JPH11206374A - トランスポゾン様dnaおよびその利用方法 - Google Patents

トランスポゾン様dnaおよびその利用方法

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JPH11206374A
JPH11206374A JP10009835A JP983598A JPH11206374A JP H11206374 A JPH11206374 A JP H11206374A JP 10009835 A JP10009835 A JP 10009835A JP 983598 A JP983598 A JP 983598A JP H11206374 A JPH11206374 A JP H11206374A
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JP
Japan
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dna
sequence
transposon
microsatellite
seq
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Pending
Application number
JP10009835A
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English (en)
Inventor
Hiromori Akagi
宏守 赤木
Akiko Inagaki
明子 稲垣
Sukeyoshi Yokozeki
祐美 横関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
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Priority to JP10009835A priority Critical patent/JPH11206374A/ja
Publication of JPH11206374A publication Critical patent/JPH11206374A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (TA/AT)の繰り返し配列から成るマイ
クロサテライトを標的配列とするトランスポゾン様DN
Aを提供し、このトランスポゾン様DNAを利用した
(TA/AT)の繰り返し配列から成るマイクロサテラ
イトの単離方法、さらに、この方法によって単離された
マイクロサテライトを提供する。 【解決手段】 (TA/AT)の繰り返し配列から成る
2つのマイクロサテライトに挟まれて存在する新規なト
ランスポゾン様DNAを利用し、隣接する(TA/A
T)の繰り返し配列から成るマイクロサテライトを単離
する。 【効果】 極めて容易にイネで最も大きな多型性を示す
(TA/AT)の繰り返し配列から成るマイクロサテラ
イトを単離することが可能となった。また、単離したマ
イクロサテライトは、DNAレベルで近縁品種の識別・
特定が可能となり、イネの新品種の育成を効率化し、イ
ネ種子の純度管理・流通するコメの純度管理にも利用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イネのマイクロサ
テライトを単離するのに有用なトランスポゾン様DNA
およびイネのマイクロサテライトの単離に関する。ま
た、本発明は単離したマイクロサテライトを利用したマ
イクロサテライトマーカーの開発とマイクロサテライト
マーカーを用いるイネの品種の育成、イネおよびイネ種
子の純度管理、流通するコメの純度の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、イネ品種の識別は、形態・アイソ
ザイム等によって試みられていた。とはいえ従来の方法
では、近縁品種の識別は極めて困難であった。
【0003】近年、DNA分析の基づく品種の識別技術
が開発されてきた。中でも、遺伝変異の極めて大きなマ
イクロサテライトを利用したマイクロサテライトマーカ
ーが開発され、品種識別に大きな威力を発揮している。
マイクロサテライトとは、1〜数塩基のDNAの単純繰
り返し配列のことで、真核生物のゲノム中に多数散在
し、かつ、極めて多型性に富む。この繰り返し数が、植
物品種によって大きく異なっており、しかも、植物品種
に固有である。この違いを利用して品種の識別を行う技
術としてマイクロサテライトマーカーが開発されてい
る。すなわち、マイクロサテライトマーカーとはマイク
ロサテライトと、そのマイクロサテライトの両側に隣接
するDNA配列を指す。マイクロサテライトそのものは
生物のゲノム中に多数散在するが、その両側に隣接する
DNAの配列は各マイクロサテライトに特異的である。
従って、マイクロサテライトマーカーはPCRによって
容易に増幅することが可能で、増幅されたマイクロサテ
ライトマーカーの長さの違いによって容易に個体や品種
を識別することができる。マイクロサテライトマーカー
はPCRによって増幅し、その長さの違いを識別するた
め、実質的にはマイクロサテライトを含む1000bp
以下の長さのDNA配列を指す。
【0004】一方、ゲノム中に多数散在するDNA配列
としてトランスポゾンが知られている。トランスポゾン
とは生物のゲノム上の異なる部位に移動できるDNAを
指す。トランスポゾンは生物に進化の過程で転移し、生
物の多様化に大きく関わってきたと考えられている。ト
