JPH11206513A - エアーマットレス装置およびベッド装置 - Google Patents

エアーマットレス装置およびベッド装置

Info

Publication number
JPH11206513A
JPH11206513A JP10014075A JP1407598A JPH11206513A JP H11206513 A JPH11206513 A JP H11206513A JP 10014075 A JP10014075 A JP 10014075A JP 1407598 A JP1407598 A JP 1407598A JP H11206513 A JPH11206513 A JP H11206513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
holding member
floor
holding
mattress device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10014075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3560800B2 (ja
Inventor
Minoru Ikeda
実 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
France Bed Co Ltd
Original Assignee
France Bed Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by France Bed Co Ltd filed Critical France Bed Co Ltd
Priority to JP01407598A priority Critical patent/JP3560800B2/ja
Publication of JPH11206513A publication Critical patent/JPH11206513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3560800B2 publication Critical patent/JP3560800B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はエアーチューブの交換や保守点検
を容易に行うことが出き、しかもエアーチューブの体圧
分散効果によって利用者の床擦れを防止できるエアーマ
ットレス装置を提供することにある。 【解決手段】 弾性材料によって所定の厚さを有する矩
形板状に形成されているとともにその上面に開放した保
持部が長手方向あるいは幅方向に対して所定の間隔で形
成された保持部材22と、この保持部材のそれぞれの保
持部に弾性的に着脱自在に保持されたエアチューブ26
と、各エアーチューブに圧縮空気を供給するポンプ35
と、エアーチューブの圧縮空気の圧力を検出するセンサ
ー31、32と、このセンサーからの検出信号によって
上記ポンプの駆動を制御して上記エアーチューブの圧力
を調整する制御装置38とを具備したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は利用者を空気圧に
よって弾性的に保持するためのエアーマットレス装置お
よびそのエアーマットレス装置が用いられたベッド装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、利用者が自力で身体を自由に
動かすことが困難な場合、その利用者の上半身を起こす
ことができる起床式のベッド装置が用いられる。起床式
のベッド装置においては、その床板上に載置されるマッ
トレス装置が、床板の一部の起伏に応じて屈曲可能な構
成であることが要求される。
【0003】マットレス装置を屈曲可能とするには、た
とえばクッション体にスプリングユニットを用いたマッ
トレス装置の場合にはそのスプリングユニットを屈曲で
きる構成とすればよいが、その場合には構成の複雑化や
屈曲時の抵抗が大きく、円滑に屈曲しにくいなどのこと
がある。
【0004】比較的屈曲させ易いマットレス装置として
発泡ポリウレタンなどの弾性材料を用いたクッション体
が使用されている。弾性材料からなるクッション体の場
合、長期の使用によってへたりによる性能劣化が生じる
ことが避けられないということがあるばかりか、硬さが
一定であるから、利用者の好みの硬さに設定することが
できないということがある。
【0005】さらに、弾性材料からなるクッション体は
荷重によって圧縮されることで、その荷重に応じた反発
力が生じる。そのため、たとえば利用者の臀部などのよ
うに人体の重い部分は大きな反発力を受けるから、その
部分が圧迫されて寝心地が低下したり、床ずれが生じ易
いなどのことがある。
