JPH1120506A - 車両の走行制御装置 - Google Patents

車両の走行制御装置

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JPH1120506A
JPH1120506A JP9194932A JP19493297A JPH1120506A JP H1120506 A JPH1120506 A JP H1120506A JP 9194932 A JP9194932 A JP 9194932A JP 19493297 A JP19493297 A JP 19493297A JP H1120506 A JPH1120506 A JP H1120506A
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inter
vehicle distance
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switch
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Kenji Shimizu
賢治 清水
Toshihiro Matsuoka
俊弘 松岡
Harukuni Masuda
治訓 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先行車に対する追従走行が可能とされた車両
において、この追従走行のための目標車間距離の設定、
変更操作の誤操作を防止する。 【解決手段】 ステアリングシャフトから車幅方向に突
設されたレバー部材19に、ダイヤル式の車間距離設定
スイッチ17を設けると共に、そのダイヤルの操作方向
を、その周面の運転者に対向する部位を前方ないし上方
(D方向)へ回動させたときに目標車間距離が小さくな
り、上記部位を後方ないし下方(E方向)へ回動させた
ときに目標車間距離が大きくなるように設定することに
より、その操作方向と、先行車に対する自車の接近また
は離反の方向とを一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の走行制御装置
の分野、詳しくは先行車に対する追従走行に関する走行
制御の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】車両の自動走行装置として、車速を設定
車速に自動的に維持する定速走行装置が実用化されてい
る。この装置には、該装置を作動させるためのメインス
イッチや、車速を設定するためのセットスイッチ等の各
種スイッチが設けられるが、例えば特開平4−3104
35号公報によれば、これらの定速走行に必要な複数の
スイッチをユニット化することにより、操作性、意匠性
の向上を図るようにしたものが開示されている。
【0003】また、例えば特開平7−17294号公報
によれば、車両の自動走行装置として、上記のような定
速走行機能に加えて、先行車との車間距離を一定に維持
して走行する追従走行機能を備えたものが開示されてお
り、この走行装置においては、定速走行のためのスイッ
チ類に加えて、追従走行時に運転者の操作により先行車
との間の車間距離を調整するスイッチが備えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な追従走行機能を備えた車両の走行制御装置において
は、車間距離調整用のスイッチの誤操作を防止して良好
な操作性を確保するために、このスイッチをどのように
構成するかが課題とされており、本発明は、この課題を
解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本願の請求項1に
係る発明(以下、第1発明という)は、先行車と自車と
の車間距離に関する値を検出する車間距離検出手段と、
車両の速度を変更する加減速手段と、運転者の操作によ
り目標車間距離に関する値を設定する目標設定手段と、
該目標設定手段により設定された目標車間距離に関する
値と上記車間距離検出手段で検出された車間距離に関す
る値とに基づき、車間距離が目標車間距離に近づくよう
に上記加減速手段を制御する制御手段とが備えられた車
両の走行制御装置において、上記目標設定手段を、車幅
方向に延びる軸心回りに回動するダイヤル式スイッチを
用いて構成すると共に、その操作方向を、ダイヤルの周
面の運転者に対向する部位を前方または上方へ回動させ
たときに目標車間距離に関する値が小さくなるように設
定したことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明において、目標設定手段を
構成するダイヤル式スイッチを、ステアリングシャフト
から車幅方向に延設されたレバー部材に設けたことを特
徴とする。
【0007】さらに、請求項3に係る発明(以下、第3
発明という)は、上記第2発明において、レバー部材の
先端に、運転者による操作に応じて当該走行制御装置を
作動状態と非作動状態とに選択的に切り換えるメインス
イッチを設けたことを特徴とする。
【0008】そして、請求項4に係る発明(以下、第4
発明という)は、上記第1発明において、目標設定手段
を構成するダイヤル式スイッチをインスツルメントパネ
ルに設けたことを特徴とする。
【0009】また、請求項5に係る発明(以下、第5発
明という)は、上記第1発明と同様の車両の走行制御装
置において、目標設定手段を、ステアリングシャフトか
