JPH11204035A - 平板型蛍光ランプ用ガラス容器及びその製造方法 - Google Patents

平板型蛍光ランプ用ガラス容器及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11204035A
JPH11204035A JP534598A JP534598A JPH11204035A JP H11204035 A JPH11204035 A JP H11204035A JP 534598 A JP534598 A JP 534598A JP 534598 A JP534598 A JP 534598A JP H11204035 A JPH11204035 A JP H11204035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
mold
sheet
fluorescent lamp
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP534598A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Hayashida
伸宏 林田
Katsuyoshi Goto
勝良 後藤
Tadao Uetsuki
唯夫 植月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP534598A priority Critical patent/JPH11204035A/ja
Publication of JPH11204035A publication Critical patent/JPH11204035A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/035Re-forming glass sheets by bending using a gas cushion or by changing gas pressure, e.g. by applying vacuum or blowing for supporting the glass while bending
    • C03B23/0352Re-forming glass sheets by bending using a gas cushion or by changing gas pressure, e.g. by applying vacuum or blowing for supporting the glass while bending by suction or blowing out for providing the deformation force to bend the glass sheet
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/03Re-forming glass sheets by bending by press-bending between shaping moulds
    • C03B23/0302Re-forming glass sheets by bending by press-bending between shaping moulds between opposing full-face shaping moulds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/02Re-forming glass sheets
    • C03B23/023Re-forming glass sheets by bending
    • C03B23/03Re-forming glass sheets by bending by press-bending between shaping moulds
    • C03B23/0307Press-bending involving applying local or additional heating, cooling or insulating means

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】肉厚が薄く、平面性を有し、量産が可能な平面
型蛍光ランプ用ガラス容器及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】第1の金型10を略500℃程度に加熱し
た後、第1の金型10の上に軟化点以上に加熱された板
ガラス1’を載せる。さらに、板ガラス1’の上に略5
00℃程度に加熱された第2の金型20を載せ、第1及
び第2の金型10,20で板ガラス1’を挟み、第1及
び第2の金型10,20で加圧することにより、板ガラ
ス1’をプレス成形する。ここで、第1の金型10には
略螺旋状の凹部11が形成され、第2の金型20には凹