【0006】そこで、弾性材料からなるクッション体に
代わり、エアーマットレスが採用されることがある。エ
アーマットレスによれば、それに供給する圧縮空気の圧
力を調整することで硬さを変えることができ、さらには
損傷しない限りは経時的にへたりが生じることがないば
かりか、比較的屈曲させ易いため、起床式のベッド装置
に利用できるなどのことがある。
【0007】しかしながら、エアーマットレスの場合、
気密性を備えるために通気性のないシート状の材料で偏
平な矩形袋状に形成される。そのため、エアーマットレ
ス上に仰臥した利用者からの湿気がエアーマットレスの
上面にこもることが避けられないから、寝心地が悪いと
いうことがあるばかりか、季節によっては湿気がこもっ
た面にカビが発生するなどのことがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、屈曲可能
なマットレス装置には種々の構成のものがあるものの、
通気性を有するとともにエアーマットレスのように硬さ
を変えることができるという性能を兼ね備えたマットレ
ス装置が開発されていなかった。この発明は、通気性を
有するとともに、硬さの調整が可能なエアーマットレス
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、利用
者を空気圧によって支持するためのエアーマットレス装
置において、弾性材料によって所定の厚さを有する矩形
板状に形成されているとともにその上面に開放した保持
部が長手方向あるいは幅方向に対して所定の間隔で形成
された保持部材と、この保持部材のそれぞれの保持部に
弾性的に着脱自在に保持されたエアチューブと、各エア
ーチューブに圧縮空気を供給する供給手段と、エアーチ
ューブの圧縮空気の圧力を検出する検出手段と、この検
出手段からの検出信号によって上記供給手段の駆動を制
御して上記エアーチューブの圧力を調整する制御手段と
を具備したことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記エアーチューブは複数のグループに分けられ、
上記制御手段は各グループのエアーチューブに時間差を
もって交互に圧縮空気を供給排出制御することを特徴と
する。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、上記保持部材の周辺部には、この保
持部材よりも硬い弾性材料によって形成された補強部材
が設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記保持部材は通気性を備えた弾性材料によって形
成されていることを特徴とする。請求項5の発明は、請
求項1または請求項4の発明において、上記保持部は、
この保持部に保持されたエアーチューブの一部を上記保
持部材の上面に露出させる開口部を備えていることを特
徴とする。
【0013】請求項6の発明は、ベッドフレームを有
し、このベッドフレームには複数の床部に分割され、そ
の床部のうちの少なくとも1つが起伏駆動される床板体
が設けられたベッド装置において、上記床板体上には請
求項1に記載されたエアーマットレス装置が載置される
ことを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、上記エアーマットレス装置は、保持部材に保持され
たエアーチューブが上記床部の起伏方向に対して交差す
る方向に配置されていることを特徴とする。
【0015】請求項1の発明によれば、弾性材料からな
る保持部材にその上面に開放した保持部を形成し、その
保持部にエアーチューブを弾性的に着脱自在に保持する
ようにしたから、全体が屈曲自在な柔軟性を有するとと
もに、エアーチューブが保持部に着脱自在に保持されて
いることで、エアーチューブの交換や保守点検を容易に
行うことができ、さらにエアーチューブの体圧分散効果
によって利用者の床擦れを防止することができる。
【0016】請求項2の発明によれば、エアーチューブ
を複数のグループに分け、各グループへの圧縮空気の供
給排出を時間差をもって交互に制御することで、利用者
の身体の同一部分が圧迫され続けて床擦れが生じるのが
防止される。
【0017】請求項3の発明によれば、保持部材の周辺
部に、保持部材よりも硬い弾性材料からなる補強部材を
設けたことで、この補強部材によって外観形状の安定化
を図ることができる。
【0018】請求項4の発明によれば、保持部材を通気
性を備えた材料で形成したことで、利用者の身体からの
湿気などがこもりにくくなるから、かびの発生を招いた
り、床擦れの促進を防止できるなどのことがある。
【0019】請求項5の発明によれば、保持部材の保持
部にエアーチューブの一部を露出させる開口部を設けた
ことで、エアーチューブの交換を容易に行うことができ
るばかりか、利用者の身体の一部を保持部材を介さず、
