JP6700934B2 - 遠心脱水機および運転方法 - Google Patents
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Description
遠心脱水機は、汚泥を高速回転させることで、汚泥分と水分を比重差によって分離し、脱水するものであり、例えば特許文献1に記載するものがある。
脱水本体部104は、円筒直胴状のボウル106とボウル106の内部に配置する内胴107とを同心状に有し、軸受け部105a、105bがボウル106の回転軸心方向の両端の回転軸部106a、106bを回転可能に支持し、ボウル106が内胴107の回転軸心方向の両端の回転軸部107a、107bを回転可能に支持しており、同心状に配置されたボウル106と内胴107は同じ回転軸心廻りに回転可能である。
ボウル106は回転軸心方向の一端側が主として分離した水分の分離液Wが滞留する分離液領域部110を形成しており、回転軸心方向の他端側が主として分離した汚泥分の脱水ケーキKを移送する脱水ケーキ領域部111を形成している。ボウル106の回転軸心方向の一端側の端部壁110aには複数の分離液排出口112が回転軸心から等距離の位置に、かつ回転軸心廻りに所定間隔で配置されている。
したがって、遠心脱水機においては分離液の排出半径を脱水ケーキの排出半径よりも小さくすることは困難であった。
本発明の遠心脱水機において、分離液軸心排出部は、スクリューコンベアに作用する負荷トルクを指標として排出液深設定部を変更調整することを特徴とする。
また、排出液深設定部によって、分離液軸心排出口を通した分離液の排出と、分離液ダム排出口を通した分離液の排出とを切り替えることで、運転初期時に分離液ダム排出口を通して低い液深下で分離液を排出し、脱水ケーキ排出口に対して分離液を遮断する脱水ケーキのケーキ層を確実に形成することができる。このため、分離液軸心排出口を通した分離液の排出を行うまでの間に、ボウルに供給した処理対象汚泥が十分に固液分離されないままに、脱水ケーキ排出口から流れ出ることを防止できる。
本実施の形態の遠心脱水機300は、ボウル106が回転軸心方向の両端に設けた回転軸部106a、106bを軸受け部105a、105bに支承されて、回転軸部106a、106bの回転軸心廻りに回転し、ボウル106が内胴107の回転軸心方向の両端の回転軸部107a、107bを回転可能に支持し、同心状に配置されたボウル106と内胴107は同じ回転軸心廻りに回転し、処理対象汚泥を遠心力で分離液と脱水ケーキに固液分離する。
分離液軸心排出部308は、軸心流路316に連通し、スクリューコンベア109の内胴107の回転軸心廻りの外周面に開口する分離液軸心排出口309と、分離液ダム排出口112とを切り替える排出液深設定部310を備えている。
分離液軸心排出部308の排出液深設定部310は、本実施の形態では、スクリューコンベア109に作用する実負荷運転時の負荷トルクを指標として変更調整する。しかし、分離液軸心排出部308の排出液深設定部310を変更調整する指標には、前記の負荷トルクの他に、例えばタイマーで計測する稼働時間を採用することも可能である。
ボウル106の内部で分離液Wの液位が増加し、分離液Wが分離液軸心排出口309を通して内胴107の分離液排出部304に流入し、軸心流路管307を通して高い排出液深Dcで分離液を軸心排水する状態に移行し、分離液を軸心流路管317、軸心流路バルブ312bおよび分離液排出系313を通して外部に排出する。
105a、105b 軸受け部
106 ボウル
106a、106b 回転軸部
106c 隘路
107 内胴
107a、107b 回転軸部
108 羽根
109 スクリューコンベア
110 分離液領域部
110a 端部壁
111 脱水ケーキ領域部
112 分離液ダム排出口
113 脱水ケーキ排出口
301 隔壁
302 汚泥投入部
302A 汚泥投入口
302B 汚泥ガイド部
303 凝集剤投入部
303A 凝集剤投入口
304 分離液排出部
305 汚泥供給部
306 内管
307 外管
308 分離液軸心排出部
