JPH11204667A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11204667A
JPH11204667A JP320398A JP320398A JPH11204667A JP H11204667 A JPH11204667 A JP H11204667A JP 320398 A JP320398 A JP 320398A JP 320398 A JP320398 A JP 320398A JP H11204667 A JPH11204667 A JP H11204667A
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JP
Japan
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semiconductor
layer
film
collector
electrode
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JP320398A
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English (en)
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Tatsuhiko Ikeda
龍彦 池田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不純物濃度の高いコレクタ引き出し拡散層を
工程数を削減して容易に形成でき、コレクタ抵抗の低減
された高性能なBiCMOS型半導体装置を容易に得
る。 【解決手段】 半導体基板33上の全面にポリシリコン
膜54aを形成し、このポリシリコン膜54aをパター
ニングしてベース引き出し電極54を形成すると共に、
半導体基板33表面に凹部41を形成し、該凹部41を
覆って全面にポリシリコン膜46bを形成し、このポリ
シリコン膜46bを拡散源として上記凹部41下層にコ
レクタ引き出し拡散層42を形成し、その後、上記ポリ
シリコン膜46bをパターニングしてゲート電極48を
形成するため、別途工程を必要とすることなく容易に高
濃度のコレクタ引き出し拡散層42を形成でき、かつベ
ース領域52との分離のマージンが増大し、微細化を促
進できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、特にMOS型トランジスタとバイポーラ型トランジ
スタとを同一半導体基板上に混在させた半導体装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】MOS型トランジスタとバイポーラ型ト
ランジスタとを同一半導体基板上に混在させたBiCM
OS型半導体装置において、バイポーラ型トランジスタ
の高周波特性はコレクタ抵抗の低減によって改善され
る。このため、従来からコレクタ引き出し拡散層とし
て、不純物濃度の高い拡散層を配設していた。図17は
従来のBiCMOS型半導体装置の構造を示す断面図で
ある。便宜上ここでは、MOS型トランジスタとしてN
MOSトランジスタ、バイポーラ型トランジスタとして
NPNトランジスタを示す。図において、1はP-型の
シリコン単結晶から成る半導体基板(以下、基板1と称
す。)、2および3は基板1にそれぞれ埋め込み形成さ
れたN+型コレクタ埋め込み層およびP+型埋め込み層、
4はN+型コレクタ埋め込み層2上に形成されたN-型エ
ピタキシャル層、5は素子分離のためのフィールド酸化
膜、6および7はN-型エピタキシャル層4内でフィー
ルド酸化膜5により表面が分離された第1および第2の
半導体領域、8は同じくフィールド酸化膜5により分離
され、P+型埋め込み層3上に形成されたP-型ウェル拡
散層、9はN+型コレクタ埋め込み層2に接続する様に
第1の半導体領域7に形成されたN+型コレクタ引き出
し拡散層である。
【0003】また、10はP-型ウェル拡散層5内に形
成されたNMOSトランジスタで、ゲート酸化膜11、
金属シリサイド膜13/ポリシリコン膜12から成るゲ
ート電極14、高濃度ソースドレイン領域15および低
濃度ソースドレイン領域16で構成される。また、17
はエピタキシャル層4内に形成されたNPNトランジス
タで、エピタキシャル層4、コレクタ埋め込み層2およ
びコレクタ引き出し拡散層9から成るコレクタと、第2
の半導体領域7に形成されたベース領域18およびエミ
ッタ領域19とで構成される。さらにまた、20はベー
ス引き出し電極、21はベース引き出し電極20に設け
られた開口部、22はこの開口部21内に、エミッタ領
域19に接続するように酸化膜サイドウォール23を介
して形成されたエミッタ引き出し電極、24および25
はベース引き出し電極20およびゲート電極14の側壁
にそれぞれ形成された酸化膜サイドウォール、26は酸
化膜、27は層間絶縁膜、28は電極配線層である。
【0004】この様に構成される従来のBiCMOS型
半導体装置の製造方法を図18〜図24に基づいて以下
に示す。まず基板1にN+型コレクタ埋め込み層2およ
びP+型埋め込み層3を形成後、エピタキシャル成長に
よりN-型エピタキシャル層4を形成する。次に、P-
ウェル拡散層8を形成した後、LOCOS法により素子
分離のためのフィールド酸化膜5を形成する。このと
き、コレクタ埋め込み層2上のエピタキシャル層4表面
を分離し、第1の半導体領域6と第2の半導体領域7と
を形成する(図18)。次に、全面に酸化膜29および
窒化膜30を順次堆積し、所定領域の窒化膜30および
酸化膜29を選択的にエッチング除去して、第1の半導
体領域6の基板1表面を露出される。続いて、上記窒化
