると、容器形成部12の
口部材クランパー40も挟持手段21に合わせて受け渡
し位置T1に到達し、該受け渡し位置T1において、挟
持手段21から口部材クランパー40に口部材1が接線
方向に受け渡される。
材クランパー40は、共に受け渡し位置T1から離脱し
ていくが、挟持手段21は、回動部材25とカム面28
とによって、挟持体22a,22bが受け取り動作と逆
方向に連動して回動して離反状態となり、再度、前記受
け取り位置S1に向かって移動していく。
が、回転方向の前方側に設けられてなるので、後方挟持
体22bの当接部23bは、上述した受け取り動作と同
様に円弧状の回動軌跡102を描きながら大回りするこ
となく口部材1から離反し、回転体16の回転中心20
aとの相対距離を当接状態から離反状態にかけて徐々に
小さくなるように移動する。
えると、当接部23bは、口部材1から離反する際に、
中心点が中心軌跡円101の外側に向かって移動し始め
るのではなく、該円101の内側に向かって移動し始
め、該円101よりも外側に突出することなく離反状態
まで回動する。前方挟持体22aにおいても同様に回動
軌跡102を描き、一対の挟持体22a,22bの先端
部31a,31bが前記内側軌跡円100の内側に戻っ
て離反状態となる。
パー40は、挟持した状態を維持してロータリー装置1
7の回転により周方向に移動し、容器形成部12では、
容器本体供給部14から順次供給される容器本体2に口
部材1を順次上方より挿入し、シール装置41によって
所定の加熱作業と冷却作業を行うことにより、口部材1
を容器本体2にヒートシールして装着する。
1及び容器本体2の受け取り並びにヒートシールの作業
を、ロータリー装置17の回転によって、回転しながら
行って、連続的に口部材付き容器9を形成し、形成した
該容器9を容器排出部13の挟持手段21に受け渡すの
である。
部材1を一対の挟持体22a,22bが挟持して、回転
体16の回転により周方向に移動し、排出位置T2にお
いて排出用ガイド15に接線方向に沿って排出する。
容器9の受け取り動作及び該容器9の排出動作も、上述
した口部材供給部11の挟持手段21と同様の動作であ
る。即ち、受け取り時においては、前方挟持体22aの
先端部31aが口部材付き容器9の口部材1と干渉する
ことなく該容器9を確実に受け取り、排出後においても
後方挟持体22bの先端部31bと排出した口部材付き
容器9の口部材1とが干渉することがなく、該容器9を
確実に排出することができるのである。
されるが、本実施形態における口部材付き容器の製造装
置の利点をまとめると以下のようになる。
方挟持体22aの回動軸24aを前記直線Aより後方側
に設け、後方挟持体22bの回動軸24bを前記直線A
より前方側に設けることにより、離反状態と当接状態と
の間の挟持体22a,22bの回動範囲を従来に比して
大幅に減少させることができる。従って、個々の挟持手
段21を小型化できる結果、口部材供給部11自体を小
型化することができるのである。また、逆に、挟持手段
21の配置個数を従来に比して増加させることもでき
る。
を小さくすることができるので、回動時間を短縮するこ
とができ、受け取りと受け渡しの高速化により、容器形
成部12への供給速度を高速化させることができるので
ある。
取り位置S1において待っている状態の場合には、供給
される口部材1と回転体16との間に、回転体16の接
線方向の相対的な速度差が生じ、口部材1との干渉を防
止すべく予め前方挟持体22aを内側に逃げておく必要
があるので、回動範囲を小さくできる効果が大きいもの
である。
動させているので、一方の回動軸24bのみを駆動させ
ればよく、駆動手段を簡略化且つ小型化することができ
る。
構(カム部材25とカム面28)を使用しているため
に、モータ等の別の駆動源を必要とせず、回転体16の
回転駆動のみで挟持体22a,22bを回動させて離反
状態と当接状態を変化させることができる。
60を、回転体16の半径方向に沿って設けているの
で、受け取り位置S1に口部材1を長手方向Bに沿って
供給して、挟持体22a,22bが口部材1を短手方向