ら車幅方向に延設されたレバー部材に備えられて該レバ
ー部材の軸心回りに回動するダイヤル式スイッチを用い
て構成し、その操作方向を、ダイヤルの周面の運転者に
対向する部位を前方または上方へ回動させたときに目標
車間距離に関する値が小さくなるように設定すると共
に、該レバー部材の揺動操作によって作動して車両の走
行態様を切り換える走行態様切り換えスイッチを備え、
かつ、該レバー部材の先端に、運転者による操作に応じ
て当該走行制御装置を作動状態と非作動状態とに選択的
に切り換えるメインスイッチを設けたことを特徴とす
る。
【0010】一方、請求項6に係る発明(以下、第6発
明という)は、上記第1発明と同様に、先行車と自車と
の車間距離に関する値を検出する車間距離検出手段と、
車両の速度を変更する加減速手段と、運転者の操作によ
り目標車間距離に関する値を設定する目標設定手段と、
該目標設定手段により設定された目標車間距離に関する
値と上記車間距離検出手段で検出された車間距離に関す
る値とに基づき、車間距離が目標車間距離に近づくよう
に上記加減速手段を制御する制御手段とが備えられた車
両の走行制御装置において、上記目標設定手段を、前後
方向または上下方向に揺動またはスライドするレバー部
材を用いて構成すると共に、その操作方向を、該レバー
部材を前方または上方へ操作したときに目標車間距離に
関する値が小さくなるように設定したことを特徴とす
る。
【0011】そして、請求項7に係る発明(以下、第7
発明という)は、上記第6発明において、レバー部材を
用いて構成される目標設定手段を、該レバー部材の前方
または上方への操作量が大きいほど目標車間距離に関す
る値が小さくなるように構成したことを特徴とする。
【0012】また、請求項8に係る発明(以下、第8発
明という)は、同じく第6発明において、目標設定手段
を構成するレバー部材として、自動変速機のレンジを切
り換えるシフトレバーを利用すると共に、該シフトレバ
ーをDレンジの操作位置内で前方へ操作したときに作動
して目標車間距離に関する値を小さくする車間距離減少
スイッチと、後方へ操作したときに作動して目標車間距
離に関する値を大きくする車間距離増加スイッチとを備
えたことを特徴とする。
【0013】さらに、請求項9に係る発明(以下、第9
発明という)は、上記第1発明と同様に、先行車と自車
との車間距離に関する値を検出する車間距離検出手段
と、車両の速度を変更する加減速手段と、運転者の操作
により目標車間距離に関する値を設定する目標設定手段
と、該目標設定手段により設定された目標車間距離に関
する値と上記車間距離検出手段で検出された車間距離に
関する値とに基づき、車間距離が目標車間距離に近づく
ように上記加減速手段を制御する制御手段とが備えられ
た車両の走行制御装置において、上記目標設定手段を、
操作時に目標車間距離に関する値を小さくする車間距離
減少スイッチと、操作時に目標車間距離に関する値を大
きくする車間距離増加スイッチとを用いて構成すると共
に、これらのスイッチを、前者のスイッチが前方または
上方、後者のスイッチが後方または下方に位置するよう
に、前後または上下に並べて配置したことを特徴とす
る。
【0014】そして、請求項10に係る発明(以下、第
10発明という)は、上記第9発明において、目標設定
手段を構成する2つのスイッチをステアリングホイール
上に設けたことを特徴とする。
【0015】以上の各発明によれば、次の作用が得られ
る。
【0016】まず、第1〜第5発明によれば、追従走行
時における目標車間距離を設定するための手段がダイヤ
ル式スイッチを用いて構成されると共に、その操作方向
が、ダイヤルの周面の運転者に対向する部位を前方また
は上方へ回動させたときに目標車間距離に関する値が小
さくなるように設定されているので、目標車間距離を変
更する場合に、例えば先行車に接近する場合には、ダイ
ヤルの上記部位を前方または上方へ操作し、先行車から
離れる場合には、ダイヤルの上記部位を後方または下方
へ操作することになって、その操作方向が、先行車に対
する自車の接近または離反の方向と一致し、或は少なく
とも感覚的に一致することになる。
【0017】そして、特に第3発明によれば、上記の目
標設定手段を構成するダイヤル式スイッチがステアリン
グシャフトから車幅方向に延びるレバー部材に設けられ
ると共に、該レバー部材の先端に、当該走行制御装置を
作動状態と非作動状態とに選択的に切り換えるメインス
イッチが設けられるので、追従走行に用いるスイッチが
運転者の手元に集中配置されることになって、これらの
良好な操作性が得られることになる。
【0018】また、第5発明によれば、上記レバー部材
自体の揺動操作により、例えば定速走行時における目標
車速を変更するためのコーストスイッチやアクセルスイ
ッチ等の車両の走行態様を切り換える走行態様切り換え
スイッチが作動することになり、定速走行を含む自動走
行時の操作性が一層向上することになる。
【0019】一方、第6〜第8発明によれば、追従走行
時における目標車間距離を設定するための手段がレバー
部材を用いて構成されると共に、その操作方向が、レバ
ー部材を前方または上方へ揺動またはスライドさせたと
きに目標車間距離に関する値が小さくなるように設定さ
れているので、目標車間距離を変更する場合に、前述の
ダイヤル式スイッチを用いる場合と同様に、先行車に接
近する場合には、レバー部材を前方または上方へ操作
し、先行車から離れる場合には、該レバー部材を後方ま