膜30/酸化膜29のパターンをマスクとして、基板1
表面からリンデポ等により高濃度にN型不純物を導入
し、N+型拡散層9aを形成する(図19)。
【0005】次に、窒化膜30および酸化膜29を除去
した後、全面にゲート酸化膜11、ポリシリコン膜12
aおよび窒化膜31を順次堆積し、所定領域の窒化膜3
1、ポリシリコン膜12aおよびゲート酸化膜11を選
択的にエッチング除去して、第1の半導体領域6および
ウェル拡散層8の表面を覆うように、上記窒化膜31/
ポリシリコン膜12a/ゲート酸化膜11のパターンを
形成する(図20)。次に、全面にポリシリコン膜20
aおよび酸化膜32を順次堆積し、所定領域の酸化膜3
2およびポリシリコン膜20aを選択的にエッチング除
去して、第2の半導体領域7の表面を覆うように、ポリ
シリコン膜20aとその上の酸化膜32とのパターンを
形成する。続いて、ポリシリコン膜20aの側面を覆う
ように、酸化膜サイドウォール24を形成し、次いで窒
化膜31を除去し、その後全面にN型の不純物がドープ
されたポリシリコン膜12bを堆積し、さらにその上の
全面に、金属シリサイド膜13を堆積し、この後、所定
領域の金属シリサイド膜13およびポリシリコン膜12
(12a、12b)を選択的にエッチング除去して、ウ
ェル拡散層8上の所定領域に、ゲート酸化膜11を介し
て金属シリサイド膜13/ポリシリコン膜12から成る
ゲート電極14を形成する(図21)。
【0006】次に、イオン注入により低濃度ソースドレ
イン領域16を形成後、ゲート電極14側壁に酸化膜サ
イドウォール25を形成する。この酸化膜サイドウォー
ル25形成時に、ポリシリコン膜20a上の酸化膜32
およびゲート電極14下層以外のゲート酸化膜11がエ
ッチング除去される。続いてイオン注入および熱処理に
より、高濃度ソースドレイン領域15を形成する。この
熱処理によりN+型拡散層9aはさらに拡散される。次
に、露出したポリシリコン膜20a中にP型不純物を導
入してベース引き出し電極20とする(図22)。次
に、全面に酸化膜26を堆積し、第2の半導体領域7上
の所定領域における酸化膜26とその下のベース引き出
し電極20を選択的にエッチング除去して、開口部21
を形成する(図23)。
【0007】次に、開口部21を介して基板1中にP型
不純物を導入し、その後熱処理を施すことにより、第2
の半導体領域7のエピタキシャル層4にベース領域18
を形成する。この後、開口部21内壁に酸化膜サイドウ
ォール23を形成し、開口部21内に酸化膜サイドウォ
ール23を介してN型不純物がドープされたポリシリコ
ン膜から成るエミッタ引き出し電極22を形成する。次
に、層間絶縁膜27を形成し、その後の熱処理により、
エミッタ引き出し電極22からN型不純物が下層のエピ
タキシャル層4に拡散されて、エミッタ領域19を形成
する。ここまでの何度かの熱処理によりN+型拡散層9
aはさらに拡散され、コレクタ埋め込み層2に接続する
コレクタ引き出し拡散層9となる(図24)。次に、層
間絶縁膜27にコンタクトホールを開口し、コレクタ引
き出し拡散層9、エミッタ引き出し電極22、ベース引
き出し電極20および高濃度ソースドレイン領域15に
それぞれ接続する電極配線層28を形成する(図17参
照)。この後、所定の処理を施して、BiCMOS型半
導体装置を完成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のBiCMOS型
半導体装置は以上の様に製造され、コレクタ引き出し拡
散層9は、窒化膜30/酸化膜29のパターンを形成し
て、該パターンをマスクとして基板1表面からリンデポ
等により高濃度にN型不純物を導入することにより形成
していた。このため、コレクタ引き出し拡散層9の形成
のために、窒化膜30/酸化膜29のパターン形成工程
およびN型不純物の導入工程が別途必要で、工程数が多
くなり、製造が複雑であるという問題点があった。ま
た、基板1表面から高濃度に不純物を導入して拡散させ
るため、横方向への拡散の拡がりが大きく、微細化の妨
げになるものであった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたものであって、不純物濃度が高く横方
向への拡散が抑えられたコレクタ引き出し拡散層を工程
数を削減して容易に形成でき、コレクタ抵抗の低減され
た高性能で集積度の高いBiCMOS型半導体装置を容
易に得ることができる半導体装置の構造、およびその製
造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる請求項
1記載の半導体装置は、バイポーラ型トランジスタ形成
領域の半導体基板表面に凹部を設け、該凹部下層に、M
OS型トランジスタのゲート電極を構成する膜を拡散源
とするコレクタ引き出し拡散層を形成したものである。
【0011】この発明に係わる請求項2記載の半導体装
置は、請求項1において、バイポーラ型トランジスタを
半導体基板に設けられたコレクタ埋め込み層上の半導体
層に形成し、コレクタ引き出し拡散層を上記コレクタ埋
め込み層に接続形成したものである。
【0012】この発明に係わる請求項3記載の半導体装
置は、請求項1または2において、半導体基板表面に形
成された凹部の底部からコレクタ引き出し拡散層内にさ
らに第2の凹部を設け、該第2の凹部内に上記コレクタ
引き出し拡散層と接続するコレクタ引き出し電極を形成
し、該コレクタ引き出し電極上層に電極配線層を接続形
成したものである。
【0013】この発明に係わる請求項4記載の半導体装
置は、バイポーラ型トランジスタを半導体基板に設けら
れたコレクタ埋め込み層上の半導体層に形成し、該半導
体層表面に上記コレクタ埋め込み層に達する凹部を設
