JP2001038630A - 超砥粒工具及びその製造方法 - Google Patents

超砥粒工具及びその製造方法

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健二 福島
Hideo Moribayashi
秀雄 森林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の超砥粒工具の切れ味を改善して、高精度
・高能率な加工を可能にする。 【解決手段】基台の表面に平均粒径100μm〜100
0μmの超砥粒を一層だけ結合材で固着した超砥粒層を
有する超砥粒工具の表面に、直径Φ0.1mm〜Φ5m
m、深さ0.03mm〜3mmの凹部が略均一に分布す
るように設ける。凹部を形成するには、母型の内面に、
略半球状の樹脂、金属、セラミックス等により凸部を形
成し、これを超砥粒層に反転することにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤモンド、C
BN等の超砥粒を用いた超砥粒工具の性能改善に関する
ものである。その中でも特に、研削盤等に取り付けられ
たWA、GC等の在来砥石又はビトリファイドボンド超
砥粒砥石、レジンボンド超砥粒砥石等を高精度、高能率
にドレッシングするのに用いられるダイヤモンドロータ
リードレッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の超砥粒工具のひとつとして、ダイ
ヤモンドロータリードレッサを例にあげて説明する。従
来のダイヤモンドロータリードレッサとしては、例え
ば、特開昭59−47162号公報に開示されているよ
うなダイヤモンド粒子を台金の外周に一層だけ固着した
ものが良く知られている。このように、ダイヤモンド層
の表面形状がストレート形状、すなわち円筒形状のもの
は、砥石の表面をトラバースさせながらドレッシングす
るのに用いる場合が多く、ダイヤモンドロータリードレ
ッサの切れ味不足及び工作物の表面粗さが粗いという問
題はほとんど発生することがない。また、発生してもド
レシングの条件、例えば、周速度比、トラバース速度、
ドレッシングアウトの時間、切り込み深さの量等、の設
定を変更することにより比較的容易に解決することがで
きる。この様なストレート形状のダイヤモンドロータリ
ードレッサは、設計時において、その仕様を十分に検討
して製作されるべきであるが、その仕様が実際にドレッ
シングして最適でない場合でも、ドレッシング条件の設
定をかなり広範囲に変化させられるので、ドレッシング
条件次第でダイヤモンドロータリードレッサの性能を最
大限に発揮させることができる。
【0003】別の公知例としては、特公平1−2211
5号公報に開示されている。同様にダイヤモンド粒子を
メッキ法又は粉末冶金法によって台金表面に一層だけ固
着したものである。このように成形される砥石との接触
幅が広く、高精度にWA、GC等の在来砥石又はビトリ
ファイドボンドCBN砥石を成形するのに用いられる総
型形状のダイヤモンドロータリードレッサにおいては、
ダイヤモンド粒子を特に密に固着したものである。上記
の公知例とは異なり、この総型形状の場合は、砥石軸と
ダイヤモンドロータリードレッサの軸が平行に配置さ
れ、両者の軸間距離が近づく方向に切り込みがなされ
る。この切り込み方式を一般的に、プランジドレッシン
グと呼んでいる。このプランジドレシングの場合は、ト
ラバースドレッシングの場合よりも、ドレッシング条件
の設定範囲が狭くなり、周速度比、ドレッシングアウト
時間及び切り込み速度を変化させることができる。
【0004】また、プランジドレッシングの場合は、ダ
イヤモンドロータリードレッサの表面粗さがそのままド
レッシングされた砥石に転写されるため、ダイヤモンド
ロータリードレッサの完成精度がドレッシング精度に及
ぼす影響が極めて大きいといえる。すなわち、総型形状
