JP3410785B2 - 信号発生装置 - Google Patents

信号発生装置

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JP3410785B2
JP3410785B2 JP26729693A JP26729693A JP3410785B2 JP 3410785 B2 JP3410785 B2 JP 3410785B2 JP 26729693 A JP26729693 A JP 26729693A JP 26729693 A JP26729693 A JP 26729693A JP 3410785 B2 JP3410785 B2 JP 3410785B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号発生装置、特にQ
PSK(Quadrature Phase Shift Keying)信号発生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】QPSK符号は、時系列データを単位デ
ータ列に分割し、これらの単位データ列を互いに直交す
るIチャネルおよびQチャネルの信号に置き換えて状態
を表現する変調方式に用いられる符号である。この符号
によれば,IQ平面において、(I,Q)の組み合わせ
により、例えば(0、0)(1、0)(0、1)(1、
1)の4つの状態を表現することが可能である(財団法
人、電波システム開発センター、RCR−SRD−27
参照)。
【0003】従来、このQPSK信号を発生するため
に、例えばQPSK信号発生器が用いられていた。時系
列で入力されたデジタル信号はマッピング回路によりI
およびQ信号で表されるQPSK符号に変換される。I
およびQ信号は所定のクロックに従ってマッピング回路
から出力され、QPSK符号同士の符号間干渉を防ぐた
めにデジタルロールオフフイルタに入力される。このデ
ジタルロールオフフイルタ(digital roll-off filter)
の出力はデジタルアナログ変換器でアナログ信号に変換
され、不要周波数成分を減衰させるためローパスフイル
タに入力される。このローパスフイルタの出力がQPS
K信号となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の信号発生装
置に使用されるデジタルロールオフフイルタは、一般に
FIR(finite impulse response) 型もしくはIIR(i
nfinite impulse response) 型のデジタルフイルタで実
現されるが、これらのデジタルフイルタはデジタル加算
器やデジタル乗算器もしくはデジタル遅延素子などによ
って構成され、これらのデジタル回路の回路規模は一般
に大きなものとなっており、QPSK信号発生器を小型
化する上で障害となっていた。
【0005】この障害を回避するために、回路規模の大
きなデジタルロールオフフイルタを用いないでQPSK
信号器を構成する方法が提案されている。この方法によ
ると、QPSK信号は(I,Q)の組み合わせで決まる
4通りしか使われないので、マッピング回路により変換
されたQPSK信号を実時間でデジタルロールオフフイ
ルタに入力する代わりに入力信号に対するデジタルロー
ルオフフイルタのインパルスレスポンスを予め準備して
おき、入力があったときにその入力信号に対するインパ
ルスレスポンスを順次出力することによって、デジタル
ロールオフフイルタの機能が実現される。
【0006】この場合に、入力信号に対するインパルス
レスポンスを実時間で近似するために現実には出力信号
へ与える影響が十分に小さくなる程度に複数のデジタル
ロールオフフイルタのインパルスレスポンスを加算した
結果を出力している。この場合にもデジタルロールオフ
フイルタのインパルスレスポンスは複数のビットのデジ
タルデータであるので、これを加算するために回路規模
の大きなデジタル加算器が必要となるという問題が生じ
ていた。
【0007】以上述べたようにデジタルロールオフフイ
ルタを用いた場合には、大規模なデジタル回路でデジタ
ルロールオフフイルタを構成するため、QPSK信号発
生器全体を小型化することが困難であった。また、デジ
タルロールオフフイルタを用いない信号発生器の場合で
も、デジタルデータの加算回路を必要とするためQPS
K信号発生器の小型化に適さないという同様な問題を有
していた。
【0008】以上述べたように従来のQPSK信号発生
器では、回路規模の大きなデジタルフイルタが必要であ
った。また、デジタルフイルタを用いないで機能を書き
換えた場合においても回路規模の大きなデジタル加算器
が必要であるといった問題点を有していた。さらに、信
号精度を向上させるためには、D/Aを構成する素子と