たは下方へ操作することになって、その操作方向が、先
行車に対する自車の接近または離反の方向と一致し、或
は少なくとも感覚的に一致することになる。
【0020】そして、特に第8発明によれば、上記レバ
ー部材として自動変速機のレンジを切り換えるシフトレ
バーを利用すると共に、該シフトレバーのDレンジの操
作位置内での前方または後方への操作により目標車間距
離が変更されることになるので、自動変速機を搭載した
車両の場合に、構成の複雑化を回避しながら、追従走行
時の良好な操作性が得られることになる。
【0021】さらに、第9、第10発明によれば、追従
走行時における目標車間距離を設定するための手段が前
後または上下に配置された2つのスイッチを用いて構成
されて、前方または上方に配置された車間距離減少スイ
ッチの操作により目標車間距離が小さくなり、後方また
は下方に配置された車間距離増加スイッチの操作により
目標車間距離が大きくなる。したがって、これらの発明
によっても、前述のダイヤル式スイッチやレバー部材を
用いる場合と同様に、操作するスイッチの配置と、先行
車に対する自車の接近または離反の方向とが一致し、或
は少なくとも感覚的に一致することになる。
【0022】そして、第10発明によれば、上記の2つ
のスイッチがステアリングハンドル上に配置されるの
で、これらのスイッチの良好な操作性が得られることに
なる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0024】まず、図1により第1の実施の形態に係る
車両の概略構成を説明すると、周知のように、この車両
1にはアクセルペダル2とブレーキペダル3とが備えら
れ、運転者によるアクセルペダル2の操作により、エン
ジン4の吸気通路5に設けられたスロットルバルブ6が
開閉されて、該エンジン4の出力ないし当該車両1の駆
動力が制御されるようになっており、また、運転者によ
るブレーキペダル3の操作により、マスタシリンダ7及
び油圧ユニット8を介して、各車輪9…9に設けられた
ホイールシリンダ10…10にブレーキ圧が供給され
て、当該車両1の制動力が制御されるようになってい
る。
【0025】次に、この車両1に備えられた自動走行の
ための走行制御装置のシステムを説明すると、この走行
制御装置は定速走行機能と追従走行機能とを備えたもの
で、コントローラ11に、車速を検出する車速センサ1
2からの信号と、先行車との間の車間距離を検出する車
間距離センサ13からの信号とが入力されるようになっ
ている。また、運転者によって操作される走行制御のた
めの操作部材として、当該走行制御装置の作動、非作動
の切り換えを行うメインスイッチ14と、定速走行時に
車速を設定すると共にその設定車速を低減させるための
セット・コーストスイッチ15と、設定車速を上昇させ
るためのアクセルスイッチ16と、追従走行時における
目標車間距離を設定するための車間距離設定スイッチ1
7等が備えられ、これらのスイッチ14〜17からの信
号も、上記コントローラ11に入力されるようになって
いる。
【0026】ここで、この実施の形態においては、図
2、図3に示すように、当該車両1の運転席に配置され
たステアリングシャフト18から車幅方向にレバー部材
19が延設されており、このレバー部材19に走行制御
用の上記各スイッチ14〜17が集中配置されている。
【0027】つまり、上記レバー部材19の先端にメイ
ンスイッチ14が設けられ、A方向の押し操作により該
メインスイッチ14がON,OFFされるようになって
いると共に、該レバー部材19自体のB方向の揺動操作
によりセット・コーストスイッチ15がONされ、ま
た、該レバー部材19のC方向の揺動操作によりアクセ
ルスイッチ16がONされるようになっている。
【0028】さらに、上記車間距離設定スイッチ17は
ダイヤル式スイッチによって構成されて、上記レバー部
材19に設けられており、該レバー部材19の軸方向、
即ち車幅方向に延びる軸心回りに回動操作されるように
なっている。
【0029】その場合に、このダイヤル式スイッチ(車
間距離設定スイッチ)17の操作方向は、ダイヤル周面
の運転者に対向する部位、即ち図2に示すように運転者
の前方斜め下向きの目線Xに対向する後部ないし上部を
前方ないし上方(図3のD方向)へ回動させたときに、
目標車間距離が小さくなり、上記部位を後方ないし下方
(同、E方向)へ回動させたときに、目標車間距離が大
きくなるように設定されている。なお、この実施の形態
では、ダイヤル式スイッチ17の目盛が、先行車の現在
位置まで自車が到達するのに要する時間で表示されてお
り、この時間を短く設定するほど目標車間距離が短くな
るように構成されている。
【0030】一方、上記コントローラ11は、上記セン
サ12,13及びスイッチ14〜17からの信号に基づ
き、走行制御用のアクチュエータ20に制御信号を出力
すると共に、このアクチュエータ20により、運転者に
よる上記アクセルペダル2とブレーキペダル3とに対す
る操作とは別に、当該車両1の駆動力と制動力とが制御
されるようになっている。
【0031】ここで、上記アクチュエータ20による駆
動力と制動力の制御系統を説明すると、図4に示すよう
に、アクチュエータ20からは第1、第2ケーブル2
1,22が導かれ、第1ケーブル21はアクセルペダル
操作レバー23に、第2ケーブル22はマスタシリンダ
操作レバー24にそれぞれ接続されている。そして、ア
クチュエータ20による第1ケーブル21のa方向の移
