JPH11207637A - 研削工具 - Google Patents
研削工具Info
- Publication number
- JPH11207637A JPH11207637A JP2401198A JP2401198A JPH11207637A JP H11207637 A JPH11207637 A JP H11207637A JP 2401198 A JP2401198 A JP 2401198A JP 2401198 A JP2401198 A JP 2401198A JP H11207637 A JPH11207637 A JP H11207637A
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- grinding
- grindstone
- grinding wheel
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
料に対する加工をも可能とする研削工具を提供するこ
と。 【解決手段】本発明の研削工具1は、円柱状の砥石基材
2と、該砥石基材2の先端部の外周全周にわたって等間
隔で配設された棒状をなす複数の砥石(ダイヤモンドチ
ップ)4とを備えている。砥石4は、その一部が砥石基
材2の外周面5より外側に露出し、残部が砥石基材2内
に埋入されている。砥石4の埋入部分41における周方
向の最大幅をL1 、砥石4の露出部分42における周方
向の最大幅をL2 としたとき、L1 /L2 >1なる関係
を満足する。
Description
状や非球面形状のような曲面形状を研削加工、切削加工
するのに用いられる研削工具に関する。
ば、予め精密加工された型を用いたガラスモールドによ
り製造される場合がある。この場合、この型は、無電解
Niメッキやアルミニウムの真空蒸着によって金属薄膜
形成のなされた樹脂等の基材に対して切削加工またはバ
ニシングを施すことによって得られている。
ズ型を製造する例を示している。この例において、回折
レンズ型の元になる基材50は、図示しないスピンドル
モータにより軸60回りに回転している。そして、基材
50の被加工面に単結晶ダイヤモンドバイト51が当て
付けられて、この被加工面をなす物質が単結晶ダイヤモ
ンドバイト51によって切削、除去される。その結果、
基材50の被加工面上に、微細な溝形状が形成されるの
である。
回折格子型を製造する例を示している。この例におい
て、回折格子型の元になる基材52は、図示しないスラ
イドテーブルにより紙面に直交する方向へ進退移動す
る。そして、2つの円錐をそれらの底面で接合した形状
に研磨された成形ダイヤモンド工具53が、基材52の
表面に押し付けられ、成形ダイヤモンド工具53が回転
されて、その形状が基材52の表面に転写される。その
結果、基材52の被加工面上に、微細な溝が形成される
のである。
接、樹脂ブロックをダイヤモンドバイト51によって切
削するか成形ダイヤモンド工具によってバニシングする
ことによって製造される場合もある。
記ダイヤモンドバイト51を用いた切削加工の場合であ
っても、前記成形ダイヤモンド工具53を用いたバニシ
ングの場合であっても、同一の工具の同一の作用切刃が
常時被加工面に接触して加工を行うので、作用切刃にか
かる負担が大きく、この作用切刃が摩耗し易い。このた
め、従来の加工法によると、被加工材料の種類が銅、ア
ルミニウム、無電解Niメッキ、樹脂等の比較的柔らか
い材料に限られてしまい、光学ガラス、超硬セラミック
ス、鉄鋼材、超硬合金等の比較的硬い材料を加工するの
は非常に困難であった。
によって製造される場合がある。この場合、それを製造
するための型(非球面金型)は、型の元となる基材の表
面に対し、円柱型砥石(研削工具)を高速回転しつつ4
5°の角度で当て付け、そのエッジ部近傍が基材の表面
を削り取ることによって製造されている。この円柱型砥
石としては、レジンボンド砥石、電着砥石等が用いられ
ている。
イヤモンド砥粒を混入したボンド材を円柱状の砥石基材
の周囲に固着したものである。また、電着砥石とは、例
えばダイヤモンド砥粒を金属メッキ層によって砥石基材
の先端部近傍に固定したものである。
ンボンド砥石、電着砥石等)は、ダイヤモンド砥粒の配
置上の問題から、被加工物の加工時に、エッジ部におい
てダイヤモンド砥粒が容易に脱落したり、摩耗したりし
