JPH112068A - 電動サッシ - Google Patents
電動サッシInfo
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- JPH112068A JPH112068A JP9262447A JP26244797A JPH112068A JP H112068 A JPH112068 A JP H112068A JP 9262447 A JP9262447 A JP 9262447A JP 26244797 A JP26244797 A JP 26244797A JP H112068 A JPH112068 A JP H112068A
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Abstract
手動でも開閉できるようにすること。 【解決手段】 モータ29で相反する方向に移動する第
1シュー24および第2シュー25、第1シュー24と
第1障子16との間に介設された手動操作の第1係脱機
構30、第2シュー25と第2障子17との間に介設さ
れた手動操作の第2係脱機構40を備えた電動サッシを
構成したこと。
Description
るものである。
−14978号公報に開示されたものにおいては、引き
違い式の1対の障子がモータにより駆動される駆動機構
により、開閉されるようになっている。
動サッシは、1対の障子が同時に開閉されるため、一方
の障子を開けたくない場合、例えば、一方の障子がコン
ロの前面に位置する場合、採用することが出来ない。
一方の障子を駆動機構から解放できるようにした電動サ
ッシを提供することを、技術的課題とするものである。
るために請求項1記載の発明において講じた技術的手段
は、内部に開口が画成される矩形の枠体、前記開口を開
閉するために前記枠体内に引き違い式に移動可能に装架
された第1障子および第2障子:第1シュー、第2シュ
ーおよびモータを備え、伝達機構を介して伝えられた前
記モータの回転トルクにより、前記第1シューおよび前
記第2シューが、夫々、前記第1障子および前記第2障
子と平行に且つ同一方向に移動するようにした駆動機
構:前記第1シューと前記第1障子の所定の部位とを手
動操作で係脱する第1係脱機構:ならびに前記第2シュ
ーと前記第2障子の所定の部位とを手動操作で係脱する
第2係脱機構を備えた電動サッシを構成したことであ
る。
記載の発明において講じた技術的手段は、請求項1記載
の電動サッシにおいて、前記第1係脱機構は前記第1障
子の下枠に枢支された第1レバーに植設された第1ピン
と前記第1シューに形成されて前記第1ピンと係脱する
上方開口の切り欠きとからなり、前記第2係脱機構は前
記第2障子の下枠に枢支された第2レバーに植設された
第2ピンと前記第2シューに形成されて前記第2ピンと
係脱する上方開口の切り欠きとからなるようにしたこと
である。
記載の発明において講じた技術的手段は、請求項2記載
の電動サッシにおいて、前記第1レバーと前記第1障子
の下枠との間に介設された第1ターンオーバスプリング
により、前記第1ピンの係脱の各位置が保持され、前記
第2レバーと前記第2障子の下枠との間に介設された第
2ターンオーバスプリングにより、前記第2ピンの係脱
の各位置が保持されるようにしたことである。
記載の発明において講じた技術的手段は、請求項2記載
の電動サッシにおいて、前記第1係脱機構の第1レバー
および前記第2係脱機構の第2レバーの内の少なくとも
一方と、これに対応する障子の下枠との間にスペーサー
が介装させたことである。
記載の発明において講じた技術的手段は、請求項2記載
の電動サッシにおいて、前記第1係脱機構の第1ピンが
前記第1シューシューの切り欠きと非係合であるとき、
前記第1ピンを、前記枠体から延出するレバーと係合す
るようにしたことである。
記載の発明において講じた技術的手段は、請求項1記載
の電動サッシにおいて、前記伝達機構にクラッチ機構を
設け、前記第1シューおよび前記第2シューの何れかに
過負荷が作用したときに、前記クラッチ機構によりすべ
りが発生し、前記第1シューおよび前記第2シューへの
所定値以上のトルク伝達を制限するようにしたことであ
る。
記載の発明において講じた技術的手段は、請求項1記載
の電動サッシにおいて、前記第1障子の縦枠および前記
縦枠に対応する前記第2障子の縦枠に夫々フックを設
け、前記第1障子および前記第2障子が閉じ位置にある
ときに、前記縦枠を相互に引き寄せるようにしたことで
ある。
