JPH11203437A - 非接触形のデータキャリア装置 - Google Patents

非接触形のデータキャリア装置

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JPH11203437A
JPH11203437A JP10006968A JP696898A JPH11203437A JP H11203437 A JPH11203437 A JP H11203437A JP 10006968 A JP10006968 A JP 10006968A JP 696898 A JP696898 A JP 696898A JP H11203437 A JPH11203437 A JP H11203437A
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JP
Japan
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antenna
data carrier
carrier device
storage unit
contact type
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10006968A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Miyauchi
貴紀 宮内
Midori Kobayashi
みどり 子林
Kenichiro Hanamura
賢一郎 花村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
Priority to JP10006968A priority Critical patent/JPH11203437A/ja
Publication of JPH11203437A publication Critical patent/JPH11203437A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の非接触形のデータキャリア装置を物品
の所定部位に取り付けるだけで、読み取り・書き込み装
置3との間での交信不能方向を大幅に減少させることが
でき、コストおよび作業効率の点においても優れる非接
触形のデータキャリア装置の提供。 【解決手段】 所定の情報を記憶する記憶部と、この記
憶部に接続されたアンテナとからなり、読み取り・書き
込み装置との間で交信を行うことにより前記記憶部に記
憶された前記所定の情報を読み取りまたは前記記憶部に
所定の情報を書き込む非接触形のデータキャリア装置に
おいて、前記アンテナの一部または全部を螺旋状に巻線
し、前記アンテナの両端を前記記憶部に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の情報が書き
込まれた記憶部を有し、アンテナを介して読み取り・書
き込み装置との間で交信を行うことにより前記記憶部か
ら所定の情報の読み出しや書き込みができる非接触形の
データキャリア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の情報が書き込まれた記憶部(デー
タキャリア)を有し、この記憶部に接続されたアンテナ
を介して、読み取り・書き込み装置との間で交信を行う
ことにより前記記憶部から所定の情報を読み出したり、
前記記憶部に所定の情報を書き込んだりすることができ
る非接触形のデータキャリア装置が知られている。この
ような非接触形のデータキャリア装置は、従来から多用
されているバーコードよりも大量の情報を記憶部に記憶
させることができるので、流通業界等において近年注目
されているシステムの一つである。
【0003】図3は、上記した従来の非接触形のデータ
キャリア装置の一例にかかり、その構成の説明図であ
る。
【0004】記憶部2は、データの読み出しや書き込み
を行う周辺回路が形成された回路基板6上に配置されて
いる。この記憶部2には、ICチップ等の集積回路が主
に用いられている。
【0005】回路基板6には、環状のループアンテナ
4′が取り付けられていて、読み取り・書き込み装置3
との間で交信を行うことにより、記憶部2から所定の情
報を読み出し、または、記憶部2に所定の情報を書き込
む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の非接触形のデータキャリア装置においては、ル
ープアンテナ4′の性質上、ループアンテナ4′の受信
面に直交する面内に読み取り・書き込み装置3のアンテ
ナ3aを配置すると、読み取り・書き込み装置3のアン
テナ3aから発生する磁束がループアンテナ4′に鎖交
せず、読み取りや書き込みができなくなるという問題が
ある。例えば、図4に示すような箱型の物品7の一面に
非接触形のデータキャリア装置を設けた場合において
は、前記一面に直交する物品7の側面側(図4において
矢印X,X′で示す側)に読み取り・書き込み装置3の
アンテナ3aを配置すると、非接触形のデータキャリア
装置との間で交信を行うことができない。また、背面側
(図4において矢印Y′で示す側)に読み取り・書き込
み装置3のアンテナ3aを配置すると、非接触形のデー
タキャリア装置のアンテナ4との距離が遠くなって、や
はり交信することができない。
【0007】このように、読み取り・書き込み装置3の
アンテナ3aが発する磁束が、記憶部2に接続されたル
ープアンテナ4に鎖交しない方向(以下、交信不能方向
という)を少なくするためには、読み取り・書き込み装
置3のアンテナ3aの配置に対して交信不能となる物品
7の各面にデータキャリア装置を設ければよいが、同一
の情報を書き込んだ記憶部2を有するデータキャリア装