け、該凹部下層に、MOS型トランジスタのゲート電極
を構成する膜を拡散源とする埋め込み拡散層を形成した
ものである。
【0014】この発明に係わる請求項5記載の半導体装
置の製造方法は、半導体基板上の第1の半導体層にバイ
ポーラ型トランジスタを、第2の半導体層にMOS型ト
ランジスタをそれぞれ形成する半導体装置の製造方法で
あって、上記第1の半導体層表面に絶縁膜を形成して、
表面が分離された第1の半導体領域と第2の半導体領域
とを形成する第1の工程と、上記半導体基板上の全面に
第1の半導体膜を形成し、この第1の半導体膜をパター
ニングして上記第2の半導体領域にベース引き出し電極
を形成すると共に、上記第1の半導体領域の上記半導体
基板表面に凹部を形成する第2の工程と、該凹部を覆っ
て全面に第2の半導体膜を形成し、この第2の半導体膜
を拡散源として上記凹部下層にコレクタ引き出し拡散層
を形成する第3の工程と、その後、上記第2の半導体膜
をパターニングして上記第2の半導体層上にゲート電極
を形成する第4の工程とを有するものである。
【0015】この発明に係わる請求項6記載の半導体装
置の製造方法は、半導体基板上の第1の半導体層にバイ
ポーラ型トランジスタを、第2の半導体層にMOS型ト
ランジスタをそれぞれ形成する半導体装置の製造方法で
あって、上記第1の半導体層表面に絶縁膜を形成して、
表面が分離された第1の半導体領域と第2の半導体領域
とを形成する第1の工程と、上記半導体基板上の全面に
第1の半導体膜を形成し、この第1の半導体膜をパター
ニングして上記第2の半導体領域にベース引き出し電極
を形成すると共に、上記第1の半導体領域の上記半導体
基板表面に凹部を、予め上記第1の半導体層下層に設け
られたコレクタ埋め込み層に到達する深さに形成する第
2の工程と、該凹部を覆って全面に第2の半導体膜を形
成し、この第2の半導体膜を拡散源として上記凹部下層
に埋め込み拡散層を形成する第3の工程と、その後、上
記第2の半導体膜をパターニングして上記第2の半導体
層上にゲート電極を形成する第4の工程とを有するもの
である。
【0016】この発明に係わる請求項7記載の半導体装
置の製造方法は、請求項5または6において、凹部内に
絶縁膜サイドウォールを介して電極配線層を形成し、下
層のコレクタ引き出し拡散層あるいはコレクタ埋め込み
層に接続させたものである。
【0017】この発明に係わる請求項8記載の半導体装
置の製造方法は、請求項5において、第4の工程の後、
ベース引き出し電極に真性ベース領域を拡散形成するた
めの開口部を形成すると共に、凹部の底部からコレクタ
引き出し拡散層内にさらに第2の凹部を形成する第5の
工程と、次に上記真性ベース領域形成後、上記開口部内
および上記第2の凹部内に絶縁膜サイドウォールを介し
て第3の半導体膜を形成し、該第3の半導体膜をパター
ニングして、上記開口部内にエミッタ引き出し電極を、
上記第2の凹部内にコレクタ引き出し電極を形成する第
6の工程と、その後上記ベース引き出し電極、上記エミ
ッタ引き出し電極、および上記コレクタ引き出し電極に
それぞれ接続する電極配線層を形成する第7の工程とを
有するものである。
【0018】この発明に係わる請求項9記載の半導体装
置の製造方法は、請求項5〜8のいずれかにおいて、第
1の工程終了後、第2の半導体層表面を覆うように、絶
縁膜/半導体膜/ゲート絶縁膜から成る積層パターンを
形成すると共に、第1の半導体層表面を露出し、その後
第2の工程終了後、上記積層パターンの絶縁膜を除去し
て下地の上記半導体膜を露出し、続いて第3の工程を施
した後、第4の工程において、第2の半導体膜/上記半
導体膜とから成るゲート電極を形成するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1によるBiCMOS型半導体装置の構造を
示す断面図である。便宜上ここでは、MOS型トランジ
スタとしてNMOSトランジスタ、バイポーラ型トラン
ジスタとしてNPNトランジスタを示す。図において、
33はP-型のシリコン単結晶から成る半導体基板(以
下、基板33と称す。)、34および35は基板33に
それぞれ埋め込み形成されたN+型コレクタ埋め込み層
およびP+型埋め込み層、36はN+型コレクタ埋め込み
層34上に形成された第1の半導体層としてのN-型エ
ピタキシャル層、37は素子分離のための絶縁膜として
のフィールド酸化膜、38および39はN-型エピタキ
シャル層36内でフィールド酸化膜37により表面が分
離された第1および第2の半導体領域、40は同じくフ
ィールド酸化膜37により分離され、P+型埋め込み層
35上に形成された第2の半導体層としてのP-型ウェ
ル拡散層、41は第1の半導体領域38の基板33表面
に形成された凹部、42はこの凹部42下層にコレクタ
埋め込み層34に接続する様に形成されたN+型コレク
タ引き出し拡散層、43は凹部41内壁に形成された絶
縁膜サイドウォールとしての酸化膜サイドウォールであ
る。
【0020】また、44はウェル拡散層40内に形成さ
れたNMOSトランジスタで、ゲート絶縁膜としてのゲ
ート酸化膜45、金属シリサイド膜47/ポリシリコン
膜46から成るゲート電極48、高濃度ソースドレイン
領域49および低濃度ソースドレイン領域50で構成さ
れる。また、51はエピタキシャル層36内に形成され
たNPNトランジスタで、エピタキシャル層36、コレ
クタ埋め込み層34およびコレクタ引き出し拡散層38
から成るコレクタと、第2の半導体領域39に形成され
たベース領域52およびエミッタ領域53とで構成され
る。さらにまた、54はベース引き出し電極、55はベ
ース引き出し電極54に設けられた真性ベース領域52
a形成のための開口部、56はこの開口部55内に、エ