部11に嵌まる凸部21が形成されており、第1及び第
2の金型10,20にはそれぞれ空気抜き孔12,22
が複数設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板型蛍光ランプ
用ガラス容器及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、平板型蛍光ランプとしてはツイン
2パラレル蛍光灯と呼ばれるものがあり、例えば4本の
蛍光管を軸方向と略直交する方向に並設したような形状
を有するものがあった。この蛍光ランプの電極部は軸方
向の一端側にあり、口金には従来のコンパクトランプの
ものが使用されていたので、口金部分の大きさが大きか
った。したがって、この蛍光ランプを用いる照明器具で
は蛍光ランプの口金部分を覆う必要があるので、発光部
分に対して照明器具の大きさが大きくなるという問題が
あった。
【0003】このような問題を解決するために、例えば
特開平9−82279号に示される平板型蛍光ランプが
提案されている。図7(a)(b)に示すように、この
平板型蛍光ランプAは、渦巻き状の壁4で仕切られた放
電空間となる溝3が表面に形成されたガラス容器1と、
ガラス容器1の溝3を封止する略円板状のガラスプレー
ト8とから構成される。溝3の両端部には電子放出用の
電極5が設けられ、この電極5は導入線9を介して外部
回路(図示せず)に電気的に接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した平板型蛍光ラ
ンプに用いるガラス容器1には平面性や肉厚が薄いこと
が要求されるが、ガラス容器1を例えば溶解した球状の
ガラスを一対の金型で挟んで加圧するプレス成形により
形成する場合、肉厚が薄く、渦巻き状の環壁をもつよう
な複雑な形状にガラス容器1を成形するのは困難であっ
た。
【0005】また、例えば特開平4−275930号公
報には真空成形により板ガラスを所望の形状に成形する
方法が開示されているが、この方法では、図8に示すよ
うに、電気炉35に金型36を設置し、金型36の型面
36a上に板ガラス1’を載せて電気炉35内の温度を
上昇させ、板ガラス1’の温度が軟化温度に達したとき
に、ロータリーポンプ37により金型36に設けた貫通
孔38を介して板ガラス1’を金型35の型面36aに
吸引し、板ガラス1’を型面36aの形状に成形した
後、電気炉35内の温度を所定の温度まで低下させて徐
冷している。このように真空成形によりガラス容器1を
成形する場合、板ガラス1’の加熱、真空成形、徐冷の
全ての工程が1つの電気炉35内で行われており、しか
も徐冷には数十分から数時間の長い時間がかかるため、
この方法でガラス容器1を量産するためには多くの設備
が必要になり、ガラス容器1の量産には適さないという
問題があった。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、平面性を有し、肉厚
が薄く、且つ、量産可能な平板型蛍光ランプ用ガラス容
器とその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、板ガラスとの接触面に凹部が
形成された第1の金型の上に軟化点以上に加熱された板
ガラスを載せ、板ガラスとの接触面に前記凹部に嵌まり
込む凸部が形成された第2の金型を板ガラスの上から押
し当て、第1及び第2の金型に圧力を加えて板ガラスを
成形した直後に、板ガラスに電極を取り付けるための取
付孔を設け、その後この板ガラスを炉内に入れて徐冷し
ているので、球状のガラスをプレス成形した場合に比べ
て、肉厚が薄く、平面性を有するガラス容器を形成する
ことができ、しかも全ての工程を一つの炉内で行ってい
ないので量産にも対応することができる。
【0008】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、第1の金型の凹部や、凸部以外の第2の金型の部
位に空気抜き孔を複数設けているので、板ガラスと第1
及び第2の金型との間の空気を空気抜き孔から逃がすこ
とができ、板ガラスと第1及び第2の金型とを密着させ
ることができる。請求項3の発明では、板ガラスとの接
触面に凹部が形成された金型の上に軟化点以上に加熱さ
れた板ガラスを載せ、この板ガラスの上に押さえ部材を
載せた後、板ガラスと凹部とで囲まれる空間を真空に引
き、板ガラスを金型の凹部に吸引して板ガラスを成形し
た直後に、板ガラスに電極を取り付けるための取付孔を
設け、この板ガラスを炉内に入れて徐冷しており、全て
の工程を一つの炉内で行っていないので量産にも十分に
対応でき、しかも板ガラスの上に押さえ部材を載せてい
るので、凹部内を真空に引く際に板ガラスの周辺部がめ
くれ上がって金型から離れ、板ガラスと金型との間にで
きた隙間から外気が入り込み、板ガラスを凹部内に吸引
できなくなるのを防ぐことができる。