てしまい、被加工物の形状や面精度が不安定となるとい
う欠点がある。そのために、超精密加工には用いること
ができなかった。
鑑みてなされたものであり、その目的は、砥石の脱落を
抑制するとともに、比較的硬い材料に対する加工をも可
能とする研削工具を提供すること、また、微細な溝加工
が必要な回折レンズ型、回折格子型、回折格子自体等の
加工や、球面、非球面等の曲面加工に用いることができ
る研削工具を提供することにある。
(1)〜(8)の本発明により達成される。
石基材の先端部の外周全周にわたって配設された棒状を
なす複数の砥石とを備える研削工具であって、前記砥石
は、その一部が前記砥石基材の外周面より外側に露出
し、残部が前記砥石基材内に埋入されており、砥石の埋
入部分における周方向の最大幅をL1 、砥石の露出部分
における周方向の最大幅をL2 としたとき、L1 /L2
>1なる関係を満足することを特徴とする研削工具。
石基材の先端部の外周全周にわたって配設された棒状を
なす複数の砥石とを備える研削工具であって、前記砥石
は、その一部が前記砥石基材の外周面より外側に露出
し、残部が前記砥石基材内に埋入されており、砥石の埋
入部分における周方向の最大幅をL1 、砥石の露出部分
における周方向の最大幅をL2 としたとき、L1 /L2
≧1.2なる関係を満足することを特徴とする研削工
具。
石基材の先端部の外周全周にわたって配設された棒状を
なす複数の砥石とを備える研削工具であって、前記砥石
は、その一部が前記砥石基材の外周面より外側に露出
し、残部が前記砥石基材内に埋入されており、砥石の埋
入部分における周方向の最大幅をL1 、砥石の露出部分
における周方向の最大幅をL2 としたとき、12≧L1
/L2 ≧1.4なる関係を満足することを特徴とする研
削工具。
ある上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の研削工
具。
石基材の先端部の外周全周にわたって配設され、横断面
が四角形の棒状をなす複数の砥石とを備える研削工具で
あって、前記砥石は、横断面における1つの対角線が前
記砥石基材の外周面を横断し、他の1つの対角線が前記
砥石基材の外周面より内側に位置するよう固定されてい
ることを特徴とする研削工具。
いる1つの対角線は、前記砥石基材の半径方向に向いて
いる上記(5)に記載の研削工具。
砥石基材の中心軸と平行となるように、かつ、前記砥石
基材の外周面の周方向に沿ってほぼ等間隔で配置されて
いる上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の研削工
具。
である上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の研削
工具。
面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
上面図、図2は、図1中のA−A線断面図である。これ
らの図に示すように、本発明の研削工具1は、略円柱状
(回転体形状)の砥石基材2と、砥石基材2の先端部の
外周全周にわたって配設された棒状をなす複数の砥石4
とを備えてなるものである。
工具鋼SKSで構成されている。砥石基材2の寸法は、
例えば直径1.8mm、長さ8mmとされる。
放電加工により形成された複数の溝3が形成されてい
る。これらの溝3内に、それぞれ、後述する砥石4が挿
入、固定される。本実施例では、各溝3は、その長手方
向が砥石基材2の中心軸6と平行となるように、かつ、
砥石基材2の外周面の周方向に沿ってほぼ等間隔で配置
されている。また、溝3の図2中上端は、砥石基材2の
先端面に開放している。
イヤモンドチップであり、その形状は、棒状(柱状)を
なしている。この砥石4の横断面形状は、好ましくは多
角形であり、図示の実施例では、正方形(四角形)であ
る。この砥石4の寸法は、例えば、0.2mm×0.2mm
角で、長さ2mm程度とされる。
中心軸6と平行となるように、かつ、砥石基材2の外周
面の周方向に沿ってほぼ等間隔で配置されている。
配置に特徴を有する。以下詳述する。
5より外側に露出し、残部が砥石基材2内、すなわち溝
3内に埋入されている。図1に示すように、砥石4の埋
入部分41における周方向の最大幅をL1 、砥石4の露
出部分42における周方向の最大幅をL2 としたとき、
L1 /L2 >1なる関係を満足する。