ミッタ領域53に接続するように絶縁膜サイドウォール
としての酸化膜サイドウォール23を介して形成された
エミッタ引き出し電極、58および59はベース引き出
し電極20およびゲート電極14の側壁にそれぞれ形成
された酸化膜サイドウォール、60は酸化膜、61は層
間絶縁膜、62は電極配線層である。
【0021】この様に構成されるBiCMOS型半導体
装置の製造方法を図2〜図10に基づいて以下に示す。
まず基板33にN+型コレクタ埋め込み層34およびP+
型埋め込み層35を形成後、エピタキシャル成長により
-型エピタキシャル層36を約1.6μmの厚さに形
成する。次に、P-型ウェル拡散層40を形成した後、
LOCOS法により素子分離のためのフィールド酸化膜
37を形成する。このとき、コレクタ埋め込み層34上
のエピタキシャル層36表面を分離し、第1の半導体領
域38と第2の半導体領域39とを形成する。このとき
第1の半導体領域38と第2の半導体領域39との間の
フィールド酸化膜37は例えば、幅1μm程度、第1の
半導体領域38は例えば、幅1.5μm程度に形成する
(図2)。次に、全面にゲート酸化膜45、半導体膜と
してのポリシリコン膜46aおよび絶縁膜としての窒化
膜63を順次堆積し、所定領域の窒化膜63、ポリシリ
コン膜46aおよびゲート酸化膜45を選択的にエッチ
ング除去して、ウェル拡散層40表面を覆うように、上
記窒化膜63/ポリシリコン膜46a/ゲート酸化膜4
5の積層パターンを形成する(図3)。
【0022】次に、全面に第1の半導体膜としてのポリ
シリコン膜54aおよび酸化膜64を順次堆積し(図
4)、所定領域の酸化膜64およびポリシリコン膜54
aを選択的にエッチング除去して、第2の半導体領域3
9表面を覆うように、ポリシリコン膜54aとその上の
酸化膜64とのパターンを形成する。このポリシリコン
膜54aのエッチングした後に連続して第1の半導体領
域38の基板33表面をエッチングして、例えば0.7
μm程度の深さの凹部41を形成する(図5)。次に、
全面に酸化膜を形成した後、この酸化膜を異方性エッチ
ングして、ポリシリコン膜54aの側面を覆う酸化膜サ
イドウォール58と、凹部41の内壁に幅0.1〜0.
15μmの酸化膜サイドウォール43とを形成する。次
いで窒化膜63を除去して下地のポリシリコン膜46a
表面を露出させ、その上の全面に、N型の不純物、例え
ばリンがドープされた第2の半導体膜としてのポリシリ
コン膜46bを、上記凹部41を覆って堆積し、その後
熱処理を約30分程度施す。これによりポリシリコン膜
46bからN型の不純物が凹部41下層の基板33に拡
散され、N+型拡散層42aが形成される(図6)。
【0023】次に、全面に金属シリサイド膜47を堆積
し、この後、所定領域の金属シリサイド膜47およびポ
リシリコン膜46(46a、46b)を選択的にエッチ
ング除去して、ウェル拡散層40上の所定領域に、ゲー
ト酸化膜45を介して金属シリサイド膜47/ポリシリ
コン膜46から成るゲート電極48を形成する(図
7)。次に、イオン注入により低濃度ソースドレイン領
域50を形成後、ゲート電極48側壁に酸化膜サイドウ
ォール59を形成する。この酸化膜サイドウォール59
形成時に、ポリシリコン膜54a上の酸化膜64および
ゲート電極48下層以外のゲート酸化膜45がエッチン
グ除去される。続いてイオン注入および熱処理により、
高濃度ソースドレイン領域49を形成する。この熱処理
によりN+型拡散層42aはさらに拡散され、コレクタ
埋め込み層34に接続するコレクタ引き出し拡散層42
となる。次に、露出したポリシリコン膜54a中にP型
不純物を導入してベース引き出し電極54とする(図
8)。
【0024】次に、全面に酸化膜60を堆積し、第2の
半導体領域39上の所定領域における酸化膜60とその
下のベース引き出し電極54を選択的にエッチング除去
して、真性ベース電極52a形成のための開口部55を
形成する(図9)。次に、開口部55を介して基板33
中にP型不純物を導入し、その後熱処理を施すことによ
り、第2の半導体領域39のエピタキシャル層36に真
性ベース領域52aを含むベース領域52を形成する。
この後、開口部55内壁に酸化膜サイドウォール57を
形成し、開口部55内に酸化膜サイドウォール57を介
してN型不純物がドープされた第3の半導体膜としての
ポリシリコン膜から成るエミッタ引き出し電極56を形
成する。次に、層間絶縁膜61を形成し、その後の熱処
理により、エミッタ引き出し電極56からN型不純物が
下層のエピタキシャル層36に拡散されて、エミッタ領
域53を形成する(図10)。次に、層間絶縁膜61に
コンタクトホールを開口し、コレクタ引き出し拡散層4
2、エミッタ引き出し電極56、ベース引き出し電極5
4および高濃度ソースドレイン領域49にそれぞれ接続
する電極配線層62を形成する(図1参照)。この後、
所定の処理を施して、BiCMOS型半導体装置を完成
する。
【0025】この実施の形態では、ゲート電極48を構
成するポリシリコン膜46を2層にして、その上層部分
のポリシリコン膜46bを成膜した後、熱処理により該
ポリシリコン膜46bから基板33に高濃度の不純物拡
散を行って、コレクタ引き出し拡散層42を形成する。
この様にゲート電極48を構成する膜を拡散源としてコ
レクタ引き出し拡散層42を形成するため、従来の様に
別途工程を必要とせず、容易に高濃度のコレクタ引き出
し拡散層42が形成できる。また、上記コレクタ引き出
し拡散層42を、基板33表面に設けた凹部41下層に
形成する。この凹部41は、ベース引き出し電極54を
パターニングする際のエッチング工程において連続的に
容易に形成することができ、またこれにより不純物が導
