JPH11205548A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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Publication number
JPH11205548A
JPH11205548A JP10003286A JP328698A JPH11205548A JP H11205548 A JPH11205548 A JP H11205548A JP 10003286 A JP10003286 A JP 10003286A JP 328698 A JP328698 A JP 328698A JP H11205548 A JPH11205548 A JP H11205548A
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JP
Japan
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original
pressing
hinge
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Application number
JP10003286A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Yamauchi
昭人 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP10003286A priority Critical patent/JPH11205548A/ja
Publication of JPH11205548A publication Critical patent/JPH11205548A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿押圧板を閉めたときに原稿ずれを生じさ
せない原稿読取装置を提供すること。 【解決手段】 原稿押圧板40を閉めて行くと、支持部
材46の先端部分が凹部58に進入し始めると共に、ヒ
ンジ部材34が上方に移動し、押圧部材42が原稿30
に接触する直前に、押圧部材42と原稿30とが平行に
なる。更に原稿押圧板40を閉めて行くと、支持部材4
6の先端部分が凹部58に進入すると共にヒンジ部材3
4が下がり、原稿30が押圧部材42で平行に押圧され
て原稿載置台28に密着する。押圧部材42が原稿30
と平行になってから原稿30を押圧するので、原稿ずれ
を生じることが無い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を読取るスキ
ャナー、コピー機、ファクシミリ等の原稿読取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】スキャナー、コピー機、ファクシミリ等
の原稿読取装置には、複写する原稿を原稿載置台に密着
させるための原稿押え装置が設けられている(一例とし
て、特開平7−95368号)。
【0003】図15(A)に示すように、従来の原稿押
え装置100は、原稿読取装置本体102の上面にガラ
スの原稿載置台104が設けられており、原稿読取装置
本体102の上部には、原稿載置台104の側方にヒン
ジ部材106が設けられている。
【0004】ヒンジ部材106の上端付近には、回転軸
108が設けられており、この回転軸108に原稿押圧
板110が回動自在に支持されている。
【0005】原稿押圧板110には、原稿載置台104
と対向する面に、スポンジ等からなる押圧部材112が
取り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この原稿押
え装置100のようにヒンジ部材106の回転軸108
が押圧部材112と近いと、原稿押圧板110を閉める
過程で、押圧部材112の原稿押圧面が原稿載置台10
4の原稿114に当接する前に、図15(B)に示すよ
うに押圧部材112のヒンジ部材106に近い側の端縁
が原稿載置台104の原稿114に当接し、そのまま原
稿押圧板110を閉めようとすると、押圧部材112の
該端縁が原稿114と接触しながら原稿載置台104上
をヒンジ部材106の側に若干量滑る格好となり、原稿
114にずれを生じさせ、原稿載置台104の端部に段
差(原稿の位置決め用)等があり、原稿114が薄く腰
の無い場合に、しわ、折れ等を生じさせるという問題が