309 分離液軸心排出口
310 排出液深設定部
311 液深変更部
311A 開放部
311B 閉鎖部
312a ダム排出口バルブ
312b 軸心流路バルブ
313 分離液排出系
316 軸心流路
317 軸心流路管
318 回転継手
C 高分子凝集剤
S 原汚泥
W 分離液
K 脱水ケーキ
Claims (6)
- 回転軸心廻りに回転して処理対象汚泥を遠心力で分離液と脱水ケーキに固液分離するボウルと、回転軸心方向でボウルの他端側に設けた脱水ケーキ排出口と、ボウルと同回転軸心廻りに回転してボウルの内周面上で脱水ケーキを脱水ケーキ排出口に向けて移送するスクリューコンベアと、ボウルに処理対象汚泥を供給する汚泥供給部と、ボウルの回転軸心を含む軸心流路を通して分離液を排出する分離液軸心排出部を備え、
ボウルは円筒直胴状をなし、
スクリューコンベアは、ボウルの内部に同心状に配置する内胴の外周に羽根を設けて構成し、
汚泥供給部は、ボウルの回転軸心方向の中央近傍において内胴の外周面に開口する汚泥投入口を有し、
分離液軸心排出部は、軸心流路に連通し、ボウルの一端側において内胴の外周面に開口する分離液軸心排出口を有することを特徴とする遠心脱水機。 - 回転軸心廻りに回転して処理対象汚泥を遠心力で分離液と脱水ケーキに固液分離するボウルと、回転軸心方向でボウルの他端側に設けた脱水ケーキ排出口と、ボウルと同回転軸心廻りに回転してボウルの内周面上で脱水ケーキを脱水ケーキ排出口に向けて移送するスクリューコンベアと、ボウルに処理対象汚泥を供給する汚泥供給部と、ボウルの回転軸心を含む軸心流路を通して分離液を排出する分離液軸心排出部を備え、
分離液軸心排出部は、軸心流路に連通し、スクリューコンベアの回転軸心廻りの外周面に開口する分離液軸心排出口と、ボウルの回転軸心方向の一端側に開口し、分離液をボウルの所定液深で排出する分離液ダム排出口を備えることを特徴とする遠心脱水機。 - 分離液軸心排出部は、分離液軸心排出口を通した分離液の排出と分離液ダム排出口を通した分離液の排出とを切り替える排出液深設定部を備えることを特徴とする請求項2に記載の遠心脱水機。
- 排出液深設定部は、分離液ダム排出口における排出液深を漸次に、もしくは段階的に変更する堰高さ変更部を有することを特徴とする請求項3に記載の遠心脱水機。
- 分離液軸心排出部は、スクリューコンベアに作用する負荷トルクを指標として排出液深設定部を変更調整することを特徴とする請求項3または4に記載の遠心脱水機。
- ボウルを回転軸心廻りに回転させて遠心力でボウル内の処理対象汚泥を分離液と脱水ケーキに固液分離し、分離液がボウルの回転軸心方向の一端側で所定排出半径の位置にある分離液ダム排出口を通して排出される非軸心排水状態から、分離液がボウルの回転軸心を含む軸心流路の分離液軸心排出口を通して排出される軸心排水状態へ遷移させることを特徴とする遠心脱水機の運転方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016085759A JP6700934B2 (ja) | 2016-04-22 | 2016-04-22 | 遠心脱水機および運転方法 |
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JP2016085759A JP6700934B2 (ja) | 2016-04-22 | 2016-04-22 | 遠心脱水機および運転方法 |
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JP2017192910A JP2017192910A (ja) | 2017-10-26 |
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JP2016085759A Active JP6700934B2 (ja) | 2016-04-22 | 2016-04-22 | 遠心脱水機および運転方法 |
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