JPH11207211A - スクリューデカンタ型遠心分離機 - Google Patents

スクリューデカンタ型遠心分離機

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JPH11207211A
JPH11207211A JP1294198A JP1294198A JPH11207211A JP H11207211 A JPH11207211 A JP H11207211A JP 1294198 A JP1294198 A JP 1294198A JP 1294198 A JP1294198 A JP 1294198A JP H11207211 A JPH11207211 A JP H11207211A
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JP
Japan
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bowl
screw
screw conveyor
value
cake
Prior art date
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Pending
Application number
JP1294198A
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English (en)
Inventor
Masanori Nagafuji
雅則 長藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリューデカンタ型遠心分離機において、
最大の厚密効果で脱水ケーキを得ることを目的とする。 【解決手段】 スラリーに遠心力を付与するために回転
するボウル1と、その中にスラリーを搬送するスクリュ
ーコンベヤ13との回転差速により供給混合物質を脱水
するスクリューデカンタ型遠心分離機において、前記軸
受に取付けたロードセル21A,21Bと、そのロード
セルの検出値からボウル1内の堆積物の重量を算定する
重量検出演算器14と、その値に基づきボウル1とスク
リューコンベヤ13との回転差速指令を与える差速指令
制御器15と、その値により制御されるスクリューコン
ベヤ駆動モータ4と、からなるスクリューデカンタ型遠
心分離機である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラリー等を固体
物質と液体物質とに分離するスクリューデカンタ型遠心
分離機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクリューデカンタ型遠心分離
機は、一方向に回転する円筒形のボウルとこれと同軸で
かつ回転差を有して同一方向に回転するスクリューコン
ベアとを備えている。ボウルは、遠心力を発生させて流
動性のある供給混合物質を濃縮し、比重の大きい固形分
物質を多く含む成分(以下、ケーキと言う)とそうでな
い成分(以下、分離液と言う)とに分離するために一定
ではあるが色々な速度で回転する。この回転で発生する
遠心力により、分離液に対し比重の大きいケーキはボウ
ルの内面に集められる。逆に、供給混合中の軽い物質す
なわち分離液は、遠心力で半径方向内側に移動する。さ
らに、スクリューコンベアはボウルに対し、微少の相対
速度で回転する。この差動回転は一連のスクリューとボ
ウルの壁との間に相対運動を生成し、その結果、ケーキ
はボウルの壁に沿ってゆっくりと筒軸方向に運ばれる。
そして、分離された重い物質であるケーキと軽い物質で
ある分離液は、通常、ボウルの両端にあり、レベル差を
有するそれぞれの排出口から別々に排出される。
【0003】スクリューコンベアとボウルとの間の作動
運動は、幾つかのパラメータや固形物を分離して取り出
そうとする供給混合物質の所要品質に基づき、遠心分離
器の運転中に変えることができるが、実際に運転する場
合はこれらの条件は既知となっているので、ボウル側は
回転数を一定とするのが一般的である。一方、スクリュ
ーコンベアの回転数は、供給物質の固形物濃度や供給量
の変動に対し、最適な差速となるよう制御することが望
ましい。
【0004】スクリューデカンタ型遠心分離機の運転に
おいては、ボウル内での閉塞をもたらすことがなく、得
られる脱水ケーキの含水率を最小にすることが求められ
る。脱水性に効果を及ぼす因子として遠心力と脱水時
間、ボウル形状、ケーキの圧密作用がある。ケーキの圧
密作用とは、ボウル内壁にたまった固形物質が高遠心力
下でそれ自体に加わる加重によって圧縮されて、またス
クリュー羽による搬送力でケーキ同士が押し合い圧搾さ
れて、水分を放出する作用をいう。
【0005】ここで遠心力はボウルの回転数で決定する
が、脱水時間と脱水ケーキの圧密作用は、ボウル内に蓄
積したケーキ量が多いほど大となる。そこで、より低含
水率の脱水ケーキを得るためには、スクリューコンベア
の搬送速度をなるべく遅くすることによりボウル内に蓄
積したケーキ量を多くすることが必要である。ただしボ
ウル内に蓄積したケーキ量が大であると、スクリューコ
ンベアの必要搬送トルクが大となり、場合によっては定
格値をオーバーし、スクリューコンベア搬送ができなく
なり、脱水ケーキがボウル内にて閉塞するというトラブ
ルが発生する。
【0006】前記の問題点を解決する先行例として、特
公平1−59021号(以下、従来技術1という。)が
開示されている。
【0007】前記従来技術1は、遠心分離機のB/Dモ
ータ(スクリュー差速モータ)の電流値が定格電流値よ
りも低くなったときにスクリュー差速を制御し、上記電
流値が定格電流値より高くなった時には、B/Dモータ
がオーバーロードになったと判断してスラリー等の供給
混合物質の供給量を制御するようにしたものである。
【0008】また、前記の問題点を解決する他の先行例
として、特公平2−15262号(以下、従来技術2と
いう。)が開示されている。
【0009】前記従来技術2は、遠心分離機のB/Dモ
ータ(スクリュー差速モータ)の電流値が設定値よりも
高くなったときに、スクリュー差速を増加させ、一定時
間の後に初期スクリュー差速に戻し、このサイクルを繰
り返すことによりB/Dモータのオーバーロードとケー
キの含水率上昇を防止したものである。
【0010】前記従来技術1および2は、いずれもB/
Dモータの電流値を検出して該B/Dモータを制御する
ものであるが、装置全体の系時的機械損失をも検出する
こととなるので、より正確に搬送トルクを計測するのに
高価であるトルク計を用いる場合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術1および2は、B/Dモータの電流値を検出して