ある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、原稿押圧板を
閉めたときに原稿ずれを生じさせない原稿読取装置を提
供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原稿を読取るための原稿読取装置であって、前記原
稿を載置するための原稿載置台を備えた装置本体と、前
記原稿載置台に載置された原稿と接触して、前記原稿を
前記原稿載置台に押圧するための押圧部材を備えた原稿
押圧板と、前記装置本体の前記原稿載置台の側方に設け
られると共に前記原稿押圧板の端部に連結され、前記装
置本体に対して前記原稿押圧板を回転自在に支持するヒ
ンジ部と、前記原稿押圧板を前記原稿載置台に接近する
方向に回転させて前記押圧部材が前記原稿載置台に載置
された原稿と接触する前に、前記押圧部材を前記原稿載
置台に対して平行にする平行押圧手段と、を有すること
を特徴としている。
【0009】請求項1に記載の原稿読取装置では、原稿
載置台に原稿を載置して原稿押圧板を閉める方向に回転
させると、押圧部材が原稿載置台に載置された原稿と接
触する前に、平行押圧手段が押圧部材を前記原稿載置台
に対して平行にするので、押圧部材を原稿に対して平行
に当接することができ、原稿をずらさないで原稿載置台
の押圧することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は請求項1に記載の
原稿読取装置において、前記平行押圧手段は、前記原稿
押圧板に設けられ前記原稿押圧板と前記ヒンジ部との間
に配置されて前記原稿押圧板が取り付けられている面か
ら原稿載置台側へ突出する支持部材と、前記装置本体の
上面に設けられ前記原稿載置台のヒンジ部側の端部と前
記ヒンジ部との間に位置する凹部と、前記ヒンジ部を設
けたヒンジ部材と、前記ヒンジ部材を前記装置本体に対
して上下方向に移動可能に支持する支持手段と、を備
え、前記原稿押圧板を前記原稿載置台側へ回転させた
時、最初に前記支持部材の突出側先端部が前記装置本体
の上面に当接し、その後、前記支持部材が前記装置本体
と接触した点を支点として前記原稿押圧板のヒンジ部側
が上方に移動して前記押圧部材が前記原稿載置台とほぼ
平行になり、その後、前記ヒンジ部材が上方に移動する
前の位置まで下降すると共に前記支持部材の突出側先端
部が前記装置本体の上面を接触しながら移動して前記凹
部に挿入されることにより前記押圧部材が前記原稿を前
記原稿載置台に押圧することを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の原稿読取装置では、原稿
載置台に原稿を載置して原稿押圧板を閉める方向に回転
させると、最初に支持部材の突出側先端部が装置本体の
上面に当接し、その後、支持部材が前記装置本体と接触
した点を支点として原稿押圧板のヒンジ部側が上方に移
動して押圧部材が原稿載置台とほぼ平行になり、その
後、ヒンジ部材が上方に移動する前の位置まで下降する
と共に支持部材の突出側先端部が装置本体の上面を接触
しながら移動して凹部に挿入されることにより押圧部材
が原稿を原稿載置台に押圧する。
【0012】請求項3に記載の発明は請求項1に記載の
原稿読取装置において、前記平行押圧手段は、前記装置
本体に設けられ前記原稿取付台と前記ヒンジ部との間に
配置されて前記装置本体の上面から突出する支持部材
と、前記原稿押圧板の前記原稿押圧板が取り付けられて
いる面に設けられ前記押圧部材のヒンジ部側の端部と前
記ヒンジ部との間に位置する凹部と、前記ヒンジ部を設
けたヒンジ部材と、前記ヒンジ部材を前記装置本体に対
して上下方向に移動可能に支持する支持手段と、を備
え、前記原稿押圧板を前記原稿載置台側へ回転させた
時、最初に前記支持部材の突出側先端部が前記原稿押圧
板の前記原稿押圧板が取り付けられている面に当接し、
その後、前記支持部材が前記原稿押圧板と接触した点を
支点として前記原稿押圧板のヒンジ部側が上方に移動し
て前記押圧部材が前記原稿載置台とほぼ平行になり、そ
の後、前記ヒンジ部材が上方に移動する前の位置まで下
降すると共に前記支持部材の突出側先端部が原稿押圧板
の前記原稿押圧板が取り付けられている面を接触しなが
ら移動して前記凹部に挿入されることにより前記押圧部
材が前記原稿を前記原稿載置台に押圧することを特徴と
している。
【0013】請求項3に記載の原稿読取装置では、原稿
載置台に原稿を載置して原稿押圧板を閉める方向に回転
させると、最初に支持部材の突出側先端部が原稿押圧板
