JPH11205677A - 画像縮小フィルタ - Google Patents

画像縮小フィルタ

Info

Publication number
JPH11205677A
JPH11205677A JP10022724A JP2272498A JPH11205677A JP H11205677 A JPH11205677 A JP H11205677A JP 10022724 A JP10022724 A JP 10022724A JP 2272498 A JP2272498 A JP 2272498A JP H11205677 A JPH11205677 A JP H11205677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
coefficient
output
cycle
adder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10022724A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Aida
徹 相田
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Masamichi Nakajima
正道 中島
Junichi Onodera
純一 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP10022724A priority Critical patent/JPH11205677A/ja
Publication of JPH11205677A publication Critical patent/JPH11205677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Circuits (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を大きくせずに容易に様々な縮小率
を可能にすること。 【解決手段】 標本化周波数Fsで標本化された入力画
像デ−タGDを順次1標本化周期T遅延させる複数の遅
延器18と、所定のフィルタ特性を得るためのN組(例
えば3組)の係数群(K0〜K6)を書き替え可能に記
憶したRAM30と、1標本化周期Tの切替タイミング
でRAM30から係数群(K0〜K6)を読み出し、M
回(例えば4回)を繰り返しの1サイクルとし、この1
サイクル中にN組の係数群の各組を少なくとも1回含ま
せる係数切替制御部32と、入力画像デ−タGDと複数
の遅延器18の各々から出力する画像デ−タとにRAM
30から読み出した係数を乗算する複数の乗算器34
と、これらの乗算値を加算する加算器36とを具備し、
繰り返し1サイクル毎に加算器36からM回出力する加
算値のうちのN組の係数群に対応したN回の加算値を画
像デ−タとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1画面中に2画面
(例えば親子画面)を縮小表示する場合や、1画面に入
りきらない画像を1画面に縮小表示する場合などに用い
られる画像縮小フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像縮小フィルタは、図8に示す
ように、ゼロ内挿回路10、帯域制限フィルタ12及び
画像メモリ14で構成されていた。説明の便宜上、入力
画像データGDが8ビット、画像の縮小率が3/4の場
合について説明する。ゼロ内挿回路10は、標本化周波
数Fsで標本化されて入力端子16に入力した画像デ−
タGDに、0を仮想的に挿入することによって、標本化
周波数をFsから見掛け上3Fsに上げる(すなわち1
標本化周期を1/3Fsにする)。この段階は仮想的な
ものなので、波形、周波数スペクトルとも図9の
(a)、(b)に示すように実質的な変化はない。
【0003】帯域制限フィルタ12は遅延器18(1)
〜18(20)、乗算器20(0)〜20(20)及び
加算器22からなり、遅延器18(1)〜18(20)
がゼロ内挿回路10でゼロ内挿した画像デ−タを順次1
標本化周期T(T=1/Fs)遅延させて出力し、乗算
器20(0)がゼロ内挿回路10でゼロ内挿した画像デ
−タに係数h10を乗算し、乗算器20(1)〜20
(9)が遅延器18(1)〜18(9)から出力した画
像デ−タにh9〜h1を乗算し、乗算器20(10)が
遅延器18(10)から出力した画像デ−タにh0を乗
算し、乗算器20(11)〜20(20)が遅延器18
(11)〜18(20)から出力した画像デ−タにh1
〜h10を乗算し、加算器22が乗算器20(0)〜2
0(20)の演算値を加算する。この結果、加算器22
の出力側から、周波数帯域を3Fsに対して1/4に圧