して高精度の特性の素子を必要とする問題がある。本発
明は、デジタルフイルタやデジタル加算器を用いること
なく、また高精度素子を必要としないQPSK信号発生
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の局面に
よると、時系列の入力信号をデジタル信号に変換する信
号変換回路と、信号変換回路からの相前後する複数のデ
ジタル信号を保持し、それらを並列に出力する信号保持
回路と、信号保持回路の出力信号に対応した成形波形デ
ータを出力する波形成形回路と、波形成形回路の出力を
アナログ信号に変換する変換回路と、変換回路から複数
のアナログ出力を加算する加算回路と、加算回路の出力
から不要周波数成分を除去する除去回路とを備えている
信号発生装置が提供される。
【0010】また、この発明の第2の局面によると、時
系列の入力信号をデジタル信号に変換する信号変換回路
と、信号変換回路からの相前後する複数のデジタル信号
を保持し、それらを並列に出力する信号保持回路と、信
号保持回路の出力信号の組み合わせにより定まる合成成
形波形データを出力する波形成形回路と、合成成形波形
の出力をアナログ信号に変換する変換回路と、変換回路
からの出力信号から不要周波数成分を除去する除去回路
とを備えた信号発生装置が提供される。
【0011】さらに、この発明の第3の局面によると、
時系列の入力信号をデジタル信号に変換する信号変換回
路と、信号変換回路からの相前後する複数のデジタル信
号を保持し、それらを並列に出力する信号保持回路と、
信号保持回路の出力信号に対応したΔΣ変換データを記
憶した複数の記憶回路と、複数の記憶回路から出力され
るΔΣ変換データをアナログ信号に変換する変換回路
と、変換回路からの出力信号から不要周波数成分を除去
する除去回路とを備えた信号発生装置が提供される。
【0012】
【作用】本発明の信号発生器においては、デジタルロー
ルオフフイルタのインパルスレスポンスに相当するイン
パルスレスポンスを含むデジタルデータ群を備え、入力
されたQPSK信号に対応したデジタルデータをデジタ
ルアナログ変換した後にアナログ信号加算回路でQPS
K信号を生成する。
【0013】この発明の第1の局面によると、アナログ
データを加算することによりQPSK信号を合成できる
ので、デジタル加算器を用いていた従来の装置に比べて
回路規模の小さいなQPSK信号発生装置を構成するこ
とができる。特にデジタルアナログ変換されたアナログ
データを電流出力とすることにより信号線を結線して電
流加算できるので、ハードウエアとしてアナログ加算器
を設ける必要がない。
【0014】また、この発明の第2の局面により、デジ
タルロールオフフイルタのインパルスレスポンスの加算
結果をデータとして保持し、入力されたQPSK信号に
対応したインパルスレスポンスの加算結果を出力する特
徴がある。
【0015】入力されるQPSK信号の種類は予め分か
っているため、これに対応したインパルスレスポンスの
合成波形を波形成形回路に用意することにより加算器を
除いた分だけ信号発生器の構成を小さくすることができ
る。
【0016】さらに、この発明の第3の局面によると、
ΔΣ型デジタルアナログ変換器などによってオーバーサ
ンプウリング符号化したデータを用いてQPSK符号を
発生する。
【0017】オーバーサンプリングおよびノイズシェー
ピングによって帯域内の量子化ノイズを低減し、1ビッ
ト符号によって帯域内心号を高精度に表現するためデジ
タルアナログ変換器への素子精度を大幅に緩和すること
が可能となり、デジタルアナログ変換器の回路規模を大
幅に小型化し、簡略化することができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1に示す第1の実施例によると、マッピング回路
10は入力される時系列デジタル信号をIおよびQ信号
でなるQPSK符号に変換する。このマッピング回路1
0のI出力端子およびQ端子はIおよびQチャネルの信
号発生器I−GENおよびQ−GENにそれぞれ接続さ
れる。IおよびQチャネル信号発生器は同じ回路構成を
有する。この実施例では、Iチャネル信号発生器I−G
ENについて詳細に説明する。
【0019】信号入力端子11は入力データを保持する
データ保持回路12の入力端子に接続される。データ保
持回路12は信号入力端子11に接続される複数のスイ
ッチ12aとこれらスイッチ12aを順次駆動する基準
クロック信号を発生する基準クロック発生器12cとス
イッチ12aにそれぞれ接続される複数のメモリ12b
とにより構成され、このデータ保持回路12の出力端子
はデータ保持回路12のメモリ12bからそれぞれ出力
されたデータをそれそれ波形成形する複数の波形成形器
により構成される波形成形回路13の入力端子に接続さ