記載の発明において講じた技術的手段は、請求項2記載
の電動サッシにおいて、前記第1レバーと前記第1障子
との間に介設された第1ターンオーバスプリングにより
付勢された前記第1ピンが、前記第1障子の閉方向過程
において、前記第1シューシューのカム面方向に乗りあ
げた後に、前記切り欠きと係合するようにしたことであ
る。
記載の発明において講じた技術的手段は、請求項1記載
の電動サッシにおいて、前記第1係脱機構は前記第1障
子の下枠に枢支された第1レバーに植設された第1ピン
と前記第1シューに枢支され且つバネにより前記第1障
子の閉方向に付勢されて前記第1シュー上の所定位置に
保持される保持部材と前記保持部材に形成されて前記第
1ピンと係脱する上方開口の切り欠きとからなり、前記
第2係脱機構は前記第2障子の下枠に枢支された第2レ
バーに植設された第2ピンと前記第2シューに枢支され
且つバネにより前記第2障子の閉方向に付勢されて前記
第2シュー上の所定位置に保持される保持部材と前記保
持部材に形成されて前記第2ピンと係脱する上方開口の
切り欠きとからなるようにしたことである。
0記載の発明において講じた技術的手段は、請求項9記
載の電動サッシにおいて、前記第1障子が閉位置にある
とき前記枠体の第1側に固定されて前記第1障子が屋外
側から開方向に偏移されようとしたときに前記第1保持
部材の回動を阻止する第1固定部材および前記第2障子
が閉位置にあるとき前記枠体の第2側に固定されて前記
第2障子が屋外側から開方向に偏移されようとしたとき
に前記第2保持部材の回動を阻止する第2固定部材を備
えるようにしたことである。
1記載の発明において講じた技術的手段は、請求項10
において、前記第1固定部材および前記第2固定部材
は、夫々、前記第1シューおよび前記第2シューのスト
ッパを兼ねているようにしたことである。
1記載の発明において講じた技術的手段は、請求項12
において、前記枠体側から前記第1係脱機構側に延在す
る固定部および前記固定部の先端部にスプリングを介し
て装架された可動部とからなるレバーを備え、前記第1
係脱機構が前記第障子の閉位置に対応する位置にあると
き、前記第1ピンが前記第1切り欠きから離脱するとき
前記第1ピンが前記可動部を前記スプリングの付勢力に
抗して押し上げ、その後、前記スプリングの付勢力によ
り原位置に復帰した可動部上に前記第1ピンが支持され
るようにしたことである上記技術的課題を解決するため
に請求項13記載の発明において講じた技術的手段は、
請求項1において、前記第1係脱機構は前記第1障子の
下枠に固定された第1本体部、前記第1本体部に沿って
設けられた固定突起および脱着可能突起との間に画成さ
れた第1溝ならびに前記第1シュー側から前記第1溝内
に延在する第1ピンを備え、前記第2係脱機構は前記第
2障子の下枠に固定された第2本体部、前記第2本体部
に沿って設けられた固定突起および脱着可能突起との間
に画成された第2溝ならびに前記第2シュー側から前記
第2溝内に延在する第1ピンを備えるようにしたことで
ある。
1係脱機構(第2係脱機構)をして第1障子(第2障
子)とモータにより駆動される駆動機構の第1シュー
(第2シュー)との間の係脱関係を適宜選択し、第1障
子(第2障子)の移動を手動でも電動でも思いのまま行
うことができる。
機構(第2係脱機構)の主要な構成要件をピンとなし、
このピンが対応するシューに形成された上方開口の切り
欠きと係脱するようにしているので、第1係脱機構(第
2係脱機構)の構成を簡単にすることができる。そし
て、ピンは切り欠きに沿って偏移可能なので、障子の立
て付けの悪さにも対応できる。
機構(第2係脱機構)のピンをターンスプリングを用い
て係脱の各位置に確実に保持できるようにしたので、作
動の完全性を確保できる。
(第2障子)の枠の変更に伴う第1障子(第2障子)と
対応するシューとの間の距離の変動は、スペーサを取り
替えるだけで対応できる。また、スペーサをストッパと
して使うことができる。
のみを電動操作する場合の第1障子の枠体への固定を図
ることにより、第1障子が室外から開かれることがない
ようにすることができる。
(第2障子)が電動操作で移動中に過負荷が作用した場
合に第1障子(第2障子)が停止するので、その毀損や
第1障子(第2障子)と枠体との間に挟まれた身体の一
部の損傷を予防することができる。
の縦枠と第2障子の縦枠とが密着することにより両者間
の気密性が保たれ、従来のようなクレッセントを廃止す
ることができる。
ーと第1障子との間に介設された第1ターンオーバスプ