ランスポゾンは転移機構によって大きく2つの型に分類
されてきた。トランスポゾンにコードされるトランスポ
ゼースによって転移するものと、RNAへの転写を経て
インテグレースによって転移するものが知られており、
近年、これらには分類されない新たなトランスポゾンも
見出されている。この様に大きく分類されるトランスポ
ゾンとしてこれまで多種類の配列が同定され、構造等の
特徴などによってさらに幾つかに分類されている。
【0005】トランスポゾンが転移して挿入される配列
は標的配列と呼ばれ、挿入の際に標的配列の重複が生じ
る。この標的配列の重複はトランスポゾンの転移に共通
する現象である。しかしながら、特定の配列を標的とす
るトランスポゾンは殆ど知られておらず、ましてや(T
A/AT)の繰り返し配列からなるマイクロサテライト
を含みマイクロサテライトを標的配列とするトランスポ
ゾンは従来全く知られていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、マイクロサ
テライトを単離するためのトランスポゾン様DNAを提
供し、これを利用した(TA/AT)の繰り返し配列か
らなるマイクロサテライトの検出・単離方法および単離
されたマイクロサテライトおよびマイクロサテライトを
含むマイクロサテライトマーカーを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、イネのフ
ィトクロームA遺伝子のプロモーター領域に存在する
(TA/AT)の繰り返し配列からなるマイクロサテラ
イトの解析をする課程で、マイクロサテライト内に39
1bpから成るDNA断片を有する品種を見出した。複
数のイネの野生種と栽培種でこの391bpからなる挿
入DNA配列の有無を解析した結果、この挿入DNAが
イネの進化の課程で挿入されたものであることを見出
し、この挿入DNAをトランスポゾン様DNAであると
結論するに至った。このトランスポゾン様DNAと相同
性のある複数のDNA断片(ホモログ)を単離・解析し
た結果、全てのホモログが(TA/AT)の繰り返しか
らなるマイクロサテライト内に挿入されていることを見
出した。さらに、トランスポゾン様のトランスポゾン様
DNA配列を標的とすることで、隣接する(TA/A
T)の2塩基の繰り返し配列からなるマイクロサテライ
トを単離できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】すなわち、本発明は、イネの核ゲノムにコ
ードされ、(TA/AT)の2塩基の単純繰り返し配列
からなる2つのマイクロサテライトに挿まれたトランス
ポゾン様DNAとこのランスポゾン様DNAを用いて、
(TA/AT)の2塩基の単純繰り返し配列からなるマ
イクロサテライトを単離する方法および得られる(TA
/AT)の2塩基の単純繰り返し配列からなるマイクロ
サテライトを提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で言う、トランスポゾン様
DNAとはイネの染色体上に高度に反復して散在する約
390bpから成るDNA配列を指す。このトランスポ
ゾン様DNAの最大の特徴として、(TA/AT)の単
純繰り返し配列からなるマイクロサテライト内に存在す
ることが挙げられる。さらに、このトランスポゾン様D
NAはイネの進化の過程で転移した、すなわち、トラン
スポゾンの一種である。
【0010】トランスポゾン様DNAの塩基配列とし
て、例えば、配列表の配列番号1の配列番号132から
522で示されるものが挙げられる。このトランスポゾ
ン様DNAの塩基配列の両末端部分には(TA/AT)
の繰り返しからなるマイクロサテライトが存在する。こ
のマイクロサテライトから18塩基を隔てた位置には、
20塩基の逆位反復配列が存在する(配列番号1の番号
150から169と番号486から504)。さらに、
トランスポゾン様DNAは多数の短い繰り返し配列を含
んでおり、一本鎖となった場合に複雑な2次構造を形成
する。
【0011】また、同等のトランスポゾン様DNAの塩
基配列としては、例えば、配列表の配列番号2の番号7
30から1104、配列番号3の番号174から56
6、および配列番号4の番号363から755で示され
るものが挙げられる。配列番号2から4に含まれるトラ
ンスポゾン様DNAも上記の配列番号1に含まれるもの
と同様の構造上の特徴を有する。すなわち、20塩基か
らなる逆位反復配列をトランスポゾン様DNAの両末端
付近に持ち(配列番号2の番号730から749と番号
1067から1086、配列番号3の番号192から2
11と番号529から548、配列番号4の番号381
から400と番号718から737)、短い多数の繰り
返し配列を含んでいる。これら配列番号1から4に含ま
れるトランスポゾン様DNA間の相同性は90%以上で
ある。配列番号4および配列番号3に含まれるトランス
ポゾン様DNAの長さは393bpである。さらに、配
列番号2に示さされるように一部に配列の欠失があるも
のも含まれる。従って、塩基配列が配列番号1から4に
含まれるトランスポゾン様DNAの何れかと90%以上
の相同性があるもの、塩基の一部欠失・付加があるもの
も、本発明で言うトランスポゾン様DNAと一本鎖とな
った場合に実質的に同じ複雑な2次構造を形成しうる塩
基配列の特徴を有し、本発明のトランスポゾン様DNA
に含まれる。
【0012】本発明のトランスポゾン様DNAは以下の
方法に従って単離することが出来る。すなわち、配列番
号5で示されるイネ(Oryza sativa L.