のダイヤモンドロータリードレッサにおいては、その完
成精度が十分に高くなければ、ドレッシング条件を広範
囲に変化させても、満足できる性能が得られないことが
多い。この理由により、ダイヤモンド粒子の突出端高さ
を高精度に揃える必要があり、ダイヤモンド粒子の先端
部をツルーイングして平坦面として突出端の高さを揃え
て、特に高精度な表面粗さが得られるようにする。
【0005】このツルーイングには通常、ダイヤモンド
粒径が500μm〜1000μmのメタルボンド、又は
電着のストレート形状のダイヤモンド砥石が用いられて
いる。能率良くツルーイングするには、ダイヤモンドロ
ータリードレッサとダイヤモンド砥石を接触点で同じ方
向に回転(ダウンドレッシング)させ、ダイヤモンドロ
ータリードレッサの周速度(Vr)をダイヤモンド砥石
(Vs)の周速度よりも十分に速くすることが必要で、
両者の周速度比の値、すなわち、Vr/Vsの値が10
以上であることが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特に、工作物の表面粗
さの要求値が、Rzで1μm以下であるときは、ツルー
イングによるダイヤモンド粒子の除去量が多くなり、ダ
イヤモンド粒子の先端部には粒子径のおよそ30%以上
の直径を有する平坦部が形成される。この平坦部が形成
されることにより、ダイヤモンドロータリードレッサと
砥石の接触面積が急激に増加して、ダイヤモンドロータ
リードレッサの切れ味不足による、工作物の焼け発生が
問題になっていた。また、同時にドレッシング抵抗も上
昇するのでドレッシングの際に振動が発生し、ダイヤモ
ンドロータリードレッサの切り込みが正常に行えなかっ
たり、振動が砥石に転写されて、成形精度が低下する問
題も発生していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題点
を解決するためになされたものである。すなわち、台金
8に平均粒径100μm〜1000μmの超砥粒2を一
層だけ結合材6で固着した超砥粒工具Wの超砥粒層3の
表面に直径dΦ0.1mm〜Φ5mm、深さh0.03
mm〜3mmの凹部1が略均一に分布していること特徴
とするものである。この凹部1が形成されることによ
り、凹部1がチップポケットの役割を果たすので、超砥
粒工具Wの目づまりを防止することができる。それだけ
でなく、凹部1の面積分だけ作用する超砥粒2が少なく
なり、切れ味が著しく向上して研削(ドレッシング)抵
抗が減少し、高精度で高能率な研削(ドレッシング)を
可能にするものである。凹部1の形状は、概略球面の一
部であることが製作上、低コストで可能であるので好ま
しく、他には、円錐状、円柱状、角錐状、角柱状であっ
ても構わない。凹部1の寸法を直径dΦ0.1mm〜Φ
5mm、深さh0.03mm〜3mmと限定したが、好
ましくは直径dΦ0.5〜Φ3mm、深さh0.1〜2
mmの範囲で要求される工作物表面粗さによって適宜決
定する。特に、深さhについては、結合材6の厚み以下
としたほうがより好ましい。
【0008】そして、凹部1の超砥粒層3全体に対する
面積比率が5%〜90%であるとしたものである。ここ
で数値を限定した理由は、面積比率が5%未満ではチッ
プポケットの増加割合が少な過ぎて本発明の目的を達成
できないためである。また、面積比率が90%を超える
場合は、作用する超砥粒2の数が少な過ぎて超砥粒工具
Wの寿命を短くする。特に、ダイヤモンドロータリード
レッサの場合では凹部1が砥石に転写されて切り残しと
なり、工作物の表面粗さが粗くなるためである。
【0009】そして、凹部1の分布形態は、ピッチP1
が1mm〜10mmの凹部1の列が超砥粒工具回転軸C
に対する角度αが0度〜19度、かつピッチP2が1m
m〜10mmの凹部1の列が前記軸Cに対して前記角度
αと反対方向にとった角度βが30度〜60度となって