リングにより付勢された第1ピンが、第1障子の閉方向
過程において、第1シューシューのカム面方向に乗りあ
げた後に、前記切り欠きと係合するようにしたので、第
1障子の全閉と同時に、第1障子が自動的にロックされ
ることになる。
ー(第2シュー)が第1障子(第2障子)と一体的に閉
じ方向に移動中に第1障子(第2障子)と枠体との間に
障害物が存在した場合、例えば、身体の一部が挟まれた
場合、停止しようとする第1障子側の第1ピン(第2障
子側の第2ピン)と移動し続ける第1シュー側の第1保
持部材(第2シュー側の第2保持部材)との係合が、第
1保持部材(第2保持部材)が回動することにより解除
され、結局、第1障子(第2障子)が停止して身体の一
部への挟圧が加わることがない。
定部材(第2固定部材)が閉位置にある第1障子(第2
障子)を不動ならしめるので、第1障子(第2障子)が
屋外から開放されることがない。
定部材(第2固定部材)は第1シュー(第2シュー)の
ストッパを兼ねているので、全体として、部品点数の減
少に寄与できる。
ンは、第1障子を動かさずして、上方に偏移してレバー
にて支持されるので、第1シューと第1障子との連係を
容易に遮断することができ、操作の簡易化を図ることが
できる。
実施形態を添付図面にもとづいて、詳細に説明する。
は、右側の縦枠11、左側の縦枠12、右側の縦枠11
の上端部と左側の縦枠12の上端部とを連結する上側の
横枠13および右側の縦枠11の下端部と左側の縦枠1
2の下端部とを連結する下側の横枠14を備える。かよ
うに構成された枠体10は、内部に、開口15が画成さ
れる。しかして、枠体10の開口15を開閉するため
に、周知のように、枠体10内には、引き違い式に、第
1障子16および第2障子17が移動可能に装架されて
いる。
側)には、第1障子16および/または第2障子17を
自動的に開閉する駆動装置20が配設けられている。駆
動装置20は、枠体10の下側の横枠14と平行に延在
する基板21を備える。基板21には、互いに平行をな
す第1溝22および第2溝23が形成されており、第1
溝22(第2溝23)には、第1シュー24(第2シュ
ー25)が滑動可能に装架されている。
1ギャードケーブル26A(第2ギャードケーブル26
B)と一体的に連結されている。しかして、第1ギャー
ドケーブル26Aおよび第2ギャードケーブル26Bの
双方は、両者間に配設されたギャー27と噛合してお
り、ギャー27は、クラッチ機構28を介して、電動モ
ータ29と連結されている。かくして、電動モータ29
が一方向(他方向)に回転した場合、第1シュー24と
第2シュー25とは近接するように(離反するように)
移動することになる。
構30が装架されており、この第1係脱機構30によ
り、第1障子16と第1シュー24との間の係脱関係が
司られるようになっている。すなわち、図1および図3
に示されるように、第1障子16の下枠16aには、第
1係脱機構30の基体31が1対のピン32(一方のみ
図示)により固定されている。基体31には、レバー3
3の軸部33aが枢支されており、図3に示す状態にお
いては、レバー33の従動部33bに植設されたピン3
4が、第1シュー24に形成された上方開口の切り欠き
部24a内に位置している。
下枠17aには、第2係脱機構40の基体41が1対の
ピン(図示略)により固定されている。基体41には、
レバー43の軸部43aが枢支されており、図1および
図2に示す状態においては、レバー43の従動部43b
に植設されたピン44が、第2シュー25に形成された
上方開口の切り欠き部25a内に位置している。第2係
脱機構40は、第1係脱機構30と同じような構成を備
え且つ同じような作用を営むが、構成・作用の点におい
て、両者は対称となっている。図2から明らかように、
基体41と第2障子17の下枠17aとの間にスペーサ
45が介装されている。スペーサ45の厚みを適宜変更
することにより、第2シュー25と第2障子17の下枠
17aとの間の距離の変化に対応することができるよう
になっている。
25とが近接方向に駆動されると、つまり、第1シュー
24および第2シュー25が、夫々、左方向および右方
向に移動すると、図5に示されるように、第1シュー2
4および第2シュー25が、夫々、第1障子16および
第2障子17と一体的に移動する。かくして、第1障子
16および第2障子17が、自動的に開かれる。なお、
第1障子16および第2障子17の停止位置は、使用者
が作動スイッチを離した時点で決定される。また、左方
