JP2004089877A - 遠心分離機 - Google Patents
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Abstract
【課題】未凝集の固形分が多い凝集不足の供給汚泥を遠心分離する場合に、分離液の処理負荷の増大も、固形分の回収率の低下も抑制できるようにする。
【解決手段】回転筒1と、回転筒内で回転自在なスクリューコンベア2とを設けて、回転筒の駆動回転で供給汚泥を分離汚泥B1と分離液B2とに遠心分離しながら、スクリューコンベアで分離汚泥と分離液とを各別に排出可能に設け、分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御を実行する運転制御手段35を設けてある遠心分離機であって、分離液の濃度を検出する濃度検出器39を設け、通常運転モードによる運転制御中に、濃度検出器による検出濃度が強制運転開始用濃度以上になると、回転筒とスクリューコンベアとの回転速度差を強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してある。
【選択図】 図3
【解決手段】回転筒1と、回転筒内で回転自在なスクリューコンベア2とを設けて、回転筒の駆動回転で供給汚泥を分離汚泥B1と分離液B2とに遠心分離しながら、スクリューコンベアで分離汚泥と分離液とを各別に排出可能に設け、分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御を実行する運転制御手段35を設けてある遠心分離機であって、分離液の濃度を検出する濃度検出器39を設け、通常運転モードによる運転制御中に、濃度検出器による検出濃度が強制運転開始用濃度以上になると、回転筒とスクリューコンベアとの回転速度差を強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してある。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、横軸芯周りで回転自在な回転筒と、前記回転筒内で略同芯状に回転自在なスクリューコンベアとを設けて、前記回転筒の駆動回転で、その回転筒内の供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離しながら、前記スクリューコンベアの前記回転筒に対する相対回転で、前記分離汚泥と前記分離液とを前記回転筒から各別に排出可能に設け、前記回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、前記スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御を実行する運転制御手段を設けてある遠心分離機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記遠心分離機は、スクリューコンベアの回転速度を制御して分離汚泥の搬送速度を調節することにより、回転筒内での分離汚泥の滞留時間、つまり、分離汚泥が遠心分離作用を受ける時間を調節して、所望含水率の分離汚泥を回転筒から排出できるように構成したものであり、従来、汚泥性状の一時的な変化等に起因する供給汚泥の凝集状態の変化を特に考慮することなく、回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御を実行するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この為、一時的に、未凝集分が多い凝集不足の供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離しているようなときは、未凝集の固形分を多く含む懸濁した分離液が回転筒から排出されて、その分離液の処理負荷が増大するおそれがあるとともに、分離汚泥として回収するべき固形分の回収率も低下する欠点がある。
【0004】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、未凝集の固形分が多い凝集不足の供給汚泥を遠心分離するような場合に、分離液の処理負荷の増大も、固形分の回収率の低下も抑制できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の特徴構成は、横軸芯周りで回転自在な回転筒と、前記回転筒内で略同芯状に回転自在なスクリューコンベアとを設けて、前記回転筒の駆動回転で、その回転筒内の供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離しながら、前記スクリューコンベアの前記回転筒に対する相対回転で、前記分離汚泥と前記分離液とを前記回転筒から各別に排出可能に設け、前記回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、前記スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御を実行する運転制御手段を設けてある遠心分離機であって、前記分離液の濃度を検出する濃度検出器を設け、前記運転制御手段を構成するに、前記通常運転モードによる運転制御中に、前記濃度検出器による前記分離液の検出濃度が強制運転開始用濃度以上になると、前記回転筒と前記スクリューコンベアとの回転速度差を強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してある点にある。