cv.IR36)のフィトクロームA遺伝子のプロモー
ター領域に存在する(TA/AT)の繰り返しからなる
マイクロサテライト( Kayら (1989) Nucleic Acids Res
arch 17, 2865-2866;配列番号5の番号1343から1
385)を夾み、互いに向かい合う15〜30bpのオ
リゴヌクレオチドをプライマーとし、IR36を除くイ
ネ(Oryza sativa L.)より抽出したD
NAを鋳型としてPCRを行うことによってDNA断片
を増幅する。配列番号5から推定されるよりも約400
bp長いDNA断片にはトランスポゾン様DNAが含ま
れる。
【0013】例えば温帯ジャポニカに属する品種Shi
lewaから抽出したDNAを用い、配列番号6と配列
番号7で示されるオリゴヌクレオチドをプライマーとし
て用いた場合には約600bpのDNA断片が得られ
る。このDNA断片には配列番号1の番号132から5
22で示される391bpからなるトランスポゾン様D
NAが含まれる。さらには、配列番号1の番号116か
ら131および配列番号1の番号523から543で示
される、トランスポゾン様DNAに隣接する(TA/A
T)の繰り返しから成るからなるマイクロサテライトも
含まれる。
【0014】DNAを抽出するための組織としては根、
葉、種子など植物体のあらゆる部分を利用できる。ま
た、用いるイネ品種としては一般的な大部分の品種が利
用できるが、例えばIR36など、一部のインディカ種
ではこの領域でのトランスポゾン様DNAを欠いてお
り、利用できないものがある。
【0015】次に、トランスポゾン様DNAを利用した
マイクロサテライトの単離方法について説明する。トラ
ンスポゾン様DNAを定法によって蛍光・放射性物質等
で標識を行い、プローブを作成する。プローブに用いる
トランスポゾン様DNAとしては、例えば、配列番号1
の番号132から521を用いることができるが、この
DNAと90%以上の塩基配列の相同性を有するDNA
を用いることもできる。また、100bp程度の例えば
ベクターのマルチクローニングサイトのDNA断片など
を含んでいてもかまわない。作成したトランスポゾン様
DNAのプローブを用い、イネのゲノミックDNAライ
ブラリーの中からプラークハイブリダイゼーション又は
コロニーハイブリダイゼーション等の方法によって相補
性のクローンを単離する。単離したクローンの塩基配列
を定法により決定する。単離したクローンにはトランス
ポゾン様DNAが含まれており、これに隣接する(TA
/AT)からなるマイクロサテライトを同時に単離する
ことが出来る。
【0016】この方法で単離された(TA/AT)から
なるマイクロサテライトとして、例えば、配列番号1の
番号116から131、配列番号1の番号522から5
43、配列番号2の番号672から729、配列番号2
の番号1102から1124、配列番号3の番号84か
ら173、配列番号3の番号567から634、配列番
号4の番号281から362、配列番号4の番号756
から794で示されるDNA配列のものが挙げられる。
これらの(TA/AT)の繰り返し配列からなるマイク
ロサテライトは全てトランスポゾン様DNAに隣接して
いる。これらのマイクロサテライトと各マイクロサテラ
イトの両側に隣接するDNAの塩基配列を含む部分がマ
イクロサテライトマーカーとなる。従って、それぞれの
マイクロサテライトマーカーにはマイクロサテライトと
これの一方に隣接する特異的なDNAの配列および他方
に隣接するトランスポゾン様DNAのDNA配列が含ま
れる。この場合、マイクロサテライトに隣接する特異的
なDNAとはマイクロサテライトを挿んでトランスポゾ
ン様DNAとは反対側にあるDNAの配列を指し、マイ
クロサテライトの5’側にあるか3’側にあるかはトラ
ンスポゾン様DNAとマイクロサテライトとの位置関係
で変わる。この各マイクロサテライトマーカーに特異的
なDNAの塩基配列とトランスポゾン様DNA内にある
各マイクロサテライトマーカーに共通な塩基配列を有す
るDNAをプライマーとして用いてPCRを行うことに
よって、それぞれのマイクロサテライトを含むマイクロ
サテライトマーカーを特異的に増幅することが出来る。
増幅されたマイクロサテライトマーカーは電気泳動等に
よってマイクロサテライトの長さの違いを検出すること
が可能で、この長さの違いによってイネの近縁な品種の
違いを識別し、品種を特定することが出来る。特に、
(TA/AT)の繰り返し配列からなるマイクロサテラ
イトがイネでは極めて大きな多型性を示し、識別能力が
最も大きい。
【0017】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。 [実施例1]イネ品種"Shilewa"の成葉から、 L
ichtenstein & Draper ((1985)DNA cloning vol.3
Practical approach, pp. 67-119, IRL Press, Oxfor
d)の方法に従い、CTAB法によってDNAを抽出し
た。トランスポゾン様DNAを含む領域をPCRによっ
て増幅するため、PCRプライマーとして配列番号6と
配列番号7のDNA配列を有するオリゴヌクレオチドを
用いた。PCRはGeneAmp9600システム(ABI
社)を使用して行った。 反応液20μl中には10ng
DNA,0.5units TAKARA Taq(TA
KARA社),4nmole dNTP,10pmole
primer,10mMTris−HCl(pH8.