入される界面がコレクタ埋め込み層34と近くなり、拡
散によってコレクタ埋め込み層34に接続させるのが容
易になるため、不純物の拡散量を低減することができ、
拡散のための熱処理時間を短縮できる。また、拡散量の
低減に加えて、拡散源となるポリシリコン膜46bは凹
部41内に酸化膜サイドウォール43を介して形成され
るため、不純物の横方向への拡散が抑えられる。このた
めベース領域52との分離のマージンが増大し、凹部4
1を形成する第1の半導体領域38とベース領域52を
形成する第2の半導体領域39との表面を分離するフィ
ールド酸化膜37の幅を、従来より大きく縮小(この場
合、半分程度)することができ、微細化を促進できる。
【0026】また、MOS型トランジスタ44形成領域
に、まず窒化膜63/ポリシリコン膜46a(ゲート電
極48下層部分となる膜)/ゲート酸化膜45の積層パ
ターンを形成し、その状態でベース引き出し電極54の
パターニングおよび凹部41の形成を行うため、ゲート
酸化膜45のダメージが防止でき、その後窒化膜63を
除去し、コレクタ引き出し拡散層42の拡散源となるポ
リシリコン膜46bを形成する。この様に、ゲート電極
48を構成するポリシリコン膜46を2層にして、下層
部分のポリシリコン膜46aでゲート酸化膜45のダメ
ージを防止し、上層部分のポリシリコン膜46bをコレ
クタ引き出し拡散層42の拡散源とすることにより、信
頼性の高い高性能なBiCMOS型半導体装置が容易に
得られる。
【0027】なお、この実施の形態では、第1の半導体
領域38と第2の半導体領域39を分離するのにフィー
ルド酸化膜37を用いたが、これに限るものではなく、
基板33上の所定領域に酸化膜等の絶縁膜を形成して、
基板33表面が分離できればよい。
【0028】また、ベース電極引き出し電極54となる
ポリシリコン膜54aのパターニングの際、凹部41を
形成しないでエッチングを終了させ、その後上記実施の
形態1と同様に製造した場合、図11に示すように、従
来のものと同様な構造のBiCMOS型半導体装置が得
られるが、この場合も、ゲート電極48を構成する膜を
拡散源としてコレクタ引き出し拡散層42を形成するた
め、従来の様に別途工程を必要とせず、容易に高濃度の
コレクタ引き出し拡散層42が形成できる。
【0029】実施の形態2.さらにまた、ベース電極引
き出し電極54となるポリシリコン膜54aのパターニ
ングの際、凹部41aをコレクタ埋め込み層34に到達
するように形成したものを図12に示す。この実施の形
態2では、その後ポリシリコン膜46bを拡散源として
凹部41a下層に不純物を拡散させると、コレクタ埋め
込み層34の形成領域に、高濃度のN++型埋め込み拡散
層65が形成される。このため、コレクタ抵抗がさらに
低減でき、また、ベース領域52との分離に影響する不
純物の横方向の拡散がほとんどないため、凹部41aを
形成する第1の半導体領域38とベース領域52を形成
する第2の半導体領域39との表面を分離するフィール
ド酸化膜37の幅を、さらに縮小することができ、微細
化を一層促進できる。
【0030】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3を図について説明する。図13はこの発明の実施の
形態3によるBiCMOS型半導体装置の構造を示す断
面図である。図において、33〜62は上記実施の形態
1と同じもの、66は基板33表面に形成された凹部4
1の底部から下層のコレクタ引き出し拡散層42内に設
けられた第2の凹部、67はこの第2の凹部66内壁に
形成された絶縁膜サイドウォールとしての酸化膜サイド
ウォール、68は第2の凹部66内にコレクタ引き出し
拡散層42に接続するように、酸化膜サイドウォール6
7を介して形成されたコレクタ引き出し電極であり、コ
レクタ部の電極配線層62は、コレクタ引き出し電極6
8に接続形成される。
【0031】この様に構成されるBiCMOS型半導体
装置の製造方法を図14および図15に基づいて以下に
示す。まず、実施の形態1の図2〜図8で示した工程を
施した後、全面に酸化膜60を堆積し、第2の半導体領
域39内の所定領域および凹部41内の所定領域におけ
る酸化膜60とその下地膜を順次エッチングする。これ
により、第2の半導体領域39上の所定領域における酸
化膜60とその下のベース引き出し電極54、および凹
部41内の所定領域における酸化膜60とその下の基板
33が選択的にエッチング除去されて、真性ベース電極
52a形成のための開口部55と、凹部41の底部から
下層に第2の凹部66とが形成される(図14)。
【0032】次に、開口部55を介して基板33中にP
型不純物を導入し、その後熱処理を施すことにより、第
2の半導体領域39のエピタキシャル層36に真性ベー
ス領域52aを含むベース領域52を形成する。このと
き、第2の凹部66下層にもベース領域52形成に相当
する量のP型不純物が導入されるが、その領域には高濃
度のN型コレクタ引き出し拡散層42が形成されてお
り、P型不純物によるN型濃度への影響はほとんど無
い。この後、開口部55および第2の凹部66の内壁に
酸化膜サイドウォール57、67を形成した後、全面に
N型不純物がドープされた第3の半導体膜としてのポリ
シリコン膜を形成し、このポリシリコン膜をパターニン
グして、開口部55内に酸化膜サイドウォール57を介
してエミッタ引き出し電極56を、第2の凹部66内に
酸化膜サイドウォール67を介してコレクタ引き出し電
極68を、それぞれ形成する。次に、層間絶縁膜61を
形成し、その後の熱処理により、エミッタ引き出し電極
56からN型不純物が下層のエピタキシャル層36に拡
散されて、エミッタ領域53を形成する(図15)。次
に、層間絶縁膜61にコンタクトホールを開口し、コレ