【0009】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、金型に凹部と連通する吸引用の貫通孔を複数設
け、この貫通孔を介して凹部内の空気を吸引しているの
で、凹部内を真空に引いて、板ガラスを凹部に吸引する
ことができる。請求項5の発明では、請求項3の発明に
おいて、前記押さえ部材は、成形時に変形する板ガラス
の部位以外の部位に載せられているので、板ガラスの成
形を妨げることなく、凹部内を真空に引く際に板ガラス
の周辺部がめくれ上がって金型から離れ、板ガラスと金
型との間にできた隙間から外気が入り込み、板ガラスを
凹部内に吸引できなくなるのを防ぐことができる。
【0010】請求項6の発明では、請求項1乃至5の発
明において、前記取付孔は高温に加熱した金属棒を板ガ
ラスに押し当てることによって形成され、この取付孔を
形成した後に取付孔の端部に発生したバリを焼き丸めて
除去しているので、穴あけ加工時に発生するバリを容易
に除去することができる。請求項7の発明では、請求項
6の発明において、タングステンのような耐熱性を有す
る金属棒を用いているので、高温で使用しても金属棒が
破損したり変形したりすることがなく、板ガラスが冷え
る前に穴あけ加工を行うことができる。
【0011】請求項8の発明では、請求項6の発明にお
いて、先端の尖った略円柱状の金属棒を用いており、請
求項9の発明では、前記金属棒を板ガラスに押し当てる
際に、前記金属棒を回転させながら押し当てており、請
求項10の発明では、前記金属棒がガスバーナや電熱ヒ
ータで加熱されているので、穴あけ作業を容易に行うこ
とができる。
【0012】請求項11の発明では、請求項6の発明に
おいて、ガスバーナを用いて前記バリを焼き丸めている
ので、穴あけ加工時に発生するバリを容易に除去するこ
とができる。請求項12の発明では、透光性の板ガラス
からプレス成形や真空形成により形成され、表面に放電
空間となる溝を有し、前記溝の両端部に電子放出用の電
極を取り付けるための取付孔を備えているので、肉厚が
薄く、平面性を有し、量産に適したガラス容器を製造す
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態の平板型蛍光ランプ用ガラス
容器を図1乃至図5を参照して説明する。この平板型蛍
光ランプ用ガラス容器(以下、ガラス容器と略す)1は
例えばソーダ石灰ガラスから成形され、ガラス容器1の
形状は、放電空間となる溝3を有する断面略U字状の壁
4が螺旋状に形成されたような形状となっている。螺旋
状の溝3の両端部には、電子放出用の電極(図示せず)
を取り付けるための取付孔6が形成されており、この取
付孔6に電極を取り付け、ガラスプレート(図示せず)
をガラス容器1の表面に取り付け、溝3とガラスプレー
トとで囲まれる放電空間内に電極を封止することによ
り、平板型蛍光ランプが構成される。
【0014】このガラス容器1の製造方法を以下に説明
する。まず、図2に示すように、板ガラス1’との接触
面に略螺旋状の凹部11が設けられたステンレス製の第
1の金型10を500℃程度に加熱し、この第1の金型
の上に軟化点以上(例えば900℃程度)に加熱された
板ガラス1’を載せる。次に、板ガラス1’との接触面
に凹部11に嵌まり込む略螺旋状の凸部21が設けられ
たステンレス製の第2の金型20を500℃程度に加熱
し、この第2の金型20を板ガラス1’の上に押し当
て、図1に示すように、第1及び第2の金型10,20
で板ガラス1’を挟んで、第1及び第2の金型10,2
0に圧力を加えて、板ガラス1’を金型10,20の型
面10a,20aの形状にプレス成形する。尚、本実施
形態では第1及び第2の金型10,20を約500℃程
度に加熱しているが、第1及び第2の金型10,20の
温度を約500℃に限定する趣旨のものではなく、板ガ
ラス1’の温度以下に加熱すればよい。
【0015】そして、ガラス容器1をプレス成形した直
後で、ガラス容器1がまだ熱いうちに、図3に示すよう
に、例えばタングステンのような耐熱性を有する金属か
らなり、先端の尖った略円柱状の金属棒31ガスバーナ
32で加熱し、プレス成形によりガラス容器1に形成さ
れた溝3の両端部、すなわちガラス容器1の中心部と周
辺部にそれぞれ対応する溝3の部位に金属棒31を回転
させながら押し当てて取付孔6,6をあけている。この
ように、先端の尖った略円柱状の金属棒31を用い、穴
あけ加工の際、金属棒31を加熱したり、回転させたり
しているので、穴あけ加工を容易に行うことができる。
また、金属棒31に耐熱性を有する金属を用いているの
で、高温で使用しても変形したり破損したりすることが
なく、板ガラス1が冷える前に穴あけ加工を行うことが
でき、穴あけ作業を容易に行える。尚、図4に示すよう
に、金属棒31を電熱ヒータ33を用いて加熱するよう
にしても良い。また、本実施形態では溝3の両端部に取