縮し、波形、周波数スペクトルを図9の(c)に示すよ
うに変化させた画像デ−タが出力する。
【0004】この加算器22から出力した画像データを
標本化周波数(3/4)・Fsで再標本化(リサンプリ
ング)して画像メモリ14に書き込むことによって、入
力画像データGDに対して周波数帯域を3/4に圧縮
し、波形、周波数スペクトルを図9の(d)に示すよう
に変化させた、画像デ−タが得られる。この画像メモリ
14から任意の周波数で読み出された画像デ−タが出力
端子24から出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示した従来例では、縮小率に応じた帯域制限フィルタが
必要になるので、1つの帯域制限フィルタで様々な縮小
率に対応することが困難であるという問題点があった。
さらに、標本化周波数を3倍にするためのゼロ内挿回路
10が必要になるとともに、必要とする遅延器及び乗算
器の数が多くなる(図8の例では20個の遅延器と21
個の乗算器が必要になる)ので、回路規模が大きくなる
という問題点があった。また、回路規模を小さくするた
めに、帯域制限フィルタの周波数帯域制限を簡易的に固
定し(例えば周波数帯域を1/4に圧縮し)、再標本化
(例えば半分に間引く)するものもあるが、画質が著し
く劣化するという問題点があった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
ので、回路規模を大きくすることなく比較的容易に様々
な縮小率に対応することのできる画像縮小フィルタを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像縮小フィルタは、標本化周波数Fsで標本化されて入
力した画像デ−タを順次1標本化周期遅延させて出力す
る複数の遅延器と、所定のフィルタ特性を得るためのN
組(Nは2以上の整数)の係数群を書き替え可能に記憶
した係数記憶部と、1標本化周期の切替タイミングで係
数記憶部から各組の係数群を読み出し、この読み出しの
M回(MはNより大きな整数)を繰り返しの1サイクル
とし、この繰り返し1サイクル中にN組の係数群の各組
を少なくとも1回含ませる係数切替制御部と、入力画像
デ−タと複数の遅延器の各々から出力する画像デ−タと
に係数記憶部から読み出した対応する係数を乗算して出
力する複数の乗算器と、この複数の乗算器の演算値を加
算する加算器とを具備し、繰り返し1サイクル毎に加算
器からM回出力する加算値のうちのN組の係数群に対応
したN回の加算値を画像デ−タとしてなることを特徴と
する。
【0008】係数記憶部に予め記憶された係数群は、フ
ィルタ特性が入力画像デ−タに0を仮想的に挿入して標
本化周波数をFsからN・Fs(例えばN=3の場合は
3Fs)に上げ、ついで周波数帯域を1/M(例えばM
=4の場合は1/4)に制限した特性となるように、N
組分設定され、係数切替制御部によって1標本化周期T
(T=1/Fs)の切替タイミングで係数記憶部から各
組の係数群が読み出されて複数の乗算器に出力し、この
読み出しのM回を繰り返しの1サイクルとし、この繰り
返し1サイクル中にN組の係数群の各組を少なくとも1
回含ませ、複数の乗算器の演算値を加算する加算器から
繰り返し1サイクル毎にM回出力する加算値のうちのN
組の係数群に対応したN回の加算値を画像デ−タとして
いるので、見かけ上の標本化周波数をN・Fsにするた
めのゼロ内挿回路を不要にするとともに、必要とする遅
延器及び乗算器の数を従来例の約1/Nに減ずることが
できる。係数記憶部にはN組の係数群が書き替え可能に
記憶されているので、この係数の書き替えで様々な縮小
率に対応することができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、所定の縮小率で縮小した画像のデ−タを任意の読み
出し周波数で読み出すことができるようにするために、
係数切替制御部による係数切替の繰り返し1サイクル毎
に加算器からM回出力する加算値のうちのN回の加算値
を画像デ−タとして書き込む画像デ−タ記憶手段を設け
てなることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、画像デ−タ記憶手段の構成を簡単にするために、画
像デ−タ記憶手段を、M、Nに対応した設定値に基づき
ライトイネーブル信号を発生するライトイネーブル信号
発生手段と、このライトイネーブル信号発生手段で発生
したライトイネーブル信号によって、繰り返し1サイク
ル毎に加算器からM回出力する加算値のうちのN回の加
算値を記憶する画像メモリとで構成する。
【0011】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、係数切替制御部の構成を簡単にするため