該B/Dモータを制御するものであるから、回転ボウル
内の堆積物量と十分な相関関係がなく、低含水率の脱水
ケーキを得るのに必要なケーキの十分な圧密作用を期待
できない問題がある。
【0012】即ち、制御における目標搬送トルクは、設
置したB/Dモータなどの駆動装置の定格値より決定さ
れるが、低含水率のケーキを得るための最適な目標搬送
トルクはボウルの形状、有効容量、供給するスラリーの
性質や量により、変化するものであり、いつも一定でな
い。
【0013】一方、内部堆積ケーキの量と含水率が低い
ほど、比重が大となるので、検知重量が大となる。従っ
て、スラリー供給開始直後の重量と現在の検知重量の差
分がケーキの堆積量であり、この値が大きいほどボウル
内の固形物堆積量が大であり、ケーキの含水率が低いと
いうことになる。
【0014】従って、低含水率の脱水ケーキを得るとい
う目標に対し、この検知重量と目標重量との偏差に基づ
きスクリューコンベアの搬送速度を制御するのが最も上
策である。
【0015】本発明は、このような見地から低含水率の
脱水ケーキを得るため脱水ケーキの圧密効果を最大限に
作用させることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前述の課題は、スラリー
に遠心力を付与するために回転するボウルと、該ボウル
内に設置され両端をボウルと同一軸心で軸受されボウル
内にスラリーを搬送するスクリューコンベヤとからな
り、前記ボウルとスクリュウコンベヤとの回転差速によ
り供給混合物質を脱水するスクリューデカンタ型遠心分
離機において、前記両端の軸受に取付けたロードセル
と、該ロードセルの検出値からボウル内の堆積物の重量
を算定する重量検出演算器と、該重量検出演算器からの
値に基づきボウルとスクリューコンベヤとの回転差速指
令を与える差速指令制御器と、該差速指令制御器の値に
より制御されるスクリューコンベヤ駆動モータとからな
るスクリューデカンタ型遠心分離機により解決される。
【0017】前記手段によれば、ロードセルによりスラ
リー供給開始直後の重量と現在の検知重量を計測し、そ
の差分を求めることでボウル内のケーキの堆積物の重量
を検出して目標重量との偏差に基づき差速制御を行うこ
とで脱水ケーキの圧密効果を最大限に作用させ、低含水
率の脱水ケーキを得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、以
下、図面に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明に係わるスクリューデカンタ
型遠心分離機を示す概略構成である。
【0020】1は、スクリューデカンタ型遠心分離機本
体を示し、2はボウル、3はボウル2駆動用モータ、4
はスクリューコンベアB/C駆動モータ、5は交流電
源、6は速度検出器、7はボウル駆動用Vベルト、8は
ボウル駆動用プーリである。
【0021】9はスクリューコンベア用Vベルトであ
り、10はスクリューコンベヤ駆動用プーリ、11はス
クリューコンベア用プーリ、12はギアボックスであ
る。
【0022】13はスクリューコンベア羽であり、14
は重量検出演算器で、15は差速指令制御器である。1
6はスクリューコンベア電動機回転数制御器(インバー
タなど)である。
【0023】また、17はスラリー供給口、18A、1
8Bは軸受を示し、19はケーキ吐出口、20は分離液
吐出口であり、21A、21Bはロードセルを示す。
【0024】本発明においては、ボウル2は、その両端
を軸受18A,18Bによって回転自在に支持されると
ともに、一端側にコーン部2aが形成されている。この
軸受18A,18B下に設置したロードセル21A、2
1Bと重量検出演算器14で重量を算出する。
【0025】この測定値をスクリューコンベヤの差速指
令制御器15に入力し、設定重量に対し大きければばス
クリュー差速を早くし、小さければスクリュー差速を遅
くする指令をスクリューコンベアモータ回転数制御器1
6(一般的にはインバータ)に出力する。
【0026】スクリューコンベヤの差速指令制御器15
は、一般のPID(比例積分微分)制御器を用いても良
い。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように簡単な装置で脱
水ケーキの圧密作用を最大限に作用させることにより、
低含水率の脱水ケーキを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスクリューデカンタ型遠心分離
機の実施の形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 スクリューデカンタ型遠心分離機本体 2 ボウル 3 ボウル駆動用モータ 4 スクリューコンベア駆動モータ 5 交流電源 6 速度検出器 7 ボウル駆動用Vベルト 8 ボウル駆動用プーリ 9 スクリューコンベア用Vベルト 10 スクリューコンベヤ駆動用プーリ 11 スクリューコンベア用プーリ 12 ギアボックス 13 スクリューコンベア羽 14 重量検出演算器 15 差速指令制御器 16 スクリューコンベアモータ回転数制御器 17 スラリー供給口 18A、18B 軸受 19 ケーキ吐出口 20 分離液吐出口 21A、21B ロードセル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラリーに遠心力を付与するために回転
    するボウルと、該ボウル内に設置され両端をボウルと同
    一軸心で軸受されボウル内にスラリーを搬送するスクリ
    ューコンベヤとからなり、前記ボウルとスクリュウコン
    ベヤとの回転差速により供給混合物質を脱水するスクリ
    ューデカンタ型遠心分離機において、前記両端の軸受に
    取付けたロードセルと、該ロードセルの検出値からボウ
    ル内の堆積物の重量を算定する重量検出演算器と、該重
    量検出演算器からの値に基づきボウルとスクリューコン
    ベヤとの回転差速指令を与える差速指令制御器と、該差
    速指令制御器の値により制御されるスクリューコンベヤ
    駆動モータと、からなるスクリューデカンタ型遠心分離
    機。
JP1294198A 1998-01-26 1998-01-26 スクリューデカンタ型遠心分離機 Pending JPH11207211A (ja)

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Cited By (6)

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