付孔6を設けているが、取付孔6を設ける部位を溝3の
両端部に限定する趣旨のものではなく、両端部以外の溝
3の部位に取付孔6を設けても良いことは言うまでもな
い。
【0016】ところで、穴あけ加工を行う際に取付孔6
の端部にバリ7が発生するが、図5に示すように、取付
孔6にガスバーナの炎をあてて、バリ7を焼き丸めるこ
とによって、穴あけ加工時のバリ7を容易に除去するこ
とができる。その後、プレス成形時にガラス容器1に発
生した歪を除去するために、520℃程度の温度に設定
された徐冷炉の内部にガラス容器1を入れて徐冷する。
なお、ガラス容器1の徐冷には数十分から数時間の長い
時間が必要であるが、本発明では全ての工程を1つの炉
内で行っていないので、容量の大きな徐冷炉を使用すれ
ば、短時間で大量のガラス容器1を製造することができ
る。
【0017】尚、第1の金型10に形成された凹部11
の両端部11aの深さは、凹部11の他の部位に比べて
浅くなっているので、プレス成形によりガラス容器1に
形成された溝3の両端部3aも底が浅くなっており、こ
の両端部3aに電子放出用の電極が取り付けられる。ま
た、第1の金型10の凹部11の底には螺旋状の凹部1
1に沿って直径1mm程度の空気抜き孔12が複数設け
られており、第2の金型20の隣接する凸部21の間の
部位には、金型10と同様に直径1mm程度の空気抜き
孔22が複数設けられているので、板ガラス1’をプレ
ス加工する際に、第1及び第2の金型10,20と板ガ
ラス1’との間に溜まった空気を空気抜き孔12,22
から逃がすことができ、第1及び第2の金型10,20
と板ガラス1’とを密着させて、ガラス容器1を所望の
形状に形成することができる。
【0018】(実施形態2)本実施形態の平板型蛍光ラ
ンプ用ガラス容器の製造方法を図6を参照して説明す
る。尚、ガラス容器1の構造は実施形態1と同様である
ので、その説明は省略する。ステンレス製の金型10
は、板ガラス1’との接触面に螺旋状の凹部11が形成
されており、凹部11の底には金型10を貫通する直径
1mm程度の吸引用の貫通孔12’が複数設けられてい
る。ここで、金型10の背面はカバー34で覆われてお
り、カバー34は配管35及びバルブ36を介してロー
タリーポンプ37に連結されている。
【0019】以下にガラス容器1の製造方法を説明す
る。まず、金型10の上に軟化点以上の温度(略900
℃程度)に加熱された板ガラス1’を載せ、略500℃
程度に加熱された略環状のステンレスからなる押さえ部
材41を板ガラス1’の外周部に載せる。その後、ロー
タリーポンプ37によりバルブ40及び配管39を介し
てカバー34内の空気を吸引し、貫通孔12’を介して
凹部11内を真空に引くことにより、板ガラス1’を金
型10の型面10aの形状に真空成形する。尚、真空成
形によりガラス容器1を成形する工程以外の工程は実施
形態1の製造方法と同様であるので、その説明は省略す
る。
【0020】ところで押さえ部材37は、真空成形時に
変形する板ガラス1’の部位以外の部位、すなわち板ガ
ラス1’の外周部に載せられており、ロータリポンプ3
7により凹部11内を真空に引く際に、板ガラス1’の
外周部がめくれ上がって金型10から離れ、板ガラス
1’と金型10との間にできた隙間から外気が流入し
て、板ガラス1’を凹部11に吸引できなくなるのを防
止している。
【0021】上述の各実施形態では、ガラス容器1に放
電空間となる略螺旋状の溝3を設けているが、溝3の形
状を螺旋形状に限定する趣旨のものではなく、螺旋形状
以外の形状に溝3を形成しても良いことは勿論のことで
ある。
【0022】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、板ガ
ラスとの接触面に凹部が形成された第1の金型の上に軟
化点以上に加熱された板ガラスを載せ、板ガラスとの接
触面に前記凹部に嵌まり込む凸部が形成された第2の金
型を板ガラスの上から押し当て、第1及び第2の金型に
圧力を加えて板ガラスを成形した直後に、板ガラスに電
極を取り付けるための取付孔を設け、その後この板ガラ
スを炉内に入れて徐冷しているので、球状のガラスをプ
レス成形した場合に比べて、肉厚が薄く、平面性を有す
るガラス容器を形成することができるという効果があ
り、しかも全ての工程を一つの炉内で行っていないので
量産にも対応できるという効果がある。
【0023】請求項2の発明は、第1の金型の凹部や、
凸部以外の第2の金型の部位に空気抜き孔を複数設けて
いるので、板ガラスと第1及び第2の金型との間の空気
を空気抜き孔から逃がすことができ、板ガラスと第1及
び第2の金型とを密着させることができるという効果が
ある。請求項3の発明は、板ガラスとの接触面に凹部が
形成された金型の上に軟化点以上に加熱された板ガラス
を載せ、この板ガラスの上に押さえ部材を載せた後、板
ガラスと凹部とで囲まれる空間を真空に引き、板ガラス