【0006】
〔作用及び効果〕
回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御中に、未凝集の固形分が多い凝集不足の供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離していて、未凝集の固形分を多く含む懸濁した分離液が分離された結果、濃度検出器による分離液の検出濃度(固形分濃度) が強制運転開始用濃度以上になると、分離汚泥の搬送速度が速くなるように、回転筒とスクリューコンベアとの回転速度差(差速) を強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換える。
【0007】
従って、未凝集の固形分が多い凝集不足の供給汚泥を遠心分離するような場合に、その供給汚泥が遠心分離作用を受ける時間を短縮して、未凝集の固形分を多く含む分離汚泥と、未凝集の固形分が少ない分離液とに分離できるようになり、分離液の処理負荷の増大も、固形分の回収率の低下も抑制できる。
【0008】
請求項2記載の発明の特徴構成は、前記運転制御手段を構成するに、前記強制運転モードによる運転制御中に、前記濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、前記通常運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してある点にある。
【0009】
〔作用及び効果〕
強制運転モードによる運転制御によって未凝集の固形分が少ない分離液を分離できるようになり、その結果、濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、強制運転モードによる運転制御から通常運転モードによる運転制御にタイミング良く切り換えることができるので、不必要に強制運転モードによる運転制御を続けることなく、回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように能率良く運転できる。
【0010】
請求項3記載の発明の特徴構成は、前記強制運転モードにおいて、前記濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になるまでは、前記回転速度差を徐々に増大させ、前記検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、その時の回転速度差を設定時間に亘って維持する運転制御を実行するように構成してある点にある。
【0011】
〔作用及び効果〕
強制運転モードにおいて、濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になるまでは、回転速度差を徐々に増大させるので、回転速度差を過剰に増大させることなく、未凝集の固形分を多く含む分離汚泥と未凝集の固形分が少ない分離液とに分離でき、また、検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、その時の回転速度差を設定時間に亘って維持するので、ハンチング現象を防止できて、分離液の処理負荷の増大も、固形分の回収率の低下も確実に抑制できる。
【0012】
請求項4記載の発明の特徴構成は、前記通常運転モードにおいて、前記分離汚泥の搬送負荷が前記所望含水率に応じて設定した設定搬送負荷になるように、前記スクリューコンベアの回転速度を制御する運転制御を実行し、前記強制運転モードにおいて、前記設定搬送負荷をより小さい強制運転用負荷に強制的に設定変更して、前記回転速度差を強制的に増大させる運転制御を実行するように構成してある点にある。
【0013】
〔作用及び効果〕