エアーチューブによって支えることになるから、その部
分の体圧分散効果を向上させることができる。
【0020】請求項6の発明によれば、弾性材料からな
る保持部材の保持部にエアーチューブが保持されたエア
ー マットレス装置を床板体の床部が起伏駆動されるベッ
ド装置に用いるようにしたことで、上記床部の起伏駆動
を円滑に行うことができる。
【0021】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
において、保持部材に保持されたエアーチューブを上記
床部の起伏方向に対して交差する方向に配置したから、
床部を起伏させることで、保持部材が屈曲されても、そ
の保持部に保持されたエアーチューブはほとんど屈曲さ
れることがないため、上記保持部からエアーチューブが
外れ出るのが防止される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1乃至図6はこの発明の第1
の実施の形態を示す。図3はベッド装置1を示し、この
ベッド装置1は矩形枠状のベッドフレーム2を備えてい
る。このベッドフレーム2の四隅部には下端にストッパ
付きのキャスタ3が設けられた脚4が垂設されていて、
上記ベッドフレーム2を移動させることができるように
なっている。
【0023】上記ベッドフレーム2の長手方向一端側に
はヘッドボード5が立設され、他端にはフットボード6
が立設されている。さらに、ベッドフレーム2上には床
板7が配設されている。この床板7は複数の床部に分割
されている。この実施の形態では第1乃至第4の4つの
床部7a〜7dに分割されている。
【0024】上記ヘッドボード2側から二番目の第2の
床部7bは上記ベッドフレーム2に固定され、この第2
の床部7bの一側に上記第1の床部7aが回動自在に連
結され、他側には上記第3の床部3cと第4の床部4d
とが順次回動自在に連結されている。上記ベッドフレー
ム2の下面側には背上げ用の駆動機構8が設けられてい
る。この駆動機構8はケース9を有し、このケース9の
一側には駆動源11が設けられている。
【0025】上記ケース9の一端側には第1のアーム1
2が回動自在に設けられ、他端側には第2のアーム13
が回動自在に設けられている。これらアーム12、13
は上記駆動源11によって回動駆動されるようになって
いる。
【0026】上記第1のアーム12の先端には第1のロ
ーラ14が回転自在に設けられている。この第1のロー
ラ14は上記第1の床部7aの下面に設けられた第1の
傾斜板15に当接している。したがって、上記第1のア
ーム12が矢印方向に回動駆動されると、上記第1の床
部7aが起上方向に駆動されるようになっている。
【0027】上記第2のアーム13の先端には第2のロ
ーラ16が回転自在に設けられている。この第2のロー
ラ16は上記第3の床部7cの下面に設けられた第2の
傾斜板17に当接している。したがって、上記駆動源1
1が作動して上記第2のアーム13が矢印で示す方向に
回動駆動されると、上記第3の床部7cが起上方向に駆
動されるようになっている。
【0028】上記第3の床部7cの回動に上記第4の床
部7dは連動する。この第4の床部7dの先端部と上記
ベッドフレーム2との間にはリンク18が両端を回動自
在に連結して設けられている。したがって、上記第3の
床部7cに連動した第4の床部7はほぼ水平な状態で保
持されるようになっている。
【0029】上記床板7d上にはエアーマットレス装置
21が載置される。このエアーマットレス装置21は、
図1と図2に示すように矩形板状をなした保持部材22
を有する。この保持部材22はウレタンフォーム、発砲
ポリエチレンあるいは発砲ゴムなどのような通気性(連
続気泡)を有する材料によって形成されている。
【0030】この保持部材22の周辺部には、保持部材
22よりも硬質であるとともに保持部材22とともに屈
曲可能な弾性材料によって帯板状に形成された補強部材
24がその側面の高さ方向下端部だけを上記保持部材2
2の外周面に接着固定し、下端部以外の部分と上記保持
部材22との間に所定の隙間を有している。そして、こ
の隙間に後述するエアーチューブ26に圧縮空気を供給
する同じく後述する供給管27、28が通されるように
なっている。また、上記補強部材24が下端部だけを保
持部材22に接着固定していることにより、保持部材2
2を屈曲させる際に、補強部材24が折り曲げの大きな
抵抗となるなることが防止される。
【0031】なお、補強部材24は上記保持部材22と
同様、通気性を有する弾性材料によって形成されてい
る。上記保持部材22および補強部材24は外装地23
によって被覆されている。外装地23としては、通気性
を有する布地を袋状に縫製し、その内部に上記保持部材
22を収容したり、シーツによって上記保持部材22の
上面側を覆うようにしてもよい。また、外装地23に用
