JPH1120676A - トラクタのブレーキ装置 - Google Patents

トラクタのブレーキ装置

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JPH1120676A
JPH1120676A JP19077597A JP19077597A JPH1120676A JP H1120676 A JPH1120676 A JP H1120676A JP 19077597 A JP19077597 A JP 19077597A JP 19077597 A JP19077597 A JP 19077597A JP H1120676 A JPH1120676 A JP H1120676A
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brake
air
trailer
air tank
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Etsuro Ogawa
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トラクタとトレーラ間にエア洩れが発生した時
にトラクタ側のエアタンク圧力を保護し、そのための操
作をキャブ内で可能とした。 【解決手段】トラクタのトレーラブレーキ用エアタンク
2のエアをトレーラ側に供給するエマージェンシブレー
キラインの配管路40にキャブコントロールバルブ36
を設け、前記エマージェンシブレーキラインの配管路4
0を前記キャブコントロールバルブ36により遮断する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタとトレー
ラ間にエア洩れが発生した時にトラクタ側のエアタンク
圧力を保護し、そのための操作を簡単にしたトラクタの
ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駐車ブレーキレバーにより機械式
駐車ブレーキ(推進軸に装着されるセンタブレーキ)と
コントロールバルブによりホイールを制動するスプリン
グブレーキが制御され、非常ブレーキコントロールバル
ブによりトラクタの前記スプリングブレーキ作動空気系
とトレーラのエマージェンシブレーキ作動制御空気系と
を連動して制御するトラクタおよびトレーラのブレーキ
装置は次のような構成のものがある。
【0003】すなわち、トラクタ側のブレーキ装置は図
3で示すように、サービスブレーキエアタンク1に接続
されているブレーキバルブ3からトレーラリレーバルブ
4に配管されたサビスブレーキ信号ライン14と、図略
のスプリングブレーキチャンバ7に配管されたサービス
ブレーキライン13と、スプリングブレーキエアタンク
2から前記トレーラリレーバルブ4を介してトレーラ側
へサービスブレーキの信号エアを供給するサービスブレ
ーキラインS及びコック11を介してエアを後述するト
レーラ側のエアタンク23に常時供給するエマージェン
シブレーキラインEとから構成されている。
【0004】また、トレーラ側のブレーキ装置は図4で
示すように、スプリングブレーキチャンバ20とエアタ
ンク23とを備え、トラクタ側のサービスブレーキライ
ンSとエマージェンシブレーキラインEとがカップリン
グ15を介して配管27a,27bに結合され、前記ス
プリングブレーキチャンバ20に配管22を介してエア
を供給し、サービスブレーキ作動すると共に、前記エア
タンク23に配管24を介してエアを供給するリレーエ
マージェンシバルブ21と、前記エアタンク23とパー
キングコントロールバルブ25及びプレッシャコントロ
ールバルブ26を介して前記スプリングブレーキチャン
バ20に接続し、通常はエアが供給され、スプリングを
圧縮してスプリングブレーキを非作動状態にし、スプリ
ングブレーキを作動せるときには前記パーキングコント
ロールバルブ25を作動してスプリングを圧縮している
スプリングブレーキチャンバ20内のエアを排気させる
構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】トラクタとトレーラ間
のエマージェンシブレーキラインにおけるカップリング
15及び配管等にエア洩れが発生した時にはトレーラブ
レーキ用エアタンク2の圧力を保護する必要がある。そ
のために、上記従来のトラクタのブレーキ装置において
は、エマージェンシブレーキラインEに設けられている
コック11を閉止操作することによりエマージェンシブ
レーキラインEを遮断している。
【0006】このコック11はキャブの外側の配管に設
けられているため、キャブの外に出て行う面倒な操作す