に、係数切替制御部に、M、Nに対応した設定値に基づ
き係数記憶部へ係数切替アドレスを出力する係数切替ア
ドレス発生手段を設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による画像縮小フィ
ルタの一実施形態例を、説明の便宜上、入力画像データ
GDが8ビット、縮小率が3/4(すなわち、N=3、
M=4)の場合につき、図1を用いて説明する。図1に
おいて図8と同一部分は同一符号とし、この図において
16は標本化周波数Fsで標本化された画像デ−タGD
を入力する入力端子である。18(1)〜18(6)
は、前記入力端子16に入力した画像デ−タGDを順次
1標本化周期T(T=1/Fs)遅延させて出力する遅
延器である。30(0)〜30(6)は、所定のフィル
タ特性を得るためのN組(Nは2以上の整数で、この例
ではN=3)の係数群(K0〜K6)を書き替え可能に
記憶した係数記憶部の一例としてのRAM(ランダム・
アクセス・メモリ)である。32は係数切替制御部で、
この係数切替制御部32は、前記RAM30(0)〜3
0(6)に係数切替アドレスを出力することによって、
1標本化周期Tの切替タイミングで前記RAM30
(0)〜30(6)から各組の係数群(K0〜K6)を
読み出し、この読み出しのM回(MはNより大きな整数
で、この例ではM=4)を繰り返しの1サイクルとし、
この繰り返し1サイクル中にN組の係数群の各組を少な
くとも1回含ませるものである。
【0013】34(0)〜34(6)は乗算器で、これ
らの乗算器34(0)〜34(6)のうち、乗算器34
(0)が前記入力端子16に入力した画像デ−タGDに
前記RAM30(0)から読み出された係数K0を掛け
て出力し、残りの乗算器34(1)〜34(6)が前記
遅延器18(1)〜18(6)から出力した画像データ
に前記RAM30(1)〜30(6)から読み出された
係数K1〜K6を掛けて出力する。36は加算器で、こ
の加算器36は、前記乗算器34(0)〜34(6)か
ら出力した画像データを加算する。38は画像メモリ
で、この画像メモリ38は、メモリ制御部40から出力
したメモリライトイネーブル信号によって、繰り返し1
サイクル毎に前記加算器36からM回出力する加算値の
うちのN組の係数群(K0〜K6)に対応したN回の加
算値を画像デ−タとして出力端子24に出力する。
【0014】所定のフィルタ特性を得るために前記RA
M30(0)〜30(6)に予め記憶されるN組の係数
群(K0〜K6)は、フィルタ特性が入力画像デ−タに
0を仮想的に挿入して標本化周波数をFsからN・Fs
(例えば3Fs、N=3の場合)に上げ、ついで周波数
帯域を1/M(例えば1/4、M=4の場合)に圧縮し
た特性となるように設定される。縮小率が3/4(すな
わち、N=3、M=4)の場合には、例えば、図8及び
図9の従来例の係数h10〜h0〜h10を利用して次
ぎのように設定される。
【0015】すなわち、標本化周波数Fsで標本化され
1標本化周期T毎に図8の入力端子16に入力した画像
データGDを「1、2、3、4、…」と番号付けする
と、この画像データGDを3倍の標本化周波数(3F
s)で区切って表示したタイミングチャートは、図2の
(a)に示すように、「1、1、1、2、2、2、3、
3、3、4、4、4、…」と番号付けて表せる。図8の
ゼロ内挿回路10及び帯域制限フィルタ12によるゼロ
内挿及びフィルタリング(標本化周波数3Fs)のタイ
ミングチャートは、図2の(b)に示すように表せるの
で、縮小率を3/4にするための再標本化(1/4に間
引く)によって画像メモリ14に書き込まれる画像デー
タは同図の下方に示すようなA、B、C、D、…点に示
すデータとなり、これ以外の点(例えばA点とB点の間
の3か所の点)は間引く点なので演算する必要がない。
さらに、A点の画像データは、「7、0、0、6、0、
0、5、0、0、4、0、0、3、0、0、2、0、
0、1、0、0」と番号付けされた画像データGDのそ
れぞれに、対応するh10、h9、h8、h7、h6、
h5、h4、h3、h2、h1、h0、h1、h2、h
3、h4、h5、h6、h7、h8、h9、h10を掛
けて加算したものとなる。ここで、「0」と番号付けさ
れた画像データGDは、ゼロ内挿によって付加された画
像データを表し、その値は0である。このため、A点の
画像データは、図3に示すように、「7、6、5、4、
3、2、1」と番号付けされた入力画像データGDのそ
れぞれに、対応するh10、h7、h4、h1、h2、
h5、h8を掛けて加算したデータとなる。同様にし
て、B点の画像データは、「8、7、6、5、4、3、
2」と番号付けされた入力画像データGDのそれぞれ
に、対応するh9、h6、h3、h0、h3、h6、h
9を掛けて加算したデータとなる。C、D、…点の画像
データも同様である。図3のA、B、C、D、…点の画