向へ移動中の第1障子16の左側の縦枠16bが、右方
向へ移動中の第2障子17と一体のスペーサ45と係合
すると、第1障子16は更なる左方向への移動が阻止さ
れる。この阻止は、過負荷としてクラッチ機構28に作
用するが、かような過負荷が生じた場合、クラッチ機構
28にすべりが発生するようになっており、更なるトル
ク伝達が抑制されている。尚、かような作用を営むクラ
ッチ機構28は、既に周知のものとなっている。また、
過負荷は、第1障子16(第2障子17)と枠体10と
の間に物体や身体の一部が挟まれた場合においても惹起
されるが、このような場合も、同様なトルク伝達の抑制
がなされる。
ン34と第1シュー24に形成された上方開口の切り欠
き部24aとの係合は、図3に明瞭に理解されるよう
に、基体31とレバー33との間に介設されたターンオ
ーバスプリング37により維持されている。しかして、
レバー33の操作部33cを反時計方向に所定の角度だ
け回動させると、図4に示されるように、ピン34は第
1シュー24の切り欠き部24aから排出ないし抜き出
されて、第1シュー24のカム面24b上に位置するよ
うになる。その後、レバー33の操作部33cを、更に
反時計方向に回動させると、ターンオーバスプリング3
7の作用により、図6に示される、ピン34は第1シュ
ー24のカム面24bから離れた位置に保持されるよう
になっている。この状態が齎された後、第2障子17を
静止させたまま、第1障子16を、手動操作で、左方向
に移動させて開くことができる。また、図8に示すよう
に、第1障子16を静止させたまま、第2障子17のみ
を、電動操作で、左方向に移動させて開閉することがで
きる。
に、再度、図3に示されるような状態に復帰させるため
には、2つの方法がある。一の方法は、再度、手動操作
で第1障子16を閉じて、図6に示される状態を実現し
た後に、レバー33の操作部33cを少しだけ時計方向
に付勢し、後はターンオーバスプリング37の作用によ
り、レバー33を時計方向に付勢させるようにすること
である。他の方法は、手動操作で第1障子16を閉じる
前に、レバー33の操作部33cを時計方向に付勢し
て、ターンオーバスプリング37の作用により、ピン3
4を第1シュー24のカム面24bに対向させておく。
しかる後に、第1障子16を閉じて、その過程で、図7
に示されるように、ピン34を第1シュー24のカム面
24bに乗りあげさせた後に、ピン34を第1シュー2
4の切り欠き部24a内に落と込ませても良い。
縦枠16bの外端面と第2障子17の右側の縦枠17b
の内端面との間には、気密保持機構60が設けられてい
る。すなわち、第1障子16の左側の縦枠16bの外端
面には、先端部が下方に延在するようにL字型に形成さ
れたフック61が固定されている。また、第2障子17
の右側の縦枠17bの内端面には、フック61と係合す
るフック62が形成されている。この係合により、第1
障子16の左側の縦枠16bを室外方向(図9の左側方
向)に、第2障子17の右側の縦枠17bとを室内方向
(図9の右側方向)に、夫々引き寄せられて、第1障子
16の左側の縦枠16bと第2障子17の右側の縦枠1
7との間の気密性が確保されるようになっている。尚、
第1障子16および/または第2障子17の閉位置への
復帰時にフック61とフック62とが円滑に係合するよ
うに、フック62の先端部が曲面をなす先細り状となっ
ている。
すように、第1障子16を静止させたまま、第2障子1
7のみを、電動操作で開閉する場合、第1障子16は、
手動で移動できる状態にある。特に、コンロおよびシン
クの前に、夫々、第1障子16および第2障子17が位
置する場合、かような形態がとられる。この場合、室外
から第1障子16が開かれる虞があるので、ロック機構
70が設けられている。すなわち、枠体10の右側の縦
枠11にはアーム71が固定されており、このアーム7
1は左方向に突出している。レバー71の先端部には、
上方開口の切り欠き72が形成されており、この切り欠
き72は、第1障子16が全閉時の第1シュー24の切
り欠き部24aと略同一の鉛直線上に位置するようにな
っている。そして、ピン34が切り欠き72内に係合す
ることにより、第1障子16は枠体10の右側の縦枠1
1にロックされることになる。
るかを説明する。ピン34は最初は第1シュー24の切
り欠き部24a内に位置している。この状態から、モー
タ29を駆動して第1シュー24を若干左方向に移動さ
せて、第1障子16を開放する。そこで、レバー33を