を金型の凹部に吸引して板ガラスを成形した直後に、板
ガラスに電極を取り付けるための取付孔を設け、この板
ガラスを炉内に入れて徐冷しており、全ての工程を一つ
の炉内で行っていないので量産にも十分に対応できると
いう効果があり、しかも板ガラスの上に押さえ部材を載
せているので、凹部内を真空に引く際に板ガラスの周辺
部がめくれ上がって金型から離れ、板ガラスと金型との
間にできた隙間から外気が入り込み、板ガラスを凹部内
に吸引できなくなるのを防ぐことができるという効果が
ある。
【0024】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、金型に凹部と連通する吸引用の貫通孔を複数設け、
この貫通孔を介して凹部内の空気を吸引しているので、
凹部内を真空に引いて、板ガラスを凹部に吸引できると
いう効果がある。請求項5の発明は、前記押さえ部材
は、成形時に変形する板ガラスの部位以外の部位に載せ
られているので、板ガラスの成形を妨げることなく、凹
部内を真空に引く際に板ガラスの周辺部がめくれ上がっ
て金型から離れ、板ガラスと金型との間にできた隙間か
ら外気が入り込み、板ガラスを凹部内に吸引できなくな
るのを防ぐことができるという効果がある。
【0025】請求項6の発明は、前記取付孔は高温に加
熱した金属棒を板ガラスに押し当てることによって形成
され、この取付孔を形成した後に取付孔の端部に発生し
たバリを焼き丸めて除去しているので、穴あけ加工時に
発生するバリを容易に除去できるという効果がある。請
求項7の発明は、タングステンのような耐熱性を有する
金属棒を用いているので、高温で使用しても金属棒が破
損したり変形したりすることがなく、板ガラスが冷える
前に穴あけ加工を行うことができ、穴あけ作業を容易に
行えるという効果がある。
【0026】請求項8の発明は、先端の尖った略円柱状
の金属棒を用いており、請求項9の発明は、前記金属棒
を板ガラスに押し当てる際に、前記金属棒を回転させな
がら押し当てており、請求項10の発明は、前記金属棒
がガスバーナや電熱ヒータで加熱されているので、穴あ
け作業を容易に行うことができるという効果がある。請
求項11の発明は、ガスバーナを用いて前記バリを焼き
丸めているので、穴あけ加工時に発生するバリを容易に
除去できるという効果がある。
【0027】請求項12の発明は、透光性の板ガラスか
らプレス成形や真空形成により形成され、表面に放電空
間となる溝を有し、前記溝の両端部に電子放出用の電極
を取り付けるための取付孔を備えているので、肉厚が薄
く、平面性を有し、量産に適したガラス容器を製造する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の平板型蛍光ランプ用ガラス容器の
製造方法を示す断面図である。
【図2】同上の別の工程を示す断面図である。
【図3】同上の電極取付孔の加工方法を示す説明図であ
る。
【図4】同上の電極取付孔の別の加工方法を示す説明図
である。
【図5】同上の電極取付孔のバリの除去方法を示す説明
図である。
【図6】実施形態2の平板型蛍光ランプ用ガラス容器の
製造方法を示す説明図である。
【図7】従来の平板型蛍光ランプ用ガラス容器を示し、
(a)はガラスプレートを外した状態の斜視図であり、
(b)は断面図である。
【図8】同上の製造方法を説明する説明図である。
【符号の説明】
1’ 板ガラス 10 第1の金型 11 凹部 12 空気抜き孔 20 第2の金型 21 凸部 22 空気抜き孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 103:04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板ガラスとの接触面に凹部が形成された第
    1の金型の上に軟化点以上に加熱された板ガラスを載
    せ、板ガラスとの接触面に前記凹部に嵌まり込む凸部が
    形成された第2の金型を板ガラスの上から押し当て、第
    1及び第2の金型に圧力を加えて板ガラスを成形した直
    後に、板ガラスに電極を取り付けるための取付孔を設
    け、その後この板ガラスを炉内に入れて徐冷することを
    特徴とする平板型蛍光ランプ用ガラス容器の製造方法。
  2. 【請求項2】第1の金型の凹部や、凸部以外の第2の金
    型の部位に空気抜き孔を複数設けたことを特徴とする請
    求項1記載の平板型蛍光ランプ用ガラス容器の製造方
    法。
  3. 【請求項3】板ガラスとの接触面に凹部が形成された金
    型の上に軟化点以上に加熱された板ガラスを載せ、この
    板ガラスの上に押さえ部材を載せた後、板ガラスと凹部
    とで囲まれる空間を真空に引き、板ガラスを金型の凹部
    に吸引して板ガラスを成形した直後に、板ガラスに電極
    を取り付けるための取付孔を設け、この板ガラスを炉内