置が多数必要となってコストが高くなるだけでなく、作
業効率を大幅に低下させるという問題がある。本発明は
上記の問題点にかんがみてなされたものであり、単一の
非接触形のデータキャリア装置を物品の所定部位に取り
付けるだけで、読み取り・書き込み装置3との間での交
信不能方向を大幅に減少させることができ、コストおよ
び作業効率の点においても優れる非接触形のデータキャ
リア装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の非接触形のデータキャリア装置は以下のよう
に構成した。
【0009】請求項1に記載の非接触形のデータキャリ
ア装置は、所定の情報を記憶する記憶部と、この記憶部
に接続されたアンテナとからなり、読み取り・書き込み
装置との間で交信を行うことにより前記記憶部に記憶さ
れた前記所定の情報を読み取りまたは前記記憶部に所定
の情報を書き込む非接触形のデータキャリア装置におい
て、前記アンテナの一部または全部を螺旋状に巻線し、
前記アンテナの両端を前記記憶部に接続したことを特徴
とする非接触形のデータキャリア装置として構成した。
【0010】アンテナの一部または全部を螺旋状に巻線
することにより、読み取り・書き込み装置のアンテナが
非接触形のデータキャリア装置のアンテナに対して側方
位置にあっても、つまり、図4においてX,X′方向お
よびY方向に配置されていても、読み取り・書き込み装
置のアンテナが発生する磁束が記憶部に接続されたアン
テナの螺旋状の巻線の間を通過するので、交信が可能に
なる。また、螺旋状に巻線したアンテナは巻線方向に対
して伸縮自在であるので、物品の大きさや形状が変わっ
ても対応することができ、作業効率を低下させることが
ない。
【0011】請求項2に記載の非接触形のデータキャリ
ア装置は、前記アンテナの両端をマッチングコイルを介
して前記記憶部に接続したことを特徴とする請求項1記
載の非接触形のデータキャリア装置として構成した。
【0012】この構成により、読み取り・書き込み装置
と非接触形のデータキャリア装置のアンテナとが互いに
正対している場合、つまり、図4においてZ方向にデー
タキャリア装置のアンテナが配置されていても、マッチ
ングコイルのコイル径を種々に変更することによりアン
テナの指向性を変更することができるので、相互に交信
が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の非接触形のデータ
キャリア装置の好適な実施形態を、図面にしたがって詳
細に説明する。
【0014】図1は本発明の非接触形のデータキャリア
装置の構成の説明図で、(a) は非接触形のデータキャリ
ア装置の全体構成図、(b) はアンテナの部分拡大図であ
る。この発明の非接触形のデータキャリア装置1は、所
定の情報を記憶するICチップ等の集積回路からなる記
憶部2と、この記憶部2に接続されたアンテナ4とから
概略構成される。
【0015】アンテナ4は、図1(b) で示すように、導
体からなる細線を螺旋状に巻線したものである。このよ
うに形成したアンテナ4は、巻線方向(図1(b) におい
て矢印で示す方向)に伸縮が自在である。
【0016】アンテナ4は、その両端がマッチングコイ
ル5を介して記憶部2が取り付けられた回路基板6に接
続されていて、全体としてループ状を形成している。な
お、回路基板6には、読み取り・書き込み装置3との間
の交信によって記憶部2に書き込まれた情報の読み取り
または記憶部2に所定の情報の書き込むための回路が形
成されている。
【0017】前記したようにこの実施形態においてアン
テナ4と記憶部2との間には、マッチングコイル5が設
けられている。マッチングコイル5は、その径を種々に
変更することによってアンテナ4の指向性を変更するこ
とができるもので、所定径のマッチングコイル5を設け
ることにより、ループ状に形成されたデータキャリア装
置のアンテナ4の開口面に対して読み取り・書き込み装
置3のアンテナ3aの開口面が正対している場合でも、
データキャリア装置と読み取り・書き込み装置3との間
で交信を行うことができる。
【0018】従って、前記正対する方向以外の方向に読
み取り・書き込み装置3のアンテナ3aを配置する場合
には、このマッチングコイル5は特に設ける必要はな
い。
【0019】次に、上記構成の本発明の非接触形のデー
タキャリア装置の作用を、図2にしたがって説明する。
【0020】図2はこの発明の非接触形のデータキャリ
ア装置の使用の一例を示す図で、(a) は角形箱状の物品
に本発明の非接触形のデータキャリア装置を取り付けた
場合を示す図、(b) は円形箱状の物品に本発明の非接触
形のデータキャリア装置を取り付けた場合を示す図であ
る。
【0021】図2(a) に示すような角形箱状の物品7に
記憶部2およびアンテナ4を取り付けるには、アンテナ
4を伸長させて物品7の周囲に巻き付ける。この場合、
アンテナ4は螺旋状の巻線によりスプリング状に形成さ
れているので、物品7の周囲長さや形状に応じて引き延
ばして容易に装着することが可能である。また、物品7
に装着した後は、アンテナ4にはばね力が作用するの
で、データキャリア装置が物品7から容易に脱落すると
いうことがない。
【0022】さらに、アンテナ4はスプリング状の性質
を有することから、その形を自在に変えることができ、
図2(b) に示すように物品の形状や大きさが変わった場
合でも、当該物品8の大きさや形状に応じて変形するの
で形状や大きさの異なる種々の物品にデータキャリア装
置を装着することができる。
【0023】読み取り・書き込み装置3との間で交信を
行う場合には、読み取り・書き込み装置3のアンテナ3
aが物品7の側面側に配置されている場合でも、読み取
り・書き込み装置3のアンテナ3aが発する磁束がアン