像データに掛ける係数に着目すると、図4に示すような
パターン1、2、3の3組の係数群(h10〜h8)、
(h9〜h9)、(h8〜h10)が順次一定の周期で
現われている。パターン1はA、D、G、…点の画像デ
ータに対応し、パターン2はB、E、H、…点の画像デ
ータに対応し、パターン3はC、F、I、…点の画像デ
ータに対応している。このため、パターン1、2、3の
3組の係数群(h10〜h8)、(h9〜h9)、(h
8〜h10)を3組の係数群(K0〜K6)としてRA
M30(0)〜30(6)に予め記憶しておき、図1に
示すような、係数切替制御部32からの係数切替アドレ
スに基づいて切り替えて読み出し乗算器34(0)〜3
4(6)に出力することによって図8と同等の機能を達
成できる。
【0016】前記係数切替制御部32及びメモリ制御部
40は、図5に示すような係数切替アドレス及びメモリ
ライトイネーブル信号の発生手段42を具備し、この発
生手段42は、入力画像データGDが8ビットの場合の
縮小率3/4(=192/256)の分子(Nに対応)
に対応して入力端子43に入力した設定値192を−1
倍して出力する乗算器44と、この乗算器44の出力を
B入力とし後述するA入力とを加算する8ビットの加算
器46と、この加算器46のS出力(加算値出力)を1
標本化周期T遅延させ初期化回路48を介しA入力とし
て前記加算器46へ出力するD型フリップフロップ50
と、前記加算器46のCO(キャリーアウト)出力を順
次1標本化周期T遅延させ出力端子51へメモリライト
イネーブル信号として出力するD型フリップフロップ5
2、54と、前記加算器46のS出力及びCO出力の
「0」をデコードするデコーダ56と、このデコーダ5
6のデコードデータを1標本化周期T遅延させるD型フ
リップフロップ58と、このD型フリップフロップ58
の出力データを初期化回路60を介した後に1標本化周
期T遅延させるD型フリップフロップ62と、前記D型
フリップフロップ52の出力をEN端子(イネーブル端
子)、前記D型フリップフロップ62の出力をロード0
端子への入力として標本化クロックを計数し、計数値を
係数切替アドレスとして出力端子63へ出力するカウン
タ64とで構成されている。65は初期化信号の入力端
子である。
【0017】つぎに、図1及び図5の作用を図6及び図
7を併用して説明する。まず、図5及び図6を用いて、
係数切替アドレス及びメモリライトイネーブル信号の発
生手段42による係数切替アドレス及びメモリライトイ
ネーブル信号の発生について説明する。
【0018】(イ)カウンタ64が計数する標本化クロ
ック(1標本化周期T)を図5(a)、入力端子65に
入力した初期化信号を同図(b)とすると、加算器46
のA入力データ(A端子に入力したデータ)は同図
(c)に示すように初期化信号の立ち下がりで0とな
り、B入力データ(B端子に入力したデータ)は同図
(d)に示すように常時−192となる。このため、加
算器46による加算結果は図5(e)に示すように−1
92(=0+(−192))となり、CO端子とS端子
から同図の(f)と(g)に示すような「1」と「6
4」が出力する。加算器46は、そのS出力データ(S
端子から出力したデータ)がD型フリップフロップ50
及び初期化回路48を介してA入力データとなるので、
第2番目のクロックでは、第1番目のクロックの加算器
46のS出力データ「64」がA入力となり、加算結
果、CO出力データ、S出力データが図6の(e)、
(f)、(g)に示すように「−128」、「1」、
「128」に変化する。同様にして第3番目のクロック
では、第2番目のクロックの加算器46のS出力データ
「128」が加算器46のA入力データとなるので、加
算結果、CO出力データ、S出力データが「−64」、
「1」、「198」に変化し、第4番目のクロックで
は、加算結果、CO出力データ、S出力データが
「0」、「0」、「0」に変化する。したがって、加算
器46のCO出力データは、初期化信号の立ち下がり時
のクロックから数えて第4p番目クロック(例えば第
4、第8、第12番目のクロック)のときに「0」とな
り、それ以外のクロックのときに「1」となる。また、
加算器46のS出力データは、初期化信号の立ち下がり
時のクロックから数えて第4p番目(pは正の整数)の
クロック(例えば第4、第8、第12番目のクロック)
のときに「0」となり、それ以外のクロックのときに
「0以外の値」(例えば64、128、192)とな
る。
【0019】(ロ)デコーダ56は加算器46のCO出
力データ及びS出力データの「0」をデコードするの
で、図6の(h)に示すように、CO出力データ及びS
出力データがともに「0」となる第4p番目のクロック
(例えば第4、第8、第12番目のクロック)のときに
Lレベルとなり、それ以外のクロックのときにHレベル