つの対角線43が砥石基材2の外周面5を横断し(特
に、砥石基材2の半径方向に向き)、他の1つの対角線
44が砥石基材2の外周面5より内側(中心側)に位置
するよう固定されている。
を配置したことにより、埋入部分41の最大幅L1 の部
分がくさびと同様の機能を発揮し、砥石4の外周方向へ
の移動を阻止する。その結果、砥石4の砥石基材2に対
する固着力が高まり、砥石4の脱落が防止または抑制さ
れる。
分42の最大幅L2 とは、さらに、L1 /L2 ≧1.2
なる関係を満足することが好ましく、12≧L1 /L2
≧1.4なる関係を満足することがより好ましい。
/L2 がこの下限値未満であると、研削工具1に例えば
過大な応力や衝撃が作用した場合に、砥石4の脱落が生
じ易くなるからである。
は、L1 /L2 がこの上限値を超えると、砥石4の露出
部分42の突出量が少なくなるので、被加工物との接触
長さが極短となり、砥石4の摩耗が早くなる(寿命が短
くなる)。
す。この研削工具10は、本発明の研削工具1と同様
に、砥石基材20の先端部の外周全周にわたって、砥石
4と同形状の複数の砥石40を溝30内に固定したもの
であるが、各砥石40は、本発明の研削工具1のそれに
対し、45°ずらして配置されている。すなわち、砥石
40の埋入部分41の最大幅L1 と露出部分42の最大
幅L2 とが等しく、L1/L2 =1となっている。
の砥石基材20に対する結合力は、砥石40の外面と溝
30の内面との接着力にのみ依存しているため、本発明
の研削工具1に比べ、砥石40の脱落が生じ易い。
の一例について説明する。 [1]0.2mm×0.2mm×2mmの角柱状ダイヤモンド
よりなる砥石4を8個作製する。
径1.8mmφ×長さ8mmの砥石基材2を切り出し、その
外周面に、放電加工により8本の溝3を等間隔(中心角
45°間隔)で形成する。この場合、溝3の形状は、例
えば砥石4の埋入部分41と同様の形状、これに近似し
た形状、その他円形等が可能である。
た条件となるように、各溝3内に砥石4を開放側から挿
入し、仮固定する。
け、メッキ(例えば無電解Niメッキ)、圧入、焼バ
メ、焼結(特にプラズマ焼結)等の方法により、砥石基
材2に各砥石4を固定する。
(側面)を公知の方法によりツルーイングし、鋭いエッ
ジを形成する。このエッジにより、被加工物に対し、微
細で精密な加工、特に溝加工や曲面加工が可能となる。
や欠損が少なく、耐久性に優れる。そのため、銅、アル
ミニウム、無電解Niメッキ、樹脂等の比較的柔らかい
材料はもちろんのこと、例えば光学ガラス、セラミック
ス、鉄鋼材、ステンレス鋼、超硬合金、チタンまたはチ
タン合金等の比較的硬い材料を加工することもできる。
に対しその露出部分42が小さく、被加工物との接触長
さが非常に短くなるため、前記研削工具10に比べ、加
工抵抗が少ない。その結果、研削加工に伴う振動の発生
が抑制され、セラミックスに代表される脆性材料に対し
ても、クラック等を生じることなく加工することができ
る。すなわち、被加工物の種類、組成、特性の範囲が広
がる。
の用語は、機械工学上用いられる狭義の意味での「研
削」のみならず、その他の例えば「切削」、「研磨」等
を含む広義の意味で用いられるものである。
ついて説明したが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、例えば、砥石4の横断面形状は、四角形以外の
多角形またはその他任意の形状のものが可能である。
間隔や設置数も特に限定されない。
例えば、円筒状(中空)、中実または中空の円錐台形状
等、任意の回転体形状が可能である。
は、前述したもの以外のものであってもよい。
よれば、砥石の脱落を防止または抑制することができ
る。
る振動の発生が抑制できること等から、比較的硬い材料
や脆い材料に対する加工をも可能となり、被加工材料の
選択の幅が広がる。
子自体等に対する溝加工や、球面、非球面等の曲面加工
に好ましく適用され、その加工精度も高い。
防止するために別途特別の対策を講じる必要もなく、製
造が容易である。
る。
す図である。
す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 回転体形状の砥石基材と、前記砥石基材
の先端部の外周全周にわたって配設された棒状をなす複
数の砥石とを備える研削工具であって、 前記砥石は、その一部が前記砥石基材の外周面より外側