Cに挟持させることができ、口部材1を回転させる方向
変換手段を別途必要としない利点がある。しかも、受け
取り位置S1において、ガイド60aを設けているため
に、挟持体22a,22bの受け取り動作をより一層確
実にすることができる。
れる口部材1と容器本体2を共にロータリー装置17の
半径方向に沿って保持し、且つ、回転しながら口部材1
を容器本体2に装着するので、連続的に装着することが
できて装着の高速化が達成でき、容器形成部12を小型
化することができるのである。
部材供給部11と同様の利点があり、挟持手段21の回
動範囲を狭くすることができる結果、容器排出部13を
小型化でき且つ高速化もできる。
部材供給部11、容器形成部12及び容器排出部13の
小型化と高速化によって、口部材付き容器の製造装置自
体を従来に比して大幅に小型化することができ、しか
も、連続的に当該容器9を高速製造することができるの
である。
く、一対の挟持体22a,22bを上下に立体交差させ
て平面視略X状に構成してもよく、挟持体22a,22
bの形状や個数等は種々設計変更可能である。
ているが、該連動手段や駆動手段も特に限定するもので
はなく、また、両挟持体22a,22bの回動範囲も同
一に設定しているが、例えば、後方挟持体22bは、容
器形成部12のロータリー装置17も回転しているの
で、前方挟持体22aよりも小さな回動範囲に設定する
こともできる。従って、前方挟持体22aの回動軸24
aのみを後方側に配置して、後方挟持体22bの回動軸
24bは、従来のように後方側に配置させることも可能
であり、両回動軸24a,24bを同軸に設けてもよ
い。更に、後方挟持体22bを固定化させたり、回転体
16と一体化させることも可能である。
3のうち少なくとも一方の挟持手段21において、前方
挟持体22aが回動し、且つ該前方挟持体22aの回動
軸24aを後方側に位置させてもよい。
22aの当接部23aは後方側に設けた回動軸24aを
中心にして回動するものであったが、当接部23aを前
方挟持体22aにスライド可能に設けて、リンク機構等
によって前方挟持体22aを回動させながら当接部23
aをスライドさせて、相対距離を離反状態から当接状態
にかけて大きくなるようにすることも可能である。かか
る場合には、前方挟持体22aの回動軸24aは、前記
直線Aの後方側のみならず前方側に設けることも可能で
ある。
後方側に設けて、当接部23aが回動軸24aを中心に
して回動して、相対距離を徐々に大きくするよう構成す
ることにより、極めて簡易な構造で回動範囲を狭くする
ことができるのである。
体16の半径方向ではなく接線方向に設置して、口部材
1を回転体16の接線方向に供給してもよく、容器形成
部12において容器本体2を周方向に設置して口部材1
を装着させる場合や、口部材1が方向性を有しない場合
には、別途方向変換手段を用いずに供給することができ
る。
回動範囲が狭いために、パーツフィーダ60の送りピッ
チを狭くすることができ、口部材1の容器形成部12へ
の供給速度を従来に比して速めることができるのであ
る。特に、パーツフィーダ60自体の構造上の観点か
ら、送りピッチを広げることに限界があるために、小型
の口部材1を供給する際に特に効果が大きいものであ
る。
ての説明であったが、当該装置に使用している挟持手段
21や回転体16等は、種々の被挟持物1を挟持する機
構、装置に対応可能なものである。即ち、被挟持物1を
回転しながら受け取るための被挟持物の回転受け取り機
構、及び受け取った被挟持物1を被供給手段12に連続
供給するようにも構成されている回転供給装置にあって
は、受け取り動作における被挟持物1との干渉を防止す
べく、少なくとも前方挟持体22aの当接部23aが相
対距離を大きくするように移動することにより回動範囲
を狭くすることができ、また、回転しながら被挟持物1
を被供給手段12に受け渡すための被挟持物の回転受け
渡し機構にあっては、受け渡し動作において、受け渡し
た後の被挟持物1との干渉を防止すべく、少なくとも後
方挟持体22bの当接部23bが相対距離を小さくする