の原稿押圧板が取り付けられている面に当接し、その
後、支持部材が原稿押圧板と接触した点を支点として原
稿押圧板のヒンジ部側が上方に移動して押圧部材が原稿
載置台とほぼ平行になり、その後、ヒンジ部材が上方に
移動する前の位置まで下降すると共に支持部材の突出側
先端部が原稿押圧板の原稿押圧板が取り付けられている
面を接触しながら移動して凹部に挿入されることにより
押圧部材が原稿を原稿載置台に押圧する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の原稿読取装置において、少なくとも前
記支持部材の突出先端部が低摩擦係数部材で形成されて
いることを特徴としている。
【0015】請求項4に記載の原稿読取装置では、支持
部材の低摩擦係数部材で形成された突出先端部が接触し
ながら移動する(即ち、摺動する)ので、この移動がス
ムーズに行われるようになり、原稿押圧板を閉めるとき
の回転がスムーズになる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の原稿読取装置において、前記支持部材
の突出先端部にコロを取り付けたことを特徴としてい
る。請求項5に記載の原稿読取装置では、支持部材のコ
ロが相手部材に当接してころがるので、原稿押圧板を閉
めるときの回転がスムーズになる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項2乃至請
求項5の何れか1項に記載の原稿読取装置において、前
記支持部材の突出先端部が接触する部位に低摩擦係数部
材を設けたことを特徴としている。
【0018】請求項6に記載の原稿読取装置では、支持
部材の突出先端部が接触して移動する際に、低摩擦係数
部材に接触しながら移動するので、この移動がスムーズ
に行われるようになり、原稿押圧板を閉めるときの回転
がスムーズになる。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項2乃至請
求項6の何れか1項に記載の原稿読取装置において、前
記押圧部材は、前記原稿載置台の原稿読取位置に前記原
稿を自動給送する自動原稿送り装置であることを特徴と
している。
【0020】請求項7に記載の原稿読取装置では、自動
原稿送り装置によって原稿載置台の原稿読取位置に原稿
を自動給送することができる。
【0021】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の原稿読取装置において、前記自動原稿送り装置は、前
記原稿に接触して前記原稿を給送する無端ベルトを有す
ることを特徴としている。
【0022】請求項8に記載の原稿読取装置では、無端
ベルトが原稿に接触して原稿を給送する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の原稿読取装置の一実施形
態を図1乃至図6にしたがって説明する。
【0024】図1に示すように、本実施形態の原稿読取
装置10は、外装ケース12の内部に、ランプ14、ミ
ラー16、18、20、レンズ22、フィルタ(及び絞
り)24及びCCDラインセンサ26を備えている。ラ
ンプ14及びミラー16は、一体となって矢印L方向及
び矢印R方向に移動し、ミラー18及びミラー20は一
体となって矢印L方向及び矢印R方向に移動する構成と
なっている。
【0025】外装ケース12の上部には、ガラスの原稿
載置台28が設けられており、ランプ14は、この原稿
載置台28に搭載した原稿30に光を照射する。
【0026】原稿30を反射した光は、ミラー16、1
8、20、レンズ22及びフィルタ(及び絞り)24を
介してCCDラインセンサ26に入射する構成である。
【0027】なお、本実施形態では、外装ケース12の
上面12Aと原稿載置台28の上面とは同一平面上にあ
る。
【0028】図2に示すように、外装ケース12の上面
12Aには、原稿載置台28の矢印B方向側に上面12
Aに対して直角な穴32が形成されている。なお、図2
の矢印B方向及び矢印F方向は、図1の矢印L方向及び
矢印R方向とは直角な方向である。
【0029】穴32には、ヒンジ部材34の下端に形成
されたヒンジ軸36がスライド自在に挿入されている。
【0030】ヒンジ部材34の上端部には、軸38が支
持されている。この軸38には、原稿押圧板40の一方
の端部が回転可能に取り付けられており、原稿押圧板4
0は軸38を中心として矢印A方向及び矢印A方向とは
反対方向に回転する。
【0031】原稿押圧板40には、原稿載置台28と対