3),50mM KCl,1.5mM MgCl2が含
まれる。PCR条件は、95℃で10秒間のディネーチ
ャー、55℃で30秒間のアニール、72℃で30秒間
の伸長反応を1サイクルとし、40サイクル反応させ
た。反応後、3%Metaphor Agarose
(FMC社)で分画した。増幅された約600bpのDN
A断片をゲルから回収し、TAクローニングキット(In
Vitrogen社)を用いプラスミドpCRTMIIにサブク
ローニングした。得られたクローンpSH203の塩基
配列を373S DNAシークエンサー(ABI社)を用
いて決定した。 pSH203は配列番号1に示すよう
に598bpから成り、トランスポゾン様DNAの配列
(番号132から522)とこれに隣接する2つの(T
A/AT)からなるマイクロサテライト(番号116か
ら131および番号523から543)を含んでいた。
【0018】[実施例2]イネ品種"ササニシキ"の成葉
から、 Lichtenstein & Draper((1985) DNA cloning v
ol.3 Practical approach, pp.67-119, IRL Press, Ox
ford)の方法に従い、CTAB法によってDNAを抽出
した。抽出したDNAを制限酵素Sau3AIで部分分
解し、Slightom & Drong ((1988) Plant Molecular Bi
ology Manual, A8. 1-42, Kluwer Academic Publisher
s, Dordrecht)の方法に従って、サイズによる分画を行
い、10kbから25kbのDNA断片を回収した。回
収したDNA断片(1μg)をλDASH II(Strat
agene社)のアーム(1μg)とのライゲーション後、G
IGAPACK II(Stratagene社)を用いてパッケ
ージングし、イネゲノミックライブラリーを得た。ゲノ
ミックライブラリーを宿主大腸菌P2392に感染さ
せ、プラークを形成させた。形成したプラークはアルカ
リブロッティング法でナイロンメンブレン(HybondN+)
(Amersham社)に転写した。プラークハイブリダイゼー
ションはECLダイレクトDNA/RNAラベリング・
検出システム(Amersham社)を用いて行った。プローブ
としては実施例1で得たpSH203を標識して用い
た。約20000個のプラークをスクリーニングし、6
個の陽性クローンを得た。これら6個の陽性クローンか
らλDNAを大量精製し、制限酵素BamHIで消化
後、 pSH203プローブでサザンハイブリダイゼー
ションを行った。クローン#44でpSH203とハイ
ブリダイズした約1.8kbの断片をpUC19にサブ
クローニングし、プラスミドp#44B1を得た。 p
#44B1を更に、HincIIとSmaIで断片化
し、pUC119のSmaIおよびHincIIサイト
にサブクローニングした。これらのサブクローンの塩基
配列を373S DNAシークエンサー(ABI社)を用
いて決定し、これらを繋ぎ合わせることでp#44B1
中の挿入断片約1.8kbの全塩基配列を決定した。決
定された塩基配列を配列番号2に示した。単離したクロ
ーンには、トランスポゾン様DNA(配列番号2の番号
730から1104)とこれに隣接する2つの(TA/
AT)の単純繰り返し配列からなるマイクロサテライト
(配列番号2の番号672から729および番号110
5から1124)が含まれていた。
【0019】[実施例3]配列番号2で示されるトラン
スポゾン様配列を含むDNA断片をPCRによって増幅
するため、実施例2で抽出したイネ品種"ササニシキ"の
DNAを鋳型として、配列番号10と配列番号11のD
NA配列を有するオリゴヌクレオチドをプライマーとし
て用いた。PCRはGeneAmp9600システム(A
BI社)を使用して行った。 反応液20μl中には10n
g DNA,0.5units Takara Ex
TaqTM(TAKARA社),4nmole dNTP,10
pmole primer,10mM Tris−HC
l(pH8.3),50mM KCl,1.5mMMg
Cl2が含まれる。PCR条件は、95℃で10秒間の
ディネーチャー、55℃で30秒間のアニール、72℃
で1分間の伸長反応を1サイクルとし、40サイクル反
応させた。反応後、3%Metaphor Agaro
se (FMC社)で分画した。増幅された約1.8kbの
DNA断片をゲルから回収し、TAクローニングキット
(In Vitrogen社)を用いプラスミドpCRTMIIにサ
ブクローニングした。得られたクローンの塩基配列を3
73S DNAシークエンサー(ABI社)を用いて決定
した。クローンは配列番号2で示されるトランスポゾン
様DNAを含む1747bpのDNAを含んでいた。同
様に、配列番号12と配列番号13を用いた場合には配
列番号3で示されるのトランスポゾン様DNAを含む8
40bpのDNAが、また、配列番号14と配列番号1
5をプライマーとして用いた場合には、配列番号4のト
ランスポゾン様DNAを含む1633bpのDNAが得
られた。
【0020】[実施例4]あそみのり、コシヒカリ、サ
サニシキ、日本晴、IR24の各品種のイネの幼植物体
より、Edwardsらの方法((1992) Nucleic Acid Resarch
19, 1349) に従って全DNAを粗抽出した。プライマ
ーとして、配列番号8と配列番号9のDNA配列を有す
るオリゴヌクレオチドを用いた。反応液20μl中には
10ng DNA,0.5unitsTAKARA T
aq(TAKARA社),4nmole dNTP,10pmo
leprimer,10mM Tris−HCl(pH
8.3),50mM KCl,1.5mM MgCl2
が含まれる。PCR条件は、95℃で10秒間のディネ
ーチャー、55℃で30秒間のアニール、72℃で30
秒間の伸長反応を1サイクルとし、35サイクル反応さ
せた。反応後、3%Metaphor Agarose
(FMC社)で分画した。増幅したDNA断片の長さの違
いによって、これらの品種を識別することが出来た。
【0021】
【発明の効果】本発明により、イネの(TA/AT)か
らなるマイクロサテライトを標的配列とするトランスポ
ゾン様DNAが提供される。このトランスポゾン様DN
Aを用いると新規な(TA/AT)からなるマイクロサ
テライトを検出・単離することができる。多型性を示す
(TA/AT)の繰り返し配列からなるマイクロサテラ
イトは、従来、クローニングされた遺伝子のイントロン
等に偶然見出されたもの利用されており、積極的に本発
明の方法でこの様なマイクロサテライトを見出し、マイ
クロサテライトマーカーとして利用することは現在でも
極めて困難である。本発明の方法により得られるマイク
ロサテライトおよびトランスポゾン様配列を含むマイク
ロサテライトマーカーを利用すると、イネ品種の特定・