    に入れて徐冷することを特徴とする平板型蛍光ランプ用
    ガラス容器の製造方法。
  4. 【請求項4】金型に凹部と連通する吸引用の貫通孔を複
    数設け、この貫通孔を介して凹部内の空気を吸引するこ
    とを特徴とする請求項3記載の平板型蛍光ランプ用ガラ
    ス容器の製造方法。
  5. 【請求項5】前記押さえ部材は、成形時に変形する板ガ
    ラスの部位以外の部位に載せられたことを特徴とする請
    求項3記載の平板型蛍光ランプ用ガラス容器の製造方
    法。
  6. 【請求項6】前記取付孔は高温に加熱した金属棒を板ガ
    ラスに押し当てることによって形成され、この取付孔を
    形成した後に取付孔の端部に発生したバリを焼き丸めて
    除去することを特徴とする請求項1乃至5記載の平板型
    蛍光ランプ用ガラス容器の製造方法。
  7. 【請求項7】タングステンのような耐熱性を有する金属
    棒を用いることを特徴とする請求項6記載の平板型蛍光
    ランプ用ガラス容器の製造方法。
  8. 【請求項8】先端の尖った略円柱状の金属棒を用いるこ
    とを特徴とする請求項6記載の平板型蛍光ランプ用ガラ
    ス容器の製造方法。
  9. 【請求項9】前記金属棒を板ガラスに押し当てる際に、
    前記金属棒を回転させながら押し当てることを特徴とす
    る請求項6記載の平板型蛍光ランプ用ガラス容器の製造
    方法。
  10. 【請求項10】前記金属棒がガスバーナや電熱ヒータで
    加熱されたことを特徴とする請求項6記載の平板型蛍光
    ランプ用ガラス容器の製造方法。
  11. 【請求項11】ガスバーナを用いて前記バリを焼き丸め
    たことを特徴とする請求項6記載の平板型蛍光ランプ用
    ガラス容器の製造方法。
  12. 【請求項12】透光性の板ガラスからプレス成形や真空
    形成により形成され、表面に放電空間となる溝を有し、
    前記溝の両端部に電子放出用の電極を取り付けるための
    取付孔を備えて成ることを特徴とする平板型蛍光ランプ
    用ガラス容器。
JP534598A 1998-01-14 1998-01-14 平板型蛍光ランプ用ガラス容器及びその製造方法 Withdrawn JPH11204035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP534598A JPH11204035A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 平板型蛍光ランプ用ガラス容器及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP534598A JPH11204035A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 平板型蛍光ランプ用ガラス容器及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11204035A true JPH11204035A (ja) 1999-07-30

Family

ID=11608632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP534598A Withdrawn JPH11204035A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 平板型蛍光ランプ用ガラス容器及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11204035A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100600398B1 (ko) * 2004-09-21 2006-07-19 미래산업 주식회사 유리성형 장치
JP2012076997A (ja) * 2012-01-24 2012-04-19 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス物品
KR101248111B1 (ko) * 2010-02-05 2013-03-28 (주)에스알지텍 전자제품 윈도우 패널용 입체 강화 유리 제조장치 및 제조방법
JP2015534933A (ja) * 2012-10-12 2015-12-07 コーニング インコーポレイテッド ガラスの楕円形および球形のシェル型ミラーブランクの成形方法
CN105936109A (zh) * 2016-06-30 2016-09-14 浙江万豪模塑有限公司 注塑模具燃气式加热机构