いられる布地としては、通気性は有するが、液体は通さ
ない布地を用いるようにしてもよく、そのような布地を
用いることで、保持部材22や保強部材24に湿気がこ
もるのを防止できる。
【0032】上記保持部材22には、その幅方向に沿う
保持部としての複数の保持溝25が長手方向に対して所
定間隔で形成されている。この保持溝25は図4に示す
ように断面円形状をなしているとともに、上記保持部材
22の上面に所定の幅寸法で開放した開口部25aを備
えている。この開口部25aの幅寸法は上記保持溝25
の直径寸法の約半分に設定されている。それによって、
エアーチューブ26が保持溝25から抜けにくくなって
いるとともに、図4に示す幅寸法Wを大きくすることが
できるようになっている。この実施の形態では上記幅寸
法Wはエアーチューブ26の外形寸法とほぼ同じに設定
されており、それによって利用者の身体を通気性のよい
保持部材22で支持できる面積を増大させている。
【0033】上記保持溝25には、この保持溝25とほ
ぼ同じ外形寸法戸長さ寸法の上記エアーチューブ26が
上記保持部材22の開口部25aの両側を弾性的に変形
させて着脱自在に装着されている。このエアーチューブ
26は通気性のないシート材料、たとえばゴム引き布な
どによって円柱のチューブ状に形成されていて、その外
周面の一部を上記開口部25aに露出させている。
【0034】各保持溝25に装着された複数のエアーチ
ューブ26は、図5に示すように複数のグループに分け
られている。この実施の形態では保持部材22の長手方
向において、隣り合うエアーチューブ26が交互に第1
のグループG1 と第2のグループG2 とに分けられてい
る。
【0035】第1のグループG1 のエアーチューブ26
には第1の供給管27から分岐された分岐管27aがそ
れぞれ接続され、第2のグループG2 のエアーチューブ
26には第2の供給管28から分岐された分岐管28a
がそれぞれ接続されている。第1、第2の供給管27、
28は、それぞれ圧縮空気の供給源であるポンプ35に
接続されている。これら第1、第2の供給管27、28
の中途部にはそれぞれ第1の圧力センサ31と第2の圧
力センサ32および第1の開閉制御弁33と第2の開閉
制御弁34とが設けられている。さらに、第1、第2の
供給管27、28には排気制御弁36を有する排気管3
7が接続されている。
【0036】第1、第2の圧力センサ31、32が検出
する各供給管27、28の圧力、つまり各グループG1
、G2 のエアーチューブ26に供給された圧縮空気の
圧力信号は制御装置38に入力される。この制御装置3
8は、上記各圧力センサ31、32からの検出信号に応
じて上記第1の開閉制御弁33と第2の開閉制御弁34
とを開閉制御し、上記第1のグループG1 のエアチュー
ブ26の圧力と、第2のグループG2 のエアーチューブ
26の圧力とを所定の値に制御するようになっている。
【0037】さらに、上記制御装置38は、第1のグル
ープG1と第2のグループG2 のエアーチューブ26に
対して交互に圧縮空気を供給排出制御できるようになっ
ている。図6(a)は第1のグループG1と第2のグル
ープG2 のエアーチューブ26の圧力変動を示すグラフ
で、同図中実線は第1のグループG1 のエアーチューブ
26の圧力変化を示し、鎖線は第2のグループG2 のエ
アーチューブ26の圧力変化を示す。つまり、それぞれ
のグループのエアーチューブ26の圧力は交互に高圧状
態と低圧状態とに変化するよう制御される。
【0038】図6(b)は上記第1、第2の開閉制御弁
33、34、ポンプ35および排気制御弁36の動作状
態を示すタイムチャートである。つまり、動作開始信号
によって排気制御弁36がスタート時間SからT1 時間
まで開放されると同時に第1の開閉制御弁33がスター
ト時間SからT2 時間まで開放される。また、ポンプ3
5はT1 時間からT2 時間まで作動する。
【0039】制御開始から排気制御弁36と第1の開閉
制御弁33とが同時に開放されている時間T1 までの間
に第1のグループG1 のエアーチューブ26の空気が抜
けるから、第2のグループG2 のエアーチューブ26だ
けによってエアーマットレス装置21上に横臥した利用
者の身体が支持される。
【0040】時間T1 で排気制御弁36が閉じ、ポンプ
35が時間T2 まで作動することで、時間T2 では、第
1のグループG1 のエアーチューブ26が第1のセンサ
31に設定された圧力になる。
【0041】時間T2から時間T3 まではポンプ35が
停止するが、第1、第2の開閉制御弁33,3も閉じら
れているから、第1のグループG1 と第2のグループG
2のエアーチューブ26は第1、第2のセンサ31、3
2に設定された圧力に保持される。つまり、エアーマッ
トレス装置21上に横臥した利用者の身体は、第1のグ
ループG1 と第2のグループG2 とのエアーチューブ2