る必要があった。
【0007】本発明の目的は、トラクタとトレーラ間に
エア洩れが発生した時にトラクタ側のエアタンク圧力を
保護し、そのための操作をキャブ内で可能としたトラク
タのブレーキ装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、請求項1に記載の通り、サービス
ブレーキエアタンクとトレーラブレーキ用エアタンクと
を備え、ブレーキバルブの操作によりサービスブレーキ
エアタンクのエアをスプリングブレーキチャンバに供給
してサービスブレーキを作動し、かつトレーラリレーバ
ルブによりトレーラブレーキ用エアタンクのエアをトレ
ーラ側にサービスブレーキエアを供給するサービスブレ
ーキラインと、前記トレーラブレーキ用エアタンクのエ
アを常時トレーラ側のエアタンクに供給するエマージェ
ンシブレーキラインとを備えたトラクタのブレーキ装置
において、前記トレーラブレーキ用エアタンクのエアを
常時トレーラ側に供給するエマージェンシブレーキライ
ンの配管路にキャブコントロールバルブを設け、前記エ
マージェンシブレーキラインの配管路を前記キャブコン
トロールバルブにより遮断するようにしたものである。
【0009】また、請求項2に記載の通り、サービスブ
レーキエアタンクとトレーラブレーキ用エアタンクとを
備え、ブレーキバルブの操作によりサービスブレーキエ
アタンクのエアをスプリングブレーキチャンバに供給し
てサービスブレーキを作動し、かつトレーラリレーバル
ブによりトレーラブレーキ用エアタンクのエアをトレー
ラ側にサービスブレーキエアを供給するサービスブレー
キラインと、前記トレーラブレーキ用エアタンクのエア
を常時トレーラ側のエアタンクに供給するエマージェン
シブレーキラインとを備えたトラクタのブレーキ装置に
おいて、前記エマージェンシブレーキラインの配管路に
カットバルブと、このカットバルブとトレーラブレーキ
用エアタンクとの間にスプリングブレーキコントロール
バルブとキャブコントロールバルブとを設け、前記エマ
ージェンシブレーキラインの配管路を前記スプリングブ
レーキコントロールバルブ及びキャブコントロールバル
ブにより遮断するようにしたものである。
【0010】さらに、請求項3に記載の通り、上記の各
構成において、前記エマージェンシブレーキラインにエ
ア圧を検出するトレーラピックアップスイッチを設けた
ものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 [実施例1](請求項1に対応) トラクタのブレーキ装置は図1で示すように、サービス
ブレーキエアタンク1に接続されているブレーキバルブ
3からトレーラリレーバルブ4に配管されたサビスブレ
ーキ信号ライン14と、図略のスプリングブレーキチャ
ンバに接続されたサービスブレーキライン13と、スプ
リングブレーキエアタンク2と前記トレーラリレーバル
ブ4とを接続したエマージェンシブレーキエア配管40
と、前記トレーラリレーバルブ4からトレーラ側へサー
ビスブレーキの信号エアを供給するサービスブレーキラ
インSと、前記エマージェンシブレーキエア配管40の
トレーラリレーバルブ4の上流に接続され、エアを常時
トレーラ側のエアタンクに供給するエマージェンシブレ
ーキラインEと、前記エマージェンシブレーキエア配管
40に設けたキャブコントロールバルブ36とから構成
されている。尚、トレーラのブレーキ装置は図4で示す
構成である。
【0012】前記トレーラリレーバルブ4は、前記サビ
スブレーキ信号ライン14が接続されているサービスブ
レーキ信号圧入力ポートa,bと、エマージェンシブレ
ーキからのエア入力ポートcと、サービスブレーキライ
ンポートeと、エア排出ポートdとを有している。
【0013】前記キャブコントロールバルブ36は、エ
マージェンシブレーキエア配管40のエア圧が一定圧以
上のときは、その圧力でバルブをスプリングに抗して通
路を開口しているが、エマージェンシブレーキエア配管
40の圧力が規定値以下に降下するとスプリングによっ
て前記通路を閉止し、大気に連通するようになってお
り、自動又は手動で操作される。
【0014】前記トレーラリレーバルブ4は、通常の非
制動時ではエアはエア入力ポートcに常時供給され、エ
ア入力ポートcに供給されたエアは前記サビスブレーキ
信号ライン14より信号圧がサービスブレーキ信号圧入
力ポートa,bに入力されたときにサービスブレーキラ
インポートeからサービスブレーキラインSを通ってト
レーラのリレーエマージェンシバルブ21に信号圧を送
りトレーラのエアタンク23よりスプリングブレーキチ
ャンバ20にサービスブレーキエアを供給してサービス