動に伴って上記アクセルペダル操作レバー23がb方向
に揺動することにより、アクセルペダル2がc方向、即
ちスロットルバルブ6の開度を増大させてエンジン出力
ないし駆動力を増大させる方向に操作されるようになっ
ている。
【0032】また、アクチュエータ20による第2ケー
ブル22のd方向の移動に伴って上記マスタシリンダ操
作レバー24がe方向に揺動することにより、ブレーキ
ペダル3とマスタシリンダ7との間に介設された中間レ
バー25がf方向に揺動され、これによりマスタシリン
ダ7がg方向、即ち制動力が増大する方向に操作される
ようになっている。なお、このとき、ブレーキペダル3
は揺動しないようになっている。
【0033】次に、この第1の実施の形態に係る走行制
御装置の作用を、上記コントローラ11の動作を示す図
5以下のフローチャートに従って説明する。
【0034】まず、図5のフローチャートにより制御の
全体動作を説明すると、コントローラ11は、まずステ
ップS1で、前述のセンサ12,13及びスイッチ14
〜17等からの信号を入力し、次いでステップS2で、
メインスイッチ14がONか否かを判定する。そして、
OFFのときは、ステップS3で走行制御に用いる目標
車速Vo及び目標車間距離Loの値をリセットし、また
ステップS4で、前述のアクチュエータ20による加減
速制御、即ち駆動力及び制動力の制御をリセットする。
【0035】一方、メインスイッチ14がONのとき、
即ち運転者が自動走行を行うためにメインスイッチ14
をON操作したときは、コントローラ11は、上記ステ
ップS2からステップS5を実行して、車間距離センサ
13からの信号に基づき、例えば自車の前方150メー
トル以内に先行車が存在するか否かを判定する。そし
て、先行車が存在しないときには、ステップS6で定速
走行のための目標車速Voを設定し、先行車が存在する
ときには、ステップS7で追従走行のための目標車間距
離Loを設定する。
【0036】そして、その後、ステップS8で、実際の
車速Vまたは車間距離Lが上記目標車速Voまたは目標
車間距離Loとなるよう、上記アクチュエータ20を介
して加減速制御を行う。
【0037】上記ステップS6による目標車速Voの設
定動作は図6のフローチャートに従って行われ、まず、
ステップS11で、セット・コーストスイッチ15がO
N操作されたか否かを判定し、ON操作されたときに、
ステップS12で、制御フラグCが1であるか否かを判
定する。そして、当初はC=0であるから、次にステッ
プS13,S14を実行し、車速センサ12からの信号
が示すその時点の車速Vを定速走行の目標車速Voにセ
ットすると共に、上記フラグCを1にセットする。
【0038】その後、再び上記ステップS11を実行し
てセット・コーストスイッチ15がON操作されたか否
かを判定し、その時点で該スイッチ15がON操作され
ていなければ、次にステップS15で、アクセルスイッ
チ16がON操作されたか否かを判定する。そして、両
スイッチ14,15ともON操作されていなければ、目
標車速Voを上記ステップS13でセットした値に保持
して、実際の車速Vがこの目標車速Voとなるように、
図5のフローチャートのステップS8による加減速制御
を実行する。
【0039】一方、上記ステップS11を再度実行した
ときに、セット・コーストスイッチ15がON操作され
たと判定されたときには、この時点では制御フラグCは
1であるから、次にステップS12からステップS16
を実行し、このセット・コーストスイッチ15のON時
間TONが0.5秒以上か否かを判定する。
【0040】そして、このON時間TONが0.5秒より
短いとき、即ち、セット・コーストスイッチ15を瞬間
的に操作しただけのとき、具体的には、図3に示すレバ
ー部材19をB方向に瞬間的に操作しただけのときは、
ステップS17で目標車速Voを1段階だけ減少させ
る。また、ON時間TONが0.5秒以上のとき、即ち、
上記レバー部材19をB方向に操作して0.5秒以上保
持したときには、ステップS18で、図7に示すように
予め設定されたマップから、そのON時間TONに対応す
る目標車速Voの増減量V′を求め、ステップS19
で、その増減量V′だけ目標車速Voを減少させる。
【0041】また、上記ステップS11を再度実行した
ときに、セット・コーストスイッチ15がON操作され
ていないと判定されたときには、上記ステップS15で
アクセルスイッチ16がON操作されているか否かを判
定する。そして、アクセルスイッチ16がON操作され
たと判定されたときには、この時点では制御フラグCは
1であるから、次にステップS20からステップS21
を実行し、このアクセルスイッチ16のON時間TON
0.5秒以上か否かを判定する。
【0042】そして、このON時間TONが0.5秒より
短いとき、即ち、図3に示すレバー部材19をC方向に
瞬間的に操作しただけのときは、ステップS22で目標
車速Voを1段階だけ増加させる。また、ON時間TON
が0.5秒以上のとき、即ち、上記レバー部材19をC
方向に操作して0.5秒以上保持したときには、ステッ
プS23で、図7に示すマップからそのON時間TON
対応する目標車速Voの増減量V′を求め、ステップS
24で、その増減量V′だけ目標車速Voを増加させ
る。
【0043】このようにして、先行車が存在しないとき
には、セット・コーストスイッチ15のON操作により
定速走行制御が実行されると共に、その際の設定車速