6とによって支持される。
【0042】時間T3 から時間T4 では排気制御弁36
が開放されるとともに第2の開閉制御弁34が開放され
ることで、第2のグループG2 のエアーチューブ26の
圧縮空気が抜かれる。それによって、エアーマットレス
装置21上の利用者は第2のグループG2 のエアーチュ
ーブ26によって身体が支持されることになる。つま
り、利用者の身体は、第1のグループG1 のエアーチュ
ーブ26によって支持された個所と異なる個所が支持さ
れることになる。
【0043】ついで、時間T4 から時間T5 までポンプ
35が作動することで第2のグループG2 のエアーチュ
ーブ26に圧縮空気が供給される。それによって、利用
者は第1、第2のグループG1 、G2 のエアーチューブ
26によって身体が支持されることになる。
【0044】このように、利用者の身体を第1のグルー
プG1 のエアーチューブ26と、第2のグループG2 の
エアーチューブ26とによって交互に身体の異なる部分
を支持することで、長期にわたり横臥している利用者の
身体に床擦れが生じるのを防止することができる。
【0045】なお、第1、第2のグループG1 、G2 の
エアーチューブ26を一定の硬さに維持するように制御
することもできる。その場合、制御装置38によって予
め硬さを設定しておけば、その設定に応じた硬さになる
よう、エアーチューブ26への圧縮空気の供給が第1、
第2のセンサ31、32の検出信号によって自動的に制
御されることになる。
【0046】上記構成のエアーマットレス装置21によ
れば、通気性を備えた弾性材料からなる保持部材22に
保持溝26を形成し、その保持溝25にエアーチューブ
26を弾性的に着脱自在に保持するようにしたから、エ
アーマットレス装置21が全体として柔軟性を有する。
【0047】そのため、上記エアーマットレス装置21
を起床式のベッド装置1に用いれば、その床板7の第1
の床部7aを起上させる場合に、その起上操作を容易に
行うことができるばかりか、第1の床部7aの起上に応
じて上記エアーマットレス装置21を確実に屈曲させる
ことができる。
【0048】エアーマットレス装置21は柔軟性を有す
るが、その保持部材22の周辺部には保持部材22より
も硬質な弾性材料からなる補強部材24が設けられてい
る。そのため、エアーマットレス装置21は、補強部材
24によってその外観形状が維持されるばかりか、周辺
部が硬いためにへたりにくいなどのことがある。
【0049】上記マットレス装置21の各エアーチュー
ブ26は保持部材22の幅方向に沿って設けられてい
る。つまり、エアーチューブ26は床部7aの起伏方向
に対して交差する方向に沿って設けられている。そのた
め、床部7a を起上させることで保持部材22が屈曲さ
れても、上記エアーチューブ26は屈曲されることがな
いから、そのことによっても床部7aの起上操作を容易
に行うことができるばかりか、エアーチューブ26が繰
り返して屈曲されるということがないことにより、エア
ーチューブ26が早期に損傷するのを防止できる。
【0050】上記エアーチューブ26は保持部材22の
保持部25に弾性的に着脱自在に保持されている。その
ため、上記エアーチューブ26を保持部材22から簡単
に取り外すことができるから、その保守点検や交換作業
などを容易かつ迅速に行うことができる。
【0051】上記エアーチューブ26を保持した保持溝
25には開口部26が形成され、その開口部26からエ
アーチューブ26の一部が露出している。エアーチュー
ブ26は、利用者の荷重を受けたときに、その荷重を分
散する体圧分散効果を有するから、利用者の身体の重い
部分に大きな反発力が生じることがない。
【0052】そのため、利用者の身体の重い部分、たと
えば臀部などが強く圧迫されるのが防止されるから、寝
心地が向上するばかりか、利用者が長期にわたって横臥
していても、床擦れが発生しにくくなる。
【0053】しかも、上記エアーチューブ26は通気性
を有する弾性材料からなる保持部材22の保持溝25に
保持されている。そのため、エアーチューブ26に通気
性がなくても、保持部材22の通気性によって利用者の
身体とエアーマットレス装置21の上面との間に湿気が
こもるのを防止できるから、寝心地が向上するばかり
か、床擦れも発生しにくくなる。
【0054】つまり、通気性を有する弾性材料からなる
保持部材22とエアーチューブ26とを組み合わせてマ
ットレス装置21としたことで、通気性を有するととも
に体圧分散効果も有し、さらには起床式のベッド装置1
に用いた場合には、床部7a起上に応じて容易かつ確実
に屈曲させることができる。
【0055】しかも、保持部材22に保持された複数の
エアーチューブ26を複数のグループ、この実施の形態
では2つのグループG1 、G2 に分け、制御装置38に
よって各グループのエアーチューブ26に圧縮空気を交
互に供給排出できるようにした。