EP3214051A4 (en) * 2014-10-30 2018-01-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus for molding glass and method for molding
CN108439772A (zh) * 2018-04-10 2018-08-24 东海县太阳光新能源有限公司 一种石英玻璃制品的真空脱羟炉

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100600398B1 (ko) * 2004-09-21 2006-07-19 미래산업 주식회사 유리성형 장치
KR101248111B1 (ko) * 2010-02-05 2013-03-28 (주)에스알지텍 전자제품 윈도우 패널용 입체 강화 유리 제조장치 및 제조방법
JP2012076997A (ja) * 2012-01-24 2012-04-19 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラス物品
JP2015534933A (ja) * 2012-10-12 2015-12-07 コーニング インコーポレイテッド ガラスの楕円形および球形のシェル型ミラーブランクの成形方法
EP3214051A4 (en) * 2014-10-30 2018-01-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus for molding glass and method for molding
US10427966B2 (en) 2014-10-30 2019-10-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Glass forming apparatus and method
CN105936109A (zh) * 2016-06-30 2016-09-14 浙江万豪模塑有限公司 注塑模具燃气式加热机构
CN108439772A (zh) * 2018-04-10 2018-08-24 东海县太阳光新能源有限公司 一种石英玻璃制品的真空脱羟炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4944162B2 (ja) 真空素子の密封方法
JPH11204035A (ja) 平板型蛍光ランプ用ガラス容器及びその製造方法
EP2211363B1 (en) Manufacturing method of airtight container and image displaying apparatus
JPS6250415B2 (ja)
US8033886B2 (en) Manufacturing method of airtight container and image displaying apparatus
KR900004337B1 (ko) 온간(溫間) 마스크 성형장치
US2195483A (en) Stem machine
JP6677530B2 (ja) ガラス成形型および曲面ガラスの製造方法
US4441050A (en) Single-ended low pressure discharge lamp and method of manufacture
CN112169528B (zh) 一种内加热式吸气剂片及其制备方法
JP3726717B2 (ja) ガス吸着素子および赤外線センサ
US3240861A (en) Panel lamp seal
KR100352918B1 (ko) 램프와 램프의 제조방법
US2334784A (en) Method for manufacturing unitary stem and plug-in bases for electron tubes and the like
JP2002334649A (ja) カソード構体、カソード構体の製造方法およびカラーブラウン管
US3252781A (en) Apparatus for panel lamp manufacture
JP3032799B2 (ja) 希ガス放電灯及びその製造方法
KR100434194B1 (ko) 방전램프용 발광체
JP4095371B2 (ja) 蛍光ランプの製造方法および蛍光ランプ
JP4565144B2 (ja) 冷陰極放電ランプ用カップ型放電電極の製造方法及びその製造方法により作成した冷陰極放電ランプ用カップ型放電電極
JP2008247648A (ja) 光学素子の成形用金型及び成形装置
JP2009155175A (ja) 加熱治具
JPH0935689A (ja) 冷陰極蛍光ランプ及びその製造方法
JP2002234747A (ja) 半球ドーム状石英ガラス製品の製造方法と製造装置
CN116161877A (zh) 一种真空玻璃生产工艺

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405