ように離反状態に移動することにより回動範囲を狭くす
ることができるのである。従って、かかる機構や装置に
前記挟持手段21等を採用することにより、各々の機構
や装置を小型化できるうえに、受け取りや受け渡しの高
速化もできるのである。
機構にあっては、前記前方挟持体の当接部が、回転体の
回転中心との相対距離が離反状態から当接状態にかけて
大きくなるように移動するので、前方挟持体の回動範囲
を従来に比して狭くすることができる。従って、挟持手
段の小型化によって回転受け取り機構を小型化すること
ができるのである。しかも、回動範囲が従来に比して小
さいために、離反状態から当接状態までに要する時間を
短縮でき、受け取り動作を高速化できる。
装置は、複数の挟持手段の小型化によって回転供給装置
を小型化でき且つ受け取り動作を高速化できるという効
果を有すると共に、被供給手段への被挟持物の連続供給
速度も高速化できるという効果を有する。
製造装置は、挟持手段を回転体に所定角度ごとに複数設
けて、口部材及び形成された口部材付き容器を一定間隔
ごとに連続的に供給し排出することにより、連続的に口
部材付き容器を製造することができるという効果を有す
ると共に、口部材供給部や容器排出部自体を小型化する
ことができ、しかも、供給や排出を高速化することがで
きる結果、従来に比して極めて小型の製造装置で容器の
高速製造を行うことができるという効果を奏するのであ
る。
渡し機構は、挟持手段の小型化によって、機構自体を小
型化することができる効果を奏すると共に、被挟持部の
受け渡し動作を従来に比して高速化することができる効
果を有する。
製造装置を示す平面図。
を示す平面図。
を示す図2のG−G線断面図。
を示す平面図。
を示す平面図。
を示す概略平面図。
(ロ)は平面図。
を示す平面図。
図。
面図。
面図。
(イ)は被挟持物を半径方向に供給する状態を示す平面
図、(ロ)は被挟持物を接線方向に供給する状態を示す
平面図。
を示す平面図、(ロ)は被挟持状態を示す平面図、
(ハ)はパーツフィーダによる送り状態を示す平面図。
き容器、11…口部材供給部、12…容器形成部(被供
給手段)、13…容器排出部、16…回転体、20a…
回転中心、21…挟持手段、22a…前方挟持体、22
b…後方挟持体、23a,23b…当接部、24a,2
4b…回動軸(回動中心)、60…パーツフィーダ(供
給手段)、A…直線、S1,S2…受け取り位置、T1
…受け渡し位置、T2…排出位置
Claims (5)
- 【請求項1】 回転自在な回転体(16)には、供給手
段(60)から供給される被挟持物(1)を受け取り位
置(S1)で回転方向の前後から挟持可能な挟持手段
(21)が設けられてなり、しかも、該挟持手段(2
1)は、少なくとも前方側の前方挟持体(22a)が被
挟持物(1)に当接する当接状態と被挟持物(1)から
離反する離反状態とを変化可能なように回動自在に設け
られてなる被挟持物の回転受け取り機構において、前記
前方挟持体(22a)の被挟持物(1)に当接する当接
部(23a)は、前記回転体(16)の回転中心(20
a)との相対距離が前記離反状態から当接状態にかけて
大きくなるように移動可能に設けられてなることを特徴
とする被挟持物の回転受け取り機構。 - 【請求項2】 前記前方挟持体(22a)の回動中心
(24a)は、前記回転体(16)の回転中心(20
a)と挟持された被挟持物(1)とを結ぶ直線(A)上
から回転方向の後方側に設けられてなる請求項1記載の
被挟持物の回転受け取り機構。 - 【請求項3】 回転自在な回転体(16)には、供給手
段(60)から供給される被挟持物(1)を受け取り位
置(S1)で回転方向の前後から挟持可能な挟持手段
(21)が、回転体(16)の回転中心(20a)から
放射状に所定角度ごとに複数設けられてなり、且つ、該
挟持手段(21)は、少なくとも前方側の前方挟持体
(22a)が被挟持物(1)に当接する当接状態と被挟
持物(1)から離反する離反状態とを変化可能なように
回動自在に設けられてなり、しかも、前記供給手段(6
0)から受け取り位置(S1)で受け取った被挟持物