向する面に、一定厚さのスポンジ等からなる押圧部材4
2が取り付けられている。
【0032】原稿押圧板40には、軸38から所定の距
離(後述する)をおいて軸44が取り付けられている。
【0033】図3に示すように、この軸44には、支持
部材46の一端部分が回転可能に取り付けられており、
支持部材46は軸44を中心として矢印C方向及び矢印
C方向とは反対方向に回転する。
【0034】支持部材46は、軸44と反対側(以後、
先端部分という)が、円弧部46Aと斜面46Bとを滑
らかに繋げた形状に形成されている。
【0035】支持部材46の一端部分には、ばね係止部
52が突出形成されている。ばね係止部52には、引張
コイルばね54の一端が係止されており、引張コイルば
ね54の他端は、ヒンジ部材34の側面に形成されたば
ね係止部55に係止されている。
【0036】支持部材46は、引張コイルばね54によ
って矢印C方向に常時付勢されている。
【0037】原稿押圧板40にはストッパー56が設け
られており、引張コイルばね54によって付勢された支
持部材46は、側面が当接することによってその長手方
向が原稿押圧板40に対して略垂直となる。
【0038】外装ケース12の上面12Aには、原稿載
置台28と穴32との間に凹部58が形成されている。
【0039】凹部58の断面形状は、図6に示すよう
に、支持部材46の先端部分と同様の断面形状(略半円
形状)である。
【0040】次に、本実施形態の作用を説明する。原稿
載置台28に原稿(例えば、1枚の紙)30を載置し、
原稿押圧板40を矢印A方向に回転させて閉めて行く
と、先ず最初に、図4に示すように、支持部材46の先
端部が凹部58の開口端部近傍(原稿載置台28側の)
の外装ケース12の上面12Aに当接する。このとき、
押圧部材42のヒンジ部材側の端部42Aは、原稿載置
台28(原稿30)から離れている。
【0041】更に、原稿押圧板40を矢印A方向に回転
させて閉めて行くと、図5に示すように、支持部材46
の先端部分が凹部58に進入し始めると共に、ヒンジ部
材34が上方に移動し始める。なお、ヒンジ部材34が
上方に移動し始めるのは、梃子の原理により、支持部材
46の先端部分が外装ケース12に当接した点を支点と
して原稿押圧板40の軸38とは反対側が押し下げられ
るからである。
【0042】このようにして、ヒンジ部材34が上方に
移動すると、押圧部材42は原稿押圧板40の矢印A方
向の回転によってヒンジ部材34側とは反対側が原稿載
置台28に極めて接近するが、ヒンジ部材34側は原稿
載置台28に向けて殆ど移動しないため、押圧部材42
の端部42Aも原稿30に殆ど接近せず、押圧部材42
が原稿30に接触する直前に、押圧部材42と原稿30
とが平行になる。
【0043】ここで、更に原稿押圧板40を矢印A方向
に回転させて閉めて行くと、図6に示すように、支持部
材46の先端部分が凹部58に進入すると共にヒンジ部
材34が下がり、原稿30が押圧部材42で平行に押圧
されて原稿載置台28に密着する。
【0044】本実施形態の押圧部材42は、原稿30と
平行になってから原稿30を押圧するので、原稿30が
原稿載置台28の上を滑ることがない、即ち、原稿ずれ
を生じることが無い。
【0045】本実施形態の原稿読取装置10の各部の寸
法を以下に説明するが、本発明は以下の寸法に限定され
るものではない。
【0046】図4に示すように、外装ケース12の上面
12Aから鉛直方向に計測した軸38までの距離aは5
0mm、原稿押圧板40の押圧部材取付面40Aに沿って
計測した軸38から軸44までの距離bは32mm、原稿
押圧板40の厚さ方向(押圧部材取付面40Aと直角方
向)に沿って計測した軸38から軸44までの距離cは
33mm、軸44から支持部材46の先端部分までの距離
dは20mm、原稿押圧板40の押圧部材取付面40Aに
沿って計測した軸38から支持部材46の先端部分と外
装ケース12の上面12Aとの接触点sまでの距離eは
29mm、原稿押圧板40の厚さ方向に沿って計測した軸
38から押圧部材取付面40Aまでの距離fは45mm、
原稿押圧板40の押圧部材取付面40Aに沿って計測し
た軸38から押圧部材42の端部42Aまでの距離gは
60mm、押圧部材42の厚さhは6mm、外装ケース12
の上面12Aに沿って計測した軸38から凹部58の中
央までの距離iは29mm、外装ケース12の上面12A
に沿って計測した軸38から凹部58の端部(支持部材
46の先端部分が摺動する端部)までの距離jは31.