(目標車速)Voが、レバー部材19のB方向またはC
方向の操作により減少または増加されることになる。
【0044】一方、図5のフローチャートのステップS
5で先行車両が存在すると判定されたときには、追従走
行のための目標車間距離Loが設定される。
【0045】この目標車間距離Loの設定動作は図8の
フローチャートに従って行われ、まずステップS31
で、図3に示すダイヤル式の車間距離設定スイッチ17
の回動操作量を読み取る。そして、ステップS32で、
図9に示すように予め設定されたマップに基づいて、上
記操作量に応じた目標車間距離Loを設定する。ここ
で、この目標車間距離Loは、図3に示すダイヤルを目
盛1.5秒にセットしたときに最小となり、2.5秒に
セットしたときに最大となる。
【0046】以上のようにして、定速走行の目標車速V
oと追従走行の目標車間距離Loとが設定されると、車
速Vをこの目標車速Voに維持し、また車間距離Lをこ
の目標車間距離Loに維持するための図5のフローチャ
ートのステップS8による加減速制御が行われる。
【0047】この制御は図10に示すフローチャートに
従って行われ、まずステップS41で、例えば自車の前
方150メートル以内に先行車が存在するか否かを判定
する。そして、先行車が存在しないときには、ステップ
S42で、目標車速Voに対する実車速Vの偏差ΔVを
算出し、ステップS43で、この偏差ΔVがゼロに近づ
くように駆動力または制動力を制御する。
【0048】つまり、目標車速Voに対して実車速Vが
大きいとき(偏差ΔV>0)は、図4に示す制御系統に
おいて、コントローラ11からの信号でアクチュエータ
20を作動させて、例えばマスタシリンダ7をg方向に
操作することにより各車輪に制動力を付与し或はその制
動力を増大させるように制御する。逆に、目標車速Vo
に対して実車速Vが小さいとき(偏差ΔV<0)は、同
じくコントローラ11からの信号でアクチュエータ20
を作動させて、例えばアクセルペダル2をc方向に操作
することによりエンジン出力ないし駆動力を増大させる
ように制御する。これにより、車速Vが上記目標車速V
oに制御され、定速走行が行われることになる。
【0049】また、先行車が存在するときは、ステップ
S44で、目標車間距離Loに対する実車間距離Lの偏
差ΔLを算出し、ステップS45で、この偏差ΔLがゼ
ロに近づくように駆動力または制動力を制御する。
【0050】つまり、この場合は、目標車間距離Loに
対して実車間距離Lが大きいとき(偏差ΔL>0)に
は、コントローラ11からの信号でアクチュエータ20
を作動させて、例えばアクセルペダル2をc方向に操作
することによりエンジン出力ないし駆動力を増大させる
ように制御する。逆に、目標車間距離Loに対して実車
間距離Lが小さいとき(偏差ΔL<0)には、同じくコ
ントローラ11からの信号でアクチュエータ20を作動
させて、例えばマスタシリンダ7をg方向に操作するこ
とにより各車輪に制動力を付与し或はその制動力を増大
させるように制御する。これにより、車間距離Lが上記
目標車間距離Loに制御され、先行車に対する追従走行
が行われることになる。
【0051】以上のようにして、この第1の実施の形態
によれば、先行車の有無に応じて追従走行または定速走
行が行われることになるが、その場合に、この実施の形
態によれば、追従走行時に、図3に示すレバー部材19
に設けられた車間距離設定スイッチ17におけるダイヤ
ルの周面の運転者に対向する部分を前方ないし上方へ回
動操作すれば目標車間距離Loが減少され、後方ないし
下方へ操作すれば該目標車間距離Loが増加されること
になる。
【0052】つまり、先行車に接近するために相対的に
自車を前進させるときには、その前進方向と同方向にダ
イヤルを回動操作し、また、先行車から離れるために相
対的に自車を後退させるときには、その後退方向と同方
向にダイヤルを回動操作すればよく、その操作方向が、
先行車に対する自車の接近または離反の方向と一致する
ことになる。したがって、この目標車間距離Loを変更
する操作を誤って行うことがなくなり、良好な操作性が
得られることになる。
【0053】なお、以上の第1の実施の形態において
は、ステアリングシャフト18から車幅方向に延びるレ
バー部材19に、メインスイッチ14及びダイヤル式の
車間距離設定スイッチ17が設けられていると共に、こ
のレバー部材19自体の揺動操作により、セット・コー
ストスイッチ15及びアクセルスイッチ16がON操作
されるようになっているので、定速走行及び追従走行を
含む当該車両1の自動走行のための全操作が、該レバー
部材19だけで行われることになる。
【0054】これに対して、図11に示す第2の実施の
形態のように、運転席前面のインスツルメントパネル3
1に、メインスイッチ34、セット・コーストスイッチ
35、アクセルスイッチ36及びダイヤル式の車間距離
設定スイッチ37を配置して、自動走行に関する操作を
該インスツルメントパネル31上で行うようにしてもよ
い。
【0055】この場合、車間距離設定スイッチ37のダ
イヤルは車幅方向の軸心回りに回動操作されることにな
ると共に、その操作方向は、該スイッチ37がインスツ
ルメントパネル31のほぼ鉛直面に取り付けられている
場合には、ダイヤル周面の運転者に対向する部位を上方
に回動させたときに目標車間距離Loが小さくなるよう
に設定し、また、該スイッチ37がインスツルメントパ
ネル31の上部ほど運転者から離れる方向に傾斜した傾