【0056】そのため、利用者がマットレス装置21に
長期にわたって横臥しなければならないような場合、各
グループG1 、G2 のエアーチューブ26への圧縮空気
の供給排出を制御できる。それによって、利用者の身体
は、各グループG1 、G2 エアーチューブ26により所
定時間ごとに交互に支持されることになるから、利用者
の身体が圧迫され続けて床擦れを招くということが防止
される。
【0057】図7はこの発明の第2の実施の形態を示
す。この実施の形態は、矩形板状の保持部材22には保
持溝25Aを、その長手方向に沿わせるとともに、幅方
向に所定間隔で形成し、各保持溝25Aにエアーチュー
ブ26を収納保持するようにした。
【0058】このような構成のエアーマットレス装置2
1は、図3に示す起床式のベッド装置1 の床板7 上に載
置すると、エアーチューブ26がその長手方向を床部7
aの起上方向に沿わせることになる。そのため、床部7
aを起上させると、上記エアーチューブ26が屈曲され
ることになるから、起床式のベッド装置1に用いると、
エアーチューブ26Aが早期に損傷する虞がある。
【0059】しかしながら、図示しないが、ベッド装置
の床板が幅方向に3つの床部に分割され、しかも幅方向
両端部の床部を起上方向に回動させながら床板全体を幅
方向に揺動させることで、利用者に強制的に寝返りを打
たせる介護用ベッド装置に上記構成のエアーマットレス
装置21を用いれば、幅方向端部の床部の起上によって
エアーチューブ26が屈曲されることがない。そのた
め、床板全体の幅方向の揺動を円滑に行うことができる
とともに、エアーチューブ26を早期に損傷させるよう
なこともない。
【0060】この第2の実施の形態においても、複数の
エアーチューブ26を複数のグループに分け、各グルー
プごとに圧縮空気の供給と排出とを制御することで、利
用者の床擦れを防止するようにしてもよいこともちろん
である。
【0061】なお、この発明は上記各実施の形態に限定
されず、種々変形可能である。たとえば、エアーチュー
ブの形状は円柱状に限られず、角柱状であってもよく、
角柱状とすることで、円柱状の場合に比べて体圧分散効
果を向上させることができる。また、エアーチューブを
2つのグループに分けたが、3対状のグループに分け、
各グループへの圧縮空気の供給、排出を制御するように
してもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、弾性材料から
なる保持部材にその上面に開放した保持部を形成し、そ
の保持部にエアーチューブを弾性的に着脱自在に保持す
るようにした。
【0063】そのため、全体が屈曲自在な柔軟性を有す
るとともに、エアーチューブが保持部に着脱自在に保持
されていることで、エアーチューブの交換や保守点検を
容易に行うことができ、さらにエアーチューブの体圧分
散効果によって利用者の床擦れを防止することができ
る。
【0064】請求項2の発明によれば、エアーチューブ
を複数のグループに分け、各グループへの圧縮空気の供
給排出を時間差をもって交互に制御するようにした。そ
のため、利用者の身体の同一部分が圧迫され続けること
がなくなるから、利用者の身体に床擦れが生じるのが防
止される。
【0065】請求項3の発明によれば、保持部材の周辺
部に、保持部材よりも硬い弾性材料からなる補強部材を
設けるようにした。そのため、この補強部材によってエ
アーマットレス装置の外観形状を確実に維持することが
できるとともに、周辺部が早期にへたるのを防止するこ
とができる。
【0066】請求項4の発明によれば、保持部材を通気
性を備えた材料で形成するようにしたことで、利用者の
身体などからの湿気がこもりにくくなるから、かびの発
生を防止できるばかりか、湿気が低減されることで、長
期にわたって横臥しなければならない利用者の身体に床
擦れが発生しにくくなるということもある。
【0067】請求項5の発明によれば、保持部材の保持
部にエアーチューブの一部を露出させる開口部を設け
た。そのため、エアーチューブの交換を容易に行うこと
ができるばかりか、利用者の身体の一部を保持部材を介
さず、エアーチューブによって支えることになるから、
その部分の体圧分散効果を向上させることができる。
【0068】請求項6の発明によれば、弾性材料からな
る保持部材の保持部にエアーチューブが保持されたエア
ー マットレス装置を床板体の床部が起伏駆動されるベッ
ド装置に用いるようにした。
【0069】弾性材料からなるエアーマットレス装置は
柔軟性を有するから、上記ベッド装置の床部を起上させ
た際、それに応じて上記エアーマットレス装置を容易に
屈曲させることができる。そのため、上記床部の起上操
作を円滑かつ容易に行うことができる。
【0070】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