クタ引き出し電極68、エミッタ引き出し電極56、ベ
ース引き出し電極54および高濃度ソースドレイン領域
49にそれぞれ接続する電極配線層62を形成する(図
13参照)。この後、所定の処理を施して、BiCMO
S型半導体装置を完成する。
【0033】この実施の形態3においても、上記実施の
形態1と同様に、別途工程を必要とすることなく容易に
高濃度のコレクタ引き出し拡散層42が形成できる。ま
た、このコレクタ引き出し拡散層42形成の際、不純物
の拡散量を低減することができ、拡散のための熱処理時
間を短縮できるとともに、不純物の横方向への拡散が抑
えられ、ベース領域52との分離のマージンが増大し、
微細化を促進できる。さらに、凹部41底部に第2の凹
部66を形成して、この第2の凹部66内にコレクタ引
き出し電極68を形成したため、上層の電極配線層62
形成のためのコンタクトホールの深さを浅くでき、電極
配線層62を良好なカバレジで信頼性良く形成できる。
また、第2の凹部66は、ベース引き出し電極54に真
性ベース領域52a形成のために開口する開口部55と
同時に形成し、コレクタ引き出し電極68はエミッタ引
き出し電極56と同一材料で同時形成するため、容易に
製造できて、上記の様な信頼性の高いコレクタ部の電極
構造が容易に実現できる。
【0034】なおこの場合も、図16に示すように、第
2の凹部66をコレクタ埋め込み層34に到達するよう
に形成しても良い。
【0035】また、上記実施の形態1〜3では、ゲート
電極48を構成するポリシリコン膜46を2層にして、
上層部分のポリシリコン膜46bをコレクタ引き出し拡
散層42の拡散源としたが、これに限るものではなく、
ゲート電極46を構成するポリシリコン膜が1層あるい
は3層以上であっても、コレクタ引き出し拡散層42の
拡散源として同様に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係わる請求項1
記載の半導体装置は、バイポーラ型トランジスタ形成領
域の半導体基板表面に凹部を設け、該凹部下層に、MO
S型トランジスタのゲート電極を構成する膜を拡散源と
するコレクタ引き出し拡散層を形成したため、別途工程
を必要とすることなく容易に高濃度のコレクタ引き出し
拡散層を形成時間を短縮して形成でき、かつベース領域
との分離のマージンが増大し、微細化を促進できる。こ
の様に、容易にコレクタ抵抗が低減でき、高性能で集積
度の高い半導体装置の構造を提供できる。
【0037】またこの発明に係わる請求項2記載の半導
体装置は、請求項1において、バイポーラ型トランジス
タを半導体基板に設けられたコレクタ埋め込み層上の半
導体層に形成し、コレクタ引き出し拡散層を上記コレク
タ埋め込み層に接続形成したため、上記請求項1による
効果を容易で確実に達成できる半導体装置の構造を提供
できる。
【0038】またこの発明に係わる請求項3記載の半導
体装置は、請求項1または2において、半導体基板表面
に形成された凹部の底部からコレクタ引き出し拡散層内
にさらに第2の凹部を設け、該第2の凹部内に上記コレ
クタ引き出し拡散層と接続するコレクタ引き出し電極を
形成し、該コレクタ引き出し電極上層に電極配線層を接
続形成したため、容易にコレクタ抵抗が低減でき、電極
配線層を良好なカバレジで形成でき、信頼性の高いコレ
クタ部の電極構造を有する、高性能で集積度の高い半導
体装置の構造を提供できる。
【0039】またこの発明に係わる請求項4記載の半導
体装置は、バイポーラ型トランジスタを半導体基板に設
けられたコレクタ埋め込み層上の半導体層に形成し、該
半導体層表面に上記コレクタ埋め込み層に達する凹部を
設け、該凹部下層に、MOS型トランジスタのゲート電
極を構成する膜を拡散源とする埋め込み拡散層を形成し
たため、別途工程を必要とすることなく容易に高濃度の
コレクタ引き出し拡散層を形成時間を短縮して形成で
き、かつベース領域との分離のマージンが増大し、微細
化を促進できる。この様に、容易にコレクタ抵抗が低減
でき、高性能で集積度の高い半導体装置の構造を提供で
きる。
【0040】またこの発明に係わる請求項5記載の半導
体装置の製造方法は、半導体基板上の全面に第1の半導
体膜を形成し、この第1の半導体膜をパターニングして
ベース引き出し電極を形成すると共に、半導体基板表面
に凹部を形成し、該凹部を覆って全面に第2の半導体膜
を形成し、この第2の半導体膜を拡散源として上記凹部
下層にコレクタ引き出し拡散層を形成し、その後、上記
第2の半導体膜をパターニングしてゲート電極を形成す
るため、別途工程を必要とすることなく容易に高濃度の
コレクタ引き出し拡散層を形成時間を短縮して形成で
き、かつベース領域との分離のマージンが増大し、微細
化を促進できる。この様に、容易にコレクタ抵抗が低減
でき、高性能で集積度の高い半導体装置を実現する製造
方法を提供できる。
【0041】またこの発明に係わる請求項6記載の半導
体装置の製造方法は、半導体基板上の全面に第1の半導
体膜を形成し、この第1の半導体膜をパターニングして
ベース引き出し電極を形成すると共に、半導体基板表面
に凹部を、予め設けられたコレクタ埋め込み層に到達す
る深さに形成し、該凹部を覆って全面に第2の半導体膜
を形成し、この第2の半導体膜を拡散源として上記凹部
下層に埋め込み拡散層を形成し、その後、上記第2の半
導体膜をパターニングしてゲート電極を形成するため、
別途工程を必要とすることなく容易に高濃度のコレクタ
引き出し拡散層を形成時間を短縮して形成でき、かつベ
ース領域との分離のマージンが増大し、微細化を促進で
きる。この様に、容易にコレクタ抵抗が低減でき、高性
能で集積度の高い半導体装置を実現する製造方法を提供
できる。
【0042】またこの発明に係わる請求項7記載の半導