イネの種子の純度管理、流通するコメの純度管理が可能
となり、さらには、イネ品種の育成が効率化される。
【0022】
【0023】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:598 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:genomicDNA 起源 生物名:Oryza sativa L. 株名:品種"Shilewa" 配列の特徴 特徴を表す記号:repeat unit 存在位置:116..131 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:insertion seq 存在位置:132..522 特徴を決定した方法:E 特徴を表す記号:repeat unit 存在位置:523..543 特徴を決定した方法:S 配列: ATCCCATTAG CCAAACATTG CCTTAGTCAT AGGTGAATAG ATCCCACTGC AAGAAACTCA 60 ATCAGTTGAT CTACGTTTAT TTTACATGTT TTCTAAATTT TCCCTTTGTA TTATTTATAT 120 ATATATATAT AGGACACTCA TATGGGGCAC CATGGTGCTC GGGCACCATG ATATCAAATA 180 CACAAAATCA CTCAAATTTT TCAAAATTTT CAAATTGTGA GTATATACCT AGTTATAATA 240 ACTCGATTCA TACCTATACC TATCAACAAA ACAACTCAAA TTTAACTTTA TTTCACAATC 300 CATGATTACA TACCTAACTA ATTATATGTA TGGATGCTAT ATACCTAGAA TCAAAATCTA 360 ACAAAAACAA GTTCAAATTC AGTTCAAACT TGCTTTGAAC TAGTTAGTAA AGTAGCTAAT 420 GTTAATATCT AAGTAATTGA AAAAGTTTCA TACTCATTTG AATTAGGTAT ATACTCAATT 480 TCACAATGGT GCCCGGGCAC ATGGAGCACC AAACAAATTT AATATATATA TATATATATA 540 TATCTCCCTA GGTTAATTAT TGGCGGTAAT TAACTCCAGG TTGGCGTCGA GGTAAATC 598
【0024】配列番号:2 配列の長さ:1747 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:genomicDNA 起源 生物名:Oryza sativa L. 株名:品種"ササニシキ" 配列の特徴 特徴を表す記号:repeat unit 存在位置:672..729 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:insertion seq 存在位置:730..1104 特徴を決定した方法:E 特徴を表す記号:repeat unit 存在位置:1105..1124 特徴を決定した方法:S 配列: GGATCCAATT ATGCTACTCT GGAAGCCTTC CTTGTCAATT GCTGATTTTG CAGTATACTA 60 TGTTTGACCG TAGATATATA GGCCTCTTGT GTGTGTGTGT GTGTGCCTGT GTGGGTATAT 120 AGGTAGACAG GCTGGGTCTT GCTCATGTAT AGTGGCAACC ACTGTTGATG TTGCATGCTC 180 CCTCCGTCCC CAAAAAATCC AACTTCTGCC TATGTCTAGG TTCGTAGCTA GAAGTTGTTG 240 TTTTTTTGAC GGAGGTGTAG GATATAGTTG ACTCAGTCTG CGCTGGATAC TTGGATCTAA 300 TAATACTGAA GCATCAACAT CAATATGATA TGTATTCAAA GATCATAGTC ATAGTGTGTA 360 CTGTATAGTG GCAAACTTTT TTTGTTGCCT TTATATCATC TAATATACCG AACCCCATAT 420 TTTCCGGGAC AAAAACTATT ACAGTTGAAG ATTAGCAGAC CTTAGCAATT AATCATATTG 480 CTTTGTGCCT TGCTGCTTTG ATGTGTCAAC TTCCCGTTCA TAAAACACAG GTTTTCAATT 540 TGACAGATAC TATGTTACAG GTTTTCAATT TGACAGATAC TATGTTTTGT TTAGGATCGA 600 CTGCGATATT GTCACTGCAG CATATTGTCG TTAGTCCCGA TTTCTTTTGA ATGTGATCTG 660 GGCTTCTTTC CTATATATAT ATACATATAT ATATATACAT ATATATATAT ATACATATAT 720 ATATATATAC CATGGTGCCC GGGCACCATG GTTTCAAATG CTCAAAATCA CTCAAATTTT 780 TCAAAATTTT CAAATTATGA GTATATACCT AGTTATAAGA ATTTGATTCA TACATATACC 840 TATCAATAAA ACAACTCAAA TTTAATTTTA TTTCACAATT CATGATTACA TACCTAACTA 900 ATTATATGTA TGGATGCTAT ATACCGAGAA TCAAAATCTA ACAAAAACAA GTTCAAATTC 960 AGTTCAAACT TGCTTTGAAC TAGTTAGTAA AGTAGTTAAT GTTAATACCT AAATAATTGA 1020 AAAGGTTTCA TACTCATTTG ATATAGGTAT ATACTCAATT TCAACAATGG TGCCCGGGCA 1080 CTATGGAGCA CCAAACAAAT TTACTATATC TATATATATA TATAGAGAGA GAGAGAACTA 1140 TTGTATGGCG CTACAGGCGC CACGTATTAG ATGGCGCCTG ACACAATCAA CCCCCTGCCC 1200 CACCCCCACA CACATTCAAT TTAAACAGAC CACGTAGTTA ATTTTTAACT CAACGACCCA 1260 CCACCCCGCC ACCCCCACAC GAACTTGATC TGGTGCAAGC TACACAGTTA ACTGTTAACT 1320 CAACCACCCA CCCCCACGCG CAAGTTAAAT TTTAACTCTG CAACCCACAA