斜面に取り付けられている場合には、ダイヤル周面の運
転者に対向する部位を上方ないし前方に回動させたとき
に目標車間距離Loが小さくなるように設定することに
なる。
【0056】これにより、いずれの場合にも、ダイヤル
式の車間距離設定スイッチ37の回動操作が、先行車に
対する自車の接近または離反の方向と一致し或は少なく
とも感覚的に一致することになり、目標車間距離Loを
変更する際の誤操作が防止されることになる。
【0057】さらに、車間距離調整スイッチは、上記の
ようなダイヤル式スイッチ17,37ではなく、図12
に示す第3の実施の形態のように、レバー式のスイッチ
47で構成してもよい。
【0058】この場合、該スイッチ37を構成するレバ
ー部材49は、前後方向または上下方向に揺動またはス
ライドするように構成されると共に、その操作方向は、
前方または上方へ操作したときに目標車間距離Loが小
さくなるように設定される。
【0059】したがって、この実施の形態においても、
車間距離設定スイッチ47におけるレバー部材49の操
作の方向が、先行車に対する自車の接近または離反の方
向と一致し或は少なくとも感覚的に一致することにな
り、前記各実施の形態と同様に、目標車間距離Loを変
更する際の誤操作が防止されることになる。
【0060】なお、図11、図12に示す第2、第3の
実施の形態にいおいては、ダイヤル式スイッチ37また
はレバー式スイッチ47の操作量に応じて目標車間距離
Loが無段階的に変化するようになっており、したがっ
て、前述の第1の実施の形態におけるダイヤル式スイッ
チ17の場合と同様に、目標車間距離Loの設定は、図
8に示すフローチャートに従って行われる。
【0061】次に、図13〜図17に示す第4の実施の
形態について説明する。
【0062】この実施の形態においては、目標車間距離
設定手段が当該車両に搭載された自動変速機のレンジを
切り換えるシフトレバーを用いて構成されている。
【0063】つまり、図13、図14に示すように、自
動変速機を備えた車両の運転席には、前後方向に操作さ
れて、P,R,N,D等のレンジを切り換えるためのシ
フトレバー59が備えられるが、この実施の形態におい
ては、該シフトレバー59の頭部に自動走行のためのメ
インスイッチ54が設けられていると共に、該シフトレ
バー59がDレンジの操作位置の範囲内で前後に揺動可
能とされ、その前後の揺動操作によりそれぞれONとな
る車間距離減少用及び車間距離増加用スイッチ57,5
8が設けられている。
【0064】その場合に、これらのスイッチ57,58
は、車間距離減少用スイッチ57が前方に、車間距離増
加用スイッチ58が後方に位置するように前後に並べて
配置されて、シフトレバー59をDレンジの操作位置内
で前方へ操作したときに車間距離減少用スイッチ57が
作動して、目標車間距離Loが減少し、また、該シフト
レバー59を後方へ操作したときに車間距離増加用スイ
ッチ58が作動して、目標車間距離Loが増加するよう
になっている。
【0065】なお、シフトレバー59の頭部には、上記
メインスイッチ54とは別に、該シフトレバー59のレ
ンジ間の操作を規制し或は許容するためのシフトボタン
59aが備えられている。また、定速走行のためのセッ
ト・コーストスイッチ及びアクセルスイッチについて
は、図示しないが、該シフトレバー59の適宜部位、も
しくは該シフトレバー59以外の適宜部位に設けられて
いる。
【0066】この第4の実施の形態における目標車間距
離Loの設定動作は、図15に示すフローチャートに従
って次のように行われる。
【0067】まず、ステップS51で、車間距離減少用
スイッチ57がONされたか否かを判定し、ONされて
いないときには、ステップS52で、車間距離増加用ス
イッチ58がONされたか否かを判定する。そして、い
ずれのスイッチ57,58ともONされていない場合
は、ステップS53で、図16に示すように予め設定さ
れたマップから、例えば4メートルから150メートル
までの範囲で、その時点の車速に応じた初期車間距離L
o′を求め、ステップS54で、この初期車間距離L
o′を追従走行時の目標車間距離Loに設定する。
【0068】一方、上記シフトレバー59のDレンジの
操作位置内での前方への揺動操作により車間距離減少用
スイッチ57がONされたときには、ステップS55
で、そのON時間TONが0.5秒以上か否かを判定す
る。そして、このON時間TONが0.5秒より短いと
き、即ち、シフトレバー59を前方へ瞬間的に操作した
だけのときは、ステップS56で目標車間距離Loを1
段階だけ減じる。また、ON時間TONが0.5秒以上の
とき、即ち、シフトレバー59を前方へ操作して0.5
秒以上保持したときには、ステップS57で、図17に
示すマップから、そのON時間TONに応じた目標車間距
離Loの増減量L′を求め、ステップS58で、その増
減量L′だけ目標車間距離Loを減少させる。
【0069】そして、ステップS59で、このようにし
て減少させた新たな目標車間距離Loが追従走行時の最
小車間距離として設定された所定距離、例えば4メート
ルより短くなったか否かを判定し、短くなったときに
は、ステップS60で、目標車間距離Loを4メートル
とする。
【0070】また、上記シフトレバー59のDレンジの
操作位置内での後方への揺動操作により車間距離増加用
スイッチ58がONされたときには、ステップS52か
らステップS61を実行して、そのON時間TONが0.