れる。波形成形回路13の複数の波形成形器の出力端子
はD/A変換回路14の複数のD/A変換器14aにそ
れぞれ接続される。D/A変換回路14の出力端子は加
算回路15を介して帯域外成分除去回路16に接続され
る。D/A変換回路14及び加算回路15は図2に示す
ようにインバータ14aと抵抗素子15aとで構成され
る。帯域外成分除去回路16は、加算回路15から出力
されるインパルスレスポンスアナログ加算結果信号から
高周波成分を除去し、出力信号を出力端子17に出力す
る。
【0020】上記構成の信号発生装置において、データ
保持回路12では、入力されたI(およびQ)信号が基
準クロック回路12cからの選択信号により切り換えら
れる切り換え回路12aを介してラッチ、フリップフロ
ップなどの状態保持機能を有するメモリ12bに記憶さ
れる。波形成形回路13には、デジタルロールオフフイ
ルタのインパルスレスポンスに相当するインパルスレス
ポンスを記憶しておき、データ保持回路12から転送さ
れる信号に対応したインパルスレスポンスを出力する。
D/A変換回路14は、デジタルのインパルスレスポン
をアナログ信号に変換し、このアナログ信号をアナログ
加算回路15により加算処理した後、帯域外成分除去回
路16はアナログ信号から高周波成分を除去して出力端
子17からQPSK信号を出力する。
【0021】従来では、有限のインパルスレスポンスを
加算する場合にA/D変換回路の前段でデジタル加算を
行っていたためデジタルの加算器が必要となり、その回
路規模が大きなものとなっていたため、信号発生器全体
の小型化をはかることができなかったが、本発明によれ
ば、加算回路15がアナログ加算器より構成することが
可能となり、デジタル加算器に比べてはるかに回路規模
を縮小することができる。従って、QPSK信号発生装
置の回路規模を縮小することが可能となる。
【0022】ここで、D/A変換回路14とアナログ加
算器15との構成を変更し、個々のD/A変換器14a
により変化されたアナログデータを電流値として表現す
れば,D/A変換器14aの出力線を結線することによ
り電流出力を加算することができる。従って、実質的に
アナログ加算器を省略し、QPSK信号発生装置の構成
をさらに簡略化することができる。また、D/A変換器
に電流出力型の変換器を用いる変わりに電圧出力型のD
/A変換器の出力を電圧電流変換しても良い。
【0023】さらに、図1に示すデータ保持回路12で
は、入力信号を基準クロック回路12cから発生する基
準信号によりスイッチ12aが切り換えられ、時系列で
入力信号が選択的にメモリ12bに順次記憶され、時系
列データが並列データに変換されてデータ保持回路12
から出力される。
【0024】図3のデータ保持回路の変形例によると、
直列に接続された複数のメモリ21が設けられ、基準ク
ロック回路22からのクロックに応答して順次隣のメモ
リにデータが転送される。メモリ21の各々からデータ
が送り出されることにより、時系列データが並列データ
に変換される。このことから、メモリ21は入力信号の
遅延素子として機能し、時系列のデータを保持し、それ
を並列データに変換する機能を果たすことになり、デー
タ保持回路として応用できる。
【0025】図3に示すデータ保持回路を用いた場合に
は、波形成形回路13の構成が以下のように変更され
る。即ち、図1の構成のQPSK信号発生装置では、波
形成形回路13には、デジタルロールオフフイルタのイ
ンパルスレスポンスにほぼ対応したデジタルデータが記
憶される。
【0026】これに対して、図3のデータ保持回路から
はある一定時間に蓄積された時系列データが転送される
ため、この場合の波形成形回路13にはQPSK信号の
それぞれの符号に対するインパルス応答を記憶させる必
要がある。入力信号列に対するインパルス応答には時間
的に重畳した部分が存在するので、インパルス応答が時
間軸方向に分割され、分割成分にそれぞれ対応したデー
タが別々に波形成形回路13aに記憶される。波形成形
回路13aは入力されたQPSK信号がそれぞれの分割
されたデータに対応する信号を送り出す。これらのデー
タは図1と同様にデジタル信号であるので、図1の信号
と同様な処理がなされ、D/A変換回路14によりアナ
ログ信号に変換される。D/A変換器14aからのQP
SKアナログ信号はアナログ加算器15により加算さ
れ、帯域外成分除去回路16に入力される。帯域外成分
除去回路16は加算信号から帯域外成分を除去し、出力
信号を送出する。
【0027】次に、図4を参照して第3実施例を説明す
る。この実施例によると、入力信号は、図1に示すよう
なマッピング回路10によりQPSK信号に変換された
後にIおよびQチャネル毎にアドレス回路31に入力さ
れる。アドレス回路31は、ROM32に接続され、入