通常運転モードにおいて、分離汚泥の搬送負荷が所望含水率に応じて設定した設定搬送負荷になるように、スクリューコンベアの回転速度を制御する運転制御を実行し、強制運転モードにおいては、通常運転モードによる運転制御用に設定した設定搬送負荷をより小さい強制運転用負荷に強制的に設定変更して、回転速度差を強制的に増大させるので、制御構成の簡略化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、略水平な横軸芯X周りで回転自在な円筒状のボウル(回転筒) 1と、ボウル1内で略同芯状に回転自在なスクリューコンベア2とを設けて、ボウル1の駆動回転で、そのボウル1内の凝集汚泥( 供給汚泥の一例) Bを脱水汚泥(分離汚泥の一例) B1と分離液B2とに遠心分離しながら、スクリューコンベア2のボウル1に対する相対回転で、脱水汚泥B1と分離液B2とをボウル1から各別に排出可能に設けてあるスクリュー型遠心脱水機( 遠心分離機の一例) Aを示す。
【0015】
前記ボウル1は、その両端に中空の回転支軸3a,3bを一体に設けて、軸受け4a,4bに回転自在に支持してあり、一方の回転支軸3aと電動モータ5とに亘って伝動ベルト6を巻き掛けて、電動モータ5による駆動回転で、ボウル1内の凝集汚泥Bを脱水汚泥B1と分離液B2とに遠心分離できるように構成してある。
【0016】
前記スクリューコンベア2は、中空軸7の外周部にスクリュー羽根8を螺旋状に設けて構成してあり、中空軸7の一端側に固定した伝動軸9を一方の回転支軸3aに相対回転自在に挿通すると共に、中空軸7の他端側にその内側に連通するように固定した筒軸10を他方の回転支軸3bに相対回転自在に挿通して、ボウル1内で略同芯状に回転自在に支持し、汚泥供給管11を筒軸10に相対回転自在に挿通して中空軸7の内部に入り込ませるとともに、薬液供給管12を汚泥供給管11の内側に挿通して中空軸7の内部に入り込ませて、原汚泥Cを汚泥供給管11を通して中空軸7の内部に供給し、また、凝集用薬液Dを薬液供給管12を通して中空軸7の内部に供給して、中空軸7の内部で混合し、中空軸7に形成した汚泥供給用貫通孔13を通して、ボウル1とスクリューコンベア2との間の分離用空間14に供給できるようにしてある。
【0017】
そして、一方の回転支軸3aに固定してある油圧モータ15の駆動軸に伝動軸9を連結して、電動モータ5でボウル1を油圧モータ15と共に回転させながら、油圧モータ15の駆動でスクリューコンベア2をボウル1に対して相対的に駆動回転させて、ボウル1内の凝集汚泥Bを脱水汚泥B1と分離液B2とに遠心分離しながら、脱水汚泥B1をボウル1の一端側に搬送して、円錐台状に突設したコンベア基部16と円錐台状に凹入させたボウル端部17との間に形成した漏斗状の通路18を通して、脱水ケーキEをケーキ排出部19に排出すると共に、分離液B2をボウル1の他端側に形成した分離液排出孔20からオーバーフローさせて、分離液排出管21に排出するように構成してある。
【0018】
図2は、上記スクリュー型遠心脱水機Aによる原汚泥(下水汚泥) Cの脱水処理システムを示し、原汚泥Cを攪拌しながら貯留する汚泥貯留槽22に、汚泥供給ポンプ23と流量計24と電動弁25とを設けてある汚泥供給管11を接続するとともに、凝集剤Fを溶解する薬品溶解槽26に、薬液供給ポンプ27と流量計28とを設けてある薬液供給管12を接続してある。
【0019】
また、洗浄水Gを貯留する洗浄水槽30と汚泥供給管11とを、洗浄水ポンプ31と電動弁32とを設けた洗浄水供給管33を介して連通接続し、ケーキ排出部19から排出された脱水ケーキEを搬出する搬送コンベア34を設けてある。
【0020】
図3は、上記スクリュー型遠心脱水機Aの運転制御を説明するブロック図で、ボウル1から排出される脱水汚泥B1の含水率が所望含水率になるように、スクリューコンベア2の回転速度を制御する脱水運転モード( 通常運転モードの一例) による運転制御を実行する運転制御手段35を設けてある。
【0021】
前記運転制御手段35は、ボウル1の回転数(回転速度) を検出するボウル用回転数センサ36と、スクリューコンベア2の回転数(回転速度) を検出するコンベア用回転数センサ37とを設けて、設定手段38で設定した一定の設定回転数でボウル1が回転するように電動モータ5を駆動させると共に、分離液B2の濃度(固形分濃度) を検出する濃度検出器39を分離液排出管21に設けて、図4のフローチャートで示すように、脱水運転モードによる運転制御中に、濃度検出器39による検出濃度KDが一時的に設定手段38で設定した強制運転開始用濃度SDa以上になると(ステップ#1〜#3) 、ボウル1とスクリューコンベア2との差速(回転速度差) を強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換える(ステップ#4) ように構成してある。
【0022】
前記脱水運転モードによる運転制御について説明すると、油圧ポンプ40から油圧モータ15に作動油を供給する作動油供給管41に、供給流量を調節する電動式の流量調整弁42と、その下流側で作動油の油圧を脱水汚泥B1の搬送負荷として検出する油圧力検出器43とを設けて、油圧力検出器43で検出した検出油圧KF、つまり、脱水汚泥B1の検出搬送負荷が、設定手段38で所望含水率に応じて設定した一定範囲の脱水用設定油圧SF、つまり、設定搬送負荷になるように流量調整弁42を調整して、スクリューコンベア2の回転数を制御する運転制御を実行する。