ブレーキ作動し、トレーラブレーキ用エアタンク2のエ
アはエマージェンシブレーキエア配管40からエマージ
ェンシブレーキラインEを通ってトレーラのエアタンク
23に常時供給される。
【0015】前記キャブコントロールバルブ36は、そ
の作動によってエマージェンシブレーキエア配管40の
エアを遮断する。
【0016】従って、トラクタとトレーラ間のエマージ
ェンシブレーキラインEにおけるカップリング15及び
配管等にエア洩れが発生した時には、エマージェンシブ
レーキエア配管40の圧力が規定値以下に降下すること
により、キャブコントロールバルブ36が自動又は手動
で作動してエマージェンシブレーキエア配管40のエア
を遮断し、トレーラブレーキ用エアタンク2の圧力を保
護する。
【0017】[実施例2](請求項2に対応) 実施例2おけるトラクタのブレーキ装置は、図2で示す
ように、基本的な構成は実施例1と同様である。すなわ
ち、サービスブレーキエアタンク1に接続されているブ
レーキバルブ3からトレーラリレーバルブ4に配管され
たサビスブレーキ信号ライン14と、スプリングブレー
キチャンバ7に接続されたサービスブレーキライン13
とからなる構成は実施例1と同様である。
【0018】実施例2は、上記の構成に加えて、レバー
17により作動するスプリングブレーキコントロールバ
ルブ18と、キャブコントロールバルブ36と、カット
バルブ37とが設けられている。
【0019】前記カットバルブ37は、信号圧エア入力
ポートgと、エアが供給されるエアポートhと、排気ポ
ートiと、エマージェンシブレーキラインEへエアを供
給するエマージェンシブレーキラインポートjとを有し
ている。
【0020】トレーラブレーキ用エアタンク2とトレー
ラリレーバルブ4のエア入力ポートcとを第1配管32
で接続すると共に、カットバルブ37のエアポートhと
に接続し、トレーラブレーキ用エアタンク2とカットバ
ルブ37の信号圧エア入力ポートgとを第2配管35で
接続されている。
【0021】前記スプリングブレーキコントロールバル
ブ18とキャブコントロールバルブ36は前記第2配管
35に直列で接続されており、前記スプリングブレーキ
コントロールバルブ18は配管31によってスプリング
ブレーキチャンバ7にも接続した構成である。尚、前記
実施例2おけるキャブコントロールバルブ36は前記実
施例1のキャブコントロールバルブ36と同様である。
【0022】上記実施例2では、前記スプリングブレー
キコントロールバルブ18の作動によってスプリングブ
レーキチャンバ7のエアを排気してトラクタ側にスプリ
ングブレーキを作動させると共に、第2配管35のエア
を遮断する。
【0023】また、前記スプリングブレーキコントロー
ルバルブ18の非作動状態で、前記キャブコントロール
バルブ36を作動することによって第2配管35のエア
を遮断する。
【0024】従って、実施例2では、トラクタとトレー
ラ間のエマージェンシブレーキラインEにおけるカップ
リング15及び配管等にエア洩れが発生した時には、ス
プリングブレーキコントロールバルブ18によって第2
配管35のエアを遮断し、トレーラブレーキ用エアタン
ク2の圧力を保護すると共に、マージェンシブレーキエ
ア配管40の圧力が規定値以下に降下することにより、
キャブコントロールバルブ36が自動又は手動で作動し
て第2配管35のエアを遮断し、トレーラブレーキ用エ
アタンク2の圧力を保護することができる。
【0025】[実施例3](請求項3に対応) 実施例3は上記実施例1乃至2においてエマージェンシ
ブレーキラインにエア圧を検出するトレーラピックアッ
プスイッチ12を設けたものである。すなわち、実施例
1においては、トレーラリレーバルブ4より上流のエマ
ージェンシブレーキエア配管40にトレーラピックアッ
プスイッチ12を設け、実施例2においては、カットバ
ルブ37より上流の第2配管35にトレーラピックアッ
プスイッチ12を設けものである。
【0026】このトレーラピックアップスイッチ12
は、トラクタの単車及びトレーラの連結を判定し、スト
ップランプ、ウインカ、リターダー等の制御を変えるも
のである。これを上記の特定部位に設けることにより、
トラクタ側とトレーラ側のサービスブレーキラインS並
びにエマージェンシブレーキラインEのカップリング1
5がセルフシールタイプでもトレーラピックアップスイ
ッチ12によりエア圧の検出動作を可能とするものであ
る。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、トラ
クタとトレーラ間のエマージェンシブレーキラインにお
けるカップリング及び配管等にエア洩れが発生した時に