力信号に応じたアドレス信号を発生する。ROM32
は、入力信号に対応するインパルスレスポンスを記憶し
ており、入力信号に対応するアドレス信号に応じてイン
パルスレスポンスを読み出す。即ち、アドレス回路31
は、図5に示すように直列に接続された複数の遅延素子
35により構成されるシフトレジスタ36およびアドレ
ス変換回路(カウンタ)37により構成され、マッピン
グ信号が初段の遅延素子35に入力されることにより、
各遅延素子35に蓄積された信号に対応してアドレス変
換回路36がアドレス信号を出力する。ROM32は、
入力信号に対応するアドレス信号を受けて、インパルス
レスポンスをD/A変換器33に出力する。また、アド
レス変換回路37は、クロック信号に従ってアドレス信
号を発生する。
【0028】QSPK出力信号は、入力信号に対するデ
ジタルロールフイルタのインパルスレスポンスに相当す
るインパルスレスポンスの和として表される。この実施
例では、ROM32に、QPSK信号の各組み合わせに
応じたインパルスレスポンスの和(重ね合わせ)の信号
が記憶され、アドレス回路31からのアドレス信号に従
ってROM32の内容が読み出される。これにより、図
1に示されるようなデータ保持回路12が1個のROM
32により構成できる。このROM32からの信号はD
/A変換器33によりアナログ信号に変換され、フイル
タ34により不要な周波数成分が除去された後、QPS
K信号として出力される。
【0029】図6を参照して第4の実施例を説明する。
入力信号はマッピング回路(図示せず)によりQPSK
信号に変換された後、アドレス回路41に入力される。
アドレス回路41は入力されたQPSK信号系列に応じ
たインパルスレスポンスを重畳した信号を再現するため
に複数のアドレスを発生する。ROM42には、複数の
D/A変換器45に入力すべきインパルスレスポンスの
データが記憶されている。データ保持回路43の各記憶
素子(例えばラッチ)44には、入力されたQPSK信
号系列に対応し、ROM42から読み出されたインパル
スレスポンスのデータが保存される。アドレス回路41
によりアドレス指定されたデータが記憶素子44から読
み出され、D/A変換器45によりアナログ信号に変換
されたインパルスレスポンスデータが加算されることに
よりインパルスレスポンスデータが重畳された信号が得
られる。
【0030】図6に示す第4の実施例によると、ROM
42の記憶容量は第1実施例で必要とする記憶容量と同
程度のもので十分であり、アドレス切り換えを行うこと
により、1個のROM42に複数のインパルスレスポン
スデータを記憶することができる。このように構成すれ
ば、1つのROMに対して1つのイパルスレスポンスデ
ータを対応させる必要がなく、ROMの記憶容量の有効
活用を図ることができる。
【0031】この場合、記憶素子44には、入力された
QPSK信号系列に対応したインパルスレスポンスが単
独で蓄積され、クロック信号により読み出すことが可能
であり、また、複数のインパルスレスポンスに対応した
ROMテーブルを求めて蓄積し、アドレス指定に従って
インパルスレスポンスを選択的に出力することができ
る。さらに、本実施例では、ROM42に記憶されたデ
ータを蓄積するために記憶素子44が配置されている
が、記憶素子44は入力信号系列を記憶するように配置
されてもよく、また、D/A変換した後にアナログデー
タを記憶するよう配置することもできる。
【0032】図7を参照して第5の実施例を説明する。
入力信号は、マッピング回路(図示せず)によりQPS
K信号に変換され、データ保持回路51において、基準
クロック回路51cの基準クロックにより順次切り換え
られるスイッチ51aを介してメモリ51bに順次記憶
される。波形成形回路52は入力されたQPSK信号に
より制御され、波形成形回路52内の記憶素子には、そ
れぞれのQPSK信号に対応し、符号間干渉除去フイル
タによってフイルタ処理されたインパルスレスポンスが
ΔΣ変調器によって代表されるオーバーサンプリング型
変調器(参考文献 湯川 彰“オーバーサンプリングA
−D変換技術”日経BP社)によって変調され、1ビッ
トもしくは数ビットの信号の形態で記憶される。
【0033】オーバーサンプリング符号は、オーバーサ
ンプリングおよびノイズシェーピングによって帯域内の
量子化ノイズを低減し、1ビット符号でありながら帯域
内信号を高精度に表現することのできる符号である。従
って、波形成形回路52内の記憶素子に上述したような
信号を記憶することにより、次段のD/A変換器53の
回路規模が著しく削減され、さらに1ビット符号を用い
た場合に大きな効果がある。
【0034】即ち、1ビット符号を用いることにより、
D/A変換器53の符号長が1ビットとなり、その回路
規模が縮小されるだけでなく、D/A変換器53がスイ