【0023】
すなわち、図5のフローチャートで示すように、脱水汚泥B1の含水率が所望含水率よりも高くて検出油圧KFが脱水用設定油圧SFよりも低くなると、脱水汚泥B1が遠心分離作用を受ける時間が長くなって脱水汚泥B1の含水率が低くなり、その結果、検出油圧KFが脱水用設定油圧SFに戻るように、流量調整弁42を調整してスクリューコンベア2の回転数を減少させ(ステップ#11,#12) 、また、脱水汚泥B1の含水率が所望含水率よりも低くて検出油圧KFが脱水用設定油圧SFよりも高くなると、脱水汚泥B1が遠心分離作用を受ける時間が短くなって脱水汚泥B1の含水率が高くなり、その結果、検出油圧KFが脱水用設定油圧SFに戻るように、流量調整弁42を調整してスクリューコンベア2の回転数を増大する(ステップ#13,#14) 。
【0024】
前記強制運転モードによる運転制御について説明すると、図6のフローチャートと図7のタイムチャートで示すように、検出濃度KDが設定手段38で設定した脱水運転開始用濃度( 通常運転開始用濃度の一例) SDb以下になるまで、脱水用設定油圧SF、つまり、脱水用設定搬送負荷を、より小さい強制運転用油圧FF、つまり、強制運転用負荷になるように、一定割合で徐々に強制的に減少するように設定変更して、ボウル1とスクリューコンベア2との差速(回転速度差) を強制的に増大させる(ステップ#21,#22) 。
【0025】
そして、検出濃度KDが脱水運転開始用濃度SDb以下になると、その時の回転速度差を設定時間に亘って維持して、つまり、その時の強制運転用油圧FFに対応する回転数でスクリューコンベア2を回転させ(ステップ#23) 、設定時間が経過すると、強制運転用油圧FFを一定割合で徐々に強制的に増大するように、つまり、差速(回転速度差) が減少するように設定変更して脱水用設定油圧SFに戻し(ステップ#24,#25) 、脱水運転モードによる運転制御に切り換える。
【0026】
〔その他の実施形態〕
1.本発明による遠心分離機は、通常運転モードによる運転制御中に、濃度検出器による検出濃度が強制運転開始用濃度以上になると、回転筒とスクリューコンベアとの回転速度差を、予め設定してある設定回転速度差になるように、強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してあっても良い。
2.本発明による遠心分離機は、強制運転モードによる運転制御中に、濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、直ちに、通常運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してあっても良い。
3.本発明による遠心分離機は、回転筒の駆動回転で、供給汚泥を分離汚泥としての濃縮汚泥と分離液とに遠心分離しながら、スクリューコンベアの回転筒に対する相対回転で、濃縮汚泥と分離液とを回転筒から各別に排出可能に設けてあるスクリュー型遠心濃縮機であっても良い。
4.本発明による遠心分離機は、回転筒の駆動回転で、凝集していない供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離しながら、スクリューコンベアの回転筒に対する相対回転で、分離汚泥と分離液とを回転筒から各別に排出可能に設けてあるスクリュー型遠心脱水機やスクリュー型遠心濃縮機であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠心分離機の縦断面図
【図2】脱水処理システムの説明図
【図3】運転制御を説明するブロック図
【図4】運転制御を説明するフローチャート
【図5】通常運転モード( 脱水運転モード) による運転制御を説明するフローチャート
【図6】強制運転モードによる運転制御を説明するフローチャート
【図7】強制運転モードによる運転制御を説明するタイムチャート
【符号の説明】
X 横軸芯
1 回転筒
2 スクリューコンベア
35 運転制御手段
39 濃度検出器
B 供給汚泥
B1 分離汚泥
B2 分離液
FF 強制運転用負荷
KD 検出濃度
SDa 強制運転開始用濃度
SDb 通常運転開始用濃度
SF 設定搬送負荷
【発明の属する技術分野】