反時計方向に回動させてピン34を第1シュー24の切
り欠き部24から排出させた後に、レバー33をその位
置を保持させながら、第1障子16を右方向に移動させ
て閉じると、ピン34がカム72に乗りあげた後にガイ
ドされて、切り欠き72と係合する。かくして、図10
に示す状態が実現する。
係脱機構30が示される。第1障子の下枠に固定された
基体31には、第1レバー33が枢支されている。第1
レバー33に植設された第1ピン34は、第1障子16
が全閉位置にある場合(図11)、ターンオーバスプリ
ング37の作用により、保持部材241に形成された上
方開口の切り欠き241aと係合している。しかして、
保持部材241は第1シュー24に枢支されており、且
つ、バネ242により、常時時計方向に付勢されている
が、図11に示される状態下、保持部材241のアーム
部241bは、第1シュー24の上面と固定部材250
の突出部250aとの間に挟まれるようになっている。
この挟持された状態が保持される限り、第1障子が屋外
から開放されんとして基体31が左方向に付勢されて
も、保持部材240の回動が阻止されて、第1ピン34
と切り欠き241aとの係合が維持される。かくして、
第1障子の屋外からの開放が阻止され、防犯上、優れた
効果を奏する。
に閉じ方向に移動中の第1障子と枠体との間に障害物が
存在した場合、例えば、身体の一部が挟まれた場合、停
止しようとする第1障子の第1ピン34と移動し続ける
第1シュー24側の第1保持部材240の切り欠き24
0aとの係合が、図12に示されるように、第1保持部
材240が反時計方向に回動することにより解除され、
結局、第1障子が停止して身体の一部への挟圧が加わる
ことがない。
ク機構70は、図10のロック機構の改良に係るもので
ある。図13および図14において、枠体10側から第
1係脱機構30にはレバー71の固定部71aが延在し
ている。固定部71aの先端部には、スプリング80を
介して可動部71bが装架されている。図13および図
14が示す状態つまり第1障子16が閉位置にあると
き、レバー33を反時計方向に回動すると、第1ピン3
4が第1切り欠き24aから離脱し、第1ピン34が可
動部70bをスプリング80の付勢力に抗して押し上げ
る(図15)。その後、更にレバー33を反時計方向に
回動すると、スプリング80の付勢力により可動部70
bが原位置に復帰し(図16)、そして、可動部70b
上に第1ピン34が支持される(図17)。しかして、
図16に示される状態は、ターンオーバスプリング37
の作用により維持されるが、この下においては、第1係
脱機構30は、第1障子16を第1シュー24から解放
しているので、第1障子16を屋内側・屋外側から自由
に手動で開閉することができる。また、図17に示す状
態の下においては、第1障子16は第1シュー24から
解放されると共に枠体10側の固定のレバー70に連結
されているので、第1障子16はロック状態となり、図
示されない第2障子の開閉に影響されずに、閉状態が保
持される。
下枠16aには基体31が固定されており、基体31に
は、その延在位に沿って、固定突起91および脱着可能
突起92が設けられている。しかして、その間に画成さ
れた第1溝93には第1シュー24側から突出する第1
ピン34が係合している。図19に示されるように、脱
着可能突起92は、基体31に対してフック係合となっ
ている。かような第1障子16は自動開閉される。
下枠17aにはスペーサ45を介して基体41が固定さ
れており、基体41には、固定突起91が設けられてい
る。基体41は、基体31から脱着可能突起92を除去
したものを対称的に設置したものである。しかして、基
体41の固定突起91には、第2シュー25側から突出
する第2ピン44が係合している。かような第2障子1
7はロックされた状態に保持され、屋内側・屋外側から
の開放が阻止される。
図である。
正面図である。
す図である。
す図である。
正面図である。
引き寄せられた状態を示す斜視図である。
枠体に固定する状態を示す正面図である。
図である。
る。
ュー側の切り欠きと係合している状態を示す図である。
の可動部を持ち上げている状態を示す図である。
の可動部より上側に位置している状態を示す図である。
の可動部と係合している状態を示す図である。
である。
解斜視図である。
である。
プリング) 40 第2係脱機構 43 レバー(第2レバー) 44 ピン(第2ピン) 47 ターンオーバスプリング(第2ターンオーバス
プリング)
Claims (13)