ッチ素子だけで構成でき、素子精度の要求が事実上なく
なる。このため、QPSK信号発生装置がLSI上で容
易に構成できる。また、オーバーサンプリング符号を用
いているためフイルタ55に対する素子精度の要求が緩
和され、D/A変換器53の回路規模を大幅に縮小する
ことができる。
【0035】この実施例では、D/A変換器53として
は電流出力型を用いており、アナログ加算器54が出力
線の結線によって実現される。これによってアナログ加
算器54は不要となるが、出力信号が電流であるためフ
イルタ55は電流入力型とするか、電流ー電圧変換回路
により電圧に変換した後にフイルタ55に入力し、この
フイルタから出力を得てもよい。
【0036】また、この実施例に用いられるオーバーサ
ンプリング型変調器として電圧出力型を用いて、アナロ
グ信号を出力するので、アナログ加算器を備えたとして
も、デジタル加算器と比較してはるかに小さい構成とす
ることができる。
【0037】この実施例において、データ保持回路51
として図3に示した回路を用いることができる。但し、
入力データの保持回路の種類によってROMに蓄積すべ
きデータが異なるものとする。図7に示すデータ保持回
路51を用いた場合には、インパルスレスポンスに一定
時間分のウインドウを掛けたインパルスレスポンスの一
部をオーバーサンプリングしたデータがROMに蓄積さ
れる。これに対して、図3に示すデータ保持回路51を
用いた場合には、デジタルロールオフフイルタのインパ
ルスレスポンスをオーバーサンプリングすることによっ
て得られるデータがROMに蓄積される。
【0038】上記実施例において、4相のQPSK信号
が使用されているが、2相または8相などのQPSK信
号にも本発明は適用でき、信号形式に関わらず信号発生
器として動作させることができる。
【0039】図8を参照して第6の実施例を説明する。
この実施例では、デジタル信号が入力される入力端子6
1がマッピング回路62の入力端子に接続され、このマ
ッピング回路62のIおよびQ信号出力端子はIおよび
Q信号処理部63aおよび63bの入力端子にそれぞれ
接続される。I信号処理部63aは、マッピング回路6
2からのI信号を順次遅延するため直列に接続された複
数の遅延素子64と、マッピング回路62のI信号出力
端子に接続されるROM65および遅延素子64の出力
端子にそれぞれ接続される複数のROM65と、これら
ROM65の出力端子にそれぞれ接続される複数のD/
A変換器66とこれらD/A変換器66の出力端子にそ
れぞれ接続される複数の重み付け回路67とこれら重み
付け回路67の出力端子に接続される加算器68と、加
算器68の出力端子に接続される帯域外除去フイルタ6
9により構成される。Q信号処理部63bはI信号処理
部63aと同じ回路構成を有する。
【0040】図8の第6実施例において、入力端子61
に入力されたデジタル信号はマッピング回路62によっ
てIおよびQ信号によりなるQPSK信号に変換され
る。ROM65にはQPSK信号のそれぞれの符号に対
応するインパルスレスポンスが記憶されている。入力信
号列に対するインパルスレスポンスは、図9に示される
ように重畳した部分が存在する。そのため、インパルス
レスポンスは分割され,ROM65に別々に記憶され
る。即ち、QPSK信号が遅延素子64に順次遅延さ
れ、分割されたQPSK信号として、複数のROM65
にそれぞれ別々に記憶される。これらROM65からの
出力デジタル信号はD/A変換器66によりアナログ信
号に変換され、重み付け回路67において所定の重み係
数が乗ぜられる。重み付け回路67からの重み付けアナ
ログ信号は加算器68により加算され、加算アナログ信
号は帯域外除去フイルタ69に入力され、このフイルタ
69により不要な信号成分が除去された後、QPSK信
号が出力端子70を介して送出される。
【0041】この実施例では、図9に示される出力波形
に応じて重み付け回路67の重み係数を変化させる。即
ち、振幅の小さい部分では、重み係数αn が小さく設定
され、逆に振幅が大きい部分では、重み係数αn が小さ
く設定される。これに対応してROM65に記憶してお
くデータを1/αn (重み係数)倍しておくことによ
り、量子化ノイズの影響が低減できる。
【0042】図10は第7実施例を示している。この第
7実施例では、D/A変換器66として図2に示すよう
な電流出力型D/A変換器が用いられ、これらD/A変
換器66の電流出力が結線により接続されることにより
加算器を構成している。即ち、電流型D/A変換器を用
いることにより、図8の第6実施例の加算器68が省か
れ、D/A変換器の出力を結線することにより加算器の
役目を果たしている。従って、アナログ加算器の回路規
模が小さくできる。なお、同実施例において、D/A変