において、保持部材に保持されたエアーチューブを上記
床部の起伏方向に対して交差する方向に配置した。その
ため、上記床部を起伏させることで、保持部材が屈曲さ
れても、その保持部に保持されたエアーチューブはほと
んど屈曲されることがないから、上記保持部からエアー
チューブが外れ出たり、エアーチューブが屈曲を繰り返
されることで早期に損傷するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態のエアーマットレ
ス装置を示す一部断面した斜視図。
【図2】同じくエアーマットレス装置の長手方向に沿う
断面図。
【図3】同じく起上式のベッド装置の側面図。
【図4】同じく保持部材の保持溝の部分の拡大断面図。
【図5】同じくエアーチューブへの圧縮空気の供給を制
御するための系統図。
【図6】(a)は同じくエアーチューブの各グループの
圧力変動を示すグラフ、(b)は同じく各機器の動作を
示すタイムチャート。
【図7】この発明の第2の実施の形態を示すエアーマッ
トレス装置の側面図。
【符号の説明】
22…保持部材 25…保持溝(保持部) 26…エアーチューブ 31、32…センサー 35…ポンプ 38…制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者を空気圧によって支持するための
    エアーマットレス装置において、 弾性材料によって所定の厚さを有する矩形板状に形成さ
    れているとともにその上面に開放した保持部が長手方向
    あるいは幅方向に対して所定の間隔で形成された保持部
    材と、 この保持部材のそれぞれの保持部に弾性的に着脱自在に
    保持されたエアチューブと、 各エアーチューブに圧縮空気を供給する供給手段と、 エアーチューブの圧縮空気の圧力を検出する検出手段
    と、 この検出手段からの検出信号によって上記供給手段の駆
    動を制御して上記エアーチューブの圧力を調整する制御
    手段とを具備したことを特徴とするエアーマットレス装
    置。
  2. 【請求項2】 上記エアーチューブは複数のグループに
    分けられ、上記制御手段は各グループのエアーチューブ
    に時間差をもって交互に圧縮空気を供給排出制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載のエアーマットレス装置。
  3. 【請求項3】 上記保持部材の周辺部には、この保持部
    材よりも硬い弾性材料によって形成された補強部材が設
    けられていることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のエアーマットレス装置。
  4. 【請求項4】 上記保持部材は通気性を備えた弾性材料
    によって形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のエアーマットレス装置。
  5. 【請求項5】 上記保持部は、この保持部に保持された
    エアーチューブの一部を上記保持部材の上面に露出させ
    る開口部を備えていることを特徴とする請求項1または
    請求項4のいずれかに記載のエアーマットレス装置。
  6. 【請求項6】 ベッドフレームを有し、このベッドフレ
    ームには複数の床部に分割され、その床部のうちの少な
    くとも1つが起伏駆動される床板体が設けられたベッド
    装置において、 上記床板体上には請求項1に記載されたエアーマットレ
    ス装置が載置されることを特徴とするベッド装置。
  7. 【請求項7】 上記エアーマットレス装置は、保持部材
    に保持されたエアーチューブが上記床部の起伏方向に対
    して交差する方向に配置されていることを特徴とする請
    求項6記載のベッド装置。
JP01407598A 1998-01-27 1998-01-27 エアーマットレス装置およびベッド装置 Expired - Lifetime JP3560800B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01407598A JP3560800B2 (ja) 1998-01-27 1998-01-27 エアーマットレス装置およびベッド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01407598A JP3560800B2 (ja) 1998-01-27 1998-01-27 エアーマットレス装置およびベッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11206513A true JPH11206513A (ja) 1999-08-03
JP3560800B2 JP3560800B2 (ja) 2004-09-02