となる。
【0020】(ハ)カウンタ64のロード0端子には、
入力端子65に入力した初期化信号が初期化回路60及
びD型フリップフロップ62を介して入力するととも
に、デコーダ56の出力信号がD型フリップフロップ5
8、初期化回路60及びD型フリップフロップ62を介
して入力しているので、図6(i)に示すように、初期
化信号のLレベル時に立ち上がる第2番目のクロックの
ときと、デコーダ56の出力信号がLレベルとなる第4
p番目のクロックより2クロック後のクロック(すなわ
ち(4p+2)番目のクロック)のときにLレベルとな
り、それ以外のクロックのときにHレベルとなる。
【0021】(ニ)カウンタ64のEN端子には、加算
器46のCO出力データがD型フリップフロップ52を
介して入力しているので、図6(j)に示すように、加
算器46のCO出力データがLレベルとなる第4p番目
のクロックより1クロック後のクロック(すなわち(4
p+1)番目のクロック)のときにLレベルとなり、そ
れ以外のクロックのときにHレベルとなる。
【0022】(ホ)カウンタ64は、EN端子への入力
データがHレベルのときにイネーブル状態となり、この
イネーブル状態におけるロード0端子への入力「0」
(Lレベル)をロードするので、図6(k)に示すよう
に、ロード0端子への入力データが「0」となった次ぎ
のクロック(第3番目と第(4p+3)番目のクロッ
ク)のときに計数値が「0」となり、第4p番目のクロ
ックのときに計数値が「1」となり、第(4p+1)番
目及び第(4p+2)番目のクロックのときに計数値が
「2」となり、これらの計数値が切替係数アドレスとし
て出力端子63から出力する。
【0023】(ヘ)加算器46のCO出力データは、D
型フリップフロップ52及び54を介してメモリライト
イネーブル信号として出力端子51に出力するので、こ
のメモリライトイネーブル信号は、図6(j)に点線で
示すように、第(4p+2)番目のクロックのときにL
レベル(ディスエーブル)、それ以外のクロックのとき
にHレベル(イネーブル)となる。
【0024】つぎに、図1の作用を図7を併用して説明
する。 (ト)図7(a)に示す標本化クロック(標本化周波数
Fs)で標本化されて入力端子16に入力した画像デー
タGDを、同図(b)に示すように、標本化クロック順
に「1、2、3、4、…」と番号付けすると、遅延器1
8(1)〜18(6)の出力側から、同図の(c)〜
(h)に示すような1〜6クロック遅延した画像データ
GDが出力する。
【0025】(チ)係数切替制御部32からRAM30
(0)〜30(6)へ出力する係数切替アドレスが、図
6(k)に示すようにクロック毎に「0」、「1」、
「2」、「2」、「0」、「1」、「2」、「2」、…
と切り替わり、すなわち係数切替アドレスが「0」、
「1」、「2」、「2」と切り替わる4クロック分を1
サイクルとして繰り返しているので、このアドレス
「0」、「1」、「2」を図4のパターン1、2、3と
置き換えることによって、RAM30(0)〜30
(6)から対応した乗算器34(0)〜34(6)へ出
力する係数群(K0〜K6)が、図7(i)に示すよう
にパターン1、2、3、3、1、2、3、3、…と切り
替わる。すなわち、パターンが1、2、3、3と切り替
わる4クロック分を1サイクルとして繰り返している。
【0026】(リ)乗算器34(0)〜34(6)は、
入力端子16に入力した画像データGDの番号が図7
(b)の「7」のタイミングでは、「7、6、5、4、
3、2、1」と番号付けされた入力画像データGDのそ
れぞれに、パターン1に対応する係数群のh10、h
7、h4、h1、h2、h5、h8を掛け、加算器36
が乗算器34(0)〜34(6)の演算データを加算す
るので、加算器36から出力する画像データは同図
(j)に示すようにA点の画像データとなる。同様にし
て、入力端子16に入力した画像データGDの番号が図
7(b)の「8」、「9」のタイミングでは、B点、C
点の画像データしたしたデータとなる。これらのA点、
B点、C点の画像データは図2及び図3に示したものと
同じものである。入力端子16に入力した画像データG
Dの番号が図7(b)の「10」のタイミングでは、乗
算器34(0)〜34(6)は、「10、9、8、7、
6、5、4」と番号付けされた入力画像データGDのそ
れぞれに、パターン3に対応する係数群のh8、h5、
h2、h1、h4、h7、h10を掛け、加算器36が
乗算器34(0)〜34(6)の演算データを加算する
ので、加算器36から出力する画像データは図7(j)
に示すようにX点の画像データとなる。このX点の画像
データは、次ぎの(ヌ)で記述するように不要なデータ
となる。以下同様にして加算器36から出力する画像デ
ータは、図7(j)に示すように、4クロックを繰り返