換器に電流出力型を用いているが、電圧出力型の出力を
電圧電流変換しても良い。
【0043】図11は第8実施例を示している。この実
施例では、入力端子71を介した入力信号はマッピング
回路72によりQPSK信号に変換される。QPSK信
号はIおよびQ信号処理部70aおよび70bに入力さ
れ、直接および遅延素子74を介してROM75を制御
する。ROM75は、それぞれのQPSK信号に対応
し、符号間干渉除去フイルタにより得られるインパルス
レスポンスを、ΔΣ変調器により代表されるオーバーサ
ンプリング型変調器(参考文献:湯川 彰“オーバーサ
ンプリングA−D変換技術”日経BP社)によって変調
された、1ビットもしくは数ビットの信号を記憶してい
る。即ち、図12に示す出力波形Saが複数に分割さ
れ、分割波形SdがΔΣデータに変換されROM75に
記憶されている。各ROM7には、図13に示されたI
Q平面のI軸(またはQ軸)の値、即ち1,1/2
1/2 ,0,−1/21/2 、ー1にそれぞれ対応する5つ
の記憶領域を有し、これら記憶領域がI信号によりアド
レス指定され、入力I信号に対応するΔΣデータが読み
出される。
【0044】ROM75に上述したような信号を記憶す
ることによりD/A変換器の回路規模が著しく削減さ
れ、さらに1ビット符号を用いた場合においてその効果
が大きい。即ち、1ビット符号を用いることにより,D
/A変換器76の符号長が1ビットとなり、その回路規
模が縮小するばかりでなく、D/ A変換器76がスイッ
チ素子だけで構成でき、素子精度の要求は事実上なくな
る。このため、QPSK信号発生器はLSI上で容易に
構成できる。また、オーバーサンプリング符号を用いて
いるため、フイルタ79の性能に対する要求も緩和され
る。さらに、この実施例では、出力波形に応じて重み付
け回路77の重み係数αn を変化させる。即ち、振幅の
小さい部分では、重み付け係数αn を小さくし、逆に振
幅が大きい場合には、重み係数αn を大きくする。これ
に対応してROM75に記憶しておくデータを1/αn
倍しておくことにより、量子化の影響を低減することが
できる。このときのインパルスレスポンス1つ分に対応
した出力波形の振幅変化の様子が図14に示され、振幅
変化は段階状の包絡線を示す。この図より明らかなよう
にΔΣ変調された信号は量子化ノイズを大幅に低減する
ことができる。従って、フイルタ79は急峻なフイルタ
特性を有するフイルタにより構成する必要がなくなる。
【0045】図15は第9の実施例を示している。この
実施例において、D/A変換器76に図2に示すような
電流出力型を用い、第8実施例の加算器がD/A変換器
76の出力線を結線することにより代用している。従っ
て、第8実施例よりもさらに回路規模が縮減できる。ま
た、出力信号が電流であるためにフイルタ79を電流型
とするか、電流ー電圧変換回路により電圧に変換した後
に電圧型フイルタに入力しても良い。
【0046】以上の例で説明した信号発生装置において
は、ノイズシェーピングによって帯域内の量子化ノイズ
を低減することが可能であるが、逆にいうと帯域外のノ
イズが増大することとなるため、他信号への障害が問題
となる場合がある。このような場合に他信号への影響を
低減することができる第10の実施例を図16ないし図
18を参照して以下に説明する。
【0047】概略的には、ある特定の周波数帯域におけ
る雑音のレベルを抑制するようなノイズシェーピング特
性を有するオーバーサンプリング型変換器を用いて信号
発生装置を構成することにより、特定の周波数における
不要な雑音レベルを抑制し、帯域外阻止フイルタへの要
求を緩和することができる。
【0048】図16の回路によると、入力端子81より
入力されたデジタル信号は、マッピング回路82によっ
てIおよびQ信号でなるQPSK信号に変換される。I
およびQ信号に対する処理は同じであるためにI信号の
処理について説明する。
【0049】ROM85はQPSK信号のそれぞれの符
号に対するインパルスレスポンスを記憶している。入力
信号列に対するインパルスレスポンスは、図9に示され
るように重畳した部分を有する。そのため、インパルス
レスポンスが分割され、それぞれ別のROM84に分割
記憶されている。遅延素子84はQPSK信号を分割さ
れたROM84にそれぞれ正しく入力するために用いら
れる。これらのROM84からの出力デジタル信号は、
D/A変換器86によってアナログ信号に変換され、ア
ナログ加算器88によって加算される。加算アナログ信
号は帯域外成分除去フイルタ89に入力される。
【0050】従来では、上記の加算がD/A変換器の前
段でデジタル加算として実現されていたためその回路規
模が大きなものとなっていた。しかし、この実施例で
は、加算器88がデジタル加算器に比べ回路規模の小さ