CCCAACCTGT 1380 CCCCCACGCG CACTCGATCT GGTGCATACC ACACAGTTAA ATTTTAACTC AGCTACCCAC 1440 CCCACGCGCA CTCGATCTGA TGCATACCAC ACTGTTAAAT TTTAACTCGA CATACTGCCT 1500 CTATCTGGTA TATATATATT ACGGATTCCC ATCATAGAAA CCGTCCACCC ACTCTTTCCT 1560 CTTCCTCTCC ACATTTTACG GATCAGTGAC GACTTGTGGT TCCTTGTGCA GAGAGGAGGA 1620 ACGGCGACGG TGATTAGGGG ATGAGGAGTG GCAGCGAGGC GGTTCCGGTG ATGGCTTGGC 1680 GACGAGGAGG AGCAGCGGTG GTGGTTCGGG GATGAGAGGA GTGACGAGGA GGAGGAGCGG 1740 CGGATCC 1747
【0025】配列番号:3 配列の長さ:864 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:genomicDNA 起源 生物名:Oryza sativa L. 株名:品種"ササニシキ" 配列の特徴 特徴を表す記号:repeat unit 存在位置:84..173 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:insertion seq 存在位置:174..566 特徴を決定した方法:E 特徴を表す記号:repeat unit 存在位置:567..634 特徴を決定した方法:S 配列: GAATTCCGGA CATAATTAAA AGAACTTGAT TTGGCTGTGT ATATCTTATT TCTGTCCATT 60 ATCTTGAAAA ATAAAAAATT TGGTATATAT ATATATATAT ATATTATAAC TTATATATAT 120 ATATATATAT ATATATATAT ATATATATAT ATATATATAT ATATATATAT ATAGGACACT 180 CATATGGGGC ACCATGGTGC CCGGGCACCA TGGTATCAAA TGCAAAAAAT CACTCAAATT 240 TTTCAAAATT TTCAAATTAT GAGTATATAC CTAGTTATAA TAATTCGATT CATACCTATA 300 CCTATCAACA AAACAACTCA AATTTAACTT TATTTCACAA TCCATGATTA CATACCTAGC 360 TAAATATATG TATGGATGCT ATATACCTAG AATCAAAATC TAACAAAAAC AAGTTCAAAT 420 TCAGTTCAAA CTTGCTTTGA ACTAGTTAGT AAAGTGGTTA ATGTTAATAC CTAAGTAATT 480 GAAAAAGATT CATACTCATT TGAATTGGGT ATATACTCAA TTTCAACAAT GGTGCCCGGG 540 CACCATGGAG CACCAAACAA ATTTACTATA TATATATATA TATATATATA TATATATATA 600 TATATATATA TATATATATA TATATATATA TATAATAACT TGAGTAAAAT TATGGCAATT 660 TTTACTGATC TTTATGATAT AAATCAATAA ATGTGAACGA CAGGAGTAAA AGGTTTTATC 720 TTCTGTATAG TAATAAAACG GACAGACATA AAAACAAGTT ATTCAATTCC ATTTCCAATG 780 AGCAGCACAA TAAGATTTCA ATAGATACAT ACGTCCTACC TAAACAACAC TAATCCGTTC 840 GATTTTTTTT AATGTCCGCA ATTC 864
【0026】配列番号:4 配列の長さ:1865 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:genomicDNA 起源 生物名:Oryza sativa L. 株名:品種"ササニシキ" 配列の特徴 特徴を表す記号:repeat unit 存在位置:281..362 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:insertion seq 存在位置:363..755 特徴を決定した方法:S 特徴を表す記号:repeat unit 存在位置:756..794 特徴を決定した方法:S 配列: AGCAGCGAGT ACTACTACGT CGAAATCGTA GCTAGCAAGG ACATATAATG GATTGTAATT 60 AATACATGAC TACATATGTT TCTATATGCA TGTGTACACA TTTTCTATAA TGTAAATATA 120 TTTTGTTCAT ATATATATCT ATATACATAT GCATTTGCAT AACATATATA TGTATAAATA 180 CATATATATT ATGCATGTAT ATACATATAA TATAATATAT ATATATATAC ATATATATAT 240 GTATGCATAT ATATGTATTT AAATATATAT ATGCATGGTT TATATATATA TATATATATA 300 TATATATATA TATATATATA TATATATATA TATATATATA TATATATATA TATATATATA 360 TAGTAAATTT GTTTGGTGCT CCATGGTGCC CGGGCACCAT TGTTGAAATT GAGTATATAC 420 CCAATTCAAA TGAGTTTGAA ACTTTTTCAA TTACTTAGGT ATTAACATTA ACTACTTTTC 480 TAACTAGTTT AAAGCAAGTT TGAACTGAAT TTGAACTTGT TTTTGTTAGA TTTTGATTCT 540 AGGTATATAG CATCCATACA TATAATTAGT TAGGTATGTA ATCATGGATT GTGAAATAAA 600 GTTAAATTTA AGTTGTTTTG TTGATAAGTA TAGGTATGAA TCAAATTATT ATAACTAGGT 660 ATATACTCAC AATTTGAAAA TTTTGAAAAA TTTGAGTGAT TTTGTGCATT AGATACCATG 720 GTGCCCGGGC ACCATGGTGC CCCATATGAG TGTCCTATAT ATATATATAT ATATATATAT 780 ATATATATAT ATATAAACCA TGCAGCAACA