は、請求項1の構成ではキャブ内に配置されているキャ
ブコントロールバルブを操作し、請求項2の構成ではキ
ャブ内に配置されているスプリングブレーキコントロー
ルバルブ及びキャブコントロールバルブの何れの操作で
もエマージェンシブレーキラインを遮断し、キャブ内に
いながらにしてトレーラブレーキ用エアタンクの圧力を
保護することができる。
【0028】また、請求項3の構成により、トラクタ側
とトレーラ側のサービスブレーキライン並びにエマージ
ェンシブレーキラインのカップリングがセルフシールタ
イプ化されてもトレーラピックアップスイッチによりエ
ア圧の検出動作を可能とする利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラクタのブレーキ装置の実施例1を
示す回路構成図
【図2】本発明のトラクタのブレーキ装置の実施例2を
示す回路構成図
【図3】従来のトラクタのブレーキ装置を示す回路構成
【図4】トレーラのブレーキ装置を示す回路構成図
【符号の説明】
1 サービスブレーキエアタンク 2 トレーラブレーキ用エアタンク 3 ブレーキバルブ 4 トレーラリレーバルブ 7 スプリングブレーキチャンバ(トラクタの) 12 トレーラピックアップスイッチ 17 レバー 18 スプリングブレーキコントロールバルブ 20 スプリングブレーキチャンバ(トレーラの) 35 第2配管 36 キャブコントロールバルブ 37 カットバルブ 40 エマージェンシブレーキエア配管 30 トレーラコントロールバルブ 34 プロテクションバルブ 36 キャブコントロールバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスブレーキエアタンクとトレーラ
    ブレーキ用エアタンクとを備え、ブレーキバルブの操作
    によりサービスブレーキエアタンクのエアをスプリング
    ブレーキチャンバに供給してサービスブレーキを作動
    し、かつトレーラリレーバルブによりトレーラブレーキ
    用エアタンクのエアをトレーラ側にサービスブレーキエ
    アを供給するサービスブレーキラインと、 前記トレーラブレーキ用エアタンクのエアを常時トレー
    ラ側のエアタンクに供給するエマージェンシブレーキラ
    インとを備えたトラクタのブレーキ装置において、 前記トレーラブレーキ用エアタンクのエアをトレーラ側
    に供給するエマージェンシブレーキラインの配管路にキ
    ャブコントロールバルブを設け、 前記エマージェンシブレーキラインの配管路を前記キャ
    ブコントロールバルブにより遮断するようにしたことを
    特徴とするトラクタのブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 サービスブレーキエアタンクとトレーラ
    ブレーキ用エアタンクとを備え、ブレーキバルブの操作
    によりサービスブレーキエアタンクのエアをスプリング
    ブレーキチャンバに供給してサービスブレーキを作動
    し、かつトレーラリレーバルブによりトレーラブレーキ
    用エアタンクのエアをトレーラ側にサービスブレーキエ
    アを供給するサービスブレーキラインと、 前記トレーラブレーキ用エアタンクのエアを常時トレー
    ラ側のエアタンクに供給するエマージェンシブレーキラ
    インとを備えたトラクタのブレーキ装置において、 前記エマージェンシブレーキラインの配管路にカットバ
    ルブと、このカットバルブとトレーラブレーキ用エアタ
    ンクとの間にスプリングブレーキコントロールバルブと
    キャブコントロールバルブとを設け、 前記エマージェンシブレーキラインの配管路を前記スプ
    リングブレーキコントロールバルブ及びキャブコントロ
    ールバルブにより遮断するようにしたことを特徴とする
    トラクタのブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 前記エマージェンシブレーキラインにエ
    ア圧を検出するトレーラピックアップスイッチを設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至2に記載のタラクタのブ
    レーキ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107953874A (zh) * 2017-12-22 2018-04-24 易孝威 一种用于气刹车的电控紧急刹车系统
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