なアナログ加算器によって実現するため、QPSK信号
発生装置の回路規模を縮小することができる。
【0051】図16に示すように構成した信号発生装置
のROM85には、ΔΣ変調器にルートロールオフ信号
を入力し、データ変換して得たデータが記憶される。Δ
Σ変調器は、図17に示すようにx入力端子91に接続
される加算器92と、直列に接続された複数の遅延回
路、即ちz-1回路931 〜93n と、複数のα係数回路
941 〜94n+1 と、複数のβ係数回路951 〜95n
と、加算器96と、比較器97と、遅延回路、即ちz-1
回路98とにより構成される。
【0052】加算器92は入力信号、即ちルートロール
オフ信号と係数回路951 〜95nの出力信号とz-1
路98の出力信号とを加算し、加算信号を初段z-1回路
931 およびα係数回路941 に入力する。z-1回路9
1 は加算信号を遅延し、遅延信号を次段のz-1回路9
2 に入力する。即ち、z-1回路931 〜93n は加算
信号を順次遅延し、遅延信号を出力する。α係数回路9
1 は加算器92の出力信号に係数α1 を乗算し、係数
回路942 〜94n+1 はz-1回路931 〜93n の出力
信号に係数α2 〜αn+1 をそれぞれ乗算する。これら係
数回路941 〜94n+1 の出力信号は加算器96に入力
され、加算される。加算器96の出力信号は比較器97
に入力され、閾値と比較される。比較器97の出力信号
はy出力端子99およびz-1回路98に出力される。β
係数回路951 〜95n はz-1回路931 〜93n の出
力信号に係数β2 〜βn をそれぞれ乗算する。β係数回
路951 〜95n の出力信号およびz-1回路98の出力
信号は加算器92により加算される。
【0053】上記のようなΔΣ変調器は、図18に示す
ように障害を与えるべきでない周波数に対してノイズを
抑制することができるノイズシェーピング特性を持たせ
るように構成される。即ち、図18において、入力xか
ら出力yへの伝達関数を次式のように設定する。
【0054】y=a(z)x+b(z)Q 但し、Qは量子化器で発生する量子化ノイズである。上
記式において、障害を与えるべきでない周波数にb
(z)が零点を持つように係数αおよびβを設定するこ
とにより、上述したノイズシェーピング特性を持たせる
ことができる。例えば、4次のΔΣ変調器の場合に2つ
の零をfs/mに設定するためには次式のように係数α
およびβを設定すれば良い。
【0055】 b(z)=(1−z-12 (1−2cos(π/m)z-1+z-2) 図18は、600Hzに零をおいた場合のノイズシェー
ピング特性を示している。図18から分かるように、障
害を受ける周波数600Hz付近では、ノイズが減少し
ている。従来では、後置したフイルタによってこのノイ
ズを十分良くあるする必要があったが、この発明を用い
ることにより、フイルタの特性を緩和することができ、
システムの小型化が実現できる。
【0056】第11の実施例として、図16に破線で示
すようにD/A変換器86の後段に重み付け回路(α係
数器)87を設けることができる。重み付け回路87を
設けることにより、ロールオフフイルタの応答におい
て、振幅が小さい部分では、D/A変換器96のアナロ
グ出力信号の振幅を小さくし、量子化ノイズそのものを
少なくし、雑音特性をさらに改善することができる。
【0057】なお、上述したノイズシェーピング特性を
改善した変調器を用いた構成は、図1、図4、図5、図
6、図7、図8、図10、図11及び図15に示す実施
例においても同様に適用することができる。また、上記
説明では、QPSK信号発生装置について説明したが、
本発明は、QPSK信号を発生する装置に限るものでは
なく、信号形式に関わらず適用できる。
【0058】
【発明の効果】上述したこの発明によると、従来必要で
あった回路規模の大きなデジタル加算器が不要となり、
回路規模を縮小することが可能となる。また、電流出力
型D/A変換器を用いることにより回路規模が縮小でき
ると同時に回路素子に対する素子精度の要求が大幅に緩
和でき、VLSIなどの実現が容易となり、歩留まりの
向上、ひいてはコストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に従った信号発生装置のブ
ロック回路図。
【図2】電流型D/A変換回路の回路図。
【図3】図1の信号発生装置のデータ保持回路の回路
図。
【図4】本発明の第2実施例に従った信号発生装置のブ
ロック回路図。
【図5】本発明の第3実施例に従った信号発生装置のブ
ロック回路図。
【図6】本発明の第4実施例に従った信号発生装置のブ
ロック回路図。
【図7】本発明の第5実施例に従った信号発生装置のブ
ロック回路図。
【図8】本発明の第6実施例に従った信号発生装置のブ