しの1サイクルとして、D点、E点、F点、X点の画像
データ、G点、H点、I点、X点の画像データ、…とな
る。
【0027】(ヌ)メモリ制御部40から画像メモリ3
8へ出力するメモリライトイネーブル信号は、図6
(j)に点線で示すように、第(4p+2)番目のクロ
ックのときにLレベル(ディスエーブル)、それ以外の
クロックのときにHレベル(イネーブル)となるので、
これを図7のタイミングチャートに対応させると、図7
(k)に示すように、X点の画像データに対応した第1
0番目、第14番目、…のクロックのときにLレベル
(ディスエーブル)、第7番目以降のそれ以外のクロッ
クのときにHレベル(イネーブル)となる。このため、
画像メモリ38には、X点の画像データが記憶されず、
A点、B点、C点、D点、E点、F点、G点、…の画像
データが記憶される。この画像メモリ38から任意の周
波数で読み出されたA点、B点、C点、D点、…の画像
データが出力端子24から出力する。
【0028】図1及び図2の実施形態例では、入力画像
データGDが8ビット、画像縮小率が3/4の場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限るものではない。例
えば、画像縮小率が4/5の場合についても利用するこ
とができる。この場合、係数記憶部(例えばRAM)に
書き替えて記憶するN組の係数群(K0〜K6)を4組
(N=4)の係数群とし、係数切替制御部による係数記
憶部の読み出しの5回(M=5)を繰り返しの1サイク
ルとし、加算器から繰り返し1サイクルに5回出力する
加算値のうちの4回の加算値を画像データとする。上述
の4組の係数群(K0〜K6)は例えばパターン1、
2、3、4からなり、図8の従来例において、ゼロ内挿
回路を標本化周波数をFsの4倍にするためのゼロ内挿
回路で置換し、遅延器を27個、乗算器を28個(28
=4×7)に置換し、図2と同様に(h13〜h0)、
(h0〜h13)に対するタイムチャートを利用して設
定される。例えば、パターン1の係数群(K0〜K6)
には、(h13、h9、h5、h1、h2、h6、h1
0)、パターン2の係数群(K0〜K6)には、(h1
2、h8、h4、h0、h3、h7、h11)が、パタ
ーン3の係数群(K0〜K6)には、(h11、h7、
h3、h0、h4、h8、h12)が、パターン4の係
数群(K0〜K6)には、(h10、h6、h2、h
1、h5、h9、h13)がそれぞれ設定される。
【0029】前記実施形態例では、複数の遅延器が6
個、複数の乗算器が7個の場合について説明したが、こ
れらの個数に制限されるものでないこと勿論である。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明に係る画像縮小フィルタ
は、複数の遅延器、係数記憶部、係数切替制御部、複数
の乗算器及び加算器を具備し、係数記憶部に予め記憶さ
れた係数群が、フィルタ特性が入力画像デ−タに0を仮
想的に挿入して標本化周波数をFsからN・Fs(例え
ば3Fs、N=3の場合)に上げ、ついで周波数帯域を
1/M(例えば1/4、M=4の場合)に制限した特性
となるように、N組分設定され、係数切替制御部によっ
て標本化周期T(T=1/Fs)の切替タイミングで係
数記憶部から各組の係数が読み出されて複数の乗算器に
出力し、この読出しのM回を繰り返しの1サイクルと
し、この繰り返し1サイクル中にN組の係数の各組を少
なくとも1回含ませ、複数の乗算器の演算値を加算する
加算器から繰り返し1サイクル毎にM回出力する加算値
のうちのN組の係数に対応したN回の加算値を画像デ−
タとしているので、見かけ上の標本化周波数をN・Fs
にするためのゼロ内挿回路を不要にするとともに、必要
とする遅延器及び乗算器の数を従来例の約1/Nに減ず
ることができ、回路規模を小さくすることができる。係
数記憶部にはN組の係数が書き替え可能に記憶されてい
るので、この係数の書き替えで様々な縮小率に対応する
ことができ、設計の自由度を大きくできる。
【0031】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、係数切替制御部による係数切替の繰り返し1サイク
ル毎に加算器からM回出力する加算値のうちのN回の加
算値を画像デ−タとして書き込む画像デ−タ記憶手段を
設けたので、所定の縮小率で縮小した画像のデ−タを任
意の読み出し周波数で読み出すことができる。
【0032】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、画像デ−タ記憶手段を、M、Nに対応した設定値に
基づきライトイネーブル信号を発生するライトイネーブ
ル信号発生手段と、このライトイネーブル信号発生手段
で発生したライトイネーブル信号によって、繰り返し1
サイクル毎に加算器からM回出力する加算値のうちのN