本発明は、横軸芯周りで回転自在な回転筒と、前記回転筒内で略同芯状に回転自在なスクリューコンベアとを設けて、前記回転筒の駆動回転で、その回転筒内の供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離しながら、前記スクリューコンベアの前記回転筒に対する相対回転で、前記分離汚泥と前記分離液とを前記回転筒から各別に排出可能に設け、前記回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、前記スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御を実行する運転制御手段を設けてある遠心分離機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記遠心分離機は、スクリューコンベアの回転速度を制御して分離汚泥の搬送速度を調節することにより、回転筒内での分離汚泥の滞留時間、つまり、分離汚泥が遠心分離作用を受ける時間を調節して、所望含水率の分離汚泥を回転筒から排出できるように構成したものであり、従来、汚泥性状の一時的な変化等に起因する供給汚泥の凝集状態の変化を特に考慮することなく、回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御を実行するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この為、一時的に、未凝集分が多い凝集不足の供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離しているようなときは、未凝集の固形分を多く含む懸濁した分離液が回転筒から排出されて、その分離液の処理負荷が増大するおそれがあるとともに、分離汚泥として回収するべき固形分の回収率も低下する欠点がある。
【0004】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、未凝集の固形分が多い凝集不足の供給汚泥を遠心分離するような場合に、分離液の処理負荷の増大も、固形分の回収率の低下も抑制できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の特徴構成は、横軸芯周りで回転自在な回転筒と、前記回転筒内で略同芯状に回転自在なスクリューコンベアとを設けて、前記回転筒の駆動回転で、その回転筒内の供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離しながら、前記スクリューコンベアの前記回転筒に対する相対回転で、前記分離汚泥と前記分離液とを前記回転筒から各別に排出可能に設け、前記回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、前記スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御を実行する運転制御手段を設けてある遠心分離機であって、前記分離液の濃度を検出する濃度検出器を設け、前記運転制御手段を構成するに、前記通常運転モードによる運転制御中に、前記濃度検出器による前記分離液の検出濃度が強制運転開始用濃度以上になると、前記回転筒と前記スクリューコンベアとの回転速度差を強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してある点にある。
【0006】
〔作用及び効果〕
回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御中に、未凝集の固形分が多い凝集不足の供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離していて、未凝集の固形分を多く含む懸濁した分離液が分離された結果、濃度検出器による分離液の検出濃度(固形分濃度) が強制運転開始用濃度以上になると、分離汚泥の搬送速度が速くなるように、回転筒とスクリューコンベアとの回転速度差(差速) を強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換える。
【0007】
従って、未凝集の固形分が多い凝集不足の供給汚泥を遠心分離するような場合に、その供給汚泥が遠心分離作用を受ける時間を短縮して、未凝集の固形分を多く含む分離汚泥と、未凝集の固形分が少ない分離液とに分離できるようになり、分離液の処理負荷の増大も、固形分の回収率の低下も抑制できる。
【0008】
請求項2記載の発明の特徴構成は、前記運転制御手段を構成するに、前記強制運転モードによる運転制御中に、前記濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、前記通常運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してある点にある。
【0009】
〔作用及び効果〕
強制運転モードによる運転制御によって未凝集の固形分が少ない分離液を分離できるようになり、その結果、濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、強制運転モードによる運転制御から通常運転モードによる運転制御にタイミング良く切り換えることができるので、不必要に強制運転モードによる運転制御を続けることなく、回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように能率良く運転できる。