ロック回路図。
【図9】インパルスレスポンスの波形図。
【図10】本発明の第7実施例に従った信号発生装置の
ブロック回路図。
【図11】本発明の第8実施例に従った信号発生装置の
ブロック回路図。
【図12】インパルスレスポンスとΔΣ信号を示す図。
【図13】IQ平面を示す図。
【図14】インパルスレスポンスの波形図。
【図15】本発明の第9実施例に従った信号発生装置の
ブロック回路図。
【図16】本発明の第10実施例に従った信号発生装置
のブロック回路図。
【図17】ΔΣ変調器の回路図。
【図18】ノイズシェーピング特性を示す図。
【符号の説明】
10…マッピング回路、12…データ保持回路、13…
波形成形回路、14…D/A変換回路、15…加算回
路、16…帯域外成分除去フイルタ、31…アドレス回
路、32…ROM、33…D/A変換回路、34…フイ
ルタ、41…アドレス回路、42…ROM、43…デー
タ保持回路、45…D/A変換回路、46…フイルタ、
51…データ保持回路、52…波形成形回路、53…D
/A変換回路、54…加算器、55…フイルタ、63
a、63b…信号処理部、65…ROM、66…D/A
変換器、67…重み付け回路、73a、73b…信号処
理部、75…ROM、76…D/A変換器、77…重み
付け回路、78…加算器。83a、83b…信号処理
部、85…ROM、86…D/A変換器、87…重み付
け回路、88…加算器、89…帯域外成分除去フイル
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−159440(JP,A) 特開 平4−252634(JP,A) 特開 平4−280144(JP,A) 特開 平4−100403(JP,A) 特開 平5−236028(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列の入力信号を時系列デジタル信号
    に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段からの時
    系列デジタル信号を第1及び第2デジタル信号を含む複
    数のデジタル信号に分割して保持し、それらデジタル信
    号を並列に出力する信号保持手段と、前記信号保持手段
    の複数のデジタル信号の組み合わせにより定まる合成成
    形波形データに対応するΔΣ変換データを記憶する記憶
    手段を含む波形成形手段と、前記波形成形手段からの合
    成成形波形データをアナログ信号に変換するD/A変換
    手段と、前記D/A変換手段からのアナログ信号から不
    要周波数成分を除去するフイルタ手段とにより構成され
    る信号発生装置。
  2. 【請求項2】 時系列の入力信号を時系列デジタル信号
    に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段からの時
    系列デジタル信号を第1及び第2デジタル信号を含む複
    数のデジタル信号に分割して保持し、それらデジタル信
    号を並列に出力する信号保持手段と、前記信号保持手段
    の複数のデジタル信号にそれぞれ対応した複数のΔΣ変
    換データをそれぞれ記憶する複数の記憶手段を含む波形
    成形手段と、前記複数の記憶手段から出力される複数の
    ΔΣ変換データを複数のアナログ信号に変換するD/A
    変換手段と、前記D/A変換手段からの複数のアナログ
    信号を加算し、和アナログ信号を出力する加算手段と、
    前記加算手段からの和アナログ信号から不要周波数成分
    を除去するフイルタ手段とにより構成される信号発生装
    置。
  3. 【請求項3】 時系列の入力信号を時系列デジタル信号
    に変換する信号変換手段と、前記信号変換手段からの時
    系列デジタル信号を複数のデジタル信号に分割して保持
    し、それらデジタル信号を並列に出力する信号保持手段
    と、前記信号保持手段からの複数のデジタル信号にそれ
    ぞれ対応する複数の成形波形データを出力する波形成形
    手段と、前記波形成形手段からの複数の成形波形データ
    を複数のアナログ信号に変換するD/A変換手段と、前
    記D/A変換手段からの複数のアナログ信号の各々に、
    これらアナログ信号の波形に応じた重み係数を掛け、重
    み付けアナログ信号を出力する重み付け手段と、前記重
    み付け手段からの重み付けアナログ信号を加算し、和信
    号を出力する加算手段と、前記加算手段からの和信号か
    ら不要周波数成分を除去するフイルタ手段とにより構成
    される信号発生装置。
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