いることを特徴とするものである。ここで、角度αが0
度〜19度、かつ角度βが30度〜60度と限定した理
由は、超砥粒工具Wが回転した時に、凹部1の軌跡が順
次、軸方向にずれて切り残しが発生しないようににして
良好な表面粗さを得るためである。最もよく用いられる
ものとしては、角度αが5度〜14度、角度βが46度
から55度、かつ、角度αと角度βの合計が60度とな
るような分布形態である。
【0010】そして、超砥粒工具Wの製造方法は、反転
することにより超砥粒層3表面に凹部1を形成するた
め、予め母型4の壁面に略均一に分布する凸部5を設け
る工程と、その上に超砥粒2を仮固定する工程と、更に
その上に結合材6を肉盛りして超砥粒層3を形成する工
程と、超砥粒工具Wの台金8と超砥粒層3を結合する工
程を含むものである。反転めっき法を採用する場合は、
鋼製母型4の壁面(内面)に樹脂、金属、セラミックス
等いずれの材料でも凸部5を形成できる。次に、その表
面に超砥粒2をニッケルめっきで仮固定して振動等によ
り動かないようにした後、さらにニッケルめっきを肉盛
りして超砥粒層3を形成する。そして、台金8を装入し
て低融点合金7等で台金と超砥粒層3を結合し、母型4
を除去し、台金8を旋削加工により仕上げて超砥粒工具
Wとする。ここで上記の樹脂材料としては、例えばエポ
キシ樹脂を用いれば比較的容易に凸部5を形成でき、し
かも製造コストも安くできる。金属材料としては、銅、
錫、アルミニウム、亜鉛および、これらの合金を用いる
ことができる。更に具体的には、銅合金製の球、半球、
角柱、円柱などを接着剤で母型4の壁面(内面)に固定
する。金属材料を用いるメリットとしては、均一で整っ
た形状の凹部1を超砥粒層に形成できることである。ま
た、セラミックスとしては、Al、SiC、Si
などを用いることができる。焼結方式を採用する
場合は、鋼製または黒鉛製の母型4を用いる。凸部5を
形成するにはセラミックス等を用いる。超砥粒2を接着
剤で仮固定した後、鉄系粉末を充填し、この上に銅、ニ
ッケル、亜鉛を主成分とする溶浸材を乗せ、全体を溶浸
材の融点以上に加熱して溶浸材を融解させ、鉄系粉末に
浸透させる。冷却後、母型4を除去し、台金8を仕上げ
て超砥粒工具Wとする。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態については、実
施例の項で説明する。
【0012】
【実施例】(実施例1)軟鋼製のダイヤモンドロータリ
ードレッサの母型を用意し、その内面に凸部を形成し
た。凸部は、直径Φ1.5mm、突き出し高さ0.7m
m、ピッチP1を2.3mm、角度αを10度、ピッチ
P2を2.3mm、角度βを50度の規則配列とし、エ
ポキシ樹脂を用いて形成した。次にその上に平均粒径7
00μmのダイヤモンド砥粒をニッケルめっきで仮固定
し、さらにニッケルめっきを肉盛りしてダイヤモンド層
を完成した。次に台金を装入し、低融点合金でダイヤモ
ンド層と台金を結合し、母型を除去した後で台金を仕上
げて本発明のダイヤモンドロータリードレッサとした。
完成したダイヤモンドロータリードレッサは、外径Φ1
00mm、幅40mm凹部の仕様は、直径dΦ1.5m
m、深さh0.7mm、角度α=10度、角度β=50
度、ピッチP1=2.3mm、ピッチP2=2.3m
m、凹部の面積比率は38%である。本発明の効果を確
認するため、ドレッシングテスト及び研削テストを実施
して凹部無しの従来例1と比較した。
【0013】(実施例2)軟鋼製のダイヤモンドロータ
リードレッサの母型を用意し、その内面に凸部を形成し
た。凸部は、直径Φ1.2mm、突き出し高さ0.6m
m、ピッチP1を2.0mm、角度αを10度、ピッチ
P2を2.0mm、角度βを50度の規則配列とし、ロ
ウ材を用いて形成した。次にその上に平均粒径700μ
mのダイヤモンド砥粒をニッケルめっきで仮固定し、さ
らにニッケルめっきを肉盛りしてダイヤモンド層を完成