【0010】
請求項3記載の発明の特徴構成は、前記強制運転モードにおいて、前記濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になるまでは、前記回転速度差を徐々に増大させ、前記検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、その時の回転速度差を設定時間に亘って維持する運転制御を実行するように構成してある点にある。
【0011】
〔作用及び効果〕
強制運転モードにおいて、濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になるまでは、回転速度差を徐々に増大させるので、回転速度差を過剰に増大させることなく、未凝集の固形分を多く含む分離汚泥と未凝集の固形分が少ない分離液とに分離でき、また、検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、その時の回転速度差を設定時間に亘って維持するので、ハンチング現象を防止できて、分離液の処理負荷の増大も、固形分の回収率の低下も確実に抑制できる。
【0012】
請求項4記載の発明の特徴構成は、前記通常運転モードにおいて、前記分離汚泥の搬送負荷が前記所望含水率に応じて設定した設定搬送負荷になるように、前記スクリューコンベアの回転速度を制御する運転制御を実行し、前記強制運転モードにおいて、前記設定搬送負荷をより小さい強制運転用負荷に強制的に設定変更して、前記回転速度差を強制的に増大させる運転制御を実行するように構成してある点にある。
【0013】
〔作用及び効果〕
通常運転モードにおいて、分離汚泥の搬送負荷が所望含水率に応じて設定した設定搬送負荷になるように、スクリューコンベアの回転速度を制御する運転制御を実行し、強制運転モードにおいては、通常運転モードによる運転制御用に設定した設定搬送負荷をより小さい強制運転用負荷に強制的に設定変更して、回転速度差を強制的に増大させるので、制御構成の簡略化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、略水平な横軸芯X周りで回転自在な円筒状のボウル(回転筒) 1と、ボウル1内で略同芯状に回転自在なスクリューコンベア2とを設けて、ボウル1の駆動回転で、そのボウル1内の凝集汚泥( 供給汚泥の一例) Bを脱水汚泥(分離汚泥の一例) B1と分離液B2とに遠心分離しながら、スクリューコンベア2のボウル1に対する相対回転で、脱水汚泥B1と分離液B2とをボウル1から各別に排出可能に設けてあるスクリュー型遠心脱水機( 遠心分離機の一例) Aを示す。
【0015】
前記ボウル1は、その両端に中空の回転支軸3a,3bを一体に設けて、軸受け4a,4bに回転自在に支持してあり、一方の回転支軸3aと電動モータ5とに亘って伝動ベルト6を巻き掛けて、電動モータ5による駆動回転で、ボウル1内の凝集汚泥Bを脱水汚泥B1と分離液B2とに遠心分離できるように構成してある。
【0016】
前記スクリューコンベア2は、中空軸7の外周部にスクリュー羽根8を螺旋状に設けて構成してあり、中空軸7の一端側に固定した伝動軸9を一方の回転支軸3aに相対回転自在に挿通すると共に、中空軸7の他端側にその内側に連通するように固定した筒軸10を他方の回転支軸3bに相対回転自在に挿通して、ボウル1内で略同芯状に回転自在に支持し、汚泥供給管11を筒軸10に相対回転自在に挿通して中空軸7の内部に入り込ませるとともに、薬液供給管12を汚泥供給管11の内側に挿通して中空軸7の内部に入り込ませて、原汚泥Cを汚泥供給管11を通して中空軸7の内部に供給し、また、凝集用薬液Dを薬液供給管12を通して中空軸7の内部に供給して、中空軸7の内部で混合し、中空軸7に形成した汚泥供給用貫通孔13を通して、ボウル1とスクリューコンベア2との間の分離用空間14に供給できるようにしてある。
【0017】
そして、一方の回転支軸3aに固定してある油圧モータ15の駆動軸に伝動軸9を連結して、電動モータ5でボウル1を油圧モータ15と共に回転させながら、油圧モータ15の駆動でスクリューコンベア2をボウル1に対して相対的に駆動回転させて、ボウル1内の凝集汚泥Bを脱水汚泥B1と分離液B2とに遠心分離しながら、脱水汚泥B1をボウル1の一端側に搬送して、円錐台状に突設したコンベア基部16と円錐台状に凹入させたボウル端部17との間に形成した漏斗状の通路18を通して、脱水ケーキEをケーキ排出部19に排出すると共に、分離液B2をボウル1の他端側に形成した分離液排出孔20からオーバーフローさせて、分離液排出管21に排出するように構成してある。
【0018】