(1)を被供給手段(12)に供給する被挟持物の回転
供給装置において、前記前方挟持体(22a)の被挟持
物(1)に当接する当接部(23a)は、前記回転体
(16)の回転中心(20a)との相対距離が前記離反
状態から当接状態にかけて大きくなるように移動可能に
設けられてなることを特徴とする被挟持物の回転供給装
置。 - 【請求項4】 被収容物を収容可能な容器本体(2)に
口部材(1)を装着して口部材付き容器(9)を形成す
る容器形成部(12)と、回転自在な回転体(16)を
有して前記容器形成部(12)に前記口部材(1)を受
け渡し位置(T1)において受け渡し且つ、口部材
(1)を供給手段(60)から受け取り位置(S1)に
おいて受け取る口部材供給部(11)と、回転自在な回
転体(16)を有して前記容器形成部(12)から口部
材付き容器(9)を受け取り位置(S2)において受け
取り且つ、該口部材付き容器(9)を排出位置(T2)
において排出する容器排出部(13)とを備えてなり、
前記回転体(16)には、受け取り位置(S1,S2)
で口部材(1)を回転方向の前後から挟持可能な挟持手
段(21)が、回転体(16)の回転中心(20a)か
ら放射状に所定角度ごとに複数設けられてなり、しか
も、前記口部材供給部(11)の挟持手段(21)と容
器排出部(13)の挟持手段(21)のうち少なくとも
一方の挟持手段(21)は、少なくとも前方側の前方挟
持体(22a)が口部材(1)に当接する当接状態と口
部材(1)から離反する離反状態とを変化可能なように
回動自在に設けられ、且つ、該前方挟持体(22a)の
口部材(1)に当接する当接部(23a)は、前記回転
体(16)の回転中心(20a)との相対距離が前記離
反状態から当接状態にかけて大きくなるように移動可能
に設けられてなることを特徴とする口部材付き容器の製
造装置。 - 【請求項5】 回転自在な回転体(16)には、被挟持
物(1)を挟持可能で且つ、受け渡し位置(T1)で回
転方向の前後に離反して前記被挟持物(1)を被供給手
段(12)に受け渡し可能な挟持手段(21)が設けら
れてなり、しかも、該挟持手段(21)は、少なくとも
後方側の後方挟持体(22b)が被挟持物(1)に当接
する当接状態と被挟持物(1)から離反する離反状態と
を変化可能なように回動自在に設けられてなる被挟持物
の回転受け渡し機構において、前記後方挟持体(22
b)の被挟持物(1)に当接する当接部(23b)は、
前記回転体(16)の回転中心(20a)との相対距離
が前記当接状態から離反状態にかけて小さくなるように
移動可能に設けられてなることを特徴とする被挟持物の
回転受け渡し機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01082998A JP4268232B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 被挟持物の受取受渡装置及び口部材付き容器の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP01082998A JP4268232B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 被挟持物の受取受渡装置及び口部材付き容器の製造装置 |
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JPH11208884A true JPH11208884A (ja) | 1999-08-03 |
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JP01082998A Expired - Fee Related JP4268232B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 被挟持物の受取受渡装置及び口部材付き容器の製造装置 |
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