GGGGCATGCA AAAAAAAAAA GGTCAGCTCG 840 ATCTTTAGTC CCGGATTGGT ACTCCCGATT TGGAAACCGG GACTAAAGGG GGGTTACGAA 900 CCGGGACTAC AAAGGGTTTC TCCACCAGTG TTTTTAATTA TCTCCTGGGA AACTGAAATC 960 ATTTATTATC TCATTTAAAC AAGGCACTAA AAAGCGGTCA CCAACAATGA CCCTTGAGTA 1020 TCCCCTCCTA TCCCATTCAA GTATTCAAAG CATTGTTTTC TCCACAAGGA GATGATGCCT 1080 GACGGCCGGA TA TCTCGAT CAAGGCACGG CAGATAGCAG GGCCGCCACC GGCCAGCATT 1140 TCTCCGGCGC ACGTATGACC ACGTCGGTCT GGCAGTCATG AGGGTAGCAT ATGATATTGC 1200 TTCCTCTGCA GCACCCAACA ATTAATTTGG ATTGGCCAAT TGGAATTTCC AGCGCTTATG 1260 ATTGGTGGTT GCGAGCTCCT CTTCCATTGC TGGTATGGTG TCTTGCATCT TGAAGCCATC 1320 CCCATTTCTG AGTTCTCCAC CGTCTACATA TGCCTTTCAT CTGCAGTTCT AAACAGGACA 1380 TTGCTAGATT CTTTATATTT TTTTACAAAT TTAATTCCTT CCCATTTCAT CTAAACATTA 1440 TCTTATCTAC ATTTTTGTTT GTACCACTAT TAAATGAGTT AAGATTATTG ACCAATTTAA 1500 TACTCACGGT TCAATACGAT GAACTGTGAA GTTTCTCGAT CAAACATTCG ATGTAATATC 1560 TTGGTTCGTT GTTTTGCACC AGTTTATTTA GATGTGTTCT CTTTTTTTTC CCTTAAGGTA 1620 TGGGTAAGCT TCCATTGTCT TTTTTTTCAT TAGTTTCCTA GATTAAATGT GGTCTTTTAG 1680 GGTTTTGTCT ATGAAGTGCC AATATAATCT ACTATCATAC TCCTTTTTGG AAACATAAAG 1740 GTGCTATACT CTATATCGAT TTGTGTGTAA TTAGGTATTA TATAAACTTT TTTTAAGTTC 1800 TCGTGGGTGT AACATAAAAT CTACATCTTA ATGCATAACA AAATTTTACT TATTGCTTTA 1860 TAAGG 1865
【0027】配列番号:5 配列の長さ:2160 配列の型:核酸 鎖の数:2本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:genomicDNA 起源 生物名:Oryza sativa L. 株名:品種"IR36" 配列の特徴 特徴を表す記号:repeat unit 存在位置:1343..1385 特徴を決定した方法:S 配列: AAATTCTTTT GCAGCTAACG AAAAAGGAAG TCGAAAAAGA ACCAAAGCCC AAAGAGCAAG 60 TGCAACTCCA ACTCTTGGCC ACTGCTCCCT CGCTCTACTT AATTAAACCC CAATTAGATG 120 ATGGTGATAA TGATGGCACT AACGCTAATC TCGATCTATA ATCTAGTAAT CTCTACTAAC 180 CCCGAGCTGT TCGTCCAATA GAGTATCATG GCCACTGGTG TACAGCTGCG TACTATTACT 240 AAATTTGTAA GTTTGTTGGG AGTTTTTCTA TGCGTTCTTC TGTCCCAATC AGCTTACGGA 300 TTGTGCTTAA AGAAGGGAGG AGTACTAGTT TACTACGCAG GCTATTGGGT TAAGCAGGAC 360 AGGTTAAACA GTTTTGCTAA GTCACTTTTT TCTATTACGT GATTACATTT TTTTAGGAGC 420 TATTAAGTGA TTATTACTAG GACTGAGTTC GGTAGACCCG CTGAGTTAGC TTGGATTTTG 480 GACGTCATGC GAAAAAAACA TATTAGTGCA TAATTAATCG ATTATTATTA TAAACTTGGA 540 AAAAATATAT TTATTTTTTA AAAAATCACA TGAAATACGC TATTTAATTG TTCAGGAAAC 600 GTGATTAAAA AAGAAGAAAG ATACCGTTTA CCGAACTCAG CCTAACTCTC TCTTGTATGT 660 ACTCCATGTT TCATATCTCT TTCTCATTAA CTTTTCTATT TATGTGTGGA AGTTACACTA 720 GCAATTTTTC CAAGGATTTT AAGTACATAA GCAAGTACTG AAGTTTCGTA AGATTTAAAA 780 ATCAGGCTAT AAATATTTAA AATTTATATT ACACTACATA TAATTCATAG TGTAAATATA 840 TACAGAAATT TTGGTGTCCT TTAATAAAAA CACGGTCATA AATATAACGG CCAATTTATT 900 TGGTCTTATT GTTAAAAAAT CCACGAAGTA AAAAAAATCA TCTTATTGAT ACATTTATTA 960 TCACGTAAGA TGGTATTTTA CACCTCACGT ATCCATCTTG CAATGGTATT TTCTAAATTT 1020 TATTTTTCCT AATACAAACT TATTAGTATA TTTTGAGATT GAACACGTCA TCTACTACTT 1080 AAAAAAGTAA TTAGGGTGTG TTTGGATAAT GAAAAATAGG GGGTGGGATT GGGATTAGTA 1140 AATGAACGAA GGGTTAGGAT TAAATGAAAG AGAGAGAATG AATGATTAAG ATTTAAATAT 1200 ATCTTTTGGT GGGTGGGAAA TCATTTCCCT ATCCCATTAG CCAAACATTG CTTTAGTCAT 1260 AGGTGAATAG ATCCCACTAC AAGAAACTCA ATCAGTTGAT CTACGTTTAT TTTACATGTT 1320 TTCTAAATTT TGCTCTTCGT