テナ4の螺旋状の巻線の間を通過するので、交信が可能
である。また、物品7の後方側に読み取り・書き込み装
置3のアンテナ3aが配置されている場合であっても、
物品7の後方側に回り込むアンテナ4とアンテナ3aと
の距離が近いので、交信が可能である。
【0024】さらに、アンテナ4に正対する方向に読み
取り・書き込み装置3のアンテナ3aが配置されている
場合でも、マッチングコイル5の作用によりアンテナ4
の指向性を適宜に選択することによって交信が可能とな
る。
【0025】この発明の好適な実施形態について説明し
てきたが、この発明は上記の実施形態により何ら限定さ
れるものではない。例えば、上記の実施形態では、アン
テナ4の全体を螺旋状の巻線で形成するものとして説明
したが、アンテナ4の一部を螺旋状の巻線で形成するも
のとしてもよい。このように構成することによっても、
読み取りや書き込みができなくなる交信不能方向を減少
させることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、読み取り・書き込み装
置のアンテナがいずれの位置に設けられていても、前記
アンテナから発生する磁束は螺旋状の巻線で形成された
アンテナに鎖交するので交信が可能になる。また、螺旋
状に巻線したアンテナは巻線方向に対して伸縮自在であ
るので、物品の大きさや形状が変わっても対応すること
ができ、作業効率を低下させることがない。
【0027】また、アンテナの両端をマッチングコイル
を介して前記記憶部に接続したものは、マッチングコイ
ルの径を変更することによりアンテナの指向性を変更す
ることができるので、読み取り・書き込み装置のアンテ
ナと非接触形のデータキャリア装置のアンテナとが正対
する場合でも両者の間で交信を行うことが可能になる。
このように、本発明によれば、単一の非接触形のデー
タキャリア装置を物品に取り付けるだけで読み取り・書
き込み装置との間の交信不能方向を大幅に減少させるこ
とができ、コストおよび作業性の面で優れる非接触形の
データキャリア装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触形のデータキャリア装置の構成
の説明図で、(a) は非接触形のデータキャリア装置の全
体構成図、(b) はアンテナの部分拡大図である。
【図2】この発明の非接触形のデータキャリア装置の使
用の一例を示す図で、(a) は角形箱状の物品に本発明の
非接触形のデータキャリア装置を取り付けた場合を示す
図、(b) は円形箱状の物品に本発明の非接触形のデータ
キャリア装置を取り付けた場合を示す図である。
【図3】従来の非接触形のデータキャリア装置の一例に
かかり、その構成の説明図である。
【図4】従来の非接触形のデータキャリア装置の使用の
一例を示す図で、角形箱状の物品に非接触形のデータキ
ャリア装置を取り付けた場合を示す図である。
【符号の説明】
1 非接触形のデータキャリア装置 2 記憶部 3 読み取り・書き込み装置 3a アンテナ 4 アンテナ 5 マッチングコイル 6 回路基板 7,8 物品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報を記憶する記憶部と、この記
    憶部に接続されたアンテナとからなり、読み取り・書き
    込み装置との間で交信を行うことにより前記記憶部に記
    憶された前記所定の情報を読み取りまたは前記記憶部に
    所定の情報を書き込む非接触形のデータキャリア装置に
    おいて、 前記アンテナの一部または全部を螺旋状に巻線し、前記
    アンテナの両端を前記記憶部に接続したこと、 を特徴とする非接触形のデータキャリア装置。
  2. 【請求項2】 前記アンテナの両端をマッチングコイル
    を介して前記記憶部に接続したこと、 を特徴とする請求項1記載の非接触形のデータキャリア
    装置。
JP10006968A 1998-01-16 1998-01-16 非接触形のデータキャリア装置 Withdrawn JPH11203437A (ja)

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JP10006968A JPH11203437A (ja) 1998-01-16 1998-01-16 非接触形のデータキャリア装置

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JP10006968A JPH11203437A (ja) 1998-01-16 1998-01-16 非接触形のデータキャリア装置

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JPH11203437A true JPH11203437A (ja) 1999-07-30

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JP (1) JPH11203437A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524942A (ja) * 2004-01-19 2007-08-30 ピグマリヨン 電磁波により与えられる受動送信機受信機装置
JP4667700B2 (ja) * 2000-02-11 2011-04-13 ミネラル ラッセン リミテッド ライアビリティ カンパニー 識別装置
JP4667699B2 (ja) * 2000-02-11 2011-04-13 ミネラル ラッセン リミテッド ライアビリティ カンパニー 識別装置

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Effective date: 20050405