回の加算値を記憶する画像メモリとで構成したので、画
像デ−タ記憶手段の構成を簡単にすることができる。
【0033】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
発明において、係数切替制御部に、M、Nに対応した設
定値に基づき係数記憶部へ係数切替アドレスを出力する
係数切替アドレス発生手段を設けたので、係数切替制御
部の構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像縮小フィルタの一実施形態例
を示すブロック図である。
【図2】図1中のRAM30(0)〜30(6)に記憶
する係数を求めるために利用したタイムチャートの説明
図で、このタイムチャートは図8の従来例の作用を説明
するものである。
【図3】図2のA、B、C、D、…点の画像データの内
容を説明する説明図である。
【図4】図1において、係数切替制御部32からの係数
切替アドレスに基づき、RAM30(0)〜30(6)
から乗算器34(0)〜34(6)へ供給されるパター
ン1、2、3の3組の係数群(K0〜K6)の説明図で
ある。
【図5】図1中の係数切替制御部32から出力する係数
切替アドレスの発生手段、及びメモリ制御部40から出
力するメモリライトイネーブル信号の発生手段のブロッ
ク図である。
【図6】図5中の作用を説明するタイムチャートであ
る。
【図7】図1の作用を説明するタイムチャートである。
【図8】従来例を示すブロック図である。
【図9】図8の作用を説明する画像データの波形図と周
波数スペクトル図である。
【符号の説明】
16…画像データGDの入力端子、 18(1)〜18
(6)…遅延器、 24…画像データの出力端子、 3
0(0)〜30(6)…RAM(係数記憶部の一例)、
32…係数切替制御部、 34(0)〜34(6)…
係数可変可能な乗算器、 36…加算器、 38…画像
メモリ、 40…メモリ制御部、 42…係数切替アド
レス及びメモリライトイネーブル信号の発生手段、 4
3…設定値の入力端子、 44…−1の乗算器、 46
…8ビットのカウンタ、 48、60…初期化回路、
50、52、54、58、62…D型フリップフロッ
プ、51…メモリライトイネーブル信号の出力端子、
56…デコーダ、 63…係数切替アドレスの出力端
子、 64…カウンタ、 65…初期化信号の入力端
子、 Fs…標本化周波数、 GD…画像データ、 K
0〜K6…係数群、 T…1標本化周期(T=1/F
s)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03H 17/02 635 G06F 15/66 355P (72)発明者 小野寺 純一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標本化周波数Fsで標本化されて入力した
    画像デ−タを順次1標本化周期遅延させて出力する複数
    の遅延器と、所定のフィルタ特性を得るためのN組(N
    は2以上の整数)の係数群を書き替え可能に記憶した係
    数記憶部と、1標本化周期の切替タイミングで前記係数
    記憶部から各組の係数群を読み出し、この読み出しのM
    回(MはNより大きな整数)を繰り返しの1サイクルと
    し、この繰り返し1サイクル中に前記N組の係数群の各
    組を少なくとも1回含ませる係数切替制御部と、前記入
    力画像デ−タと前記複数の遅延器の各々から出力する画
    像デ−タとに前記係数記憶部から読み出した対応する係
    数を乗算して出力する複数の乗算器と、この複数の乗算
    器の演算値を加算する加算器とを具備し、前記繰り返し
    1サイクル毎に前記加算器からM回出力する加算値のう
    ちの前記N組の係数群に対応したN回の加算値を画像デ
    −タとしてなることを特徴とする画像縮小フィルタ。
  2. 【請求項2】係数切替制御部による係数切替の繰り返し
    1サイクル毎に加算器からM回出力する加算値のうちの
    N回の加算値を画像デ−タとして書き込む画像デ−タ記
    憶手段を設けてなる請求項1記載の画像縮小フィルタ。
  3. 【請求項3】画像デ−タ記憶手段は、M、Nに対応した
    設定値に基づきライトイネーブル信号を発生するライト
    イネーブル信号発生手段と、このライトイネーブル信号
    発生手段で発生したライトイネーブル信号によって、繰
    り返し1サイクル毎に加算器からM回出力する加算値の
    うちのN回の加算値を記憶する画像メモリとを具備して
    なる請求項2記載の画像縮小フィルタ。
  4. 【請求項4】係数切替制御部は、M、Nに対応した設定
    値に基づき係数記憶部へ係数切替アドレスを出力する係