図2は、上記スクリュー型遠心脱水機Aによる原汚泥(下水汚泥) Cの脱水処理システムを示し、原汚泥Cを攪拌しながら貯留する汚泥貯留槽22に、汚泥供給ポンプ23と流量計24と電動弁25とを設けてある汚泥供給管11を接続するとともに、凝集剤Fを溶解する薬品溶解槽26に、薬液供給ポンプ27と流量計28とを設けてある薬液供給管12を接続してある。
【0019】
また、洗浄水Gを貯留する洗浄水槽30と汚泥供給管11とを、洗浄水ポンプ31と電動弁32とを設けた洗浄水供給管33を介して連通接続し、ケーキ排出部19から排出された脱水ケーキEを搬出する搬送コンベア34を設けてある。
【0020】
図3は、上記スクリュー型遠心脱水機Aの運転制御を説明するブロック図で、ボウル1から排出される脱水汚泥B1の含水率が所望含水率になるように、スクリューコンベア2の回転速度を制御する脱水運転モード( 通常運転モードの一例) による運転制御を実行する運転制御手段35を設けてある。
【0021】
前記運転制御手段35は、ボウル1の回転数(回転速度) を検出するボウル用回転数センサ36と、スクリューコンベア2の回転数(回転速度) を検出するコンベア用回転数センサ37とを設けて、設定手段38で設定した一定の設定回転数でボウル1が回転するように電動モータ5を駆動させると共に、分離液B2の濃度(固形分濃度) を検出する濃度検出器39を分離液排出管21に設けて、図4のフローチャートで示すように、脱水運転モードによる運転制御中に、濃度検出器39による検出濃度KDが一時的に設定手段38で設定した強制運転開始用濃度SDa以上になると(ステップ#1〜#3) 、ボウル1とスクリューコンベア2との差速(回転速度差) を強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換える(ステップ#4) ように構成してある。
【0022】
前記脱水運転モードによる運転制御について説明すると、油圧ポンプ40から油圧モータ15に作動油を供給する作動油供給管41に、供給流量を調節する電動式の流量調整弁42と、その下流側で作動油の油圧を脱水汚泥B1の搬送負荷として検出する油圧力検出器43とを設けて、油圧力検出器43で検出した検出油圧KF、つまり、脱水汚泥B1の検出搬送負荷が、設定手段38で所望含水率に応じて設定した一定範囲の脱水用設定油圧SF、つまり、設定搬送負荷になるように流量調整弁42を調整して、スクリューコンベア2の回転数を制御する運転制御を実行する。
【0023】
すなわち、図5のフローチャートで示すように、脱水汚泥B1の含水率が所望含水率よりも高くて検出油圧KFが脱水用設定油圧SFよりも低くなると、脱水汚泥B1が遠心分離作用を受ける時間が長くなって脱水汚泥B1の含水率が低くなり、その結果、検出油圧KFが脱水用設定油圧SFに戻るように、流量調整弁42を調整してスクリューコンベア2の回転数を減少させ(ステップ#11,#12) 、また、脱水汚泥B1の含水率が所望含水率よりも低くて検出油圧KFが脱水用設定油圧SFよりも高くなると、脱水汚泥B1が遠心分離作用を受ける時間が短くなって脱水汚泥B1の含水率が高くなり、その結果、検出油圧KFが脱水用設定油圧SFに戻るように、流量調整弁42を調整してスクリューコンベア2の回転数を増大する(ステップ#13,#14) 。
【0024】
前記強制運転モードによる運転制御について説明すると、図6のフローチャートと図7のタイムチャートで示すように、検出濃度KDが設定手段38で設定した脱水運転開始用濃度( 通常運転開始用濃度の一例) SDb以下になるまで、脱水用設定油圧SF、つまり、脱水用設定搬送負荷を、より小さい強制運転用油圧FF、つまり、強制運転用負荷になるように、一定割合で徐々に強制的に減少するように設定変更して、ボウル1とスクリューコンベア2との差速(回転速度差) を強制的に増大させる(ステップ#21,#22) 。
【0025】
そして、検出濃度KDが脱水運転開始用濃度SDb以下になると、その時の回転速度差を設定時間に亘って維持して、つまり、その時の強制運転用油圧FFに対応する回転数でスクリューコンベア2を回転させ(ステップ#23) 、設定時間が経過すると、強制運転用油圧FFを一定割合で徐々に強制的に増大するように、つまり、差速(回転速度差) が減少するように設定変更して脱水用設定油圧SFに戻し(ステップ#24,#25) 、脱水運転モードによる運転制御に切り換える。
【0026】
〔その他の実施形態〕
1.本発明による遠心分離機は、通常運転モードによる運転制御中に、濃度検出器による検出濃度が強制運転開始用濃度以上になると、回転筒とスクリューコンベアとの回転速度差を、予め設定してある設定回転速度差になるように、強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してあっても良い。
2.本発明による遠心分離機は、強制運転モードによる運転制御中に、濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、直ちに、通常運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してあっても良い。