5mm、外装ケース12の上面12Aに沿って計測した軸
38から前記接触点sまでの距離kは33mmである。
【0047】なお、支持部材46の先端部分は、外装ケ
ース12に接触して摺動するので、図7に示すように外
装ケース12と当接する部分に、高摺動性部材(好まし
くは、摩擦係数が0.3以下の材質(テフロン、POM
(ポリアセタール樹脂)等)60を設けても良く、図8
に示すように、回転自在に小径のコロ62を設けても良
い。
【0048】また、図9に示すように、外装ケース12
の支持部材46が接触する部位に、高摺動性部材64を
設けても良い。
【0049】これにより、支持部材46の先端部分が外
装ケース12に対してスムーズに摺動するので、原稿押
圧板40を閉めるときの回転がスムーズになり、オペレ
ーターに違和感を与えないようにできる。[第2の実施
形態]本発明の第2の実施形態を図10乃至図13にし
たがって説明する。なお、第1の実施形態と同一構成に
関しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0050】図10に示すように、外装ケース12に
は、原稿載置台28と穴32との間に軸70が設けられ
ており、この軸70に支持部材46が回転自在に支持さ
れている。支持部材46は、軸70を中心として矢印D
方向及び矢印D方向とは反対方向に回転可能である。
【0051】支持部材46のばね係止部52には引張コ
イルばね54の一端が係止されており、矢印D方向とは
反対方向に常時付勢されている。
【0052】外装ケース12には、ストッパー72が設
けられており、引張コイルばね54によって付勢された
支持部材46は、側面が当接することによってその長手
方向が原稿押圧板40に対して略垂直となる。
【0053】原稿押圧板40には、原稿載置台28と対
向する面に凹部74が形成されている。
【0054】次に、本実施形態の作用を説明する。原稿
載置台28に原稿30を載置し、原稿押圧板40を矢印
A方向に回転させて閉めて行くと、先ず最初に、図11
に示すように、支持部材46の先端部が凹部74の開口
端部近傍(原稿載置台38側の)の原稿押圧板40の押
圧部材取付面40Aに当接する。このとき、押圧部材4
2のヒンジ部材側の端部42Aは、原稿載置台28(原
稿30)から離れている。
【0055】更に、原稿押圧板40を矢印A方向に回転
させて閉めて行くと、図12に示すように、支持部材4
6の先端部分が凹部74に進入し始めると共に、ヒンジ
部材34が上方に移動し始める。なお、ヒンジ部材34
が上方に移動し始めるのは、梃子の原理により、支持部
材46の先端部分が原稿押圧板40の押圧部材取付面4
0Aに当接した点を支点として原稿押圧板40の軸38
とは反対側が押し下げられるからである。
【0056】このようにして、ヒンジ部材34が上方に
移動すると、押圧部材42は原稿押圧板40の矢印A方
向の回転によってヒンジ部材34側とは反対側が原稿載
置台28に極めて接近するが、ヒンジ部材34側は原稿
載置台28に向けて殆ど移動しないため、押圧部材42
の端部42Aも原稿30に殆ど接近せず、押圧部材42
が原稿30に接触する直前に、押圧部材42と原稿30
とが平行になる。
【0057】ここで、更に原稿押圧板40を矢印A方向
に回転させて閉めて行くと、図13に示すように、支持
部材46の先端部分が凹部74に進入すると共にヒンジ
部材34が下がり、原稿30が押圧部材42で平行に押
圧されて原稿載置台28に密着する。
【0058】本実施形態においても、押圧部材42は、
原稿30と平行になってから原稿30を押圧するので、
原稿30が原稿載置台28の上を滑ることがない、即
ち、原稿ずれを生じることが無い。
【0059】なお、上記第1,2の実施形態では、オペ
レーターが原稿載置台28の上に原稿30を搭載する例
を示したが、原稿押圧板40に原稿30を自動で送る機
構を設けても良い。
【0060】図14にしたがって、原稿の自動送り装置
の概略構成を説明する。図14に示すように、複数枚の
原稿30を載置する載置部80、一番下の原稿30を搬
送するローラー81、ローラー80で搬送された1枚の
原稿30を原稿載置台28側へ搬送する挟持ローラー8
2,84及び円弧状搬送経路86、原稿載置台28と間
で原稿30を挟持して搬送する搬送ベルト装置88、読
取後の原稿を原稿載置台28から載置部80へ戻すため
の挟持ローラー90,92及び円弧状搬送経路94を設
ける。
【0061】搬送ベルト装置88は、間隔をおいて設け
られた一対のプーリー88Aに無端の平ベルト88Bが
巻き掛けられた構成であり、原稿押圧板40が閉まって
いるときに、平ベルト88Bを回転させることによって
原稿載置台28との間で原稿30を移動することができ
る。
【0062】プーリー88Aとプーリー88Aとの間に