体装置の製造方法は、請求項5または6において、凹部
内に絶縁膜サイドウォールを介して電極配線層を形成
し、下層のコレクタ引き出し拡散層あるいはコレクタ埋
め込み層に接続させたため、上記請求項5または6によ
る効果を容易で確実に達成できる半導体装置の製造方法
を提供できる。
【0043】またこの発明に係わる請求項8記載の半導
体装置の製造方法は、請求項5において、ベース引き出
し電極に真性ベース領域を拡散形成するための開口部を
形成すると共に、凹部の底部からコレクタ引き出し拡散
層内にさらに第2の凹部を形成し、上記真性ベース領域
形成後、上記開口部内および上記第2の凹部内に絶縁膜
サイドウォールを介して第3の半導体膜を形成し、該第
3の半導体膜をパターニングして、上記開口部内にエミ
ッタ引き出し電極を、上記第2の凹部内にコレクタ引き
出し電極を形成し、その後上記ベース引き出し電極、上
記エミッタ引き出し電極、および上記コレクタ引き出し
電極にそれぞれ接続する電極配線層を形成するため、容
易にコレクタ抵抗が低減でき、電極配線層を良好なカバ
レジで形成でき、信頼性の高いコレクタ部の電極構造を
有する、高性能で集積度の高い半導体装置を実現する製
造方法を提供できる。
【0044】またこの発明に係わる請求項9記載の半導
体装置の製造方法は、請求項5〜8のいずれかにおい
て、MOS型トランジスタ領域に絶縁膜/半導体膜/ゲ
ート絶縁膜から成る積層パターンを形成すると共に、バ
イポーラ型トランジスタ領域表面を露出し、その後ベー
ス引き出し電極および凹部程終了後、上記積層パターン
の絶縁膜を除去して下地の上記半導体膜を露出し、その
後、第2の半導体膜/上記半導体膜とから成るゲート電
極を形成するため、製造工程におけるゲート絶縁膜のダ
メージが防止され、容易にコレクタ抵抗が低減でき、高
性能で集積度の高い半導体装置を実現する製造方法を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の一工程を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態1による半導体装置
の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態1による半導体装置
の変形例の構造を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態2による半導体装置
の構造を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態3による半導体装置
の構造を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態3による半導体装置
の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施の形態3による半導体装置
の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図16】 この発明の実施の形態3による半導体装置
の変形例の構造を示す断面図である。
【図17】 従来の半導体装置の構造を示す断面図であ
る。
【図18】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図19】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図20】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図21】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図22】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図23】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【図24】 従来の半導体装置の製造方法の一工程を示
す断面図である。
【符号の説明】
33 半導体基板、34 コレクタ埋め込み層、36
第1の半導体層としてのエピタキシャル層、37 絶縁
膜としてのフィールド酸化膜、38 第1の半導体領
域、39 第2の半導体領域、40 第2の半導体層と
してのウェル拡散層、41,41a 凹部、42 コレ
クタ引き出し拡散層、43 絶縁膜サイドウォールとし
ての酸化膜サイドウォール、44 MOS型トランジス
タ、45 ゲート絶縁膜としてのゲート酸化膜、46a
半導体膜としてのポリシリコン膜、46b 第2の半
導体膜としてのポリシリコン膜、48 ゲート電極、5
1 バイポーラ型トランジスタ、52a 真性ベース領
域、54 ベース引き出し電極、54a 第1の半導体
膜としてのポリシリコン膜、55 開口部、56 エミ
ッタ引き出し電極、57 絶縁膜サイドウォールとして
の酸化膜サイドウォール、62 電極配線層、63 絶
縁膜としての窒化膜、65 埋め込み拡散層、66 第
2の凹部、67 絶縁膜サイドウォールとしての酸化膜
サイドウォール、68 コレクタ引き出し電極。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOS型トランジスタとバイポーラ型ト
    ランジスタとが同一半導体基板上に混在する半導体装置
    において、上記バイポーラ型トランジスタ形成領域の上
    記半導体基板表面に凹部を設け、該凹部下層に、上記M
    OS型トランジスタのゲート電極を構成する膜を拡散源
    とするコレクタ引き出し拡散層を形成したことを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】 バイポーラ型トランジスタを半導体基板