- 【請求項1】 内部に開口が画成される矩形の枠体:前
記開口を開閉するために前記枠体内に引き違い式に移動
可能に装架された第1障子および第2障子:第1シュ
ー、第2シューおよびモータを備え、伝達機構を介して
伝えられた前記モータの回転トルクにより、前記第1シ
ューおよび前記第2シューが、夫々、前記第1障子およ
び前記第2障子と平行に且つ同一方向に移動するように
した駆動機構:前記第1シューと前記第1障子の所定の
部位とを手動操作で係脱する第1係脱機構:ならびに前
記第2シューと前記第2障子の所定の部位とを手動操作
で係脱する第2係脱機構を備えた電動サッシ。 - 【請求項2】 前記第1係脱機構は前記第1障子の下枠
に枢支された第1レバーに植設された第1ピンと前記第
1シューに形成されて前記第1ピンと係脱する上方開口
の切り欠きとからなり、前記第2係脱機構は前記第2障
子の下枠に枢支された第2レバーに植設された第2ピン
と前記第2シューに形成されて前記第2ピンと係脱する
上方開口の切り欠きとからなる、請求項1記載の電動サ
ッシ。 - 【請求項3】 前記第1レバーと前記第1障子との間に
介設された第1ターンオーバスプリングにより、前記第
1ピンの係脱の各位置が保持され、前記第2レバーと前
記第2障子との間に介設された第2ターンオーバスプリ
ングにより、前記第2ピンの係脱の各位置が保持される
ようにした、請求項2記載の電動サッシ。 - 【請求項4】 前記第1係脱機構の第1レバーおよび前
記第2係脱機構の第2レバーの内の少なくとも一方と、
これに対応する障子の下枠との間にスペーサーが介装さ
れている、請求項2記載の電動サッシ。 - 【請求項5】 前記第1係脱機構の第1ピンが前記第1
シューシューの切り欠きと非係合であるとき、前記第1
ピンを、前記枠体から延出するレバーと係合するように
した、請求項2記載の電動サッシ。 - 【請求項6】 前記伝達機構にクラッチ機構を設け、前
記第1シューおよび前記第2シューの何れかに過負荷が
作用したときに、前記クラッチ機構によりすべりが発生
し、前記第1シューおよび前記第2シューへの所定値以
上のトルク伝達を制限するようにした請求項1記載の電
動サッシ。 - 【請求項7】 前記第1障子の縦枠および前記縦枠に対
応する前記第2障子の縦枠に夫々フックを設け、前記第
1障子および前記第2障子が閉じ位置にあるときに、前
記縦枠を相互に引き寄せるようにした、請求項1記載の
電動サッシ。 - 【請求項8】 前記第1レバーと前記第1障子との間に
介設された第1ターンオーバスプリングにより付勢され
た前記第1ピンが、前記第1障子の閉方向過程におい
て、前記第1シューシューのカム面方向に乗りあげた後
に、前記切り欠きと係合するようにした、請求項2記載
の電動サッシ。 - 【請求項9】 前記第1係脱機構は前記第1障子の下枠
に枢支された第1レバーに植設された第1ピンと前記第
1シューに枢支され且つバネにより前記第1障子の閉方
向に付勢されて前記第1シュー上の所定位置に保持され
る保持部材と前記保持部材に形成されて前記第1ピンと
係脱する上方開口の切り欠きとからなり、前記第2係脱
機構は前記第2障子の下枠に枢支された第2レバーに植
設された第2ピンと前記第2シューに枢支され且つバネ
により前記第2障子の閉方向に付勢されて前記第2シュ
ー上の所定位置に保持される保持部材と前記保持部材に
形成されて前記第2ピンと係脱する上方開口の切り欠き
とからなる、請求項1記載の電動サッシ。 - 【請求項10】 前記第1障子が閉位置にあるとき前記
枠体の第1側に固定されて前記第1障子が屋外側から開
方向に偏移されようとしたときに前記第1保持部材の回
動を阻止する第1固定部材および前記第2障子が閉位置
にあるとき前記枠体の第2側に固定されて前記第2障子
が屋外側から開方向に偏移されようとしたときに前記第
2保持部材の回動を阻止する第2固定部材を備えた、請
求項9記載の電動サッシ。 - 【請求項11】 前記第1固定部材および前記第2固定
部材は、夫々、前記第1シューおよび前記第2シューの
ストッパを兼ねている、請求項11記載の電動サッシ。 - 【請求項12】 前記枠体側から前記第1係脱機構側に
延在する固定部および前記固定部の先端部にスプリング
を介して装架された可動部とからなるレバーを備え、前
記第1係脱機構が前記第障子の閉位置に対応する位置に
あるとき、前記第1ピンが前記第1切り欠きから離脱す
るとき前記第1ピンが前記可動部を前記スプリングの付
勢力に抗して押し上げ、その後、前記スプリングの付勢