3.本発明による遠心分離機は、回転筒の駆動回転で、供給汚泥を分離汚泥としての濃縮汚泥と分離液とに遠心分離しながら、スクリューコンベアの回転筒に対する相対回転で、濃縮汚泥と分離液とを回転筒から各別に排出可能に設けてあるスクリュー型遠心濃縮機であっても良い。
4.本発明による遠心分離機は、回転筒の駆動回転で、凝集していない供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離しながら、スクリューコンベアの回転筒に対する相対回転で、分離汚泥と分離液とを回転筒から各別に排出可能に設けてあるスクリュー型遠心脱水機やスクリュー型遠心濃縮機であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠心分離機の縦断面図
【図2】脱水処理システムの説明図
【図3】運転制御を説明するブロック図
【図4】運転制御を説明するフローチャート
【図5】通常運転モード( 脱水運転モード) による運転制御を説明するフローチャート
【図6】強制運転モードによる運転制御を説明するフローチャート
【図7】強制運転モードによる運転制御を説明するタイムチャート
【符号の説明】
X 横軸芯
1 回転筒
2 スクリューコンベア
35 運転制御手段
39 濃度検出器
B 供給汚泥
B1 分離汚泥
B2 分離液
FF 強制運転用負荷
KD 検出濃度
SDa 強制運転開始用濃度
SDb 通常運転開始用濃度
SF 設定搬送負荷
Claims (4)
- 横軸芯周りで回転自在な回転筒と、前記回転筒内で略同芯状に回転自在なスクリューコンベアとを設けて、前記回転筒の駆動回転で、その回転筒内の供給汚泥を分離汚泥と分離液とに遠心分離しながら、前記スクリューコンベアの前記回転筒に対する相対回転で、前記分離汚泥と前記分離液とを前記回転筒から各別に排出可能に設け、
前記回転筒から排出される分離汚泥の含水率が所望含水率になるように、前記スクリューコンベアの回転速度を制御する通常運転モードによる運転制御を実行する運転制御手段を設けてある遠心分離機であって、
前記分離液の濃度を検出する濃度検出器を設け、
前記運転制御手段を構成するに、
前記通常運転モードによる運転制御中に、前記濃度検出器による前記分離液の検出濃度が強制運転開始用濃度以上になると、前記回転筒と前記スクリューコンベアとの回転速度差を強制的に増大させる強制運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してある遠心分離機。 - 前記運転制御手段を構成するに、
前記強制運転モードによる運転制御中に、前記濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、前記通常運転モードによる運転制御に切り換えるように構成してある請求項1記載の遠心分離機。 - 前記強制運転モードにおいて、
前記濃度検出器による検出濃度が通常運転開始用濃度以下になるまでは、前記回転速度差を徐々に増大させ、前記検出濃度が通常運転開始用濃度以下になると、その時の回転速度差を設定時間に亘って維持する運転制御を実行するように構成してある請求項1又は2記載の遠心分離機。 - 前記通常運転モードにおいて、前記分離汚泥の搬送負荷が前記所望含水率に応じて設定した設定搬送負荷になるように、前記スクリューコンベアの回転速度を制御する運転制御を実行し、
前記強制運転モードにおいて、前記設定搬送負荷をより小さい強制運転用負荷に強制的に設定変更して、前記回転速度差を強制的に増大させる運転制御を実行するように構成してある請求項1〜3のいずれか1項記載の遠心分離機。
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JP2013000661A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Tsukishima Kikai Co Ltd | 遠心分離機および遠心分離方法 |
KR101582073B1 (ko) * | 2015-08-10 | 2015-12-31 | 이기영 | 원심 탈수기 또는 원심 농축기 시스템 |
JP2016077934A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | 日本フローサーブ株式会社 | 固液分離装置 |
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- 2002-08-30 JP JP2002255585A patent/JP2004089877A/ja active Pending
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