ATTATATATA TATATATATA TATATATATA TATATATATA 1380 TATATCCCCC TAGGTTAATT ATTGGCGGTA ATTAACTCCA GGTTGGCGTC GAGGTAAATC 1440 CGCGACACCT CACCTCCCCA CGGCGACCCC ATCCGCGCCG GCCGGTGATC GGGGTGATGG 1500 GGGAAGGATG GGGCCGGTGC GTGCGTGCGA TGCGACGCGA GCCCCGGCCT AAGCACAGCA 1560 CAGCTGACTA GCTGAGCCCC CACACCATCA CAGGCTAGGC TATTTATTTA TTCAGCTCGC 1620 CACTGCCACC CGAGTGCGGC TGCCTTGGCT TTGTCTCGTC CCGTCTCGTC TGCCTCCTCC 1680 TCTTCTTCCC GCACAGTCCA CACGTCCGCC ACTACTGGAG CAGAGCTGAG CTGAGCCGAG 1740 CAGGTACCCC GGTCGATCCC TCCTCTTCCC CCATCTTTGC TGCTCTTCGC TTGTATGGTT 1800 GGATGCTGCC TTAGCTAGCA TCATCTGCTG CTTGTTCGTT TCTTGGAGAG GAACGGGCTG 1860 TGCTGCCCTG TAGTGTGGTG TTCTCTTTCT CTGATGATTT TGGGGGGGAC AAGAGATGTG 1920 GTGAGAGATG TTTGGGAGTT GGGGACTGGA GGGTCCTCTT GTTTAGTTCG TATTTTTTGT 1980 GATCAGGGCT TAGCATCTTT GAGCTTAACA AAAAAACTTG AACTTGTATG CGAGTGTGAT 2040 GAACTGATGA TTGATGATTC AGAAATCCCC TTTCCTGGGG TTTGTGATGG ATGGCAAGCA 2100 AAGAGGATAA AATTCGGTGC TTGTCTCTGT TGAGATGGGT TTTTTTAGGA TTTGTTTAGT 2160
【0028】配列番号:6 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: CCTATACCCA TTAGCCAAAC ATTGC 25
【0029】配列番号:7 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: GATTTACCTC GACGCCAACC TG 22
【0030】配列番号:8 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: CAAGTTCAAA TTCAGTTCAA AC 22
【0031】配列番号:9 配列の長さ:23 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: TAGCGCCATA CAATAGTTCT CTC 23
【0032】配列番号:10 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: GGATCCAATT ATGCTACTCT GGAAG 24
【0033】配列番号:11 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: GGATCCGCCG CTCCTCCTCC TCGTC 25
【0034】配列番号:12 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: GAATTCCGGA CATAATTAAA AGAAC 25
【0035】配列番号:13 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: GAACGGATTA GTGTTGTTTA GG 22
【0036】配列番号:14 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: AGCAGCGAGT ACTACTACGT CG 22
【0037】配列番号:15 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジ−:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列: GGAAGCTTAC CCATACCTTA AGGG 24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イネの核ゲノムにコードされ、(TA/A
    T)の2塩基の単純繰り返し配列からなる2つのマイク
    ロサテライトに挿まれたトランスポゾン様DNA 。
  2. 【請求項2】トランスポゾン様DNAが配列番号1の番
    号132から522、配列番号2の番号730から11
    04、配列番号3の番号174から566、および配列
    番号4の番号363から755で示される何れかのDN
    A配列を有する請求項1のトランスポゾン様DNA。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のトランスポゾン様DNA
    の何れか1つのDNA配列と90%以上の相同性を有す
    るDNA配列であるトランスポゾン様DNA。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3の何れか一つに記載
    のトランスポゾン様DNAを用いて、(TA/AT)の
    2塩基の単純繰り返し配列からなるマイクロサテライト
    を単離する方法。
  5. 【請求項5】請求項1から3を利用して得られる(TA
    /AT)の2塩基の単純繰り返し配列からなるマイクロ
    サテライト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002369691A (ja) * 2001-06-14 2002-12-24 Japan Science & Technology Corp イネ植物体で活発に転移するline型のレトロトランスポゾン、及びその利用
JP2009045063A (ja) * 2007-07-24 2009-03-05 National Agriculture & Food Research Organization 米の品種識別方法
WO2013141331A1 (ja) * 2012-03-22 2013-09-26 和光純薬工業株式会社 マイクロサテライト領域を有するdnaの検出方法

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