Family

ID=11850998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01407598A Expired - Lifetime JP3560800B2 (ja) 1998-01-27 1998-01-27 エアーマットレス装置およびベッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3560800B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002191477A (ja) * 2000-12-25 2002-07-09 Furukawa Electric Co Ltd:The 敷寝具
US7246389B2 (en) 2002-02-22 2007-07-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Adjustable bed
WO2008046131A1 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 A.H. Beard Pty Ltd Air mattress
KR100956662B1 (ko) 2008-03-07 2010-05-10 함의신 플라스틱 버틀을 이용한 환자용 침대
CN109171313A (zh) * 2018-10-29 2019-01-11 浙江和也健康科技有限公司 软硬两用弹簧床垫
CN109288298A (zh) * 2018-10-29 2019-02-01 浙江和也健康科技有限公司 可调节座垫

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5339590B2 (ja) * 2008-11-07 2013-11-13 フランスベッド株式会社 マットレス装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002191477A (ja) * 2000-12-25 2002-07-09 Furukawa Electric Co Ltd:The 敷寝具
US7246389B2 (en) 2002-02-22 2007-07-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Adjustable bed
WO2008046131A1 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 A.H. Beard Pty Ltd Air mattress
KR100956662B1 (ko) 2008-03-07 2010-05-10 함의신 플라스틱 버틀을 이용한 환자용 침대
CN109171313A (zh) * 2018-10-29 2019-01-11 浙江和也健康科技有限公司 软硬两用弹簧床垫
CN109288298A (zh) * 2018-10-29 2019-02-01 浙江和也健康科技有限公司 可调节座垫
CN109171313B (zh) * 2018-10-29 2021-03-26 和也健康科技有限公司 软硬两用弹簧床垫

Also Published As

Publication number Publication date
JP3560800B2 (ja) 2004-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5003654A (en) Method and apparatus for alternating pressure of a low air loss patient support system
AU664160B2 (en) Method and apparatus for alternating pressure of a low air loss patient support system
US20060117479A1 (en) Mattress for movable bed
US6115860A (en) Feedback controlled patient support
US7513003B2 (en) Anti-snore bed having inflatable members
US5029352A (en) Dual support surface patient support
JP6865310B2 (ja) エアセル制御装置及びエアマットレス装置
US3822425A (en) Inflatable support appliance
EP3032029B1 (en) Pulmonary mattress
US5745942A (en) Simplified control for lateral rotation therapy mattresses
JP3634170B2 (ja) エアーマットレス装置
EP0316443B1 (en) Method and apparatus for alternating pressure of a low air loss patient support system
JPH08502910A (ja) 側方回転治療マットレス装置及び治療方法
US20010052152A1 (en) Air fluidized bladders for a bed
JP2007159981A (ja) マット装置
US11026516B2 (en) Adjustable bed apparatus and methods incorporating a rail system
JP3560800B2 (ja) エアーマットレス装置およびベッド装置
WO2021071370A1 (en) Mattress with ventilation system for the prevention and the treatment of decubitus ulcers or bedsores on immobile patients
US6163908A (en) Air sac for oscillating low air loss bed
JP2001258951A (ja) 介護用寝具台
JPH08164169A (ja) 医療用エアーマット
JP2000023797A (ja) エアーマットレス装置
JP2008289630A (ja) 床擦れ防止ベッド
JP2524410Y2 (ja) 医療用エアマット
JPH0728894B2 (ja) 床ずれ防止用空気マット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110604

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110604

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120604

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120604

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140604

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140604

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150604

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term