5秒以上か否かを判定する。そして、このON時間TON
が0.5秒より短いとき、即ち、シフトレバー51を後
方へ瞬間的に操作しただけのときは、ステップS62で
目標車間距離Loを1段階だけ増加する。また、ON時
間TONが0.5秒以上のとき、即ち、シフトレバー59
を後方へ操作して0.5秒以上保持したときには、ステ
ップS63で、図17に示すマップから、そのON時間
ONに応じた目標車間距離Loの増減量L′を求め、ス
テップS64で、その増減量L′だけ目標車間距離Lo
を増加させる。
【0071】そして、ステップS65で、このようにし
て増加させた新たな目標車間距離Loが追従走行時の最
大車間距離として設定された所定距離、例えば150メ
ートルより長くなったか否かを判定し、長くなったとき
には、ステップS66で、目標車間距離Loを150メ
ートルとする。
【0072】なお、この実施の形態における走行制御の
全体動作、目標車速の設定動作、及び加減速制御は図
5、図6及び図10に示すフローチャートに従って前述
の第1実施の形態と同様に行われる。
【0073】したがって、この実施の形態によっても、
先行車の有無に応じて追従走行と定速走行とが行われる
ことになる。そして、特に追従走行のための目標車間距
離Loの設定が自動変速機のシフトレバー59を用いて
行われると共に、該レバー59のDレンジの操作位置内
での前方への操作により目標車間距離Loが小さくな
り、後方への操作により該目標車間距離Loが大きくな
るので、前述の各実施の形態と同様に、目標車間距離L
oの変更操作の方向が、先行車に対する自車の接近また
は離反の方向と一致することになり、したがって、目標
車間距離Loの変更時の誤操作が防止されることにな
る。
【0074】なお、図18に示す第5の実施の形態は、
自動走行のためのメインスイッチ64をインストルメン
トパネル61上に設置すると共に、定速走行用のセット
・コーストスイッチ65及びアクセルスイッチ66、並
びに追従走行用の車間距離減少用スイッチ67及び車間
距離増加用スイッチ68をステアリングホイール62上
に設置したものである。
【0075】この実施の形態の動作は、図13〜図17
に示す第4の実施の形態と同様で、全体制御、目標車速
設定動作、目標車間距離設定動作、及び加減速制御は、
図5、図6、図15及び図10に示すフローチャートに
従ってそれぞれ行われる。
【0076】そして、この第5の実施の形態において
は、上記追従走行用の車間距離減少用スイッチ67と車
間距離増加用スイッチ68とが、ステアリングホイール
62上で、前者のスイッチ67が前方(上方)に、後者
のスイッチ68が後方(下方)に位置するように並べて
配置されており、したがって、前述の各実施の形態と同
様に、目標車間距離Loの変更操作の方向が、先行車に
対する自車の接近または離反の方向と一致し或は少なく
とも感覚的に一致し、目標車間距離Loの変更時の誤操
作が防止される。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、先行車に
対する追従走行が可能とされた車両において、この追従
走行のための目標車間距離を設定する目標設定手段を、
車幅方向の軸心回りに回動するダイヤル式スイッチ、或
は前後方向または上下方向に揺動またはスライドするレ
バー式スイッチで構成し、さらには、前後または上下に
並べて配置された車間距離減少用及び車間距離増加用の
2つのスイッチで構成すると共に、その操作方向ないし
配置を、先行車に対する自車の接近もしくは離反の方向
と一致させるようにしたから、この目標設定手段を用い
た目標車間距離の設定の操作を誤って行うことが防止さ
れることになる。したがって、この種の走行制御装置の
操作性が向上することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る走行制御装
置のシステム図である。
【図2】 同実施の形態に係るレバー部材の取り付け状
態を示す概略側面図である。
【図3】 同レバー部材の要部拡大図である。
【図4】 図1のシステムにおけるアクチュエータによ
る制御系統図である。
【図5】 第1の実施の形態の全体制御動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 同じく目標車速設定動作を示すフローチャー
トである。
【図7】 同動作で用いられる目標車速増減量のマップ
である。
【図8】 目標車間距離設定動作を示すフローチャート
である。
【図9】 同動作で用いられる目標車間距離のマップで
ある。
【図10】 加減速制御の動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】 第2の実施の形態における各スイッチの配
置を示す該略図である。
【図12】 第3の実施の形態におけるレバー式スイッ
チの外観を示す斜視図である。
【図13】 第4の実施の形態におけるレバー部材の外
観を示す斜視図である。
【図14】 同実施の形態におけるスイッチの配置を示
す平面図である。
【図15】 同実施の形態における目標車間距離設定動
作を示すフローチャートである。
【図16】 同動作で用いられる初期車間距離のマップ
である。
【図17】 同動作で用いられる目標車間距離増減量の
マップである。
【図18】 第5の実施の形態における各スイッチの配
置を示す該略図である。
【符号の説明】
1 車両 11 制御手段(コントローラ) 13 車間距離検出手段(車間距離セン
サ) 14 メインスイッチ 15,16 走行態様切り換えスイッチ(セット
・コーストスイッチ、アクセルスイッチ) 17,37,47 目標設定手段(車間距離設定スイッ
チ) 19,49,59 レバー部材 20 加減速手段(アクチュエータ) 31 インスツルメントパネル 57,67 車間距離減少用スイッチ 58,68 車間距離増加用スイッチ 62 ステアリングホイール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B60R 16/02 630 B60R 16/02 630Q F16H 59/04 F16H 59/04 59/66 59/66 H01H 21/00 310 H01H 21/00 310Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行車と自車との車間距離に関する値を
    検出する車間距離検出手段と、車両の速度を変更する加
    減速手段と、運転者の操作により目標車間距離に関する
    値を設定する目標設定手段と、該目標設定手段により設
    定された目標車間距離に関する値と上記車間距離検出手
    段で検出された車間距離に関する値とに基づき、車間距