に露出し、残部が前記砥石基材内に埋入されており、砥
石の埋入部分における周方向の最大幅をL1 、砥石の露
出部分における周方向の最大幅をL2 としたとき、L1
/L2 >1なる関係を満足することを特徴とする研削工
具。 - 【請求項2】 回転体形状の砥石基材と、前記砥石基材
の先端部の外周全周にわたって配設された棒状をなす複
数の砥石とを備える研削工具であって、 前記砥石は、その一部が前記砥石基材の外周面より外側
に露出し、残部が前記砥石基材内に埋入されており、砥
石の埋入部分における周方向の最大幅をL1 、砥石の露
出部分における周方向の最大幅をL2 としたとき、L1
/L2 ≧1.2なる関係を満足することを特徴とする研
削工具。 - 【請求項3】 回転体形状の砥石基材と、前記砥石基材
の先端部の外周全周にわたって配設された棒状をなす複
数の砥石とを備える研削工具であって、 前記砥石は、その一部が前記砥石基材の外周面より外側
に露出し、残部が前記砥石基材内に埋入されており、砥
石の埋入部分における周方向の最大幅をL1 、砥石の露
出部分における周方向の最大幅をL2 としたとき、12
≧L1 /L2 ≧1.4なる関係を満足することを特徴と
する研削工具。 - 【請求項4】 前記砥石の横断面形状が多角形である請
求項1ないし3のいずれかに記載の研削工具。 - 【請求項5】 回転体形状の砥石基材と、前記砥石基材
の先端部の外周全周にわたって配設され、横断面が四角
形の棒状をなす複数の砥石とを備える研削工具であっ
て、 前記砥石は、横断面における1つの対角線が前記砥石基
材の外周面を横断し、他の1つの対角線が前記砥石基材
の外周面より内側に位置するよう固定されていることを
特徴とする研削工具。 - 【請求項6】 前記砥石基材の外周面を横断している1
つの対角線は、前記砥石基材の半径方向に向いている請
求項5に記載の研削工具。 - 【請求項7】 前記砥石は、その長手方向が前記砥石基
材の中心軸と平行となるように、かつ、前記砥石基材の
外周面の周方向に沿ってほぼ等間隔で配置されている請
求項1ないし6のいずれかに記載の研削工具。 - 【請求項8】 前記砥石は、ダイヤモンドチップである
請求項1ないし7のいずれかに記載の研削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02401198A JP3958428B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 研削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02401198A JP3958428B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 研削工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11207637A true JPH11207637A (ja) | 1999-08-03 |
JP3958428B2 JP3958428B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=12126620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02401198A Expired - Fee Related JP3958428B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 研削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3958428B2 (ja) |
-
1998
- 1998-01-21 JP JP02401198A patent/JP3958428B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3958428B2 (ja) | 2007-08-15 |
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A521 | Written amendment |
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