した。次に台金を装入し、低融点合金でダイヤモンド層
と台金を結合し、母型を除去した後で台金を仕上げて本
発明のダイヤモンドロータリードレッサとした。完成し
たダイヤモンドロータリードレッサは、外径Φ100m
m、幅40mm凹部の仕様は、直径dΦ1.2mm、深
さh0.6mm、角度α=10度、角度β=50度、ピ
ッチP1=2.0mm、ピッチP2=2.0mm、凹部
の面積比率は32%である。本発明の効果を確認するた
め、実施例1と同様にドレッシングテスト及び研削テス
トを実施して凹部無しの従来例1と比較した。
【0014】(実施例3)軟鋼製のダイヤモンドロータ
リードレッサの母型を用意し、その内面に凸部を形成し
た。凸部は、直径Φ2.5mm、突き出し高さ1.2m
m、ピッチP1を3.0mm、角度αを10度、ピッチ
P2を3.0mm、角度βを50度の規則配列とし、セ
ラミックスを用いて形成した。次にその上に平均粒径7
00μmのダイヤモンド砥粒をニッケルめっきで仮固定
し、さらにニッケルめっきを肉盛りしてダイヤモンド層
を完成した。次に台金を装入し、低融点合金でダイヤモ
ンド層と台金を結合し、母型を除去した後で台金を仕上
げて本発明のダイヤモンドロータリードレッサとした。
完成したダイヤモンドロータリードレッサは、外径Φ1
00mm、幅40mm凹部の仕様は、直径dΦ2.5m
m、深さh1.2mm、角度α=10度、角度β=50
度、ピッチP1=3.0mm、ピッチP2=3.0m
m、凹部の面積比率は63%である。本発明の効果を確
認するため、実施例1、2と同様にドレッシングテスト
及び研削テストを実施して凹部無しの従来例1と比較し
た。
【0015】ドレッシングテストは在来砥石をプランジ
方式でドレッシングして行った。その詳細を表1に示
す。
【0016】
【表1】
【0017】研削テストはドレッシングされた上記の在
来砥石で鋼をプランジ方式で研削して行った。その詳細
を表2に示す。
【0018】
【表2】
【0019】実施例1〜3と従来例1ドレッシングテス
ト及び研削テストの結果を表3に示す。ドレッシング抵
抗が最大で約30%減少しただけでなく、表面粗さも向
上しており、本発明の効果が確認することができた。
【0020】
【表3】
【0021】さらに焼結方式(Infiltrated
Method)をもちいて本発明のダイヤモンドロー
タリードレッサ、実施例4〜6を製作した。 (実施例4)黒鉛製のダイヤモンドロータリードレッサ
の母型を用意し、その内面に半球状のSiC系セラミッ
クスを用いて凸部を形成した。凸部は、直径Φ1.5m
m、突き出し高さ0.7mm、ピッチP1を2.3m
m、角度αを10度、ピッチP2を2.3mm、角度β
を50度の規則配列とした。次にその上に平均粒径70
0μmのダイヤモンド砥粒を接着剤により仮固定し、鋼
製の台金を母型内部にセッティングし、母型と台金の隙
間にFe系金属粉末を充填し、炉に入れてロウ材を溶浸
させてダイヤモンド砥粒を台金と接合した。炉から取り
出して冷却し、母型を除去した後で台金仕上げ、ダイヤ
モンド層をドレッシングして本発明のダイヤモンドロー
タリードレッサとした。完成したダイヤモンドロータリ
ードレッサは、外径Φ100mm、幅40mm凹部の仕
様は、直径dΦ1.5mm、深さh0.7mm、角度α
=10度、角度β=50度、ピッチP1=2.3mm、
ピッチP2=2.3mm、凹部の面積比率は38%であ
る。
【0022】実施例5、6についても上記の実施例4と
同様の方法で製作した。そして、実施例4〜6と、従来
例2(焼結方式(Infiltrated Metho
d)で凹部無し)と性能比較した結果を表4に示す。こ
れらの実施例においても、従来例に比較し、ドレス抵抗
が最大約30%低減し、しかも同程度の表面粗さも得ら
れている。
【0023】
【表4】
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、ダイヤモン