    に設けられたコレクタ埋め込み層上の半導体層に形成
    し、コレクタ引き出し拡散層を上記コレクタ埋め込み層
    に接続形成したことを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板表面に形成された凹部の底部
    からコレクタ引き出し拡散層内にさらに第2の凹部を設
    け、該第2の凹部内に上記コレクタ引き出し拡散層と接
    続するコレクタ引き出し電極を形成し、該コレクタ引き
    出し電極上層に電極配線層を接続形成したことを特徴と
    する請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 MOS型トランジスタとバイポーラ型ト
    ランジスタとが同一半導体基板上に混在する半導体装置
    において、上記バイポーラ型トランジスタを上記半導体
    基板に設けられたコレクタ埋め込み層上の半導体層に形
    成し、該半導体層表面に上記コレクタ埋め込み層に達す
    る凹部を設け、該凹部下層に、上記MOS型トランジス
    タのゲート電極を構成する膜を拡散源とする埋め込み拡
    散層を形成したことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上の第1の半導体層にバイポ
    ーラ型トランジスタを、第2の半導体層にMOS型トラ
    ンジスタをそれぞれ形成する半導体装置の製造方法にお
    いて、上記第1の半導体層表面に絶縁膜を形成して、表
    面が分離された第1の半導体領域と第2の半導体領域と
    を形成する第1の工程と、上記半導体基板上の全面に第
    1の半導体膜を形成し、この第1の半導体膜をパターニ
    ングして上記第2の半導体領域にベース引き出し電極を
    形成すると共に、上記第1の半導体領域の上記半導体基
    板表面に凹部を形成する第2の工程と、該凹部を覆って
    全面に第2の半導体膜を形成し、この第2の半導体膜を
    拡散源として上記凹部下層にコレクタ引き出し拡散層を
    形成する第3の工程と、その後、上記第2の半導体膜を
    パターニングして上記第2の半導体層上にゲート電極を
    形成する第4の工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上の第1の半導体層にバイポ
    ーラ型トランジスタを、第2の半導体層にMOS型トラ
    ンジスタをそれぞれ形成する半導体装置の製造方法にお
    いて、上記第1の半導体層表面に絶縁膜を形成して、表
    面が分離された第1の半導体領域と第2の半導体領域と
    を形成する第1の工程と、上記半導体基板上の全面に第
    1の半導体膜を形成し、この第1の半導体膜をパターニ
    ングして上記第2の半導体領域にベース引き出し電極を
    形成すると共に、上記第1の半導体領域の上記半導体基
    板表面に凹部を、予め上記第1の半導体層下層に設けら
    れたコレクタ埋め込み層に到達する深さに形成する第2
    の工程と、該凹部を覆って全面に第2の半導体膜を形成
    し、この第2の半導体膜を拡散源として上記凹部下層に
    埋め込み拡散層を形成する第3の工程と、その後、上記
    第2の半導体膜をパターニングして上記第2の半導体層
    上にゲート電極を形成する第4の工程とを有することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 凹部内に絶縁膜サイドウォールを介して
    電極配線層を形成し、下層のコレクタ引き出し拡散層あ
    るいはコレクタ埋め込み層に接続させたことを特徴とす
    る請求項5または6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 第4の工程の後、ベース引き出し電極に
    真性ベース領域を拡散形成するための開口部を形成する
    と共に、凹部の底部からコレクタ引き出し拡散層内にさ
    らに第2の凹部を形成する第5の工程と、次に上記真性
    ベース領域形成後、上記開口部内および上記第2の凹部
    内に絶縁膜サイドウォールを介して第3の半導体膜を形
    成し、該第3の半導体膜をパターニングして、上記開口
    部内にエミッタ引き出し電極を、上記第2の凹部内にコ
    レクタ引き出し電極を形成する第6の工程と、その後上
    記ベース引き出し電極、上記エミッタ引き出し電極、お
    よび上記コレクタ引き出し電極にそれぞれ接続する電極
    配線層を形成する第7の工程とを有することを特徴とす
    る請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1の工程終了後、第2の半導体層表面
    を覆うように、絶縁膜/半導体膜/ゲート絶縁膜から成
    る積層パターンを形成すると共に、第1の半導体層表面
    を露出し、その後第2の工程終了後、上記積層パターン
    の絶縁膜を除去して下地の上記半導体膜を露出し、続い
    て第3の工程を施した後、第4の工程において、第2の
    半導体膜/上記半導体膜とから成るゲート電極を形成す
    ることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の半
    導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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