力により原位置に復帰した可動部上に前記第1ピンが支
持されるようにしてなる、請求項9記載の電動サッシ。 - 【請求項13】 前記第1係脱機構は前記第1障子の下
枠に固定された第1本体部、前記第1本体部に沿って設
けられた固定突起および脱着可能突起との間に画成され
た第1溝ならびに前記第1シュー側から前記第1溝内に
延在する第1ピンを備え、前記第2係脱機構は前記第2
障子の下枠に固定された第2本体部、前記第2本体部に
沿って設けられた固定突起および脱着可能突起との間に
画成された第2溝ならびに前記第2シュー側から前記第
2溝内に延在する第1ピンを備えた、請求項1記載の電
動サッシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26244797A JP3796917B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-09-26 | 電動サッシ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-97743 | 1997-04-15 | ||
JP9774397 | 1997-04-15 | ||
JP26244797A JP3796917B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-09-26 | 電動サッシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH112068A true JPH112068A (ja) | 1999-01-06 |
JP3796917B2 JP3796917B2 (ja) | 2006-07-12 |
Family
ID=26438895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26244797A Expired - Fee Related JP3796917B2 (ja) | 1997-04-15 | 1997-09-26 | 電動サッシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3796917B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104818920A (zh) * | 2015-05-22 | 2015-08-05 | 王健 | 电动开窗器及其构成的电动开窗系统 |
JP2018115490A (ja) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 株式会社ムラコシ精工 | 引き戸扉用ロック装置 |
JP2020023868A (ja) * | 2018-07-26 | 2020-02-13 | 株式会社デバイス | ダブルスキンのキャビティ熱利用促進システム |
KR102084238B1 (ko) * | 2018-10-15 | 2020-03-03 | 주식회사 에프디솔루션 | 수동 개폐가 용이한 모터 이동식 배연창 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP26244797A patent/JP3796917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104818920A (zh) * | 2015-05-22 | 2015-08-05 | 王健 | 电动开窗器及其构成的电动开窗系统 |
JP2018115490A (ja) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 株式会社ムラコシ精工 | 引き戸扉用ロック装置 |
JP2020023868A (ja) * | 2018-07-26 | 2020-02-13 | 株式会社デバイス | ダブルスキンのキャビティ熱利用促進システム |
KR102084238B1 (ko) * | 2018-10-15 | 2020-03-03 | 주식회사 에프디솔루션 | 수동 개폐가 용이한 모터 이동식 배연창 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3796917B2 (ja) | 2006-07-12 |
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