ドロータリードレッサのダイヤモンド層に直径Φ0.1
mm〜Φ5mm、深さ0.03mm〜3mmの凹部を略
均一に分布させることにより、ダイヤモンドロータリー
ドレッサの切れ味を改善でき、工作物の表面粗さも向上
することができる。本発明は、特に工作物の焼けが発生
しやすいショルダー部等に適用するとその効果が大き
い。また、高精度な表面粗さを得るためにダイヤモンド
砥粒の先端部がツルーイングされて平坦部を有する場合
も効果的である。それだけでなく、ガラス、セラミック
ス、フェライト、シリコン、サマリュウムコバルト、等
各種電子部品材料、半導体材料、金属材料の研削加工に
用いられるダイヤモンドホイール、CBNホイールに凹
部を適用しても十分な効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の斜視図である。
【図2】凹部の分布形態を示す図である。
【図3】本発明の別の実施例の断面図である。
【図4】本発明の超砥粒層の部分断面図である。
【図5】(a)母型の断面図を示す。以下各工程を示
す。 (b)母型の内面に凸部を形成する工程を示す。 (c)超砥粒を仮固定する工程を示す。 (d)結合材を肉盛りする工程を示す。 (e)台金と超砥粒層を結合する工程を示す。 (f)母型を除去し、超砥粒工具が完成した図を示す。
【符号の説明】
1 凹部 2 超砥粒 3 超砥粒層 4 母型 5 凸部 6 結合材 7 低融点合金 8 台金 W 超砥粒工具 C 回転軸 P1 ピッチ P2 ピッチ α 回転軸に対する角度 β 回転軸に対する角度 d 凹部直径 h 凹部深さ
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月23日(2000.3.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24B 53/14 B24B 53/14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台金に平均粒径100μm〜1000μm
    の超砥粒を一層だけ結合材で固着した超砥粒層を有する
    超砥粒工具であって、 該超砥粒層の表面には、直径Φ0.1mm〜Φ5mm、
    深さ0.03mm〜3mmの凹部が略均一に分布してい
    ることを特徴とする超砥粒工具。
  2. 【請求項2】上記凹部の超砥粒層全体に対する面積比率
    が、5%〜90%であることを特徴とする請求項1記載
    の超砥粒工具。
  3. 【請求項3】上記凹部の分布形態は、ピッチP1=1m
    m〜10mmの凹部列が、 超砥粒工具回転軸Cに対する角度α=0度〜19度、か
    つ、ピッチP2=1mm〜10mmの凹部列が、 前記軸Cに対して前記角度αと反対方向にとった角度β
    =30度〜60度、となっていることを特徴とする請求
    項1または2記載の超砥粒工具。
  4. 【請求項4】上記の超砥粒工具は、ダイヤモンドロータ
    リードレッサであることを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の超砥粒工具。
  5. 【請求項5】反転することにより、超砥粒層表面に凹部
    を形成するために、予め母型の壁面に略均一に分布する
    凸部を設ける工程と、母型の壁面に超砥粒を仮固定する
    工程と、更にその上に結合材を肉盛りして超砥粒層を形
    成する工程と、超砥粒工具の台金と超砥粒層を結合する
    工程と、を含む超砥粒工具の製造方法。
  6. 【請求項6】上記の凸部は、樹脂、金属、セラミックス
    により形成することを特徴とする請求項5記載の超砥粒
    工具の製造方法。
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