    離が目標車間距離に近づくように上記加減速手段を制御
    する制御手段とが備えられた車両の走行制御装置であっ
    て、上記目標設定手段が、車幅方向に延びる軸心回りに
    回動するダイヤル式スイッチを用いて構成されていると
    共に、その操作方向が、ダイヤルの周面の運転者に対向
    する部位を前方または上方へ回動させたときに目標車間
    距離に関する値が小さくなるように設定されていること
    を特徴とする車両の走行制御装置。
  2. 【請求項2】 目標設定手段を構成するダイヤル式スイ
    ッチは、ステアリングシャフトから車幅方向に延設され
    たレバー部材に設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の車両の走行制御装置。
  3. 【請求項3】 レバー部材の先端に、運転者による操作
    に応じて当該走行制御装置を作動状態と非作動状態とに
    選択的に切り換えるメインスイッチが設けられているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の車両の走行制御装置。
  4. 【請求項4】 目標設定手段を構成するダイヤル式スイ
    ッチはインスツルメントパネルに設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載の車両の走行制御装置。
  5. 【請求項5】 先行車と自車との車間距離に関する値を
    検出する車間距離検出手段と、車両の速度を変更する加
    減速手段と、運転者の操作により目標車間距離に関する
    値を設定する目標設定手段と、該目標設定手段により設
    定された目標車間距離に関する値と上記車間距離検出手
    段で検出された車間距離に関する値とに基づき、車間距
    離が目標車間距離に近づくように上記加減速手段を制御
    する制御手段とが備えられた車両の走行制御装置であっ
    て、上記目標設定手段が、ステアリングシャフトから車
    幅方向に延設されたレバー部材に備えられて該レバー部
    材の軸心回りに回動するダイヤル式スイッチを用いて構
    成され、その操作方向が、ダイヤルの周面の運転者に対
    向する部位を前方または上方へ回動させたときに目標車
    間距離に関する値が小さくなるように設定されていると
    共に、該レバー部材の揺動操作によって作動して車両の
    走行態様を切り換える走行態様切り換えスイッチが備え
    られており、かつ、該レバー部材の先端に、運転者によ
    る操作に応じて当該走行制御装置を作動状態と非作動状
    態とに選択的に切り換えるメインスイッチが設けられて
    いることを特徴とする車両の走行制御装置。
  6. 【請求項6】 先行車と自車との車間距離に関する値を
    検出する車間距離検出手段と、車両の速度を変更する加
    減速手段と、運転者の操作により目標車間距離に関する
    値を設定する目標設定手段と、該目標設定手段により設
    定された目標車間距離に関する値と上記車間距離検出手
    段で検出された車間距離に関する値とに基づき、車間距
    離が目標車間距離に近づくように上記加減速手段を制御
    する制御手段とが備えられた車両の走行制御装置であっ
    て、上記目標設定手段が、前後方向または上下方向に揺
    動またはスライドするレバー部材を用いて構成されてい
    ると共に、その操作方向が、該レバー部材を前方または
    上方へ操作したときに目標車間距離に関する値が小さく
    なるように設定されていることを特徴とする車両の走行
    制御装置。
  7. 【請求項7】 レバー部材を用いて構成される目標設定
    手段は、該レバー部材の前方または上方への操作量が大
    きいほど目標車間距離に関する値が小さくなるように構
    成されていることを特徴とする請求項6に記載の車両の
    走行制御装置。
  8. 【請求項8】 目標設定手段を構成するレバー部材は、
    自動変速機のレンジを切り換えるシフトレバーであり、
    該シフトレバーをDレンジの操作位置内で前方へ操作し
    たときに作動して目標車間距離に関する値を小さくする
    車間距離減少スイッチと、後方へ操作したときに作動し
    て目標車間距離に関する値を大きくする車間距離増加ス
    イッチとが備えられていることを特徴とする請求項6に
    記載の車両の走行制御装置。
  9. 【請求項9】 先行車と自車との車間距離に関する値を
    検出する車間距離検出手段と、車両の速度を変更する加
    減速手段と、運転者の操作により目標車間距離に関する
    値を設定する目標設定手段と、該目標設定手段により設
    定された目標車間距離に関する値と上記車間距離検出手
    段で検出された車間距離に関する値とに基づき、車間距
    離が目標車間距離に近づくように上記加減速手段を制御
    する制御手段とが備えられた車両の走行制御装置であっ
    て、上記目標設定手段が、操作時に目標車間距離に関す
    る値を小さくする車間距離減少スイッチと、操作時に目
    標車間距離に関する値を大きくする車間距離増加スイッ
    チとを用いて構成されていると共に、これらのスイッチ
    が、前者のスイッチが前方または上方、後者のスイッチ
    が後方または下方に位置するように、前後または上下に
    並べて配置されていることを特徴とする車両の走行制御
    装置。
  10. 【請求項10】 目標設定手段を構成する2つのスイッ
    チは、ステアリングホイール上に設けられていることを
    特徴とする請求項9に記載の車両の走行制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1129885A3 (de) * 2000-03-04 2003-10-15 Volkswagen Aktiengesellschaft Multifunktions-Bedienelement für Fahrgeschwindigkeitsregelsystem

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1129885A3 (de) * 2000-03-04 2003-10-15 Volkswagen Aktiengesellschaft Multifunktions-Bedienelement für Fahrgeschwindigkeitsregelsystem

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