は、小プーリー88Cが複数個配置されており、原稿3
0を平均的に押圧するようになっている。
【0063】なお、円弧状搬送経路86には原稿30を
検出するフォトセンサー96が設けられており、このフ
ォトセンサー96を用い、原稿30の通過時間を計測す
ることにより原稿長さを計測し、原稿30のサイズ検出
を行う。
【0064】また、このフォトセンサー96により原稿
端検出を行い、原稿載置台28への原稿30の位置決め
を行っている。
【0065】なお、図14の搬送ベルト装置88では、
積み重ねられた原稿30の内の一番下の原稿30がロー
ラ81によって矢印L方向に搬送される。搬送された原
稿30は、挟持ローラー82,84及び円弧状搬送経路
86を介して平ベルト88Bと原稿載置台28との間に
搬送され、平ベルト88Bが所定量回転して原稿30を
原稿載置台28の原稿読取位置に配置する。
【0066】原稿30の読み取りが終了すると、平ベル
ト88Bが回転して原稿30を矢印R方向に搬送し、搬
送された原稿30は挟持ローラー90,92及び円弧状
搬送経路94を介して載置部80へ戻される。
【0067】原稿30を自動で送る機構は、この例に限
らず、従来周知の機構を用いても良い。
【0068】このような原稿の自動送り装置が設けられ
ている場合であっても、自動送り装置を用いずに原稿押
圧板40を開けて原稿30を原稿載置台28に載置する
場合があるが、この場合、第1,2の実施形態の押圧部
材42と同様の機能を有する平ベルト86は、原稿載置
台28と平行になってから原稿30を押圧するので、原
稿30が原稿載置台28の上を滑ることがない、即ち、
原稿ずれを生じることが無い。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原稿読取
装置は上記の構成としたので、原稿押圧板を閉めたとき
に原稿ずれを生じない、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る原稿読取装置の
原稿読取部分の概略構成図である。
【図2】原稿押え部分の側面図である。
【図3】原稿押圧板が開いている状態を示す原稿押え部
分の要部の側面図である。
【図4】原稿押圧板を閉める途中の状態を示す原稿押え
部分の要部の側面図である。
【図5】原稿押圧板を閉める途中の状態を示す原稿押え
部分の要部の側面図である。
【図6】原稿押圧板が閉められた状態を示す原稿押え部
分の要部の側面図である。
【図7】原稿押え部分の他の実施形態を示す側面図であ
る。
【図8】原稿押え部分の更に他の実施形態を示す側面図
である。
【図9】原稿押え部分の更に他の実施形態を示す側面図
である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る原稿読取装置
の原稿押圧板が開いている状態を示す原稿押え部分の要
部の側面図である。
【図11】原稿押圧板を閉める途中の状態を示す原稿押
え部分の要部の側面図である。
【図12】原稿押圧板を閉める途中の状態を示す原稿押
え部分の要部の側面図である。
【図13】原稿押圧板が閉められた状態を示す原稿押え
部分の要部の側面図である。
【図14】原稿の自動送り装置の概略構成図である。
【図15】(A),(B)は従来の原稿読取装置の原稿
押え部分の側面図である。
【符号の説明】
10 原稿読取装置 12 外装ケース(装置本体) 28 原稿載置台 30 原稿 32 穴(平行押圧手段) 34 ヒンジ部材 36 ヒンジ軸(ヒンジ部) 38 軸(平行押圧手段) 40 原稿押圧板 42 押圧部材 46 支持部材 54 引張コイルばね(平行押圧手段) 56 ストッパー(平行押圧手段) 58 凹部 70 軸(平行押圧手段) 72 ストッパー(平行押圧手段) 74 凹部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読取るための原稿読取装置であっ
    て、 前記原稿を載置するための原稿載置台を備えた装置本体
    と、 前記原稿載置台に載置された原稿と接触して、前記原稿
    を前記原稿載置台に押圧するための押圧部材を備えた原
    稿押圧板と、 前記装置本体の前記原稿載置台の側方に設けられると共
    に前記原稿押圧板の端部に連結され、前記装置本体に対
    して前記原稿押圧板を回転自在に支持するヒンジ部と、 前記原稿押圧板を前記原稿載置台に接近する方向に回転
    させて前記押圧部材が前記原稿載置台に載置された原稿
    と接触する前に、前記押圧部材を前記原稿載置台に対し
    て平行にする平行押圧手段と、を有することを特徴とす
    る原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記平行押圧手段は、前記原稿押圧板に