    数切替アドレス発生手段を具備してなる請求項1、2又
    は3記載の画像縮小フィルタ。
JP10022724A 1998-01-20 1998-01-20 画像縮小フィルタ Pending JPH11205677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10022724A JPH11205677A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 画像縮小フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10022724A JPH11205677A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 画像縮小フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11205677A true JPH11205677A (ja) 1999-07-30

Family

ID=12090727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10022724A Pending JPH11205677A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 画像縮小フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11205677A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6869010B2 (en) * 2001-12-28 2005-03-22 Xerox Corporation In-line automated dual or selective multi-hole punch

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6869010B2 (en) * 2001-12-28 2005-03-22 Xerox Corporation In-line automated dual or selective multi-hole punch
US6978925B2 (en) * 2001-12-28 2005-12-27 Xerox Corporation In-line automated perforation method using selective multi-hole punch

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0631989B2 (ja) 電子楽器の波形発生装置
JPH0612487A (ja) 画像データのためのサンプルレート変換器
US6202074B1 (en) Multiplierless digital filtering
JPH048965B2 (ja)
JPH05235699A (ja) サンプリング周波数変換装置
KR20020032157A (ko) 승산기를 사용하지 않는 유한 임펄스 응답 필터 장치
JPH0720045B2 (ja) サンプリング周波数変換回路
EP0690566B1 (en) Filtering method and digital over sampler filter with a finite impulse response having a simplified control unit
JPH09284094A (ja) デジタルフィルタバンク装置およびその作動方法
JPH11205677A (ja) 画像縮小フィルタ
KR100218318B1 (ko) 주파수 변환장치
JP3410785B2 (ja) 信号発生装置
JP3887975B2 (ja) 画像拡大フィルタ
JPH0619797B2 (ja) たたみ込み演算回路
JP3258938B2 (ja) デシメーションフィルタ
JP2001257996A (ja) 画像縮小フィルタ
JPS61152115A (ja) デジタルフイルタ
JPH02149011A (ja) サンプリング周波数変換装置
JP3173563B2 (ja) 画像信号圧縮処理回路
JP2614202B2 (ja) デジタルフイルタ
JP3387122B2 (ja) 画像特殊効果装置
JP2540757B2 (ja) デシメ―ション用ディジタルフィルタ回路
JPH10322164A (ja) ディジタルフィルタ
JPS61140997A (ja) 楽音信号発生装置
JP3047740B2 (ja) 画像信号圧縮処理回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080708