    設けられ前記原稿押圧板と前記ヒンジ部との間に配置さ
    れて前記原稿押圧板が取り付けられている面から原稿載
    置台側へ突出する支持部材と、前記装置本体の上面に設
    けられ前記原稿載置台のヒンジ部側の端部と前記ヒンジ
    部との間に位置する凹部と、前記ヒンジ部を設けたヒン
    ジ部材と、前記ヒンジ部材を前記装置本体に対して上下
    方向に移動可能に支持する支持手段と、を備え、 前記原稿押圧板を前記原稿載置台側へ回転させた時、最
    初に前記支持部材の突出側先端部が前記装置本体の上面
    に当接し、その後、前記支持部材が前記装置本体と接触
    した点を支点として前記原稿押圧板のヒンジ部側が上方
    に移動して前記押圧部材が前記原稿載置台とほぼ平行に
    なり、その後、前記ヒンジ部材が上方に移動する前の位
    置まで下降すると共に前記支持部材の突出側先端部が前
    記装置本体の上面を接触しながら移動して前記凹部に挿
    入されることにより前記押圧部材が前記原稿を前記原稿
    載置台に押圧することを特徴とする請求項1に記載の原
    稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記平行押圧手段は、前記装置本体に設
    けられ前記原稿取付台と前記ヒンジ部との間に配置され
    て前記装置本体の上面から突出する支持部材と、前記原
    稿押圧板の前記原稿押圧板が取り付けられている面に設
    けられ前記押圧部材のヒンジ部側の端部と前記ヒンジ部
    との間に位置する凹部と、前記ヒンジ部を設けたヒンジ
    部材と、前記ヒンジ部材を前記装置本体に対して上下方
    向に移動可能に支持する支持手段と、を備え、 前記原稿押圧板を前記原稿載置台側へ回転させた時、最
    初に前記支持部材の突出側先端部が前記原稿押圧板の前
    記原稿押圧板が取り付けられている面に当接し、その
    後、前記支持部材が前記原稿押圧板と接触した点を支点
    として前記原稿押圧板のヒンジ部側が上方に移動して前
    記押圧部材が前記原稿載置台とほぼ平行になり、その
    後、前記ヒンジ部材が上方に移動する前の位置まで下降
    すると共に前記支持部材の突出側先端部が原稿押圧板の
    前記原稿押圧板が取り付けられている面を接触しながら
    移動して前記凹部に挿入されることにより前記押圧部材
    が前記原稿を前記原稿載置台に押圧することを特徴とす
    る請求項1に記載の原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記支持部材の突出先端部が
    低摩擦係数部材で形成されていることを特徴とする請求
    項2または請求項3に記載の原稿読取装置。
  5. 【請求項5】 前記支持部材の突出先端部にコロを取り
    付けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載
    の原稿読取装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部材の突出先端部が接触する部
    位に低摩擦係数部材を設けたことを特徴とする請求項2
    乃至請求項5の何れか1項に記載の原稿読取装置。
  7. 【請求項7】 前記押圧部材は、前記原稿載置台の原稿
    読取位置に前記原稿を自動給送する自動原稿送り装置で
    あることを特徴とする請求項2乃至請求項6の何れか1
    項に記載の原稿読取装置。
  8. 【請求項8】 前記自動原稿送り装置は、前記原稿に接
    触して前記原稿を給送する無端ベルトを有することを特
    徴とする請求項7に記載の原稿読取装置。
JP10003286A 1998-01-09 1998-01-09 原稿読取装置 Pending JPH11205548A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1307591C (zh) * 2003-06-19 2007-03-28 明基电通股份有限公司 利用铰链机构连接掀盖的电子装置
US7225506B2 (en) 2003-05-14 2007-06-05 Benq Corporation Hinge structure for mounting a cover onto an electronic device
JP2015068867A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ヒンジ装置およびこれを備えた原稿押えの取付構造並びに画像形成装置

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